JPH0411993Y2 - - Google Patents

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JPH0411993Y2
JPH0411993Y2 JP1985024820U JP2482085U JPH0411993Y2 JP H0411993 Y2 JPH0411993 Y2 JP H0411993Y2 JP 1985024820 U JP1985024820 U JP 1985024820U JP 2482085 U JP2482085 U JP 2482085U JP H0411993 Y2 JPH0411993 Y2 JP H0411993Y2
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pressure gas
valve
outer cylinder
inner cylinder
cylinder
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【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は粉粒体の流出を促進する高圧気体吐出
装置に関するものである。
(従来の技術) この種の従来の技術としては、例えば、特公昭
53−46484号公報に示されているものがある。こ
の従来技術は第4図aの断面図および第4図bの
突風吐出時の要部断面図に示されるように高圧気
体源33に連通する気体取入口2を有するタンク
1と、タンク1の外部に連通状に取着されかつ側
面に噴出口26を有するシリンダ8と、シリンダ
8の端部に取着されかつ外気に対し開閉可能の手
段を有する逃げ口4aを備えた蓋体18と、蓋体
18側へ気体を供給するための小さな通気孔17
を備えかつシリンダ8内を摺動して噴出口26を
開閉可能のピストン10と、ピストン10を噴出
口26を閉止するように附勢する手段とを備えた
ことを特徴とする気体の噴出装置である。
他の従来技術としては、例えば特公昭58−
41252号公報に示されているものがある。この他
の従来技術は第5図aの断面図および第5図bの
突風吐出時の要部断面図に示されるように、圧縮
流体流入口2を有するタンク1と、このタンク1
と連通し流体排出口24を有する操作室7と、こ
の操作室7内に気密支持され且つその一端が操作
室7外で開放しその他端が操作室7内で開放する
流体噴射管26とからなり、前記操作室7内の前
記流体噴射管26の他端に近接して前記操作室7
の壁にピンホールを有するダイヤフラム12を固
定し、このダイヤフラム12と前記操作室7の壁
との間にダイヤフラム12を流体噴射管26の他
端に密着せしめるばね13を設け、前記操作室7
の流体排出口24に開閉弁20を設けたことを特
徴とする粉粒体の架橋破壊装置である。
(考案が解決しようとする問題点) 前記の従来技術においては問題があつて、例え
ば第4図a,bに示したものは、シリンダ8内を
摺動することにより噴出口26を開閉可能のピス
トン10を設け、ピストン10が噴出口26を閉
止するように附勢する手段を備えていることを特
徴としており、前記附勢手段としてスプリング1
3を図示の如く設けその復元力を利用している
が、高圧気体吐出装置として高性能を保持するた
めにはタンク1内の圧縮気体を瞬間的に、例えば
0.2秒程度の短時間で吐出する必要があるが、ス
プリング13の復元力ではその速度が遅くなるば
かりでなく、長時間の繰返し使用においてはスプ
リング13の寿命が問題となるという欠点があ
る。また図示の如くピストン10は構造上タンク
1のシリンダ8への開口と噴出口26を同時に密
閉するため、シリンダ8内でのピストン10の摺
動距離が長く、またピストン10の摺動を容易に
するため中空の構造としてありピストン8の両端
面にはシール部材を設けてある等複雑な構造であ
るという欠点がある。
また第5図a,bに示した他の従来技術におい
ては、操作室7の壁にピンホールを有するダイヤ
フラム12をフランジで固定する構造であるが、
高圧気体のくり返し吐出によりダイヤフラム12
の固定周辺はくり返し疲労を生じ易く、またダイ
ヤフラム12はばね13で流体噴射管26の1端
に押しつけられている構造なのでばね13のくり
返し疲労も大きいので数次の使用により性能が低
下するという欠点がある。その他前記した以外の
従来技術においては、例示および図示を省略した
が構造の複雑なものがあり、構造簡単で使い勝手
のよいしかも数次の使用においても性能が保持さ
れるような装置の出現が期待されている。
(問題点を解決するための手段) 前記問題点を解決するため、本考案は、高圧気
体発生源と三方弁と気体流路と高圧気体タンクと
バルブ機構とを有していて、該三方弁の操作によ
りバルブ機構を作動せしめることにより高圧気体
タンクに貯蔵された高圧気体を外部に急速に吐出
するようにした高圧気体吐出装置において、前記
バルブ機構は外筒と内筒とからなり、前記外筒の
側面には高圧気体タンクと連通する連通管を設
け、外筒の一端面には給排気口を設けるとともに
他端面には外部への吐出口を有する内筒を挿入し
その挿入部を気密に形成するようにし、前記外筒
内の給排気口と内筒端面との間にバルブ室を形成
し、該バルブ室に、内筒端面寸法より大なる外径
寸法の底面を有する硬質の円筒体部分と該円筒体
の上側面から円筒体側方に傘状に連続して延長し
その延長した傘状部分の端部外径寸法がほぼ外筒
内径寸法と同一寸法に形成された軟質の傘状部と
からなる弾性体の可動部材の弁体を設けるように
構成した。
(作用) 本考案を前記の如く構成したので、前記バルブ
室の給排気口から高圧気体を供給するとその圧力
で弁体は摺動して弁体の硬質の円筒体の底面で内
筒端面に当接して吐出口を密閉するとともに弁体
の軟質の傘状部分を高圧気体が押圧し該傘状部分
を変形し外筒内面との間にすき間を生じ連通管を
通じて高圧気体タンク内に高圧気体が貯蔵され
る。
高圧気体の吐出時は、三方弁を操作することに
よつてバルブ室の給排気口から弁体上面のバルブ
室の気体を外部に排出すると、該バルブ室の気体
圧力の低下とともに弁体傘状部の下面を高圧気体
タンクの高圧気体で押圧し弁体を上部に移動せし
め弁体上面に当接して給排気口を密閉するととみ
に内筒端面を一挙に開放し高圧気体タンク内の高
圧気体を瞬間的に吐出する。本考案では弁体の摺
動距離を短く構成できるので、高圧気体は0.2秒
以内の高速で高圧気体タンクから吐出口に吐出さ
せることができる。
(実施例) 第1図aは本考案の一実施例の一部切断説明
図、第1図bは本考案の弁体の一部切断斜視図で
ある。第2図aは本考案の一実施例の高圧気体の
導入時の弁体の位置の説明図、第2図bは同じく
高圧気体の吐出時の弁体の位置の説明図、第2図
cは外筒、内筒および弁体の直径寸法の説明図で
ある。第3図は本考案の実施例の高圧気体吐出装
置を粉粒体の貯蔵装置に取付けた説明図である。
第1図において、33は高圧気体発生源、29
は三方弁、Aはバルブ機構、Bはプラグ5を下部
に有する高圧気体タンクであつて、高圧気体発生
源33から高圧気体は気体流路31により三方弁
29をへてバルブ機構Aに設けられた給排気孔2
1からバルブ機構Aに入り後から述べるバルブ作
用により高圧気体タンク部Bに貯蔵され、またバ
ルブ機構Aの吐出口26から吐出するようになつ
ている。
バルブ機構Aは第1図aに示すように外筒8と
内筒25と弁体9とから構成されている。
外筒8の側面8−2には連通管8aが突設され
ていて、連通管8aの端部に設けられたフランジ
8bと高圧気体タンクの側面1−1に突設された
連通管1aの端部に設けられているフランジ1b
との間にガスケツト6とともに締付ボルト7で気
密に連通状に螺着されている。
外筒8の一端面8−3には給排気口21を設け
たバルブキヤツプ18が前記一端面8−3の周囲
に設けられたフランジ14との間にガスケツト
(図示せず)とともに締付ボルト20で気密に螺
着されている。
外筒8の他端面8−1には、外部への取付フラ
ンジ25aと吐出口26を他端25−2に有する
内筒25を挿入しその挿入部は気密に形成されて
いる。
外筒8内において給排気口21と内筒端面25
−1との間はバルブ室15として形成されている
が、バルブ室15には給排気口21と内筒端面2
5−1との間を高圧気体の圧力により可動する例
えばゴム材等の弾性体の弁体9が設けられてい
る。
弁体9は第1図bに示すように硬質の円筒体部
9−2と円筒体部9−2の上側面9−3から円筒
体部側方に傘状に連続して延長する軟質の傘状部
9−4からなつている。第1図b、第2図cに示
すように、円筒体部9−2の底面9−1の外径寸
法D2は、内筒端面25−1の外径寸法D1よりや
や大となつている。また傘状部9−4の延長端面
9−5の形成する外径寸法D4はバルブ室内15
における外筒8−3の内径寸法D3とほぼ同一寸
法としている。
第2図aに示すようにバルブ室15の給排気口
21から高圧気体が矢印の方向で導入され弁体9
が押圧され内筒端面25−1に当接して内筒25
の内筒端面25−1を密閉するが、高圧気体は弁
体9の軟質の傘状部9−4の周辺を押圧し傘状部
9−4の変形により生ずるすき間を通つて連通間
8aから高圧気体タンク1に導入されて高圧気体
は高圧気体タンク1に貯蔵される。高圧気体の流
入方向は矢印で示したが、態様を理解するための
ものであるから矢印には符号をいちいちつけな
い。以下も同様である。
この高圧気体タンク1内に貯蔵された高圧気体
を第3図に示すように粉粒体の貯蔵容器37にノ
ズル部材34をとりつけ、それを通つて急速に吐
出す場合は、三方弁29の排気口24を開放して
第2図bに示すように給排気孔21より矢印方向
にバルブ室15内の高圧気体が外部に排出され
る。然るときは高圧気体タンク1からの連通管1
a,8aを通つての高圧気体の圧力よりバルブ室
15内の圧力が低くなり弁体9の傘状部9−4が
内下面より押上げられるので弁体9はバルブキヤ
ツプ18に当接するように移動し給排気孔21を
閉止する。弁体9の円筒体部の下面9−1が内筒
端面25−1から離れて、内筒端面25−1は開
放され、従つて高圧気体タンク1内の高圧気体は
吐出口26より前記の貯蔵容器37内に爆発的に
吐出される。
バルブ室15内の弁体9の移動距離は図では説
明上大きくなつているが、弁体9の高さHの1/2
程度の移動距離でよく、従つて弁動作が短時間で
よくまた弁体の損耗も少くできる。
つぎに三方弁29の排気口24を閉じて前記プ
ロセスで高圧気体タンク1内に高圧気体を貯蔵し
再び三方弁29の排気口24を開くことにより同
様のプロセスで粉粒体の貯蔵容器37に高圧気体
を0.2秒以内の短時間で吐出しこの動作をくりか
えすことができる。
本実施例は粉粒体の貯蔵容器にとりつけ使用す
ることを説明したが他の使用態様として、例えば
高圧気体発生源に不活性ガスを用い本実施例の装
置を高速消火装置として使用することなども可能
である。
(考案の効果) 以上説明したように本考案は前記の弁体を内設
したバルブ機構を用いた装置により高圧気体タン
クに貯蔵された高圧気体を0.2秒以下の短時間を
粉粒体の貯蔵容器等に爆発的に吐出する高圧気体
吐出装置を得ることができるという効果がある。
また装置は簡単な構成で、分解、組立が容易で
あると共に、弁体の形状がコンパクトで軽量であ
り又気体の流入、排出方向の切換時の弁体の移動
距離が短いので長寿命である。また隙間からの空
気の排出ロスがなく、更に弁体摺動部の加工精度
を必要としない故障のない使い勝手のよい安価な
利用範囲の広い高圧気体吐出装置が得られるとい
う効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図aは本考案の一実施例の一部切断説明
図、第1図bは本考案の弁体の一部切断斜視図、
第2図aは本考案の一実施例の高圧気体導入時の
弁体位置の説明図、第2図bは同じく高圧気体吐
出時の弁体位置の説明図、第2図cはバルブ機構
における弁体の関係を示す図、第3図は本考案の
実施例の高圧気体吐出装置を粉粒体の貯蔵装置に
取付けた説明図、第4図aは従来技術の断面図、
第4図bはその突風吐出時の要部断面図、第5図
aは他の従来技術の断面図、第5図bはその突風
吐出時の要部断面図である。 1……高圧気体タンク、1a,8a……連通
管、8……外筒、9……弁体、9−2……円筒体
部、9−4……傘状部、10……ピストン、15
……バルブ室、18……バルブキヤツプ蓋体、2
1……給排気孔、25……内筒、25−1……内
筒端面、26……吐出口、噴出口、流体噴射管、
29……三方弁、33……高圧気体発生源、A…
…バルブ機構、B……高圧気体タンク部、D1
…内筒端面25−1の外径寸法、D2……円筒体
部9−2の底面9−1の外径寸法、D3……外筒
8−3の内径寸法、D4……傘状部9−4の延長
端面9−5の形成する外径寸法、H……弁体9の
高さ。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 高圧気体発生源と三方弁と気体流路と高圧気体
    タンクとバルブ機構とを有し該三方弁の操作によ
    りバルブ機構を作動せしめ高圧気体タンクに貯蔵
    された高圧気体を外部に急速に吐出すようにした
    装置において、 前記バルブ機構は外筒と内筒と弁体とからな
    り、 前記外筒の側面には高圧気体タンクと連通する
    連通管を設け、外筒の一端面には給排気口を設け
    るとともに他端面には外部への吐出口を有する内
    筒を挿入しその挿入部を気密に形成するように
    し、 前記外筒内の給排気口と内筒端面との間にバル
    ブ室を形成し、該バルブ室に、内筒端面寸法より
    大なる外径寸法を有する底面からなる硬質の円筒
    体部と該円筒体の上側面から円筒体部側方に傘状
    に連続して延長しその延長した傘状部の端部外径
    寸法がほぼ外筒内径寸法と同一寸法に形成された
    軟質の傘状部分とからなる弾性体の可動部材の弁
    体を、設けたことを特徴とする高圧気体吐出装
    置。
JP1985024820U 1985-02-25 1985-02-25 Expired JPH0411993Y2 (ja)

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