JP3251029B2 - 多層プリント配線基板 - Google Patents

多層プリント配線基板

Info

Publication number
JP3251029B2
JP3251029B2 JP11184191A JP11184191A JP3251029B2 JP 3251029 B2 JP3251029 B2 JP 3251029B2 JP 11184191 A JP11184191 A JP 11184191A JP 11184191 A JP11184191 A JP 11184191A JP 3251029 B2 JP3251029 B2 JP 3251029B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
layer
conductive
wiring
via hole
blind via
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP11184191A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH04338695A (ja
Inventor
正美 石井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sony Corp filed Critical Sony Corp
Priority to JP11184191A priority Critical patent/JP3251029B2/ja
Publication of JPH04338695A publication Critical patent/JPH04338695A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3251029B2 publication Critical patent/JP3251029B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Production Of Multi-Layered Print Wiring Board (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、多層プリント配線基板
及びその製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】電子機器の高密度化に伴い、多層プリン
ト配線基板の実用化が進められている。図4は、多層プ
リント配線基板の製造過程の一例を示すもので、第2及
び第3の配線パターン2及び3を挟み絶縁層5を介して
第1及び第4の配線パターンとなるべき銅箔1及び4が
積層され、銅箔4から第3の配線パターン3に至る第1
のブラインドバイアホール6及び銅箔4から第2の配線
パターン2に至る第2のブラインドバイアホール7が形
成される。このブラインドバイアホール6及び7内に銅
箔4と第3配線パターン3間、及び銅箔4と第2配線パ
ターン2間を導通する導電層を形成した後、銅箔1及び
4をパターニングして第1及び第4の配線パターンを形
成し、目的の多層配線基板が構成される。
【0003】従来、このような多層プリント配線基板で
は上下配線パターン間の導通をとる場合、ブラインドバ
イアホール6及び7内を含んで金属メッキを施すメッキ
法が採られている。なお、他の方法として特公平2−3
4198号公報に示されたように下層配線に接触する導
電性ペーストを充填し焼成後、導電性ペースト上面に接
触するように上層配線を形成するようにした方法も知ら
れている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上述した通常の多層プ
リント配線基板では、ブラインドバイアホール6及び7
を形成した後、メッキを行なうが、ブラインドバイアホ
ール6及び7の絶縁層の壁面部の汚れによりメッキ性が
低下しブラインドバイアホールの信頼性の低下が懸念さ
れる。孔加工としては、ドリル加工、レーザ加工、パウ
ダービーム加工等があるが、ドリル加工ではドリルの切
削熱により絶縁層5である樹脂層が軟化しスミヤが発生
し、レーザ加工ではレーザ(CO2 ガス)の熱により樹
脂層が炭化し、炭化物が付着し、さらに、パウダービー
ム加工では粉体で絶縁層5である樹脂層を穿孔したとき
に粉及び樹脂かすが付着する等して孔壁面が汚れる。
【0005】一方、メッキ法のため、製造工程が長くな
るため生産性が悪く、メッキ工程での液、その他の副資
材を含めて材料関係でコストアップとなり、結果として
多層プリント配線基板の低コスト化が図れない。さら
に、ブラインドバイアホール6及び7の内面に追随して
メッキを施すため表面の平滑化ができない等の問題があ
った。一方、特公平2−34198号公報の場合も、工
程が複雑であると共に表面の平滑性が得られない。
【0006】本発明は、上述の点に鑑み、絶縁層壁面状
態の影響を受けず、表面の平滑性が得られ、しかも生産
性が向上する多層プリント配線基板を提供するものであ
る。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明に係る多層プリン
ト配線基板は、多層プリント配線基板の一部に上層配線
14を構成する導電層19から絶縁層17を通じて下層
配線13に至るブラインドバイアホール21が設けら
れ、ブラインドバイアホール21に臨む上層配線14
導電層19の側面及び下層配線13の表面に接触して
電層19の表面と同一面になるようにブラインドバイア
ホール21内に導電性ペースト22が充填され、導電性
ペースト22を含む上層配線14の導電層19の面に導
電性メッキ層28が被着形成され、導電性ペースト22
を介して上層配線14及び下層配線13が導通された構
成とする。 本発明に係る多層プリント配線基板の製造方
法は、絶縁層17を介して下層配線13及び上面導電層
19を有する多層基板に、上面導電層19から絶縁層1
7を通して下層配線13に至るブラインドバイアホール
21を形成する工程と、上面導電層19の側面及び下層
配線13の表面に接触して上面導電層19の表面と同一
面になるように、ブラインドバイアホール21内に導電
性ペースト22を充填する工程と、導電性ペースト22
を含む上面導電層19の面に導電性メッキ層28を形成
する工程と、導電性メッキ層28と共に上面導電層9を
パターニングして上層配線14を形成する工程を有す
る。
【0008】
【作用】本発明に係る多層プリント配線基板において、
ブラインドバイアホール21の加工後、ホールメッキを
行わずに、導電性ペースト22を充填して上下配線1
4、13間の導通をとっているので、ブラインドバイア
ホール21の絶縁層壁面状態の影響を受けることなく高
い電気的な接続が得られる。また、導電性ペースト22
ブラインドバイアホール21に臨む上層配線14の導
電層19の側面19a及び下層配線13の表面に夫々接
触して導電層19の表面と同一面になるようにブライン
ドバイアホール21内に充填され、その上に導電性メッ
キ層28が被着されるので、上下配線層14、13間の
接続の信頼性をより高めると共に、多層プリント配線基
板の表面の平坦化が可能になる。 本発明に係る多層プリ
ント配線基板の製造方法においては、上面導電層19の
側面19a及び下層配線13の表面に接触して上面導電
層19の表面と同一面になるように、ブラインドバイア
ホール21内に導電性ペースト22を充填した後、導電
性ペースト22を含む上面導電層19の面に導電性メッ
キ層28を形成し、導電性メッキ層28と共に上面導電
層19をパターニングして上層配線14を形成する工程
を有するので、上下配線14、13間の接続の信頼性が
高く、且つ表面の平坦化を可能にした多層プリント配線
基板を生産性よく製造できる。
【0009】
【実施例】以下、図面を参照して本発明による多層プリ
ント配線基板の実施例をその製法と共に説明する。
【0010】先ず、本発明の理解のための参考例につい
て説明する。図2は貫通スルーホールを有さない多層プ
リント配線基板に適用した参考例である。図2Aに示す
ように、ガラスエポキシ素材からなる絶縁性薄板10の
両面に銅箔による所要の第2の配線パターン12及び第
3の配線パターン13を形成し、スルーホール16を介
して第2及び第3の配線パターン12及び13を接続し
てなる両面基板の両面に、夫々熱硬化性接着剤シート
(所謂プリプレグ)17を重ね、さらにこのシート17
上に導電層例えば銅箔18及び19を重ねて熱圧着して
一体化した基板20を用意する。この基板20の板厚t
1 は例えば0.8mm以下の薄い基板である。
【0011】次に、図2Bに示すように、銅箔19から
第3の配線パターン13に至るブラインドバイアホール
21を選択的に形成する。このブラインドバイアホール
21は例えば前述のドリル加工、レーザー加工、パウダ
ービーム加工等により形成することができる。
【0012】次に、図2Cに示すように、スクリーン印
刷法、ディスペンサー法、ピン転写法等によりブライン
ドバイアホール21内に銅箔19の表面と同一面になる
ように導電性ペースト22を充填し、銅箔19と第3の
配線パターン13間を接続する。このとき、銅箔19に
おいては、そのブラインドバイアホール21に臨む側面
19aで充填された導電性ペーストと接触し電気的接続
が行われる。導電性ペーストとしては、銀ペースト、銅
ペースト、クリーム半田ペースト、導電性高分子材料、
金ペースト、カーボンペースト、その他の導電性ペース
トがあるが、低抵抗でマイグレーションがなく(又は少
なく)、且つ安価であるという理由により銅ペースト、
クリーム半田ペーストが最適である。例えば銅ペースト
の場合は、低抵抗(30mΩ/□以下)で銀ペーストに
比べてマイグレーションが少ない。クリーム半田ペース
トの場合は低抵抗(抵抗値は半田と同レベル)でマイグ
レーションがない。之に対してAgペーストはマイグレ
ーションが問題となり、カーボンペースト、導電性高分
子材料は抵抗値が高い。金ペーストは高価である。
【0013】次に、図2Dに示すように、銅箔19上及
び銅箔18上に夫々例えば感光性ドライフィルムによる
所定パターンのレジストマスクを形成し、銅箔19及び
18を選択的にエッチングして第1の配線パターン11
及び第4の配線パターン14を形成する。このエッチン
グ時、ブラインドバイアホール21に充填された導電性
ペースト22はレジストマスクで保護され、何らエッチ
ングの影響を受けることがない。斯くして、層プリン
ト配線基板23を得る。尚、図2Cの工程と、図2D
工程を逆にしても良い。
【0014】上述の導電性ペースト22の一例を次に示
す。 組 成 熱硬化性樹脂によるバインダー 15〜45重量部 (好ましくは20〜40重量部) 導電粉末 100重量部 弱還元剤 0.5〜7重量部 (好ましくは2〜6重量部) 有機溶剤 10〜40重量部 硬化剤 5〜10重量部 添加剤 0.5〜5重量部
【0015】バインダーとなる熱硬化樹脂としては、フ
ェノール樹脂、エポキシ樹脂、ポリエステル樹脂があげ
られるが、導電性ペースト特性を考えるとフェノール樹
脂が最も良い。
【0016】導電粉末としては、(i) 例えば平均粒径が
2〜20μmでそのかさ比重が1g/cm3 以上のもの
で樹枝状の形状を有する銅粉末を用いることができる。
(ii)例えば上記銅粉末を、分散剤としての有機ジルコネ
ート化合物、防錆剤としての有機アミンで被覆した銅粉
末を用いることもできる。 有機ジルコネート化合物 (RO)X −Zr−(OR′)4-X RO:易加水分解性の有機基 OR′:難加水分解性および親油性の有機基 X:1〜3の整数 有機アミン (R′)nN(R23-nのヒドロキシアルキルアミン R′:少なくとも1個の水酸基を有する ヒドロキシアルキル基 R2 :水素またはアルキル基 n:1〜3の整数 (iii)例えば上記(i)の銅粉末中に銀メッキもしくは銅粉
末が5〜10重量部5〜10%の意)混合された銅粉末
を用いることもできる。
【0017】弱還元剤(酸化防止剤)としては、オレイ
ン酸、リノール酸等の不飽和脂肪酸、不飽和脂肪酸を6
0%以上含有する大豆油、ゴマ油、オリーブ油、サフラ
ワー油等の植物油、もしくはこれらのアルカリ金属塩
(カリウム塩、ナトリウム塩)を用いることができる。
【0018】有機溶剤としてはトルエン、シンナー、ヘ
キサン、メチルエチルチトン、キシレン、メチルアルコ
ール、エチルアルコール、プロピルアルコール、ブチル
アルコール、メチルイソブチルケトン、酢酸エチル、酢
酸ブチル、メチルカルビトール、エチルカルビトール、
メチルセロソルブ、エチルセロソルブ等の有機溶剤の1
種または2種以上の混合物を用いることができる。ペー
ストの粘度としては100〜20,000CPS(25
℃に於いて)程度の印刷可能な粘度とする。
【0019】エポキシ樹脂を使用する場合は、硬化剤と
してイミダゾール系化合物、酸無水物を単独もしくはそ
の混合物として5〜10重量部添加する。但し、フェノ
ール樹脂の場合には硬化剤は不要である。添加剤として
は消泡剤、分散剤、およびその他の添加剤とする。
【0020】スクリーン印刷条件は、225〜180メ
ッシュ、ゾル厚20〜50μ、乳剤:ジアゾ系、アクリ
ル系のスクリーン仕様で導電性ペースト印刷する。硬化
条件は150〜160℃で30分〜1時間ボックスオー
ブンで硬化する。クリーム半田ペーストでは、印刷条件
としてメタルマスクスクリーン(ステンレス厚150〜
200μ)を使用し、加熱条件として予備加熱130〜
170℃、30秒〜90秒、本加熱230〜260℃、
10秒〜30秒の温度プロファイルに設定したリフロー
炉で行なう。
【0021】図3は一部に貫通スルーホールを有し板厚
2 が薄い(0.8mm以下)多層プリント配線基板に
適用した参考例である。本例においては、図3Aに示す
ように前述の図2Aと同様の銅箔18、第2の配線パタ
ーン12、第3の配線パターン13及び銅箔19が絶縁
層(即ち絶縁性薄板10、熱硬化性接着剤シート17)
を介して積層一体化されてなる基板20を用意する。こ
の基板20の板厚t2は0.8mm以下である。そし
て、この基板20に対して、銅箔19から第3の配線パ
ターン13に至るブラインドバイアホール21及び銅箔
19から銅箔18にわたって之を貫通する貫通スルーホ
ール25をドリル加工、レーザ加工、パウダービーム加
工等により選択的に形成する。
【0022】次に、図3Bに示すように、スクリーン印
刷法、ディスペンサー法、ピン転写法等によりブライン
ドバイアホール21及び貫通スルーホール25内に導電
性ペースト22を充填し、銅箔19と第3の配線パター
ン13間を接続し、銅箔18及び19間を接続する。こ
の場合も、ブラインドバイアホール21の銅箔19では
そのホール21に臨む側面で導電性ペースト22と電気
的接続がなされ、貫通スルーホール25の両銅箔18、
19でも、そのホール25に臨む側面で導電性ペースト
22と電気的接続がなされる。
【0023】次に、図3Cに示すように、銅箔18及び
19上に夫々例えば感光性ドライフィルムによる所定パ
ターンのレジストマスクを形成し、銅箔18及び19を
選択的にエッチングして第1の配線パターン11及び第
4の配線パターン14を形成し、層プリント配線基板
26を得る。ここでも図3Bの工程と、図3Cの工程を
逆にしても良い。
【0024】上述の多層プリント配線基板23、26に
よれば、少なくともブラインドバイアホール21内に導
電性ペースト22を充填して第4の配線パターン14及
び第3の配線パターン13間を接続するので、ブライン
ドバイアホール21の絶縁層壁面状態の影響を受けず信
頼性の高い電気的接続ができる。また、ブライドバイア
ホール21内に上層の銅箔による第4の配線パターン1
4の表面と同一面になるように導電性ペースト22を完
全充填し、上層の第4の配線パターン14ではそのブラ
インドバイアホール22に臨む側面で導電性ペースト2
2との接続を行 っているので多層プリント配線基板の表
面の平滑化が可能になる。さらにメッキ法と比較して大
がかりな装置を必要とせず、製造工程も簡単なため、多
層プリント配線基板の生産性を向上できる。材料に関し
ても導電性ペースト材料のみであり、低コスト化を図る
ことができる。
【0025】次に、本発明の実施例を説明する。 図1
一部に貫通スルーホールを有し板厚が厚い(0.8mm
を越る)多層プリント配線基板に適用した実施例であ
る。本例においては、図1Aに示すように前述の図2A
と同様の銅箔18、第2の配線パターン12、第3の配
線パターン13及び銅箔19が絶縁層(即ち絶縁性薄板
10、熱硬化性接着剤シート17)を介して積層一体化
されてなる基板20を用意する。この基板の板厚t3
0.8mmを越える。そして、この基板20に対して銅
箔19から第3の配線パターン12に至るブラインドバ
イアホール21及び銅箔19から銅箔18にわたって之
を貫通する貫通スルーホール27をドリル加工、レーザ
加工、パウダービーム加工等により選択的に形成する。
【0026】次に、図1Bに示すように、スクリーン印
刷法、ディスペンサー法、ピン転写法等によりブライン
ドバイアホール21内に導電性ペースト22を充填し、
銅箔19と第3の配線パターン13間を接続する。この
場合も、ブラインドバイアホール21の銅箔19ではそ
のホール21に臨む側面で導電性ペースト22と電気的
接続がなされる。この場合の導電性ペースト22は後工
程で銅メッキできる導電性ペーストを用いるを可とす
る。
【0027】次に、図1Cに示すように、スルーホール
銅メッキを施してスルーホール27の内壁及び銅箔18
及び19上に銅メッキ層28を被着形成し、両銅箔18
及び19間を電気的に接続する。
【0028】次に、図1Dに示すように、例えば感光性
ドライフィルムによるレジストマスクを介して銅箔18
及び19をパターニングして第1の配線パターン11及
び第4の配線パターン14を形成し、目的の多層プリン
ト配線基板29を得る。なお、図1において、導電性ペ
ースト22の構成、充填条件を含むその他の構成は図2
で説明したと同様であるので、詳細説明は省略する。
【0029】尚、導電性ペースト22の充填に際してブ
ラインドバイアホール21を越えて一部第4の配線パタ
ーン14の表面に延長して充填することも可能である。
【0030】上述の多層プリント配線基板29によれ
ば、前述と同様にブラインドバイアホール21内に導電
性ペースト22を充填して第4の配線パターン14及び
第3の配線パターン13間を接続するので、ブラインド
バイアホール21の絶縁層壁面状態の影響を受けず、信
頼性の高い電気的接続ができる。また、導電性ペースト
22を用いるので、多層プリント配線基板、特に4層以
上の多層プリント配線基板の生産性を向上することがで
【0031】更に、ブラインドバイアホール21内に第
4の配線パターン14の銅箔19の表面と同一面になる
ように、導電性ペースト22を完全充填し、上層の第4
の配線パターン14ではその銅箔19のブラインドバイ
アホール22に臨む側面で導電性ペースト22との接続
行い、さらに上面に銅メッキ層28が被着形成される
ので、第4の配線パターン14と第3の配線パターン1
3間の接続信頼性がより向上すると共に、多層プリント
配線基板の表面の平滑化が可能となる。
【0032】
【発明の効果】本発明の多層プリント配線基板によれ
ば、そのブラインドバイアホール内にブラインドバイア
ホールに臨む上層配線の導電層の側面及び下層配線の表
面に接触して導電層の表面と同一面になるように導電性
ペーストを充填し、さらに表面に導電性メッキ層を被着
して上下両配線間を接続する構成であるので、ブライン
ドバイアホールの絶縁層壁面状態にかかわらず信頼性の
高い接続ができ、且つ多層プリント配線基板の表面の平
滑化を可能にする。この平坦化によって、その後この多
層プリント配線基板上に電子部品をマウントする際、電
子部品の載置が安定し、マウント工程の作業が向上す
る。本発明の多層プリント配線基板の製造方法によれ
ば、上記上下配線間の接続信頼性が高く且つ表面が平坦
化された多層プリント配線基板を生産性良く製造するこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による多層プリント配線基板の一例を示
す製造工程順の断面図である。
【図2】参考例を示す製造工程順の断面図である。
【図3】他の参考例を示す製造工程順の断面図である。
【図4】従来の多層プリント配線基板の説明に供する断
面図である。
【符号の説明】
10‥‥絶縁性薄板、 11、12、13、14‥‥配
線パターン、 17‥‥熱硬性接着剤シート、 18、
19‥‥銅箔、 21‥‥ブラインドバイアホール、
22‥‥導電性ペースト、 28‥‥銅メッキ層

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 多層プリント配線基板の一部に上層配線
    を構成する導電層から絶縁層を通じて下層配線に至るブ
    ラインドバイアホールが設けられ、 前記ブラインドバイアホールに臨む前記上層配線の導電
    の側面及び前記下層配線の表面に接触して前記導電層
    の表面と同一面になるように前記ブラインドバイアホー
    ル内に導電性ペーストが充填され、前記導電性ペーストを含む前記上層配線の導電層の面に
    導電性メッキ層が被着形成され、 前記導電性ペーストを
    介して前記上層配線及び前記下層配線が導通されて成る
    ことを特徴とする多層プリント配線基板。
  2. 【請求項2】 絶縁層を介して下層配線及び上面導電層
    を有する多層基板に、前記上面導電層から前記絶縁層を
    通して前記下層配線に至るブラインドバイアホールを形
    成する工程と、 前記上面導電層の側面及び前記下層配線の表面に接触し
    て前記上面導電層の表面と同一面になるように、前記ブ
    ラインドバイアホール内に導電性ペーストを充填する工
    程と、 前記導電性ペーストを含む前記上面導電層の面に導電性
    メッキ層を形成する工程と、 前記導電性メッキ層と共に前記上面導電層をパターニン
    グして上層配線を形成する工程を有する ことを特徴とす
    る多層プリント配線基板の製造方法。
JP11184191A 1991-05-16 1991-05-16 多層プリント配線基板 Expired - Lifetime JP3251029B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11184191A JP3251029B2 (ja) 1991-05-16 1991-05-16 多層プリント配線基板

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11184191A JP3251029B2 (ja) 1991-05-16 1991-05-16 多層プリント配線基板

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH04338695A JPH04338695A (ja) 1992-11-25
JP3251029B2 true JP3251029B2 (ja) 2002-01-28

Family

ID=14571513

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP11184191A Expired - Lifetime JP3251029B2 (ja) 1991-05-16 1991-05-16 多層プリント配線基板

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3251029B2 (ja)

Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
TW331698B (en) * 1996-06-18 1998-05-11 Hitachi Chemical Co Ltd Multi-layered printed circuit board
JPH10117069A (ja) * 1996-10-08 1998-05-06 Denki Kagaku Kogyo Kk 金属ベース多層回路基板
JPH10126028A (ja) * 1996-10-22 1998-05-15 Matsushita Electric Ind Co Ltd プリント基板

Also Published As

Publication number Publication date
JPH04338695A (ja) 1992-11-25

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR940009175B1 (ko) 다층 프린트기판의 제조방법
US6453549B1 (en) Method of filling plated through holes
US8673050B2 (en) Conductive material, conductive paste, circuit board, and semiconductor device
US20090241332A1 (en) Circuitized substrate and method of making same
EP1069811B1 (en) Multi-layer wiring board and method for manufacturing the same
JP2007073866A (ja) 部品内蔵配線板
KR100747022B1 (ko) 임베디드 인쇄회로기판 및 그 제작방법
JP3207663B2 (ja) プリント配線基板及びその製造方法
JP2010232249A (ja) 多層プリント配線板とその製造方法
US7629559B2 (en) Method of improving electrical connections in circuitized substrates
JP2000049460A (ja) 配線基板
KR100965341B1 (ko) 인쇄회로기판의 제조방법
KR102046006B1 (ko) 일반 인쇄회로기판을 활용한 고전류 전송 방법
JP3251029B2 (ja) 多層プリント配線基板
KR100782404B1 (ko) 인쇄회로기판 및 그 제조방법
JP2015198093A (ja) インターポーザー、半導体装置、インターポーザーの製造方法、半導体装置の製造方法
JPH11163525A (ja) 多層配線基板の製造方法
JP2616572B2 (ja) 多層印刷配線板の製造方法
KR20050114189A (ko) 적층 기판, 그 제조 방법 및 그 적층 기판을 갖는 전자기기
KR100516716B1 (ko) 이중도통홀이 구비된 다층 인쇄회로기판의 제조방법
JP2000223836A (ja) 多層配線基板およびその製造方法
JP2002158447A (ja) 多層配線板の製造方法および多層配線板
JP2000165045A (ja) プリント配線基板
JP2005039136A (ja) 回路基板および回路基板の接続方法
JP7430494B2 (ja) 多層配線板用の接続穴形成方法及びこれを用いた多層配線板の製造方法

Legal Events

Date Code Title Description
FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Year of fee payment: 6

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20071116

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Year of fee payment: 7

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20081116

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Year of fee payment: 8

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20091116

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20091116

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20101116

Year of fee payment: 9

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Year of fee payment: 10

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111116

EXPY Cancellation because of completion of term
FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111116

Year of fee payment: 10