JPH0432759Y2 - - Google Patents

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JPH0432759Y2
JPH0432759Y2 JP1983133288U JP13328883U JPH0432759Y2 JP H0432759 Y2 JPH0432759 Y2 JP H0432759Y2 JP 1983133288 U JP1983133288 U JP 1983133288U JP 13328883 U JP13328883 U JP 13328883U JP H0432759 Y2 JPH0432759 Y2 JP H0432759Y2
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JP
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thermal expansion
socket
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coefficient
contact piece
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JP1983133288U
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JPS6041053U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 (a) 考案の技術分野 本考案は半導体集積回路ICパツケージが実装
される基板に固着され、該パツケージ1が有する
リード端子の挿脱が行なえるように形成された
ICソケツトに関する。
(b) 従来技術と問題点 プリント配線基板等の基板に着脱できるように
実装されるICパツケージは基板にICソケツトを
固着し、ICソケツトにICパツケージのリード端
子が挿入されることで第1図に示すように実装さ
れている。第1図のa図はICパツケージを実装
した斜視図、b図はA−A断面図である。
ICソケツト2は基板3に固着され、ICパツケ
ージ1はリード端子1AがICソケツト2に挿入
されることで実装されている。このICソケツト
2はb図のA−A断面図に示すように部材2Bに
よつて保持された接触片2Aが設けられている。
この接触片2Aはリード端子1Aを挟持する舌片
部Aと基板3のスルホール3Aに固着される端子
部Bとによつて形成されている。
そこで、基板3の固着は端子部Bがスルホール
3Aに挿入され半田付によつて行なわれ、ICパ
ツケージ1の着脱は、リード端子1Aを舌片部A
に挿脱することによつて行なわれる。
一般的に、このような接触片2Aの舌片部Aと
リード端子1Aとの接触抵抗を小さくするよう接
触片2Aには金メツキなどが施され、リード端子
1Aの表面には金メツキ、銀メツキ、半田メツ
キ、錫メツキなどが施されている。また、部材2
Bは溶剤洗浄可能で、且つ成形加工の容易な電気
的絶縁性材料であるポリブチレンテレフタレート
材によつて形成されているが一方、その内部に図
示しないICチツプが封入されているICパツケー
ジ1はセラミツク材またはエポキシ系樹脂材によ
つて形成されている。
このようなICソケツト2は第2図のaに示す
ように、複数の接触片2Aと、これら複数の接触
片2Aを相互に所定ピツチで保持する枠状に形成
された部材2Bから構成されている。C面には
ICパツケージ1が装置され、D面には基板3が
固着される。
このようなICソケツト2はICパツケージ1に
電源が供給されることで、例えば約80℃の高熱と
なるため、前述のICパツケージ1およびICソケ
ツト2の外側寸法L1,L2,11,12は熱膨張により
変化する。
ICパツケージ1の構成材料がエポキシ樹脂で
ある場合、その熱膨張係数は約5×10-5/℃であ
り、部材2Bを構成する前記ポリブチレンテレフ
タレートの熱膨張係数約4×10-5/℃と近いの
で、上記熱膨張による問題は特に生じないが、
ICパツケージ1がセラミツクから成る場合には、
その熱膨張係数が約6×10-6/℃であり、ポリブ
チレンテレフタレートのそれと約10倍の差がある
ため、舌片部Aとリード端子1Aとの接触部がミ
クロ的に摺動され、一方が金メツキ、他方が半田
メツキ、錫メツキなどの異種金属の組合せでは接
触部に酸化物が生成される。したがつてこのよう
な摺動が繰り返し行なわれると接触が不安定とな
る問題を有していた。特に、錫メツキが施された
場合はこのような障害が頻発する問題を有してい
た。
また、このような熱膨張による摺動を解消する
ためにはb図に示すように接触片2Aを小ブロツ
クに分割した部材2cによつて形成することが可
能である。しかし、このように小ブロツク化する
と製作および組立工数の増加となりコストアツプ
となる欠点を有している。
(c) 考案の目的 本考案の目的は、前記部材2Bの材料として、
セラミツク材および樹脂のいずれから成るICパ
ツケージ1との間の熱膨張差によるリード端子と
接触片との摺動を極力小さくするものを選択する
ことにより、前の問題点を除去するものを提供す
るものである。
(d) 考案の構成 本考案の目的は、かゝるICソケツトにおいて、
前記部材がエポキシ樹脂とセラミツクのそれぞれ
の有する熱膨張係数のほぼ中間の熱膨張係数を有
する材料から形成されたことを特徴とするICソ
ケツトにより達成される。
(e) 考案の実施例 以下本考案を第3図を参考に詳細に説明する。
第3図は本考案によるICソケツトの一実施例を
示すグラフである。
部材2Bの熱膨張係数はICパツケージ1を形
成するセラミツク材の熱膨張係数とエポキシ系樹
脂材の熱膨張係数との中間になるように材質を選
択したものである。
エポキシ系樹脂材の熱膨張係数はP1点の5×
10-5/℃であり、セラミツク材の熱膨張係数はP2
点の6×10-6/℃である。そこで部材2Bの熱膨
張係数としては斜線で示したE範囲の値にするこ
とが望ましい。
本考案では部材2Bの材質としてポリフエニレ
ンサルフアイト材を用いることで、熱膨張係数は
P3点の2×10-5mm/℃にすることができ、前述の
E範囲にすることができた。尚、このように熱膨
張係数をE範囲に設定することにより第4図に示
す効果が得られる。
第4図は温度サイクルによる接触抵抗の変化を
示したグラフである。従来のように熱膨張の差が
ある場合はR1に示すように急激に接触抵抗が増
加するが、熱膨張の差を前述の範囲Eに設定する
ことでR2に示すように接触抵抗の増加を小さく
することができる。
(f) 考案の効果 以上説明したように本考案はICパツケージ1
に適用されるセラミツク材およびエポキシ系樹脂
材のそれぞれの熱膨張係数の中間の値になる材質
によつて部材2Bを形成するようにしたものであ
る。
これにより、熱膨張係数の差による接触片2A
とリード端子1Aとの接触部の接触抵抗の増加は
抑制でき、接触不良による障害の発生を少なくす
ることができ実用効果は大である。
【図面の簡単な説明】
第1図はICパツケージの実装を示すa図は斜
視図、b図は断面図、第2図はICソケツトの外
観を示すa図は斜視図、b図は従来の問題点説明
図、第3図は本考案におけるICソケツト構成部
材の選択根拠を説明するためのグラフ、第4図は
接触抵抗と温度サイクルの関係グラフを示す。 図中において、1は半導体素子、1Aはリード
端子、2はICソケツト、2Aは接触片、2B,
2Cは部材、3は基板、3Aはスルホールを示
す。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 ICパツケージのリード端子が挿脱される舌片
    部と基板に固着される端子部とを有する接触片
    と、該接触片を所定のピツチで保持する絶縁材よ
    り成る部材とを備え、該接触片を介して該基板に
    該ICパツケージが挿脱自在に実装されるICソケ
    ツトであつて、 熱膨張係数がエポキシ樹脂の熱膨張係数と、セ
    ラミツクの熱膨張係数とのほぼ中間になる材質に
    よつて前記部材を形成することを特徴とするIC
    ソケツト。
JP13328883U 1983-08-29 1983-08-29 Icソケツト Granted JPS6041053U (ja)

Priority Applications (1)

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JP13328883U JPS6041053U (ja) 1983-08-29 1983-08-29 Icソケツト

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JP13328883U JPS6041053U (ja) 1983-08-29 1983-08-29 Icソケツト

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Publication Number Publication Date
JPS6041053U JPS6041053U (ja) 1985-03-23
JPH0432759Y2 true JPH0432759Y2 (ja) 1992-08-06

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ID=30300721

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JP13328883U Granted JPS6041053U (ja) 1983-08-29 1983-08-29 Icソケツト

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Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6041053Y2 (ja) * 1979-11-20 1985-12-12 三菱農機株式会社 ロ−タリ耕耘装置の後部カバ−
JPH0448651Y2 (ja) * 1987-03-03 1992-11-17

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5143730Y2 (ja) * 1971-04-16 1976-10-23

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JPS6041053U (ja) 1985-03-23

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