JPH04338320A

JPH04338320A - 化粧品組成物

Info

Publication number: JPH04338320A
Application number: JP4025341A
Authority: JP
Inventors: Charles Steer David; デビツト・チヤールズ・ステイアー
Original assignee: Unilever NV
Current assignee: Unilever NV
Priority date: 1991-02-14
Filing date: 1992-02-12
Publication date: 1992-11-25
Also published as: GB9103090D0; AU657512B2; BR9200456A; EP0502616A1; ZA921100B; CA2060915A1; KR920016082A; AU1093992A; TW197948B

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】本発明は、化粧品組成物、特に頭
髪または体に使用するためのシャンプー組成物に関する
。さらに、本発明は、アルキルポリグリコシド（ＡＰＧ
）界面活性剤を含むシャンプー組成物に関する。

【０００２】

【従来の技術】シャンプー組成物に、アニオン、カチオ
ンまたは非イオンポリマーと共にＡＰＧ界面活性剤を使
用することは公知である。ＡＰＧ界面活性剤は、一般的
に、皮膚及び／または頭皮に対しマイルドまたは刺激の
弱い組成物を配合するために使用される。

【０００３】欧州特許出願第Ａ−３３７　３５４号は、
ＡＰＧ界面活性剤をカチオンポリマーと共に使用するこ
とを開示している。この明細書では、カチオンポリマー
の作用とは、組成物に発泡及びコンディショニング特性
を付与することであると述べている。

【０００４】英国特許出願第Ａ−２１２８６２７号では
、ＡＰＧ界面活性剤をある特定の非イオンポリマーと共
に使用することを開示している。この明細書では、非イ
オンポリマーの作用とは、非イオン性界面活性剤を含む
組成物と比較して、洗浄力を高め、マイルド特性を付与
することであると述べている。

【０００５】英国特許出願第Ａ−２１３９２４３号では
、ＡＰＧ界面活性剤をアニオンポリマーと共に使用する
ことを開示している。この明細書では、アニオンポリマ
ーの作用とは、ＡＰＧ界面活性剤の洗浄力とその泡のマ
イルドさとを高めることであると述べている。

【０００６】上述の配合物に関する大きな問題とは、Ａ
ＰＧ界面活性剤溶液を増粘することが非常にむづかしい
ので、その配合物は、許容可能なシャンプー組成物とし
て広く使用するためには十分な粘性がないということで
ある。

【０００７】もう１つの問題とは、このような配合物の
他の必須成分は、合成物由来になりがちで、それ故に生
物分解性がやや低いという傾向があり且つ頭髪及び／ま
たは皮膚を強く刺激してしまうということである。これ
らの他成分、特に石油化学−誘導成分は、環境に対し有
害であると考えられているスルホン化、硫酸化及びエト
キシル化物質等を含む傾向がある。従ってこのような他
成分は、環境に不利で且つ天然でないと見なされること
もある組成物のもとである。

【０００８】ＡＰＧ含有組成物の粘度は、蝋と、任意に
天然及び／または合成ポリマー成分とを使用することに
より増加でき、環境に不利な成分を使用する必要性を減
少または削除し得ることが知見された。

【０００９】本発明により、（ａ）アルキルポリグリコ
シド界面活性剤と、（ｂ）蝋と、（ｃ）場合により１種
以上の追加の増粘剤と、を含む化粧品組成物であって、
２０℃に於ける前記組成物の粘度が少なくとも６５０セ
ンチポイズ、好ましくは少なくとも約１０００センチポ
イズである該組成物を提供する。

【００１０】本発明の詳細を説明する。

【００１１】アルキルポリグリコシド界面活性剤は、以
下の式：ＲＯ−（Ｇ）ｎ［式中、Ｒは約Ｃ５〜Ｃ２０の
平均アルキル鎖長を表す。］で表され得る。Ｒは、約Ｃ
９〜Ｃ１２の平均アルキル鎖長を表すのが好ましい。Ｒ
鎖長は、約９．５〜約１０．５であるのが最も好ましい
。Ｇは、糖質残基、好ましくはＣ５若しくはＣ６単糖類
残基、またはＣ５及びＣ６単糖類残基の混合物である。好ましくはＧは、グルコース、キシロース、ラクトース
、フルクトース、マンノース及びその誘導体であり得る
。Ｇはグルコースであるのが好ましい。“ｎ”は、重合
度であり、約１〜少なくとも約１０の値である。ｎの値
は、約１．１〜約２であるのが好ましい。ｎの値は、約
１．３〜約１．５が最も好ましい。

【００１２】本発明での使用に好適なアルキルポリグリ
コシドは市販されており、例えばＯｒａｍｉｘ　ＮＳ１
０、ＣＧ１１０（Ｓｅｐｐｉｃ製）並びにＡＰＧ　２２
５、ＡＰＧ　３００、ＡＰＧ　３５０、ＡＰＧ　５５０
及びＡＰＧ　６００（Ｈｅｎｋｅｌ製）が挙げられる。

【００１３】ＡＰＧは、化粧品組成物中、約５重量％〜
約３０重量％を配合し得る。ＡＰＧは、約１２重量％〜
約２０重量％で配合するのが好ましい。

【００１４】ＡＰＧ−含有組成物の粘度を高めるために
本発明で使用する蝋は、組成物の粘度を所望の値に増加
させるのに十分な量を配合し得る。

【００１５】蝋は、約０．１重量％〜約５重量％で配合
するのが好ましい。蝋は、約０．２重量％〜約４重量％
で配合するのがより好ましい。

【００１６】使用した蝋の型は、組成物を好適な粘性に
するのに役立つ任意の蝋を含み得る。

【００１７】通常、蝋は組成物を白または黄白色及び／
または不透明にもできる。論理的根拠はないが、特に頭
髪に使用する場合、蝋は組成物のコンディショニング性
能を高めることも助長し得ると考えられている。

【００１８】好適な蝋としては、カストリウム蝋、カン
デリラ蝋、グルコシド蝋（例えば、マンタノール６８な
ど）、カルナバ蝋、蜜蝋及び他の蝋状物質（例えば、グ
リセロールモノステアレートなど）が挙げられる。蝋は
、カストリウム蝋及びカルナバ蝋から選ばれるのが好ま
しい。

【００１９】場合により、本発明の化粧品組成物は、組
成物の増粘化をさらに助長する１種以上の追加の増粘剤
も含み得る。蝋ともう１種の増粘剤とを組み合わせて使
用することにより得られた結果は、これらの２成分の増
粘効果（ｖｉｓｃｏｓｉｆｙｉｎｇ　ｅｆｆｅｃｔｓ）
には相乗作用があることを示している。

【００２０】１種以上の追加の増粘剤を配合する場合、
それらは単独または組み合わせて使用し得る、天然の多
糖類またはその誘導体（例えば、スターチ、キサンタン
ガム、カラゲナンガム等）から選択されるのが好ましい
。

【００２１】好適なスターチとしては、植物タイプのも
の（例えば、ジャガ芋、トウモロコシ及びａｍｉｏｃａ
など）に見られ得るような天然の溶解性スターチがある
。溶解性スターチは、即席スターチ（ｉｎｓｔａｎｔ　
ｓｔａｒｃｈ）であり得る。

【００２２】好適な増粘剤のさらなる例としては、天然
の溶解性の粘性助剤（ｖｉｓｃｏｓｉｔｙ　ａｇｅｎｔ
ｓ）と組み合わせてまたは単独の、アルギン酸塩（例え
ば、アルギン酸ナトリウムなど）及び合成ポリマーが挙
げられる。蝋と、任意の他の増粘剤とを組み合わせて配
合する場合には、好適な合成ポリマーとしては、シャン
プーの粘度を所望のレベルに保持するものが挙げられる
。

【００２３】追加の増粘剤を配合する場合には、それら
は組成物の約０．１重量％〜約２重量％、より好ましく
は約０．２重量％〜約１．５重量％で使用し得る。

【００２４】本発明の化粧品組成物は、他の追加の成分
、例えば、天然のカチオンポリマー（例えば、グアーガ
ムの誘導体など）を含み得る。

【００２５】好適なカチオングアーガム誘導体は、カチ
オン基の置換度が低く、粘度の高いグアーヒドロキシプ
ロピルトリモニウムクロリド［（ＣＴＦＡ表示による）
ＪＡＧＵＡＲ　Ｃ１３Ｓとして市販］が挙げられる。他
の好適な物質としては、置換度が中程度であり低粘度の
ＪＡＧＵＡＲ　Ｃ１５、ＪＡＧＵＡＲ　Ｃ１７（高置換
度及び高粘度）及び置換基とカチオン性４級アンモニウ
ム基とのレベルが低いヒドロキシプロピル化カチオング
アー誘導体ＪＡＧＵＡＲ　Ｃ１６が挙げられる。置換度
が低く、透明度が高く、中位の粘度のＪＡＧＵＡＲ　１
６２も好適である。

【００２６】このような物質は、本発明の組成物により
生成した泡のクリーミィさ及び粘度をより高め得る。

【００２７】好適なカチオンポリマーを配合する場合に
は、それらは組成物の約０．０５重量％〜約０．５重量
％を使用する。

【００２８】本発明の化粧品組成物は、丁字油、乳香油
または他の植物油（例えば、タイム油、セージ及びロー
ズマリー抽出物など）などの成分も含み得る。論理的根
拠はないが、このような成分は酸化防止特性を有し、化
粧品組成物に安定性を付与すると考えられる。このよう
な油は、組成物中に約０．０１重量％〜約０．５重量％
で配合し得る。使用する場合には、油を約０．０５重量
％〜約０．５重量％で配合するのが好ましい。

【００２９】上述の成分に加えて、当業界で一般に使用
されるような他成分［例えば、コンディショニング剤、
香料、着色剤、付着助剤、緩和剤、懸濁剤、真珠光沢付
与剤（ｐｅａｒｌｅｓｃｅｒｓ）、乳白剤、緩衝剤、安
定剤、フケ防止剤、起泡増進剤、蛋白質及び水など］を
本発明の組成物に配合し得る。

【００３０】

【実施例】以下の実施例により本発明をさらに説明する
。但し、以下の実施例は本発明の範囲を限定するもので
はない。特記しない限り、本明細書中の総ての量は重量
％を表す。

【００３１】実施例１以下の成分を慣用の手段により混合し、マイルドな、ナ
チュラルヘアー用シャンプー組成物を作成した。

【００３２】　　　　　　　　成　　分　　　　　　　　　　　　　
　　　　　　　　　　　　　　　　　量（重量％）　　
　　Ｏｒａｍｉｘ　　ＮＳ１０１　　　　　　　　　　
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　１８　　　
　溶解性スターチ　　　　　　　　　　　　　　　　　
　　　　　　　　　　　　　１．３　　　　Ｊａｇｕａ
ｒ　　Ｃ１３Ｓ　　　　　　　　　　　　　　　　　　
　　　　　　　　　　　　　　０．３　　　　カストリ
ウム蝋　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　
　　　　　　　　１．２　　　　香料　　　　　　　　
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　
　　　　　　　０．４　　　　丁字油　　　　　　　　
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　
　　　　　０．２　　　　ＮａＯＨ　　　　　　　　　
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　
ｐＨ５〜７になるまでの量　　　　　　水　　　　　　
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　
　　　　　　　１００になるまでの量１……ＡＰＧ−Ｃ
１０〜Ｃ１２；ＤＰ＝１．４このシャンプーは、２０℃
で＞１５００センチポイズ（ｍＰａｓ）の粘度であった
（Ｂｒｏｏｌｆｉｅｌｄ　　ＲＶＴにより測定，スピン
ドル４，１０ｒｐｍ）。

【００３３】以下のシャンプー組成物を、実施例１と同
様の方法にて製造した。

【００３４】

【表１】

【００３５】実施例９以下の成分を混合して、マイルドで、ナチュラルなシャ
ンプー組成物を作成した。

【００３６】　　　　　　　　成　　分　　　　　　　　　　　　　
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　量（重量％）
　　　　Ｏｒａｍｉｘ　　ＮＳ１０　　　　　　　　　
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　１８
　　　　Ｋｌｕｃｅｌ　　ＭＦ　　＊　　　　　　　　
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　
０．６　　　　Ｊａｇｕａｒ　　Ｃ１３Ｓ　　　　　　
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　
　　　０．３　　　　カストリウム蝋　　　　　　　　
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　０
．６　　　　香料　　　　　　　　　　　　　　　　　
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　
０．４　　　　丁字油　　　　　　　　　　　　　　　
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　
０．２　　　　ＮａＯＨ　　　　　　　　　　　　　　
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　ｐＨ５〜７
になるまでの量　　　　水　　　　　　　　　　　　　
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　
１００になるまでの量＊……合成ポリマー（ヒドロキシ
プロピルセルロース）このシャンプーは、２０℃で＞１
５００センチポイズ（ｍＰａｓ）の粘度であった（Ｂｒ
ｏｏｋｆｉｅｌｄ　　ＲＶＴにより測定，スピンドル４
，１０ｒｐｍ）。

Claims

【特許請求の範囲】

【請求項１】　　（ａ）アルキルポリグリコシド界面活
性剤と、（ｂ）蝋と、（ｃ）場合により、１種以上の増
粘剤と、を含む化粧品組成物であって、２０℃に於ける
前記組成物の粘度が、少なくとも６５０センチポイズで
ある該組成物。
【請求項２】　　組成物の粘度が、２０℃で少なくとも
１０００センチポイズである請求項１に記載の化粧品組
成物。
【請求項３】　　アルキルポリグリコシド界面活性剤が
、式：ＲＯ−（Ｇ）ｎ［式中、Ｒは、Ｃ５〜Ｃ２０の平
均アルキル鎖長を表し、Ｇは、糖質残基であり、ｎは、
１〜少なくとも１０の重合度である］で表される請求項
１または２に記載の化粧品組成物。
【請求項４】　　Ｒが、約Ｃ９〜Ｃ１２の平均アルキル
基鎖長を表す請求項３に記載の化粧品組成物。
【請求項５】　　Ｇが、Ｃ５若しくはＣ６の単糖類残基
または、Ｃ５及びＣ６単糖類残基の混合物である請求項
３または４に記載の化粧品組成物。
【請求項６】　　ｎが１．１〜２である請求項３〜５の
いずれか１項に記載の化粧品組成物。
【請求項７】　　アルキルポリグリコシド界面活性剤が
、５〜３０重量％で配合される請求項１〜６のいずれか
１項に記載の化粧品組成物。
【請求項８】　　蝋が、０．１〜５重量％で配合される
請求項１〜７のいずれか１項に記載の化粧品組成物。
【請求項９】　　蝋が、カストリウム（ｃａｓｔｏｒ）
蝋、カンデリラ蝋、カルナバ蝋、蜜蝋、グルコシド蝋及
びその物理特性が似ている他の物質から選択される請求
項１〜８のいずれか１項に記載の化粧品組成物。
【請求項１０】　　天然の多糖類またはその誘導体、ア
ルギン酸塩、合成ポリマー並びに上記物質の任意の混合
物から選択される１種以上の追加の増粘剤を含む請求項
１〜９のいずれか１項に記載の化粧品組成物。
【請求項１１】　　１種以上の追加の増粘剤が、０．１
〜２重量％で配合される請求項１０に記載の化粧品組成
物。
【請求項１２】　　さらにグアーガムのカチオン誘導体
を含む請求項１〜１１のいずれか１項に記載の化粧品組
成物。
【請求項１３】　　さらに天然の植物油を含む請求項１
〜１２のいずれか１項に記載の化粧品組成物。