JPH0433168B2 - - Google Patents

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JPH0433168B2
JPH0433168B2 JP60052008A JP5200885A JPH0433168B2 JP H0433168 B2 JPH0433168 B2 JP H0433168B2 JP 60052008 A JP60052008 A JP 60052008A JP 5200885 A JP5200885 A JP 5200885A JP H0433168 B2 JPH0433168 B2 JP H0433168B2
Authority
JP
Japan
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transistor
resistor
base
voltage
emitter
Prior art date
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Expired - Lifetime
Application number
JP60052008A
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English (en)
Other versions
JPS61212117A (ja
Inventor
Shuichi Kato
Kazuya Myashita
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toshiba Corp
Toshiba AVE Co Ltd
Original Assignee
Toshiba Corp
Toshiba AVE Co Ltd
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Publication date
Application filed by Toshiba Corp, Toshiba AVE Co Ltd filed Critical Toshiba Corp
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Description

【発明の詳細な説明】 〔発明の技術分野〕 本発明はバイポーラトランジスタを使用したト
ランジスタ・ロジツク回路に関するもので、特に
リニア回路、電力増幅回路等を含む集積回路等に
使用されるものである。
〔発明の技術的背景とその問題点〕
2つの同一論理レベル信号から3つの同一論理
レベル信号を作り出す回路として第2図に示すよ
うな回路が知られている。これによれば入力1か
ら2つのインバータINV1およびINV2を介し
た出力1、入力1のINV1による反転出力と入
力2のINV3による反転出力とをNANDゲート
に入力して論理積をとつた出力2、入力1と入力
2のINV3による反転出力とをNORゲートに入
力して論理和をとつた出力3を得るようにしてい
る。
この回路では、入力1および入力2にLレベル
信号が入力されると、出力1,2,3は共にLレ
ベルとなる。
第3図は第2図に示した論理回路をバイポーラ
トランジスタを用いて実現したものである。
これによればトランジスタとしてすべてエミツ
タ接地されたNPNトランジスタQ1ないしQ7
が用いられており、トランジスタQ1はインバー
タ1を、トランジスタQ2はインバータ2を、ト
ランジスタQ3およびこのトランジスタQ3のエ
ミツタにコレクタが接続されたトランジスタQ4
はNANDゲートを、コレクタが共通接続された
トランジスタQ5およびQ6はNORゲートを、
トランジスタQ7はインバータ3を形成してい
る。また、各トランジスタのコレクタ側にはそれ
ぞれ適当な抵抗を介して電源電圧Vccが供給され
ている。
このような回路では2つの入力端子に論理信号
が印加されると各トランジスタのオン・オフ動作
により出力1、出力2、出力3に所定の論理信号
が取り出される。
しかしながら、NANDゲートのように一方の
トランジスタのエミツタが他方のトランジスタの
コレクタに接続された構成では誤動作が生じる可
能性がある。
例えば、トランジスタQ4が高い飽和電圧特性
を有している場合には、このトランジスタQ4が
オンとなつているときのトランジスタQ3のエミ
ツタ電圧は高くなつているため、A点の電位を十
分に高くしないとトランジスタQ3はオンとなら
ず、A点の電位によつては誤つた出力が出力2よ
り取出されることになる。
これを防止するためには抵抗R7の値を小さく
して電流を増加させることが必要である。
A点の電位VAは次の式で表わすことができる。
VA=VSAT(Q4)+VBE(Q3)+IB(Q3) ×R9=IB(Q5)×R11+VBE(Q5) ここでVSAT(Q4)はQ4の飽和電圧である。
いま、 VSAT(Q4)=0.1V VBE(Q3)=VBE(Q5)=0.7V R9=R11=1KΩとすると、 Q4の飽和時のQ3のベース電流IB(Q3)はQ3のコ
レクタ電流IC=10μA、電流増幅率β=1として VA=0.1+0.7+10×10-6×1×103=0.81V である。これから、 IBE(Q5)=(0.81−0.7)/1×103 =0.11×10-6A となる。したがつて、R7を流れる電流は IB(Q4)+IB(Q5)=120μA となり、R7の値はこの電流を流せるよう十分に
低い値とならなければならない。
しかしながら、R7を流れるこのような電流は
A点の電位を高めるために大部分が使われ、実際
の動作を行なつていない無駄な電流であつて消費
電流を増加させている。これは特に電池駆動機器
において電池寿命を短縮させるため問題である。
第4図はこのようなな消費電流を減少させるよ
うにした同様のロジツク回路を示しており、この
回路においては入力2からNANDゲートおよび
NORゲートへ信号を伝達するためのインバータ
を第3図の場合のように共用せず、それぞれ専用
としている。すなわち、NANDゲートにおける
トランジスタQ3のベースは入力抵抗R22を有
するトランジスタQ8のコレクタと接続され、
NORゲートにおけるトランジスタQ5のベース
は入力抵抗R23を有するトランジスタQ9のコ
レクタと接続されている。また、NANDゲート
のトランジスタQ3のベースは抵抗R7を介して
電源Vccに接続されているが、NORゲートのトラ
ンジスタQ5のベースはB点でトランジスタQ3
と共通接続されることなく抵抗R24を介して電
源Vccに接続されており、結局トランジスタQ3
とQ5を駆動する回路が別々になつている。
このような回路ではB点に流れる電流はトラン
ジスタQ3のオンのためだけに使用されるためベ
ース電流が10μA程度あれば問題なく動作が行わ
れる。したがつて第3図の場合のような無駄な電
流を流す必要がなく、全体として消費電力が減少
する。
しかしながら、このような構成では第3図の場
合に比べ全体としてトランジスタおよび抵抗が各
1個多く必要となり配線も複雑になることからデ
イスクリート部品を使用した場合にはスペース上
の、ICにおいてはチツプサイズの問題を生ずる
ことになる。
〔発明の目的〕
本発明はこのような問題を解決するためなされ
たもので、素子や配線の増加を招くことなくしか
も消費電流の小さなトランジスタ・ロジツク回路
を提供することを目的とする。
〔発明の概要〕
上記目的達成のため、本発明においては
NANDゲートを構成する第1および第2のトラ
ンジスタのうち電源側の第2のトランジスタのベ
ースにベースが共通接続された論理ゲートを構成
する第3のトランジスタのエミツタと接地間に抵
抗を接続し、この抵抗値を第1ないし第3のトラ
ンジスタがそれぞれ導通状態のとき第1のトラン
ジスタの飽和電圧と第2のトランジスタのベー
ス・エミツタ間電圧の和が、第3のトランジスタ
のベース・エミツタ間電圧と抵抗の両端電圧の和
に等しくなるように選択している。これにより第
2のトランジスタのベース電圧が十分高くなるた
め第2のトランジスタの誤動作がなくなり、しか
もこれを実現するには抵抗1本の追加でよい。
〔発明の実施例〕
以下、図面を参照しながら本発明の一実施例を
詳細に説明する。
第1図は本発明にかかるトランジスタ・ロジツ
ク回路の構成を示す回路図であつて第3図とほぼ
同様の構成となつており、対応する構成要素は同
じ記号で示してある。
これによればNORゲートを構成しているトラ
ンジスタQ5のエミツタとGNDとの間には抵抗
R30が挿入されている。この抵抗R30の値は
その両端に発生する電圧がNANDゲートを構成
するトランジスタQ4の飽和電圧と等しくなるよ
うに選択されている。
すなわち、各トランジスタの飽和電圧VSATを電
流増幅率β=1のときVSAT=0.1V、また各トラ
ンジスタのベース・エミツタ間電圧VBE=0.7Vで
あり、入力1および入力2にLレベル信号が印加
されたとすれば、トランジスタQ1,Q6,Q7
はオフとなり、抵抗R5によりバイアス電圧がか
かるトランジスタQ2およびQ4はオンとなる。
同様に抵抗R7によつてバイアス電圧がかかるト
ランジスタQ5もオンとなる。このトランジスタ
Q5を流れる電流と電圧との関係はVcc=Ic(R13
+R30)+VSAT+IB×R30 となり、β=1からIB=Icの関係を用いると、 3=Ic(280+5)×103+0.1+IB×5×103 Ic=IBとすると 3=Ic(280+5+5)×103+0.1 3=Ic×290×103+0.1 3=Ic×290×103+0.1 Ic=10×10-6(A) これより、R30の両端電圧VR30は VR30=(Ic+IB)×R30 =20×10-6×5×103=0.1(V) これに対し、A点の電位VAは VA=VR30+VBE(Q5)+IB(Q5)×R11 =VSAT(Q4)+VBE(Q3)+IB(Q3)×R9 =0.1+0.7+0.01=0.81 となり、電圧の分布関係が全く同一となり、トラ
ンジスタQ3はトランジスタQ5とほぼ同時にオ
ンとなる。
したがつて、出力1、出力2、出力3の各端子
にはLレベルの出力が現われ、この回路は所定の
機能を果したことになる。
以上の実施例においてはトランジスタQ3、Q
4、Q5は同一の特性を有するものとして説明さ
れているが、その必要は必ずしもなく、前述の VR30+VBE(Q5)+IB(Q5)×R11 =VSAT(Q4)+VBE(Q3)+IB(Q3)×R9 の関係が満足されるように抵抗R30の値を選択
すればよい。
また、実施例ではNANDゲートの電源側トラ
ンジスタに共通バイアスで接続される論理ゲート
は通常のNORゲートであつたが、多入力NORゲ
ートやインバータ等の他の論理回路であつてもよ
い。
さらに、実施例では各トランジスタはNPN型
であつたが、PNP型でも同様に適用できる。
〔発明の効果〕
以上のように本発明によれば、NANDゲート
の2つのトランジスタのうちの電源側の第2のト
ランジスタに共通ベース接続された他の論理ゲー
トを構成する第3のトランジスタのエミツタ側に
抵抗を接続し、これら3つのトランジスタが導通
状態のとき、NANDゲートの接地側の第1のト
ランジスタの飽和電圧と電源側トランジスタのベ
ース・エミツタ間電圧の和が第3のトランジスタ
のベース・エミツタ間電圧と抵抗の両端電圧の和
と平衡するように抵抗値が選択されているため、
第1のトランジスタの飽和電圧が高くても第2の
トランジスタのオンオフ動作が問題なく行える。
また、このようなトランジスタ・ロジツク回路
は従来の回路に抵抗を1本追加するだけで実現す
ることができ、特に集積回路内部ではわずかのパ
ターン変更によりチツプサイズを拡大することな
く実現することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明にかかるトランジスタ・ロジツ
ク回路を示す回路図、第2図はその論理構成を示
す論理回路図、第3図および第4図は従来のトラ
ンジスタ・ロジツク回路を示す回路図である。 Q1〜Q9……トランジスタ、R1〜R13,
R21〜R23,R30……抵抗。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 ナンドゲートを構成する、エミツタが接地さ
    れた第1のトランジスタおよびこの第1のトラン
    ジスタのコレクタに接続されたエミツタを有する
    第2のトランジスタと、 この第2のトランジスタのベースに直接または
    抵抗を介してベースが接続された、論理ゲートを
    構成する第3のトランジスタと、 この第3のトランジスタのエミツタと接地間に
    接続された抵抗と、 を備え、 前記第1ないし第3のトランジスタが導通状態
    のとき、前記第1のトランジスタの飽和電圧と前
    記第2のトランジスタのベース・エミツタ間の電
    圧の和が、前記第3のトランジスタのベース・エ
    ミツタ間電圧と前記抵抗の両端電圧の和と等しく
    なるように前記抵抗の抵抗値が選択されたトラン
    ジスタ・ロジツク回路。 2 第3のトランジスタにより構成される論理ゲ
    ートがノアゲートである特許請求の範囲第1項記
    載のトランジスタ・ロジツク回路。 3 第1および第3のトランジスタがほぼ同一の
    特性を有する特許請求の範囲第1項記載のトラン
    ジスタ・ロジツク回路。
JP60052008A 1985-03-15 1985-03-15 トランジスタ・ロジツク回路 Granted JPS61212117A (ja)

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Publication Number Publication Date
JPS61212117A JPS61212117A (ja) 1986-09-20
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