JPH0433031A - 画像メモリを備えた電子機器 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［産業上の利用分野］ 本発明は、画像メモリを備えた電子機器に関する。

［従来の技術］ 一般に、マイクロプロセッサおよびこのマイクロプロセ
ッサのデータ処理等に使用される主メモリを備えてなる
電子機器は、主電源とは別にメモリバックアップ用のバ
ッテリを設け、このバッテリによって主メモリ内のデー
タを主電源の停電から保護している。

方、この種の電子機器として例えば登録商品の販売デー
タを表示させるための表示器としてＣＲＴディスプレイ
を用いた電子式キャッシュレジスタは、そのディスプレ
イ上に表示される１画面の画像データを一時記憶するた
めの画像メモリを内蔵している。そして、この画像メモ
リ上の画像データも主メモリ上のデータと同様に主電源
の停電から保護する必要があるため、従来は主メモリに
対するメモリバックアップ用バッテリの他に画像メモリ
用のメモリバックアップ用バッテリを設け、画像メモリ
上の画像データを主電源の停電から保護していた。

［発明が解決しようとする課題］ 上述したように、従来の画像メモリを備えた電子機器に
おいては、主メモリのメモリバックアップを行うための
バッテリの他に画像メモリのメモリバックアップを行う
ためのバッテリが必要であった。このため、装置の大型
化および高コスト化が避けられなかった。また回路構成
も複雑であった。

そこで本発明は、主電源の停電から画像データを確実に
保護しつつ画像メモリに対するバックアップ用電源を不
要にでき、装置の小型化および低コスト化をはかり得、
かつ回路構成も簡略化できる画像メモリを備えた電子機
器を提供しようとするものである。

［課題を解決するための手段］ 本発明は、主電源からの電圧供給により作動するマイク
ロプロセッサと、このマイクロプロセッサのデータ処理
等に使用される電源バックアップされた主メモリと、マ
イクロプロセッサの制御により画像データの表示を行う
ディスプレイ装置と、このディスプレイ装置に表示され
る画像データを一時記憶する画像メモリとを備えた電子
機器において、主メモリに画像データ格納用メモリエリ
アを設け、マイクロプロセッサは、作成された画像デー
タを画像メモリに書込むとともに上記主メモリの画像デ
ータ格納用メモリエリアにも書込む画像データ書込み制
御手段と、主電源の停電復旧に応じて主メモリにおける
画像データ格納用メモリエリア上の画像データを画像メ
モリに転送する停電復帰処理手段とを設けたものである
。

［作用コ このような構成の本発明においては、マイクロプロセッ
サにより作成された画像データは常に画像メモリに書込
まれるとともに主メモリの画像データ格納用メモリエリ
アにも書込まれる。従って、主電源の停電が発生して画
像メモリ内の画像データが消失してしまっても、電源バ
ックアップされた主メモリの画像データ格納用メモリエ
リアに同一の画像データが残っており、主電源の停電復
旧に応じて画像データ格納用メモリエリア上の画像デー
タを画像メモリに転送することによって、画像メモリに
は停電前と同一の画像データが記憶されるようになる。

よって、画像メモリに対して電源バックアップを行うこ
となく主電源の停電から画像データを保護できる。

［実施例］ 以下、本発明を電子式キャッシュレジスタに適用した一
実施例について図面を参照しながら説明する。

第１図は電子式キャッシュレジスタの概略構成を示すブ
ロック図である。同図において１はマイクロプロセッサ
としてのＣＰＵ　（中央処理装Ｗｌ）であって、主電源
としての電源回路２からの電圧供給に応じて作動し、パ
スライン３を介して各記憶部およびコントローラ部を制
御する。

ここで、記憶部としては、上記ＣＰＵＩが各部を制御す
るための制御プログラムデータ等が記憶されたＲＯＭ　
（リード・オンリ・メモリ）４、上記ＣＰＵＩの各種デ
ータ処理などに使用される主メモリとしてのＲＡＭ　（
ランダム・アクセス・メモリ）５、後述するＣＲＴディ
スプレイ装置１２に表示される１画面の画像データを一
時記憶する画像メモリ６が設けられている。

そして、上記ＲＡＭ５にはメモリバックアップ用バッテ
リ７が設けられており、このバッテリ７によって前記電
源回路２の停電からデータの保護をはかっている。因み
に上記ＲＡＭ５には、第２図に示すようにアドレスＡＡ
ＡＡ　−ＢＢＢＢに対応じてＣＰＵＩの状態情報を保存
するためのエリア５１が設けられており、かつアドレス
ＣＣＣＣ−ＤＤＤＤに対応じて前記画像メモリ６と同一
構成の画像データ格納用エリア５２が設けられている。

一方、コントローラ部としては、販売商品に関する情報
等を入力するためのキーボード８からキー信号が入力さ
れるキーボードコントローラ９、レシート等に印字を行
うためのプリンタ１０を駆動制御するプリンタコントロ
ーラ１１、販売登録された商品の販売データ等を表示す
るためのＣＲＴディスプレイ１２を駆動制御して前記画
像メモリ６内の画像データに対応する１画面を表示させ
るディスプレイコントローラ１３、等が設けられている
。

前記電源回路２は、電源スィッチ１４が投入されると商
用電源１５を所要ボルトの直流電圧に変換して前記ＣＰ
ＵＩ、各メモリ部およびコントローラ部へそれぞれ供給
するものである。そして、この電源回路２の出力電圧低
下を停電検出回路１６が検出すると、前記ＣＰＵＩへ割
込みをかけるようになっている。具体的には電源回路２
は、第３図に示すように電源スィッチ１４を投入後の通
常状態において、電圧ｖＯをＣＰＵＩ等に供給しテイル
。一方、ＣＰＵ１は電圧Ｖ２　（＜ＶＱ）以上の供給で
作動するようになっている。そこで停電検出回路１６は
、電源回路２からの供給電圧がＶｌ　（ＶＯ＞Ｖｌ　＞
Ｖ２）まで低下したときＣＰＵＩに対して割込み要求を
かけるように構成されている。

しかして、前記ＣＰＵＩは電源スィッチ１４の投入によ
り電源回路２から所要電圧が供給されると作動し、キー
ボード８．プリンタ１０．ＣＲＴディスプレイ１２等の
各周辺装置の初期化を行った後、第４図に示す処理を実
行するようにプログラム設定されている。ここで、プロ
グラムの命令に基づいて１画面の画像データが作成され
ると、ＳＴ（ステップ）１としてその画像データを前記
ＲＡＭ５の画像データ格納用メモリエリア５２に書込む
とともに、ＳＴ２として前記画像メモリ６にも書込む（
画像データ書込み制御手段）。

また、随時停電検出回路１６からの割込み要求有無を監
視しており、割込み要求を受は付けたならばＳＴ３とし
てＣＰＵＩの現在の状態を示す情報をＲＡＭ５のＣＰＵ
状態保存用メモリエリア５１に保存する。その後、電源
回路２の停電状態が復旧されるのを待つ。そして、電源
回路２の停電復旧がなされると、ＳＴ４として各周辺装
置の初期化（イニシャライズ）を実行する。続いてＳＴ
５としてＲＡＭ５の画像データ格納用メモリエリア５２
に記憶されている画像データを画像メモリ６へ転送する
（停電復帰処理手段）。また、ＳＴ６としてＲＡＭ５の
ＣＰＵ状態保存用メモリエリア５１に記憶された情報か
らＣＰＵＩの状態を停電前の状態に復帰させる。しかし
て通常の処′理に移行する。

このように構成された本実施例の電子式キャッシュレジ
スタにおいては、電源スィッチ１４が投入されて電源回
路２からＣＰＵＩに所要電圧が供給されるとＣＰＵＩが
作動し、キーボード８．プリンタ１．０．ＣＲＴディス
プレイ１２等の各周辺装置の初期化が行われた後に通常
のプログラム処理が実行される。例えばキーボード８が
ら販売商品に関する情報が入力されるとその販売商品の
販売データが得られ、ＲＡＭ５の所定エリアに登録処理
される。また、上記販売データが印字データに変換され
、プリンタ１０によってレシートなどに印字される。さ
らに、上記販売データを含む１画面の画像データが生成
され、この画像データが画像メモリ６及びＲＡＭ５の画
像データ格納用メモリエリア５２に書込まれる。そして
、ディスプレイコントローラ１３の制御により上記画像
メモリ６の内容が読出され、ＣＲＴディスプレイ１２に
画面表示される。

この状態で、第３図中時点ｔｏにて電源回路２からの供
給電圧■０が低下し始め、時点ｔ１にて電圧Ｖ１になる
と停電検出回路１６からＣＰＵ１に対して割込み要求が
発生する。そうすると、ＣＰＵＩによって該ＣＰＵＩの
状態を示す情報がＲＡＭ５のＣＰＵ状態保存用メモリエ
リア５１に保存される。そして、時点ｔ２にて電圧Ｖ２
になるとＣＰＵＩは動作できなくなり、また画像メモリ
６上の画像データは消失してしまうが、ＲＡＭ５はバッ
テリ７によってメモリバックアップされているため、Ｒ
ＡＭ５上の各データは保持される。

その後、電源回路２の停電復旧が行なわれ、時点ｔ５に
て供給電圧がＶ２まで上昇するとＣＰＵＩが作動する。

これによって、キーボード８、プリンタ１０．ＣＲＴデ
ィスプレイ１２等の各周辺装置の初期化が行われる。ま
た、ＲＡＭ５の画像データ格納用メモリエリア５２に書
込まれていた画像データが画像メモリ６に転送される。

さらに、ＲＡＭ５のＣＰＵ状態保存用メモリエリア５１
に書込まれていた情報に基づいてＣＰＵＩの状態が停電
前の状態に復帰する。これにより、ＣＲＴディスプレイ
１２には停電前の画像が再表示され、あたかも停電が行
なわれなかった如く通常処理動作が継続される。

このように本実施例によれば、画像メモリ６にメモリバ
ックアップ用のバッテリを用いることなく、画像データ
を電源回路２の停電から保護できる。したがって、画像
メモリ６に対するメモリバックアップ用のバッテリを不
要にできるので、装置の小型化および低コスト化をはか
り得る。また、通常画像メモリ６やディスプレイコント
ローラ１３等は１枚のディスプレイ用プリント基板に設
けられるが、メモリバックアップ用バッテリを排除する
ことによってこのディスプレイ用プリント基板の設計、
が簡略化される上、該プリント基板の汎用性が高められ
る。

ところで、プログラムの命令に基づいて作成された画像
データを画像メモリ６のみに書込み、停電検出回路１６
からの割り込み要求に応動して上記画像メモリ１６の内
容を前記ＲＡＭ５における画像データ格納用メモリエリ
ア５２に書き移すようにしても電源回路２の停電から画
像データを保護できる。しかし、装置によっては停電検
出からＣＰＵＩが動作不能となるまでの時間（第３図中
時点ｔ１〜ｔ２）内に確実に画像メモリ１６の画像デー
タを画像データ格納用メモリエリア５２に書き移せると
は限らない。Ｉｌｏに接続される機器（プリンタ、フロ
ッピーディスクドライバ、カードリーダ等）が多ければ
多いほどその傾向がある。これに対し、本実施例では停
電検出時に画像データを書き移す必要がないので、停電
処理時間の長短に関わらず画像データを確実に保護でき
る利点がある。また、多数画面を組合せて１つの画面を
作る場合でも本発明を適用することによって停電前の画
像メモリと同じ内容が主メモリ上に残るので、停電前の
画面を再構成する必要がなくなる。

なお、本発明は電子式キャッシュレジスタへの適用に限
定されるものではなく、ＣＲＴディスプレイ等のディス
プレイ装置を接続し、このディスプレイ装置の１画面に
表示される画像データを一時記憶するための画像メモリ
を備えた電子機器全般に適用できるのは勿論である。

［発明の効果］ 以上詳述したように、本発明によれば、主電源の停電か
ら画像データを確実に保護しつつ画像メモリに対するバ
ックアップ用電源を不要にでき、装置の小型化および低
コスト化をはかり得、かつ回路構成も簡略化できる画像
メモリを備えた電子機器を提供できる。

【図面の簡単な説明】

図は本発明を電子式キャッシュレジスタに適用した一実
施例を示す図であって、第１図は電子式キャッシュレジ
スタの概略構成を示すブロック図、第２図はＲＡＭの主
要なメモリ構成を示す図、第３図は電源回路からの供給
電圧の停電時および停電復旧時のレベル変化を示す特性
図、第４図はＣＰＵの主要なプログラム処理を示す流れ
図である。 １・・・ＣＰＵ（マイクロプロセッサ）、２・・・電源
回路（主電源）、 ５・・・ＲＡＭ　（主メモリ）、 ６・・・画像メモリ、 ７・・・メモリバックアップ用バッテリ、１２・−ＣＲ
Ｔディスプレイ、 １６・・・停電検出回路、 ５１・・・ＣＰＵ状態保存用メモリエリア、５２・・画
像データ格納用メモリエリア。 出願人代理人　弁理士　鈴江武彦 第 図

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 主電源からの電圧供給により作動するマイクロプロセッ
   サと、このマイクロプロセッサのデータ処理等に使用さ
   れる電源バックアップされた主メモリと、前記マイクロ
   プロセッサの制御により画像データの表示を行うディス
   プレイ装置と、このディスプレイ装置に表示される画像
   データを一時記憶する画像メモリとを備えた電子機器に
   おいて、前記主メモリに画像データ格納用メモリエリア
   を設け、前記マイクロプロセッサは、作成された画像デ
   ータを前記画像メモリに書込むとともに上記主メモリの
   画像データ格納用メモリエリアにも書込む画像データ書
   込み制御手段と、前記主電源の停電復旧に応じて前記主
   メモリにおける画像データ格納用メモリエリア上の画像
   データを前記画像メモリに転送する停電復帰処理手段と
   を具備したことを特徴とする画像メモリを備えた電子機
   器。