JPH0433779Y2 - - Google Patents

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JPH0433779Y2
JPH0433779Y2 JP1986181498U JP18149886U JPH0433779Y2 JP H0433779 Y2 JPH0433779 Y2 JP H0433779Y2 JP 1986181498 U JP1986181498 U JP 1986181498U JP 18149886 U JP18149886 U JP 18149886U JP H0433779 Y2 JPH0433779 Y2 JP H0433779Y2
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JP
Japan
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lid
cosmetic
container
hinge member
hinge
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JP1986181498U
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JPS6388218U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は、コンパクトに関する。
[従来の技術] 従来のコンパクトにおいては、容体と蓋とを同
軸にヒンジ結合している。
[考案が解決しようとする問題点] 前記のコンパクトにおいては、蓋を開放する
際、蓋の先端はヒンジ軸を中心とする円弧を描く
ように回動する。
ところが、蓋を開放しようとする場合には人の
指先は蓋の先端を上方(第7図の矢印イ)へ押す
のではなく、斜め後方(第7図の矢印ロ)へ押す
のが常である。すなわち、第7図に示すように、
蓋の先端を斜め後方(矢印ロ)へ押すと、蓋はそ
のヒンジを介して、容体に結合しているから、蓋
の先端は矢印ハのようにヒンジを中心Aに円弧を
描くように回動する。
このように従来のコンパクトにおいては、蓋の
先端を押す方向と蓋の先端が回動する方向とが一
致していないので、蓋の開放が滑らかではない。
本考案は上記の問題点を解決することを目的と
してなされたものである。
[問題点を解決するための手段] 本考案のコンパクトは、容体後端において容体
と蓋との間にヒンジ部材を配し、このヒンジ部材
は、下部が容体に、また、上部が蓋にそれぞれヒ
ンジ結合しているコンパクトであつて、化粧料収
納室と化粧用具入れのための収納部とが横並び状
態で容体に設けられ、化粧料収納室を閉塞する化
粧料カバー及び収納部に収納される化粧用具入れ
とが前記ヒンジ部材から前方へ横並び状態で突設
されている。
[作用] 本考案のコンパクトにおいては、第7図に示す
ように、蓋の先端を斜め後方(矢印ロ)へ押す
と、蓋とヒンジ部材とがヒンジ結合しているので
蓋の先端はそのヒンジを中心Aに回動するが、そ
れと同時に、ヒンジ部材自体も容体にヒンジ結合
しているので、前記の回転中心AもB点を中心に
回転しA′の位置へ移動する。その結果、蓋の先
端は矢印ニのような軌跡を描く。すなわち、人の
指先が蓋の先端を押す方向(矢印ロ)と蓋の先端
が進む方向とが近接している。
また、蓋を開いた状態では、化粧料収納室を閉
塞していた化粧料カバーが開き、また、化粧料収
納室の横で化粧用具入れが前方へ突出した状態と
なるため、化粧を行ない易い。
[実施例] 以下本考案の一実施例を第1図〜第5図に基づ
いて説明する。
1は本考案に係るコンパクトである。
10は、このコンパクト1の容体である。
30は、蓋である。
12は容体10の収納部であつて、第1図にお
ける左方には化粧料を収納した複数の中皿が着脱
自在に配され、右方には、化粧用ブラシが収納さ
れている。14は容体10の前縁中央に設けられ
た凹部であつて、この凹部14の後壁には係合突
子16が配されている。この係合突子16に蓋3
0の前縁の中央下端に配された係合片36が係合
して蓋30の閉合状態を保持する。18は前記凹
部14内において容体10に回動自在に支持され
た操作部材であつて、この操作部材18の手前側
下面を押圧すると操作部材18が回動し、その上
面が蓋30の前縁の下端を押し上げて前記の係合
を解除する。
22は容体10の後縁中央に配された切欠部で
あつて、横方向に長く形成されている。この切欠
部22には、両側壁において後方側が開放したヒ
ンジ用凹部24が穿設されているとともに、手前
側において横方向に長いストツパー26が立設さ
れている。
32は、蓋30の後縁中央に配された切欠部で
あつて、前記切欠部22と同様に横方向に長い。
この切欠部32にも、両側壁において後方側が開
放したヒンジ用凹部34が穿設されている。
40は丸みを持つ角棒状のヒンジ部材であつ
て、容体10の後端と蓋30の後端との間に配さ
れている。このヒンジ部材40の左右両側面には
上下2ケ所のヒンジ用突子42,44が突設され
ており、下方のヒンジ用突子44が容体10のヒ
ンジ用凹部24に、上方のヒンジ用突子42が蓋
30のヒンジ用凹部34にそれぞれ後方から嵌入
されている。このようにすることによつて、ヒン
ジ部材40は容体10によつて前後方向に回動し
得るよう支持され、蓋30はこのヒンジ部材40
によつて同様に支持されている。なおヒンジ部材
40が後方から起上し直立した際に、ヒンジ部材
40の前面が前記ストツパー26の後面に当接
し、ヒンジ部材40はそれ以上前傾しない。第4
図。このようにすることによつて、蓋30ひいて
は蓋30の係合片36が前方へ移動して容体10
の係合突子16との係合が勝手に解除されること
が防止される。
46は化粧筆ケース用係合凹部であつて、前記
ヒンジ部材40の右前面において穿設されている
第2図。この係合凹部46は倒U字状の断面であ
つて、前記ヒンジ部材40が直立時においてその
下面は水平であり、その上面は外方に対して斜め
上方に傾斜している。また、この係合凹部46の
左右両側壁にはヒンジ用突子47が対設されてい
る。
50は角丸の直方体状の化粧筆ケースであつ
て、その前面において円柱状の孔52が穿設され
ており、この孔52は化粧筆を収納するのに供さ
れる。54は化粧筆ケース50の後面下部におい
て突設された係合突条であつて、この係合突条5
4の左右両側面にはヒンジ用凹部56が穿設され
ている。この係合突条54をヒンジ部材40の前
記係合凹部46に嵌入すると、前記ヒンジ用突子
47と前記ヒンジ用凹部56とが係合し、化粧筆
ケース50はヒンジ部材40によつてヒンジ式に
支持される。この場合において、前記係合凹部4
6の上面が斜め上方に傾斜することができ、化粧
筆ケース50は上方へ回動することができ、化粧
筆の収納、取出しが容易になる。
58はプラスチツクシートよりなる化粧料カバ
ーであつて、前記ヒンジ部材40の左前面に穿設
された係合溝48に嵌入され、ヒンジ部材40に
よつて固持されている。
本実施例のコンパクト1は以上のように構成し
ているので、蓋30の先端を斜め後方へ押圧する
と、ヒンジ部材40がその下方のヒンジ用突子4
4を中心に回動するとともに蓋30もヒンジ部材
40の上方のヒンジ用突子42を中心に回動す
る。これに伴なつて、化粧筆ケース50および化
粧料カバー58の上方に回動する。ヒンジ部材4
0に化粧筆ケース50や化粧料カバー58を装着
させておくことは必須ではないが、このようにす
ると次の利点がある。すなわち、閉蓋時には上下
二段に収納されている化粧用具のうち、上方に位
置する化粧用具が蓋30の開放とともに、蓋30
の開放角度の半分程起上するので、上下の化粧用
具が共に使用しやすくなる。また、蓋30の開放
とともに化粧料カバー58も起上するので、化粧
料の上方が開放される。このため、蓋30の開放
後、あらためて化粧料カバー58を手でつかんで
取り除かねばならないという不便が解消される。
なお、前記実施例においては、容体10の切欠
部22にストツパー26を配して蓋30の前傾を
防止したが、このストツパー26は必ずしも必要
ではなく、蓋30が前傾しない構造であればよ
い。例えば、第6図に示すように、容体10前縁
の係合突子16に凹溝を設けて、この凹溝に蓋3
0前縁の係合片36が嵌合するようにしてもよ
い。
[考案の効果] 本考案のコンパクトにおいては、蓋の開放時に
指先が蓋の先端を押圧する方向と蓋の先端が進む
方向とが近接しているので、蓋の開放が滑らかで
ある。
また、蓋を開いた状態では、化粧料収納室を閉
塞していた化粧料カバーが開き、また、化粧料収
納室の横で化粧用具入れが前方へ突出した状態と
なるため、化粧を行ない易い。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本考案の一実施例であるコンパクト
の斜視図、第2図は、前図のコンパクトの分解斜
視図、第3図は、第1図のコンパクトにおける化
粧筆ケースの斜視図、第4図は第1図のコンパク
トの閉蓋時におけるヒンジ部材と化粧筆ケースの
関係を示す部分断面図、第5図は、第1図のコン
パクトの閉蓋時における同様の関係を示す部分断
面図、第6図は、蓋および容体が上記とは異なる
係合片および係合突子を有するコンパクトの部分
断面図、第7図は、蓋の先端および蓋のヒンジの
移動を示す図である。 符号の説明、10……容体、30……蓋、40
……ヒンジ部材、50……化粧用具入れ、58…
…化粧料カバー。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 容体後端において容体と蓋との間にヒンジ部材
    を配し、このヒンジ部材は、下部が容体に、ま
    た、上部が蓋にそれぞれヒンジ結合しているコン
    パクトにおいて、 化粧料収納室と化粧用具入れのための収納部と
    が横並び状態で容体に設けられ、 化粧料収納室を閉塞する化粧料カバー及び収納
    部に収納される化粧用具入れとが前記ヒンジ部材
    から前方へ横並び状態で突設されている ことを特徴とするコンパクト。
JP1986181498U 1986-11-25 1986-11-25 Expired JPH0433779Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1986181498U JPH0433779Y2 (ja) 1986-11-25 1986-11-25

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1986181498U JPH0433779Y2 (ja) 1986-11-25 1986-11-25

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS6388218U JPS6388218U (ja) 1988-06-08
JPH0433779Y2 true JPH0433779Y2 (ja) 1992-08-12

Family

ID=31126421

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1986181498U Expired JPH0433779Y2 (ja) 1986-11-25 1986-11-25

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Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6147912B2 (ja) * 1978-07-18 1986-10-21 Tokuyama Soda Kk
JPS6147911B2 (ja) * 1983-12-26 1986-10-21 Japan Metals & Chem Co Ltd

Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6147911U (ja) * 1984-09-03 1986-03-31 吉田工業株式会社 コンパクト容器
JPS6147912U (ja) * 1984-09-04 1986-03-31 吉田工業株式会社 コンパクト容器

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6147912B2 (ja) * 1978-07-18 1986-10-21 Tokuyama Soda Kk
JPS6147911B2 (ja) * 1983-12-26 1986-10-21 Japan Metals & Chem Co Ltd

Also Published As

Publication number Publication date
JPS6388218U (ja) 1988-06-08

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