JPH04337137A - 油圧緩衝器 - Google Patents

油圧緩衝器

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JPH04337137A
JPH04337137A JP13579891A JP13579891A JPH04337137A JP H04337137 A JPH04337137 A JP H04337137A JP 13579891 A JP13579891 A JP 13579891A JP 13579891 A JP13579891 A JP 13579891A JP H04337137 A JPH04337137 A JP H04337137A
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JP
Japan
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cylinder
oil chamber
oil
valve
piston rod
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Application number
JP13579891A
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English (en)
Inventor
Hisao Kunimasa
國政 久郎
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ORIGINAL BOTSUKUSU KK
Original Assignee
ORIGINAL BOTSUKUSU KK
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えば車両の振動を緩
衝するのに好適に用いられる油圧緩衝器に関し、特に、
路上走行途中で発生する車輪側からの突き上げ感を緩和
できるようにした油圧緩衝器に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、シリンダと、該シリンダ内に摺
動可能に挿嵌され、該シリンダ内を上側油室と下側油室
とに画成したピストンと、一端側が該ピストンに固着さ
れ、他端側が前記シリンダ外に突出したピストンロッド
と、前記ピストンに設けられ、該ピストンロッドがシリ
ンダから伸長,縮小するときに前記各油室間を流通する
圧油によって所定の減衰力を発生させる伸長側,縮小側
減衰力発生機構とからなる油圧緩衝器は知られている。
【0003】この種の油圧緩衝器では、例えばシリンダ
の底部側が車両の車軸側に取付けられ、ピストンロッド
の突出端側が車両の車体側に取付けられ、シリンダ側と
ピストンロッドの突出端側との間に設けた懸架ばね等に
よりピストンロッドを常時伸長方向に付勢して車両の車
体側を車軸側に対して懸架させる構成となっている。
【0004】そして、路上走行等の途中で車両に上,下
方向の振動が加えられると、前記ピストンロッドがシリ
ンダから伸長,縮小し、このときにシリンダ内の上側油
室,下側油室間で前記減衰力発生機構を介して圧油が流
通することにより、図19に実線で示す特性線a,bの
如くピストンロッドの伸縮速度に応じた減衰力が発生し
、前記振動を緩衝する。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述した従
来技術では、路面の凹凸等により車輪側から外力が加え
られると、ピストンロッドを懸架ばねのばね荷重に抗し
て縮小またはこのばね荷重によって伸長させ、伸長側,
縮小側減衰力発生機構によってピストンロッドの伸縮速
度に応じた減衰力を図19に示す特性線a,bの如く発
生させているに過ぎないから、例えば車両に衝撃的な外
力が加えられた場合に、この外力に応じて減衰力を変化
させることができず、車両の乗り心地や安定性を効果的
に向上できないという問題がある。
【0006】即ち、例えば車両が高速走行途中で路面の
段差等に乗り上げた場合には、油圧緩衝器が懸架ばねと
共に瞬間的に突張り棒のようになり、このときの外力が
車輪側から車体側に向けて直接的に作用し、車両の運転
者等にストロークは縮かいが、ハンマーでたたくような
突き上げ感を与えるという問題がある。
【0007】本発明は上述した従来技術の問題に鑑みな
されたもので、本発明は衝撃的な外力に対し減衰力を高
い応答性をもって変化させることができ、例えば車両の
高速走行途中等で発生する突き上げ感を緩和でき、車両
の乗り心地や安定性を確実に向上できるようにした油圧
緩衝器を提供することを目的としている。
【0008】
【課題を解決するための手段】上述した課題を解決する
ために本発明が採用する構成の特徴は、縮小側減衰力発
生機構をバイパスして、下側油室を他の油室に連通させ
るバイパス通路と、所定重量をもって形成され、該バイ
パス通路を開閉する慣性弁体と、常時は該慣性弁体を閉
弁方向に付勢し、外力が作用したときに該慣性弁体の開
弁を許す付勢部材とを設けたことにある。
【0009】この場合、前記他の油室は前記ピストンに
よりシリンダ内に画成された上側油室であってもよく、
または前記シリンダの外側に設けられたリザーバ室であ
ってもよく、この場合には前記縮小側減衰力発生機構を
該リザーバ室とシリンダの下側油室との間に設けたボト
ムバルブによって構成するようにすればよい。
【0010】また、前記他の油室は、前記シリンダに一
体的に設けられ、ガスばねとして作動するアキュムレー
タの蓄油室であってもよく、この場合には前記縮小側減
衰力発生機構を該蓄油室とシリンダの下側油室との間に
設けた減衰力バルブによって構成すればよい。
【0011】さらに、前記シリンダの一端側を車両の車
軸側に取付ける場合には、前記慣性弁体はシリンダを介
した車軸側からの外力に応じて開,閉弁する構成とすれ
ばよい。
【0012】また、前記ピストンロッドの突出端側を車
両の車軸側に取付ける場合には、前記慣性弁体はピスト
ンロッドの一端側に形成された前記バイパス通路をピス
トンロッドを介した車軸側からの外力に応じて開,閉弁
する構成とすればよい。
【0013】
【作用】上記構成により、例えばシリンダの底部側を車
両の車軸側に取付け、ピストンロッドの突出端側を車体
側に取付けた場合には、車軸側からの外力がシリンダを
介して慣性弁体に作用し、この外力により慣性弁体が付
勢手段に抗して開弁したときに、下側油室内の圧油をバ
イパス通路を介して他の油室へと流通させることができ
、縮小側減衰力発生機構で発生する減衰力を外力の加速
度等に応じて低下させることができる。
【0014】また、シリンダを車両の車体側に取付け、
ピストンロッドの突出端側を車軸側に取付けた場合には
、車軸側からの外力がピストンロッドを介して慣性弁体
に作用し、この外力の加速度等に応じて慣性弁体が開弁
したときに、下側油室内の圧油をピストンロッドに形成
したバイパス通路を介して上側油室へと流通させること
ができ、この場合でも縮小側減衰力発生機構による減衰
力を外力の加速度等に応じて低下させることができる。
【0015】
【実施例】以下、本発明の実施例を図1ないし図18に
基づき説明する。
【0016】図1ないし図3は本発明の第1の実施例を
示している。
【0017】図において、1は油圧緩衝器の本体を構成
する外筒を示し、該外筒1の下端側はボトムキャップ2
によって閉塞され、上端側はロッドガイド(図示せず)
等を介して他のキャップ3により閉塞されている。4は
外筒1の下部側に位置し、外筒1の外周に溶接等の手段
を用いて固着された取付ブラケットを示し、該取付ブラ
ケット4は外筒1を車両の車軸側(図示せず)に取付け
るようになっている。
【0018】5は外筒1内に同軸に配設されたシリンダ
としての内筒を示し、該内筒5は図2に示す如く外筒1
内を上下方向に伸長し、前記ロッドガイドと後述するボ
トムバルブ13の弁本体14を介して外筒1内に固着さ
れている。6は内筒5内に摺動可能に挿嵌されたピスト
ンを示し、該ピストン6は内筒5内を上側油室Aと下側
油室Bとに画成し、その上,下両面には環状の弁シート
6A,6Bが形成されている。また、該ピストン6には
弁シート6A,6B内を油室B,A内に連通させる油穴
6C,6Dが斜めに穿設され、弁シート6Bには油穴6
Dを介して油室A,B間を常時連通させるオリフィス6
Eが形成されている。
【0019】7は下端側がピストン6に固着されたピス
トンロッドを示し、該ピストンロッド7の上端側は前記
ロッドガイドを介して外筒1外へと突出し、その突出端
側はマウントラバー等を介して車両の車体側(いずれも
図示せず)に取付けられる。また、該ピストンロッド7
には長さ方向途中部位から下向きに伸長する軸穴7Aが
形成され、該軸穴7Aの下端側にはピストンロッド7の
一部をなす筒状ボルト8が螺着されている。そして、該
筒状ボルト8の下端側にはナット9が螺着され、該ナッ
ト9はピストンロッド7に筒状ボルト8を介してピスト
ン6を締着している。また、ピストンロッド7には後述
するリバウンドストッパ27の下側に位置して径方向の
油穴7B,7Bが形成され、該各油穴7Bは後述のチェ
ック弁26を介して軸穴7A内を油室Aに連通させる。
【0020】10,11はピストン6の上,下両面に設
けられた縮小側,伸長側減衰力発生機構を構成するディ
スクバルブを示し、該ディスクバルブ10,11はピス
トンロッド7の縮小,伸長時にピストン6の弁シート6
A,6Bに離,着座し、図19に例示した如き減衰力を
発生させる。そして、該ディスクバルブ10,11は開
弁時にその開度がリテーナ12,12によって規制され
、このときに油室B,A内の圧油はピストン6の油穴6
C,6Dを介して弁シート6A,6B内から油室A,B
内へと絞り作用を受けつつ流通する。
【0021】13は内筒5の底部側に設けられたボトム
バルブを示し、ボトムバルブ13は、外周側が内筒5と
ボトムキャップ2との間に固定され、径方向に離間して
2組の油穴14A,14A、14B,14Bが穿設され
た弁本体14と、該弁本体14の環状弁座14C上に離
,着座し、外筒1と内筒5との間のリザーバ室Cから油
室B内に向けて圧油が流通するのを許し、逆向きの流れ
を阻止するチェック弁15と、弁本体14の下面側に配
設され、環状弁座14Dに離,着する他のディスクバル
ブ16とから大略構成され、該ディスクバルブ16はピ
ストン6に設けたディスクバルブ10と共に縮小側減衰
力発生機構を構成している。
【0022】そして、該ディスクバルブ16は弁本体1
4の内周側に設けた筒状ボルト17によりナット18を
介して弁本体14に取付けられ、ピストンロッド7の縮
小時に油室B内の圧油を弁本体14の各油穴14Bを介
して環状弁座14D内からリザーバ室C内へと流通させ
ることにより所定の減衰力を発生させる。また、弁本体
14の外周側にはリザーバ室Cと常時連通する油溝14
E,14E,…が形成され、下側の環状弁座14Dには
リザーバ室C内を該各油溝14E,各油穴14Bを介し
て油室B内と常時連通させるオリフィス14Fが形成さ
れている。
【0023】19は下端側がボトムバルブ13の筒状ボ
ルト17内に嵌合して固着され、内筒5内に同軸に配設
されたバイパス管を示し、該バイパス管19の上端側は
筒状ボルト8内にOリング20を介して摺動可能に挿入
され、ピストンロッド7の軸穴7A内を軸方向に伸長し
ている。また、該バイパス管19は下端側がプラグ21
によって閉塞され、筒状ボルト17の上端よりも所定寸
法上側の位置に径方向の小孔19A,19Aが形成され
ている。そして、該バイパス管19は各小孔19A,ピ
ストンロッド7の軸穴7Aおよび油穴7Bと共にディス
クバルブ10をバイパスするバイパス通路を構成し、後
述の慣性弁22およびチェック弁26を介して油室A,
B間を連通させるようになっている。
【0024】ここで、該バイパス管19の各小孔19A
は合計の流路面積がピストン6のオリフィス6Eよりも
大きく、油穴6Cよりも小さく形成され、慣性弁22の
開弁時に油室B内の圧油を他の油室Aに向けて矢示D方
向に流通させることにより、ディスクバルブ10等で発
生される縮小側の減衰力を図19に点線で示す如く低下
させる構成となっている。
【0025】22はバイパス管19の各小孔19Aを外
力に応じて開,閉する慣性弁を示し、該慣性弁22は、
比較的重い金属材料等により段付筒状に形成され、バイ
パス管19の外周に摺動可能に挿嵌された所定質量Mの
慣性弁体23と、該慣性弁体23と筒状ボルト17との
間に配設され、該慣性弁体23を常時閉弁方向に付勢し
た付勢部材としてのばね24とからなり、慣性弁体23
は各小孔19Aの上側でバイパス管19の外周に固着さ
れたストッパ25により閉弁位置で停止される。そして
、該ストッパ25にには慣性弁体23がばね24により
所定のばね荷重Fをもって押付けられている。
【0026】26はピストンロッド7の各油穴7Bを覆
うようにピストンロッド7の外周に取付けられたチェッ
ク弁を示し、該チェック弁26は略C字状の弾性リング
によって形成され、油室Aから各油穴7B内へと圧油が
流入するのを阻止している。そして、該チェック弁26
は慣性弁22の開弁により油室B内の圧油がバイパス管
19内を矢示D方向に流通してくると、この圧力によっ
て径方向外向きに拡径しつつ開弁し、各油穴7Bから油
室A内へと圧油が流通するのを許すようになっている。
【0027】さらに、27はチェック弁26よりも上側
に位置し、ピストンロッド7の外周に固定リング28を
介して固定されたリバウンドストッパを示し、該リバウ
ンドストッパ27は弾性樹脂材料により厚肉のリングと
して形成され、ピストンロッド7の最伸長位置を規制す
るようになっている。
【0028】本実施例による油圧緩衝器は上述の如き構
成を有するもので、次にその作動について説明する。
【0029】まず、車両の通常走行時には、外部からの
振動によりピストンロッド7が外筒1から伸長,縮小す
るに応じて、ピストン6に設けたディスクバルブ11,
10が開,閉弁すると共に、ピストンロッド7の縮小時
にはボトムバルブ13のディスクバルブ16も開,閉弁
する。そして、この場合に車両の車輪側から外筒1を介
してバイパス管19等に矢示E方向の外力が加えられて
も、この外力の加速度α1が、
【0030】
【数1】F>M×α1 となる限りは、質量Mの慣性弁体23に作用する慣性力
(M×α1)がばね24のばね荷重Fよりも小さいから
、慣性弁22は図2に示す如く閉弁状態に保持され、こ
のときの減衰力は図19に実線で示す特性線a,bの如
く発生し、前記振動を緩衝できる。
【0031】一方、高速走行時等に車両が段差に乗り上
げて加速度α2(α2>α1)なる外力が矢示E方向に
作用すると、図19に実線で示す縮小側の減衰力では減
衰力が過大となり、ピストンロッド7が外筒1内へと瞬
間的に高い応答性をもって縮小できず、緩衝器全体が突
張り棒の如く作用して運転者等に突き上げ感を与え易く
なる。
【0032】そこで、本実施例では、慣性弁体23の質
量Mとばね24のばね荷重Fとを、
【0033】
【数2】F>M×α2 なる関係に設定することにより、慣性弁22に車輪側か
ら加速度α2なる外力が矢示E方向に作用したときに、
慣性弁体23を図3に示す如くばね24に抗して即座に
開弁させることができ、油室B内の圧油をバイパス管1
9の各小孔19Aを介して矢示D方向に流通させつつ、
ピストンロッド7のチェック弁26を開弁させ、各油穴
7Bから油室A内に向けて圧油を流通させることができ
る。
【0034】これによって、油室B内の圧油はディスク
バルブ10をバイパスして油室A内へと流通するように
なるから、このときの縮小側減衰力を図19に点線で示
す特性線cの如く低下させることができ、ピストンロッ
ド7を縮小させるように外筒1および内筒5等を高い応
答性をもって矢示E方向に変位させることができ、緩衝
器全体が突張り棒の如く作用するのを防止できる。
【0035】従って、本実施例によれば、衝撃的な外力
に対し縮小側の減衰力を高い応答性をもって低下させる
ことができ、例えば高速走行途中等での突き上げ感を効
果的に緩和でき、車両の乗り心地や安定性を確実に向上
できる等、種々の効果を奏する。
【0036】次に、図4は本発明の第2の実施例を示し
、本実施例では前記第1の実施例と同一の構成要素に同
一の符号を付し、その説明を省略するものとするに、本
実施例の特徴は、ボトムバルブ13の筒状ボルト17内
に嵌合して固着したバイパス管31を短尺に形成すると
共に、その下端側を他の油室としてのリザーバ室Cに連
通させ、上端側には慣性弁22を介して油室B内に連通
,遮断される径方向の小孔31A,31Aを形成したこ
とにある。
【0037】ここで、バイパス管31はボトムバルブ1
3のディスクバルブ16をバイパスして油室Bとリザー
バ室Cとを連通させるバイパス通路を各小孔31Aと共
に構成し、バイパス管31の上端は大径の蓋部31Bに
より閉塞されている。そして、該バイパス管31の外周
には慣性弁22の慣性弁体23が摺動可能に挿嵌され、
該慣性弁体23はばね24により蓋部31Bに向けて押
し付けられている。
【0038】かくして、このように構成される本実施例
でも、矢示E方向の外力により慣性弁22を開弁でき、
油室B内の圧油を各小孔31Aを介してリザーバ室Cへ
と流通させることにより、縮小時の減衰力を低下させ、
前記第1の実施例とほぼ同様の効果を得ることができる
。そして、この場合には図2に示した縮小側のディスク
バルブ10を、例えばチェック弁15と同様のものに替
えることができる。
【0039】次に、図5および図6は本発明の第3の実
施例を示し、本実施例の特徴は、単筒型の油圧緩衝器に
慣性弁を設けたことにある。なお、本実施例では前記第
1の実施例と同一の構成要素に同一の符号を付し、その
説明を省略するものとする。
【0040】図中、41はシリンダとしてのチューブ、
42は該チューブ41の底部側を閉塞したボトムキャッ
プを示し、該キャップ42には取付アイ43が固着され
、該取付アイ43はチューブ41を車両の車軸側に取付
けるようになっている。44はチューブ41の上端側を
施蓋したロッドガイド、45は上端側が該ロッドガイド
44を介してチューブ41外に突出したピストンロッド
を示し、該ピストンロッド45は下端側がチューブ41
内に挿入され、ピストン6等にナット9を介して固着さ
れている。そして、該ピストンロッド45は突出端側に
取付アイ46が固着され、該取付アイ46を介して車両
の車体側に取付けられる。
【0041】47は下側油室Bの下側に位置してチュー
ブ41内に摺動可能に挿嵌されたフリーピストンを示し
、該フリーピストン47はキャップ42との間でチュー
ブ41内にガス室Gを画成している。そして、該ガス室
Gはピストンロッド45がチューブ41から伸長,縮小
するに応じて拡,縮され、これによってチューブ41内
へのピストンロッド45の進入体積分を補償するように
なっている。また、ピストンロッド45の突出端側とチ
ューブ41との間には懸架ばね(図示せず)が配設され
、この懸架ばねはピストンロッド45を常時伸長方向に
付勢している。
【0042】48,49はピストン6に設けたディスク
バルブ10,11をバイパスして油室A,B間を連通さ
せるバイパス管、50はチューブ41の外部に位置して
バイパス管48,49間に接続された慣性弁を示し、該
慣性弁50は図6に示す如く、有蓋筒状に形成され、蓋
部51Aの中央部に挿通穴51Bが穿設された弁ケース
51と、該弁ケース51の下端側を閉塞し、止め輪52
によって抜止めされた底蓋53と、上端側が弁ケース5
1の挿通穴51Bから突出してナット54により弁ケー
ス51の蓋部51Aに固着され、該弁ケース51内を上
下方向に伸長した通路部材55と、該通路部材55に形
成された径方向の小孔55A,55Aを開,閉すべく、
該通路部材55の外周側に摺動可能に挿嵌された段付筒
状の慣性弁体56と、該慣性弁体56の鍔部56Aと底
蓋53との間に配設され、該慣性弁体56を閉弁方向に
常時付勢した付勢部材としてのばね57とから大略構成
されている。
【0043】ここで、該慣性弁50の弁ケース51は図
5に示す如くチューブ41の外周側にブラケット58を
介して一体的に固着され、チューブ41に車輪側から作
用する矢示E方向の外力を弁ケース51内の通路部材5
5等に剛性的に伝えるようになっている。また、通路部
材55の突出端側にはバイパス管48がジョイント59
を介して接続され、底蓋53にはバイパス管49がジョ
イント60を介して接続されている。そして、慣性弁5
0の弁ケース51および通路部材55はバイパス管48
,49等と共にバイパス通路を構成し、油室A,B間を
慣性弁体56を介して連通させるようになっている。 また、慣性弁体56は質量Mなる重量をもって形成され
、ばね57はばね荷重Fを有し、前記数1,数2の関係
を満たすように設定されている。
【0044】かくして、このように構成される本実施例
でも、車輪側からチューブ41および慣性弁50に比較
的大きな外力が矢示E方向に作用したときに、慣性弁体
56をばね57に抗して開弁させ、油室B内の圧油をバ
イパス管49,弁ケース51,通路部材55およびバイ
パス管48等を介して油室A内へと矢示D方向に流通さ
せることができ、前記第1の実施例とほぼ同様の作用効
果を得ることができる。
【0045】次に、図7は本発明の第4の実施例を示し
、本実施例では前記第3の実施例と同一の構成要素に同
一の符号を付し、その説明を省略するものとするに、本
実施例の特徴は、チューブ41の上端側を車両の車体側
に取付け、チューブ41から下方へと突出するピストン
ロッド61の突出端(下端)側を車両の車軸側に取付け
る構成としたことにある。
【0046】ここで、ピストンロッド61の上端側には
軸方向に伸長する油穴61Aと、該油穴61Aと連通し
、リテーナ12と固定リング28との間で径方向に穿設
された小孔61B,61Bとが形成され、該各小孔61
Bおよび油穴61Aはディスクバルブ10,11をバイ
パスして油室A,B間を連通させるバイパス通路を構成
している。また、ピストンロッド61の外周には各小孔
61B,61Bを開,閉する慣性弁62が設けられ、該
慣性弁62はピストンロッド61の外周に摺動可能に挿
嵌された段付筒状の慣性弁体63と、該慣性弁体63と
固定リング28との間に配設され、該慣性弁体63をリ
テーナ12に向けて常時付勢した付勢部材としてのばね
64とから構成されている。そして、慣性弁体63は質
量Mなる重量をもって形成され、ばね64はばね荷重F
を有し、前記数1,数2の関係を満たすように設定され
ている。
【0047】かくして、このように構成される本実施例
でも、車輪側からピストンロッド61に比較的大きな外
力が矢示E方向に作用したときに、慣性弁体63をばね
64に抗して開弁させ、油室B内の圧油を各小孔61B
,油穴61Aを介して油室A内へと矢示D方向に流通さ
せることができ、前記第3の実施例とほぼ同様の効果を
得ることができる。
【0048】次に、図8は本発明の第5の実施例を示し
、本実施例の特徴は、アクティブサスペンションとして
使用される油圧緩衝器に慣性弁を付設する構成としたこ
とにある。なお、本実施例では前記第3の実施例と同一
の構成要素に同一の符号を付し、その説明を省略するも
のとする。
【0049】図中、71はシリンダとしてのチューブを
示し、該チューブ71は下端側がボトムキャップ72に
より閉塞され、上端側がロッドガイド73により施蓋さ
れている。74はチューブ71内に摺動可能に挿嵌され
たピストンを示し、該ピストン74はチューブ71内を
上側油室Aと下側油室Bとに画成し、該油室A,B間を
油穴74A,74A,…によって常時連通させるように
なっている。
【0050】75は下端側がピストン74にナット76
等を介して固着されたピストンロッドを示し、該ピスト
ンロッド75は上端側がロッドガイド73を介してチュ
ーブ71外に突出し、軸方向には油路75Aが穿設され
ている。また、該油路75Aはピストンロッド75の突
出端側で外部配管77に接続され、油圧ポンプからの圧
油を制御弁(いずれも図示せず)等を介して油室A,B
および後述の蓄油室H内へと給排させる。そして、ピス
トンロッド75は圧油の給排量に応じてチューブ71か
ら伸縮し、車両の車高調整や姿勢制御等を行うようにな
っている。
【0051】78はチューブ71の外部に付設されたア
キュムレータを示し、該アキュムレータ78は密閉容器
79を備え、該密閉容器79内は隔壁部材としてのフリ
ーピストン80により他の油室としての蓄油室Hとガス
室Kとに画成されている。そして、該アキュムレータ7
8は蓄油室Hが連通路81を介して油室Bに接続され、
ガス室K内ののガス圧によりガスばねとして作動する。 また、連通路81の途中には伸長側,縮小側減衰力発生
機構を構成する減衰力バルブ82が設けられ、該減衰力
バルブ82は蓄油室H内の圧油が油室B側へと流出,入
するときに所定の減衰力を発生させる。
【0052】一方、該減衰力バルブ82をバイパスして
バイパス管48,49がアキュムレータ78の蓄油室H
,連通路81に接続され、バイパス管48,49間には
慣性弁50が配設されている。そして、該慣性弁50は
アキュムレータ78およびチューブ71にブラケット(
図示せず)を介して剛性的に取付けられ、車輪側からチ
ューブ71に矢示E方向に作用する外力が確実に伝えら
れるようになっている。
【0053】かくして、このように構成される本実施例
でも、チューブ71に車輪側からの比較的大きな外力が
作用したときに、油室B内の圧油をバイパス管49,4
8および慣性弁50等を介してアキュムレータ78の蓄
油室H内に流通させることができ、前記第3の実施例と
ほぼ同様の作用効果を得ることができる。
【0054】次に、図9は本発明の第6の実施例を示し
、本実施例では前記第5の実施例と同一の構成要素に同
一の符号を付し、その説明を省略するものとするに、本
実施例の特徴は、バイパス管48を下側油室Bに接続し
、バイパス管49を他の油室としての作動油タンク91
に接続し、該作動油タンク91と下側油室Bとの間を慣
性弁50により連通,遮断する構成としたことにある。
【0055】ここで、作動油タンク91内の作動油は油
圧ポンプ(図示せず)により外部配管77内に向け吐出
され、チューブ71内の油室A,Bおよびアキュムレー
タ78の蓄油室H内へと給排されるから、車輪側からの
矢示E方向の外力により慣性弁50が開弁し、油室B内
の圧油が作動油タンク91内へと流出したときに、一時
的にピストンロッド75がチューブ71内に縮小しても
、その後外部配管77から油室B内等に圧油が補給され
、車高は迅速に調整される。
【0056】かくして、このように構成される本実施例
でも、慣性弁50をチューブ71等に剛性的に取付ける
ことにより、前記第5の実施例とほぼ同様の作用効果を
得ることができる。
【0057】なお、前記第1の実施例では、バイパス管
19に各小孔19Aを形成し、該各小孔19Aを慣性弁
体23により開,閉するものとして述べたが、これに替
えて、図10,図11に示す第1の変形例の如くバイパ
ス管101に円形の小孔101Aを斜めに穿設してもよ
く、図12に示す第2の変形例の如くバイパス管111
に長円形の小孔111Aを穿設してもよく、さらに図1
3に示す第3の変形例の如くバイパス管121に略二等
辺三角形状に形成され、下端側が円弧状となった小孔1
21Aを穿設するようにしてもよく、あるいは図14に
示す第4の変形例の如くバイパス管131に略長方形で
上端側が円弧状に形成された小孔131Aを穿設しても
よい。
【0058】また、図15に示す第5の変形例の如くバ
イパス管141に軸方向に離間して複数の小孔141A
,141A,…を穿設してもよく、図16に示す第6の
変形例の如くバイパス管151にそれぞれ穴径が異なり
全体として三角形状に配列された小孔151A,151
B,151B,151C,151C,…を穿設してもよ
い。さらに、図17,図18に示す第7の変形例の如く
バイパス管161に全周に亘ってテーパ溝161Aを形
成し、該テーパ溝161Aの底部側に周方向に離間して
小孔161B,161B,…を穿設するようにしてもよ
い。
【0059】そして、これらの第1〜第7の変形例は第
2,第3,第4,第5,第6の実施例で述べたバイパス
管31の各小孔31A,通路部材55の各小孔55A,
ピストンロッド61の各小孔61Bにも適用できるもの
である。
【0060】また、前記各実施例では、慣性弁22(5
0,62)の慣性弁体23(56,63)をバイパス管
19(31)、通路部材55またはピストンロッド61
の外周に摺動可能に挿嵌すべく、段付筒状に形成するも
のとして述べたが、本発明はこれに限らず、例えば図2
,図3に示すバイパス管19内に中実円柱状に形成した
慣性弁体を摺動可能に挿嵌し、ストッパ25の位置でバ
イパス管19の内周に止め輪等を設け、慣性弁体とプラ
グ21との間に配設した付勢部材としてのばねにより、
慣性弁体を止め輪に向けて付勢するようにしてもよく、
図6に示す慣性弁50についても同様の変更が可能であ
る。
【0061】
【発明の効果】以上詳述した通り本発明によれば、シリ
ンダ内の下側油室と他の油室との間に縮小側減衰力発生
機構をバイパスするバイパス通路を設け、該バイパス通
路を慣性弁体により付勢部材を介して開,閉する構成と
したから、例えば高速走行途中に車両が段差等に乗り上
げたときには、慣性弁体を付勢部材に抗して開弁させ、
下側油室内の圧油を他の油室へと縮小側減衰力発生機構
をバイパスして流通させることができ、減衰力を瞬間的
に低下させ、運転者に突き上げ感等を与えるのを防止で
き、車両の乗り心地や安定性を効果的に向上できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例による油圧緩衝器を示す
正面図である。
【図2】図1中の矢示II−II方向拡大断面図である
【図3】慣性弁体が開弁した状態を示す図2中の要部拡
大断面図である。
【図4】第2の実施例を示す図3と同様の断面図である
【図5】第3の実施例による油圧緩衝器を示す縦断面図
である。
【図6】図5に示す慣性弁の拡大縦断面図である。
【図7】第4の実施例を示す油圧緩衝器の要部縦断面図
である。
【図8】第5の実施例を示すアクティブサスペンション
の縦断面図である。
【図9】第6の実施例を示す図8と同様の縦断面図であ
る。
【図10】第1の変形例を示すバイパス管の部分正面図
である。
【図11】図10中の矢示XI−XI方向断面図である
【図12】第2の変形例を示すバイパス管の部分正面図
である。
【図13】第3の変形例を示すバイパス管の部分正面図
である。
【図14】第4の変形例を示すバイパス管の部分正面図
である。
【図15】第5の変形例を示すバイパス管の部分正面図
である。
【図16】第6の変形例を示すバイパス管の部分正面図
である。
【図17】第7の変形例を示すバイパス管の部分正面図
である。
【図18】図17中の矢示XVIII −XVIII 
方向断面図である。
【図19】油圧緩衝器の減衰力特性を示す特性線図であ
る。
【符号の説明】
1  外筒 5  内筒(シリンダ) 6  ピストン 7,45,61,75  ピストンロッド10,11,
16  ディスクバルブ(減衰力発生機構)13  ボ
トムバルブ(減衰力発生機構)19,31,48,49
  バイパス管(バイパス通路)22,50,62  
慣性弁 23,56,63  慣性弁体 24,57,64  ばね(付勢部材)41,71  
チューブ(シリンダ) 78  アキュムレータ 82  減衰力バルブ(減衰力発生機構)91  作動
油タンク A  上側油室 B  下側油室 C  リザーバ室 H  蓄油室

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  シリンダと、該シリンダ内に摺動可能
    に挿嵌され、該シリンダ内を上側油室と下側油室とに画
    成したピストンと、一端側が該ピストンに固着され、他
    端側が前記シリンダ外に突出したピストンロッドと、該
    ピストンロッドがシリンダ内へと縮小するときに、前記
    下側油室から他の油室に向けて流通する圧油に絞り作用
    を与えることにより、所定の減衰力を発生させる縮小側
    減衰力発生機構とからなる油圧緩衝器において、前記縮
    小側減衰力発生機構をバイパスして、前記下側油室を他
    の油室に連通させるバイパス通路と、所定重量をもって
    形成され、該バイパス通路を開閉する慣性弁体と、常時
    は該慣性弁体を閉弁方向に付勢し、外力が作用したとき
    に該慣性弁体の開弁を許す付勢部材とを設けたことを特
    徴とする油圧緩衝器。
  2. 【請求項2】  前記他の油室は前記ピストンによりシ
    リンダ内に画成された上側油室である請求項1に記載の
    油圧緩衝器。
  3. 【請求項3】  前記他の油室はシリンダの外側に設け
    られたリザーバ室であり、前記縮小側減衰力発生機構は
    該リザーバ室とシリンダの下側油室との間に設けたボト
    ムバルブによって構成してなる請求項1に記載の油圧緩
    衝器。
  4. 【請求項4】  前記他の油室は、前記シリンダに一体
    的に設けられ、ガスばねとして作動するアキュムレータ
    の蓄油室であり、前記縮小側減衰力発生機構は該蓄油室
    とシリンダの下側油室との間に設けた減衰力バルブによ
    って構成してなる請求項1に記載の油圧緩衝器。
  5. 【請求項5】  前記シリンダは一端側が車両の車軸側
    に取付けられ、前記慣性弁体はシリンダを介した車軸側
    からの外力に応じて開,閉弁する構成としてなる請求項
    1,請求項2,請求項3または請求項4に記載の油圧緩
    衝器。
  6. 【請求項6】  前記ピストンロッドの突出端側を車両
    の車軸側に取付け、前記慣性弁体はピストンロッドの一
    端側に形成された前記バイパス通路をピストンロッドを
    介した車軸側からの外力に応じて開,閉弁する構成とし
    てなる請求項2に記載の油圧緩衝器。
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