JPH04336063A - 歯科用根尖位置検出装置 - Google Patents

歯科用根尖位置検出装置

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JPH04336063A
JPH04336063A JP13721591A JP13721591A JPH04336063A JP H04336063 A JPH04336063 A JP H04336063A JP 13721591 A JP13721591 A JP 13721591A JP 13721591 A JP13721591 A JP 13721591A JP H04336063 A JPH04336063 A JP H04336063A
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敏夫 荒井
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Shirota Denki Rozai KK
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    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61CDENTISTRY; APPARATUS OR METHODS FOR ORAL OR DENTAL HYGIENE
    • A61C19/00Dental auxiliary appliances
    • A61C19/04Measuring instruments specially adapted for dentistry
    • A61C19/042Measuring instruments specially adapted for dentistry for determining the position of a root apex

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  • Dental Tools And Instruments Or Auxiliary Dental Instruments (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、歯科医師が行なうリー
マーによる歯の根管治療に際し、根管の終端(根尖)の
位置を、リーマーと片電極との間のインピーダンス変化
により検出する歯科用根尖位置検出装置に関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】歯科医師が行なうリーマーによる歯の根
管治療において、根管の根尖の位置を、直接の測定によ
らないで、電気的に検出する手段としては、2つの手段
がある。その第1の手段は、根管に挿入するリーマーと
患者の口腔粘膜に当接した片電極との間に電流を流して
おいて、リーマーが根尖に近づくに従い抵抗が減少して
くることによる電流の変化を、メーターにより検出する
ことで行なう手段である。
【0003】また、第2の手段は、根管に挿入するリー
マーと口腔粘膜に当接した片電極との間には、2種類の
異なる周波数の交流の電流を流し、リーマーが根尖に近
づくに従いその2種類の周波数信号のそれぞれのインピ
ーダンスが異なって変化することを利用して、それらイ
ンピーダンスの変化の差分を検出することにより、根尖
の位置の検出を行なう手段である。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】従前の手段は、前述し
た第1の手段にあっては、リーマーを挿入する根管の内
部が乾いているときには正しく作動して、根尖の位置の
検出が正しく行なわれるが、根管の内部が、残っている
神経や血膿によって湿った状態になっていると、検出誤
差が生じてくるので、治療に先立ち、根管の内部を乾か
す操作が必要となり、この操作が面倒な問題がある。
【0005】また、第2の手段は、2種類の異なる周波
数信号のインピーダンスの変化の差により根尖位置を検
出することから、根管の内部が湿っていても、また、根
管の内部に神経が残っていたり血膿が存在していたりし
ても、正確に根尖の位置の検出が行なえる利点がある。
【0006】しかして、根管の内部に水分があることで
所定の機能を奏するようになっていて、根管の内部が乾
いていると正しく機能しないので、根管内が乾いている
ときには、根管内に液を注入して湿った状態にすること
が必要となり、この操作が面倒な問題がある。
【0007】しかも、治療する歯が上顎の側にある場合
には、根管内にそこを湿らせるための液を注入しても流
れ出してしまって、根管内に水分がある状態に保持せし
めることがむづかしい問題がある。さらに、治療する歯
がカリエスのある歯の場合には、そのカリエスに含浸す
る水分により電流がバイパス状に流れて、正しく機能し
ないようになるので、根管内が湿っていても使用できな
い場合がある。そして、この場合は、根管内を乾かし、
前述した第1の手段により根尖位置の検出を行なわなけ
ればならないことになる。
【0008】このため、歯科医は、治療する歯の位置お
よび病院に適応させるためには、歯の根管内が乾いてい
る場合に適応する前述の第1の手段による歯科用根尖位
置検出装置を備えておき、これを治療すべき歯の症状お
よび位置に応じて使い分けるようにしなければならない
ことになる。そしてこのことから、一台の歯科用根尖位
置検出装置で、根管内が乾いている場合または根管内を
乾かさなければならない場合と、根管内が湿っている場
合の両方が、適確に行なえるようになる手段の開発が望
まれている。
【0009】本発明は、この要望に応えるためになされ
たものであって、治療すべき歯の根管内が乾いている状
態(ドライモード)と湿っている状態(ウエットモード
)とに、切換えて使用できる歯科用根尖位置検出装置を
提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】しかして、本発明は、上
述の目的を達成するために種々の研究を重ねて得られた
知見に基づいて完成したものである。即ち、図1に示し
ている如く、患者の歯1の根管10内に挿入するリーマ
ー2と、患者の歯ぐき等の口腔粘膜に接触させておく片
電極3との間に、例えば、6キロヘルツの周波数信号を
発信する発振器40と750ヘルツの周波数信号を発信
する発振器41とからそれぞれ出力される2種類の異な
る周波数の交流の電流をミキシング回路42で合成して
流し、それにより片電極3に流れてくる微小電流を、ア
ンプ43により増巾して、バンドパスフィルター44・
46により各別の周波数の電流に戻し、それら電流を整
流器45・47により直流に変換して、それらのインピ
ーダンスの差分を検出する差動アンプ48に送り、その
差動アンプ48から出力される電圧の差分△Vの電流を
DCアンプ49で増巾してメーターMに送り、このメー
ターMにより、根尖の位置を検出する手段は、歯1の根
管10内に、血膿等が存在していても、適確に根尖位置
の検出が行なえるようになるが、治療する歯1の根管1
0内が乾いている場合には、正しく機能しないようにな
る。
【0011】しかし、この手段は、図2に示している如
く、差動アンプ48とDCアンプ49との間に、例えば
、二接点アナログスイッチSW等の切換スイッチを設け
ておいて、一方の整流器45から出力されて、差動アン
プ48を経てDCアンプ49に流れる電流の流れが遮断
され、他方の整流器47から出力される電流が差動アン
プ48を経ないで直接DCアンプ49に流れるようにす
れば、一種類の電流のインピーダンス変化により根尖位
置を検出する第1の手段と同じものとなって、根管10
内が乾いているドライ状態に適応するものに変換してく
る。
【0012】また、根管10内に挿入したリーマー2か
ら患者の体を経て片電極3に流れる電流は、図3に示し
ている如く、根管10内が乾いている状態(ドライモー
ド)にある場合と根管10内が湿っている状態(ウエッ
トモード)にある場合とでは、根管10内にリーマー2
を挿し込んだ当初から著しく流量が異なることから、前
述の図2にあるように、DCアンプ49の出力側に、そ
こに出力されてくる電流を測定して、所望に設定してお
く設定値と比較し、その設定値より高い測定電流を検出
したときに、その検出信号を出力する判定回路Kを接続
しておいて、この判定回路Kから出力される検出信号に
より、前述の切換スイッチSWたる二接点アナログスイ
ッチが切換作動を行なうよう制御せしめておけば、リー
マー2を根管10内に挿し込んだとき、その根管10内
が乾いている状態のときは、2種類の周波数の電流のう
ちの一方が遮断されてドライモードに適応する状態で作
動し、また、根管10内が湿っている状態のときは、自
動的に切換スイッチSWが切換作動を行なって、ウエッ
トモードに適応する状態に戻り、その状態で機能するよ
うになることが判ってきた。そして、このように構成す
ることで、一台の歯科用根尖検出装置をもって、ドライ
モードとウエットモードとの二様に切替えて使用できる
結果が得られたことによるものである。
【0013】それ故に、本発明においては、上述の目的
を達成するための手段として、リーマーと患者の人体に
接触する片電極との間に流す2種類の異なる周波数の電
流を発生する2つの発振器と、それら発振器から発信す
る電流をミックスしてリーマーに送るミキシング回路と
、患者の人体を経て片電極に流れる電流を前記2種類の
周波数の電流に戻す整流器と、それら電流のそれぞれの
インピーダンスの変化の差分△Vを検出する差動アンプ
と、それの出力を増巾してメーターに入力さすDCアン
プと、を具備する歯科用根尖位置検出装置において、差
動アンプとDCアンプとの間に、常態において、入力側
の第1および第2の2つの接点のうちの第1の接点と出
力側の接点とが接続し信号電流の入力により入力側の第
2の接点と出力側の接点とが接続するよう切換わる切換
スイッチを接続して設け、その切換スイッチの入力側の
第1の接点に、前記一対に設けた整流器のうちの一方の
整流器の出力側と前記差動アンプの入力側とを接続する
接続回路から分岐した分岐接続回路を接続し、第2の接
点には、前記差動アンプの出力側を接続回路を介して接
続し、前記DCアンプとメーターとの間には、それらの
間を流れる電流のレベルを測定して所望に設定しておく
設定値と比較判別する判定回路を接続し、その判定回路
が前記設定値より高いレベルの電流を測定したときにそ
の信号電流を出力する該判定回路の出力側を、ラッチ回
路を具備する接続回路を介して前記二接点アナログスイ
ッチの切換回路に接続せしめてなる歯科用根尖位置検出
装置を提起するものである。
【0014】
【実施例】次に実施例を図面に従い詳述する。なお、図
面符号は、従前手段のものと同効の構成部材については
同一の符号を用いるものとする。
【0015】図4は本発明を実施せる歯科用根尖位置検
出装置Aの使用状態の全体の概要説明図で、同図におい
て、aは歯科用根尖位置検出装置Aの器体、1は治療を
行なう患者の歯、2は歯1の根管10内に挿入したリー
マー、3は患者の口唇にセットした片電極、4はリーマ
ー2と器体a内のパルス発生器とを電気的に接続するた
めのホルダー、Mは器体aに設けた根尖位置の表示用の
メーター、Nは表示用の針、bは電源スイッチ、cはバ
ッテリーチェックスイッチ、dはアラームのオン・オフ
スイッチ、eはアラームの音量調節ネジを示す。
【0016】図5は、同上の歯科用根尖位置検出装置A
のブロックダイアグラムによる構成図で、同図において
、40は6キロヘルツの周波数信号を発信する発振器、
41は750ヘルツの周波数信号を発信する発振器、4
2は発振器40・41から発信される2種類の波形信号
を合成してリーマー2に送るミキシング回路、43はリ
ーマー2から歯1の根管10内を経て片電極3に流れる
ことで減衰した微小電流を増巾するアンプ、44はアン
プ43を経て増巾された電流のうちの6キロヘルツの周
波数の電流だけを取り出すバンドパスフィルター、45
は該フィルター44を経た電流を直流に変換する整流器
、46は前記アンプ43を経た電流のうちの750ヘル
ツの周波数の電流だけを取り出すバンドパスフィルター
、47は該フィルター46を経た電流を直流に変換する
整流器、48は二つの整流器45・47から出る二つの
電流それぞれの電圧V1・V2を比較して、それらの電
圧の差分△Vを出力する差動アンプ、49はこの差分△
Vの電流を増巾するDCアンプであり、また、Mは前記
DCアンプ49から出力される前述の差分△Vの電流を
表示するメーターである。
【0017】SWは、前述の差動アンプ48とDCアン
プ49との間に設けた切換スイッチで、二接点アナログ
スイッチが用いてあり、入力側の第1及び第2の二つの
接点S1・S2のうちの一方の第2の接点S2が、差動
アンプ48の出力側に接続回路48aを介し接続し、出
力側の接点S3がDCアンプ49の入力側に接続回路4
8bを介して接続している。また、入力側の二つの接点
S1・S2のうちの他方の第1の接点S1は、前述の二
つの整流器45・47のうちの一方の整流器47の出力
側と接続回路47aを介して接続している。
【0018】そして、該切換スイッチSWは、電源スイ
ッチbをオンとして回路に電流を流すと入力側の第1お
よび第2の二つの接点S1・S2のうちの第1の接点S
1が出力側の接点S3に接続する状態に保持され、信号
電流が入力されることで、入力側の第2の接点S2が出
力側の接点S3と接続する状態に切換わるように構成し
てある。
【0019】Kは、DCアンプ49の出力側に、そこに
出力されてくる電流を測定して基準とする設定値と比較
し、その設定値より高いレベルの電流を測定したときに
検出信号を出力するよう接続した判定回路で、基準とす
る設定値は、前述の図3にあるように、歯1の根管10
内がドライの状態のときにリーマー2から患者の身体を
経て片電極3に流れる電流のレベル(イ) よりも遥か
に高いレベルの設定値(ロ)が設定されている。
【0020】そして、該判定回路Kは、それの検出信号
を出力する出力側に接続したラッチ回路を具備する接続
回路kが、前述の二接点アナログスイッチよりなる切換
スイッチSWの、切換回路の信号電流を受入れる接点に
接続してあって、これにより、該判定回路Kが設定値よ
り高いレベルの判定電流を検出すると、前記切換スイッ
チSWを、入力側の二つの接点S1・S2のうちの第2
の接点S2が出力側の接点S3と接続する状態に切換え
、以後、2種類の周波数の電流のインピーダンスの差に
より根尖位置を検出するウエットモードの状態とする。
【0021】即ち、リーマー2を歯1の根管10内に挿
入したときの、リーマー2から片電極3に流れる2種類
の周波数が異なる電流のそれぞれのインピーダンスの差
分が、器体aに設けたメーターMに針Nの動き量を持っ
て表示されるようになる。
【0022】ところで、この差分を検出するメーターM
は、リーマー2を歯1の根管10内に挿し込んだ時点に
おいて、リーマー2から片電極3に流れる電流が、根管
10内に存在する水分、神経、血膿等の根管10内の条
件を読み取るようになることで、根管10内の条件に応
じて針Nを動かす作動を行なうようになる。従って、根
管10内の治療を行なうときは、リーマー2を歯1の根
管10内に挿し込んだ時点において、根管10内の条件
に応じて振り出された針Nを、基準位置に合わせること
が必要であるが、このために従来手段に組込まれていた
ダイヤルDの操作で作動する可変抵抗器はなく、これを
省略したものとなっている。
【0023】そして、この根管10内の条件を読み取る
ことで振り出されたメーターMの針Nを基準位置に合わ
せる作動は、前述の判定回路Kが、設定値より高いレベ
ルの電流を検出することで、その検出信号を出力する作
動を行なうことにより自動で行なわれるようにしてある
【0024】次にこの構成について説明すると、図5に
おいて、50はオンに作動することでパルスを発生する
ように作動するワンショット(ワンショットマルチバイ
ブレーター)で、トリガーをかけるとパルスを発生する
通常のものであり、パルスが出る時間は1秒に設定して
ある。そして、それのトリガーに、前述の判定回路Kの
検出信号を出力する接続回路kから分岐した分岐回路5
0aが接続してあり、これにより、判定回路Kが二接点
アナログスイッチよりなる切換スイッチSWの切換作動
を行なわすよう検出信号を出力すると、同時にワンショ
ット50にトリガーがかかるようにしてある。
【0025】51は前記ワンショット50からパルスが
出ている時間だけオンに作動するアナログスイッチであ
る。
【0026】52は前記アナログスイッチ51がオンに
作動している間だけ作動するよう制御される二接点アナ
ログスイッチであり、それの二つの接点は、バイナリー
アップダウンカウンター53の、カウントアップするよ
う作動させる接点およプカウントダウンするよう作動さ
せる接点とそれぞれ接続している。該アナログスイッチ
52は、コンパレーター54から送られてくるアナログ
値を選択して切換作動を行なうICであり、コンパレー
ター54から送られてくるアナログ値がプラスであると
きには、ダウンの側の接点DOWNを選択し、コンパレ
ーター54から送られてくるアナログ値がマイナスであ
るときにはアップの側の接点UPを選択するように作動
する。
【0027】コンパレーター54は、DCアンプ49の
アウトを監視するように入力側がそのDCアンプ49と
メーターMとの間に接続している。そして該コンパレー
ター54は、基準が0ボルトに設定してあって、DCア
ンプ49の出力がプラスのときはアナログスイッチ52
がダウンを選択する信号(HかLの2値信号)をアナロ
グスイッチ52に出力するようにしてある。
【0028】バイナリーアップダウンカウンター53は
、入力される周波数を、カウントダウンする状態とカウ
ントアップする状態とに切換わって作動し、その作動の
切換わりは、前述の二接点アナログスイッチ52によっ
て自動制御される。そして、出力側は交流を直流に交換
するD/Aコンバーター55に接続し、これによりアナ
ログ値に交換される。そして、このD/Aコンバーター
55の出力側は、差動アンプ48のオフセットを動かす
よう差動アンプ48に接続している。
【0029】
【作用】このように構成せる実施例装置は次のように作
用する。器体aに設けてある電源スイッチbをオンに作
動させると、器体a内の回路に設けてある二接点アナロ
グスイッチよりなる切換スイッチSWが、それの入力側
の2つの接点S1・S2のうちの第1の接点S1と出力
側の接点S3とが接続する状態となって、一対に設けて
ある整流器45・47のうちの一方の整流器47から出
力される電流だけが、差動アンプ48を通らないでDC
アンプ49に入力されていくようになる。
【0030】従って、歯科用根尖位置検出装置Aは、周
波数が異なる2種類の電流がリーマー2と片電極3との
間に流れるようになるが、それの一方の電流の流れが遮
断されて、一種類の電流だけがDCアンプ49を経てメ
ーターMに流れるようになって、患者の歯1の根管10
内が乾いている状態(ドライモード)のときにそれに適
応するものとなり、歯科医が実際にリーマー2を患者の
歯1の根管10内に挿込んだときに、その根管10内が
乾いていれば、正確に根尖位置をメーターMの針Nの振
れで読み取れるようになる。
【0031】次に、リーマー2を差し込んだ患者の歯1
の根管10内が湿った状態(ウエットモード)であった
ときは、リーマー2を根管10内に差し込んだ当初から
、高いレベルの電流がリーマー2から片電極3に流れる
ことで、DCアンプ49のアウト側に接続している判定
回路Kが、この高いレベルの電流を検出することで、検
出信号を二接点アナログスイッチよりなる切換スイッチ
SWに送り、該切換スイッチSWを、それの入力側の第
2の接点S2が出入側の接点S3に接続する状態に切替
える。
【0032】この状態は、2つの整流器45・47から
それぞれ出力される周波数の異なる2種類の電流が、差
動アンプ48に入り、それら電流の電圧が比較されてそ
れら電圧の差分△Vが出力されて、DCアンプ49を経
てメーターMに流れる状態であるから、周波数の異なる
2種類の電流のそれぞれのインピーダンスの変化の差分
を検出することで根尖の位置を検出する、根管10内が
湿っているときに適応する状態である。
【0033】従って、歯科医がリーマー2に治療すべき
歯1の根管10内に差し込んでいくことで、その根管1
0内が乾いた状態であれば、それに適応する検出作動を
行ない、又、根管10内が湿っていれば、その状態に適
応する検出作動を行なうように自動的に切替わっていく
ようになる。
【0034】また、根管10内が湿っていて、判定回路
Kが切換スイッチSWに検出信号を送り、根管10内が
湿っているときの根尖の検出作動に適応する状態に切替
える作動を行なったとき、同時に、判定回路Kから出力
される検出信号が、ワンショット50のトリガーに流れ
て、該ワンショット50が作動する。
【0035】そして、これにより、ワンショット50の
作動でパルスが発生している時間だけアナログスイッチ
51が閉じて、発振器40から出力される6キロヘルツ
の周波数の電流が、二接点アナログスイッチ52を経て
バイナリーアップダウンカウンター53のクロック入力
として流れる。このとき、DCアンプ49のアウトがプ
ラスであれば、二接点アナログスイッチ52はダウンの
側の接点DOWNを選択するよう作動し、バイナリーア
ップダウンカウンター53は、入力される周波数をカウ
ントダウンしてD/Aコンバーター55に送り出し、差
動アンプ48のオフセットを動かす。これにより、差動
アンプ48とDCアンプ49のアウトが零に至りまたは
零を越えてマイナス側になると、この時点以後のプラス
・マイナスの上下動はD/Aコンバーター55の分解能
の1ピット分だけの微動振動になる(例えば12ビット
のD/Aコンバーターのとき、D/Aコンバーターに与
えている基準電圧の4096分の1の分解能)。そして
、同時に、コンパレーター54が二接点アナログスイッ
チ52がアップを選択する信号をその二接点アナログス
イッチ52に入力し、該スイッチ52がアップ側の接点
UPを選択する作動を行ない、バイナリーアップダウン
カウンター53が入力される周波数をカウントアップし
ていく作動を行なうようになって、差動アンプ48プラ
スDCアンプ49のオフセットをプラス側に動かしてい
くようになる。そして、この作動が繰り返されて、DC
アンプ49のアウトを、零に近い状態にしていく。
【0036】バイナリーアップダウンカウンター53が
、最悪MSB〜LSBまでフルカウントとすることを想
定しても、12ビットの時4096ステップだから、5
キロヘルツのバイナリーアップダウンカウンター53の
クロックに4096/5000秒与えれば、必ず零点に
至る。従って、1秒のワンショットで充分足りる。
【0037】そして、ワンショット50から出力される
パルスの時間が経過すると、アナログスイッチ51は開
き、これにより、バイナリーアップダウンカウンター5
3は作動を停める。このとき、アナログスイッチ51が
開いていることで、バイナリーアップダウンカウンター
53のクロックを兼用している発振器40のクロックが
停止しているから、バイナリーアップダウンカウンター
53は最終値を保持し、従って、記憶された零に近い状
態を保持するようになる。
【0038】従って、リーマー2を歯1の根管10内に
挿入したとき、その根管10内が湿っていることで、自
動的にウエットモードに切替わる作動を行なったとき、
同時にメーターMの針Nの振れを殆ど瞬間的に較正して
基準位置に合わせる作動が自動的に行なわれるようにな
る。
【0039】
【発明の効果】以上説明したように、本発明による歯科
用根尖位置検出装置は、2種類の異なる周波数の電流を
発生する2つの発振器40・41と、それの電流のイン
ピーダンスの変化の差を検出する差動アンプ48および
メーターMらを具備するが、電源スイッチbのオンによ
り、2つの電流のうちの一方だけが差動アンプ48を跨
いでメーターM側に流す状態となり、信号電流の入力に
より前記2つの電流が差動アンプ48に流れる状態とな
るよう切替える切換スイッチSWを設けて、リーマー2
を差し込んだ歯1の根管10内が乾いているときは、2
種類の電流のうちの一方の電流だけを用いて根尖位置の
検出作動を行ない、その歯1の根管10内が湿っている
ときは、2つの電流のインピーダンスの変化の差により
根尖位置の検出作動を行なう状態に、自動的に切替わる
ようになるので、一台の歯科用根尖位置検出装置で、患
者の歯1の根管10内が乾いている状態と、湿っている
状態との両方に、自動的に使い分けられるようになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】従前の、周波数が異なる2つの電流により根尖
位置の検出作動を行なう歯科用根尖位置検出装置のブロ
ックダイヤグラムである。
【図2】本発明による歯科用根尖位置検出装置の説明図
である。
【図3】歯の根管内が乾いている状態時および湿ってい
る状態時において、リーマーを順次根管内に差し込んで
いくときのリーマーカら片電極に流れる測定電流の変化
を示す図表である。
【図4】本発明の実施例装置の斜視図である。
【図5】同上装置の回路のブロックダイヤグラムである
【図6】同上装置の作動の説明図である。
【符号の説明】
A…歯科用根尖位置検出装置、SW…切換スイッチ、D
…ダイヤル、M…メーター、N…針、K…判定回路、k
…接続回路、S1・S2・S3…接点、a…器体、b…
電源スイッチ、c…バッテリーチェックスイッチ、d…
オン・オフスイッチ、e…音量調節ネジ、1…歯、10
…根管、2…リーマー、3…片電極、4…ホルダー、4
0・41…発振器、42…ミキシング回路、43…アン
プ、44…バンドパスフィルター、45…整流器、46
…バンドパスフィルター、47…整流器、47a…接続
回路、47b…分岐回路、48…差動アンプ、48a・
48b…接続回路、49…DCアンプ、50…ワンショ
ット、50a…分岐回路、51…アナログスイッチ、5
2…二接点アナログスイッチ、53…バイナリーアップ
ダウンカウンター、54…コンパレーター、55…D/
Aコンバーター。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  リーマー2と患者の人体に接触する片
    電極3との間に流す2種類の異なる周波数の電流を発生
    する2つの発振器40・41と、それら発振器40・4
    1から発信する電流をミックスしてリーマー2に送るミ
    キシング回路42と、患者の人体を経て片電極3に流れ
    る電流を前記2種類の周波数の電流に戻す整流器45・
    47と、それら電流のそれぞれのインピーダンスの変化
    の差分△Vを検出する差動アンプ48と、それの出力を
    増巾してメーターMに入力さすDCアンプ49と、を具
    備する歯科用根尖位置検出装置において、差動アンプ4
    8とDCアンプ49との間に、常態において、入力側の
    第1および第2の2つの接点S1・S2のうちの第1の
    接点S1と出力側の接点S3とが接続し信号電流の入力
    により入力側の第2の接点S2と出力側の接点S3とが
    接続するよう切換わる切換スイッチSWを接続して設け
    、その切換スイッチSWの入力側の第1の接点S1に、
    前記一対に設けた整流器45・47のうちの一方の整流
    器47の出力側と前記差動アンプ48の入力側とを接続
    する接続回路47aから分岐した分岐接続回路47bを
    接続し、第2の接点S2には、前記差動アンプ48の出
    力側を接続回路48aを介して接続し、前記DCアンプ
    49とメーターMとの間には、それらの間を流れる電流
    のレベルを測定して所望に設定しておく設定値と比較判
    別する判定回路Kを接続し、その判定回路Kが前記設定
    値より高いレベルの電流を測定したときにその信号電流
    を出力する該判定回路Kの出力側を、ラッチ回路を具備
    する接続回路kを介して前記二接点アナログスイッチS
    Wの切換回路に接続せしめてなる歯科用根尖位置検出装
    置。
  2. 【請求項2】  DCアンプ49のアウトにコンパレー
    ター54の入力側を接続するとともに、そのコンパレー
    ター54の出力側を二接点アナログスイッチ52に接続
    し、その二接点アナログスイッチ52には、それの切換
    作動により、入力される周波数をカウントダウンする状
    態とカウントアップする状態とに切換わるバイナリーア
    ップダウンカウンター53を接続し、そのバイナリーア
    ップダウンカウンター53のアウトに、出力側が前記差
    動アンプ48にその差動アンプのオフセットを動かすよ
    う接続するD/Aコンバーター55の入力側を接続し、
    前記二接点アナログスイッチ52の入力側に、オン作動
    により前記発振器40・41の一方から発信される周波
    数信号を該二接点アナログスイッチ52を介して前記バ
    イナリーアップダウンカウンター53に流すワンショッ
    トマルチバイブレーター50を接続し、そのワンショッ
    トマルチバイブレーター50を、判定回路Kが設定値よ
    り高い値の電流を測定したときに出力する信号電流によ
    りオンに作動するようよう制御せしめたことを特徴とす
    る請求項1記載の歯科用根尖位置検出装置。
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