JPH04334306A - 水中懸濁状農薬組成物 - Google Patents

水中懸濁状農薬組成物

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JPH04334306A
JPH04334306A JP3193772A JP19377291A JPH04334306A JP H04334306 A JPH04334306 A JP H04334306A JP 3193772 A JP3193772 A JP 3193772A JP 19377291 A JP19377291 A JP 19377291A JP H04334306 A JPH04334306 A JP H04334306A
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JP
Japan
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water
agricultural chemical
composition
weight
dispersant
Prior art date
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JP3193772A
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English (en)
Inventor
Naohiko Takatori
尚彦 高鳥
Takahiro Hattori
服部 隆宏
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Nihon Nohyaku Co Ltd
Original Assignee
Nihon Nohyaku Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は8−ヒドロキシキノリン
銅を有効成分の一種として含有する水中懸濁状農薬組成
物において、分散剤としてナフタレンスルホン酸系陰イ
オン性界面活性剤及びポリオキシエチレンアルキルアリ
ールエーテル系非イオン性界面活性剤を各一種以上含有
し、更に増粘剤及び水を含有することを特徴とする水中
懸濁状農薬組成物に関するものである。
【0002】
【従来技術】従来、農薬製剤形態としては乳剤、粉剤、
水和剤、粒剤等の形で一般的に製造され、粉剤あるいは
水和剤等の形態で使用されている。粉剤は水等で希釈せ
ずにそのままの形で散布できる利点を有するが、散布時
に風等の影響を受けやすいから所期の目的どおりの散布
ができない場合もある。また、水和剤は使用時に水等で
希釈して散布するために農薬活性成分が均一に効率良く
対象作物等に付着する所期の目的を得やすいという利点
を有するが、水等で希釈時の粉立ちのために使用者等に
対する安全衛生上の問題点を有する。乳剤は水和剤のよ
うな粉立ち等の問題はないが、農薬有効成分化合物(以
下、農薬原体という)の物理性により、水又は有機溶剤
に難溶性又は不溶性の農薬原体は液剤化あるいは乳液化
が困難である。
【0003】近年、これらの問題を解決するためにフロ
アブル剤(ゾル剤ともいう)が提案され、実用化されて
いる。これは水又は有機溶剤に難溶性又は不溶性の農薬
原体を水等の分散媒中に界面活性剤、高分子化合物等を
添加して均一に微粒子化した製剤形態であり、水和剤等
で問題となる粉立ちがなく、そのまま又は水等で希釈し
て用いられている。
【0004】懸濁状農薬組成物は、下記の特許公開公報
に記載されている。 (1)特開昭52−46889号公報 非イオン性界面活性剤とヘテロポリサッカライドを使用
した流動性水不溶性の殺生剤組成物。 (2)特開昭55−129201号公報アリール基又は
アラルキル基含有芳香族環を親油基として有する非イオ
ン性界面活性剤を使用した殺生剤組成物(3)特開昭6
0−104002号公報ポリオキシエチレンアルキルフ
ェニルエーテル及びアルキル基又はアラルキル基置換芳
香族環を親油基として有する非イオン性界面活性剤とヘ
テロポリサッカライドを使用した水中懸濁状農薬製剤。 しかし、本発明の農薬原体である8−オキシキノリン銅
を有効成分の一種としてフロアブル剤とするには、従来
の技術では製造時に粘度が上昇したり、製造後の長期保
存中に粘度が上昇し、瓶からの取り出しが困難となる等
製造上又は製品の品質上問題となる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、製造時に粘
度上昇することなく、かつ、長期間にわたり安定な性状
を保持するとともに、水中への分散が良好な8−ヒドロ
キシキノリン銅を有効成分の一種とする水中懸濁状農薬
組成物を提供することにある。
【課題を解決するための手段】本発明者らはこれらの課
題を解決すべく鋭意研究を重ねた結果、分散剤として特
定の陰イオン性界面活性剤と特定の非イオン性界面活性
剤のおのおのを一種以上使用することにより、水中懸濁
状農薬組成物の製造時の粘度を上昇することなく、かつ
、長期間にわたり安定な性状を保持し、水中への分散も
良好な水中懸濁状農薬組成物が製造できることを見出し
、本発明を完成させたものである。
【0006】(原    体)本発明で使用する農薬原
体としては、8−ヒドロキシキノリン銅を単独で使用し
ても良く、また、他の農薬原体と混合しても良い。8−
ヒドロキシキノリン銅と混合しても良い農薬原体として
は、例えば2−セカンダリーブチル−4,6−ジニトロ
フェニル  3−メチルクロトネート(一般名:ビナパ
クリル)、1,2,3,6−テトラヒドロ−N−(トリ
クロロメチルチオ)フタルイミド(一般名:キャプタン
)、5−エチル−5,8−ジヒドロ−8−オキソ[1,
3]ジオキソロ[4,5−g]キノリン−7−カルボン
酸(一般名:オキソリニック酸)、2−(4−チナゾリ
ル)ベンズイミダゾール(一般名:チアベンダゾール)
、α,α,α−トリフルオロ−3’−イソプロポキシ−
o−トリアニリド(一般名:フルトラニル)等があるが
、本発明はこれらに限定されるものでない。農薬原体の
添加量は本発明の水中懸濁状農薬組成物100重量%に
対して1〜50重量%の範囲から適宜選択すれば良い。
【0007】(分散剤)本発明で一方の分散剤として使
用するナフタレンスルホン酸系陰イオン性界面活性剤と
しては、例えばα−ナフタレンスルホン酸ホルマリン縮
合物、メチルナフタレンスルホン酸ホルマリン縮合物、
ジェファー酸ホルマリン縮合物、アルキルナフタレンス
ルホン酸又はクレオソート油スルホン酸ホルマリン縮合
物等のナトリウム、カルシウム、アンモニウム又はトリ
エタノールアミン等の無機塩又は有機塩を使用すること
ができる。また、他方の分散剤として使用するポリオキ
シエチレンアルキルアリールエーテル系陰イオン性界面
活性剤としては、例えばポリオキシエチレンノニルフェ
ニルエーテル等を使用することができる。分散剤として
使用するこれらの界面活性剤は各々を一種以上使用する
ことができるが、各一種を使用するのが好ましい。分散
剤の使用量は、通常は本発明の水中懸濁状農薬組成物1
00重量%に対して0.1〜15重量%の範囲から適宜
選択すれば良く、好ましくは0.5〜10重量%の範囲
で使用する。
【0008】(その他の成分)増粘剤としては、例えば
キサンタンガム、トラガントガム、グァーガム、アルギ
ン酸ナトリウム、カルボキシメチルセルロース、カルボ
キシメチルスターチナトリウム、ヒドロキシエチルセル
ロース、メチルセルロース、ポリアクリル酸ナトリウム
等を使用することができ、これらの増粘剤は単独で使用
しても良く、混合して使用しても良い。増粘剤の使用量
は、通常は本発明の水中懸濁状農薬組成物100重量%
に対して0.01〜10重量%の範囲から適宜選択すれ
ば良く、好ましくは0.02〜5重量%の範囲で使用す
る。これらのほかに本発明の水中懸濁状農薬組成物は、
必要に応じて凍結防止剤、消泡剤、有機溶剤、防黴防腐
剤等を使用することもできる。
【0009】(製造方法)本発明の水中懸濁状農薬組成
物は、通常のフロアブル剤を製造する方法により製造す
ることができ、例えば所定量の水、ナフタレンスルホン
酸系陰イオン性界面活性剤及びポリオキシエチレンアル
キルアリールエーテル系陰イオン性界面活性剤を加え、
次いで所定量の農薬原体を加え、必要に応じて例えばプ
ロピレングリコール等の凍結防止剤、消泡剤、有機溶剤
、防黴防腐剤等を加え、高速撹拌機により混合粉砕する
。更にこの混合粉砕物を、例えばダイノミル等の湿式粉
砕機により農薬原体の平均粒径が5μm以下になるよう
に粉砕し、この粉砕物に所定量の増粘剤を加えて高速撹
拌機で混合することにより製造することができる。
【0010】
【実施例】以下に本発明の代表的な実施例、試験例を例
示するが、本発明はこれらに限定されるものではない。 実施例1 混合機中に水46.1重量%、プルピレングリコール1
0重量%、β−ナフタレンスルホン酸ホルマリン縮合物
3.0%及びポリオキシエチレンノニルフェニルエーテ
ル0.7重量%を加えて均一に混合し、次いで8−ヒド
ロキシキノリン銅40重量%及びジメチルポリシロキサ
ン0.1重量%を加えて高速撹拌機で30分間均一に撹
拌混合を行った。更にこれを湿式粉砕機で農薬原体粒子
の平均粒径を5μm以下になるよう微粉砕を行った後、
キサンタンガム0.1重量%を加え、高速撹拌機で30
分間混合することにより均一な8−ヒドロキシキノリン
銅の水中懸濁状農薬組成物を得た
【0011】実施例2 実施例1の8−ヒドロキシキノリン銅40重量%にかえ
て8−ヒドロキシキノリン銅21重量%及びキャプタン
14部を使用し、実施例1と同様に行い、8−ヒドロキ
シキノリン銅及びキャプタン混合の水中懸濁状農薬組成
物を得た。 比較例1.分散剤の種類および量を表1に記載のとおり
とし、実施例1と同様に行なった。なお、使用量は重量
%を示し、各組成物の変量による調整は水量の変更によ
り行った。
【0012】
【表1】
【0013】試験例1  製造時の粘度上昇湿式粉砕終
了後で増粘剤使用前の組成物の粘度をE型粘度計(品温
25℃、使用コーン:1度34分コーン)を用いて測定
した。結果を表2に示す。表2は、本発明の実施例が製
造時の粘度において比較例1−1、同1−3および同1
−4と比較して、相乗効果を奏することがわかる。比較
例1−2と比較すれば、実施例の製品の製造時の粘度に
おいて同等であるが、後述の経時変化において顕著な差
異がある。
【0014】
【表2】
【0015】試験例2  粘度の経時変化実施例及び比
較例で調製した懸濁状組成物の製造直後及び30日後の
粘度を測定した。なお、30日後の粘度は懸濁状組成物
を100ミリリットルのサンプル瓶に100ミリリット
ル入れて密栓し、40℃の恒温室に30日間保存後の測
定値である。結果を表3に示す。表3は、本発明の製品
の粘度の経時変化が僅少であるのにたいして、比較例1
−1および同1−2の製品の粘度の経時変化が著大であ
ることを示す。
【0016】
【表3】
【0017】試験例3  分散性試験 250ミリリットルの3度硬水を入れた共栓付きメスシ
リンダー(250ミリリットル)に試料1gをいれ、共
栓をして、シリンダーを転倒させ、試料が均一に分散す
るまでの転倒回数を分散性の指数とする。結果を表4に
示す。
【0018】
【表4】
【0019】以上に示す通り、本願発明の水中懸濁性農
薬組成物は2回の転倒で均一な分散を行なう組成物であ
る。
【0020】
【発明の効果】試験例1、試験例2及び試験例3の結果
から、本発明の水中懸濁状農薬組成物は製造時の粘度が
低く、かつ、製造後の長期保存状態においても粘度上昇
が認められず、分散性が良好な安定した物理性を有する
水中懸濁状農薬組成物である。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  8−ヒドロキシキノリン銅を有効成分
    の一種として含有する水中懸濁状農薬組成物において、
    分散剤としてナフタレンスルホン酸系陰イオン性界面活
    性剤及びポリオキシエチレンアルキルアリールエーテル
    系非イオン性界面活性剤を各一種以上含有し、更に増粘
    剤及び水を含有することを特徴とする水中懸濁状農薬組
    成物。
  2. 【請求項2】  分散剤としてナフタレンスルホン酸系
    陰イオン性界面活性剤がβ−ナフタレンスルホン酸ホル
    マリン縮合物であり、ポリオキシエチレンアルキルアリ
    ールエーテル系非イオン性界面活性剤がポリオキシエチ
    レンノニルフェニルエーテルである請求項第1項記載の
    水中懸濁状農薬組成物。
  3. 【請求項3】  分散剤の含有量が農薬組成物100重
    量%に対して0.1〜15重量%である請求項第2項記
    載の水中懸濁状農薬組成物。
JP3193772A 1991-05-01 1991-05-01 水中懸濁状農薬組成物 Pending JPH04334306A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
AU674190B2 (en) * 1992-11-24 1996-12-12 Ambi Inc. Mouthcare compositions
WO1998034484A1 (en) * 1997-02-10 1998-08-13 Takeda Chemical Industries, Ltd. Aqueous suspension of agrochemical
WO2005051618A1 (en) * 2003-11-27 2005-06-09 Osmose New Zealand Biocidal compositions, their preparation and uses thereof

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