JPH04328922A - スペクトル拡散無線伝送における受信回路 - Google Patents

スペクトル拡散無線伝送における受信回路

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JPH04328922A
JPH04328922A JP3125403A JP12540391A JPH04328922A JP H04328922 A JPH04328922 A JP H04328922A JP 3125403 A JP3125403 A JP 3125403A JP 12540391 A JP12540391 A JP 12540391A JP H04328922 A JPH04328922 A JP H04328922A
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amplifier
spread spectrum
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Yukinobu Ishigaki
石垣 行信
Atsushi Sato
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Victor Company of Japan Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、スペクトル拡散(Sp
read Spectrum:以下“SS”とも記述す
る)無線伝送における受信回路に係り、特に、従来の受
信回路において必須の構成要素であったAGC(自動利
得制御)回路を不要にした、簡易な構成による受信回路
に関する。
【0002】
【従来の技術】SS(スペクトル拡散)による無線伝送
装置の受信部では、逆拡散復調を行なうに際して、従来
より逆拡散回路に入来するSS変調信号を、AGC回路
で充分な利得制御を行なってから逆拡散復調を行なうよ
う構成されている。これは、受信電界強度により強弱の
差が大きくなっている受信SS変調信号を、安定,確実
に逆拡散できるようにするためであり、特に、1次変調
・復調としてFM変調・復調を行ない、且つ逆拡散の手
法として2乗動作を用いる場合には、AGC回路は必要
不可欠である。かかる従来のSSによる無線伝送装置に
ついて、図2及び図3を併せ参照して説明する。図2(
A) は送信部、図2(B) は受信部(受信回路)で
ある。
【0003】まず送信部側では、入力端子In1 から
の音声信号S(t) をFM変調回路7でFM変調し、
そのFM変調出力Fm(t){図3(A) 参照}を乗
算器2に供給する。一方、入力端子In2 よりクロッ
ク信号C(t) をPNG(拡散符号発生回路)8に供
給して拡散符号P(t) を得、LPF(低域濾波器)
11を介して乗算器2に供給し、上記FM変調出力Fm
(t)との乗算によるスペクトル拡散を行ない、スペク
トル拡散信号Fm(t)P(t) を生成し{図3(B
) 参照}、増幅器9を介してアンテナA1 より出力
(送信)している。
【0004】次に受信部側では、アンテナA2 により
受信される信号には、SS信号Fm(t)P(t) の
他に雑音n(t) を含んでいる。そこで、BPF12
により雑音n(t) の大部分{SS信号周波数帯域外
の成分}を除去してから、増幅器16を介して周波数変
換用の乗算器(ミキサ)3に供給する。ここで、入力端
子In3 からの局部発振信号により、SS変調波の低
い周波数帯,即ち中間周波への周波数変換が行なわれ、
その出力として中間周波に変換されたSS変調波fm(
t)P(t) が得られる。このSS変調波fm(t)
P(t) は、BPF13にて不要な周波数成分を除去
され、AGC21で適正なレベルに自動調整された後、
逆拡散用の乗算器4(2乗回路)に供給され、2乗動作
による逆拡散が行なわれる。従って、乗算器4の出力信
号はfm 2 (t)*P2 (t) となる。
【0005】ところで、周知の如くP(t) は“+1
”と“−1”の値をとる拡散符号なので、P2 (t)
 =1となる。これにより、BPF14からは、2乗さ
れたFM変調信号fm 2 (t) のみが伝送され、
リミッタアンプ17にて充分増幅された後、FM復調回
路18へ供給される。2乗されたFM信号は、搬送波周
波数と周波数偏移が共に2倍となる{図3(C) 参照
}が、周波数変調の基本的性質には変化は生じない。F
M復調回路6では信号fm 2 (t) のFM復調が
行なわれて信号S(t) が得られ、出力端子Out 
より出力される。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところで、2乗による
逆拡散は、入力信号の2乗特性に沿って出力レベルが大
きく変化することと、その変化に伴って、逆拡散にて得
られるFM信号のレベルは、特にアンテナ受信レベルが
小さいときに極度に小さくなって、FMスレシホールド
レベル以下に至り、正しいFM復調が行なえなくなると
いう問題が生じる。かかる問題を防止しようとして逆拡
散入力利得を大きく取ると、強電界下でSS変調信号が
飽和してしまい、次のような問題が生じる。即ち、一般
のFM変調波の受信に使用するFM復調前のリミッタ増
幅器の手法を導入し、逆拡散前の受信SS変調信号をリ
ミッタ増幅器等で振幅制限を行なえば良いように思える
【0007】しかるにこれは大きな誤りであり、それを
行なうとSS変調信号にスプリアスが多量に発生し、か
かるSS信号を逆拡散するこになって、中間周波数の選
び方によりS/Nの劣化に大小はあるものの、拡散帯域
幅と中間周波数とが近くなるような周波数設定を行なう
と、スプリアスの折り返し成分が、逆拡散出力信号中に
混入し、S/Nの劣った逆拡散動作になってしまう。即
ち、基本的にSS変調信号の増幅は、線形動作が必須と
なる。かかる情況から、従来は強弱の差の大きな受信S
S変調信号を、中間周波に変換してからAGCをかける
ようにしている。従って、従来のスペクトル拡散無線伝
送における受信回路では、AGC回路が必要であり、そ
のため受信回路の複雑化やコスト上昇等の欠点を抱えて
いた。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明のスペクトル拡散
無線伝送における受信回路は、アンテナにより受信した
スペクトル拡散変調波の周波数帯域以外の周波数成分を
除去するフィルタと、このフィルタの出力信号を増幅す
る増幅器と、この増幅器の出力信号と前記フィルタの出
力信号とを乗算することにより逆拡散を行なう第1の乗
算器と、この逆拡散出力信号を中間周波に変換する第2
の乗算器と、この周波数変換された逆拡散出力信号を(
充分に)増幅するリミッタ増幅器と、このリミッタ増幅
器の出力信号をFM復調して音声等の情報を得るFM復
調回路とを備えてを備えて構成することにより、上記課
題を解決したものである。
【0009】
【実施例】本発明のスペクトル拡散無線伝送における受
信回路(以下単に「受信回路」とも記載する)の具体的
実施例について、図1及び図3以降を参照しながら説明
する。この図において、図2(B) に示した従来の受
信回路と同一構成要素には同一番号を付して、その詳細
な説明を省略する。なお、BPF12の遮断周波数は1
/Tであり、拡散符号のメインローブのみを通過させる
働きをしている。
【0010】アンテナA2 にて受信される信号には、
SS信号Fm(t)P(t) の他に雑音n(t)を含
んでいるので、BPF12により雑音n(t) のうち
のSS信号周波数帯域外の成分を除去してから、増幅器
16及び乗算器4に供給する。増幅器16には充分大き
な利得を持たせてあり、ここで充分に増幅されたSS信
号を乗算器4に供給することにより、乗算器4では増幅
される前のSS信号との乗算による逆拡散が行なわれる
。今ここで、増幅器16の入力段のSS信号をA1Fm
(t)P(t) とし、増幅器16の出力段のSS信号
をA2Fm(t)P(t) とすれば、乗算器4からの
逆拡散出力は  A1A2Fm 2 (t)*P2 (
t) /2  となる。ところで、周知の如くP(t)
 は+1と−1の値をとる拡散符号なのでP2 (t)
 =1となる。 これにより、乗算器4からは、2乗されたFM変調信号
  A1A2Fm 2 (t) /2  が出力され、
BPF14を介して周波数変換用の乗算器(ミキサ)3
に供給される。
【0011】2乗動作により、図3(A) のFM変調
信号Fm(t)に比べて、Fm 2 (t) は搬送波
周波数f0 と周波数偏移Δfが共に2倍となる{図3
(C) 参照}が、FM信号の基本的性質は変化してい
ない。従って、BPF13はBPF12比べて、バンド
幅が約2倍で通過帯域の中心周波数かf0 の2倍とな
るよう構成される。上記ミキサ3では入力端子In3 
からのローカル周波数(局部発振信号)fl との間で
周波数変換を行ない、中間周波数に変換されたFM信号
Fm’(t) として得られ、これをリミッタアンプ1
7にて充分増幅した後、FM復調回路18に供給すると
、ここでFM復調が行なわれて、復調音声信号S(t)
 が得られるのである。
【0012】ここで、本発明回路の要部である逆拡散動
作について、図4及び図5を用いて詳細に説明する。図
4(A) は従来回路で用いられている、2乗による逆
拡散回路であり、図5(A) 〜(E) はその動作波
形である。 今、入力信号がei {図5(E)参照}のとき、増幅
器22の出力はe1 {図5(A) 参照}となり、乗
算器6の出力はe0 {図5(B) 参照}となる。即
ち、増幅器22では、飽和しないレベルの信号伝送であ
れば、乗算出力には問題は生ぜず、正しい逆拡散動作が
行なえる。従来回路において、逆拡散用乗算器の入力段
に用いられるAGC21は、大信号入力時でも飽和しな
いようにし、且つ一定レベルの出力が得られるように働
くもので、もしもAGC21が存在しなければ、次のよ
うな問題が起こる。
【0013】今、入力信号がei’とし、増幅器22の
出力はe1’としてこれが図5(C) に示すように飽
和した場合、乗算器6の2乗出力は図5(D) に示す
ような波形e0’となり、伝送信号がキャリア(搬送波
)信号であるとすると、キャリア信号レベルは著しく損
失してしまうことが分る。
【0014】そこで、本発明回路,即ち図4(B) の
ように構成すると、上記不都合が良好に回避されるので
あり、以下その動作原理について説明する。まず、入力
信号が図5(E) のようにei で、増幅器22の出
力がe1 {図5(F) 参照}の場合、乗算器6の出
力はe0 {図5(G) 参照}となり、飽和しないレ
ベルの信号伝送の場合は、乗算出力には上記同様問題は
生じない。ここで、入力信号が図5(C) に示すよう
に大きなei’の時は、増幅器22の出力はe1’とな
り、図5(I) に示すように飽和したものとなる。し
かし乍ら、これを乗算器6にて2乗する代りに上記サイ
ン波の信号ei’と乗算しているので、その出力は図5
(J) に示すように、波形の形に多少の変化は見られ
るものの、両波整流したような信号波形のe0’となる
。かかる信号を次段のBPF15に供給すると、略サイ
ン波に近い信号波形となって出力される。
【0015】なお、図4(A) の構成において、増幅
器22の利得を小さめにすると飽和問題は改善されるよ
うになるが、入力信号のレベルが小さいとき(弱入力時
)には増幅器22の出力もそれほど大きくならず、従っ
て乗算器6の2乗出力レベルは大変小さくなり、FM信
号のレベルはFMスレシホールドレベル以下になってし
まい、正しいFM復調を行なうことが困難となるわけで
ある。
【0016】
【発明の効果】本発明の受信回路は以上のように構成し
たので、AGC用いない場合の従来回路において問題と
なっていた、弱入力時の逆拡散出力の低下による上記問
題(FMスレシホールドレベル以下になる不都合)を回
避でき、AGCの不要な受信回路を実現できる。従って
、回路構成が簡素化され、コスト低減にも貢献でき、簡
易な2乗動作による逆拡散手法が一層生かされる等の効
果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の受信回路の一実施例のブロック構成図
【図2】従来の代表的なSS無線伝送装置のブロック構
成図。
【図3】従来装置の動作説明用周波数スペクトル図。
【図4】本発明回路及び従来装置の主要部の動作比較用
回路ブロック図。
【図5】本発明回路及び従来装置の主要部の動作説明用
信号波形図。
【符号の説明】
2〜6…乗算器、12〜15…BPF、16…増幅器、
17…リミッタアンプ、18…FM復調回路、A1,A
2 …アンテナ。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】音声信号や情報等の被変調信号を搬送波で
    周波数変調したFM変調信号に、拡散符号が乗じられて
    できたスペクトル拡散変調信号を入力して、2乗動作に
    より逆拡散した後、該2乗された周波数変調波を検出し
    てFM復調する、スペクトル拡散無線伝送における受信
    回路において、アンテナにより受信したスペクトル拡散
    変調波の周波数帯域以外の周波数成分を除去するフィル
    タと、該フィルタの出力信号を増幅する増幅器と、該増
    幅器の出力信号と前記フィルタの出力信号とを乗算する
    ことにより逆拡散を行なう第1の乗算器と、該逆拡散出
    力信号を中間周波に変換する第2の乗算器と、該周波数
    変換された逆拡散出力信号を増幅するリミッタ増幅器と
    、該リミッタ増幅器の出力信号をFM復調して音声等の
    情報を得るFM復調回路とを備えて構成したことを特徴
    とする、スペクトル拡散無線伝送における受信回路。
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