JPH04339714A

JPH04339714A - 巻たばこ包装装置の巻たばこ供給停止装置

Info

Publication number: JPH04339714A
Application number: JP10284991A
Authority: JP
Inventors: Koichiro Obara; 小原　耕一郎; Tadao Eya; 江谷　尹男
Original assignee: Japan Tobacco Inc
Current assignee: Japan Tobacco Inc
Priority date: 1991-05-08
Filing date: 1991-05-08
Publication date: 1992-11-26
Anticipated expiration: 2015-09-11
Also published as: DE69204097T2; EP0512492B1; EP0512492A1; DE69204097D1; JP3086712B2

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】本発明は、たばこの包装装置にお
ける巻たばこの供給停止装置に関する。さらに特定すれ
ば、本発明はたばこの包装装置において、巻たばこを整
列させて３列に俵積みする整列装置に、巻たばこの供給
を自動的に停止する機構を設け、包装装置を停止させる
場合にこの包装装置の中間部分に半製品が残留するのを
防止した巻たばこの供給停止装置に関する。

【０００２】

【従来の技術】一般に、巻たばこの包装装置は、たとえ
ばホッパ等に投入された巻たばこを整列させ、一箱分２
０本の巻たばこを７本、６本、７本の３列の俵積みにす
る整列装置と、この俵積みされた巻たばこをアルミ箔、
包か用紙等で包装するパック装置と、この包装体にシー
ル等を張付けるシール装置等から構成されている。これ
らの装置は一体的に連結されており、ホッパ等に投入さ
れた巻たばこはこの包装装置から完成製品となって排出
される。

【０００３】ところで、このような包装装置を停止させ
る場合、そのまま装置を停止すると、この包装装置の中
間部分に多くの半製品が残ることになる。このように、
包装容器内に半製品が残留すると、塗布した接着剤が乾
燥したり、またホットメルト形の接着剤ではヒータによ
って過度に加熱され、接着剤が流たり、半製品が焦げた
りして多数の不良製品が発生してしまう。

【０００４】このため、従来では、保守、整備のために
包装装置を停止する場合には、整列装置の巻たばこ供給
通路に手作業で遮断ブロック等を挿入し、巻たばこの流
を遮断してから一定時間この包装装置を運転し、この包
装装置内から巻たばこまたは半製品が完全に排出されて
からこの包装装置を停止していた。

【０００５】しかし、上記の供給通路は一箱分、すなわ
ち２０本設けられており、これらの供給通路に同時に遮
断ブロックを挿入する作業は面倒で非能率的であり、ま
た、遮断ブロックの挿入に熟練を必要とする等の不具合
があった。また、この包装装置に作動不良が発生し、こ
の包装装置を緊急に停止させる必要が生じた場合にも、
この包装装置を停止させるまでに長い時間を必要とする
等の不具合があった。

【０００６】

【発明が解決しようとする課題】本発明は以上の事情に
基づいてなされたもので、巻たばこの供給を自動的に停
止し、この包装装置の停止を短時間でかつ容易に行うこ
とができる巻たばこの供給停止装置を提供するものであ
る。

【０００７】

【課題を解決するための手段】本発明は、一列に整列さ
れた巻たばこを移動させる供給通路を備え、この供給通
路内に突没するストッパと、このストッパを駆動する駆
動機構を備えている。また、本発明の実施例によれば、
この駆動機構はエアシリンダであり、その押圧力は上記
のストッパによって挟圧された巻たばこが潰れず、かつ
移動不能に保持される程度に設定されている。さらに、
本発明の実施例によれば、上記の供給通路の出口端部に
は、供給される巻たばこを一時的に保持する保持凸部が
形成されている。

【０００８】

【作用】この包装装置を停止する場合には、上記の駆動
装置によって上記のストッパ体が上記の供給通路内に突
出し、このストッパと供給通路の内面との間で巻たばこ
を挟み、この巻たばこの移動を阻止する。したがって、
巻たばこの供給が停止される。このストッパの押圧力は
、巻たばこを潰さず、かつその移動を阻止するに十分な
ものでよい。この装置は、駆動機構を作動させるだけの
簡単な操作で巻たばこの供給を停止でき、この包装装置
を容易かつ短時間で停止させることができる。

【０００９】

【実施例】以下、図を参照して本発明の一実施例を説明
する。まず、巻たばこの包装装置の全体を説明する。こ
の装置は、巻たばこを２０本ずつ包装する装置である。図１にはこの包装装置の全体を示す。図中の１は整列装
置である。この整列装置１にはホッパ２が設けられ、巻
たばこの製造装置（図示せず）から送られてきた多数の
巻たばこはこのホッパ２内に投入される。そして、この
整列装置１によって、この巻たばこは一箱分すなわち２
０本のものが７本、６本、７本の３列に俵積みされる。この俵積みされた巻たばこは、隣接するパック装置３に
送られる。このパック装置は、この一箱分の巻たばこを
アルミ箔、包か用紙等で自動的に包装する。また、この
包装された包装体は、隣接するシール装置によってシー
ル等が貼り付けられ、排出コンベア５を介して排出され
る。

【００１０】次に、上記の整列装置１に構成を図２ない
し図５を参照して説明する。図２に示すように、前記の
ホッパ２の底部には、一箱分すなわち２０本の供給通路
１２が上下方向に沿って形成されている。これらの供給
通路１２は、図４に示すように、ブロック１３，１４の
間に形成された通路であり、その幅は巻たばこＣの直径
よりわずかに大きく形成されている。

【００１１】また、上記のブロック１３，１４の上面に
は山形の案内ブロック１８が取り付けられている。また
、これら供給通路１２の上端部すなわち入口部の両側に
は、それぞれ一対のアジテータローラ１１が設けられ、
これらアジテータローラは回転揺動運動を行い、ホッパ
２内の巻たばこＣをこの供給通路１２内に導入する。し
たがって、ホッパ２内の巻たばこＣは、上記の案内ブロ
ック１８に案内され、かつ上記のアジテータローラ１１
によって一本ずつ上記の供給通路１２内に送り込まれ、
巻たばこＣはこの供給通路１２内に一列に整列される。そして、この一列に整列された巻たばこＣは、重力によ
って下方に移動される。

【００１２】また、この供給通路１２の下端部、すなわ
ち出口側端部には、保持ブロック１９が設けられている
。この保持ブロック１９の下部には保持凸部１５が上記
の供給通路１２内に突出するように略水平に突設さけて
いる。また、この保持凸部１５の側部には負圧ノズル１
６が開口し、この負圧ノズル１６は負圧通路１７に連通
している。したがって、上記の供給通路１２内を送られ
てきた巻たばこＣは、この保持凸部１５に当接するとと
もに、負圧ノズル１６の負圧によって吸着され、保持さ
れる。

【００１３】また、図２および図４に示す如く、これら
の供給通路１２の下端部にそれぞれ対応して受取りドラ
ム２０が配置されている。これらの受取りドラム２０は
回転軸２１に取り付けられ、図４の矢印方向に回転する
。この受取りドラム２０の周面には、たとえば２個の受
取り部材２２が取り付けられ、これらの受取り部材の前
進方向の側面には巻たばこＣを保持する円弧状の凹部が
形成され、この凹部には負圧ノズル２３が開口している
。

【００１４】したがって、上記の供給通路１２の下端部
の保持凸部１５に保持されている巻たばこＣは、上記の
受取りドラム２０の回転によって１本ずつ上記の受取り
部材２２の凹部に受け取られ、負圧により保持される。

【００１５】また、図２に示すように、一列分の受取り
ドラム２０、すなわち７個または６個の受取りドラム２
０にそれぞれ近接して３個の整列ドラム３０が配置され
ている。これらの整列ドラム３０は回転軸３１に取り付
けられ、図５に示す矢印方向に回転する。これらの整列
ドラム３０の周速度は、上記の各受取りドラム２０の周
速度と等しく設定されている。また、これら整列ドラム
３０の周面には、複数群の整列凹部３２が形成されてい
る。各群の整列凹部３２の数は、一列分、すなわち７本
または６本である。そして、これら各群の整列凹部３２
が上記の受取りドラム２０の部分を通過する際に、これ
らの各群の整列凹部３２内にそれぞれ巻たばこＣが移送
される。したがって、各群の整列凹部３２には一列分の
巻たばこＣが移送される。なお、これらの整列凹部３２
にも図示は省略したが上記と同様に負圧ノズルが開口し
ており、これら移送された巻たばこＣは負圧によって保
持される。

【００１６】さらに、図２および図５に示すように、こ
れら各整列ドラム３０にそれぞれ対応して移送ドラム４
０が配置されている。これらの移送ドラム４０は、回転
軸４１に取り付けられ、図５の矢印方向に回転する。こ
れらの移送ドラム４０の周面には、複数群の保持凹部４
２が形成されており、これら各保持凹部４２にも負圧ノ
ズルが開口している。そして、上記の整列ドラム３０の
各群の整列凹部３２に保持されている一列分の巻たばこ
Ｃは、この移送ドラム４０の各群の保持凹部４２に移送
される。

【００１７】さらに、図２および図５に示すように、３
列分すなわち３個の上記の移送ドラム４０に対応して１
個の俵積みドラム５０が配置されている。この俵積みド
ラム５０は、回転軸５１に取り付けられ、図５の矢印方
向に回転する。この俵積みドラム５０の周面には、複数
のヘッド５２が設けられ、これらのヘッド５２が上記の
移送ドラム４０の近傍を通過する際に、これらヘッド５
２に一列ずつ、合計３列の巻たばこＣが俵積み状に移送
される。

【００１８】また、図３に示すように、上記の回転軸５
１には押し出しドラム５３が取り付けられ、この押し出
しドラム５３は上記の俵積みドラム５０と一緒に回転す
る。この押し出しドラム５３には上記のヘッド５２に対
応してプッシャ５４が設けられ、これらのヘッド５２に
保持された２０本の巻たばこＣを移送ドラム５５に押し
出す。そして、この一箱分の２０本の巻たばこＣは、図
１のパック装置３によって包装され、シール装置４によ
ってシールが貼り付けられる。

【００１９】次に、図６および図７を参照して、前記の
整列装置１に設けられた本発明の巻たばこの供給停止装
置を説明する。上記の巻たばこＣの供給通路１２の下端
部には、供給停止装置６０が設けられている。この供給
停止装置６０は、たとえば上記の供給通路１２を構成す
る一方のブロック１４の下端部に設けられている。この
供給停止装置６０は、ストッパ６１を備えており、この
ストッパ６１は上記のブロック１４に形成された開口６
８を介して上記の供給通路１２内に突没するように構成
されている。また、このストッパ６１の後面には、ガイ
ドピン６３が突設され、このガイドピン６３は支持部材
６９に形成されたガイドブッシュ６５に摺動自在に案内
され、上記のストッパ６１の突没を案内する。また、こ
のストッパ６１には駆動機構、たとえばエアシリンダ６
２が連結されている。このエアシリンダ６２は上記のブ
ロック１４に取り付けられ、またこのエアシリンダ６２
には空気配管６６，６７が接続されている。これらの空
気配管６６，６７は図示しない電磁弁等に接続されてい
る。

【００２０】なお、上記のような供給停止装置６０は、
前記した２０本の供給通路１２のそれぞれに設けられて
いる。また、各供給通路１２において、この上記のスト
ッパ６１が突出して挟圧された巻たばこＣから前記の保
持凸部１５に保持されている巻たばこＣまでの間の巻た
ばこＣの個数は、各供給通路１２において同じ本数、た
とえば図６に示すように１本に設定されている。また、
これら各供給停止装置６０は、図示しない制御装置等に
よってすべて同時に作動するように構成されている。

【００２１】また、上記のエアシリンダ６２による押圧
力は、ストッパ６１に挟まれた巻たばこＣが潰れること
がなく、かつの巻たばこＣが移動不能に保持されるよう
な強さに設定されている。

【００２２】次に、このような装置の作動を説明する。この包装装置の運転中には、上記の供給停止装置６０の
ストッパ６１は供給通路１２内から後退している。した
がって、巻たばこＣはこの供給通路１２内を自由に通過
して受取りドラム２９に受け取られる。

【００２３】この包装装置を停止する場合には、図示し
ない制御装置からの信号により、各供給通路１２の供給
停止装置６０のエアシリンダ６２に加圧空気が供給され
、上記のストッパ６１が供給通路１２内に突出する。そして、このストッパ６１の先端部と、供給通路１２の
内面との間で巻たばこＣが挟圧保持され、この巻たばこ
Ｃが移動不能となり、巻たばこＣの供給が停止される。この状態から所定の時間だけこの包装装置を運転すると
、この挟圧されている巻たばこＣより下流側の巻たばこ
はすべてこの包装装置によって包装され、製品となる。なお、この場合、巻たばこＣの挟圧は図示されない制御
装置からの信号により順次行われるため、本数の不足し
た製品が製造されるようなことはない。

【００２４】なお、本発明は上記の実施例には限定され
ない。たとえば、ストッパを駆動する駆動機構はエアシ
リンダには限定されず、ソレノイドその他の機構でもよ
いものである。

【００２５】

【発明の効果】上述の如く本発明によれば、包装装置を
停止する場合には、供給停止装置のストッパが供給通路
内に突出して巻たばこを押圧してその移動を停止する。したがって、この供給通路からの巻たばこの供給が自動
的に停止され、この包装装置の停止を容易かつ短時間で
おこなうことができ、しかも操作に熟練も必要としない
。

【図面の簡単な説明】

【図１】包装装置の全体の斜視図。

【図２】整列装置の正面図。

【図３】整列装置の側面図。

【図４】整列装置の一部を拡大した正面図。

【図５】整列装置の他の部分を拡大した正面図。

【図６】整列装置に取り付けられた供給停止装置の正面
図。

【図７】図６の７−７線に沿う断面図。

【符号の説明】

１　　整列装置２　　ホッパ１２　　供給通路１５　　保持凸部２０　　受取りドラム６０　　供給停止装置６１　　ストッパ６２　　駆動機構

Claims

【特許請求の範囲】

【請求項１】　　複数の巻たばこを一列に整列させた後
に複数列に俵積みに整列させる整列装置と、この俵積み
された巻たばこを包装する包装装置とを備えた巻たばこ
包装装置において、上記の整列装置の一列に整列された
巻たばこを供給する複数の供給通路の途中にそれぞれこ
の供給通路内に突没自在なストッパを設け、またこのス
トッパを突没させるように駆動する駆動機構を設けたこ
とを特徴とする巻たばこ包装装置の巻たばこ供給停止装
置。
【請求項２】　　前記の駆動機構はエアシリンダであり
、またこのエアシリンダによる上記のストッパの押圧力
は、このストッパと前記の供給通路の内面に挟圧された
巻たばこが潰れず、かつその位置に移動不能に保持され
るに十分な押圧力に設定されていることを特徴とする請
求項１の巻たばこ包装装置の巻たばこ供給停止装置。
【請求項３】　　前記の複数の供給通路の出口端部には
それぞれこの供給通路内を送られてくる巻たばこを一時
的に保持する保持凸部が設けられていることを特徴とす
る請求項１の巻たばこ包装装置の巻たばこ供給停止装置
。