JPH0433978A - 粘着テープまたはシートの製造方法 - Google Patents
粘着テープまたはシートの製造方法Info
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- JPH0433978A JPH0433978A JP14060590A JP14060590A JPH0433978A JP H0433978 A JPH0433978 A JP H0433978A JP 14060590 A JP14060590 A JP 14060590A JP 14060590 A JP14060590 A JP 14060590A JP H0433978 A JPH0433978 A JP H0433978A
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- Polymerisation Methods In General (AREA)
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
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Description
本発明は粘着テープまたはシートの製造方法に関する。
詳細には、基材の一面に設けられた光重合性組成物層に
光を照射して、光重合性組成物を重合させる粘着テープ
またはシートの製造方法に関する。
光を照射して、光重合性組成物を重合させる粘着テープ
またはシートの製造方法に関する。
従来、基材の上に、光重合性組成物層を設け、光を照射
して、この光重合性組成物を重合させる粘着テープまた
はシートの製造方法は公知である。 例えば、特開昭58−118873号公報には、粘着フ
ィルムの製造法と題して、基材の上に光重合性組成物を
塗布し、光を照射して、この光重合性組成物を重合させ
る方法について記載されている。
して、この光重合性組成物を重合させる粘着テープまた
はシートの製造方法は公知である。 例えば、特開昭58−118873号公報には、粘着フ
ィルムの製造法と題して、基材の上に光重合性組成物を
塗布し、光を照射して、この光重合性組成物を重合させ
る方法について記載されている。
上記製造方法は、光重合性組成物の中に溶存する酸素濃
度が高いと、重合が阻害されるので、従来、光重合室に
入る前に溶存酸素濃度をlppm以下に低下させるか、
雰囲気酸素濃度を11000pp以下に保った光重合室
の中で光重合性組成物層に光を照射させて重合させてい
た。 そして、この光重合室の中の雰囲気酸素濃度を1100
0pp以下にするには、通常、この光重合室の中に窒素
ガスを流入し7、光重合室の空気を窒素ガスで置換する
方法で行われているが、この方法では、光重合室全体の
雰囲気酸素濃度を11000pp以下に保つために、大
量の窒素ガスが必要である。これを改善するために、窒
素ガス循環式光重合室を採用して、窒素ガスを節約して
いる。しかし、いずれにしても、窒素ガスを相当量必要
とし、コストが高くなるという問題があった。 又、窒素ガスを光重合室に吹き込むと、この窒素ガスの
気流により、光重合組成物の中の七ツマ−の蒸発が促進
され、組成が変化し、粘着剤の性能が低下するという問
題もある。 又、光重合室に導く前に、光重合性組成物の中に溶存す
る酸素量を減少させる方法は、光重合性組成物の中に窒
素ガスを吹き込み、溶存酸素を追い出したり、光重合性
組成物の中にフエニルジイソデシルホスファイト等の酸
素除去剤を添加したり、あるいは、基材に光重合性組成
物を塗布する塗布室の雰囲気酸素濃度を低くする等の方
法が行われていたが、これだけでは不充分であるから、
更に、光重合室の中の雰囲気酸素濃度を減少させる必要
があった。 更に、いずれの方法でも、大規模な設備が必要であり、
煩瑣であるという問題があるし、又、光重合性組成物が
厚くなると、重合熱が発散し難くなって、高温になり、
モノマーが蒸発する。従って、組成が変化して、粘着剤
の性能が低下したり、あるいは、製品を巻き取った後に
、高温になった基材が収縮して変形するという問題があ
る。 そこで、本発明は、窒素ガスを使用しないか、使用量を
極力押さえることができ、大規模な装置を必要としない
性能のよい粘着テープまたはシートの製造方法を提供す
ることを目的とする。
度が高いと、重合が阻害されるので、従来、光重合室に
入る前に溶存酸素濃度をlppm以下に低下させるか、
雰囲気酸素濃度を11000pp以下に保った光重合室
の中で光重合性組成物層に光を照射させて重合させてい
た。 そして、この光重合室の中の雰囲気酸素濃度を1100
0pp以下にするには、通常、この光重合室の中に窒素
ガスを流入し7、光重合室の空気を窒素ガスで置換する
方法で行われているが、この方法では、光重合室全体の
雰囲気酸素濃度を11000pp以下に保つために、大
量の窒素ガスが必要である。これを改善するために、窒
素ガス循環式光重合室を採用して、窒素ガスを節約して
いる。しかし、いずれにしても、窒素ガスを相当量必要
とし、コストが高くなるという問題があった。 又、窒素ガスを光重合室に吹き込むと、この窒素ガスの
気流により、光重合組成物の中の七ツマ−の蒸発が促進
され、組成が変化し、粘着剤の性能が低下するという問
題もある。 又、光重合室に導く前に、光重合性組成物の中に溶存す
る酸素量を減少させる方法は、光重合性組成物の中に窒
素ガスを吹き込み、溶存酸素を追い出したり、光重合性
組成物の中にフエニルジイソデシルホスファイト等の酸
素除去剤を添加したり、あるいは、基材に光重合性組成
物を塗布する塗布室の雰囲気酸素濃度を低くする等の方
法が行われていたが、これだけでは不充分であるから、
更に、光重合室の中の雰囲気酸素濃度を減少させる必要
があった。 更に、いずれの方法でも、大規模な設備が必要であり、
煩瑣であるという問題があるし、又、光重合性組成物が
厚くなると、重合熱が発散し難くなって、高温になり、
モノマーが蒸発する。従って、組成が変化して、粘着剤
の性能が低下したり、あるいは、製品を巻き取った後に
、高温になった基材が収縮して変形するという問題があ
る。 そこで、本発明は、窒素ガスを使用しないか、使用量を
極力押さえることができ、大規模な装置を必要としない
性能のよい粘着テープまたはシートの製造方法を提供す
ることを目的とする。
本発明は上記問題を解決し、上記目的を達成するために
なしたもので、水槽の中に、回転ドラムが一部水中に没
している状態に設けられ、水槽の側壁または底壁の少な
くとも一部あるいは回転ドラム周壁が光透過性材料で作
成され、片面に光重合性組成物層が設けられた基材を、
該光重合性組成物層が外側になるようにして、前記水中
に没している回転ドラムの外周に沿って運行させ、光重
合性組成物層が水中に没している間に、前記水槽の側壁
または底壁あるいは回転ドラム周壁を透過させて、光重
合性組成物層に光を照射させて、光重合性組成物を重合
させるのである。 本発明において、基材とは、従来、粘着テープまたはシ
ートに使用されている基材のすべてを含む。例えば、ポ
リ塩化ビニルフィルム、ポリエチレンテレフタレートフ
ィルム、ポリエチレンフィルム、ポリプロピレンフィル
ム等の合成m 脂フィルムや、クラフト紙のような紙製
品や、セロファン等が好適である。又、本発明に使用す
る基材としては、上記フィルムの他に、上記フィルムの
表面を離型処理したものも含む。 本発明において、基材の離型処理してない面に、光重合
性組成物層を設け、光で重合すると、この基材に粘着剤
層が密着している粘着テープまたはシートが製造できる
し、又、基材の離型処理した面に光重合性組成物層を設
けて重合すると、粘着剤層を基材から剥離して使用する
両面粘着テープまたはシートが製造できる。この場合、
不織布を粘着剤層の中に設けて両面粘着テープまたはシ
ートの心材とすることもできる。 本発明において、光重合性組成物とは、光を照射すると
、重合して粘着剤になるものをいう。 かかる光重合性組成物は、七ツマ〜あるいはこの千ツマ
−が一部重合したものと、光重合開始剤とからなるもの
で、これらの光重合性組成物としては従来多くのものが
知られている。例えば、アクリル系、ポリエステル系、
エポキシ系等多くの光重合性組成物がある。本発明では
、これら公知の光重合性組成物のすべてを含むものであ
る。特に、アクリル系光重合性組成物が好適である。 本発明で使用される基材の片面に設けられる光重合性組
成物は、水中に没してしる回転ドラムの外周に沿って運
行されるから、水に不溶性の光重合性組成物が好ましい
。しかし、光重合反応は極めて速いから、溶解速度の遅
い、少量熔解するものは使用可能である。 又、本発明の光重合性組成物の粘度は特に限定しないが
、光重合性組成物層が設けられた基材を水中で回転ドラ
ムの外周面に沿って運行するときに、この光重合性組成
物が基材面に粘着して、離れ難い方がよい。かかる見地
から光重合性組成物の粘度は大きい方が好ましい。従っ
て、水中に没する前に、重合性組成物を成る程度予備重
合させることが好ましい。 本発明において、光とは、可視光線、紫外線、電子線等
の電磁波を総称する。−船釣には、光重合性組成物に適
した波長を多く含む光が使用される。そして、従来使用
されている光重合性組成物は、紫外線で重合するものが
多いから、光としては、紫外線が最も多く使用される。 本発明で、水槽の側壁または底壁の少なくとも一部ある
いは回転ドラム周壁の材料である光透過性材料とは、本
発明に使用される光を透過する性質の材料を総称するも
のであって、例えば、光が紫外線であれば、パイレック
スガラス、石英ガラス等が好適な材料である。 本発明において、回転ドラム周壁を光透過性材料を使用
するときには、回転ドラムの中に光照射装置を設け、回
転ドラムの周壁および基材を透過して、光重合性組成物
層に、光を照射するから、基材には光透過性の良い材料
を使用する必要がある。 本発明において、回転ドラムとは、円筒形の回転体であ
って、回転軸が水平に保たれ、円筒外周面の一部が、水
槽の中の水中に没している状態に取り付けられ、その外
周面に沿って、基材が運行できるようになっている。 本発明では、基材の一面に光重合性組成物層を設けるが
、この設ける方法は、従来、粘着テープまたはシートの
製造に使用される方法が全て使用できる。例えば、基材
の上に光重合性組成物を塗布たり、流延する方法、光重
合性組成物を吸収させた不織布や紙等を基材の上に重ね
合わせる方法、基材の上に設けられた不織布等の材料の
上から光重合性組成物を塗布あるいは流延する方法等が
ある。
なしたもので、水槽の中に、回転ドラムが一部水中に没
している状態に設けられ、水槽の側壁または底壁の少な
くとも一部あるいは回転ドラム周壁が光透過性材料で作
成され、片面に光重合性組成物層が設けられた基材を、
該光重合性組成物層が外側になるようにして、前記水中
に没している回転ドラムの外周に沿って運行させ、光重
合性組成物層が水中に没している間に、前記水槽の側壁
または底壁あるいは回転ドラム周壁を透過させて、光重
合性組成物層に光を照射させて、光重合性組成物を重合
させるのである。 本発明において、基材とは、従来、粘着テープまたはシ
ートに使用されている基材のすべてを含む。例えば、ポ
リ塩化ビニルフィルム、ポリエチレンテレフタレートフ
ィルム、ポリエチレンフィルム、ポリプロピレンフィル
ム等の合成m 脂フィルムや、クラフト紙のような紙製
品や、セロファン等が好適である。又、本発明に使用す
る基材としては、上記フィルムの他に、上記フィルムの
表面を離型処理したものも含む。 本発明において、基材の離型処理してない面に、光重合
性組成物層を設け、光で重合すると、この基材に粘着剤
層が密着している粘着テープまたはシートが製造できる
し、又、基材の離型処理した面に光重合性組成物層を設
けて重合すると、粘着剤層を基材から剥離して使用する
両面粘着テープまたはシートが製造できる。この場合、
不織布を粘着剤層の中に設けて両面粘着テープまたはシ
ートの心材とすることもできる。 本発明において、光重合性組成物とは、光を照射すると
、重合して粘着剤になるものをいう。 かかる光重合性組成物は、七ツマ〜あるいはこの千ツマ
−が一部重合したものと、光重合開始剤とからなるもの
で、これらの光重合性組成物としては従来多くのものが
知られている。例えば、アクリル系、ポリエステル系、
エポキシ系等多くの光重合性組成物がある。本発明では
、これら公知の光重合性組成物のすべてを含むものであ
る。特に、アクリル系光重合性組成物が好適である。 本発明で使用される基材の片面に設けられる光重合性組
成物は、水中に没してしる回転ドラムの外周に沿って運
行されるから、水に不溶性の光重合性組成物が好ましい
。しかし、光重合反応は極めて速いから、溶解速度の遅
い、少量熔解するものは使用可能である。 又、本発明の光重合性組成物の粘度は特に限定しないが
、光重合性組成物層が設けられた基材を水中で回転ドラ
ムの外周面に沿って運行するときに、この光重合性組成
物が基材面に粘着して、離れ難い方がよい。かかる見地
から光重合性組成物の粘度は大きい方が好ましい。従っ
て、水中に没する前に、重合性組成物を成る程度予備重
合させることが好ましい。 本発明において、光とは、可視光線、紫外線、電子線等
の電磁波を総称する。−船釣には、光重合性組成物に適
した波長を多く含む光が使用される。そして、従来使用
されている光重合性組成物は、紫外線で重合するものが
多いから、光としては、紫外線が最も多く使用される。 本発明で、水槽の側壁または底壁の少なくとも一部ある
いは回転ドラム周壁の材料である光透過性材料とは、本
発明に使用される光を透過する性質の材料を総称するも
のであって、例えば、光が紫外線であれば、パイレック
スガラス、石英ガラス等が好適な材料である。 本発明において、回転ドラム周壁を光透過性材料を使用
するときには、回転ドラムの中に光照射装置を設け、回
転ドラムの周壁および基材を透過して、光重合性組成物
層に、光を照射するから、基材には光透過性の良い材料
を使用する必要がある。 本発明において、回転ドラムとは、円筒形の回転体であ
って、回転軸が水平に保たれ、円筒外周面の一部が、水
槽の中の水中に没している状態に取り付けられ、その外
周面に沿って、基材が運行できるようになっている。 本発明では、基材の一面に光重合性組成物層を設けるが
、この設ける方法は、従来、粘着テープまたはシートの
製造に使用される方法が全て使用できる。例えば、基材
の上に光重合性組成物を塗布たり、流延する方法、光重
合性組成物を吸収させた不織布や紙等を基材の上に重ね
合わせる方法、基材の上に設けられた不織布等の材料の
上から光重合性組成物を塗布あるいは流延する方法等が
ある。
本発明では、片面に光重合性組成物が設けられた基材を
、水中に没している回転ドラムの外周面に沿って運行さ
せるから、この水中を運行している間、光重合性組成物
は空気に直接接触しない。 そのために、光重合性組成物の中に溶存する酸素は極め
て少なくなる。かかる状況にある光重合性組成物層に光
を照射して、光重合性組成物を重合させるから、光重合
に支障がない。 又、この光は、水槽の側壁または底壁あるいは回転ドラ
ム周壁に設けられた光を透過する性質を持つ材料を通し
て、照射されるから、光重合性組成物層に、光が照射で
きる。 又、光重合性組成物を外側になるようにして、回転ドラ
ムの外周に沿って運行させるから、この光重合性組成物
は回転ドラムに付着することがなく、又、この光重合性
組成物層が回転ドラムの外側になるから、水槽の外側か
ら光透過性材料を透過させて、光を、この光重合性組成
物層に、照射できる。 又、回転ドラムを光透過性材料で作成すると、回転ドラ
ムの内部から光透過性材料を透過させて、光を光重合性
組成物層に照射することができる。 又、このように、水中に没している光重合性組成物に光
を照射すると、水が重合熱を奪い、従って、光重合性組
成物層の温度が上昇しないから、七ツマ〜が蒸発せず、
従って、組成の変化せず、性能の良い粘着剤が製造でき
し、又、基材が変形することがない。 又、光重合性組成物は、一般に水より軽いがら、水中を
回転ドラムの外周に沿って運行させると、水圧と、光重
合性組成物が上方に浮かぶ力によって、光重合性組成物
層は基材に密着する。
、水中に没している回転ドラムの外周面に沿って運行さ
せるから、この水中を運行している間、光重合性組成物
は空気に直接接触しない。 そのために、光重合性組成物の中に溶存する酸素は極め
て少なくなる。かかる状況にある光重合性組成物層に光
を照射して、光重合性組成物を重合させるから、光重合
に支障がない。 又、この光は、水槽の側壁または底壁あるいは回転ドラ
ム周壁に設けられた光を透過する性質を持つ材料を通し
て、照射されるから、光重合性組成物層に、光が照射で
きる。 又、光重合性組成物を外側になるようにして、回転ドラ
ムの外周に沿って運行させるから、この光重合性組成物
は回転ドラムに付着することがなく、又、この光重合性
組成物層が回転ドラムの外側になるから、水槽の外側か
ら光透過性材料を透過させて、光を、この光重合性組成
物層に、照射できる。 又、回転ドラムを光透過性材料で作成すると、回転ドラ
ムの内部から光透過性材料を透過させて、光を光重合性
組成物層に照射することができる。 又、このように、水中に没している光重合性組成物に光
を照射すると、水が重合熱を奪い、従って、光重合性組
成物層の温度が上昇しないから、七ツマ〜が蒸発せず、
従って、組成の変化せず、性能の良い粘着剤が製造でき
し、又、基材が変形することがない。 又、光重合性組成物は、一般に水より軽いがら、水中を
回転ドラムの外周に沿って運行させると、水圧と、光重
合性組成物が上方に浮かぶ力によって、光重合性組成物
層は基材に密着する。
次に、実施例を説明する。
第1図は本発明の一実施態様を示す説明図、第2図は本
発明の他の実施態様を示す説明図である。 第1図において、1は基材である。2は塗工装置である
。 4は水槽であり、この水槽4の中に水41が入れられて
いる。 3は回転ドラムであり、この回転軸31は水槽4の水面
に平行になっていて、回転ドラム3の外周面32が一部
水41の中に没している状態に取り付けられる。そして
、矢印のように、図では右廻りに回転される。 5は水槽4の底壁から側壁にかけて取り付けられたパイ
レックスガラス製の壁である。 6は紫外線ランプであり、この紫外線ランプ6からパイ
レックスガラスの窓5を透過して、回転ドラム30表面
を照射するようになっている。 7は水切り装置である。 8は水分調整ボックスである。 次に、この装置を使用して、粘着テープを製造する方法
について、説明する。 基材1を、図示していない供給装置から(図では右から
)供給され、回転ドラム3の外周面32に沿って運行し
、外周面に設けられた塗工装置2に導入される。 この塗工装置2で基材1の一面に光重合製組成物が塗工
され、光重合性組成物層が設けられる。 このように、光重合性組成物層が設けられた基材1は、
更に、回転ドラム3の外周面32に沿って、運行させる
と、水槽4の中の水41中に没する。すると、水圧と、
水より軽い光重合性組成物層が上方に浮かぶ力によって
、光重合性組成物層は基材1ムこ密着するようになる。 この状態になって、水41中の回転ドラム3の外周32
に沿って運行している間に、紫外線ランプ5から紫外線
が、壁5を透過して、光重合性組成物に照射され、光重
合性組成物が重合し、粘着剤となる。 この際、光重合性組成物は水41の中にあるから、酸素
の供給がなく、従って、光重合性組成物の中に溶存する
酸素が少なく、重合が阻止されることなく、スムーズに
重合が進む。 又、水41の中にあるから、重合時に発生する重合熱が
水41によって、冷却され、光重合性組成物が高温にな
ることがない。 このように、光重合性組成物が重合し、粘着剤となると
、基材は水槽4からでる。 粘着剤に付着した水は、水切りノズル7で取られ、更に
、水分調整ボックス8で乾燥され、粘着フィルムが製造
される。 この粘着フィルムをロール状に巻取り、一定巾に切断し
て粘着テープを製造する。 次に、第2図に示される実施態様について説明する。 第2図においては、塗工装置2と水41面との間に予備
重合装置9が設けられていることを除くと、第1図に示
された装置と同じである。 この装置を使用して、粘着テープを製造する方法も、光
重合性組成物が基材1に塗工装置2で塗工された後、予
備重合装置9で紫外線ランプ61からパイレックスガラ
ス製壁51を透過させて、照射される紫外線で、光重合
性組成物の一部を重合させる。この場合、この予備重合
室9は窒素ガスで充満させている。このように、一部重
合した光重合性組成物層が設けられた基材が回転ドラム
3の外周32に沿って、水41の中に没する他は、第1
図と同じ方法で製造できる。 そして、このように、光重合性組成物を予備重合すると
、光重合性組成物の粘度が大になって、基材1から離れ
難くなり、便利である。
発明の他の実施態様を示す説明図である。 第1図において、1は基材である。2は塗工装置である
。 4は水槽であり、この水槽4の中に水41が入れられて
いる。 3は回転ドラムであり、この回転軸31は水槽4の水面
に平行になっていて、回転ドラム3の外周面32が一部
水41の中に没している状態に取り付けられる。そして
、矢印のように、図では右廻りに回転される。 5は水槽4の底壁から側壁にかけて取り付けられたパイ
レックスガラス製の壁である。 6は紫外線ランプであり、この紫外線ランプ6からパイ
レックスガラスの窓5を透過して、回転ドラム30表面
を照射するようになっている。 7は水切り装置である。 8は水分調整ボックスである。 次に、この装置を使用して、粘着テープを製造する方法
について、説明する。 基材1を、図示していない供給装置から(図では右から
)供給され、回転ドラム3の外周面32に沿って運行し
、外周面に設けられた塗工装置2に導入される。 この塗工装置2で基材1の一面に光重合製組成物が塗工
され、光重合性組成物層が設けられる。 このように、光重合性組成物層が設けられた基材1は、
更に、回転ドラム3の外周面32に沿って、運行させる
と、水槽4の中の水41中に没する。すると、水圧と、
水より軽い光重合性組成物層が上方に浮かぶ力によって
、光重合性組成物層は基材1ムこ密着するようになる。 この状態になって、水41中の回転ドラム3の外周32
に沿って運行している間に、紫外線ランプ5から紫外線
が、壁5を透過して、光重合性組成物に照射され、光重
合性組成物が重合し、粘着剤となる。 この際、光重合性組成物は水41の中にあるから、酸素
の供給がなく、従って、光重合性組成物の中に溶存する
酸素が少なく、重合が阻止されることなく、スムーズに
重合が進む。 又、水41の中にあるから、重合時に発生する重合熱が
水41によって、冷却され、光重合性組成物が高温にな
ることがない。 このように、光重合性組成物が重合し、粘着剤となると
、基材は水槽4からでる。 粘着剤に付着した水は、水切りノズル7で取られ、更に
、水分調整ボックス8で乾燥され、粘着フィルムが製造
される。 この粘着フィルムをロール状に巻取り、一定巾に切断し
て粘着テープを製造する。 次に、第2図に示される実施態様について説明する。 第2図においては、塗工装置2と水41面との間に予備
重合装置9が設けられていることを除くと、第1図に示
された装置と同じである。 この装置を使用して、粘着テープを製造する方法も、光
重合性組成物が基材1に塗工装置2で塗工された後、予
備重合装置9で紫外線ランプ61からパイレックスガラ
ス製壁51を透過させて、照射される紫外線で、光重合
性組成物の一部を重合させる。この場合、この予備重合
室9は窒素ガスで充満させている。このように、一部重
合した光重合性組成物層が設けられた基材が回転ドラム
3の外周32に沿って、水41の中に没する他は、第1
図と同じ方法で製造できる。 そして、このように、光重合性組成物を予備重合すると
、光重合性組成物の粘度が大になって、基材1から離れ
難くなり、便利である。
本発明では、光重合性組成物が水中に没している間に、
光により重合させるから、酸素による重合阻止がなく、
従って、この酸素の影響をなくするために、従来、光重
合室や塗工装置内を窒素ガスで置換することがないか殆
ど必要なく、又、酸素除去剤を光重合性組成物の中に添
加することがな(、極めて便利である。 又、本発明では、殆どの光重合部分は水で密封されるこ
とになるので、光重合性組成物が蒸発することがなく、
従って、組成が変化することがなく、粘着剤の性能が低
下することがない。 又、水中で重合するから、重合時に発生する重合熱も水
で冷却され、高温にならず、従って、モノマーの蒸発が
なく、この結果、組成の変化がなく、粘着剤の性能が低
下することがない。
光により重合させるから、酸素による重合阻止がなく、
従って、この酸素の影響をなくするために、従来、光重
合室や塗工装置内を窒素ガスで置換することがないか殆
ど必要なく、又、酸素除去剤を光重合性組成物の中に添
加することがな(、極めて便利である。 又、本発明では、殆どの光重合部分は水で密封されるこ
とになるので、光重合性組成物が蒸発することがなく、
従って、組成が変化することがなく、粘着剤の性能が低
下することがない。 又、水中で重合するから、重合時に発生する重合熱も水
で冷却され、高温にならず、従って、モノマーの蒸発が
なく、この結果、組成の変化がなく、粘着剤の性能が低
下することがない。
第1図は本発明の一実施態様を示す説明図、2図は他の
実施態様を示す説明図である。 1・・−・−−−−−−−−一基材 2−・−・−−一−−−−塗工装置 3−−−−−−−−−〜−−−−−回転ドラム4−−−
−−−−−−・・−水槽 5−・−・・−−−−−−−一光透過性の壁(パイレッ
クスガラス製壁) 6−−−−−−−−−・−−−−一紫外線うンプ第
実施態様を示す説明図である。 1・・−・−−−−−−−−一基材 2−・−・−−一−−−−塗工装置 3−−−−−−−−−〜−−−−−回転ドラム4−−−
−−−−−−・・−水槽 5−・−・・−−−−−−−一光透過性の壁(パイレッ
クスガラス製壁) 6−−−−−−−−−・−−−−一紫外線うンプ第
Claims (1)
- (1)水槽の中に、回転ドラムが一部水中に没している
状態に設けられ、水槽の側壁または底壁の少なくとも一
部あるいは回転ドラム周壁が光透過性材料で作成され、
片面に光重合性組成物層が設けられた基材を、該光重合
性組成物層が外側になるようにして、前記水中に没して
いる回転ドラムの外周に沿って運行させ、光重合性組成
物層が水中に没している間に、前記水槽の側壁または底
壁あるいは回転ドラム周壁を透過させて、光重合性組成
物層に光を照射させて、光重合性組成物を重合させるこ
とを特徴とする粘着テープまたはシートの製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP14060590A JPH0776327B2 (ja) | 1990-05-29 | 1990-05-29 | 粘着テープまたはシートの製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP14060590A JPH0776327B2 (ja) | 1990-05-29 | 1990-05-29 | 粘着テープまたはシートの製造方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0433978A true JPH0433978A (ja) | 1992-02-05 |
JPH0776327B2 JPH0776327B2 (ja) | 1995-08-16 |
Family
ID=15272598
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP14060590A Expired - Lifetime JPH0776327B2 (ja) | 1990-05-29 | 1990-05-29 | 粘着テープまたはシートの製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0776327B2 (ja) |
-
1990
- 1990-05-29 JP JP14060590A patent/JPH0776327B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0776327B2 (ja) | 1995-08-16 |
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