JPH04337309A - ビスマレイミド樹脂の電離線下での硬化方法および該樹脂を使用した複合材料の製造方法 - Google Patents

ビスマレイミド樹脂の電離線下での硬化方法および該樹脂を使用した複合材料の製造方法

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JPH04337309A
JPH04337309A JP4028549A JP2854992A JPH04337309A JP H04337309 A JPH04337309 A JP H04337309A JP 4028549 A JP4028549 A JP 4028549A JP 2854992 A JP2854992 A JP 2854992A JP H04337309 A JPH04337309 A JP H04337309A
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Daniele Beziers
ダニエル・ブズイエ
Yves Camberlin
イブ・カンベルラン
Evelyne Chataignier
イブリン・シヤテニエ
Patrice Dourthe
パトリス・ドウルト
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    • C08F267/00Macromolecular compounds obtained by polymerising monomers on to polymers of unsaturated polycarboxylic acids or derivatives thereof as defined in group C08F22/00
    • C08F267/10Macromolecular compounds obtained by polymerising monomers on to polymers of unsaturated polycarboxylic acids or derivatives thereof as defined in group C08F22/00 on to polymers of amides or imides
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C08ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
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    • CCHEMISTRY; METALLURGY
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】本発明は、ビスマレイミド樹脂の電離線下
での硬化方法に関する。この方法は、より具体的には、
電離線下で硬化することができ、高温に耐えなければな
らない複合材料部品の製造に有用である。
【0002】本発明が適用される複合材料は、樹脂と、
その複合材料に特定の性質を付与するための非混和性要
素とから形成される物質である。これらの材料は、より
具体的には、その部品の強度および硬さを確保する有機
または無機の繊維強化剤と、強化繊維間の結合および該
繊維間の力の移動を確保する有機マトリックスとによっ
て構成される。繊維は、一般に、ガラス、ケイ素、カー
ボン、炭窒化ケイ素、炭化ケイ素、アルミナまたはアラ
ミドから成る。
【0003】これらの複合材料は、多くの工業分野、特
に、航海、航空、宇宙および自動車の分野ならびに競技
スポーツ分野において使用できる。一般に、これらの複
合材料は、機械的強度の大きい軽量の機械部品の製造に
使用できる。
【0004】複合材料の製造に使用される有機マトリッ
クスは、一般に、オートクレーブの使用を必要とする高
温高圧下で硬化される熱硬化性樹脂によって構成されて
いる。樹脂の硬化は、その重合および/または架橋に相
当する。
【0005】加熱により樹脂を硬化する方法は、機械的
観点からは高性能の特性をもつ複合材料を与えるが、薄
い機械部品の場合には、臨界内部応力および層間剥離な
どの熱の影響による欠点を有する。更に、重合時間が極
めて長く、これは、エネルギー消費および主要コストに
関する経済面からは非常に不利である。
【0006】電子、紫外線、ガンマ線およびX線などの
放射線により硬化を行うと、温度を上げないで重合およ
び/または架橋を行うことができる。この方法だと、か
なり品質の良い複合材料を比較的短時間で、しかも比較
的低いエネルギー量で得ることができる。更に、この低
温硬化方法は、複合材料の組成に使用されるあらゆる種
類の繊維に適合する。
【0007】複合材料部品を製造するための電離線によ
る樹脂の硬化方法は、特に、フランス国特許出願公開F
R−A−2 564029号明細書に記載されている。 これらの樹脂は熱硬化性であり、アクリル末端を有する
【0008】熱硬化性樹脂を  そのガラス転移点以上
の温度下におくと、その樹脂の全ての機械的特性が明ら
かに損なわれる。また、熱硬化性樹脂は、そのガラス転
移点以下の温度でのみ使用可能である。
【0009】電離線下で重合可能で、現在、複合材料に
使用されている樹脂は、アクリル末端を有する樹脂、具
体的には、アクリル末端を有するエポキシ樹脂である。 しかし、機械的かつ熱的観点から最良の性能を有する公
知のエポキシ樹脂のガラス転移点は、約 200℃であ
る。 従って、その用途は、低温、特に 180℃以下での使
用に限られる。
【0010】ビスマレイミド型の熱硬化性樹脂は、エポ
キシ樹脂に比べて、ガラス転移点が約 300℃と高く
、高温( 250℃以上)での使用が可能であるという
利点を有する。
【0011】不幸なことに、現在知られているビスマレ
イミドをベースとする組成物は、加熱によってのみ硬化
可能である。従って、それらは、その硬化方法の欠点を
被る。更に、これらの樹脂は粘度が高く、室温で固体で
あり、適正な実施方法が必要である。特に、繊維強化剤
を有する複合材料の製造での強化剤含浸温度は約 10
0℃であり、これはこの含浸工程をより複雑にし、その
結果、コストも増加する。また、特にフィラメントワイ
ンディング法(bobinage filamenta
ire) を使用するときは、該複合材料の取扱い可能
時間が複合材料部品の製造には不十分である。
【0012】従って、本発明の目的は、ビスマレイミド
樹脂をベースとし、電離線下で低温重合されるマトリッ
クスを有し、高い熱的かつ機械的特性を必要とする場合
に使用できる複合材料を製造することである。本発明は
また、ビスマレイミド型樹脂を電離線下で硬化する方法
およびこの樹脂を使用して前記欠点を取り除いた複合材
料に関する。
【0013】より具体的には、本発明は、少なくとも一
種のビスマレイミドモノマー(a)を有する塩基性マレ
イン酸樹脂Aを電離線下で硬化する方法であって、該塩
基性樹脂Aを使用する前に少なくとも一種の反応性希釈
剤Bをその塩基性樹脂Aに添加した後、該塩基性樹脂A
と該希釈剤Bとの混合物を電離線照射にかけることから
成り、該希釈剤Bは、該混合物を電離線照射にかけたと
きに該塩基性樹脂Aと共重合可能なビニル末端を有する
モノマーから成り、該希釈剤Bの総量は、該塩基性樹脂
Aのマレイミド官能基が電離線の作用によって消費され
るような量であって、該塩基性樹脂A 100重量部に
対して10〜50重量部の範囲内で選択されることを特
徴とする硬化方法に関する。
【0014】電離線(rayonnement ion
isant)の作用を、以後「照射」という。
【0015】本発明によれば、「電離線」は紫外線、可
視光線、ベータ線、ガンマ線またはX線を意味し、「硬
化」は重合および/または架橋を意味する。
【0016】照射後は、本発明に係る反応性希釈剤Bに
より、ビスマレイミドの架橋レベルを95%以上にする
ことができる。一般に、各場合において、反応性希釈剤
Bは炭素数1〜20、好ましくは1〜10の主炭素鎖を
有する。
【0017】反応性希釈剤Bは、式:CH3 −CH2
 −C(CH2 −O−CO−CH=CH2 )3 の
トリメチロールプロパン  トリアクリレート(TMP
TA)、式:CH3 −CH2 −C(CH2 −O−
CO−CCH3 =CH2 )3 のトリメチロールプ
ロパン  トリメタクリレート(TMPTM)、式:
【0018】
【化25】
【0019】のトリアリルシアヌレートのアクリレート
モノマーによって製造することができる。
【0020】また、スチレンおよび、アルキル基の炭素
数が各々1〜5のアルキルスチレン(2−メチルスチレ
ン、3,4−ジメチルスチレンまたはジビニルベンゼン
(DVB)など)を使用することもできる。また、N−
ビニル−2−ピロリドン(NVP)、ブチルビニルエー
テル(BVE)、4−ビニルアニソールなどのビニルア
ニソール類および4−ビニルピリジン類などのビニルピ
リジン類等を使用することもできる。
【0021】これらの反応性希釈剤Bは、単独で、ある
いは特に所望の粘度に応じて所望の性能条件と機能的に
結合した形で使用することができる。
【0022】反応性希釈剤Bの選択は、本質的に、意図
する用途および塩基性樹脂Aと反応性希釈剤Bとの混合
物の可使時間(pot life)に依存する。
【0023】可使時間とは、樹脂Aと希釈剤Bとの混合
物の使用に対する所望の粘度が変化しない、または実質
的に変化しない時間である。たとえば、繊維の含浸に対
しては含浸中の樹脂A−希釈剤B混合物の粘度は 0.
5〜1Pa・s の範囲に保たなければならない。さら
に、樹脂の射出による部品の製造に対しては、該混合物
の粘度は非常に小さく、約 0.5Pa・s でなけれ
ばならない。
【0024】意図する用途のために、樹脂A−希釈剤B
混合物の粘度を実質的に一定に保たなければならない時
間は、1〜20時間が有利である。
【0025】電離線下で重合可能な、DVBまたはスチ
レンをベースとする処方物は、他の処方物より反応性が
かなり大きいが、可使時間が短く、迅速に使用する必要
がある。逆に、ガラス転移点は非常に高い。NVPは取
扱条件と、一方の樹脂A−希釈剤B混合物の可使時間お
よび他方のガラス転移点との間で最良の結果を表す。
【0026】塩基性マレイン酸樹脂Aのみを含む処方物
では、そのガラス転移点が 100℃以下なので、電離
線照射後の熱特性スペクトルが十分でない。塩基性マレ
イン酸樹脂Aを反応性希釈剤Bと混合するという発明に
より、同じ塩基性樹脂Aに対するガラス転移点を、照射
後に、 250〜360 ℃まで上げることができる。
【0027】反応性希釈剤Bの最適な量は、物理化学的
分析により決定され、照射後、マレイミド官能基が完全
に消費され、過剰のビニル官能基が存在しないときに得
られる。さらに、ビスマレイミドの架橋レベルを高くす
るために、希釈剤の量を、塩基性樹脂A 100重量部
に対して、10〜50重量部、有利には20〜40重量
部、さらに好ましくは30〜40重量部から選択する。
【0028】塩基性樹脂Aと反応性希釈剤Bとを確実に
混合するためには、塩基性樹脂Aを溶融し、それを、ゆ
っくり攪拌しながら、加熱した反応性希釈剤Bに加える
【0029】複合材料の所望の機械的特性のために、該
複合材料の製造に使用する方法に応じて、塩基性樹脂A
組成物を適応させることが可能である。すなわち、塩基
性樹脂Aは、一種以上のビスマレイミドモノマー(a)
;共融を生じさせる一種以上の特定のマレイミド(b)
と混合した一種以上のビスマレイミド(a)、但しこの
中に、所望によりアクリレート(c)を加えてもよく、
また、所望によりビスマレイミド(a)とマレイミド(
b)との化学反応を促進して再結晶を避けることのでき
る安定剤(d)を加えてもよい;アリルフェニル(e)
と混合した一種以上のビスマレイミドモノマー(a);
またはポリチオール(f)もしくはポリアクリレート(
g)と混合した一種以上のビスマレイミド(a)のいず
れかを含むことができる(特開昭第57 108 15
9号公報参照)。
【0030】本発明に使用されるビスマレイミド(a)
は、特に、式(I):
【0031】
【化26】
【0032】[式中、Zは同じでも異なっていてもよく
、H、CH3 またはClを表し;Aは単一の原子価結
合または下記の基:CH3 |−CH2 −,−C−,
−O−,−S−,SO2 −|CH3 を表す。]のN
,N′−ビスマレイミドである。
【0033】式(I)のビスマレイミド(a)の特定例
としては、 N,N′−4,4′−ジフェニルメタン−ビスマレイミ
ド、N,N′−4,4′−ジフェニルエーテル−ビスマ
レイミド、N,N′−4,4′−ジフェニル−2,2−
プロパン−ビスマレイミドN,N′−4,4′−ジフェ
ニルサルファー−ビスマレイミド、N,N′−4,4′
−ジフェニルスルホン−ビスマレイミドが挙げられる。
【0034】また、N,N′−ヘキサメチレン−ビスマ
レイミド、N,N′−フェニレン−ビスマレイミド、N
,N′−4,4′−ジフェニル−1,1−シクロヘキサ
ン−ビスマレイミド、N,N′−4,4′−ジフエニル
メタン−ビスマレイミドなどの他のビスマレイミドを使
用することもできる。
【0035】前述のビスマレイミド(a)と組合わせて
使用できるアリルフェニル(e)としては、1〜4個の
フェニル核を有し、その主鎖が8〜30個の炭素原子を
有するアリルフェニルを挙げることができる。たとえば
、式(e′):
【0036】
【化27】
【0037】のo,o−ジアリルビスフェノールAまた
は式(e″):
【0038】
【化28】
【0039】の1,3−ビス−(o−アリルフェノキシ
)ベンゼンを使用することができる。
【0040】所望によりビスマレイミド(a)と組合わ
せてその融点を下げるマレイミド(b)は、式(1)〜
式(11):
【0041】
【化29】
【0042】
【化30】
【0043】
【化31】
【0044】
【化32】
【0045】
【化33】
【0046】
【化34】
【0047】
【化35】
【0048】
【化36】
【0049】
【化37】
【0050】
【化38】
【0051】
【化39】
【0052】の化合物から選択される。
【0053】前記ビスマレイミド(a)およびマレイミ
ド(b)は、米国特許第3,018,290号明細書お
よび英国特許出願公開第1,137,290 号明細書
に記載された方法に従って製造される。
【0054】所望によりビスマレイミド/マレイミド混
合物(a+b)に添加してその再結晶を避ける安定剤(
d)は、ビニルピリジン類、N−ビニル−2−ピロリド
ン、ビニルテトラヒドロフラン、スチレンおよびそれら
の混合物から選択される化合物である。
【0055】所望により前記ビスマレイミド(a)およ
びマレイミド(b)と混合するアクリレート(c)試薬
は、一般式:(CH2 =CR1 −CO−O−)n 
−G            (II)[式中、R1 
は水素原子またはメチル基を表し;nは少なくとも1に
等しく、高々8に等しい整数または端数を表し;Gは、
一個以上の酸素架橋および/または一個以上の遊離水酸
基を含んでいてもよい炭素数1〜30の直鎖もしくは分
枝鎖の飽和脂肪族基から誘導されるか、または、炭素数
1〜5のアルキル基1〜3個またはベンゼン核数個によ
って置換されていてもよい、ベンゼン核によって構成さ
れる炭素数6〜150 の芳香族基(アリール型または
アリール脂肪族型)から誘導されるn価の有機基を表し
、ここで前記数個のベンゼン核は、所望により前述のよ
うに置換されていてもよく、また、単一の原子価結合、
不活性基または炭素数1〜3のアルキレン基によって相
互に連結されていてもよく、これにより該芳香族基は、
その構造中の種々の位置に一個以上の酸素架橋および/
または一個以上の遊離水酸基を含み得、芳香族基Gの遊
離原子価は脂肪族鎖の炭素原子および/またはベンゼン
核の炭素原子によって保持され得る。]の化合物一種以
上から成る。
【0056】塩基性マレイン酸樹脂Aがビスマレイミド
(a)およびマレイミド(b)を含む場合、ビスマレイ
ミド(a)は該二成分混合物の50〜90重量%、好ま
しくは60〜80重量%であり、マレイミド(b)は該
二成分混合物の50〜10重量%、好ましくは40〜2
0重量%である。
【0057】該二成分混合物に補助的なアクリレート(
c)を使用する場合は、完全な混合物(a)+(b)+
(c)+(d)の5〜50重量%、好ましくは10〜3
0重量%の量を使用する。補助的な安定剤(d)は、完
全な混合物(a)+(b)+(c)+(d)の0〜10
重量%、好ましくは2〜8重量%の量を使用する。
【0058】ビスマレイミド(a)、少なくとも一種の
マレイミド(b)、アクリレート(C)および安定剤(
d)を含む塩基性樹脂Aは、後述する方法で得ることが
できる。
【0059】最初に、ビスマレイミド(a)およびマレ
イミド(b)を、攪拌下、液化が最も困難なマレイミド
の融点以下の温度(一般には50〜250℃、好ましく
は80〜180 ℃)で、均一な液状媒体が得られるま
で混合することにより、充分な混合物を形成する(第一
工程)。
【0060】次いで、攪拌下、先の工程の温度と同一ま
たは異なる温度(一般には50〜250℃、このましく
は80〜180 ℃)に保った溶融混合物に安定剤(d
)を添加し、その反応混合物を攪拌下、アクリレート試
薬(c)を加えるまでのたとえば2〜15分間、反応さ
せる(第二工程)。
【0061】最後に、アクリレート試薬(c)を加え、
その反応媒体を再び、攪拌下で例えば2〜15分間反応
させ、製造用反応器外で生成したプレポリマーAを直ち
に注入する(第三工程)。このプレポリマーは、本発明
に係る樹脂の生成に使用する時まで貯蔵する。
【0062】こうして得られるプレポリマーの溶融状態
での粘度は、用いる化合物の性質およびそれぞれの割合
、ならびに先に定義した製造方法の種々の工程の温度お
よび時間に従って、容易に0.1 〜50Pa・s の
所望の値に調節することができる。
【0063】本発明によれば、反応性希釈剤Bおよび安
定剤(d)は同じでも異なっていてもよい。同じ場合は
、第二工程で同時に添加することができる。この場合、
アクリレート試薬(c)を加えて得られる混合物は、す
ぐに使用に供され、電離線下で硬化することができる。 本発明の方法は、特に、繊維強化材を有し、熱安定性の
高い複合材料の製造において興味深い。
【0064】特に、本発明の方法は、注入、鋳造、フィ
ラメントワインディング、一方向ドレープ成形、多方向
ドレープ成形、前含浸、射出などの種々の公知方法を用
いる複合材料部品の製造に使用できる。
【0065】本発明は、また、有機マトリックス中に埋
め込まれた繊維強化材を含む複合材料の製造方法であっ
て、少なくとも一種のビスマレイミドモノマー(a)を
有する塩基性マレイン酸樹脂Aに、その塩基性樹脂Aの
使用に先立って少なくとも一種の反応性希釈剤Bを添加
し、得られた塩基性樹脂Aと反応性希釈剤Bとの混合物
に繊維強化材を含浸させ、その含浸強化材を電離線照射
にかけて塩基性樹脂を硬化させることから成り、ここで
該希釈剤Bは、塩基性樹脂Aと希釈剤Bとの混合物を電
離線照射にかけたときに塩基性樹脂Aと共重合可能なビ
ニル末端を有するモノマーから成り、希釈剤Bの総量は
、塩基性樹脂Aのマレイミド官能基が電離線の作用によ
ってほとんど消費されるような量であって、塩基性樹脂
A 100重量部に対して10〜50重量部の範囲内で
選択されることを特徴とする製造方法に関する。
【0066】塩基性樹脂A、希釈剤Bおよびそれらの濃
度は、前記と同じである。
【0067】この複合材料の製造方法は、公知の手段、
特に、フランス国特許出願公開FR−A−2 564 
029 号明細書に記載された電子衝撃またはX線重合
装置を用いて行うことができる。
【0068】繊維強化材としては、アルミナ、ガラス、
カーボン、炭化ケイ素、炭窒化ケイ素、ホウアルミノケ
イ酸塩、アラミドなどのフィラメントを織ったもの、編
んだもの、または巻いたものが含まれる。
【0069】本発明に従って塩基性樹脂A−反応性希釈
剤B混合物を照射すると、塩基性樹脂のマレイミド官能
基の転換率は、その混合物のみに対して少なくとも98
%になる。
【0070】複合材料に対するこれらの官能基の転換率
は、約84〜88%である。機械的特性を最適にするた
めに、その材料を 180〜300 ℃の温度で大気圧
下、30分〜8時間アフターベーキングすることができ
る。実際、アフターベーキングは 180〜250℃で
2〜8時間行う。
【0071】塩基性樹脂A−反応性希釈剤B混合物の照
射線量は高く、 100〜350 kGy 、好ましく
は 250〜350 kGy である。これらの照射線
量は、各塩基性樹脂A−反応性希釈剤B混合物を一定の
速度で粒子加速器に通すことにより得られる。この速度
は、照射線量と加速器の特性との関数、すなわち、D=
K/V[式中、Dは照射線量(kGy) であり、Kは
特性(エネルギーおよび出力)ならびに加速器のセッテ
ィング(走査周波数、走査幅、パルス周波数)に依存す
るパラメータであり、Vは混合物の進行速度を表す。]
である。10MeV 、出力10kWの電子加速器では
、10kGy−2m/分となる。
【0072】極端に遅い速度(6〜7cm/分)でその
ような高い照射線量を工業的手段で得るのは困難である
が、混合物を加速器に逐次通すことによって照射線量分
布を使用すると有利である。一回の通過を50 kGy
(40cm/分の速度に相当する。)にすると最良の結
果が得られる。
【0073】本発明はまた、少なくとも一種のビスマレ
イミドモノマー(a)を有する塩基性マレイン酸樹脂A
を電離線下で硬化するための、反応性希釈剤Bとしての
先に定義したアクリル末端を有する少なくとも一種のモ
ノマーの使用であって、少なくとも一種のモノマーが塩
基性樹脂A 100重量部に対して10〜50重量部の
割合で用いることを特徴とする前記使用に関する。
【0074】本発明の他の特徴および利点は、添付した
図面を参照して、以下の説明で述べるが、本発明は以下
の説明に限定されるものではない。
【0075】
【実施例】実施例1 微粉末状のN,N′−4,4′−ジフェニルメタン−ビ
スマレイミド(化合物M) 100重量部およびNVP
 40重量部を加熱混合する。その懸濁状の混合物を機
械的に攪拌する。10MeV 、出力10kWの加速器
によって発生する電子線を使用し、各50 kGyの照
射を逐次行うことにより300 kGy の照射を行う
と、ガラス転移点が約330 ℃の完全に半透明の固体
が得られる。この物質は、断熱材として使用できる。
【0076】実施例2 N,N′−4,4′−ジフェニルメタン−ビスマレイミ
ド 100重量部およびo,o−ジアリルビスフェノー
ルA(式e′)80重量部を含む塩基性樹脂A 100
重量部を80℃に加熱し、これに、ゆっくり攪拌しなが
ら、40℃に加熱したNVP 40重量部を添加する。 次いで冷却し、その混合物に実施例1で記載した300
 kGy の電子衝撃を行うと、熱特性は実施例1の物
質より劣るが、同一の用途を有する均一な固体が得られ
る。
【0077】実施例3 ビスマレイミドモノマー(a)、マレイミドモノマー(
b)、ビスマレイミド/マレイミド共融の安定剤(d)
としてのN−ビニル−2−ピロリドンおよびアクリレー
ト(c)を含む塩基性マレイン酸樹脂Aの製造を以下に
述べる。
【0078】第1工程: アンカー型攪拌機付の 350cm3 容ガラス反応機
を165 ℃の油浴に入れて予熱しておき、N,N′−
4,4′−ジフェニルメタン−ビスマレイミド(化合物
M)165.33gとN,N′−メチル−4−フェニレ
ン−1,3−ビスマレイミド69.56gとの混合物を
、攪拌しながら12分で導入する。
【0079】その混合物の攪拌を、成分が完全に溶融し
、均一な液状塊が得られるまで5分間続ける。
【0080】第2工程: その均一な液状塊にN−ビニル−2−ピロリドン17.
82 gを加え、攪拌下で5分間反応させる。
【0081】第3工程: 反応機を加熱油浴から取り出し、まだ攪拌されている反
応塊に、ジ−(ジ−オキシエチル化)ビスフェノールA
  ジアクリレート(UCBから登録商標「EBECR
YL150 」として市販されている。)26.76 
gと、式(III):
【0082】
【化40】
【0083】[式中、R1 =R2 =Hであり、tは
約3に等しい数である。]のノボラック型エポキシジア
クリレート80重量%およびトリメチロールプロパン 
 トリアクリレート(UCBから登録商標「EBECR
YL 629 」として市販されている。)20重量%
の塩基性混合物から成るアクリレート化合物53.53
 gとの混合物を添加する。
【0084】これらのアクリレート化合物を加えた後、
攪拌を3分間続け、得られる反応塊を金属容器に注入す
る。室温まで冷却すると、所望の塩基性マレイン酸樹脂
Aが固体として得られる。その粘度(80℃)は 5.
5Pa・s である。この塩基性樹脂Aは、電離線下で
の硬化に付されるまで貯蔵される。
【0085】該マレイン酸樹脂A(a+b+c+d)は
、その使用に先立ち、攪拌下で80℃まで加熱する。さ
らに、塩基性樹脂Aと共重合可能なビニル末端基を有す
るモノマーから成る反応性希釈剤Bを40℃に加熱する
。 次いで、ゆっくり攪拌しながら、反応性希釈剤Bを塩基
性樹脂Aに添加し、使用温度に冷却する。最後に、その
混合物に電子衝撃を行って樹脂を硬化する。塩基性樹脂
Aのマレイミド官能基の架橋度は95%を超える。
【0086】このプレポリマーAを使用直前に調製する
こともできる。この場合は、明らかなように、そのプレ
ポリマーを金属容器中で室温に冷却させる必要がある。
【0087】本発明者らは、反応性希釈剤Bの性質、照
射前の混合物中の反応性希釈剤Bの濃度、および照射線
量を変化させた。その結果を図1〜4に示す。図1、2
および4の曲線は実施例3の塩基性樹脂Aに関し、図3
は化合物Mのみに関する。希釈剤Bの濃度は、塩基性樹
脂(a+b+c+d) 100重量部に対する重量部で
示す。
【0088】図1は、塩基性マレイン酸樹脂Aの残留重
合エネルギーEr(J/g)の変化を照射線量D(kG
y) の関数として、種々の反応性希釈剤および種々の
濃度に対して示す。
【0089】曲線1〜7は各々、BVE 10重量部、
スチレン10重量部、NVP 10重量部、BVE 3
0重量部、NVP 30重量部、DVB 30重量部お
よびスチレン30重量部に対応する。
【0090】残留エネルギーErは、10 Mev、出
力10kWの電子線によって塩基性樹脂−希釈剤混合物
を照射した後にマレイミド官能基の架橋を停止するのに
必要なエネルギーである。
【0091】残留エネルギーErの測定は、周知の示差
走査型熱量測定法に従って行う。残留エネルギーは、電
子衝撃中にマレイミド官能基の架橋度が増加すると減少
する。
【0092】図1から、30重量部のDVB およびス
チレンの場合のマレイミド官能基の架橋度が最も高いこ
とがわかる。得られる硬化樹脂のガラス転移点も高く、
DVB をベースとする樹脂が約360 ℃、スチレン
をベースとする樹脂が約350 ℃である。
【0093】樹脂−スチレンおよび樹脂−DVB の混
合物の可使時間は非常に短く、約30分である。しかし
、樹脂−NVP 混合物は、特に強化繊維を含浸させる
ことによる複合材料の製造に十分な可使時間(12時間
以上)を有する。さらに、図1からわかるように、NV
P をベースとする硬化樹脂の残留エネルギーは比較的
低い。ガラス転移点は、30重量部のNVP に対して
約300 ℃である。
【0094】図2は、マレイミド官能基の転換率の変化
を、塩基性樹脂−希釈剤混合物中に混入した希釈剤Bの
最終量の関数として示す。マレイミド官能基の転換率C
は%で示すが、その官能基の架橋率に対応する。
【0095】図2の曲線は、塩基性樹脂(a+b+c+
d)および希釈剤BとしてのNVP に対してプロット
した。NVP 濃度は、塩基性樹脂A100重量部に対
する重量部で示し、混合物の照射は、前述したように、
電子線を用い、照射線量300 kGy で行った。
【0096】図2から、マレイミド官能基の転換率は、
混合物中の希釈剤Bの量とともに増加することがわかる
。しかし、希釈剤の量が過剰だと照射中に該希釈剤の単
独重合が起こり得る。これは、ビスマレイミドと希釈剤
との共重合には不利であり、ガラス転移点が所望の値以
下になる。
【0097】図3は、マレイミド官能基の残留重合エネ
ルギーEr(J/g)を、電離線下で硬化可能な混合物
中の希釈剤濃度の関数として示す。塩基性樹脂Aは、こ
こではN,N′−4,4′−ジフェニルメタン−ビスマ
レイミド(実施例1)によって構成される。
【0098】実線8および9は希釈剤BがNVP の場
合に関し、点線10および11は希釈剤Bがスチレンの
場合に関する。残留エネルギーを測定する前の混合物の
照射は、電子衝撃によって行った。曲線8および11は
100 kGy の電子衝撃に対応し、曲線9および1
0は300 kGy の電子衝撃に対応する。
【0099】図3の曲線から、反応性希釈剤Bの最適な
量は、塩基性樹脂A 100重量部に対して10〜50
重量部、好ましくは30〜40重量部であることがわか
る。50重量部を超えるとビニル希釈剤の単独重合が生
じ、10重量%以下だと転換率が不十分である。
【0100】塩基性樹脂−希釈剤混合物の照射線量は高
く、 100〜300 kGy の範囲内であり、特に
、アクリル末端を有する樹脂の硬化に使用する照射線量
の5倍高い。 しかし、図4を参照すると、マレイミド官能基のほとん
どが50〜100 kGy で消費される。
【0101】図4の曲線は、転換率(%)を照射線量D
(kGy) の関数として示す。電子衝撃は前記と同様
にして行い、曲線12、13および14は各々、希釈剤
BがNVP であり、各濃度が、実施例3の組成を有す
る塩基性樹脂A 100重量部に対して、33、36お
よび40重量部に相当する。
【0102】本発明に係る硬化ビスマレイミド樹脂が加
熱硬化した同種物と比較して主に興味深い点の一つは、
粘度が低いことであり、このため実施はより簡単になり
、これはアクリル末端を有するエポキシ樹脂に使用され
るものと同等である。特に、本発明のビスマレイミド樹
脂の硬化方法は、フィラメントワインディング法または
ファブリック含浸法による繊維強化材含有複合材料の製
造にうまく適している。
【0103】下記表1で、加熱重合可能なビスマレイミ
ド樹脂(BMI) と電離線下で重合可能なビスマレイ
ミドA−希釈剤B混合物との性質を比較する。
【0104】
【表1】
【0105】また、本発明により硬化されたビスマレイ
ミド樹脂の機械的特性は、加熱硬化されたビスマレイミ
ド樹脂に匹敵する。特に、実施例3の硬化樹脂の曲げ特
性は次の通りである。
【0106】−  曲げ応力=88MPa−  曲げ弾
性率=4230MPa −  伸び=2〜2.5 % 本発明に係る重合可能な塩基性樹脂−希釈剤混合物は、
特に、フィラメントワインディング法による複合材料の
製造に関して興味深い。この複合材料の製造法により、
複合材料中の硬化樹脂(A+B)の割合は約30重量%
になる。
【0107】複合材料において得られるマレイミド官能
基の重合度は、塩基性樹脂−希釈剤混合物のみに対して
得られる重合度より低い。FTIR分析(フーリエ変換
赤外分光法)およびNMRC13(13Cの核磁気共鳴
)によると、複合材料中のマレイミド官能基の転換率は
84〜88%である。これらの複合材料の機械的特性も
興味深く、例えば、層間せん断応力は37 MPaであ
る。
【0108】機械的特性を最適にするためには、アフタ
ーベーキングが必要である。アフターベーキングにより
、残留マレイミド官能基は6%以下になる。このアフタ
ーベーキングは、低温で比較的長時間、または高温で短
時間行うことができる。
【0109】このアフターベーキング工程は、従来の重
合可能なビスマレイミド樹脂に対して行われるアフター
ベーキングと機能的に同じである。本発明に係るアフタ
ーベーキング工程は、加熱樹脂の場合よりも低い温度で
かなり短時間行うので有利である。すなわち、加熱ビス
マレイミド樹脂のアフターベーキングは250 ℃で1
6時間である。
【0110】種々のアフターベーキング条件に対して、
複合材料の層間せん断応力を検討した。その結果を下記
表2に示す。アフターベーキングは、実施例4に記載し
た複合材料に関して行った。
【0111】
【表2】
【0112】実施例4 フィラメントワインディング法を用いた二つのロケット
エンジン段間フェルールの製造を以下に記載する。ワイ
ンディングは、実施例3に記載したように塩基性樹脂A
 100重量部および希釈剤BとしてのNVP 40重
量%を含む、新たに調製した液体処方物に含浸させた炭
素ストランドに対して行った。その炭素ストランドは3
000〜12000 本のフィラメントから成る。含浸
は、ローラを用いて、付着軌道の関数として変化し得る
速度で、公知の方法により、ストランドを樹脂浴中に連
続して通すことにより行う。このストランドは、図5に
示すように一体構造に巻き取られ、同一の二つの半球サ
テライト20、22の間に挟まれた二つの相似のフェル
ールによって構成される。その構造は、回転軸24を有
する。
【0113】二つのフェルールは、本質的に、圧縮した
状態で作動するものであり、従って、4個の連続ワイン
ディング、すなわち、フェルールの円周に沿った内部ワ
インディング26、回転軸24に関して各々θ=30°
の角を成す二つの縦ワインディング28および30なら
びに円周に沿った外部ワインディング32に従って製造
する。
【0114】炭素ストランドの含浸温度は35℃であり
、樹脂−希釈剤混合物の粘度は 0.5〜10Pa・s
 である。本発明に係る重合可能な樹脂−希釈剤混合物
の可使時間は12時間を超え、含浸率は30重量%であ
る。
【0115】炭素ストランドのローラ含浸は正確に行わ
れ、付着軌道は安定なままである。複合材料の硬化は3
00 kGy で行うが、軸24の回りの回転速度20
cm/分で50 kGyの照射を数回行う。全照射時間
は2時間である。ワインディングは、アクリル末端を有
するエポキシ樹脂を含浸する炭素ストランドの場合と同
様、容易に行われる。
【0116】電子衝撃下で重合を行った後、その構造物
を切り分けて二つのフェルール16および18を得る。 次いで、180 ℃で8時間、フェルールのアフターベ
ーキングを行う。アフターベーキング前後の寸法安定性
は良好である。
【0117】比較例 熱硬化可能なビスマレイミド樹脂を使用すると、複合材
料のベーキングを5〜10・105 Paの圧力下で2
回続けて行い(すなわち、130 ℃で3時間、次いで
200℃で5時間)、次いで250 ℃で16時間のア
フターベーキングを行う必要がある。
【0118】その結果、加熱ビスマレイミド樹脂の加熱
重合時間は、本発明に係る同じ樹脂の電離線下での重合
時間をかなり超える。
【0119】本発明により硬化した樹脂は、熱安定性が
高く、繊維強化材を有する構造のどんな複合材料の製造
にも使用できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】塩基性マレイン酸樹脂Aの架橋率に対する反応
性希釈剤の性質の影響を示し、残留エネルギーEr(J
/g)を照射線量D(kGy) の関数として表した図
である。
【図2】マレイミド官能基の転換率C(%)に対する希
釈剤Bの量(重量%)の影響を示す図である。
【図3】残留重合エネルギーEr(J/g)に対する希
釈剤の量Dil (重量%)の影響を示す図である。
【図4】マレイミド酸官能基の転換率C(%)の変化を
照射線量D(kGy)の関数として表した図である。
【図5】フィラメントワインディング法を使用した本発
明の複合材料の製造例を示す図である。
【符号の説明】
16,18  フェルール 20,22  半球サテライト 24  回転軸 26  内部ワインディング 28,30  縦ワインディング 32  外部ワインディング 34  電離線

Claims (27)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  少なくとも一種のビスマレイミドモノ
    マー(a)を有する塩基性マレイン酸樹脂Aを電離線下
    で硬化する方法であって、該塩基性樹脂Aを使用する前
    に少なくとも一種の反応性希釈剤Bをその塩基性樹脂A
    に添加した後、該塩基性樹脂Aと該希釈剤Bとの混合物
    を電離線(34)照射にかけることから成り、ここで該
    希釈剤Bは、該混合物を電離線(34)照射にかけたと
    きに該塩基性樹脂Aと共重合可能なビニル末端を有する
    モノマーから成り、また、該希釈剤Bの総量は、該塩基
    性樹脂Aのマレイミド官能基が電離線の作用によって消
    費されるような量であって、該塩基性樹脂A 100重
    量部に対して10〜50重量部の範囲から選択される、
    ことを特徴とする方法。
  2. 【請求項2】  有機マトリックス中に埋め込まれた繊
    維強化剤(26,28,30,32) を含む複合材料
    の製造方法であって、少なくとも一種のビスマレイミド
    モノマー(a)を有する塩基性マレイン酸樹脂Aに、そ
    の塩基性樹脂Aの使用に先立って少なくとも一種の反応
    性希釈剤Bを添加し、得られた該塩性樹脂Aと該希釈剤
    Bとの混合物に繊維強化剤を含浸させ、その含浸強化剤
    を電離線(34)照射にかけて該塩基性樹脂を硬化させ
    ることから成り、ここで該希釈剤Bは、該混合物を電離
    線(34)照射にかけたときに該塩基性樹脂Aと共重合
    可能なビニル末端を有するモノマーから成り、また、希
    釈剤Bの総量は、該塩基性樹脂Aのマレイミド官能基が
    電離線の作用によってほとんど消費されるような量であ
    って、該塩基性樹脂A 100重量部に対して10〜5
    0重量部の範囲内で選択される、ことを特徴とする方法
  3. 【請求項3】  該混合物が、該塩基性樹脂Aを溶融し
    、それを、ゆっくり攪拌しながら加熱した該反応性希釈
    剤Bに添加することにより得られることを特徴とする請
    求項1に記載の方法。
  4. 【請求項4】  該希釈剤Bが、ジビニルベンゼン、ブ
    チルビニルエーテル、N−ビニルピロリドン類、トリメ
    チロールプロパントリアクリレート、トリメチロールプ
    ロパントリメタクリレート、トリアリルシアヌレート、
    ビニルアニソール類、ビニルピリジン類、スチレン、ア
    ルキルスチレン類およびそれらの混合物から選択される
    ことを特徴とする請求項1に記載の方法。
  5. 【請求項5】  該希釈剤BがN−ビニル−2−ピロリ
    ドンであることを特徴とする請求項1に記載の方法。
  6. 【請求項6】  希釈剤Bの該総量が塩基性樹脂A 1
    00重量部に対して20〜40重量部であることを特徴
    とする請求項1に記載の方法。
  7. 【請求項7】  該樹脂の粘度が溶融状態で 0.1〜
    50Pa・s であり、該樹脂が、50〜250 ℃の
    温度で、均一液状媒体中、下記試薬(a)、(b)、(
    c)および(d)の反応により得られる生成物であり、
    (a)は式:【化1】 [式中、Zは同じでも異なっていてもよく、H、CH3
     またはClを表し;Aは単一の原子価結合または下記
    の基:CH3 |−CH2 −,−C−,−O−,−S
    −,SO2 −|CH3 を表す。]のN,N′−ビス
    マレイミドであり、(b)は、式: 【化2】 【化3】 【化4】 【化5】 【化6】 【化7】 【化8】 【化9】 【化10】 【化11】 【化12】 の化合物から選択される少なくとも一種のマレイミドか
    ら成り、(c)は、一般式:(CH2 =CR1 −C
    O−O−)n −G  (II) [式中、R1 は水素原子またはメチル基を表し;nは
    少なくとも1に等しく、高々8に等しい整数または端数
    を表し;Gは、一個以上の酸素架橋および/または一個
    以上の遊離水酸基を含んでいてもよい炭素数1〜30の
    直鎖もしくは分枝鎖の飽和脂肪族基から誘導されるか、
    または、炭素数1〜5のアルキル基1〜3個もしくはベ
    ンゼン核数個によって置換されていてもよい、ベンゼン
    核によって構成される炭素数6〜150 の芳香族基(
    アリール型またはアリール脂肪族型)から誘導されるn
    価の有機基を表し、前記数個のベンゼン核は、所望によ
    り前述のように置換されていてもよく、また、単一の原
    子価結合、不活性基または炭素数1〜3のアルキレン基
    によって相互に連結されていてもよく、これにより該芳
    香族基はその構造の種々の位置に一個以上の酸素架橋お
    よび/または一個以上の遊離水酸基を含み得、芳香族基
    Gの遊離原子価は脂肪族鎖の炭素原子および/またはベ
    ンゼン核の炭素原子によって保持され得る。]の化合物
    一種以上から成るアクリレート試薬であり、(d)は、
    ビニルピリジン類、N−ビニル−2−ピロリドン、ビニ
    ルテトラヒドロフラン、スチレンおよびそれらの混合物
    から選択されるビニル二重結合を有する試薬である、こ
    とを特徴とする請求項1に記載の方法。
  8. 【請求項8】  該ビスマレイミド(a)がN,N′−
    4,4′−ジフェニルメタン−ビスマレイミドであるこ
    とを特徴とする請求項1に記載の方法。
  9. 【請求項9】  照射線量が 250〜350kGyの
    範囲内から選択されることを特徴とする請求項1に記載
    の方法。
  10. 【請求項10】  所望の照射線量が得られるまで数回
    の連続照射を行うことを特徴とする請求項1に記載の方
    法。
  11. 【請求項11】  各照射における照射線量が約50k
    Gy であることを特徴とする請求項1に記載の方法。
  12. 【請求項12】  該混合物がX線または電子衝撃を受
    けることを特徴とする請求項1に記載の方法。
  13. 【請求項13】  該複合材料を、大気圧下、 180
    〜300 ℃で30分〜8時間アフターベーキングする
    ことを特徴とする請求項2に記載の方法。
  14. 【請求項14】  該混合物が、該塩基性樹脂Aを溶融
    し、それを、ゆっくり攪拌しながら、加熱した該反応性
    希釈剤Bに添加することにより得られることを特徴とす
    る請求項2に記載の方法。
  15. 【請求項15】  該希釈剤Bが、ジビニルベンゼン、
    ブチルビニルエーテル、N−ビニルピロリドン類、トリ
    メチロールプロパントリアクリレート、トリメチロール
    プロパントリメタクリレート、トリアリルシアヌレート
    、ビニルアニソール類、ビニルピリジン類、スチレン、
    アルキルスチレン類およびそれらの混合物から選択され
    ることを特徴とする請求項2に記載の方法。
  16. 【請求項16】  該希釈剤BがN−ビニル−2−ピロ
    リドンであることを特徴とする請求項2に記載の方法。
  17. 【請求項17】  希釈剤Bの該総量が塩基性樹脂A 
    100重量部に対して20〜40重量部であることを特
    徴とする請求項2に記載の方法。
  18. 【請求項18】  該樹脂の粘度が溶融状態で 0.1
    〜50Pa・sであり、該樹脂が50〜250 ℃の温
    度で、均一液状媒体中、下記試薬(a)、(b)、(c
    )および(d)の反応により得られる生成物であり、(
    a)は式:【化13】 [式中、Zは同じでも異なっていてもよく、H、CH3
     またはClを表し;Aは単一の原子価結合または下記
    の基:CH3 |−CH2−,−C−,−O−,−S−
    ,SO2 −|CH3 を表す。]のN,N′−ビスマ
    レイミドであり、(b)は、式: 【化14】 【化15】 【化16】 【化17】 【化18】 【化19】 【化20】 【化21】 【化22】 【化23】 【化24】 の化合物から選択される少なくとも一種のマレイミドか
    ら成り、(c)は、一般式:(CH2 =CR1 −C
    O−O−)n −G  (II) [式中、R1 は水素原子またはメチル基を表し;nは
    少なくとも1に等しく、高々8に等しい整数または端数
    を表し;Gは、一個以上の酸素架橋および/または一個
    以上の遊離水酸基を含んでいてもよい炭素数1〜30の
    直鎖もしくは分枝鎖の飽和脂肪族基から誘導されるか、
    または、炭素数1〜5のアルキル基1〜3個もしくはベ
    ンゼン核数個によって置換されていてもよい、ベンゼン
    核によって構成される炭素数6〜150 の芳香族基(
    アリール型またはアリール脂肪族型)から誘導されるn
    価の有機基を表し、ここで前記数個のベンゼン核は、所
    望により前述のように置換されていてもよく、また、単
    一の原子価結合、不活性基または炭素数1〜3のアルキ
    レン基によって相互に連結されていてもよく、これによ
    り該芳香族基はその構造の種々の位置に一個以上の酸素
    架橋および/または一個以上の遊離水酸基を含み得、芳
    香族基Gの遊離原子価は脂肪族鎖の炭素原子および/ま
    たはベンゼン核の炭素原子によって保持され得る。]の
    化合物一種以上から成るアクリレート試薬であり、(d
    )は、ビニルピリジン類、N−ビニル−2−ピロリドン
    、ビニルテトラヒドロフラン、スチレンおよびそれらの
    混合物から選択されるビニル二重結合を有する試薬であ
    る、ことを特徴とする請求項2に記載の方法。
  19. 【請求項19】  該ビスマレイミド(a)がN,N′
    −4,4′−ジフェニルメタン−ビスマレイミドである
    ことを特徴とする請求項2に記載の方法。
  20. 【請求項20】  照射線量が 250〜350kGy
    の範囲内から選択されることを特徴とする請求項2に記
    載の方法。
  21. 【請求項21】  所望の照射線量が得られるまで数回
    の連続照射を行うことを特徴とする請求項2に記載の方
    法。
  22. 【請求項22】  各照射における照射線量が約50k
    Gy であることを特徴とする請求項21に記載の方法
  23. 【請求項23】  該混合物がX線または電子衝撃を受
    けることを特徴とする請求項2に記載の方法。
  24. 【請求項24】  少なくとも一種のビスマレイミドモ
    ノマー(a)を有する塩基性マレイン酸樹脂Aを電離線
    下で硬化するための、反応性希釈剤Bとしてのビニル末
    端を有する少なくとも一種のモノマーの使用であって、
    少なくとも一種の該モノマーを塩基性樹脂A 100重
    量部に対して10〜50重量部の割合で用いることを特
    徴とする前記使用。
  25. 【請求項25】  ビニル末端を有する該モノマーが、
    ジビニルベンゼン、ブチルビニルエーテル、N−ビニル
    −2−ピロリドン、トリメチロールプロパントリアクリ
    レート、トリメチロールプロパントリメタクリレート、
    トリアリルシアヌレート、ビニルアニソール類、ビニル
    ピリジン類、スチレン、アルキルスチレン類およびそれ
    らの混合物から選択されることを特徴とする請求項24
    に記載の使用。
  26. 【請求項26】  該ビニルモノマーがN−ビニル−2
    −ピロリドンであることを特徴とする請求項24に記載
    の使用。
  27. 【請求項27】  該ビニルモノマーを、該塩基性樹脂
    A 100重量部に対して20〜40重量部の割合で用
    いることを特徴とする請求項24に記載の使用。
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