JPH04328378A - デジタル磁気テープ装置の内容目次記録/再生方式 - Google Patents

デジタル磁気テープ装置の内容目次記録/再生方式

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JPH04328378A
JPH04328378A JP9917491A JP9917491A JPH04328378A JP H04328378 A JPH04328378 A JP H04328378A JP 9917491 A JP9917491 A JP 9917491A JP 9917491 A JP9917491 A JP 9917491A JP H04328378 A JPH04328378 A JP H04328378A
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JP
Japan
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toc
signal
magnetic tape
data
recording
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Application number
JP9917491A
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English (en)
Inventor
Hiroaki Kato
博明 加藤
Jiyunji Yanabe
矢鍋 純治
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Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はデジタル磁気テープ装置
の内容目次記録/再生方式、特に各記録トラックがデー
タ記録用のPCMエリアとサブコード信号用のサブエリ
アから構成されているフォーマットの磁気テープにおい
て、そのプログラム内容を簡単に記録/再生することの
できる改良された方式に関する。
【0002】
【従来の技術】磁気テープの所定トラックにデータをデ
ジタル記録する装置が実用化され、例えばR−DATシ
ステムとして知られている。このデジタル磁気テープ装
置は、従来のアナログ録音と異なり録音再生による信号
劣化が少なく、記録密度が高い利点の他、各種の後追い
録音あるいはサブエリアを用いた高速サーチ、選曲その
他編集が容易にできるという利点を有する。従って、こ
のようなデジタル磁気テープ装置はR−DATで実用化
されたオーディオ記録ばかりでなく任意のグラフィック
スその他のデジタルデータを記録再生可能である。
【0003】R−DATで代表されるデジタル磁気テー
プ装置では、走行する磁気テープに対して回転ヘッドを
斜めに走査させるヘリカルスキャン方式が用いられ、こ
のようなヘリカルスキャン方式においては、磁気テープ
上にはテープ走行方向に対して僅かに傾いた直線の長い
トラックが形成され、安定なテープ走行を得ながら磁気
テープとヘッドとの接触を確実に行いかつ回転ヘッドを
大口径ドラムで比較的低い回転数にし得るという利点が
ある。
【0004】そして、このようなヘリカルスキャン方式
におけるトラックは一般的にデータをデジタル記録する
ためのPCM(メイン)エリアと前記データの特性を示
すサブコード信号をデジタル記録するサブエリアから構
成されたテープフォーマットを有する。そして、このト
ラックを磁気テープ上に連続的に形成することによって
所定のデータ記録が行われ、また各データ管理はそれぞ
れのトラックに設けられているサブエリアのサブコード
信号で実現されている。
【0005】従って、例えば記録されるデータが複数の
音楽である場合、各曲のプログラム番号、スタートコー
ド信号あるいは優先コード信号などが必要なトラックの
サブエリアに記録されることとなる。
【0006】そして、このような従来のデジタル磁気テ
ープ装置においては、各区切られたデータのプログラム
番号は順次必要なサブエリアに書き込まれることにより
、これを順次サーチして必要なプログラム番号を選曲す
ることができ、またこれらの記録順を記憶したプログラ
ムメモリとの協働によってランダム高速サーチが可能と
なる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来に
おけるR−DATで代表されるデジタル磁気テープ装置
では、磁気テープに記録された全体の内容目次を一覧す
ることができず、使用者は別に用意した磁気テープノー
トあるいはテープケースカードなどに記録されたデータ
の内容目次を記しているのが実情であった。
【0008】更に、近年、このようなデジタル磁気テー
プ装置が携帯可能に小型化され、また自動車などに車載
されるようになってきた。そしてこのような車載装置に
おいては、走行中にテープ操作を行う必要が生じ、デー
タの選定あるいは曲目の選択などに前述した従来のノー
トあるいはカードを読む作業が運転中にはほとんど困難
であるという問題を生じていた。
【0009】本発明の目的はこのような従来の内容目次
を磁気テープ自体に音声によって書込み可能とした改良
された記録/再生方式を提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は内容目次(以下、TOCという)を記録す
るために、TOCボタン操作によってサブエリアに再生
スキップ信号を書き込み、以降のPCMエリアに音声で
TOC信号を書き込むことを特徴とする。
【0011】また、本発明はPCMエリアに音声でTO
C信号を書き込み、同時にこのTOC信号と対応したT
OCコード信号を前記音声TOC信号が書き込まれてい
るPCMエリアと対応するサブエリアに記録することを
特徴とする。
【0012】また、本発明は前記TOC信号はデータが
記録された磁気テープの残り領域に記録されることを特
徴とする。
【0013】また、本発明は所定のPCMエリアに音声
でTOC信号が書き込まれ、またこれに対応するサブエ
リアに前記TOC信号と対応するTOCコード信号が書
き込まれている磁気テープの再生中に、サーチボタン操
作により当該TOCコード信号で指定されたデータ領域
を高速サーチし、データ再生を開始することを特徴とす
る。
【0014】また、本発明は所定のPCMエリアに音声
でTOC信号を書き込み、この書き込み中、スタートコ
ード信号の記録を禁止することを特徴とする。
【0015】また、本発明はTOCボタン操作によりサ
ブエリアに記録される順次プログラム番号がリセットさ
れ、TOC記録領域内のプログラム番号が新たな順次列
として記録されることを特徴とする。
【0016】また、本発明はTOCコード信号はテンキ
ー入力されることを特徴とする。
【0017】
【作用】従って、本発明によれば、TOC信号を音声に
よって使用者の好みに応じて磁気テープの空領域に記録
することができ、再生時にこのTOC信号を音声にて再
生してその内容を簡単に把握し、かつ必要なデータ、例
えば曲名を極めて容易に探し出し、この曲名に対応した
プログラム番号を知り、あるいは直接このプログラム番
号に対応したデータすなわち曲の頭出しを行うことが可
能となる。
【0018】特に、このような音声によるTOC信号の
記録/再生は、デジタル磁気テープ装置を車載したよう
な場合に、運転者の前方視認を妨げることなくテープ操
作を可能とし、安全なかつ快適な運転にも極めて好適で
ある。
【0019】
【実施例】以下図面に基づいて本発明の好適な実施例を
説明する。
【0020】図1は本発明が適用されるデジタル磁気テ
ープ装置の全体構成を示し、磁気テープ(10)は図示
していない駆動モータによって走行制御され、またこの
磁気テープ(10)の走行中回転ドラム(11)に担持
されたリードライトヘッド(12)、(13)が前記テ
ープに対して所定の角度をもってヘリカルスキャンされ
、磁気テープを所定角度で横切るトラックを形成し、こ
のトラックに所定のデータが記録される。
【0021】前記磁気テープ(10)及び回転ドラム(
11)を走行及びスキャン制御するためにメカニズム制
御駆動回路(14)が設けられており、システム制御回
路(15)からの制御信号によってこれらのメカニズム
制御駆動回路(14)が所定のモードすなわち記録、再
生、高速サーチモード等に対応してメカニズム制御され
ている。前記リードライトヘッド(12),(13)の
記録再生を制御するため、切換回路(16)が設けられ
ており、データ記録時には記録用アンプ(17)からの
デジタル記録信号が切換回路(16)から各ヘッド(1
2),(13)に供給され、また再生時にはヘッド(1
2),(13)からのデジタル再生信号が切換回路(1
6)から再生用アンプ(18)に出力される。
【0022】本実施例におけるデジタル磁気テープ装置
の記録データはデジタルデータ、アナログデータ及び音
声入力データの3種類を含み、それぞれ入力端子(19
),(20)、マイク(21)から取り込まれる。デジ
タル入力はデジタルI/O部(22)から信号処理部(
23)へそのまま供給され、またアナログ入力及び音声
入力は切換回路(24)及びA/D変換部(25)を介
して信号処理部(23)に供給される。マイクからの音
声入力は前記切換回路(24)に供給される前に変換部
(26)にて前処理されている。
【0023】装置を外部から操作して、電源オンオフ、
モード切換あるいは必要なコード入力を行うため操作部
(27)が設けられており、システム制御回路(15)
はこの操作部(27)からの指令によって所望の動作を
行い、さらにシステム制御回路(15)にはプログラム
メモリなどを含む記憶部(28)を有し、後述するプロ
グラム番号その他をこの記憶部(28)に記憶すること
ができる。
【0024】操作部(27)によって所望のサブコード
指令が与えられると、システム制御回路(15)からは
サブコード生成部(29)から合成器(30)に対して
サブコード信号が与えられ、合成器(30)は前記信号
処理部(23)からの入力データと共にこのサブコード
信号を合成し、変調器(31)によって所定の変調例え
ばPCM変調作用を与える。このようにして、データ及
びサブコード信号は記録用アンプ(17)からヘッド(
12),(13)に与えられて磁気テープ(10)の所
定トラックにデジタル記録が行われることとなる。
【0025】一方、本実施例におけるデジタル磁気テー
プ装置の出力はデジタル出力及びアナログ出力の両者を
選択可能であり、それぞれ出力端子(32),(33)
から外部のスピーカその他に出力される。再生回路は前
記再生用アンプ(18)の出力を復調する復調器(34
)を含み、前記システム制御回路(15)によって制御
されている再生側の信号処理部(35)に復調信号が取
り込まれ、この処理部においてデータとサブコード信号
が分離され、サブコード検出部(36)はこのサブコー
ド信号によって所望の制御、例えば高速サーチ、頭出し
あるいはデータの読出し優先度などを定めることができ
る。復調されたデータは信号処理部(35)からデジタ
ル出力端子(32)あるいはD/A変換部(37)を介
してアナログ出力端子(33)へ出力され、所望の再生
作用が行われる。
【0026】図2には本発明が適用されるテープトラッ
クフォーマットの一例が示され、テープ走行方向Tに対
してヘッドはSで示される走査方向を有する。各トラッ
クは図示の如く磁気テープ上にその走行方向と所定の傾
斜角をもって直線状に並列されており、詳細には図示し
ていないが周知の如く隣接するトラックはそれぞれ逆方
向のアジマス角を有し、通常2本のトラックで1フレー
ムを形成する。各トラックはそれぞれデータをデジタル
記録するPCMエリアとサブコード信号をデジタル記録
するサブエリアそしてトラッキング用のATF(オート
トラックフォローイング)エリアを含み、予め定められ
たデータ長に各エリアが割り付けられている。
【0027】このようなテープフォーマットはR−DA
Tと同様であるが、勿論本発明において、テープフォー
マット自体は各トラック毎にPCMエリアとサブエリア
とを含むフォーマットとするのみで通常のR−DATと
共通化する必要はない。
【0028】図3には本発明におけるデジタル磁気テー
プ装置の正面図、特にその操作部(27)の概略的な構
成が示されている。この操作部(27)は磁気テープカ
セット挿入口(40)と液晶表示部(41)を含み、ま
た電源オンオフあるいはモード切換用の複数のボタンを
含む。これらのボタンは、従来と同様のストップ/エジ
ェクトボタン(42)、記録ボタン(43)、再生ボタ
ン(44)、サーチボタン(45),(46)、メモリ
ボタン(47)を含む。
【0029】そして、本発明において特徴的なことは、
後に詳述するように、TOC信号を書き込むためのTO
Cボタン(48)を含むことであり、これによって、磁
気テープ自体に音声でTOC信号を書込み可能となる。
【0030】図3において、操作部(27)は更にマイ
ク入力端子(21)、スキップボタン(49)そしてテ
ンキー(50)を含む。
【0031】以下、本発明の記録/再生方式をそれぞれ
フローチャート及びタイミングチャートで示しながら更
に詳細に説明する。
【0032】図4には本発明におけるPCMエリアに記
録されるデータとサブエリアに記録されるサブコード信
号のタイミングチャートが示されている。
【0033】符号(100)で示される領域は従来の一
般的なデータ記録領域を示しており、例えば複数の曲を
順次磁気テープに記録する状態を示す。PCMエリアに
記録されるデータ(101)はそれぞれ曲毎に連続した
音楽信号として示されており、その曲頭位置にはスター
トコード信号(102)、優先コード信号(103)が
記録され、また同様に各曲の順次列の番号を示すプログ
ラム番号(104)が所定のサブエリアに記憶される。
【0034】これらの各コード信号(102),(10
3),(104)はそれぞれ曲頭の所定フレーム、例え
ば300フレームに書き込まれ、一部に欠落があったと
しても、このような複数フレームに同様のサブコード信
号を書き込むことによって再生時に確実な頭出しを可能
とする。通常、システム制御回路(15)内においては
、再生したサブコード信号のスタートコードが検出され
た場合にのみ頭出し作用を許可するように構成されてい
る。
【0035】また、前記プログラム番号(104)は録
音時の開始位置から順次昇順あるいは降順に所定の順序
列でサブエリアに番号を書き込み、このプログラム番号
が頭出しサーチ時の曲番号を示すこととなる。
【0036】前記各サブコード信号(102),(10
3),(104)は各曲ごとに記録され、このような曲
の区切りは操作部(27)から指示することも可能であ
るが、通常の場合、曲間の無信号状態を検出し、この無
信号時間が所定時間以上であったときにこれに引き続い
て記録されるデータの頭に各サブコード信号(102)
,(103),(104)が書き込まれ、このときのプ
ログラム番号(104)は順次インクリメントされてい
る。
【0037】図4における領域(200)は本発明の好
適な実施例を示しており、符号(201)で示されるP
CMエリアに記録されるデータはマイク(21)から入
力された音声によるTOC信号であることを特徴とする
。このように、本発明によれば、PCMエリアに当該磁
気テープに記録されているデータの内容目次を音声で記
録することによって、使用者は、他のノートあるいはカ
ードに内容を記入すること無く、テープそのものに音声
で書き込めるという極めて簡単な操作にてデータと内容
目次とを一体化させることができ、このような記録は例
えば車載デジタル磁気テープ装置等においても自動車の
運転中に容易に行うことができるという利点を生じさせ
る。
【0038】そして、このようなTOC信号を音声にて
PCMエリアに書き込むため、本発明においては、操作
部(27)に設けられたTOCボタン(48)を操作す
ることにより、サブエリアに再生スキップコード信号(
202)を書き込むことを特徴とする。
【0039】すなわち、本発明によれば、TOCボタン
(48)のオン操作にて、磁気テープにはまず再生スキ
ップコード信号(202)が書き込まれ、これによって
、以降の通常再生をスキップあるいは禁止する。そして
、このようにして通常再生が禁止あるいはスキップされ
た状態の磁気テープにマイク(21)から音声によって
使用者が任意にTOC信号、例えば「1番曲目A」、「
2番曲目B」、「3番曲名C」のように順次この磁気テ
ープに記録したデータ内容の目次を作成する。前述した
実施例のフローチャートが図5に示されている。録音モ
ード時にTOCボタン(48)がオン操作されると(3
01)、データ入力はマイク(21)からの入力へ切り
替えられ(302)、同時に再生スキップコード信号が
サブエリアに書き込まれる(303)。このようにして
TOC信号の記録準備が行われ、以降使用者が音声によ
ってマイク(21)から前述したとおり所望のTOC信
号を書き込むことができる(304)。
【0040】このようにして、本発明によれば、TOC
信号が音声記録されるので、使用者は、前述したように
特別な内容目次を示したカード等を作成する必要がなく
、更に音声目次を当該磁気テープから容易に再生読み出
しすることができる。すなわち、本実施例によれば、再
生ボタン(43)とTOCボタン(48)との組合せを
選択することにより、磁気テープから再生スキップ信号
(202)を目印にしてTOC信号領域(200)を極
めて簡単に再生することができ、この内容を聞き取りな
がら、当該テープの記録内容を容易に知ることができ、
前述したように、車載デジタル磁気テープ装置等には極
めて好適である。
【0041】また、通常再生時には、前記再生スキップ
信号(202)の存在によって、これ以降のTOC領域
(200)はスキップあるいは再生禁止され、この結果
、内容目次を知る必要のない通常のデータ再生時には何
ら音声によるTOC信号が邪魔にならないという利点が
ある。
【0042】一般的に、前記再生スキップ信号(202
)は自動的に通常再生時のTOC信号スキップを行うが
、予めこのようなTOC信号のスキップモードを選択し
た状態で再生したときのみTOC信号のスキップが行え
るようにモードを設定することも可能である。この場合
には、通常再生時には内容目次の聞き取りも可能となる
【0043】本発明において、前記TOC信号領域(2
00)は磁気テープの記録残り領域に記録されることが
好適であり、一般的には、磁気テープに音楽等を記録す
る場合、その最後に残り領域が発生し、本発明において
は、このような従来利用されていなかったテープを有効
に利用することが可能である。
【0044】もちろん、本発明において、このようなT
OC信号の記録領域は最終残り領域ばかりでなく必要に
応じてテープの途中に設定することも可能である。
【0045】図6には、本発明の他の実施例が示されて
おり、前述した実施例と異なり、再生スキップ信号の記
録はないが、音声によってTOC信号を記録すると共に
、同時にこのTOC信号と対応したTOCコード信号を
前記音声TOC信号が書き込まれているPCMエリアと
対応するサブエリアに記録することを特徴とする。
【0046】図4において、TOC信号書き込み領域(
200)におけるプログラム番号(203)がこの実施
例におけるTOCコード信号の一例であり、前記音声T
OC信号の書き込み中、これに対応するサブエリアにプ
ログラム番号が書き込まれる。
【0047】もちろん、本発明において、このようなプ
ログラム番号等のTOCコード信号は各TOC音声信号
の頭位置例えば先頭の300フレームのみに書き込むこ
とも可能であるが、本発明においてTOC音声信号の全
期間に渡ってTOCコード信号をサブエリアに記録する
ことによって後述する選択サーチをワンタッチで行い得
るという利点がある。
【0048】以上のようにして、本発明において、音声
によるTOC信号の書き込みとこれに対応するTOCコ
ード信号のサブエリアへの書き込みを実行することによ
って、前述したように、磁気テープ自体に内容目次を書
き込んで、その利用性を拡大できると共に、前記TOC
コード信号を用いて後述する如く内容目次を聞きながら
希望の曲を前記TOCコード信号からワンタッチ選曲で
きる等の利点を生じさせる。
【0049】図6には、音声TOC信号の書き込みとT
OCコード信号のサブエリアへの書き込みを同時に行う
フローチャートが示されている。図4から明らかなよう
に、通常の記録状態では、サブエリアに書き込まれるプ
ログラム番号は通常昇順の順次列番号からなるが、本発
明によれば、TOCボタン(48)がオン操作されると
(311)、このインクリメントされているプログラム
番号Nがゼロ復帰される(312)。そして前記図5と
同様に、データ入力をマイク(21)の入力へ切り換え
る(313)。本実施例においては、この後音声による
TOC信号の記録が行われ(314)、同時に、この音
声による記録が開始されたときにプログラム番号Nのイ
ンクリメントが行われ(315)、このインクリメント
されたプログラム番号がサブエリアにTOCコード信号
として記録される(316)。各TOC信号が終了する
と(317)、次のTOC信号の音声による書き込み及
びこれに対応するTOCコード信号のサブエリアへの記
録が順次繰り返される。
【0050】以上のようにして、TOC信号領域(20
0)で音声TOC信号の書き込み及びTOCコード信号
のデジタル記録が行われると、このようなTOC領域(
200)の再生中に、予め定められた選択ボタン、例え
ばメモリボタン(47)操作によって当該TOCコード
信号をプログラムメモリに記録することができ、本発明
においては、デジタル磁気テープの内容目次を再生する
ときにこのような簡単な操作によって前記TOCコード
信号を読み出してプログラムメモリーに記憶することを
特徴とする。
【0051】このようなTOCコード信号のメモリへの
記録が図7に示され、TOC信号の再生中(321)、
メモリボタン(47)が操作されると(322)、音声
によるTOC信号の再生中、すなわち使用者が内容目次
を聞きながら、サブエリアに記録されているTOCコー
ド信号、すなわちプログラム番号を検出し(323)、
システム制御回路(15)はサブコード検出部(36)
から検出されたプログラム番号を記憶部(28)のプロ
グラムメモリへ供給する(324)。
【0052】従って、使用者は内容目次を耳で聞きなが
ら磁気テープの中から好みの曲のみを選択して再生プロ
グラムを簡単に組むことができる。前述したように、図
4の音声TOC信号(201)の書き込み中、連続的に
これに対応するプログラム番号(203)を全フレーム
に書き込んでおけば、音声による再生中どこでメモリボ
タン(47)を操作してもこのときのプログラム番号を
プログラムメモリへ入力可能である。そして、前述した
ように、プログラム番号(203)はTOC領域(20
0)において新たにリセットされた状態から順次インク
リメントされた順次列番号として記録されているので、
通常の記録領域(100)の曲名とプログラム番号を完
全に対応させることができ、前記組み立てられた再生プ
ログラムを用いて磁気テープを再生するときには、確実
に所望の曲出しを行うことができる。
【0053】図8には以上のようにして記憶部(28)
のプログラムメモリに記憶された複数の曲を順次自動的
に再生するフローチャートが示され、選択再生モードを
選択すると(331)、前記記憶部(28)のプログラ
ムメモリに記憶されている最初の曲あるいは指定された
曲が読み出され(332)、この曲が高速サーチされて
再生が開始される(333)。このようにして順次プロ
グラムされた曲が次々に高速サーチ及び再生され(33
4)、簡単な操作にて次々と選択再生が実行されること
となる。
【0054】次に、本発明における再生方式では、前述
したように所定のPCMエリアに音声でTOC信号が書
き込まれ、またこれに対応するサブエリアに前記TOC
信号と対応するTOCコード信号が書き込まれている磁
気テープの再生中に、サーチボタン(45),(46)
の操作を行うことによって、このTOCコード信号で指
定されたデータを直接高速サーチし、このデータの再生
を開始することができる。例えば、音楽データの再生中
であれば、その曲名目次を耳で聞きながら、所望の曲名
が呼ばれた時にサーチボタン(45)あるいは(46)
を操作することによって、システム制御回路はこのとき
のサブコード検出部(36)で検出したプログラム番号
を用いてテープ(10)の高速サーチを行い、自動的に
この曲を頭出しして再生することができる。
【0055】従って、車載デジタル磁気テープ装置等に
おいても、耳で聞きながら、簡単なワンタッチ操作によ
ってその曲を選曲することができる。
【0056】図9にはこのときのフローチャートが示さ
れ、TOC信号の再生中(341)、サーチボタン(4
5)または(46)が操作されると(342)、このと
きのサブエリアに記録されているTOCコード信号、す
なわちプログラム番号が検出され(343)、システム
制御回路(15)はサブコード検出部(36)から検出
したこのときのプログラム番号を用いてテープ(10)
を高速サーチし、呼び出された曲を自動的に再生する(
344)。従って、車載デジタル磁気テープ装置等にお
いては、運転者は耳で曲名目次を聞きながら所望の曲選
択を行うことができる。
【0057】本発明においては、以上のようにして音声
によるTOC信号の記録が行われるが、このときに、図
4の符号(204),(205)で示されるように、T
OC信号の音声記録に先立ち、TOCボタン(48)を
操作することによってスタートコード信号(102)及
び優先コード信号(103)の書き込み記録を禁止する
ことが好適である。すなわち、前述したように、TOC
ボタン(48)の操作によって、再生スキップ信号(2
02)を書き込む場合には、以降のTOC領域(200
)は再生スキップあるいは禁止されるが、本発明におい
て、このような再生スキップ信号(202)は必ずしも
必要でない場合があり、このような時には、通常再生で
もTOC領域(200)が順次再生されてしまい、この
結果、システム制御回路(15)はスタートコード信号
(102)とプログラム番号(104)との組合せから
順次プログラム番号をインクリメントしてしまい、これ
を表示部(41)に表示する。従って、TOC領域(2
00)からテープを巻き戻して通常領域(100)へ戻
った時のプログラム番号はそのときの再生曲番号を正し
く表示しないこととなり、以降の曲選択が不都合をきた
す場合がある。
【0058】本実施例においては、このような不都合を
解消するために、図4で示すように、TOC領域(20
0)では少なくともスタートコード信号(102)の記
録を禁止することにより、TOC領域(200)の再生
中にはプログラム曲のインクリメントを行うことなく、
またこれを表示することも禁止可能である。従って、本
実施例によれば、前述したような再生記録の曲番号に乱
れが生じないという利点がある。
【0059】前述した実施例においては、TOC信号の
音声書き込み中、サブエリアに記録されるプログラム番
号(203)は音声によるTOC信号の区切りを監視し
ながら、所定の空き時間毎に昇順あるいは降順にプログ
ラム番号をインクリメントする方式で自動的に番号付け
されていたが、本発明によれば、操作部(27)はテン
キー(50)有するので、使用者の指定するプログラム
番号を任意にテンキー入力することが可能であり、これ
によって、所望のプログラム編集を行うことができる。
【0060】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
R−DAT等のデジタル磁気テープ装置において、磁気
テープ自体に曲名目次等の内容目次(TOC)を音声に
て記録することが可能となり、また必要に応じてこのと
きのTOCコード信号をサブエリアに書き込むことがで
きる。
【0061】従って、使用者は従来のようなノートある
いはカードに内容目次を記入することなく、テープ自体
でその内容を正確に管理できるという利点がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明が適用されるデジタル磁気テープ装置の
概略的な構成を示すブロック回路図。
【図2】本発明が用いられるヘリカルスキャン方式のテ
ープフォーマットを示す説明図。
【図3】本発明に係るデジタル磁気テープ装置の操作部
の一例を示す正面図。
【図4】本発明に係る記録/再生方式を示すPCMエリ
ア及びサブエリアの記録状態を示すタイミングチャート
【図5】本発明に係るTOC信号の音声記録状態を示す
フローチャート。
【図6】本発明に係る音声によるTOC信号の記録とこ
れに対応するTOCコード信号のサブエリアへのデジタ
ル記録作用を示すフローチャート。
【図7】本発明に係るTOC信号再生中のTOCコード
信号の検出及びプログラムメモリへの記憶作用を示すフ
ローチャート。
【図8】プログラムメモリに記憶された曲名の順次読み
出し及び各曲の連続的な頭出し作用を示すフローチャー
ト。
【図9】本発明に係るTOC信号再生中のプログラム番
号選曲作用を示すフローチャートである。
【符号の説明】
(10)  磁気テープ (12),(13)  ヘッド (15)  システム制御回路 (27)  操作部 (28)  記憶部 (45),(46)  サーチボタン (47)  メモリボタン (48)  TOCボタン (50)  テンキー

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】磁気テープに対してヘッドをヘリカルスキ
    ャンしてトラックを形成し、このトラックはデータをデ
    ジタル記録するPCMエリアと、前記データの特性を示
    すサブコード信号をデジタル記録するサブエリアを含む
    デジタル磁気テープ装置において、TOCボタン操作に
    よりサブエリアに再生スキップ信号を書き込み、これ以
    降のPCMエリアに音声でTOC信号を書き込むことを
    特徴とするデジタル磁気テープ装置の内容目次記録方式
  2. 【請求項2】磁気テープに対してヘッドをヘリカルスキ
    ャンしてトラックを形成し、このトラックはデータをデ
    ジタル記録するPCMエリアと、前記データの特性を示
    すサブコード信号をデジタル記録するサブエリアを含む
    デジタル磁気テープ装置において、PCMエリアに音声
    でTOC信号を書き込み、同時にこのTOC信号と対応
    したTOCコード信号を前記音声TOC信号が書き込ま
    れているPCMエリアと対応するサブエリアに記録する
    ことを特徴とするデジタル磁気テープ装置の内容目次記
    録方式。
  3. 【請求項3】請求項1または2記載の方式において、前
    記TOC信号はデータが記録された磁気テープの残り領
    域に記録されることを特徴とするデジタル磁気テープ装
    置の内容目次記録方式。
  4. 【請求項4】磁気テープに対してヘッドをヘリカルスキ
    ャンしてトラックを形成し、このトラックはデータをデ
    ジタル記録するPCMエリアと、前記データの特性を示
    すサブコード信号をデジタル記録するサブエリアを含む
    デジタル磁気テープ装置において、所定のPCMエリア
    に音声でTOC信号が書き込まれ、またこれに対応する
    サブエリアに前記TOC信号と対応するTOCコード信
    号が書き込まれている磁気テープ部の再生中に、メモリ
    ボタン操作によって当該TOCコード信号をプログラム
    メモリに記憶することを特徴とするデジタル磁気テープ
    装置の内容目次再生方式。
  5. 【請求項5】磁気テープに対してヘッドをヘリカルスキ
    ャンしてトラックを形成し、このトラックはデータをデ
    ジタル記録するPCMエリアと、前記データの特性を示
    すサブコード信号をデジタル記録するサブエリアを含む
    デジタル磁気テープ装置において、所定のPCMエリア
    に音声でTOC信号が書き込まれ、またこれに対応する
    サブエリアに前記TOC信号と対応するTOCコード信
    号が書き込まれている磁気テープ部の再生中に、サーチ
    ボタン操作により当該TOCコード信号で指定されたデ
    ータ領域を高速サーチし、データ再生を開始することを
    特徴とするデジタル磁気テープ装置の内容目次再生方式
  6. 【請求項6】磁気テープに対してヘッドをヘリカルスキ
    ャンしてトラックを形成し、このトラックはデータをデ
    ジタル記録するPCMエリアと、前記データの特性を示
    すサブコード信号をデジタル記録するサブエリアを含む
    デジタル磁気テープ装置において、所定のPCMエリア
    に音声でTOC信号を書き込み、この書き込み中、スタ
    ートコード信号の記録を禁止することを特徴とするデジ
    タル磁気テープ装置の内容目次記録方式。
  7. 【請求項7】請求項2記載の方式において、TOCボタ
    ン操作によりサブエリアに記録される順次プログラム番
    号がリセットされ、TOC記録領域内のプログラム番号
    が新たな順次列として記録されることを特徴とするデジ
    タル磁気テープ装置の内容目次記録方式。
  8. 【請求項8】請求項2記載の方式において、TOCコー
    ド信号はテンキー入力されることを特徴とするデジタル
    磁気テープ装置の内容目次記録方式。
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