JPH04338695A - 多層プリント配線基板 - Google Patents

多層プリント配線基板

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JPH04338695A
JPH04338695A JP11184191A JP11184191A JPH04338695A JP H04338695 A JPH04338695 A JP H04338695A JP 11184191 A JP11184191 A JP 11184191A JP 11184191 A JP11184191 A JP 11184191A JP H04338695 A JPH04338695 A JP H04338695A
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、多層プリント配線基板
に関する。
【0002】
【従来の技術】電子機器の高密度化に伴い、多層プリン
ト配線基板の実用化が進められている。図4は、多層プ
リント配線基板の製造過程の一例を示すもので、第2及
び第3の配線パターン2及び3を挟み絶縁層5を介して
第1及び第4の配線パターンとなるべき銅箔1及び4が
積層され、銅箔4から第3の配線パターン3に至る第1
のブラインドバイアホール6及び銅箔4から第2の配線
パターン2に至る第2のブラインドバイアホール7が形
成される。このブラインドバイアホール6及び7内に銅
箔4と第3配線パターン3間、及び銅箔4と第2配線パ
ターン2間を導通する導電層を形成した後、銅箔1及び
4をパターニングして第1及び第4の配線パターンを形
成し、目的の多層配線基板が構成される。
【0003】従来、このような多層プリント配線基板で
は上下配線パターン間の導通をとる場合、ブラインドバ
イアホール6及び7内を含んで金属メッキを施すメッキ
法が採られている。なお、他の方法として特公平2−3
4198号公報に示されたように下層配線に接触する導
電性ペーストを充填し焼成後、導電性ペースト上面に接
触するように上層配線を形成するようにした方法も知ら
れている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上述した通常の多層プ
リント配線基板では、ブラインドバイアホール6及び7
を形成した後、メッキを行なうが、ブラインドバイアホ
ール6及び7の絶縁層の壁面部の汚れによりメッキ性が
低下しブラインドバイアホールの信頼性の低下が懸念さ
れる。孔加工としては、ドリル加工、レーザ加工、パウ
ダービーム加工等があるが、ドリル加工ではドリルの切
削熱により絶縁層5である樹脂層が軟化しスミヤが発生
し、レーザ加工ではレーザ(CO2 ガス)の熱により
樹脂層が炭化し、炭化物が付着し、さらに、パウダービ
ーム加工では粉体で絶縁層5である樹脂層を穿孔したと
きに粉及び樹脂かすが付着する等して孔壁面が汚れる。
【0005】一方、メッキ法のため、製造工程が長くな
るため生産性が悪く、メッキ工程での液、その他の副資
材を含めて材料関係でコストアップとなり、結果として
多層プリント配線基板の低コスト化が図れない。さらに
、ブラインドバイアホール6及び7の内面に追随してメ
ッキを施すため表面の平滑化ができない等の問題があっ
た。一方、特公平2−34198号公報の場合も、工程
が複雑であると共に表面の平滑性が得られない。
【0006】本発明は、上述の点に鑑み、絶縁層壁面状
態の影響を受けず、表面の平滑性が得られ、しかも生産
性が向上する多層プリント配線基板を提供するものであ
る。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、多層プリント
配線基板の一部に上層配線14から絶縁層17を通じて
下層配線13に至るブラインドバイアホール21を有し
、ブラインドバイアホール21に臨む上層配線14の側
面19a及び下層配線13の表面に接触するようにブラ
インドバイアホール21内に導電性ペースト22を充填
し、この導電性ペースト22を介して上層配線14及び
下方配線13を導通せしめて多層プリント配線基板を構
成する。
【0008】
【作用】本発明においては、ブラインドバイアホール2
1の加工後、ホールメッキを行わずに、導電性ペースト
22を充填して上下配線14、13間の導通をとってい
るので、ブラインドバイアホール21の絶縁層壁面状態
の影響を受けることなく高い電気的な接続が得られる。 また、充填された導電性ペースト22はブラインドバイ
アホール21に臨む上層配線14の側面19a及び下層
配線13の表面に夫々接触するようにしてブラインドバ
イアホール21内に充填されるので、多層プリント配線
基板の表面は平坦化される。さらに、導電性ペースト2
2を充填するので、メッキ法に比較して工程が簡単で生
産性が向上する。
【0009】
【実施例】以下、図1〜図3を参照して本発明による多
層プリント配線基板の実施例をその製法と共に説明する
【0010】図1は貫通スルーホールを有さない多層プ
リント配線基板に適用した実施例である。先ず、図1A
に示すように、ガラスエポキシ素材からなる絶縁性薄板
10の両面に銅箔による所要の第2の配線パターン12
及び第3の配線パターン13を形成し、スルーホール1
6を介して第2及び第3の配線パターン12及び13を
接続してなる両面基板の両面に、夫々熱硬化性接着剤シ
ート(所謂プリプレグ)17を重ね、さらにこのシート
17上に導電層例えば銅箔18及び19を重ねて熱圧着
して一体化した基板20を用意する。この基板20の板
厚t1 は例えば0.8mm以下の薄い基板である。
【0011】次に、図1Bに示すように、銅箔19から
第3の配線パターン12に至るブラインドバイアホール
21を選択的に形成する。このブラインドバイアホール
21は例えば前述のドリル加工、レーザー加工、パウダ
ービーム加工等により形成することができる。
【0012】次に、図1Cに示すように、スクリーン印
刷法、ディスペンサー法、ピン転写法等によりブライン
ドバイアホール21内に導電性ペースト22を充填し、
銅箔19と第3の配線パターン13間を接続する。この
とき、銅箔19においては、そのブラインドバイアホー
ル21に臨む側面19aで充填された導電性ペーストと
接触し電気的接続が行われる。導電性ペーストとしては
、銀ペースト、銅ペースト、クリーム半田ペースト、導
電性高分子材料、金ペースト、カーボンペースト、その
他の導電性ペーストがあるが、低抵抗でマイグレーショ
ンがなく(又は少なく)、且つ安価であるという理由に
より銅ペースト、クリーム半田ペーストが最適である。 例えば銅ペーストの場合は、低抵抗(30mΩ/□以下
)で銀ペーストに比べてマイグレーションが少ない。ク
リーム半田ペーストの場合は低抵抗(抵抗値は半田と同
レベル)でマイグレーションがない。之に対してAgペ
ーストはマイグレーションが問題となり、カーボンペー
スト、導電性高分子材料は抵抗値が高い。金ペーストは
高価である。
【0013】次に、図1Dに示すように、銅箔19上及
び銅箔18上に夫々例えば感光性ドライフィルムによる
所定パターンのレジストマスクを形成し、銅箔19及び
18を選択的にエッチングして第1の配線パターン11
及び第4の配線パターン14を形成する。このエッチン
グ時、ブラインドバイアホール21に充填された導電性
ペースト22はレジストマスクで保護され、何らエッチ
ングの影響を受けることがない。斯くして、目的の多層
プリント配線基板23を得る。尚、図1Cの工程と、図
1Dの工程を逆にしても良い。
【0014】上述の導電性ペースト22の一例を次に示
す。       組  成   熱硬化性樹脂によるバインダー         
               15〜45重量部  
                         
             (好ましくは20〜40重
量部)  導電粉末                
                         
       100重量部  弱還元剤      
                         
             0.5〜7重量部    
                         
               (好ましくは2〜6重
量部)  有機溶剤                
                         
   10〜40重量部  硬化剤         
                         
              5〜10重量部  添加
剤                        
                      0.5
〜5重量部
【0015】バインダーとなる熱硬化樹脂と
しては、フェノール樹脂、エポキシ樹脂、ポリエステル
樹脂があげられるが、導電性ペースト特性を考えるとフ
ェノール樹脂が最も良い。
【0016】導電粉末としては、(i) 例えば平均粒
径が2〜20μmでそのかさ比重が1g/cm3 以上
のもので樹枝状の形状を有する銅粉末を用いることがで
きる。 (ii)例えば上記銅粉末を、分散剤としての有機ジル
コネート化合物、防錆剤としての有機アミンで被覆した
銅粉末を用いることもできる。   有機ジルコネート化合物            
  (RO)X −Zr−(OR′)4−X     
                         
   RO:易加水分解性の有機基         
                     OR′:
難加水分解性および親油性の有機基         
                         
X:1〜3の整数  有機アミン        (R
′)nN(R2)3−nのヒドロキシアルキルアミン 
                         
      R′:少なくとも1個の水酸基を有する 
                         
            ヒドロキシアルキル基   
                         
    R2 :水素またはアルキル基       
                         
  n:1〜3の整数(iii)例えば上記(i)の銅
粉末中に銀メッキもしくは銅粉末が5〜10重量部(5
〜10%の意)混合された銅粉末を用いることもできる
【0017】弱還元剤(酸化防止剤)としては、オレイ
ン酸、リノール酸等の不飽和脂肪酸、不飽和脂肪酸を6
0%以上含有する大豆油、ゴマ油、オリーブ油、サフラ
ワー油等の植物油、もしくはこれらのアルカリ金属塩(
カリウム塩、ナトリウム塩)を用いることができる。
【0018】有機溶剤としてはトルエン、シンナー、ヘ
キサン、メチルエチルチトン、キシレン、メチルアルコ
ール、エチルアルコール、プロピルアルコール、ブチル
アルコール、メチルイソブチルケトン、酢酸エチル、酢
酸ブチル、メチルカルビトール、エチルカルビトール、
メチルセロソルブ、エチルセロソルブ等の有機溶剤の1
種または2種以上の混合物を用いることができる。ペー
ストの粘度としては100〜20,000CPS(25
℃に於いて)程度の印刷可能な粘度とする。
【0019】エポキシ樹脂を使用する場合は、硬化剤と
してイミダゾール系化合物、酸無水物を単独もしくはそ
の混合物として5〜10重量部添加する。但し、フェノ
ール樹脂の場合には硬化剤は不要である。添加剤として
は消泡剤、分散剤、およびその他の添加剤とする。
【0020】スクリーン印刷条件は、225〜180メ
ッシュ、ゾル厚20〜50μ、乳剤:ジアゾ系、アクリ
ル系のスクリーン仕様で導電性ペースト印刷する。硬化
条件は150〜160℃で30分〜1時間ボックスオー
ブンで硬化する。クリーム半田ペーストでは、印刷条件
としてメタルマスクスクリーン(ステンレス厚150〜
200μ)を使用し、加熱条件として予備加熱130〜
170℃、30秒〜90秒、本加熱230〜260℃、
10秒〜30秒の温度プロファイルに設定したリフロー
炉で行なう。
【0021】図2は一部に貫通スルーホールを有し板厚
t2 が薄い(0.8mm以下)多層プリント配線基板
に適用した実施例である。本例においては、図2Aに示
すように前述の図1Aと同様の銅箔18、第2の配線パ
ターン12、第3の配線パターン13及び銅箔19が絶
縁層(即ち絶縁性薄板10、熱硬化性接着剤シート17
)を介して積層一体化されてなる基板20を用意する。 この基板20の板厚t2 は0.8mm以下である。そ
して、この基板20に対して、銅箔19から第3の配線
パターン12に至るブラインドバイアホール21及び銅
箔19から銅箔18にわたって之を貫通する貫通スルー
ホール25をドリル加工、レーザ加工、パウダービーム
加工等により選択的に形成する。
【0022】次に、図2Bに示すように、スクリーン印
刷法、ディスペンサー法、ピン転写法等によりブライン
ドバイアホール21及び貫通スルーホール25内に導電
性ペースト22を充填し、銅箔19と第3の配線パター
ン13間を接続し、銅箔18及び19間を接続する。こ
の場合も、ブラインドバイアホール21の銅箔19では
そのホール21に臨む側面で導電性ペースト22と電気
的接続がなされ、貫通スルーホール25の両銅箔18、
19でも、そのホール25に臨む側面で導電性ペースト
22と電気的接続がなされる。
【0023】次に、図2Cに示すように、銅箔18及び
19上に夫々例えば感光性ドライフィルムによる所定パ
ターンのレジストマスクを形成し、銅箔18及び19を
選択的にエッチングして第1の配線パターン11及び第
4の配線パターン14を形成し、目的の多層プリント配
線基板26を得る。ここでも図2Bの工程と、図2Cの
工程を逆にしても良い。
【0024】図3は一部に貫通スルーホールを有し板厚
が厚い(0.8mmを越る)多層プリント配線基板に適
用した実施例である。本例においては、図3Aに示すよ
うに前述の図1Aと同様の銅箔18、第2の配線パター
ン12、第3の配線パターン13及び銅箔19が絶縁層
(即ち絶縁性薄板10、熱硬化性接着剤シート17)を
介して積層一体化されてなる基板20を用意する。この
基板の板厚t3 は0.8mmを越える。そして、この
基板20に対して銅箔19から第3の配線パターン12
に至るブラインドバイアホール21及び銅箔19から銅
箔18にわたって之を貫通する貫通スルーホール27を
ドリル加工、レーザ加工、パウダービーム加工等により
選択的に形成する。
【0025】次に、図3Bに示すように、スクリーン印
刷法、ディスペンサー法、ピン転写法等によりブライン
ドバイアホール21内に導電性ペースト22を充填し、
銅箔19と第3の配線パターン13間を接続する。この
場合も、ブラインドバイアホール21の銅箔19ではそ
のホール21に臨む側面で導電性ペースト22と電気的
接続がなされる。この場合の導電性ペースト22は後工
程で銅メッキできる導電性ペーストを用いるを可とする
【0026】次に、図3Cに示すように、スルーホール
銅メッキを施してスルーホール27の内壁及び銅箔18
及び19上に銅メッキ層28を被着形成し、両銅箔18
及び19間を電気的に接続する。
【0027】次に、図3Dに示すように、例えば感光性
ドライフィルムによるレジストマスクを介して銅箔18
及び19をパターニングして第1の配線パターン11及
び第4の配線パターン14を形成し、目的の多層プリン
ト配線基板29を得る。
【0028】尚、導電性ペースト22の充填に際してブ
ラインドバイアホール21を越えて一部第4の配線パタ
ーン14の表面に延長して充填することも可能である。
【0029】上述の各多層プリント配線基板23、26
、29によれば、少なくともブラインドバイアホール2
1内に導電性ペースト22を充填して第4の配線パター
ン14及び第3の配線パターン13間を接続するので、
ブラインドバイアホール21の絶縁層壁面状態の影響を
受けず、信頼性の高い電気的接続ができる。また、メッ
キ法と比較して大がかりな装置を必要とせず、製造工程
も簡単なため、多層プリント配線基板、特に4層以上の
多層プリント配線基板の生産性を向上することができる
。材料に関しても導電性ペースト材料のみであり、低コ
スト化を図ることができる。
【0030】更に、ブラインドバイアホール21内に導
電性ペースト22を完全充填し、上層の第4の配線パタ
ーン14ではそのブラインドバイアホール22に臨む側
面で導電性ペースト22との接続を行っているので、多
層プリント配線基板の表面の平滑化が可能となる。
【0031】
【発明の効果】本発明の多層プリント配線基板によれば
、そのブラインドバイアホール内にブラインドバイアホ
ールに臨む上層配線の側面及び下層配線の表面に接触す
るように導電性ペーストを充填して上下両配線間を接続
する構成であるので、ブラインドバイアホールの絶縁層
壁面状態にかかわらず信頼性の高い接続ができ、且つ多
層プリント配線基板の生産性を向上することができる。 更に多層プリント配線基板の表面の平滑化を可能にする
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による多層プリント配線基板の一例を示
す製造工程順の断面図である。
【図2】本発明による多層プリント配線基板の他の例を
示す製造工程順の断面図である。
【図3】本発明による多層プリント配線基板の更に他の
例を示す製造工程順の断面図である。
【図4】従来の多層プリント配線基板の説明に供する断
面図である。
【符号の説明】
10  絶縁性薄板 11、12、13、14  配線パターン17  熱硬
性接着剤シート 18、19  銅箔 21  ブラインドバイアホール 22  導電性ペースト 25、27  貫通スルーホール

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  多層プリント配線基板の一部に上層配
    線から絶縁層を通じて下層配線に至るブラインドバイア
    ホールが設けられ、夫々前記ブラインドバイアホールに
    臨む前記上層配線の側面及び前記下層配線の表面に接触
    するように前記ブラインドバイアホール内に導電性ペー
    ストが充填され、前記導電性ペーストを介して前記上層
    配線及び前記下層配線が導通されて成る多層プリント配
    線基板。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH10117069A (ja) * 1996-10-08 1998-05-06 Denki Kagaku Kogyo Kk 金属ベース多層回路基板
JPH10126028A (ja) * 1996-10-22 1998-05-15 Matsushita Electric Ind Co Ltd プリント基板
US5879568A (en) * 1996-06-18 1999-03-09 Hitachi, Ltd. Process for producing multilayer printed circuit board for wire bonding

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