JPH0433993Y2 - - Google Patents

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JPH0433993Y2
JPH0433993Y2 JP1986140396U JP14039686U JPH0433993Y2 JP H0433993 Y2 JPH0433993 Y2 JP H0433993Y2 JP 1986140396 U JP1986140396 U JP 1986140396U JP 14039686 U JP14039686 U JP 14039686U JP H0433993 Y2 JPH0433993 Y2 JP H0433993Y2
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JP
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tank
tubular body
cleaning nozzle
frame
cleaning
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JP1986140396U
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案はタンク洗浄用ノズルに係り、尚詳細に
はタンクに装着され、タンク内部に出入自在に設
けたタンク洗浄用ノズルに関する。
本考案によるタンク洗浄用ノズルは洗浄時にの
みタンク内部に突入可能に、タンク内部に出入自
在に設けられているから、タンクの使用時にはノ
ズルを引込み位置に置くことができ、タンクに充
填した内容物の熱などの影響を受けず、また当該
内容物によつて目詰まりなどを来たすことがな
く、タンク洗浄に有用である。
(従来の技術) 従来のタンク洗浄用ノズルは概してタンク内部
に突出した、いわば常設状態で回転可能に装着さ
れていて、洗浄時にノズル手段を回転させつゝタ
ンク内部に洗浄液を噴出せしめ、タンク内部の洗
浄を遂行するように構成されている。しかしなが
らこのタンク洗浄用ノズルにあつてはノズル手段
がタンク内部に常設された状態に置かれているた
め、タンクの内容物が高温であるとき高温雰囲気
中にノズル手段が置かれ続けることになり、変
形、劣化を来し易く、延いては噴出機能に障害を
引起し易い問題があつた。
この問題を解決するため、例えば特公昭56−
20907号公報等にはシリンダ内においてピストン
が流体圧により進退可能に設けられると共に、ピ
ストンに連結したピストンロツドとして機能させ
る供給管並びにノズル手段がタンク内部に対し進
退可能に設けられてなる、容器内面に流体を吹き
付ける装置が開示される。この発明によればタン
ク内部に対しノズル手段が進退可能に設けられて
いるから、不必要時にはタンク外部の引込み位置
にノズル手段を置くことができ、高温によるノズ
ル手段の変形、劣化を防ぎ得る。
(考案が解決しようとする課題) しかしながらこの特公昭56−20907号公報開示
の装置では、シリンダ内においてピストン並びに
供給管を進退可能にするため、これらの進退に必
要な流体構成および気密空間の保持即ち密封構
成、並びにピストン・供給管の案内構成体の占め
る配設スペースが大となり、且つまた構成も著し
く煩雑になる問題があつた。
しかして本考案の目的は配設スペースを最小限
にでき、且つ構成も簡潔で低廉化を図り得、加え
て動作を迅速に遂行できるタンク洗浄用ノズルを
提供するにある。
(課題を解決するための手段) 本考案において上記の目的は、タンク11に対
して一端部が固定される長手のフレーム12と、
長手のフレーム12に沿つて配設された少なくと
も一の長手で空気圧作動のロツドレスシリンダ1
9でなり、長手のロツドレスシリンダ19に沿つ
て進退可能な連結キヤリア21を有する作動装置
13と、作動装置13の連結キヤリア21に連結
され、ロツドレスシリンダ19に沿つて進退可能
な洗浄ノズルユニツト14とを備え、洗浄ノズル
ユニツト14はタンク11に対し固定されるフレ
ーム12の一端部を貫通し、進退且つ回転可能な
管状体23と、管状体23の先端部に固定され、
管状体23内部と連通するノズル体25と、管状
体25の後端部に固設され、管状体23内部と連
通すると共に洗浄液の供給管と連通する供給口2
8を有し、且つ管状体23を回動させる駆動モー
タが付設された連結部27とを包有してなるタン
ク洗浄用ノズルによつて実現される。
(作用) 上述のように構成された本考案のタンク洗浄用
ノズルにおいてはピストンロツドを有した空気圧
シリンダを採用する場合に比べ配設スペースの低
減を図り得、且つロツドレスシリンダ自体が連結
キヤリア並びに洗浄ノズルユニツトのガイドとし
て機能すると共に、連結キヤリアがロツドレスシ
リンダによつて直接的に作動されることになる。
(実施例) 第1図〜第3図を参照するに、本考案によるタ
ンク洗浄用ノズル10はタンク11の、例えば上
部に装着される。タンク洗浄用ノズル10には長
手のフレーム12と、作動装置13と、洗浄ノズ
ルユニツト14とが包有されている。長手のフレ
ーム12は互いに平行に離間して延びる長手のフ
レーム板15,16と、フレーム板15,16の
一端部に跨つて固設された円板状の端板17とで
なり、フレーム12の端板17には円筒状部と円
環状部を一体にした連結台部18が固設されてい
る。
作動装置13はフレーム板15,16の、相対
向する内面に夫々付設される、いわゆるロツドレ
スシリンダ19,20を包有しており、このロツ
ドレスシリンダ19,20には市販のものを用い
ることができる。この場合ロツドレスシリンダ1
9,20は長手のシリンダを有し、圧縮空気をシ
リンダの一端部又は他端側から流入させることに
よつてシリンダ内部に収容したピストンをある一
方向又は他方向に移動するように設けた上、シリ
ンダ外面に沿つて摺動可能な連結キヤリア21,
22を当該ピストンに連結させることにより、連
結キヤリア21,22を当該ピストンと同方向に
移動するように構成される。
洗浄ノズルユニツト14にはフレーム12のフ
レーム板15,16間においてフレーム板15,
16と平行に長手に延びる中空の管状体23が包
有されており、管状体23の先端部はフレーム板
15,16の一端部に固設された端板17を貫通
して延びている。この場合端板17において管状
体23の貫通部にはグランドパツキン等を含む密
封アセンブリ24が付設され、管状体23を回動
可能に保持すると共に液密状態に維持している。
一方管状体23の、端板17から突出する先端部
にはノズル体25が固設されており、ノズル体2
5は管状体23内部と連通していて管状体23を
経て送入される洗浄液水を噴出し得る。また管状
体25の後端部には台板26を介して連結部27
が装着されており、当該連結部27は作動装置1
3の連結キヤリア21,22に連結され、これに
より連結キヤリア21,22の、フレーム12の
長手方向に沿つた進退動作に伴い、洗浄ノズルユ
ニツト14全体がフレーム12に沿つて進退され
得る。且連結部27には好ましくは空気圧モータ
のような周知の駆動モータに連係されており、駆
動モータの駆動力を受けて洗浄ノズルユニツト1
4全体が回動され得る。更に連結部27には管状
体25の内部と連通すると共に、洗浄液の供給管
と連通する供給口28が具備されている。
更に本考案によるタンク洗浄用ノズルの動作を
説明する。図示の実施例においてタンク洗浄用ノ
ズル10は、タンク11に付設したゲートバルブ
29にフレーム12に固設した連結台部18を連
結せしめて着座され、洗浄ノズルユニツト14の
管状体23がゲートバルブ29を貫通してタンク
11に進退可能に配設される。従つていま、タン
ク11内の洗浄を行なう場合先ず作動装置13の
ロツドレスシリンダ19,20に圧縮空気を送入
し、シリンダ内のピストンを移動させることによ
り連結キヤリア21,22をタンク11に向つて
移動せしめる。これにより洗浄ノズルユニツト1
4もタンク11に向つて移動され、洗浄ノズルユ
ニツト14の管状体23先端部のノズル体25が
第2図に示す連結台部18内の引込み位置からゲ
ートバルブ29内を通つて、タンク11内に突入
される。ノズル体25が所望の位置に達したとき
作動装置13を停止し、一方供給口28を介して
洗浄液を供給すると共に駆動モータにより連結部
27を回動すれば、洗浄液が管状体23を経てノ
ズル体25からタンク11内に、実質的に全放射
方向に亘つて噴出され、且また必要に応じてノズ
ル体25の、タンク11への突入位置を変えるこ
とによつてタンク11内部を充分に洗浄できる。
一方タンク11の非洗浄時、換言すればタンク
11の使用に当つては、作動装置13により洗浄
ノズルユニツト14を後退させ、ノズル体25を
連結台部18内の引込み位置にさせて置けば、タ
ンク11の内容物によつて影響を受けることがな
く、熱による劣化あるいは内容物による目詰まり
を抑止できる。
更に洗浄ノズルユニツト14の連結部27への
駆動モータとして空気圧モータを用いるときは、
作動体13が空気圧作動であることも相俟つて、
タンク11に対し漏電による障害を与える危惧が
なく、タンク11の内容物が可燃性である場合な
どに顕著に安全性を高めることができる。
尚、上述の構成においては多様の設計変更が考
えられる、例えば図示の実施例ではタンク洗浄用
ノズル10を、タンク11に装着したゲートバル
ブ29に着座させるものとしたが、タンク11に
対しタンク洗浄用ノズル10を直接固設すること
もできる。また作動装置13には一組のロツドレ
スシリンダ19,20が含まれるものとしたが、
フレーム板15,16の一方のみに一のロツドレ
スシリンダを付設し、フレーム板15,16の他
方には案内レールのような案内アセンブリを付設
して用いることもできよう。
(考案の効果) 上述のように構成された本考案のタンク洗浄用
ノズルによれば、配設スペースを低減できるから
有効に小型化を図り得、且つロツドレスシリンダ
が進退部材のガイドとして機能するから構成を充
分に簡潔にできると共に、連結キヤリアに直接的
に作動力が加えられるため動作の迅速化を実現し
得る等々の実用的効果を達成する。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案によるタンク洗浄用ノズルをタ
ンクに装着させた状態の簡略側面図、第2図は同
一部を切開いて示す拡大側面図、第3図は同平面
図である。 10……タンク洗浄用ノズル、11……タン
ク、12……フレーム、13……作動装置、14
……洗浄ノズルユニツト、15……フレーム板、
16……フレーム板、17……端板、18……連
結台部、19,20……ロツドレスシリンダ、2
1,22……連結キヤリア、23……管状体、2
4……密封アセンブリ、25……ノズル体、27
……連結部、28……供給口、29……ゲートバ
ルブ。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 1 タンク11に対して一端部が固定される長手
    のフレーム12と、長手のフレーム12に沿つ
    て配設された少なくとも一の長手で空気圧作動
    のロツドレスシリンダ19でなり、長手のロツ
    ドレスシリンダ19に沿つて進退可能な連結キ
    ヤリア21を有する作動装置13と、作動装置
    13の連結キヤリア21に連結され、ロツドレ
    スシリンダ19に沿つて進退可能な洗浄ノズル
    ユニツト14とを備え、洗浄ノズルユニツト1
    4はタンク11に対し固定されるフレーム12
    の一端部を貫通し、進退且つ回転可能な管状体
    23と、管状体23の先端部に固定され、管状
    体23内部と連通するノズル体25と、管状体
    25の後端部に固設され、管状体23内部と連
    通すると共に洗浄液の供給管と連通する供給口
    28を有し、且つ管状体23を回動させる駆動
    モータが付設された連結部27とを包有してな
    るタンク洗浄用ノズル。 2 フレーム12に一対の互いに平行なフレーム
    板15,16が包有され、フレーム板15,1
    6間に洗浄ノズルユニツト14が配設され、且
    つフレーム板15,16に夫々洗浄ノズルユニ
    ツト14の連結部27と連結されるロツドレス
    シリンダ19,20が配設されてなる実用新案
    登録請求の範囲第1項記載のタンク洗浄ノズ
    ル。 3 洗浄ノズルユニツトの連結部27に駆動力を
    与える駆動モータが空気圧モータである実用新
    案登録請求の範囲第1項記載のタンク洗浄用ノ
    ズル。
JP1986140396U 1986-09-12 1986-09-12 Expired JPH0433993Y2 (ja)

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JPS6346996U JPS6346996U (ja) 1988-03-30
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Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5620907A (en) * 1979-07-30 1981-02-27 Ariyasu Fujishiro Liquid intake apparatus
JPS59203679A (ja) * 1983-04-30 1984-11-17 日本ゼオン株式会社 タンク内部洗浄装置

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5620907A (en) * 1979-07-30 1981-02-27 Ariyasu Fujishiro Liquid intake apparatus
JPS59203679A (ja) * 1983-04-30 1984-11-17 日本ゼオン株式会社 タンク内部洗浄装置

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JPS6346996U (ja) 1988-03-30

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