JPH04330609A - 磁気記録方式 - Google Patents

磁気記録方式

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JPH04330609A
JPH04330609A JP3128484A JP12848491A JPH04330609A JP H04330609 A JPH04330609 A JP H04330609A JP 3128484 A JP3128484 A JP 3128484A JP 12848491 A JP12848491 A JP 12848491A JP H04330609 A JPH04330609 A JP H04330609A
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magnetic recording
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修 北上
Akira Yano
亮 矢野
Yoichi Ogawa
容一 小川
Kunio Wakai
若居 邦夫
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は高密度磁気記録方式、特
に、リング型ヘッドによるデジタル記録に適した磁気記
録方式に関する。
【0002】
【従来の技術】磁気記録の方式としては、面内磁気記録
の他に、垂直磁気記録がある。最近では、垂直磁気記録
が高密度記録方式として注目され、幅広い研究が進めら
れている。
【0003】この垂直磁気記録用の記録媒体としては、
特開昭59−140629号公報に開示されているよう
なCo−O垂直磁化膜が有望な材料と考えられ、広く研
究が行われている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、この材料をリ
ング型磁気ヘッドにより記録再生すると、一般に高密度
記録特性に優れる反面、低記録密度領域における再生出
力が低いという問題がある。例えば、商品化されている
ハイバンド8mmVTR用金属蒸着テープ(MEテープ
)と記録再生特性を比較しても、このことは明白である
【0005】図3はリング型磁気ヘッドによりデジタル
記録した場合の、MEテープとCo−Oテープの記録密
度特性を示す。図より、Co−O垂直磁気テープの記録
密度特性依存性Aは、MEテープの依存性Bよりも高記
録密度領域に於いて優れる反面、低記録密度領域におい
てはMEテープに比べて、出力値が大幅に劣っている。 このように、出力が低いという問題は装置設計上、様々
な問題を引き起こすが、特に、高密度化という点からは
、S/N比の面でトラック密度を上げられないという制
約を生み出す。
【0006】本発明は、上記従来技術が持つ、再生出力
の不足という欠点を解決し、以て、広い記録密度領域に
おいて優れた記録特性を示すリング型磁気ヘッドによる
磁気記録方式を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明者らは鋭意検討を繰り返し、その結果、リン
グ型磁気ヘッドにより記録再生した時の再生波形ダイパ
ルス比(r)が0≦r≦0.3の、(Fex Coy 
Niz )100−m Om (但し、x+y+z=1
00;0≦x≦10;0≦z≦40;5≦m≦20であ
る)の組成の蒸着膜を用いることにより、広い記録密度
範囲で優れた記録密度特性が実現できることを発見した
。この磁気記録媒体では、反磁界補正後の平均的な磁気
異方性主軸が膜面より40°以上に立ち上がっているこ
とが好ましい。 前記リング型ヘッドのギャップ長は0.1〜0.5μm
の範囲内であることが好ましい。
【0008】
【作用】本明細書で使用される“ダイパルス比”とは、
図2に示すような双峰の信号波形であり、ベースライン
上下のパルス振幅比r=b/a(0≦r≦1)をダイパ
ルス比という。
【0009】また、この記録膜の高密度記録特性を一層
向上させるには、反磁界補正後の平均的な磁気異方性主
軸を膜面より40°以上立ち上がらせることが有効であ
る。磁気異方性に関する情報は、通常簡便のために試料
振動型磁力計(VSM)の磁化曲線から求められるケー
スが多いが、より厳密な議論のためには、やはり、トル
ク磁力計によらねばならない。本発明者らは、磁性膜の
磁気異方性主軸方位、異方性定数の決定にこの方法を用
い、トルク曲線をフーリエ解析し、反磁場補正を施して
、これらの量を求めた。その結果、ダイパルス比rが0
≦r≦0.3の磁性膜の中でも、特に磁気異方性主軸が
膜面より40°以上立ち上がった膜において優れた高密
度記録特性が実現できることがわかった。なお、この場
合、磁気異方性定数kは5×104 〜5×106 e
rg/ccの範囲内にあるものが特に良好な結果を示し
た。
【0010】以上のような(Fex Coy Niz 
)100−m Om 膜の記録再生面での特徴は、リン
グ型ヘッドにより記録再生を行えば必ず現れるが、特に
ギャップ長が0.1〜0.5μmのヘッドにおいて顕著
となる。また、(Fex Coy Niz )100−
m Om 膜の組成はx+y+z=100;0≦x≦1
0;0≦z≦40;5≦m≦20の範囲内にあることが
好ましいが、添加元素として上記以外の元素を微量混入
させることもできる。
【0011】本発明の磁気記録媒体の製造方法自体は特
に限定されない。本発明の磁気記録媒体は、例えば、非
磁性基体にスパッタ法あるいは真空蒸着法といつたベー
パデポジション法により製造することもできるし、ある
いは、別法として、交流あるいはパルスメッキ法によっ
ても製造することができる。このような製造方法は当業
者に公知である。
【0012】本発明の磁気記録媒体にとって非磁性下地
層の使用自体は必須要件ではない。使用した場合の利点
としては、磁性膜−基板間の密着力向上、磁気特性改善
および記録媒体の機械的変形抑制などが挙げられる。一
方、使用しない場合に特に実用上不都合なことは何も生
じない。本発明の磁気記録媒体で使用できる非磁性下地
層としては、例えば、Cr、Ti、Al、B、C、Cu
あるいはSiO2 、SiC、TiN、Al2 O3 
、Cr2 O3 などがその一例として挙げられる。
【0013】本発明の磁気記録媒体に使用される非磁性
基板としては、アルミニウム基板の他に、ポリイミド,
ポリエチレンテレフタレート等の高分子フィルム,ガラ
ス類,セラミック,陽極酸化アルミ,黄銅などの金属板
,Si単結晶板,表面を熱酸化処理したSi単結晶板な
どがある。
【0014】また、本発明の磁気記録媒体としては、ポ
リエステルフィルム、ポリイミドフィルムなどの合成樹
脂フィルムを基体とする磁気テープや磁気ディスク、合
成樹脂フィルム、アルミニウム板およびガラス板等から
なる円盤やドラムを基体とする磁気ディスクや磁気ドラ
ムなど、磁気ヘッドと摺接する構造の種々の形態を包含
する。
【0015】以下、実施例により本発明を更に詳細に説
明する。 実施例1   厚さ8μmのPETフィルム基板上に真空蒸着法に
よりCo−O膜を形成した。具体的な蒸着法は、真空槽
内に酸素ガスを所定量導入しながら、Coを種々の入射
角で蒸着した。Co−O膜の膜厚は0.25μmとし、
膜の磁気特性はトルク磁力計(最大印加磁場15kOe
)および試料振動型磁束計(最大印加磁場10kOe)
により測定した。Co−O膜試料は1/2インチ幅のテ
ープ状に切り出し、これをパーマロイを磁極とする薄膜
ヘッド(ギャップ長〜0.2μm)によりデジタル記録
再生して、特性評価を行った。作製した試料の磁気特性
および10kFCIの信号を記録した時のダイパルス比
rを下記の表1に示す。
【0016】
【表1】
【0017】前記表1に示した試料の記録密度特性の特
性曲線を図1に示す。この図から、再生信号のダイパル
ス比rが0≦r≦0.3において再生主力が高く、かつ
、磁気異方性主軸が40°以上膜面より立ち上がると高
密度記録特性も向上することが理解できる。
【0018】実施例2   Co蒸発源をCo85Ni15とした以外は、実施
例1と同様の条件で膜形成を行い、磁気特性および記録
特性の評価を行った。なお、記録再生実験に使用した磁
気ヘッドは、ギャップ長0.32μmのアモルファス−
フェライト複合型リングヘッド(飽和磁束密度9200
G)である。評価結果を表2に示す。表中、E10k 
という量は記録密度10kFCIにおける規格化出力、
D50は出力半減記録密度である。
【0019】
【表2】
【0020】表2に示された結果から明らかなように、
ダイパルス比が0.25で、磁気異方性主軸方向が90
度の試料は他の試料よりも磁気特性が優れている。
【0021】比較例1   磁気ヘッドとして、ギャップ長0.54μmのアモ
ルファス−フェライト複合型リングヘッドを用い、試料
9および11の記録特性を評価した。その結果、両者の
E10k およびD50には殆ど有意差は見られなくな
った。
【0022】
【発明の効果】以上説明したように、本発明ではギャッ
プ長が0.1〜0.5μmのリングヘッドで記録再生し
たときのダイパルス比rを0≦r≦0.3、かつ、異方
性主軸を膜面より40°以上立ち上がらせることにより
、広い記録密度領域において優れた特性を示す(FeC
oNi)−O膜を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例1における、表1に示された各種試料の
記録密度特性を示す特性曲線である。
【図2】ダイパルス比を示す模式的信号波形図である。
【図3】リング型磁気ヘッドによりデジタル記録した場
合の、MEテープとCo−Oテープの記録密度特性を示
す特性曲線である。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  非磁性基体上に非磁性下地層を介すか
    、あるいは介さず、(Fex Coy Niz )10
    0−m Om (但し、x+y+z=100;0≦x≦
    10;0≦z≦40;5≦m≦20である)の組成の蒸
    着膜を形成した磁気記録媒体において、リング型ヘッド
    により記録再生した時の再生波形のダイパルス比(r)
    が0≦r≦0.3の範囲内にあることを特徴とする磁気
    記録方式。
  2. 【請求項2】  反磁界補正後の平均的な磁気異方性主
    軸が膜面より40°以上に立ち上がっていることを特徴
    とする請求項1の磁気記録方式。
  3. 【請求項3】  ギャップ長が0.1〜0.5μmのリ
    ング型ヘッドにより記録再生することを特徴とする磁気
    記録方式。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN100347755C (zh) * 1996-05-20 2007-11-07 日立环球储存科技日本有限公司 磁记录媒体与采用它的磁存储装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN100347755C (zh) * 1996-05-20 2007-11-07 日立环球储存科技日本有限公司 磁记录媒体与采用它的磁存储装置

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