JPH04333592A - Al−Mn合金めっき鋼板の製造方法 - Google Patents
Al−Mn合金めっき鋼板の製造方法Info
- Publication number
- JPH04333592A JPH04333592A JP10574791A JP10574791A JPH04333592A JP H04333592 A JPH04333592 A JP H04333592A JP 10574791 A JP10574791 A JP 10574791A JP 10574791 A JP10574791 A JP 10574791A JP H04333592 A JPH04333592 A JP H04333592A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- plating
- alloy
- molten salt
- steel sheet
- plating bath
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Withdrawn
Links
- 229910000831 Steel Inorganic materials 0.000 title claims abstract description 19
- 239000010959 steel Substances 0.000 title claims abstract description 19
- 238000004519 manufacturing process Methods 0.000 title claims description 8
- 229910000914 Mn alloy Inorganic materials 0.000 title claims description 7
- 238000007747 plating Methods 0.000 claims abstract description 61
- 150000003839 salts Chemical class 0.000 claims abstract description 24
- 239000000956 alloy Substances 0.000 claims abstract description 18
- 229910045601 alloy Inorganic materials 0.000 claims abstract description 18
- 229910018131 Al-Mn Inorganic materials 0.000 claims abstract description 16
- 229910018461 Al—Mn Inorganic materials 0.000 claims abstract description 16
- 238000009713 electroplating Methods 0.000 claims description 4
- 238000000576 coating method Methods 0.000 claims description 2
- 239000011248 coating agent Substances 0.000 claims 1
- 238000004070 electrodeposition Methods 0.000 abstract description 15
- 239000013078 crystal Substances 0.000 abstract description 11
- 150000002500 ions Chemical class 0.000 abstract description 9
- 229910021380 Manganese Chloride Inorganic materials 0.000 abstract description 4
- GLFNIEUTAYBVOC-UHFFFAOYSA-L Manganese chloride Chemical compound Cl[Mn]Cl GLFNIEUTAYBVOC-UHFFFAOYSA-L 0.000 abstract description 4
- 239000011565 manganese chloride Substances 0.000 abstract description 4
- 235000002867 manganese chloride Nutrition 0.000 abstract description 4
- FAPWRFPIFSIZLT-UHFFFAOYSA-M Sodium chloride Chemical compound [Na+].[Cl-] FAPWRFPIFSIZLT-UHFFFAOYSA-M 0.000 abstract 2
- 229910001514 alkali metal chloride Inorganic materials 0.000 abstract 1
- 239000011833 salt mixture Substances 0.000 abstract 1
- 239000011780 sodium chloride Substances 0.000 abstract 1
- 238000000034 method Methods 0.000 description 15
- VSCWAEJMTAWNJL-UHFFFAOYSA-K aluminium trichloride Chemical compound Cl[Al](Cl)Cl VSCWAEJMTAWNJL-UHFFFAOYSA-K 0.000 description 8
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 6
- 230000007797 corrosion Effects 0.000 description 5
- 238000005260 corrosion Methods 0.000 description 5
- VEXZGXHMUGYJMC-UHFFFAOYSA-M Chloride anion Chemical compound [Cl-] VEXZGXHMUGYJMC-UHFFFAOYSA-M 0.000 description 2
- 239000002585 base Substances 0.000 description 2
- 230000015572 biosynthetic process Effects 0.000 description 2
- 230000002950 deficient Effects 0.000 description 2
- 239000000463 material Substances 0.000 description 2
- 229910018085 Al-F Inorganic materials 0.000 description 1
- 229910018179 Al—F Inorganic materials 0.000 description 1
- CPELXLSAUQHCOX-UHFFFAOYSA-M Bromide Chemical compound [Br-] CPELXLSAUQHCOX-UHFFFAOYSA-M 0.000 description 1
- 229910000640 Fe alloy Inorganic materials 0.000 description 1
- KRHYYFGTRYWZRS-UHFFFAOYSA-M Fluoride anion Chemical compound [F-] KRHYYFGTRYWZRS-UHFFFAOYSA-M 0.000 description 1
- 239000000654 additive Substances 0.000 description 1
- 230000002411 adverse Effects 0.000 description 1
- 229910052783 alkali metal Inorganic materials 0.000 description 1
- 150000001340 alkali metals Chemical class 0.000 description 1
- 229910052784 alkaline earth metal Inorganic materials 0.000 description 1
- -1 alkaline earth metal salts Chemical class 0.000 description 1
- 239000007864 aqueous solution Substances 0.000 description 1
- 239000010960 cold rolled steel Substances 0.000 description 1
- 150000001875 compounds Chemical class 0.000 description 1
- 230000007423 decrease Effects 0.000 description 1
- 238000000151 deposition Methods 0.000 description 1
- 230000008021 deposition Effects 0.000 description 1
- 230000006866 deterioration Effects 0.000 description 1
- 230000002542 deteriorative effect Effects 0.000 description 1
- 238000009792 diffusion process Methods 0.000 description 1
- 238000005868 electrolysis reaction Methods 0.000 description 1
- 238000011156 evaluation Methods 0.000 description 1
- 238000010438 heat treatment Methods 0.000 description 1
- XMBWDFGMSWQBCA-UHFFFAOYSA-N hydrogen iodide Chemical compound I XMBWDFGMSWQBCA-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 1
- 229910021645 metal ion Inorganic materials 0.000 description 1
- 239000000203 mixture Substances 0.000 description 1
- 150000002894 organic compounds Chemical class 0.000 description 1
- 230000001590 oxidative effect Effects 0.000 description 1
- 229920006395 saturated elastomer Polymers 0.000 description 1
Landscapes
- Electroplating Methods And Accessories (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、安定かつ良好なめっき
皮膜を得ることが可能な溶融塩めっき浴によるAl−M
n合金電気めっき鋼板の製造方法に関するものである。
皮膜を得ることが可能な溶融塩めっき浴によるAl−M
n合金電気めっき鋼板の製造方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】Alめっき鋼板、Al合金めっき鋼板は
従来より溶融めっき法により製造されており、耐食性、
耐熱性に優れるため自動車のマフラー、ストーブなどの
暖房器具、オーブンなどの厨房器具等の用途に広く適用
されている。
従来より溶融めっき法により製造されており、耐食性、
耐熱性に優れるため自動車のマフラー、ストーブなどの
暖房器具、オーブンなどの厨房器具等の用途に広く適用
されている。
【0003】ところが、溶融めっき法によるAl系めっ
きは700℃程度の高温で行われるため、母材の性質を
劣化させる欠点があった。さらに、めっき皮膜と下地鋼
板の間の脆いAl−Fe合金層が生成し、このため加工
性が低下し重大な問題となっていた。
きは700℃程度の高温で行われるため、母材の性質を
劣化させる欠点があった。さらに、めっき皮膜と下地鋼
板の間の脆いAl−Fe合金層が生成し、このため加工
性が低下し重大な問題となっていた。
【0004】一方、Alは水溶液から電析しないため、
塩化アルミニウム(AlCl3 )等を主成分とする溶
融塩からの電気Alめっきが従来より考案されている。 この方法によると、200℃程度の低温でAlめっきが
可能であるため、母材の性質が劣化せず、またAl−F
e合金層が生成しないので加工性も劣化しない。しかし
、溶融塩からの電気Alめっきは10A/dm2以上の
実用的な電流密度でめっきを行うとめっき皮膜がパウダ
ー状または樹脂状となり、これらの不良析出した結晶が
脱落してしまうという問題があった。また、これを改善
するために溶融塩めっき浴を0.5m/sec以上の速
度で流動させる方法も提案されているが(特開昭61−
213388号公報)、この方法によってもパウダー状
または樹脂状の結晶の生成を抑制する効果はあまり認め
られない。
塩化アルミニウム(AlCl3 )等を主成分とする溶
融塩からの電気Alめっきが従来より考案されている。 この方法によると、200℃程度の低温でAlめっきが
可能であるため、母材の性質が劣化せず、またAl−F
e合金層が生成しないので加工性も劣化しない。しかし
、溶融塩からの電気Alめっきは10A/dm2以上の
実用的な電流密度でめっきを行うとめっき皮膜がパウダ
ー状または樹脂状となり、これらの不良析出した結晶が
脱落してしまうという問題があった。また、これを改善
するために溶融塩めっき浴を0.5m/sec以上の速
度で流動させる方法も提案されているが(特開昭61−
213388号公報)、この方法によってもパウダー状
または樹脂状の結晶の生成を抑制する効果はあまり認め
られない。
【0005】このような溶融塩電気Alめっきの欠点を
改善するため、溶融塩電気めっき法によるAl−Mn合
金めっき鋼板の製造方法が提案されている(特公昭43
−18245号公報)。溶融塩めっき浴中にMnイオン
を添加しAl−Mn系合金めっきを行うと、比較的高い
電流密度でめっきを行ってもAlめっきと比較するとめ
っき皮膜表面が平滑化される。しかし、この方法によっ
てAl−Mn合金めっき鋼板を製造してもなお、平滑な
めっき表面の一部にパウダー状の結晶が生成し、これら
の結晶が脱落して電着効率を低下させていた。また、パ
ウダー状結晶が脱落した部分が孔食の起点となって耐食
性を損ねる原因となっていた。これまで、高電流密度で
安定して良好なAl−Mn合金めっきを製造するための
方法については具体的に開示されていない。
改善するため、溶融塩電気めっき法によるAl−Mn合
金めっき鋼板の製造方法が提案されている(特公昭43
−18245号公報)。溶融塩めっき浴中にMnイオン
を添加しAl−Mn系合金めっきを行うと、比較的高い
電流密度でめっきを行ってもAlめっきと比較するとめ
っき皮膜表面が平滑化される。しかし、この方法によっ
てAl−Mn合金めっき鋼板を製造してもなお、平滑な
めっき表面の一部にパウダー状の結晶が生成し、これら
の結晶が脱落して電着効率を低下させていた。また、パ
ウダー状結晶が脱落した部分が孔食の起点となって耐食
性を損ねる原因となっていた。これまで、高電流密度で
安定して良好なAl−Mn合金めっきを製造するための
方法については具体的に開示されていない。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上述のように、従来の
Al−Mn合金めっき鋼板の製造方法では、安定して良
好なめっき皮膜を得ることができず、電着効率が低下す
る、耐食性が劣化する等の問題があった。
Al−Mn合金めっき鋼板の製造方法では、安定して良
好なめっき皮膜を得ることができず、電着効率が低下す
る、耐食性が劣化する等の問題があった。
【0007】本発明の目的は、上記のAl−Mn合金め
っきに特有な、平滑なめっき表面の一部にパウダー状結
晶が生成するという問題点を解決した、安定かつ良好な
めっき皮膜を得ることが可能な溶融塩めっき浴によるA
l−Mn合金めっき鋼板の製造方法を提供することにあ
る。
っきに特有な、平滑なめっき表面の一部にパウダー状結
晶が生成するという問題点を解決した、安定かつ良好な
めっき皮膜を得ることが可能な溶融塩めっき浴によるA
l−Mn合金めっき鋼板の製造方法を提供することにあ
る。
【0008】
【課題を解決するための手段】すなわち、本発明は、溶
融塩めっき浴中において鋼板上にAl−Mn合金電気め
っきを行うに際し、溶融塩めっき浴に5〜1000kH
zの超音波振動を与えることを特徴とするAl−Mn合
金めっき鋼板の製造方法を提供するものである。
融塩めっき浴中において鋼板上にAl−Mn合金電気め
っきを行うに際し、溶融塩めっき浴に5〜1000kH
zの超音波振動を与えることを特徴とするAl−Mn合
金めっき鋼板の製造方法を提供するものである。
【0009】以下、本発明について詳細に説明する。
【0010】本発明者らは、Al−Mn合金めっきに特
有の平滑なめっき表面の一部にパウダー状結晶が生成す
るという問題点を解決するために、鋭意検討を重ねた結
果、溶融塩めっき浴に5〜1000kHzの超音波振動
を与えれば、パウダー状結晶が生成せず平滑なめっき表
面となり、電着効率が低下せず、孔食が発生しにくくな
ることを新規に見い出した。この理由は、Al−Mn合
金めっきにおいて電析に関与するイオン種としてAl錯
イオン(Al2 Cl7−等) 、Mnイオン(Mn2
+)、Al−Mn錯イオン(MnAl2 Cl7+)等
が考えられるが、溶融塩めっき浴に5〜1000kHz
の超音波振動を与えることにより、これらのイオン種の
拡散のバランスが最良となり、パウダー状結晶が生成せ
ず平滑なめっき表面になるものと考えられる。
有の平滑なめっき表面の一部にパウダー状結晶が生成す
るという問題点を解決するために、鋭意検討を重ねた結
果、溶融塩めっき浴に5〜1000kHzの超音波振動
を与えれば、パウダー状結晶が生成せず平滑なめっき表
面となり、電着効率が低下せず、孔食が発生しにくくな
ることを新規に見い出した。この理由は、Al−Mn合
金めっきにおいて電析に関与するイオン種としてAl錯
イオン(Al2 Cl7−等) 、Mnイオン(Mn2
+)、Al−Mn錯イオン(MnAl2 Cl7+)等
が考えられるが、溶融塩めっき浴に5〜1000kHz
の超音波振動を与えることにより、これらのイオン種の
拡散のバランスが最良となり、パウダー状結晶が生成せ
ず平滑なめっき表面になるものと考えられる。
【0011】本発明の製造方法において、溶融塩めっき
浴に与えられる超音波振動の周波数は5〜1000kH
zである。周波数を5kHz以上としたのは、5kHz
未満では安定かつ良好なめっき皮膜となる効果が現れな
いからであり、周波数を1000kHz以下としたのは
、1000kHzを越えると効果が飽和するだけでなく
、振動が激しくなってめっき層が不均一になったり、装
置に悪影響をおよぼす等の問題が生じるためである。 溶融塩めっき浴に与えられる超音波振動の周波数が10
〜500kHzであればより好ましい。
浴に与えられる超音波振動の周波数は5〜1000kH
zである。周波数を5kHz以上としたのは、5kHz
未満では安定かつ良好なめっき皮膜となる効果が現れな
いからであり、周波数を1000kHz以下としたのは
、1000kHzを越えると効果が飽和するだけでなく
、振動が激しくなってめっき層が不均一になったり、装
置に悪影響をおよぼす等の問題が生じるためである。 溶融塩めっき浴に与えられる超音波振動の周波数が10
〜500kHzであればより好ましい。
【0012】溶融塩めっき浴に超音波振動を与える方法
には特に限定はなく、めっきセル内部に振動子を投入ま
たは設置する方法、めっきセル外側に振動子を接触させ
る方法、アノードまたはカソードの鋼板に振動子を接触
させる方法等が可能である。
には特に限定はなく、めっきセル内部に振動子を投入ま
たは設置する方法、めっきセル外側に振動子を接触させ
る方法、アノードまたはカソードの鋼板に振動子を接触
させる方法等が可能である。
【0013】めっきセルの構造は、縦型、横型、傾斜型
、ラジアル型、グラビテル型等いかなる形式も可能であ
る。
、ラジアル型、グラビテル型等いかなる形式も可能であ
る。
【0014】溶融塩めっき浴に超音波振動を与えると同
時に、溶融塩めっき浴をポンプ等により流動させる方法
を併用することも可能である。
時に、溶融塩めっき浴をポンプ等により流動させる方法
を併用することも可能である。
【0015】溶融塩めっき浴としては、AlCl3 −
XCl(X:アルカリ金属)の2成分または多成分の混
合溶融塩にMnCl2 等のMn化合物を添加しためっ
き浴が好ましく用いられる。なお、塩化物の代わりにフ
ッ化物、臭化物、ヨウ化物等を用いてもよく、また塩化
物とこれらの混合溶融塩としてもよい。さらに、添加物
として他の金属イオン、アルカリ土類金属塩、有機化合
物を加えてもよい。また、Mnイオンの供給は金属Mn
の電解により行ってもよい。めっき浴の温度は150℃
〜250℃の範囲が好ましい。陽極は可溶性、不溶性と
も可能であり、可溶性の場合、Alアノード、Al−M
n合金アノード等が好ましい。
XCl(X:アルカリ金属)の2成分または多成分の混
合溶融塩にMnCl2 等のMn化合物を添加しためっ
き浴が好ましく用いられる。なお、塩化物の代わりにフ
ッ化物、臭化物、ヨウ化物等を用いてもよく、また塩化
物とこれらの混合溶融塩としてもよい。さらに、添加物
として他の金属イオン、アルカリ土類金属塩、有機化合
物を加えてもよい。また、Mnイオンの供給は金属Mn
の電解により行ってもよい。めっき浴の温度は150℃
〜250℃の範囲が好ましい。陽極は可溶性、不溶性と
も可能であり、可溶性の場合、Alアノード、Al−M
n合金アノード等が好ましい。
【0016】
【実施例】以下、本発明を実施例により具体的に説明す
る。
る。
【0017】(実施例1)通常の方法で脱脂、酸洗した
板幅120mm、板厚0.5mmの冷間圧延鋼板帯鋼を
非酸化性雰囲気中で乾燥し、めっき温度まで予熱した後
、下記の溶融塩Al−Mn合金めっき浴からAl−Mn
合金めっきを行った。 浴組成:AlCl3 60mol%N
aCl 26mol%KCl
14mol%Mnイオン
1000〜5000ppm浴温度:200℃ 電流密度:10〜150A/dm2 めっき付着量:20g/m2 ライン速度:1〜10m/min なお、MnイオンはMnCl2 添加により供給した。 また、MnCl2 の添加量および電流密度を変化させ
、Al−Mn合金めっき層におけるMn含有率を15〜
30wt%とした。
板幅120mm、板厚0.5mmの冷間圧延鋼板帯鋼を
非酸化性雰囲気中で乾燥し、めっき温度まで予熱した後
、下記の溶融塩Al−Mn合金めっき浴からAl−Mn
合金めっきを行った。 浴組成:AlCl3 60mol%N
aCl 26mol%KCl
14mol%Mnイオン
1000〜5000ppm浴温度:200℃ 電流密度:10〜150A/dm2 めっき付着量:20g/m2 ライン速度:1〜10m/min なお、MnイオンはMnCl2 添加により供給した。 また、MnCl2 の添加量および電流密度を変化させ
、Al−Mn合金めっき層におけるMn含有率を15〜
30wt%とした。
【0018】めっき浴に与える超音波振動の周波数を変
化させ、前記条件によりAl−Mn合金めっき鋼帯を製
造した。表1に、超音波振動の周波数、電流密度、電着
状態を示した。なお、めっき表面に生成したパウダー状
の不良結晶の脱落により電着効率が低下することから、
電着効率により電着状態の良悪が判断される。表1の電
着状態の評価は、以下の記号で示した。 ◎ 電着効率90%以上 ○ 電着効率80〜90% △ 電着効率60〜80% × 電着効率60%未満 表1から明らかなように、5〜1000kHzの周波数
の超音波振動をめっき浴に与えると電着状態が良好とな
り、10kHz以上の周波数の超音波振動をめっき浴に
与えた場合、100A/dm2 以上の平均電流密度で
めっきを行っても電着効率が高く、良好なめっき皮膜が
得られた。上記の結果より本発明の効果は明らかである
。
化させ、前記条件によりAl−Mn合金めっき鋼帯を製
造した。表1に、超音波振動の周波数、電流密度、電着
状態を示した。なお、めっき表面に生成したパウダー状
の不良結晶の脱落により電着効率が低下することから、
電着効率により電着状態の良悪が判断される。表1の電
着状態の評価は、以下の記号で示した。 ◎ 電着効率90%以上 ○ 電着効率80〜90% △ 電着効率60〜80% × 電着効率60%未満 表1から明らかなように、5〜1000kHzの周波数
の超音波振動をめっき浴に与えると電着状態が良好とな
り、10kHz以上の周波数の超音波振動をめっき浴に
与えた場合、100A/dm2 以上の平均電流密度で
めっきを行っても電着効率が高く、良好なめっき皮膜が
得られた。上記の結果より本発明の効果は明らかである
。
【0019】
【0020】
【発明の効果】以上詳細に説明したとおり、本発明によ
りAl−Mn合金めっき鋼板を製造すれば安定かつ良好
なめっき皮膜を得ることが可能であり、その工業的価値
は非常に高いものである。
りAl−Mn合金めっき鋼板を製造すれば安定かつ良好
なめっき皮膜を得ることが可能であり、その工業的価値
は非常に高いものである。
Claims (1)
- 【請求項1】 溶融塩めっき浴中において鋼板上にA
l−Mn合金電気めっきを行うに際し、溶融塩めっき浴
に5〜1000kHzの超音波振動を与えることを特徴
とするAl−Mn合金めっき鋼板の製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10574791A JPH04333592A (ja) | 1991-05-10 | 1991-05-10 | Al−Mn合金めっき鋼板の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10574791A JPH04333592A (ja) | 1991-05-10 | 1991-05-10 | Al−Mn合金めっき鋼板の製造方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH04333592A true JPH04333592A (ja) | 1992-11-20 |
Family
ID=14415850
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP10574791A Withdrawn JPH04333592A (ja) | 1991-05-10 | 1991-05-10 | Al−Mn合金めっき鋼板の製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH04333592A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN1323189C (zh) * | 2004-06-15 | 2007-06-27 | 东北大学 | 一种在钢铁表面制备铁铝金属间化合物涂层及热处理方法 |
-
1991
- 1991-05-10 JP JP10574791A patent/JPH04333592A/ja not_active Withdrawn
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN1323189C (zh) * | 2004-06-15 | 2007-06-27 | 东北大学 | 一种在钢铁表面制备铁铝金属间化合物涂层及热处理方法 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US4904355A (en) | Plating bath for electrodeposition of aluminum and plating process making use of the bath | |
KR890001107B1 (ko) | Zn-Fe 계합금 전기도금 강판의 제조방법 | |
US3167403A (en) | Base materials coated with an alloy of aluminum and manganese | |
JPH0841679A (ja) | 優れた外観を有する電気亜鉛めっき鋼板 | |
US5575899A (en) | Electrolytic zinc-nickel alloy plating solution and a method of the plating using the same | |
JPS6270592A (ja) | 電気アルミニウムめつき浴およびそのめつき浴によるめつき方法 | |
US3268422A (en) | Electroplating bath containing aluminum and manganese-bearing materials and method of forming aluminummanganese alloy coatings on metallic bases | |
US3729396A (en) | Rhodium plating composition and method for plating rhodium | |
JPH04333593A (ja) | Al−Mn合金めっき鋼板の製造方法 | |
US2392871A (en) | Chromium plating | |
JPH04333592A (ja) | Al−Mn合金めっき鋼板の製造方法 | |
JPH04333591A (ja) | Al−Mn合金めっき鋼板の製造方法 | |
JPH07157891A (ja) | アルミ−クロム合金めっき鋼板の製造法 | |
JPH04124295A (ja) | 厚目付電気亜鉛めっき鋼板の製造方法 | |
JPS6367560B2 (ja) | ||
JPS647159B2 (ja) | ||
JPH0713316B2 (ja) | Al―Ti系合金めっき金属材の製造法 | |
WO2021122932A1 (en) | Electroplating composition and method for depositing a chromium coating on a substrate | |
JPH0995795A (ja) | めっき密着性および化成処理性に優れたZn−Ni系合金電気めっき鋼板 | |
JPH07278873A (ja) | 耐食性、耐パウダリング性に優れた高Ni含有Zn−Niめっき鋼板の製造方法 | |
JPH04289187A (ja) | Al合金めっき材 | |
JPS60131977A (ja) | 化成処理性の優れた表面処理鋼板 | |
JP2003213484A (ja) | Mg添加電気Znめっき浴およびその浴によるめっき方法 | |
JPH07207489A (ja) | 錫めっき浴 | |
JPS60106996A (ja) | 耐食性Ζn−アルミナ複合めっき鋼板の製造方法 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A300 | Application deemed to be withdrawn because no request for examination was validly filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 19980806 |