JPH04331467A - スイッチング電源装置 - Google Patents

スイッチング電源装置

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JPH04331467A
JPH04331467A JP12306391A JP12306391A JPH04331467A JP H04331467 A JPH04331467 A JP H04331467A JP 12306391 A JP12306391 A JP 12306391A JP 12306391 A JP12306391 A JP 12306391A JP H04331467 A JPH04331467 A JP H04331467A
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switching
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、交流電源を直流電源に
変換するスイッチング電源装置のリップル低減方式に関
する。
【0002】
【従来の技術】商用電源を直流電源に変換するスイッチ
ング電源のAC・DC変換部には、一般にコンデンサー
インプット方式が利用されているため、この方式の力率
は、0.6〜0.7程度である。そこで、力率を改善す
るために、交流電源を全波整流した後に、スイッチング
素子を用いたアクティブ平滑フィルターを挿入した回路
が提案された。この方式では、入力電流が入力電圧に追
従するように制御し、入力電流をほぼ正弦波状に変化さ
せるため力率を非常に高くできる。
【0003】しかしながら、図6のAに示すように、入
力電圧Vi、入力電流Iiは正弦波状に変化にし、その
積として与えられる入力電力Piも時間的に変化してい
る。一方、出力は電圧Vo、電流Io及び電力Poとも
時間的に変化しない一定の値にしたいという課題がある
。そのために、出力段に平滑用コンデンサーを接続して
入出力電力の過不足分を調整している。従って、コンデ
ンサーのリップル電流Icは、図6のBに示すように、
入力電力Piが出力電力Poより大きいときはコンデン
サーに流れ込み、その逆の場合は、コンデンサーから流
れ出す。以上のように、コンデンサーのリップル電流に
起因する出力リップル電圧Vrは、図6のBに示すよう
に、商用電源周波数の2倍の周波数で変化し、ほぼ正弦
波状となる。このリップル電圧は、出力電圧とコンデン
サーの容量で決まるものであり、リップルを抑えるため
にはコンデンサーの容量を大きくしなければならず、電
源のサイズアップにつながる。
【0004】さらに、スイッチング電源におけるリップ
ル低減方式として、図5のAに示すような方式が提案さ
れている。同図の方式について簡単に説明する。この方
式は、交流電源ACinを全波整流器21で整流し、整
流出力を高周波フイルタ22を介してスイッチング素子
27に供給する。上記スイッチング素子27はパルス幅
変調制御することによりスイッチング動作を行うパルス
幅変調方式によるスイッチング電源方式である。このパ
ルス幅変調制御をするスイッチングパルスについて詳述
する。このスイッチング電源方式は、商用電源から供給
される交流入力ACinを全波整流する入力整流部21
の出力側に設けられた高周波フイルタ22を介して得ら
れる全波整流出力の電圧を検出する入力電圧検出部23
と、出力トランス24の二次コイル4sに得られる出力
を整流する出力整流部25による整流出力電圧を検出す
る出力電圧検出部26による検出出力を増幅して、上記
出力トランス24の一次コイル4pに接続されたスイッ
チング素子27のスイッチング動作をパルス幅変調(P
WM)制御するPWM制御部28に供給する可変利得増
幅回路29とを備え、上記入力電圧検出部23による検
出出力にて可変利得増幅回路29の利得を制御する構成
となっている。
【0005】上記PWM制御によるスイッチング電源方
式の動作を説明する。入力整流部21による整流出力に
ついて、図5のBに示すように、上記整流出力電圧が所
定電圧V1に上昇している高電圧期間THを電圧検出部
23で検出し、その検出出力で可変利得増幅回路29の
利得を高電圧期間TH中低下させる。また、出力電圧検
出部26は、出力トランス4の二次コイル4sに得られ
る出力を整流する出力整流部25による整流出力DCo
utのリップル電圧成分を所定の出力基準電圧Voで検
出して、その検出出力を可変利得増幅回路29を介して
PWM制御部28に供給する。そして、PWM制御部2
8は、上記検出出力に応じてパルス幅変調されたスイッ
チングパルスを形成して、このスイッチングパルスによ
りスイッチング素子27をスイッチング動作させる。
【0006】すなわち、上記入力整流部21による整流
出力電圧が所定電圧V1以上に上昇している高電圧期間
THを検出して、この期間中可変利得増幅回路29の利
得を低下させる制御を行うことによって、スイッチング
素子27が整流出力の低電圧期間TL中に大部分の電力
伝送を行うように、スイッチング駆動される。このよう
に、低電圧期間中に大部分の電力伝送を行うようにすれ
ば、スイッチング素子のスイッチング動作により発生す
るパルスも低いので、スイッチング素子自体の耐圧に余
裕を持たせることができる。しかしながら、上記スイッ
チング電源方式は、入力電圧(全波整流電圧)が出力基
準電圧Vo以下の期間ではスイッチングを行わず、電力
伝送を行わないために出力電圧が低下する。これを補う
ためにTL期間中に電力伝送をおこなうものであるから
、電力伝送を行わない期間が存在するために、それだけ
力率を高くできないことになる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、力率が高く
、直流出力電圧のリップル分を低減できるスイッチング
電源を提供するものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は、交流電源を直
流電源に変換するスイッチング電源において、入力電流
を入力電圧に比例させずに流し、力率を改善するととも
に、入力電力の時間的変化を少なくし、出力リップル電
圧を低減するものである。
【0009】
【実施例】図3は、本発明スイッチング電源の構成図を
示している。同図に示すように、本発明スイッチング電
源は、基本的に入力整流部1、高周波電圧変換部2、出
力整流部3、コントロール部4から構成されており、商
用電源を入力とし、直流安定化電源を得るものである。 前記コントロール部4に、出力整流部3の出力電圧と入
力整流部1で全波整流された入力電圧Viと例えばFE
Tからなるスイッチング素子5に流れる電流を電流検出
素子6で検出した検出電流とを入力して、出力電圧Vo
が一定になるように、スイッチング素子5の駆動パルス
幅を制御する。そして、このコントロール部4において
、図4に示すように入力電流Iiを全体として入力電圧
Viに比例させずに流すために、入力電圧Viがある一
定電圧値V1以下の期間Aは、入力電圧Viに比例し、
一定電圧値V1より高い入力電圧期間Bは、入力電圧V
iに反比例するように入力電流Iiを制御し、前記期間
Bにおける入力電力Piを平均化して出力電圧Voのリ
ップル分を低減させる。この際上記一定電圧値V1は、
前記比例反比例切り換えの基準電圧として利用される。
【0010】以下、前記本発明の構成図において、入力
電流Iiの波形を図4に示す波形に変換するとともに、
前記スイッチング素子5をPWM制御駆動するコントロ
ール部4について詳述する。図1は、前記コントロール
部4の詳細を、また図2は,その動作波形図をそれぞれ
示している。商用電源をノイズフィルタ7を経て入力整
流部1で全波整流した後の入力電圧Viを抵抗R1とR
2で分圧して検出し、全波整流電圧に比例した信号■と
、インバータ8を通して反比例した信号■を作る。
【0011】また、切り換え信号発生器9において、前
記全波整流電圧の検出電圧をもとに、前記一定電圧V1
が分圧された一定電圧Vthを基準にして、低電圧部と
高電圧部の期間A及びBを検出し、低電圧部期間Aに対
応するパルス幅を有する所定振幅のパルス信号■を作る
。さらに、セレクタ10は、上記全波整流電圧に比例し
た信号■と反比例した信号■を、前記切り換え信号発生
器9からのパルス信号■をもとに、期間Aでは信号■を
、期間Bでは信号■を選択するように切り換え動作を行
い、■に示す電圧波形に変換し、入力電流波形のもとと
なる変換電圧信号■を作る。
【0012】一方、誤差増幅器11に反転増幅器を使用
すると、その出力■は、実際の直流出力電圧が設定値よ
り低い場合(a)は、両者が等しい場合(b)の出力よ
り大きくなり、逆に高い場合(c)では小さくなる。従
って、電流指令値となる信号■は、■と■の乗算により
発生させるので、出力電圧が小さいときは大きく、大き
いときは小さくなる。スイッチング素子5に流れる電流
の検出値■は前記指令値■と比較され、検出値■のほう
が低いときはスイッチング素子5はオンし、検出値■が
指令値■と等しくなるとオフするようにする。そして、
前記オンするタイミングはオシレータ12の出力信号■
により決定し、指令値■、検出値■、出力信号■をPW
M信号発生器13に入力しPWM信号■を発生させる。
【0013】以上により、直流出力電圧が設定値より低
い時は、パルス幅が広がり出力電圧が上り、逆に高い時
はパルス幅が狭くなり出力電圧が下がるため出力電圧を
一定に保つことができる。さらに、入力電流はスイッチ
ング素子に流れる電流(■の実線部)と出力整流部3の
整流ダイオードを流れる電流(■の点線部)との和とな
り、指令値■に追従するため、力率を高くできる。
【0014】一方、出力整流部3の直流出力電圧Voを
一定にするために、該直流出力電圧を抵抗R3とR4で
分圧して検出し、誤差増幅部11により前記直流出力電
圧を設定する基準電圧14と比較して誤差電圧信号を検
出し、増幅し入力電流波形の大きさのもととする。
【0015】前記変換電圧信号■と前記誤差電圧信号と
を乗算器15で掛け合せ、スイッチング素子5に流れる
電流の指令値を作る。この指令値と電流検出部16で検
出した実際にスイッチング素子5を流れる電流値とオシ
レータ12の出力信号とをPWM信号発生器13に入力
し、該PWM信号発生器13よりPWM制御出力信号■
を出力する。このPWM制御出力信号■をもとに駆動部
17を通してスイッチング素子5を駆動する。
【0016】以上の制御により、図4に示すように期間
Aでは入力電圧Viに比例し、期間Bでは反比例した入
力電流Iiが得られる。これにより、入力電流Iiと入
力電圧Viの積である入力電力の瞬時値piは、期間B
において一定の値となる。このため、図4に示すように
入力電力Piと出力電力Poの差分を少なくでき、出力
整流部3における平滑コンデンサー18による調整分を
減らすことができる。従って、従来と同容量の平滑コン
デンサーを使用しても、図4に示すように出力電圧Vo
のリップル電圧Vrを減少できる。
【0017】本実施例の高周波電圧変換部には、ブース
ト型チョッパ回路を使用しているので理論的には出力電
圧を入力電圧より高く設定していれば、入力電圧が低く
てもスイッチングのデューティを大きくしていくことで
出力設定値に昇圧できるが、実際には、スイッチング素
子のスイッチング性能などの制限によりデューティには
上限がある。従って、入力電圧が低過ぎる場合(図4の
VL以下)では、出力整流部3のダイオード19のアノ
ード側電圧が出力電圧以下になりダイードが導通できず
出力平滑コンデンサ18は完全な放電状態になる。ただ
し、この期間でもスイッチング素子は、最大デューティ
Dmaxでスイッチングを行っている。出力リップル電
圧波形は、期間Aのうち入力電力Piが出力電力Po以
下では低下し、そのほかの期間では上昇するため図4の
ような波形Vrとなる。
【0018】
【発明の効果】本発明は、入力整流部で整流した後の入
力電流を入力電圧に所定高電圧期間反比例するように変
化させるため、入力電力の平均化が図れ、出力リップル
電圧を低減させることができる。また前記入力電圧の所
定低電圧期間、入力電流を比例させて変化させることに
より、入力電流のピーク値を従来の正弦波に入力電流を
変化させる方式とほぼ同じに抑えることができる。さら
に、入力電流はほぼ全区間で流れるため力率を90±5
%まで高くすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例を示す図である。
【図2】本発明実施例のコントロール部の動作波形図で
ある。
【図3】本発明の全体構成図である。
【図4】本発明の入出力信号の波形図である。
【図5】従来のスイッチング電源装置および入出力波形
を示す図である。
【図6】従来のスイッチング電源装置の入出力波形の説
明図である。
【符号の説明】
1・・入力整流部  2・・高周波電圧変換部  3・
・出力整流部  4・・コントロール部  5・・スイ
ッチング素子  6・・電流検出素子  8・・インバ
ータ9・・切り換え信号発生器  10・・セレクタ 
 11・・誤差差増幅器

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  交流電源を整流した整流出力が供給さ
    れるスイッチング素子を備え、上記スイッチング素子の
    駆動パルスのデューティを制御することにより、出力を
    安定化するようにしたスイッチング電源装置のリップル
    低減方式において、出力電圧の設定値との誤差電圧と整
    流後の入力電圧の低電圧期間及び高電圧期間の電圧と前
    記スイッチング素子に流れている電流とを検出し、前記
    低電圧期間は入力電流が前記入力電圧に比例し、前記高
    電圧期間は入力電流が前記入力電圧に反比例するように
    制御された電圧と前記誤差電圧とを乗算してなるスイッ
    チング素子に流れる電流の指令値と、前記スイッチング
    素子に流れている電流とで駆動パルスのデューティを制
    御することを特徴とするスイッチング電源装置のリップ
    ル低減方式。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2011166903A (ja) * 2010-02-08 2011-08-25 Tdk-Lambda Corp スイッチング電源装置
CN102638162A (zh) * 2011-02-11 2012-08-15 快捷半导体(苏州)有限公司 固定关断时间升压转换器

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011166903A (ja) * 2010-02-08 2011-08-25 Tdk-Lambda Corp スイッチング電源装置
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