JPS59203679A - タンク内部洗浄装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、タンク内部の洗浄に使用する洗浄装置に関す
るものである。

従来の洗浄作業は、配管の先端にスプレーノズルを取付
けた洗浄装置または環形管の周囲に多数の小孔をあけた
サークライン洗浄装置等を用いていたが、これらの装置
では多量の洗浄液を必要とするため洗浄効率が低く、タ
ンク内部に洗浄装置を固定した場合には、タンク内溶液
によってはノズルが析出物等により詰ることがある。ま
たタンク外部から洗浄装置を操作する場合には、装置の
タンクへの取付、タンクからの取はずしに時間がかかる
ほか、操作も煽雑であるなとの欠点があった。

本発明は、噴射ノズルを存し、洗浄液流で回転するスプ
レーヘッドを取付けた洗浄管を用い、この洗浄管のタン
ク内への挿入、タンクからの引上げを、洗浄液の液圧を
利用して自動的に操作できるようにすることにより、上
記問題点を解決した洗浄効果が優れ、かつ操作が非常に
簡単なタンク内部洗浄装置を提供するものである。

本発明の要旨は、幹管の上端部外周に環跋にピストンを
装着し、下端に噴射ノズルを有し洗浄液流で回転するス
プレーヘッドを取付けてなる洗浄管であって、上端を密
閉し下端を液密シールしたシリンダ管の液密シール部に
前記幹管を挿通させて前記ビスｌ−ンがシリンダ内を摺
動上下するよう構成され、前記シリンダ管上端部および
液密シール部にそれぞれバルブを介して洗浄液流入管を
設けたことを特徴とするタンク内部洗浄装置の構成に在
る。

すなわち、洗浄液を作動液としてピストンを取付けた洗
浄管をシリンダ内で洗浄開始および洗浄終了の際、シリ
ンダ中を下げ、または上げることにより洗浄管のスプレ
ーヘッドをタンク内に挿入しまたは引上げるようにする
ものである。

本発明装置の実施例を図面に基いて説明すると第１図は
洗浄管の中心を通る一部省略縦断面図でシリンダ管１中
に噴射ノズル８を有するスプレーヘッド９を幹管７の下
端に取付け、に端部に外周に環状にピストン１０を取付
けた洗浄管が設けられる。シリンダ管内上端には圧縮コ
イルはね１４をシリンダ密閉板との間に介在させてピス
トン受１５が前記密閉板から垂下し、シリンダ内を上下
滑動できるように取付けられている。このピストン受の
胴部には、シリンダ管上端部にバルブｖ１を付した洗浄
液流入管５のシリンダ開口部に対応して透孔１６が設け
られ、この透孔を通って洗浄液がシリンダ内に流入する
。

シリンダ管の下端にはタンク取付用のフランジ４が設け
られ、シリンダ管の管底にはスライドベアリング２と該
ベアリング上にパツキン３が設けられ、この部分を挿通
する洗浄管の幹管７を液密にシールしている。パツキン
上には圧縮コイルはね１１を介在させてシリンダ内を滑
動するピストン受１２が裁置され、このピストン受には
シリンダ管下部にバルブｖ２を付して設けられた洗浄液
流入管６の開口位置に対応して透孔１３が設けられ、ピ
ストン押上用の洗浄液はこの透孔１３を通ってシリンダ
管内に流入する。

洗浄管の幹管７の下端に取付けられたスプレーヘッド９
は球形で、表面に適宜噴射ノズル８が配設され、この各
ノズルから洗浄液が各方向に噴出しタンク内を洗浄する
。このとき、スプレーヘッドは内部を通過する洗浄液流
によって回転するようになっており、隅なくタンク内を
洗浄する。

本発明に係るタンク内部洗浄装置は、タンクの形駅、大
きさ及び洗浄液圧力などを考虜し股引され、タンクの大
きさによっては複数個同一タンクに設置される。

次に、」二記洗浄装置のタンクへの取付例およびその操
作方法をボすと、第２図の装置系統図の如くであって、
洗浄装置は、ボールバルブ、ゲートバルブのようなスプ
レーヘッドを通過させ得るバルブ２２およびサイトグラ
ス２３を介してタンク２１に取付けられている。洗浄液
ラインは二本に分岐し、それぞれバルブｖ１およびｖ２
を介して洗浄液流入管５および洗浄液流入管６に接続し
ている。

なお、バルブＶ２と洗浄液流入管６の間に必要に応じ分
岐管を設はバルブを取付けて用いることもできる。

洗浄工程は、バルブｖ２を開としておき、バルブＶｌを
開くと洗浄液はピストン受１５の透孔１６を通ってシリ
ンダ管内と幹管内に流入する。ビス１−ン１０の上下間
はＶｌ　、Ｖ２が共に開のため、洗浄液は連通し、かつ
ピストン上部側の液圧は、１に出ノズルからの洗浄液の
噴出による影響をほとんど受けず、ピストン下側からの
液圧すなわち洗浄液液圧にほぼ等しく、従って洗浄管の
自重により、ピストン１０はピストンと液密シール部間
の液をバルブｖ２を通してＶｌ側に送りながらシリンダ
管内を降下し洗浄ヘッドをタンク内に挿入させる。シリ
ンダ管内のピストン受１２．ばね１１はピストンの降下
に際し緩衝作用により装置の損傷を防止する。洗浄液は
幹管７を通りスプレーヘッドに導かれ、ヘッドは回転し
ながらノズルから洗浄液を噴出しタンク内を洗浄する。

洗浄終了後、バルブｖ１を閉とすればピストン上部には
液圧は加えられず、洗浄液の液圧がピストン下側に作用
し、洗浄管の自重に摂してピストンを押上げ、スプレー
ヘッドはタンク外に格納される。ピストン受１５．ばね
１４はピストン突上時に緩衝作用を行ない、装置の損傷
のおそれを除いている。緩衝作用のため上記実施例では
ピストン受とばねの組合せを用いたが、これに限らず配
管の位置、ピストン受の形駄等適宜変更することができ
る。また上記実施例では、洗浄開始時にピストンはシリ
ンダ管最下部にまで降下するが、シリンダ管外壁からの
操作により、ピストン停止板をシリンダ内に突出させて
中途でも停止できるようにし、スプレーヘッドがタンク
内を段階的に降下するようにしてもよい。またバルブｖ
１を適宜開閉し、または開度を調節してピストンの上下
圧カの相対強さにより洗浄管を所望位置に保ち、または
徐々に降下させることも可能である。さらに、バルブｖ
１を自動開閉し、タイマー等で一定時間毎にオン・オフ
させれば自動洗浄も可能である。

なお、上記取付例では、タンクにバルブおよびサイトグ
ラスを中間に入れて洗浄装置を取付けたが、これらは特
に必要とするものではなく、バルブはスプレーヘッド引
上後、閉じてタンクと遮断し、ノズルの詰りを防止でき
、サイトグラスはスプレーヘッド等の点検に便利である
。

本発明装置によれば、バルブＶ２を常時開として、バル
ブＶｌの開閉のみで洗浄操作ができ、操作が極めて簡単
である。また洗浄管の昇降に洗浄液の餞圧を利用し、他
の動力源を要しない。また開放型のタンクはもちろん、
密閉型、加圧型のタンクにもタンクを閉じた状態で洗浄
することができる。さらに電源を使用しないのでスパー
ク等のおそれがなく、爆発性雰囲気中でも使用でき、高
圧水による高圧洗浄作業にも安全に使用することができ
る。洗浄液として、水のほか溶剤等も使用できる。タン
クと本洗浄装置の間に元パルプを挿入すれば、装置をタ
ンクに取付けたままでノズルの詰りを防止することがで
きる。

また、ピストンの上下に際し、洗浄装置のグランド部か
らのタンク内ガスのリークが洗浄液の液圧で抑えられる
ため、非常に安全な状態で操作すすることができるなど
の特長を有するため、洗浄効果に優れると共に、操作性
、安全性、信頼性の高い洗浄装置ということができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は、本発明に係るタンク内部洗浄装置の洗浄管中
心を通る一部省略縦断面図で、第２図は本装置のタンク
への取付例を示す概略系統図である。 １・・・・シリンダ管、２・・・・スライドベアリング
。 ３・・・・パツキン、　４・・・・フランジ。 ５．６・・・・洗浄液流入管。 ７・・・・幹管、　　　　９・・・・スプレーヘッド。 １０・・・・ビス１−ン、　　１１．１４・・・・ばね
。 １２　、１５・・・・ピストン受、　　１３．１６・・
・・透孔。 Ｖｌ、Ｖ２・・・・バルブ。 特許出願人　目本ゼオン株式会社 代理人　弁理士　松永圭司 第１図

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. １、＠管の上端部外周に環状にピストンを装着し、下端
   に噴射ノズルを有し洗浄液流で回転するスプレーヘッド
   を取付けてなる洗浄管であって、上端を密閉し下端を液
   密シールしたシリンダ管の液密シール部に前記幹管を挿
   通させて前記ピストンがシリンダ内を摺動上下するよう
   構成され、前記シリンダ管上端部および液密シール部に
   それぞれバルブを介して洗浄液流入管を設けたことを特
   徴とするタンク内部洗浄装置。