JP3175793B2 - 復調回路及びそれを有する受信装置 - Google Patents

復調回路及びそれを有する受信装置

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JP3175793B2 JP22698992A JP22698992A JP3175793B2 JP 3175793 B2 JP3175793 B2 JP 3175793B2 JP 22698992 A JP22698992 A JP 22698992A JP 22698992 A JP22698992 A JP 22698992A JP 3175793 B2 JP3175793 B2 JP 3175793B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、一つの搬送波を二種の
情報信号で角度変調及びASK(AmplitudeShift Keyin
g)変調して得られた信号を、各々復調して前記二種の
情報信号を得る復調回路及び該復調回路を有した受信装
置に関するものである。
【0002】例えば、路車間情報システムにおいては、
交通情報による情報信号によってFSK(Frequency Sh
ift Keying)変調の一種であるGMSK(Gaussian Min
imumShift Keying)変調が施される。得られた一定振幅
のGMSK被変調信号は、位置及び方向検出のための情
報による情報信号によって、さらに1kHz 変調度1
0%でASK変調され、2.5GHz帯の信号で無線伝
送される。このGMSK・ASK被変調信号を受信する
場合には、車載受信機でGMSK変調信号とASK変調
信号を各々復調して、各々の情報信号を得ることが必要
である。
【0003】
【従来の技術】一般に、角度変調信号検波装置としては
FM検波装置、ASK検波装置としてはAM検波装置が
考えられる。FM検波装置とAM検波装置、両装置を一
つの回路で構成したものは、例えば、特開平1−261
008号公報に示されるように、振幅検波信号を対数変
換し、直流遮断を行い、逆対数変換するAM検波方法
と、リミッタアンプ、FM検波器によるFM検波方法
と、を組み合わせた構成が考えられる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】移動体無線通信におい
ては、反射などによる多重波干渉のためにフェージング
と呼ばれる伝送信号の劣化が知られている。例えば、路
車間情報システムにおいては、2.5GHz帯の無線周
波数で被変調信号の伝送が行われるため、時速100k
mで走行中の自動車で受信する場合、フェージング・ピ
ッチ 1/230 秒のフェージングの影響を受ける。
このため、受信信号の入力レベルは最高周波数230H
zで大きく変動(20dBから30dB変動)してしま
う。受信装置では、この受信信号から、変調度10%の
1kHz ASK変調信号を復調することが要求され
る。
【0005】フェージングの影響を受けた被変調信号を
AM検波すると、ASK変調信号成分とフェージングに
よる振幅変動成分の重畳された信号が出力される。この
とき、AM検波器の出力信号に含まれるASK変調信号
成分の振幅は、フェージングによる入力レベルの変動に
応じて大きく変化し、例えば、入力レベルが30dB変
動している場合はASK変調信号成分の振幅も30dB
変動する。このため、コンパレータなどでデジタルのデ
ータに変換する場合に、高精度のコンパレータまたは増
幅器が必要となり、実用的ではなかった。
【0006】本発明の目的は、上記した従来技術の問題
点を解決し、フェージング等に起因する復調信号の変動
を極力低減し得る、路車間情報システム用等として特に
適した復調回路及び該復調回路を用いた受信装置を提供
することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記した目的を達成する
ために、本発明では一つの搬送波を第1の情報信号で角
度変調、第2の情報信号である単一周波数の信号でAS
K変調して得られた被変調信号を、復調して、前記第1
及び第2の情報信号をそれぞれ出力する復調回路におい
て、 前記被変調信号を入力し、該被変調信号を角度検波
して、前記第1の情報信号である角度検波信号を出力す
ると共に、前記被変調信号を振幅検波して振幅検波信号
を得、該振幅検波信号を対数変換して出力する検波回路
部と、 該検波回路部より出力された前記振幅検波信号を
入力し、該振幅検波信号に含まれる信号成分のうち、不
要な信号成分は除去し、前記第2の情報信号成分は通過
させて出力する帯域通過ろ波器と、を有するようにし
た。
【0008】
【作用】対数変換された振幅検波信号は、フェージング
などによって入力レベルが大きく変動しても、常に一定
振幅のASK変調信号成分を含んでいる。このため、A
SK変調信号は通過させるがフェージングなどによる振
幅変動は除去するろ波器によって、この対数変換された
振幅検波信号をろ波することにより、常に一定振幅のA
SK検波信号を得ることができる。従って、振幅検波を
行い対数変換して出力することのできる範囲が広い、言
い替えれば復調回路の入力レベルのダイナミック・レン
ジが広い場合には、煩雑なAGC回路を必要としない。
このため回路規模の小型化を図ることができる。
【0009】
【実施例】以下、本発明の実施例を図を用いて詳細に説
明する。なお、角度変調信号としては、FM信号、PS
K信号、FSK信号、MSK信号、GMSK信号、QA
M信号等が知られているが、ここではGMSK信号で代
表して説明する。
【0010】図1は本発明の第1の実施例としての復調
回路を示すブロック図である。入力端子1に供給される
GMSK・ASK被変調信号は、検波回路部10におい
て、リミッタアンプ11によって振幅制限され、FM検
波器12によって周波数検波され、その結果、GMSK
変調信号であるGMSK検波信号がGMSK検波信号出
力端子2に出力される。
【0011】また、入力端子1に供給されるGMSK・
ASK被変調信号は、検波回路部10において、AM検
波器13によって包絡線検波され、対数変換器14によ
って対数変換される。
【0012】ここで、対数変換器14における対数変換
動作について図2を用いて説明する。図2は図1におけ
る対数変換器14の特性を示す説明図である。対数変換
器14の特性は、横軸をログスケール、縦軸をリニアス
ケールとすると、図2に示すように直線となる。
【0013】今、フェージングなどによってGMSK・
ASK被変調信号の振幅が速い周期で変動している場
合、検波回路部10に入力される被変調信号の振幅は大
きく変動する。そのため、この被変調信号をAM検波器
13によって検波して得られる振幅検波信号も、図2の
Aに示すように(Aはログスケールで描かれている)、
大きく変動し、この振幅検波信号に含まれるASK変調
信号成分の振幅もa1,a2に示す如く大きく変動する。
【0014】しかし、フェージングなどによってGMS
K・ASK被変調信号の振幅が大きく変動したとして
も、ASK変調信号は常に変調度に応じた一定の割合で
被変調信号に含まれている。そのため、この被変調信号
をAM検波器13によって検波して得られる振幅検波信
号を、対数変換器14によって対数変換することによ
り、この振幅検波信号は図2のBに示すようになって
(Bはリニアスケールで描かれている)、この振幅検波
信号に含まれるASK変調信号成分の振幅はb1,b2
示す如く常に一定振幅となる。即ち、対数変換器14の
出力には、一定振幅のASK変調信号成分とフェージン
グなどによる不要な振幅変動成分とが重畳された振幅検
波信号が得られる。
【0015】その後、この対数変換された振幅検波信号
は、ASK変調信号成分は通過させるがフェージングな
どによる不要な振幅変動成分は除去する帯域通過ろ波器
(BPF)20によってろ波され、その結果、一定振幅
の良好なASK変調信号であるASK検波信号がASK
検波信号出力端子3より出力される。
【0016】なお、本実施例では、対数変換された振幅
検波信号からフェージングなどによる不要な振幅変動成
分を除去する手段として、BPFを用いて説明した。し
かし、ASK変調信号の周波数帯よりもフェージングな
どによる不要な振幅変動成分の周波数帯が低い場合に
は、BPF20に代えて、ASK変調信号の周波数帯よ
り低く、フェージングなどによる不要な振幅変動成分の
周波数帯より高い、遮断周波数を持つ高域通過ろ波器
(HPF)を用いてもよい。
【0017】以下、これらろ波器(フィルタ)に要求さ
れる性能について路車間情報システムを例にとって説明
を行う。図3はろ波器としてHPFを使用する場合にお
けるろ波器の減衰特性とASK変調信号成分及び不要な
振幅変動成分との関係を示す説明図である。
【0018】前述のように、2.5GHzの無線信号を
時速100kmで走行中の自動車で受信する場合、最高
周波数230Hzのフェージングの影響を受ける。フェ
ージングなどによる不要な振幅変動の周波数成分は、図
3に示すように分布する。これに対し、ASK変調によ
って伝送する信号が1kHzの方形波である場合、フー
リエ変換によりこの方形波は1kHz、3kHz、5k
Hz、…の周波数成分で構成されることがわかる。従っ
て、HPFには、図3に示すように、230Hzを減衰
させ1kHz以上を通過させる性能が要求される。
【0019】図4はろ波器としてBPFを使用する場合
におけるろ波器の減衰特性とASK変調信号成分及び不
要な振幅変動成分との関係を示す説明図である。HPF
の場合と異なる点は、ASK変調信号の少なくとも基本
波を通過させ、230Hzを減衰させるろ波器を使用す
ることにある。路車間情報システムでは、伝送レート6
4kbpsのGMSK変調を同時に施しているため、伝
送路の周波数特性の傾斜などによりFM−AM変換が生
じ、被変調信号の振幅がGMSK信号によって変動する
ことがある。従って、この例のように、ろ波器としてB
PFを使用することにより、FM−AM変換による妨害
や高域のノイズを低減することができる。
【0020】図5は本発明の第2の実施例としての復調
回路を示すブロック図である。図5において、図1と同
一符号のものは同様の機能を有する。以下に、前述の第
1の実施例と異なる点について説明する。
【0021】自動利得制御(AGC)信号生成部40に
入力される対数変換された振幅検波信号は、ASK変調
信号の周波数帯よりも低い遮断周波数を持つ低域通過ろ
波器(LPF)42によってろ波され、比較回路41に
よって任意に設定される基準値と比較され、その比較結
果により、LPF42の出力が設定値となるように利得
制御増幅器30の利得制御が行われる。
【0022】従って、例えば、送信アンテナからの距離
の変化や受信機製造上の増幅器の利得偏差、フェージン
グなどによる不要な振幅変動のうち低い周波数の変動成
分などの、比較的ゆっくりとした被変調信号の変動を、
この利得制御増幅器30によって緩和させることがで
き、復調可能な受信レベル範囲を拡大する効果がある。
【0023】図6は本発明の第3の実施例としての復調
回路を示すブロック図である。図6において、図1と同
一符号のものは、同様の機能を有する。本実施例では、
GMSK・ASK被変調信号を入力端子1より入力し、
GMSK復調データ出力端子4、ASK復調データ出力
端子5より、復調データを出力する構成とする。
【0024】FM検波器12の出力に、GMSK変調信
号の周波数帯を通過域とするBPF50を接続すること
により、GMSK検波信号中のノイズを低減することが
でき、より良好な検波信号を得ることができる。
【0025】GMSK変調はFM変調の一種であるか
ら、FM検波と同様の方法で検波することができる。し
かし、アナログ情報を必要とするFM変調とは異なり、
GMSK変調信号の復調で必要な情報は“1”または
“0”のデジタル情報である。また、ASK変調信号の
復調においてもGMSK変調と同様である。
【0026】従って、検波出力をデジタル情報に変換し
て出力するためのコンパレータ60、70を接続するこ
とにより、復調データ出力端子4、5を介して外部のデ
ジタル回路と簡単に接続できる復調回路を提供すること
ができる。例えば、コンパレータ60、70の出力をT
TLの入力信号として適合したものにすれば、本復調回
路の出力信号をデジタルのTTL回路に直接入力するこ
とができる。
【0027】よって、アナログ信号を出力する場合は、
出力する側と入力する側のインピーダンスやレベルを十
分に考慮する必要があるが、本実施例のように、コンパ
レータ60、70によってデジタル情報に変換して出力
することにより、得られたデータを処理する処理装置を
簡単に構成できるようになるという効果を得ることがで
きる。
【0028】なお、ここでは2値のデータを出力する場
合についてのみ説明したが、コンパレータ60、70を
A/Dコンバータに代えたり、或いは、複数の基準値を
持つコンパレータによって多値のデータ判定を行い出力
する場合にも、本発明が有効であることは明らかであ
る。
【0029】図7は本発明の第4の実施例としての受信
装置を示すブロック図である。図7において、図1と同
一符号のものは、同様の機能を有する。搬送波周波数の
高いGMSK・ASK被変調信号が入力端子6に入力さ
れる。この被変調信号は、チューナ部80において、入
力される被変調信号は通過させるが他の不要な信号は除
去するBPF81によってろ波され、高周波増幅器82
によって増幅され、発振器周波数制御回路83によって
発振周波数を制御された周波数可変発振回路84の出力
を用いて、周波数変換回路85によって周波数変換され
る。
【0030】周波数変換回路85によって周波数変換さ
れた被変調信号は、中間周波(IF)増幅器90によっ
て増幅され、被変調信号は通過させるが他のノイズなど
の不要信号は除去するBPF100によってろ波され
る。BPF100の出力は、前述の第1の実施例におい
て説明した復調回路によって復調され、検波信号が出力
される。
【0031】復調回路の入力レベルのダイナミック・レ
ンジが適用システムにおいて十分な場合には、ASK被
変調信号の復調に一般的に使用される煩雑なAGC回路
を必要としない。このため、受信装置の小型化を図るこ
とができる。
【0032】図8は本発明の第5の実施例としての受信
装置を示すブロック図である。図8において、図5及び
図7と同一符号のものは、同様の機能を有する。本実施
例では、前述の第4の実施例における高周波増幅器82
を利得制御高周波増幅器86に、IF増幅器90を利得
制御増幅器30に、それぞれ代えて、前述の第2の実施
例において説明したAGC信号生成部40の出力によっ
て増幅器86及び増幅器30の利得制御を行う。このと
き、増幅器86及び増幅器30のAGC信号は同一であ
る必要はない。図8に示すように、LPF43を介する
ことによってAGC信号の時定数を変え、適用するシス
テムによって選択することもできる。
【0033】利得制御手段を有することにより、例え
ば、送信アンテナからの距離の変化や受信機製造上の増
幅器の利得偏差、フェージングなどによる不要な振幅変
動のうち低い周波数の変動成分などの、比較的ゆっくり
とした被変調信号の変動を、この増幅器86及び増幅器
30によって緩和させることができ、復調可能な受信レ
ベル範囲を拡大する効果がある。
【0034】図9は本発明の第6の実施例としての受信
装置を示すブロック図である。図9において、図7と同
一符号のものは、同様の機能を有する。本実施例では、
前述の第4の実施例の構成に、さらに、対数変換された
振幅検波信号を出力する振幅検波信号出力端子7を設け
ている。この振幅検波信号出力端子7を設けることによ
り、受信装置外部で受信レベルの検知や、振幅検波信号
を用いての制御を行うことを容易にすることができる。
【0035】このため、復調した各検波信号を処理する
際に受信レベルの情報なども同時に処理することができ
る。例えば、受信レベルが設定値よりも低くなった場合
に、GMSK検波信号出力端子2からのGMSK検波信
号を使用しないようにしたり、受信される情報が繰り返
し送信されている同じ情報であれば、復調した検波信号
の情報の優先順位を下げるなどの処理を可能とする。こ
れにより、より正確な情報を使用者に提供するという効
果を得ることができる。
【0036】図10は本発明の第7の実施例としての受
信装置を示すブロック図である。図10において、図8
と同一符号のものは、同様の機能を有する。本実施例で
は、前述の第5の実施例の構成に、さらに、AGC信号
の全部または一部を出力するAGC信号出力端子8を設
けている。このAGC信号出力端子8を設けることによ
り、前述の第6の実施例と同様、受信装置外部で受信レ
ベルの検知や、AGC信号信号を用いての制御を行うこ
とを容易にすることができ、第6の実施例と同様の効果
を得ることができる。
【0037】以上、本発明の各実施例について説明して
きた。なお、第1から第3の実施例としての復調回路及
び第4から第7の実施例としての受信装置において、検
波回路部10を集積回路(IC)にて構成するようにす
れば、回路素子の高精度化が容易となり、受信装置の安
定した復調性能を得ることができる。また、高密度実装
化を図ることができ、復調回路または受信装置を小型化
することができるという効果がある。
【0038】ところで、受信装置においては、基板上に
おける高周波回路等の回路の配置も、受信装置の性能を
向上させる上で重要な要素の一つである。図11は図9
の受信装置の回路配置の一例を示す配置図である。
【0039】入力端子201に供給されるGMSK・A
SK被変調信号は、無線周波数(RF)処理ブロック3
03において、既に説明したように、ろ波、増幅され、
局部発振器周波数制御ブロック302で制御される局部
発振器ブロック304からの局部発振信号を用いて、周
波数変換回路によって周波数変換される。周波数変換さ
れたGMSK・ASK被変調信号は、IF処理、復調ブ
ロック301において、復調され、GMSK検波信号が
GMSK検波信号出力端子202から、ASK検波信号
がASK検波信号出力端子203から、対数変換された
振幅検波信号が振幅検波信号出力端子204から、各々
出力される。
【0040】ここで、図11に示すように、入力端子2
01に最も近い基板の一辺に対して最も遠い一辺に近接
して、局部発振器ブロック304と局部発振器周波数制
御ブロック302を配置している。この配置により、局
部発振出力信号が入力端子201から漏洩することを低
減でき、局部発振信号の基本波及び高調波周波数近辺の
周波数を使用する他の無線システムに対する影響を低減
させるという効果を得ることができる。
【0041】図11に示した出力端子202、203、
204の配置順序は使用する装置に適合されるべきであ
り、図11によって限定されるものではない。また、G
MSK検波出力信号の代わりにGMSK復調データを、
ASK検波信号の代わりにASK復調データを、対数変
換された振幅検波出力信号の代わりにAGC信号を、そ
れぞれ出力するようにしても、何ら本発明の有効性は変
化しないことは明らかである。
【0042】以上の説明においては、角度・ASK変調
としてGMSK・ASK変調を例に挙げ、その変調信号
を復調する場合について述べたが、GMSK・ASK変
調信号の復調に限るものではない。また、検波器とし
て、FM検波器の代わりに他の角度変調検波手段を用
い、AM検波器の代わりに他の振幅検波手段を用いるこ
とによっても、上記実施例の場合と同様の効果を得るこ
とができるのは明らかである。
【0043】FM受信装置やFSK受信装置には、入力
信号の振幅検波信号を対数変換してRSSI(Recieved
Signal Strength Indicator)信号として出力するもの
がある。このような受信装置を用いることにより、本発
明を簡単に実現することができる。また、このRSSI
出力の機能を有するFM検波回路は集積化されており、
この集積回路を用いることによって、本発明を容易に小
型で簡便に実現することができる。
【0044】
【発明の効果】以上詳細に説明したように、本発明によ
れば、同時に角度・ASK変調された信号を復調する場
合、ASK復調に対数変換された振幅検波信号を出力す
る検波回路部と必要なASK変調信号の全部または一部
をろ波するろ波器とを組み合わせて復調することによ
り、一定振幅のASK検波出力信号を得ることができ、
移動体無線通信において問題となるフェージングなどの
影響下でも良好なASK復調を行うことができる。
【0045】また、入力端子に最も近い基板の一辺に対
して最も遠い一辺に近接して、局部発振器と局部発振器
周波数制御回路を配置することにより、局部発振器出力
信号が入力端子から漏洩することを低減でき、他の無線
システムに対する影響を低減させる効果を得ることがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例としての復調回路を示す
ブロック図である。
【図2】図1における対数変換器14の特性を示す説明
図である。
【図3】ろ波器としてHPFを使用する場合におけるろ
波器の減衰特性とASK変調信号成分及び不要な振幅変
動成分との関係を示す説明図である。
【図4】ろ波器としてBPFを使用する場合におけるろ
波器の減衰特性とASK変調信号成分及び不要な振幅変
動成分との関係を示す説明図である。
【図5】本発明の第2の実施例としての復調回路を示す
ブロック図である。
【図6】本発明の第3の実施例としての復調回路を示す
ブロック図である。
【図7】本発明の第4の実施例としての受信装置を示す
ブロック図である。
【図8】本発明の第5の実施例としての受信装置を示す
ブロック図である。
【図9】本発明の第6の実施例としての受信装置を示す
ブロック図である。
【図10】本発明の第7の実施例としての受信装置を示
すブロック図である。
【図11】図9の受信装置の回路配置の一例を示す配置
図である。
【符号の説明】
1…GMSK・ASK被変調信号入力端子 2…GMSK検波信号出力端子 3…ASK検波信号出力端子 4…GMSK復調データ出力端子 5…ASK復調データ出力端子 6…高周波GMSK・ASK被変調信号入力端子 7…振幅検波信号力端子 8…AGC信号出力端子 10…検波回路部 11…リミッタアンプ 12…FM検波器 13…AM検波器 14…対数変換器 20…BPF 60,70…コンパレータ 201…高周波GMSK・ASK被変調信号入力端子 301…IF処理、復調ブロック 302…局部発振器周波数制御ブロック 303…RF処理ブロック 304…局部発振器ブロック
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 長嶋 敏夫 神奈川県横浜市戸塚区吉田町292番地 株式会社日立製作所映像メディア研究所 内 (56)参考文献 特開 昭59−62254(JP,A) 特開 平2−284547(JP,A) 特開 昭62−213329(JP,A) 特開 昭50−141906(JP,A) 特開 昭52−42011(JP,A) 特開 平4−235485(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H04L 27/32 H03D 5/00

Claims (8)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一つの搬送波を第1の情報信号で角度変
    調、第2の情報信号である単一周波数の信号でASK変
    調して得られた被変調信号を、復調して、前記第1及び
    第2の情報信号をそれぞれ出力する復調回路において、 前記被変調信号を入力し、該被変調信号を角度検波し
    て、前記第1の情報信号である角度検波信号を出力する
    と共に、前記被変調信号を振幅検波して振幅検波信号を
    得、該振幅検波信号を対数変換して出力する検波回路部
    と、 該検波回路部より出力された前記振幅検波信号を入力
    し、該振幅検波信号に含まれる信号成分のうち、不要な
    信号成分は除去し、前記第2の情報信号成分は通過させ
    て出力する帯域通過ろ波器と、を有することを特徴とす
    る復調回路。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の復調回路において、
    記検波回路部は、集積回路から成ることを特徴とする復
    調回路。
  3. 【請求項3】 請求項1または2に記載の復調回路にお
    いて、前記検波回路部より出力された前記振幅検波信号
    を入力し、該振幅検波信号に基づいて自動利得制御信号
    を生成して出力する自動利得制御信号生成部と、 前記被変調信号を入力し、該被変調信号を増幅して出力
    すると共に、その利得が前記自動利得制御信号生成部よ
    り出力された前記自動利得制御信号によって制御される
    可変利得制御増幅器と、を設け、 前記検波回路部は、前記可変利得制御増幅器より出力さ
    れた前記被変調信号を入力することを特徴とする復調回
    路。
  4. 【請求項4】 一つの搬送波を第1の情報信号で角度変
    調、第2の情報信号である単一周波数の信号でASK変
    調して得られた被変調信号を受信する受信装置におい
    て、 前記被変調信号を入力し、該被変調信号を少なくとも一
    回周波数変換して出力するチューナ部と、 該チューナ部より出力された前記被変調信号を入力し、
    該被変調信号を復調して、前記第1及び第2の情報信号
    をそれぞれ出力する請求項1,2または3に記載の復調
    回路と、 を有することを特徴とする受信装置。
  5. 【請求項5】 一つの搬送波を第1の情報信号で角度変
    調、第2の情報信号である単一周波数の信号でASK変
    調して得られた被変調信号を受信する受信装置におい
    て、 前記被変調信号を入力し、該被変調信号を少なくとも一
    回周波数変換して出力するチューナ部と、 該チューナ部より出力された前記被変調信号を入力し、
    該被変調信号を復調して、前記第1及び第2の情報信号
    をそれぞれ出力する請求項3に記載の復調回路と、を有
    すると共に、 前記チューナ部は、前記被変調信号の信号経路中に、該
    被変調信号を入力し、該被変調信号を増幅して出力する
    と共に、その利得が前記自動利得制御信号生成部より出
    力された前記自動利得制御信号によって制御される可変
    利得制御増幅器を備えることを特徴とする受信装置。
  6. 【請求項6】 請求項4または5に記載の受信装置にお
    いて、前記検波回路部より出力された前記振幅検波信号
    の全部或いは一部を、装置外部へ出力する機能を有する
    ことを特徴とする受信装置。
  7. 【請求項7】 請求項5に記載の受信装置において、前
    記自動利得制御信号生成部より出力された前記自動利得
    制御信号の全部或いは一部を、装置外部へ出力する機能
    を有することを特徴とする受信装置。
  8. 【請求項8】 請求項4,5,6または7に記載の受信
    装置において、前記チューナ部は、前記被変調信号を入
    力する入力端子と、入力された前記被変調信号を増幅ま
    たはろ波して出力する高周波処理部と、局部発信信号を
    発生する局部発信部と、発生される前記局部発信信号の
    発信周波数を制御する局部発振周波数制御部と、前記高
    周波処理部より出力された前記被変調信号を発生された
    前記局部発信信号に基づいて周波数変換して出力する周
    波数変換部と、で構成されると共に、 前記チューナ部の各構成要素を基板上に配置する際、前
    記入力端子の配置される位置に最も近い前記基板の一辺
    に対し、最も遠い一辺に近接して、前記局部発振部と局
    部発振周波数制御部を配置したことを特徴とする受信装
    置。
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