JPH04340200A - 車間距離報知装置 - Google Patents

車間距離報知装置

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JPH04340200A
JPH04340200A JP3079111A JP7911191A JPH04340200A JP H04340200 A JPH04340200 A JP H04340200A JP 3079111 A JP3079111 A JP 3079111A JP 7911191 A JP7911191 A JP 7911191A JP H04340200 A JPH04340200 A JP H04340200A
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、自車両と前方を走行中
の他車両等との車間距離を検出して、運転者が後方の安
全確認などを行うときに車間距離の変化を把握すること
ができるようにした車間距離報知装置に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】従来から、自車両の前方に設けた光源か
ら、前方を走行中の他車両に向けて赤外光などを照射し
て、前方の他車両から反射した光を受光することにより
車間距離を検出して、車内のインスツルメントパネル上
などに配置した表示器に車間距離情報を表示させるよう
にした車間距離報知装置が知られている。車間距離の検
出は、たとえば、光の照射から反射光の受光までの時間
を測定したり、反射光の受光角度を検出したりして行わ
れる。
【0003】このような車間距離報知装置では、前方を
視認しているときにはインスツルメントパネル上の表示
器を良好に視認して、車間距離の変化を容易に知ること
ができる反面、車線変更時や合流時などにおいて、たと
えば車両の右後方のドアミラーの死角を直接視認しよう
として運転者が右後方に視線を向けたときには車間距離
の変化を知ることができない。このため、前方を視認し
ていない期間に急激に車間距離が狭まった場合には、非
常に危険な状態となる。
【0004】この不具合を解決するための技術として、
本件出願人は先に、インスツルメントパネル上に車間距
離表示用の表示器が備えられるとともに、運転者の右後
方などの位置にも車間距離表示用の表示器を配置するよ
うにした車間距離報知装置を提案している。この構成で
あれば、運転者が右後方などをドアミラーによることな
く直接に視認しようとしたときには、上記運転者の右後
方に配置した表示器の表示を同時に視認することが可能
である。これにより、車線変更時や合流時にも車間距離
の変化を認識することができるので、車両を安全に走行
させることができる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところが、このような
先行技術では、右後方などを視認している状態でも車間
距離を知ることができるため、表示器での表示に依存し
過ぎると、前方への注意が少なくなる傾向を助長する虞
があり、却って安全運転上好ましくない事態を招く虞が
ある。たとえば、図12に示されるように、自車両1と
前方の他車両2との車間距離dが充分であったときでも
、歩行者3や自転車4などが自車両1の前方を通行中で
あるときには、単に車間距離dのみが知り得ても不十分
であり、前方への注意を怠れば大事故ともなりかねない
。また、図13に示されるように、対向車両5が通行し
ている場合も同様である。
【0006】一方、表示器で車間距離情報を表示させる
代わりに、音の変化によって車間距離の変化を運転者に
知らせることが考えられる。すなわち、光や超音波を用
いた測距手段により前方車両との間の車間距離を検出し
、車間距離の変化を警報音の音色の変化として表現する
ことにより、運転者は表示器の表示などを視認しなくて
も、車間距離が変化したことを知ることができる。しか
し、このような技術においても、車間距離の変化を示す
音に頼り過ぎて前方への注意が殺がれることとなると、
上記の表示器を用いた技術と同様な不具合が生じること
になる。
【0007】そこで、本発明の目的は、上述の技術的課
題を解決し、車両の前方への注意が妨げられることがな
いようにして、車両走行上の安全性を格段に向上するこ
とができる車間距離報知装置を提供することである。
【0008】
【課題を解決するための手段および作用】上記の目的を
達成するための請求項1記載の車間距離報知装置は、自
車両と、自車両の前方の他車両等との間の車間距離を検
出する車間距離検出手段と、運転者の右後方および左後
方の少なくともいずれか一方であって運転者が自車両の
右後方または左後方を直接目視する際に視認することが
できる位置に配置され、上記車間距離検出手段で検出さ
れた車間距離に対応する車間距離情報を表示するための
表示手段とを備えた車間距離報知装置において、上記表
示手段における車間距離情報の表示を開始させるための
入力手段と、この入力手段の入力操作に応答して上記表
示手段に車間距離情報を表示させるとともに、表示開始
から所定時間経過後には車間距離情報の表示を消去させ
る制御手段とを含むことを特徴とする。
【0009】このような構成によれば、表示手段での車
間距離情報の表示は、制御手段の制御によって、入力手
段からの入力操作の後の所定時間に限定されて行われる
。このため、運転者は、表示が消去された後には、直ち
に車両の前方を直接目視して確認する必要が生じること
になる。これによって、表示手段での車間距離情報に頼
り過ぎて、運転者の前方への注意が少なくなることが防
がれる。
【0010】また、請求項2記載の車間距離報知装置は
、上記制御手段は、上記入力手段の入力操作に応答して
上記表示手段に車間距離情報を表示させたときには、表
示が消去されてから所定時間が経過した後にのみ上記入
力手段からの新たな入力操作を受け付けるものであるこ
とを特徴とする。このような構成によれば、入力手段の
操作を連続して行っても、表示手段に長時間にわたって
連続して車間距離情報を表示させることはできないので
、必然的に、運転者の注意を車両の前方へ導くことがで
きる。
【0011】請求項3記載の車間距離報知装置は、自車
両と、自車両の前方の他車両等との間の車間距離を検出
する車間距離検出手段と、少なくとも2種類の警報音を
発生させることができる警報音発生手段とを備えた車間
距離報知装置であって、上記警報音発生手段における警
報音の発生を開始させるための入力手段と、この入力手
段の入力操作に応答して上記警報音発生手段に警報音を
発生させるとともに、警報音発生開始から所定時間経過
後には上記警報音の発生を停止させる制御手段と、上記
車間距離検出手段で検出される車間距離が変化したとき
には、上記警報音発生手段が発生する警報音の種類を変
化させる手段とを含むことを特徴とする。
【0012】この構成によれば、運転者は警報音の変化
によって、車間距離が変化したことを知ることができる
。しかも、警報音の発生は入力手段からの入力操作の後
の所定時間に限定されて行われるから、運転者は、警報
音の発生が停止された後には、直ちに車両の前方を直接
目視して確認する必要が生じることになる。これによっ
て、警報音に頼り過ぎて前方への注意が少なくなること
が防がれる。
【0013】また、請求項4記載の車間距離報知装置は
、上記制御手段は、上記入力手段の入力操作に応答して
上記警報音発生手段から警報音を発生させたときには、
警報音の発生が停止されてから所定時間が経過した後に
のみ上記入力手段からの新たな入力操作を受け付けるも
のであることを特徴とする。このような構成によれば、
入力手段の操作を連続して行っても、警報音を長時間に
わたって連続して発生させることはできないので、必然
的に、運転者の注意を車両の前方へ導くことができる。
【0014】さらに、請求項5記載の車間距離報知装置
は、上記制御手段が入力手段からの入力操作を受け付け
る状態であるかどうかを表示する手段をさらに含むこと
を特徴とするものである。このような構成によれば、入
力手段の入力操作が受け付けられるタイミングを知るこ
とができるので、運転者は確実に車間距離情報を表示手
段に表示させ、また警報音を発生させることができるタ
イミングで入力手段を操作することができる。
【0015】
【実施例】以下実施例を示す添付図面によって詳細に説
明する。図1は、本発明の第1の実施例の車間距離報知
装置の電気的構成を示すブロック図である。自車両と前
方を走行中の他車両や障害物などと間の車間距離は、車
両のフロント部に設置される車間距離検出手段である距
離センサ11により検出される。この距離センサ11は
、たとえば赤外光11aを発生する光源と、前方の車両
からの反射光11bを受光する受光素子と、光を発生し
てから反射光が受光されるまでの時間を測定する計時手
段とを含んでおり、上記計時手段での計時結果が車間距
離に対応する。
【0016】距離センサ11の出力は制御器12に与え
られる。この制御器12には、それぞれ車間距離情報を
表示する第1,第2および第3の表示器13F,13R
,13Lが接続され、さらに第2および第3の表示器1
3R,13Lでの車間距離情報の表示を開始させるため
の入力手段であるスイッチ14が接続されている。この
スイッチ14は、たとえばハンドルの近傍などのように
運転者が容易に操作し得る位置に配置されている。第2
および第3の表示器13R,13Lは、スイッチ14の
操作の後所定時間t0 (たとえば1秒)に限定して車
間距離情報を表示し、この表示終了後の所定時間T0 
(たとえば5秒)の期間には、制御器12はスイッチ1
4の入力操作を受け付けない。
【0017】第1の表示器13Fには、制御器12の制
御によって、スイッチ14の入力操作を受け付ける期間
には点灯し、スイッチ14からの入力を受け付けない期
間には消灯される表示灯19が付属しており、入力受付
禁止期間にスイッチ14が無駄に操作されることを防い
でいる。図2は、上記第1〜第3の表示器13F,13
R,13Lの配置を示す簡略化した平面図であり、図3
は第1の表示器13Fの配設状態を示す図であり、図4
は第2の表示器13Rの配設状態を示す図である。すな
わち、第1の表示器13Fはインスツルメントパネル1
5の上面に配置されており、この表示器13Fは制御器
12からの車間距離情報を受けて、この情報を常時表示
する。また、第2の表示器13Rは、運転者16の右後
方であって、運転者16がドアミラー17Rの死角など
を直接目視しようとして右後方を向いたときにその表示
面が容易に視認できる位置に配置されている。さらに第
3の表示器13Lは、運転者16の左後方であって、運
転者16がドアミラー17Lの死角などを直接目視しよ
うとして車両の左後方を向いたときに容易に視認し得る
位置に配設されている。この第3の表示器13Lは必ず
しも設けられなくてもよいが、たとえば表示内容を通常
の表示状態を反転したいわゆる鏡文字で表すようにして
おけば、ルームミラー18で後方確認を行うときに同時
に視認して車間距離を容易に知ることができるという利
点がある。
【0018】図5は第1の表示器13Fの正面図であり
、図6はその右側面図である。この表示器13Fは、イ
ンスツルメントパネル15の上面に固定される台座21
と、この台座21に固定された支柱22と、この支柱2
2にボールジョイント23を介して支持され高輝度LE
Dなどからなる表示パネル24とを有している。表示パ
ネル24には、車間距離情報をディジタル表示するディ
ジタル表示部25と、車間距離情報をバーグラフにより
表示するスケール表示部26と、上記の表示灯19(図
1参照)とが設けられている。
【0019】距離センサ11は、たとえば、最大計測距
離が25(m)であって、1(m)の分解能を有するも
のである。したがって、距離センサ11の出力は最大1
(m)の誤差を含んでいる。このため、本実施例では、
制御器12において距離センサ11で検出された車間距
離の少数点以下が切り捨てられ、このようにして得られ
た車間距離の整数部分がディジタル表示部25で表示さ
れる。なお、ディジタル表示部25には必ずしも車間距
離のそのままの値が表示される必要はなく、たとえば、
車間距離が長くなるに従って、1,2,3,・・・・な
どの車間距離そのものとは異なる数値が表示されてもよ
い。
【0020】図7は第2の表示器13Rの正面図であり
、図8はその右側面図である。この表示器13Rは、運
転席20R(図2参照)のヘッドレストアーム30(図
8では図示が省略されている。)に締付けボルト31に
より固定される管状の取付部材32と、この取付部材3
2に連結されたフレキシブル管33と、このフレキシブ
ル管33の端にボールジョイント34を介して支持され
た表示パネル35とを有している。表示パネル35はた
とえばディジタル表示のみが可能なものであり、上記第
1の表示器13Fにおけるディジタル表示部25と同様
な表示内容が表示され得る。第3の表示器13Lも第2
の表示器13Rと同様な構成であり、この第3の表示器
13Lの上記取付部材(32)は、運転席20Rまたは
助手席20L(図2参照)のヘッドレストアーム30に
固定される。
【0021】図9は、第2および第3の表示器13R,
13Lに関連する制御器12の動作を説明するためのフ
ローチャートである。ステップn1ではスイッチ14の
操作が待機され、スイッチ14が操作されるとステップ
n2に進む。ステップn2では、スイッチ14からの入
力受付状態であることを示す表示灯19(図1および図
5参照)が消灯され、ステップn3では第2および第3
の表示器13R,13Lに車間距離情報が与えられる。 これにより、第2,第3の表示器13R,13Lでは車
間距離情報がディジタル表示される。
【0022】ステップn4では、所定時間t0 (たと
えば1秒)が待機され、ステップn5では、車間距離情
報の第2および第3の表示器13R,13Lへの出力が
停止されて、表示が消去される。したがって、第2およ
び第3の表示器13R,13Lでの車間距離情報の表示
は、スイッチ14の操作後たとえば1秒間に限定して行
われることになる。
【0023】ステップn6では、所定時間T0 (たと
えば5秒)が待機された後、ステップn7で上記の表示
灯19が点灯され、この後処理はステップn1に戻る。 ステップn6での所定時間T0 の待機により、スイッ
チ14からの入力が表示消去後のたとえば5秒間の期間
にわたって禁止されることになる。たとえば、車線変更
や合流地点などにおいて、運転者16が車両の右後方を
直接目視する場合に、運転者16はスイッチ14を操作
する。これにより、第2および第3の表示器13R,1
3Lにはたとえば1秒間だけ車間距離情報が表示される
ことになる。したがって、後方確認に必要な時間に限定
して車間距離情報が表示されるので、運転者は車間距離
を認識しつつ後方確認を行った後、表示が消去された後
には、直ちに車両の前方へ注意を向けて前方確認を行う
必要が生じることになる。このことは、左後方を直接目
視して確認する場合や、ルームミラー18で後方確認を
行う場合にも同様である。
【0024】さらに、図9のステップn7における処理
により、スイッチ14の連続操作は受け付けられないの
で、第2および第3の表示器13R,13Lに連続して
長時間にわたり車間距離情報を表示させることはできず
、必然的に運転者の注意が車両の前方へ向けられること
になる。運転者は、第1の表示器13Fに設けた表示灯
19を視認すれば、スイッチ14の入力が受け付けられ
るかどうかを直ちに知ることができるから、無駄にスイ
ッチ14を操作することもなく、操作性も良好である。 しかも、このように表示灯19の点灯により車間距離情
報が表示され得るタイミングを知ることができるので、
確実に車間距離情報を認識できる状態で安全に後方確認
などを行うことができる。
【0025】このように本実施例によれば、右後方確認
などの際に車間距離情報を与える第2および第3の表示
器13R,13Lは、短い時間に限定して車間距離情報
の表示を行うに過ぎないので、運転者の注意が過度に長
時間にわたって前方から逸らされることが防がれ、これ
により運転者に前方確認を充分に行わせて車両走行上の
安全性を確保することができる。また、車間距離情報の
表示は必要な時間長にわたって行われるから、後方確認
なども車間距離を認識しつつ安全に行うことができる。
【0026】なお、上記の実施例は次のように変更する
ことも可能である。たとえば、スイッチ14の入力受付
状態を表示灯19の点灯により表す代わりに、表示灯1
9の消灯により表してもよく、また第1の表示器13F
にたとえば「00」などの所定の表示を行うことにより
表してもよい。また、第1の表示器13Fでは車間距離
情報の表示が常時行われることとしたが、この第1の表
示器13Fでの表示もスイッチ14の操作後の所定時間
に限定して行うようにしてもよい。この場合に、第2お
よび第3の表示器13R,13Lでの表示を、第1の表
示器13Fでの表示よりも所定時間だけ遅らせて行わせ
れば、運転者が第1の表示器13Fの表示を確認してか
ら第2または第3の表示器13R,13Lの表示を視認
するまでに生じる時間間隔によらずに、運転者が第2ま
たは第3の表示器13R,13Lの表示を認識すること
ができる程度の充分な表示時間を確保できる。
【0027】また、上記の実施例では、制御器12から
第2および第3の表示器13R,13Lへの車間距離情
報の出力を制御することにより、表示器13R,13L
での表示を短い時間に限定して行わせることとしている
が、制御器12からの車間距離情報は表示器13R,1
3Lに常時与えることとして、表示器13R,13Lで
の表示を行うか否かを制御するようにしてもよい。
【0028】図10は本発明の第2の実施例の車間距離
報知装置の電気的構成を示すブロック図である。この図
10において上記の図1に示された各部に対応する部分
には同一の参照符号を付して示す。本実施例では、第2
および第3の表示器13R,13Lは備えられておらず
、その代わりに、制御器12には警報音発生部41が備
えられている。この警報音発生部41は2種類の音色の
警報音を発生することができるものであり、車間距離の
変化を警報音の音色を変化させることによって運転者に
報知する。2種類の警報音は、たとえば「ピー」という
電子音と、「ブー」という電子音である。
【0029】距離センサ11の出力は、距離計測部42
に与えられる。この距離計測部42距離センサ11の出
力から自車両と前方の他車両との間の車間距離を計測し
、その小数点以下を切り捨てることにより車間距離情報
を生成するものである。この車間距離情報は、スイッチ
14が操作された後、距離計測部42が新たに距離を計
測するたび毎に距離記憶部43に与えられて記憶される
。一方、距離計測部42で計測された車間距離と距離記
憶部43に記憶されている車間距離情報とは、距離照合
部44により照合される。そして、車間距離記憶部43
に記憶されている車間距離情報と、距離計測部42で計
測された車間距離とが異なる場合に、警報音発生部41
は、ライン45からの信号に応答して、警報音の音色を
変化させる。このようにして、車間距離が変化すると、
このことが警報音の音色の変化により、運転者に報知さ
れることになる。
【0030】表示器13Fには、距離計測部42で計測
された車間距離情報が表示される。この車間距離情報の
表示は、本実施例ではスイッチ14が操作された後の所
定時間t0 (たとえば1秒)に限定して行われる。ま
た、スイッチ14の操作により、警報音発生部41の動
作が許容され、このスイッチ14の操作の後の上記の所
定時間t0 にわたって警報音が発生されることになる
。 この場合、最初に発生される警報音の音色は、当該警報
音発生部41が発生することができる2種類の音色のう
ちの予め定める一方の音色の警報音(たとえば「ピー」
という電子音)であり、車間距離が変化すると他方の音
色(「ブー」という電子音)に変化することになる。こ
の他方の音色の警報音は、上記所定時間t0 の経過後
さらに他の所定時間Δt(たとえば2秒)が経過するま
で発生される。上記所定時間t0 または(t0 +Δ
t)の時間が経過して警報音の発生が停止された後の所
定時間T0 (たとえば5秒)には、制御器12はスイ
ッチ14の入力操作を受け付ない状態となる。したがっ
て警報音を連続的に発生させることはできない。このス
イッチ14の入力を受け付ける状態か否かは、表示灯1
9で表示される。
【0031】図11は制御器12の動作を説明するため
のフローチャートである。ステップs1ではスイッチ1
4の操作が待機され、スイッチ14が操作されるとステ
ップs2で表示灯19が消灯されて入力禁止状態となる
。ステップs3では、表示器13Fに距離計測部42か
らの車間距離情報が表示されるとともに、この車間距離
情報が距離記憶部43に記憶される。たとえば距離計測
部42で計測された車間距離が21(m)であるときに
は、表示器13Fには「21」と表示され、距離記憶部
43には「21」が記憶される。このような車間距離の
表示および記憶とともに、警報音発生部41は警報音の
発生を開始し、たとえば「ピー」という電子音が発生さ
れる。さらに、距離照合部44が照合動作を開始する。
【0032】次に、ステップs4では距離計測部42が
距離を計測しているかどうかが判断され、距離を検出し
てしないときには、ステップs5で車間距離の表示を消
去し、さらに距離記憶部43の記憶内容をクリアし、ま
た警報音の発生を停止するとともに、距離照合部44の
動作を停止させた後に、ステップs1に戻る。すなわち
、前方に車両が存在しない場合などのように距離の計測
が不可能な場合には、車間距離の表示や警報音の発生を
行わせないようにしている。
【0033】ステップs4で距離計測部42で距離が計
測されていると判断される場合には、ステップs6にお
いて距離照合部44が距離計測部42での計測結果と距
離記憶部43の記憶内容との照合を行い、車間距離が変
化したかどうかを判断する。この結果、車間距離が変化
したと判断されると、ステップs7において距離照合部
44は、警報音発生部41に発生音を変化させるための
信号を与える。これにより、警報音発生部41が発生す
る電子音は、「ピー」という電子音から「ブー」という
電子音に変化することになる。また、距離計測部42で
計測された距離は表示器13Fに表示される。たとえば
、検出された車間距離が20(m)であれば、「20」
とディジタル表示されることになる。
【0034】ステップs8では、警報音の発生などが開
始された後所定時間t0 (1秒)が経過したかどうか
が判断される。この所定時間t0 が経過したと判断さ
れたときには、ステップs9で、表示器13Fでの車間
距離の表示が消去され、さら距離記憶部43の記憶内容
がクリアされるとともに、距離照合部44の動作が停止
される。そして、ステップs10では上記所定の時間が
経過した後一定時間Δt(ば2秒)の経過が待機され、
この時間の経過後にはステップs11で警報音発生部4
1の警報音(「ブー」という電子音)の発生が停止され
る。
【0035】次に、ステップs12では所定時間T0 
が待機され、この所定時間T0 が経過すると、ステッ
プs13で表示灯19が点灯され、この後処理はステッ
プs1に戻る。ステップs6において、距離照合部44
が車間距離に変化がないと判断したときには、ステップ
s14に進む。このステップs14では、警報音の発生
などが開始された後所定時間t0 が経過したかどうか
が判断され、この時間が経過していなければステップs
4に戻る。所定時間t0 が経過すると、ステップs1
5に進み、車間距離の表示が消去され、警報音の発生が
停止され、さらに距離記憶部43の記憶内容がクリアさ
れるとともに、距離照合部44の動作が停止される。こ
の後の処理は、ステップs12に進む。
【0036】たとえば、車線変更や合流地点などにおい
て、運転者が車両の右後方を直接目視する場合に、運転
者はスイッチ14を操作する。これにより、警報音が所
定時間t0 にわたって発生されることとになる。そし
て、この警報音が「ピー」という音から「ブー」という
音に変化することにより、運転者は車間距離が変化し、
したがって追突などの危険があることを知ることができ
る。この警報音の発生は、上記の所定時間t0 または
(t0 +Δt)の短い時間に限定されて行われるから
、運転者は車間距離を認識しつつ後方確認を行った後、
警報音の発生が停止された後には、直ちに車両の前方へ
注意を向けて前方確認を行う必要が生じることになる。 このことは、左後方を直接目視して確認する場合や、ル
ームミラーで後方確認を行う場合にも同様である。
【0037】スイッチ14の操作直後に発生される警報
音は「ピー」という電子音に定められており、車間距離
が変化したときには「ブー」という電子音が発生される
ので、運転者は「ブー」という音を聞いたときには直ち
に危険が迫っていることを知ることができる。すなわち
、スイッチ14の操作直後の電子音が不定である場合に
比較して、初期発生音の記憶が不要なので、危険を容易
に認知できる。
【0038】さらに、図11のステップs12における
処理により、スイッチ14の連続操作は受け付けられな
いので、長時間にわたって警報音を連続的に発生させる
ことはできず、必然的に運転者の注意が車両の前方へ向
けられることになる。運転者は、表示器13Fに設けた
表示灯19を視認すれば、スイッチ14の入力が受け付
けられるかどうかを直ちに知ることができるから、無駄
にスイッチ14を操作することもなく、操作性も良好で
ある。しかも、このように表示灯19の点灯により警報
音が発生され得るタイミングを知ることができるので、
確実に車間距離情報を認識できる状態で安全に後方確認
などを行うことができる。
【0039】このようにして本実施例においても、上記
の第1の実施例の場合と同様に、運転者の注意が過度に
長時間にわたって前方から逸らされることが防がれ、こ
れにより運転者に前方確認を充分に行わせて車両走行上
の安全性を確保することができる。また、警報音により
車間距離の変化を認識できるので、表示などを見なくて
も後方確認などを安全に行えるから、車線変更や合流な
どを安全に行うことができる。
【0040】なお、上記の実施例では、表示器13Fに
おける車間距離情報の表示が、スイッチ14の操作の後
の所定時間t0 に限定されて行われることとしたが、
この表示器13Fにおける表示は常時行われてもよい。 また、上記の実施例では、車間距離が変化したときには
警報音の音色が変化されるようにしているが、車間距離
が長くなったときには警報音は変化させず、車間距離が
短くなったときにのみ警報音を変化させるようにしても
よい。
【0041】さらに、上記の実施例では、音色の異なる
2種類の警報音が適用されているが、たとえば音量の異
なる2種類の警報音が用いられてもよく、さらには3種
類以上の警報音が用いられてもよい。その他、上記の第
1の実施例および第2の実施例を組み合わせて、運転者
の右後方などでの車間距離情報の表示と警報音の発生と
を併用するなど、本発明の要旨を変更しない範囲で種々
の設計変更を施すことが可能である。
【0042】
【発明の効果】以上のように本発明の車間距離報知装置
によれば、表示手段での車間距離情報の表示や車間距離
の変化を表す警報音の発生は所定時間に限定されて行わ
れるので、運転者は、表示が消去された後や警報音が停
止された後には直ちに車両の前方を目視して確認する必
要が生じることになる。これによって、表示手段での車
間距離情報や警報音に頼って運転者の前方への注意が少
なくなることが防がれる。このようにして、後方確認な
どの際に車間距離を認識することができるとともに、前
方への注意が過度に殺がれることを防いで、安全運転を
期することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例の車間距離報知装置の電
気的構成を示すブロック図である。
【図2】表示器13F,13R,13Lの配置を示す簡
略化した平面図である。
【図3】表示器13Fの配設態様を示す図である。
【図4】表示器13Rの配設態様を示す図である。
【図5】表示器13Fの構成を示す正面図である。
【図6】図5に示された構成の右側面図である。
【図7】表示器13Rの構成を示す正面図である。
【図8】図7に示された構成の右側面図である。
【図9】表示動作に関連する制御器12の処理を説明す
るためのフローチャートである。
【図10】本発明の第2の実施例の車間距離報知装置の
電気的構成を示すブロック図である。
【図11】動作を説明するためのフローチャートである
【図12】従来技術の問題点を説明するための図である
【図13】従来技術の問題点を説明するための図である
【符号の説明】
11    距離センサ(車間距離検出手段)12  
  制御器 13F  第1の表示器 13R  第2の表示器 13L  第3の表示器 14    スイッチ(入力手段) 19    表示灯 41    警報音発生部 42    距離計測部 43    距離記憶部 44    距離照合部

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】自車両と、自車両の前方の他車両等との間
    の車間距離を検出する車間距離検出手段と、運転者の右
    後方および左後方の少なくともいずれか一方であって運
    転者が自車両の右後方または左後方を直接目視する際に
    視認することができる位置に配置され、上記車間距離検
    出手段で検出された車間距離に対応する車間距離情報を
    表示するための表示手段とを備えた車間距離報知装置に
    おいて、上記表示手段における車間距離情報の表示を開
    始させるための入力手段と、この入力手段の入力操作に
    応答して上記表示手段に車間距離情報を表示させるとと
    もに、表示開始から所定時間経過後には車間距離情報の
    表示を消去させる制御手段とを含むことを特徴とする車
    間距離報知装置。
  2. 【請求項2】上記制御手段は、上記入力手段の入力操作
    に応答して上記表示手段に車間距離情報を表示させたと
    きには、表示が消去されてから所定時間が経過した後に
    のみ上記入力手段からの新たな入力操作を受け付けるも
    のであることを特徴とする請求項1記載の車間距離報知
    装置。
  3. 【請求項3】自車両と、自車両の前方の他車両等との間
    の車間距離を検出する車間距離検出手段と、少なくとも
    2種類の警報音を発生させることができる警報音発生手
    段とを備えた車間距離報知装置であって、上記警報音発
    生手段における警報音の発生を開始させるための入力手
    段と、この入力手段の入力操作に応答して上記警報音発
    生手段に警報音を発生させるとともに、警報音発生開始
    から所定時間経過後には上記警報音の発生を停止させる
    制御手段と、上記車間距離検出手段で検出される車間距
    離が変化したときには、上記警報音発生手段が発生する
    警報音の種類を変化させる手段とを含むことを特徴とす
    る車間距離報知装置。
  4. 【請求項4】上記制御手段は、上記入力手段の入力操作
    に応答して上記警報音発生手段から警報音を発生させた
    ときには、警報音の発生が停止されてから所定時間が経
    過した後にのみ上記入力手段からの新たな入力操作を受
    け付けるものであることを特徴とする請求項3記載の車
    間距離報知装置。
  5. 【請求項5】上記制御手段が入力手段からの入力操作を
    受け付ける状態であるかどうかを表示する手段をさらに
    含むことを特徴とする請求項2または4記載の車間距離
    報知装置。
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