JPH04340607A - 最適経路決定装置 - Google Patents

最適経路決定装置

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Publication number
JPH04340607A
JPH04340607A JP3141373A JP14137391A JPH04340607A JP H04340607 A JPH04340607 A JP H04340607A JP 3141373 A JP3141373 A JP 3141373A JP 14137391 A JP14137391 A JP 14137391A JP H04340607 A JPH04340607 A JP H04340607A
Authority
JP
Japan
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node
route
nodes
automatic guided
guided vehicle
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Pending
Application number
JP3141373A
Other languages
English (en)
Inventor
Takami Egawa
江川 隆己
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Shinko Electric Co Ltd
Original Assignee
Shinko Electric Co Ltd
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Publication date
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Publication of JPH04340607A publication Critical patent/JPH04340607A/ja
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、工場などの物流を担
う無人搬送システムにおいて、ワークを運ぶ無人搬送車
や移動ロボットの走行経路を簡単でかつ最適に決定でき
る最適経路決定装置に関する。
【0002】
【従来の技術】図7は従来の無人搬送システムの構成例
を示すブロック図であり、この図において、1は工場の
生産管理を行なうホストコンピュータ、2は無人搬送シ
ステム全体の管理を行なう制御局、3はワークの移載や
搬送を行なう無人搬送車41,42,・・・が走行する
搬送路である。搬送路3は、床面に誘導線を付設して形
成し、その搬送路3上に無人搬送車4同士の衝突防止や
ワークの移載などのために停止できるノード1〜12お
よび101〜107を形成する。
【0003】このような構成において、ホストコンピュ
ータ1は、生産計画や設備稼働状況に従って制御局2に
例えば、以下に示す搬送要求を出す。 [装置aでワークを2個積み、装置bで降ろせ]尚、装
置aで積み作業する場所がノード102であり、装置b
で降ろし作業する場所がノード107であるとする。
【0004】制御局2は、この搬送要求を受け取ると、
その搬送要求を装置aおよびbに対応したノードに直す
などして無人搬送システムに合致した搬送指示を作成し
、適当な無人搬送車4に割り付ける。今、制御局2は、
無人搬送車41が他の搬送要求を処理中なので、待機中
の無人搬送車42に搬送指示を割り付けたと仮定する。 このとき、制御局2から無人搬送車42には、以下に示
す2つの搬送指示が送られる。 搬送指示1:[ノード106からノード102へ行き、
ワークを2個積め] 搬送指示2:[ノード102からノード107へ行き、
ワークを2個降ろせ]
【0005】一方、無人搬送車4は、内部のメモリに搬
送路3に関する地図データを記憶している。この地図デ
ータは、ノードの位置や停止・移載・方向転換等のノー
ドで行なえる動作およびノード間の経路の長さや方向等
の無人搬送車4が搬送路3を走行するために必要なデー
タである。そして、無人搬送車4は、このような地図デ
ータを参照しながら、与えられた搬送指示を処理するた
めの走行経路を決定する。
【0006】以上説明した動作のうち走行経路の決定以
外は、無人搬送車4も移動ロボットも同様である。但し
、移動ロボットを用いた無人搬送システムにおいては、
搬送路として誘導線を付設せず、ノードだけを設定する
。しかし、どのノードからどのノードへ行けるかといっ
た情報が上述した地図データとして移動ロボット内部の
メモリに記憶されているので、結果的には、図7と同様
な搬送路3が形成されることになる。
【0007】次に、走行経路の決定方法であるが、これ
は無人搬送車4と移動ロボットとでは異なるので、以下
、それぞれの場合に分けて順次説明する。 ■無人搬送車の走行路決定方法 無人搬送車の場合は、作業者が地図データ上の分岐可能
なノード(分岐ノード)に、分岐するための情報を予め
与える。図7の例では、ノード2〜5およびノード8〜
11が分岐ノードである。分岐するための情報は、「そ
のノードに入ってきた方向と目標ノードに応じて、分岐
方向を指定」するという形で与える。
【0008】ここで、上述した搬送指示1を例にとり、
走行路決定方法を具体的に説明する。走行路決定に必要
な分岐情報は以下に示す2つである。 ノード10の分岐情報:[ノード106から入ってきて
、ノード102へ行く場合は、左(ノード4の方向)へ
行く。] ノード4の分岐情報:[ノード10から入ってきて、ノ
ード102へ行く場合は、左(ノード102の方向)へ
行く。] 従って、無人搬送車42は、ノード106から出発して
、ノード10および4を経由してノード102へ行き、
そこで積み作業をすることになる。
【0009】■移動ロボットの走行路決定方法移動ロボ
ットの場合は、現在注目しているノードと接続する各ノ
ードについて、評価値を求め、最も小さい評価値を与え
るノードを次の着目ノードにしながら、目標ノードまで
の距離およびロボットの姿勢変化などを考慮して走行路
を決定する。
【0010】ここで、上述した搬送指示1を例にとり、
走行路決定方法を具体的に説明する。 (1)まず、出発ノード106に着目する。ノード10
6の接続ノードは、ノード9と10である。ノード9は
ノード10と比べ、ノード106からも目標ノード10
2からも離れているため、ノード10の評価値より大き
くなる。従って、ノード10が次の着目ノードになる。
【0011】(2)次に、ノード10の接続ノード4と
107について、同様に評価値を求めると、目標ノード
102に近いノード4の方が良い評価値を与える。従っ
て、ノード4が次の着目ノードになる。 (3)次に、ノード4の接続ノード102と103につ
いて、同様に評価値を求めるが、目標ノードであるノー
ド102の方が良い評価になるのは明白である。以上説
明した処理により、走行路は、106→10→4→10
2と決定される。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述した従
来の最適経路決定方法においては、以下に示す欠点があ
る。 (イ)無人搬送車の場合、分岐情報の設定が大変である
。 上述したように、作業者は、各分岐ノードについて、進
入方向と目標ノードの組合せの数だけ分岐情報を設定し
なければならないため、規模の大きい無人搬送システム
になると、分岐ノード数や目標ノード数が多くなり、組
合せの数も膨大になり、非常に手間がかかり、大変であ
る。
【0013】(ロ)移動ロボットの場合、移載方向合せ
ができないことがある。 例えば、図8のノード106にいる移動ロボット5は、
ノード9の方向を向いている。この状態で、上述した搬
送指示1を処理するために、走行路として106→10
→4→102を決定したとする。この場合、106→1
0の間は後進で走行し、10→4の間は横行(図8の移
動ロボット5’)し、4→102の間は前進で走行する
。 そうすると、ノード102で停止したときは、ノード3
の方向を向いている(図8の移動ロボット5’’)。
【0014】一方、ワークの移載などを行なう装置はす
べて搬送路3の外側にあるものとする。従って、ノード
102においては、移動ロボット5’’の右側で移載(
右移載という)しなければならない。ところが、移動ロ
ボット5は左移載しかできないとすると、ノード102
では移載できないことになる。
【0015】そこで、スピンターンやスイッチバックに
よって移載方向合わせを行なう。まず、スピンターンと
は、図9に示す移動ロボット5’のように、ノード4で
停止後、その場所で180度回転する動作である。従っ
て、この後、後進でノード102まで行けば、移載方向
が合う。次に、スイッチバックについて説明する。図1
0において、今、ノード106からノード101への搬
送指示があり、走行路として106→9→3→2→10
1を決定したとする。この場合、ノード9と3との間で
は横行はできないものとする。普通に走行する場合は、
移動ロボット5はすべて前進であり、図10に示すよう
に、移動ロボット5、移動ロボット5’、移動ロボット
5’’の姿勢で順次走行するので、ノード101におい
て移載方向が合わなくなる。そこで、ノード3(移動ロ
ボット5’’’)から一旦ノード102へ前進で走行し
、その後、後進で102→3→2→101と進めば移載
方向が合う。このように姿勢反転する動作を、スイッチ
バックという。
【0016】以上説明したスピンターンとスイッチバッ
クとは、姿勢反転をするという意味において同じである
ので、以後、スピンターンやスイッチバックが可能なノ
ードを、反転可能ノードと呼ぶことにする。尚、反転可
能ノードか否かは、搬送路のスペースや移動ロボット5
の形状に依存する。従って、全てのノードが反転可能と
いうわけではない。
【0017】ここで、図8における搬送指示1の説明に
戻る。図9の例では、ノード4においてスピンターンを
行ったが、今、ノード106、10、4、102のいず
れも反転可能ノードでないとすると、図8に示すように
走行せざるを得ず、この走行路においては移載合わせが
できないことになる。以上説明したことをまとめると以
下に示すようになる。 (イ)無人搬送車の場合は、作業者が移載方向を考慮し
て分岐情報を設定するため、方向合わせができなくなる
ことはないが、■で述べたように、分岐情報の設定が大
変であるという欠点がある。 (ロ)移動ロボットの場合は、設定すべきデータ量は少
ないが、■で述べたように、移載方向合わせができない
場合があるという欠点がある。 この発明は、このような背景の下になされたもので、デ
ータ設定が少なくてすみ、しかも、移載方向合わせも可
能な走行路を決定することができる最適経路決定装置を
提供することを目的とする。
【0018】
【課題を解決するための手段】この発明は、搬送路を記
述した地図データのノードの集合と、隣接する2つの走
行可能なノード間であるアークの集合と、ノード間の距
離等のコスト計算の指標に基づいて前記各アークについ
て計算されたコストの集合とからなるグラフを生成する
グラフ生成器と、搬送指示から出発ノードと目標ノード
および目標ノードにおける移載方向を求め、これと前記
グラフ生成器において求められたグラフ、前記地図デー
タのノードの配置と属性およびアークの属性などのデー
タに基づいて最適経路を生成する最適経路生成器とを具
備することを特徴としている。
【0019】
【作用】上記構成によれば、まず、グラフ生成器は、ノ
ードの集合と、アークの集合と、コストの集合とからな
るグラフを生成する。次に、最適経路生成器は、搬送指
示から出発ノードと目標ノードおよび目標ノードにおけ
る移載方向を求めた後、この移載方向とグラフ生成器に
おいて求められたグラフ、地図データのノードの配置と
属性およびアークの属性などのデータに基づいて最適経
路を生成する。
【0020】
【実施例】以下、図面を参照して、この発明の一実施例
について説明する。図1はこの発明の一実施例による最
適経路決定装置を適用した無人搬送システムの無人搬送
車4の構成を示すブロック図である。尚、無人搬送シス
テムの他の構成は図7と同様であるので、その説明を省
略する。また、以下説明する一実施例においては、無人
搬送車4も移動ロボット5も動作は同様であるので、無
人搬送車4についてのみ説明する。
【0021】図1において、6はノード座標やノードの
接続関係等の地図データが記憶された地図データメモリ
、7は無人搬送車4の速度や移載方向、姿勢等の無人搬
送車データが記憶された無人搬送車データメモリである
。また、8はグラフ生成器であり、地図データメモリ6
に記憶された地図データのノード座標やノードの接続関
係および無人搬送車データメモリ7に記憶された無人搬
送車の速度などの無人搬送車データを参照して以下に示
すグラフGを作成する。 G=(N,A,C)・・・■ ここで、N={n1,n2,…,nm}は、地図データ
メモリ6に記憶された地図データに基づいて全てのノー
ドを1から順に番号付けしたノードの集合であり、mは
ノード数である。A={a1,a2,…,an}は、任
意の隣接する2つのノードni,njをそれぞれ始点ノ
ードと終点ノードとし、かつ、その2つのノードni,
nj間が走行可能な場合のその2つのノードni,nj
を接続したアークak=(ni,nj)を全て1から順
に番号付けしたアークの集合であり、nはアーク数であ
る。Cは、ノード間の距離等のコスト計算の指標に基づ
いて各アークak=(ni,nj)について計算したコ
ストの集合である。
【0022】さらに、9は最適経路生成器であり、制御
局2から与えられた搬送指示から出発ノードと目標ノー
ドおよび目標ノードにおける移載方向を求め、これとグ
ラフ生成器8において求められたグラフG、地図データ
メモリ6に記憶された地図データのノードの配置と属性
およびアークの属性並びに無人搬送車データメモリ7に
記憶された移載方向や姿勢などの無人搬送車データに基
づいて最適経路を生成する。
【0023】このような構成において、まず、図7の搬
送路3に関する地図データメモリ6に記憶された地図デ
ータに基づいて図2に示すグラフGを生成するグラフ生
成器8の動作について説明する。尚、図7の搬送路3に
おけるノード番号と図2のグラフにおけるノード番号と
が異なっているが、対応付けさえされていれば良いので
問題はない。
【0024】図7の搬送路3におけるノードの集合{1
,101,2,3,102,4,103,5,104,
6,7,8,105,9,106,10,107,11
,12}は、図2のグラフGにおけるノードの集合N=
{1,2,3,4,5,6,7,8,9,10,11,
12,13,14,15,16,17,18,19}に
対応している。また、出発ノードをノード15、目標ノ
ードをノード5、反転可能ノードをノード7,12,1
8とする。
【0025】さらに、隣接ノード間は全て走行可能とす
ると、アークの集合Aは、A={(1,2),(1,1
1),(2,1),(2,3),(3,2),(3,4
),(3,12),(4,3),(4,5),(4,1
4),(5,4),(5,6),(6,5),(6,7
),(6,16),(7,6),(7,8),(8,7
),(8,9),(8,18),(9,8),(9,1
0),(10,9),(10,19),(11,1),
(11,12),(12,3),(12,11),(1
2,13),(13,12),(13,14),(14
,4),(14,13),(14,15),(15,1
4),(15,16),(16,6),(16,15)
,(16,17),(17,16),(17,18),
(18,8),(18,8),(18,17),(18
,19),(19,10),(19,18)}となる。 尚、図2においては、アークak=(ni,nj)を始
点ノードniから終点ノードnjへの矢印として表現し
ている。また、もし、ノード2からノード1へは走行で
きないとすると、アーク(2,1)が生成されないのは
当然である。
【0026】次に、各アークak=(ni,nj)につ
いて、そのコストを計算する。コスト計算の指標として
は、(a)ノード間の距離 (b)ノード間の移動距離 などが考えられる。また、これらに加えて、(c)経路
の方向性 を考慮することも可能である。
【0027】(a)の場合は、出発ノード15と目標ノ
ード5のそれぞれの座標から、アークak=(ni,n
j)の長さを求めてコストとする。また、(b)の場合
は、アークak=(ni,nj)の長さと無人搬送車4
の速度とからアークak=(ni,nj)上の走行時間
を求めてコストとする。そのほかに、前進または後進か
ら横行に変る場合、一旦停止して無人搬送車4の車輪を
90度回転させなければならないが、これに必要な時間
を走行時間に加えても良い。さらに、図7の搬送路3に
おいて、なるべく1→101→2→3→102→4→1
03→5→104→6→12→11→107→10→1
06→9→105→8→7の方向で走らせたいといった
無人搬送システム固有の条件についても、逆方向(例え
ば、3→2)については、ペナルティとして余分なコス
トを加えることも可能である。これが上述した(c)の
経路の方向性を考慮した例である。以上説明したように
して、各アークak=(ni,nj)に対してコストC
(ai)を求める。これにより、図2に示すグラフGが
生成される。図2において、各アークak=(ni,n
j)に付けられているコストC(ai)は、ノードni
,nj間の移動時間に経路の方向性を加味して計算した
一例である。
【0028】次に、図7に示す無人搬送車42に上述し
た搬送指示1が与えられた場合に最適経路を生成する最
適経路生成器9の動作について図3に示すフローチャー
トに基づいて説明する。尚、図7に示す無人搬送車42
は、左移載であり、出発ノード15においてノード14
の方を向いているとする。
【0029】まず、最適経路生成器9は、図3のステッ
プS1の処理へ進み、出発ノードをノード15として前
向き探索木を作成する。即ち、出発ノード15から全て
のノードに対して、そこまでのコスト積算値を最小にす
る経路を探索する。その結果、出発ノード15をルート
(根)とするツリー(木)(前向き探索木)が得られる
。その結果を図4に示す。
【0030】尚、ツリーを作成する途中で出てきた同じ
ノードは、コストが大きい方を捨てていく。また、図4
において、ノード番号の横に括弧でくくった数値は、出
発ノード15からそのノードまでの経路上におけるアー
クak=(ni,nj)のコストの積算値である。例え
ば、出発ノード15からノード4へは、ノード14を経
由(経路:15→14→4)し、コストは43になるこ
とが分かる。そして、ステップS2へ進む。
【0031】ステップS2では、図4の前向き探索木を
参照して、出発ノード15から目標ノード5までの経路
(候補経路)を求める。今の場合、図4の前向き探索木
から候補経路が15→16→6→5のように求まる。そ
して、ステップS3へ進む。ステップS3では、移載方
向チェック1を行なう。即ち、無人搬送車42が出発ノ
ード15を出発するときの姿勢と経路上における各アー
クak=(ni,nj)の属性(例えば、前進または後
進や横行)に基づいて、無人搬送車42が候補経路を順
に走行した場合の目標ノード5における移載方向が合っ
ているか否かを判断する。この判断結果が「YES」の
場合には、候補経路を最適経路として一連の作業を終了
する。
【0032】一方、上述した判断結果が「NO」の場合
、即ち、目標ノード5における移載方向が合っていない
場合には、ノード属性に基づいて、経路上のノードに反
転可能なノードがあるか否かを判断する。この判断結果
が「YES」の場合には、そのノードにおける反転動作
を付けて候補経路を最適経路として一連の作業を終了す
る。
【0033】また、上述した判断結果が「NO」の場合
、即ち、目標ノード5における移載方向が合わず、経路
上のノードに反転可能なノードもない場合には、ステッ
プS4へ進む。今の場合、無人搬送車42は、出発ノー
ド15においてノード14の方に向いており、かつ、ノ
ードの配置とアーク(15,16)の属性が前進または
後進であることから、15→16へは後進で進むことが
分かる。同様に、16→6は横行、6→5は前進で進み
、ノード5においてノード4の方を向いて停止すること
が導かれる。
【0034】そして、無人搬送車42の移載方向と目標
ノード5における移載方向とから、無人搬送車42は、
目標ノード5においてはノード6の方を向かなければな
らないことが判明するので、移載方向が合わないと判断
される。尚、ノード15,16,6,5のいずれかが反
転可能ノードであれば、そのノードで姿勢を反転するこ
ととして、15→16→6→5を最適経路とすることが
できるが、いずれも反転可能ノードでないので、今の場
合は、ステップS4へ進む。
【0035】ステップS4では、全てのノードから目標
ノード5に対して後向き探索木を作成する。即ち、全て
のノードから目標ノード5に対してそこまでのコスト積
算値を最小にする経路を探索する。その結果、目標ノー
ド5をルート(根)として前向き探索木と反対方向のツ
リー(木)(後向き探索木)が得られる。その結果を図
5に示す。そして、ステップS5へ進む。
【0036】ステップS5では、経路合成を行なう。即
ち、図4に示す前向き探索木と図5に示す後向き探索木
とに基づいて各ノードを経由する経路を求める。具体的
には、出発ノード15から経由ノードまでの経路を図4
に示す前向き探索木から求め、経由ノードから目標ノー
ド5までの経路を図5に示す後向き探索木から求めてそ
れらをつなぎ合わせる。このようにして、各ノードを経
由する経路を決定し、それをコスト順に並べた候補経路
リスト(図6参照)に入れる。今の場合、13個の候補
経路があるが、最初の候補経路15→16→6→5は、
既に調べられた(作成時に除去される)ので、実際は1
2個である。そして、ステップS6へ進む。
【0037】ステップS6では、経路選択を行なう。即
ち、ステップS5の経路合成処理において求めた候補経
路リストの中から、コストの最も小さい経路を候補経路
として選択して候補経路リストから除く。今の場合、次
の候補経路として、15→16→6→7→6→5を選択
して候補経路リストから除く。そして、ステップS7へ
進む。
【0038】ステップS7では、移載方向チェック2を
行なう。即ち、ステップS6の経路選択処理において選
ばれた候補経路に対して、上述したステップS3の移載
方向チェック1処理と同様な処理を行ない、移載方向が
合っている場合には、候補経路を最適経路として一連の
作業を終了する。一方、移載方向が合っていない場合に
は、ノード属性に基づいて、経路上のノードに反転可能
なノードがあるか否かを判断し、反転可能なノードがあ
る場合には、そのノードにおける反転動作を付けて候補
経路を最適経路として一連の作業を終了する。
【0039】一方、移載方向が合わず、経路上のノード
に反転可能なノードもない場合には、ステップS6へ戻
り、次の経路を選択した後、ステップS7において再び
移載方向チェック2を行なう。今の場合、移載方向が合
わず、経路上のノードに反転可能なノードもない場合に
は、ステップS6へ戻る。
【0040】ステップS6では、次の候補経路として、
15→16→6→7→6→5を選択して候補経路リスト
から除いた後、再びステップS7へ進む。ステップS7
では、移載方向チェック2を行なう。今の場合、経路上
に反転可能ノード7があり、そこで姿勢を反転すれば、
移載方向が合うので、15→16→6→7→6→5を最
適経路として一連の作業を終了する。
【0041】以上説明したように、上述した一実施例に
よれば、無人搬送車4を用いた無人搬送システムを設計
する場合、最低限の地図データだけ設定すれば、各ノー
ドの分岐情報等を設定しなくても良いので、データ設定
が簡単である。また、従来は、各移動ロボット5毎に1
つの経路しか算出されず、かつ、移載方向の合う移動ロ
ボット5の中で評価値の最も小さい(最適な)移動ロボ
ット5に搬送指示が与えられていたが、この一実施例に
よれば、アークak=(ni,nj)のコストを評価指
標として、移載方向も考慮した最適経路が求められるの
で、常に最適な移動ロボット5に搬送指示が与えられる
【0042】
【発明の効果】以上説明したように、この発明によれば
、データ設定が少なくてすみ、しかも、移載方向合わせ
も可能な走行路を決定することができるという効果があ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例による最適経路決定装置を
適用した無人搬送システムの無人搬送車4の構成を示す
ブロック図である。
【図2】グラフ生成器8が生成したグラフGの一例を示
す図である。
【図3】図7に示す無人搬送車42に上述した搬送指示
1が与えられた場合に最適経路を生成する最適経路生成
器9の動作を表すフローチャートである。
【図4】前向き探索木の一例を示す図である。
【図5】後向き探索木の一例を示す図である。
【図6】候補経路リストの一例を示す図である。
【図7】この発明の一実施例および従来例の無人搬送シ
ステムの構成を示すブロック図である。
【図8】従来の最適経路決定方法の課題を説明するため
の図である
【図9】従来の最適経路決定方法の課題を説明するため
の図である。
【図10】従来の最適経路決定方法の課題を説明するた
めの図である。
【符号の説明】 1      ホストコンピュータ 2      制御局 3      搬送路 4,41,42,・・・  無人搬送車5,5’,5’
’,5’’’  移動ロボット6      地図デー
タメモリ 7      無人搬送車データメモリ8      
グラフ生成器 9      最適経路生成器

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  搬送路を記述した地図データのノード
    の集合と、隣接する2つの走行可能なノード間であるア
    ークの集合と、ノード間の距離等のコスト計算の指標に
    基づいて前記各アークについて計算されたコストの集合
    とからなるグラフを生成するグラフ生成器と、搬送指示
    から出発ノードと目標ノードおよび目標ノードにおける
    移載方向を求め、これと前記グラフ生成器において求め
    られたグラフ、前記地図データのノードの配置と属性お
    よびアークの属性などのデータに基づいて最適経路を生
    成する最適経路生成器とを具備することを特徴とする最
    適経路決定装置。
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