JPH04326812A - 信号遅延回路 - Google Patents

信号遅延回路

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JPH04326812A
JPH04326812A JP3164521A JP16452191A JPH04326812A JP H04326812 A JPH04326812 A JP H04326812A JP 3164521 A JP3164521 A JP 3164521A JP 16452191 A JP16452191 A JP 16452191A JP H04326812 A JPH04326812 A JP H04326812A
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capacitor
signal delay
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capacitance
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    • H03K2005/00013Delay, i.e. output pulse is delayed after input pulse and pulse length of output pulse is dependent on pulse length of input pulse
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    • H03K2005/0028Layout of the delay element using varicaps, e.g. gate capacity of a FET with specially defined threshold, as delaying capacitors

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  • Nonlinear Science (AREA)
  • Pulse Circuits (AREA)
  • Logic Circuits (AREA)
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は信号遅延回路に係り、特
にCMOS半導体集積回路チップの信号遅延回路に関す
る。
【0002】
【従来の技術】一般に、半導体チップは外部から供給電
圧Vccを受けてチップに集積された回路システムを動
作させる。通常、CMOS半導体チップにおいては、供
給電圧Vccとしてあって5V単一電圧を使用している
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、CMOS半導
体チップはVcc±10%の供給電圧範囲が定格に与え
られるが、実質的には4V〜6Vの動作電圧範囲を有す
る。
【0004】また、大体のCMOS半導体チップの回路
システムは、特別の回路目的を達成するために信号遅延
回路を有している。CMOS回路システムでは、ゲート
の信号伝達遅延時間を用いて所定遅延時間を有する信号
遅延回路を構成している。
【0005】例えば、CMOSインバータを用いたCM
OS信号遅延回路が図11のAに示されている。図11
のAの回路においては、入力信号VINに応じて容量性
負荷CL を駆動するための第1CMOSインバータD
RVと、容量性負荷CL の端子電圧信号VO をバッ
ファリングして出力するためのバッファ増幅器として第
2CMOSインバータBTTを具備する。容量性負荷C
L の端子電圧信号VO は、入力信号VINに応じて
図11のBに図示したような遅延特性を有する。即ち、
第1CMOSインバータDRVのプルダウンNMOSト
ランジスタNMを通じて容量性負荷CL は接地電圧(
Vssまたは0V)で放電され、プルアップPMOSト
ランジスタPMを通じて供給電圧Vccに充電される。 そこで、遅延時間Tdは電圧下降時間Tfおよび電圧上
昇時間Trにより次の式に決定される。
【0006】Td=1/4(Tf+Tr)……(1)こ
こで、式(1)はMOSトランジスタNM、PMのスレ
ショルド電圧VTN、VTPがおよそ0・2Vccであ
り、MOSトランジスタNM、PNの電流駆動能力βN
、βPが同一であると仮定下で次の式に表せる。
【0007】Td=2CL /βVcc……(2)上記
(2)の式によれば、遅延時間Tdは容量性負荷CL 
のキャパシタンスの大きさに比例し、供給電圧Vccに
反比例することがわかる。
【0008】そこで、容量性負荷CL のキャパシタン
スが一定した大きさに設定されていれば、図11のCに
示したように、遅延時間Tdは供給電圧Vccの変動に
応じて異なることになる。
【0009】従って、有効負荷キャパシタンスCeff
は、供給電圧Vcc変動に応じて変動幅が非常に小さい
ので、遅延回路の遅延特性が動作電圧レベルに応じて大
きく変わる短所を有する。また、動作電圧レベルに応ず
る遅延特性の変化は、特に高い動作電圧での高速動作に
よる競合問題(race  problem)を誘発し
て誤動作の原因になり、これを防止するために高い動作
電圧での遅延時間を大きくすれば、低い動作電圧での高
速動作に大きい阻害要因になる。これは駆動回路手段D
RVのトランジスタのスレショルド電圧VTNL 、V
TPL と負荷容量手段CL のスレショルド電圧VT
N、VTPとが同一に設定されているからである。
【0010】通常は、MOSまたはPMOSキャパシタ
のスレショルド電圧はゲート電極で使用されるポリシリ
コン(poly  silicon)の沈積(depo
sition)前に、キャパシタのチャネル(chan
nel)領域に硼素Bまたは燐Pおよびひ素Asなどの
3−5族元素の注入(implantation)によ
り容易に調整できる。
【0011】本発明の目的は、負荷容量手段のキャパシ
タのスレショルドの絶対値を駆動回路トランジスタPM
OS、NMOSのキャパシタのスレショルド電圧の絶対
値より大きく設定することにより、供給電圧の変動にか
かわらず遅延特性変化を最小化し得る信号遅延回路を提
供することである。
【0012】本発明の他の目的は、低い動作電圧での動
作速度を向上させ得る信号遅延回路を提供することであ
る。
【0013】
【課題を解決するための手段】前述した目的を達成する
ために、本発明の信号遅延回路は供給電圧と接地電圧間
に連結され、少なくとも一つ以上の入力信号を受け入れ
て所定のスレショルド電圧をそれぞれ有するプルアップ
手段とプルダウン手段、および前記プルアップ手段と前
記プルダウン手段の共通ドレインノードを有する駆動回
路手段と、前記共通ドレインノードに前記駆動回路手段
のプルアップ手段とプルダウン手段のスレショルド値の
絶対値より大きいスレショルド値を有する負荷容量手段
を具備して信号遅延回路の容量特性がその出力が第1電
圧に到達する時まで第1容量値を保持していてから第1
電圧で第2容量値に増加し第2電圧に到達する時まで第
2容量値を保持していてから第2電圧で第3容量値に減
少して続けて第3容量値を保持することと、前記負荷容
量手段の容量特性がその出力電圧が第1電圧に到達する
時まで第1容量値を保持していてから第1電圧で第2容
量値に減少し、第2電圧に到達する時まで第2容量値を
保持していてから第2電圧で第3容量値に増加して続け
て第3容量値を保持することを特徴とする。
【0014】
【作用】本発明による信号遅延回路は、負荷容量手段の
スレショルド電圧の絶対値を駆動回路手段のスレショル
ド手段の絶対値より高く設定する。
【0015】
【実施例】以下、添付した図面を参照して本発明の好適
な実施例を説明する前に従来のCMOS信号遅延回路を
説明すると次の通りである。
【0016】図12のAは従来のNMOSおよびPMO
Sキャパシタを有するCMOS信号遅延回路図であって
、その構成を説明すると次の通りである。
【0017】図12のAは駆動回路手段DRVとキャパ
シタ負荷手段CL より構成されている信号遅延回路で
ある。この駆動回路手段DRVは、スレショルド電圧V
TPを有するプルアップPMOSトランジスタPMと、
スレショルド電圧VTNを有するプルダウンNMOSト
ランジスタNMを供給電圧Vccと接地電圧(Vssま
たはGND)間に連結し、これらのゲート電極に入力信
号VINが印加され、この入力信号VINに応じて、こ
れらの共通ドレインノードNに出力信号VO を駆動す
るCMOSインバータより構成されている。キャパシタ
負荷手段CL は、上記共通ドレインノードNにゲート
電極が連結されN+ ソース電極(またはN+ ドレイ
ン電極)が接地電圧Vssに連結され、スレショルド電
圧VTNL を有するNMOSキャパシタと、上記共通
ドレインノードNにゲート電極が連結されP+ ソース
電極(またはP+ ドレイン電極)が供給電圧Vccに
連結され、スレショルド電圧VTPL を有するPMO
Sキャパシタより構成されている。
【0018】NMOSキャパシタのスレショルド電圧V
TNL とPMOSキャパシタのスレショルド電圧VT
PL とは、それぞれプルダウンNMOSトランジスタ
NMのスレショルド電圧VTNとプルアップPMOSト
ランジスタPMのスレショルド電圧VTPと等しい値を
有する(即ち、VTNL =VTN、VTPL =VT
P)。
【0019】図12のAの信号遅延回路のC−V特性曲
線は図12のBに示されている。容量性負荷CL は信
号遅延回路の出力電圧がNMOSトランジスタのスレシ
ョルド電圧VTN(またはNMOSキャパシタのスレシ
ョルド電圧VTNL )に到達する時まで第1容量値を
保持していてから、NMOSトランジスタのスレショル
ド電圧VTN(またはNMOSキャパシタのスレショル
ド電圧VTNL )で第2容量値に増加し、信号遅延回
路の出力電圧が供給電圧Vcc−PMOSトランジスタ
のスレショルド電圧(またはPMOSキャパシタのスレ
ショルド電圧VTPL )に到達する時まで第2容量値
を保持していてから、供給電圧Vcc−PMOSトラン
ジスタのスレショルド電圧(またはPMOSキャパシタ
のスレショルド電圧VTPL )で第1容量値に減少す
る。
【0020】ここで、実際的に有効負荷キャパシタンス
Ceffを計算すれば次の通りである。
【0021】出力電圧VO が0V〜Vcc間を完全に
スイングする場合、駆動トランジスタで出力電圧変化に
使用される総電荷量QTは、
【0022】
【0023】の積分式により表現され、これは図12の
Bの斜線を引いた面積に比例する。
【0024】そこで有効負荷キャパシタンスCeffは
次の式により決定される。
【0025】
【0026】即ち、有効負荷キャパシタンスCeffは
出力電圧VO の積分関数の総電荷量QTに比例する。
【0027】駆動回路手段のトランジスタのスレショル
ド電圧VTN、VTPがそれぞれ0.7V、−0.7V
とすれば、動作電圧範囲4V〜6Vでの有効負荷キャパ
シタンスCeffはCA =Cmax/2の場合に式(
3)(4)から表1のようになる。
【0028】
【0029】図1のAは本発明のNMOSおよびPMO
Sキャパシタを有するCMOS信号遅延回路の負荷容量
手段の回路図を示したものである。図1のAにおいて、
負荷容量手段CL は駆動回路手段DRVの共通ドレイ
ンノードNにゲート電極が連結され、P+ ソース電極
(またはP+ ドレイン電極)が供給電圧Vccに連結
されるスレショルド電圧|VTP|(>|VTPL |
)を有するPMOSキャパシタとゲート電極は共通ドレ
インノードNに連結され、N+ ソース電極(またはN
+ ドレイン電極)は接地電圧Vssに連結されるスレ
ショルド電圧VTN(<VTNL )を有するNMOS
キャパシタより構成されている。
【0030】図1のAの信号遅延回路のC−V特性曲線
は図1のBに示されている。負荷容量CL は信号遅延
回路の出力電圧が、NMOSキャパシタのスレショルド
電圧VTNL に到達する時まで第1容量値を保持して
いてから、NMOSキャパシタのスレショルド電圧VT
NL で第2容量値に増加し、信号遅延回路の出力電圧
が供給電圧Vcc+PMOSキャパシタのスレショルド
電圧VTPL に到達する時まで第2容量値を保持して
いてから、供給電圧Vcc+PMOSキャパシタのスレ
ショルド電圧VTPL で第3容量値に減少して続けて
第3容量値を保持する。
【0031】例えば、負荷容量手段CL のスレショル
ド電圧VTNL 、VTPL がそれぞれ2V、−2V
の場合、動作電圧範囲4V〜6Vで有効負荷キャパシタ
ンスCeffをCeffをCA =Cmax/2の場合
で計算してみれば表2の通りである。
【0032】
【0033】従って、動作電圧変動に応じて有効負荷キ
ャパシタンスCeffの変化が大きくて、表1の場合よ
り動作電圧変化に応じて遅延時間を大きく緩和させ得る
【0034】図2のAは2つのNMOSキャパシタを用
いた負荷容量手段CL を図示している。
【0035】ゲート電極は共通ドレインノードに連結さ
れ、N+ ソース電極(またはN+ ドレイン電極)は
接地電圧Vssに連結されるスレショルド電圧VTNL
1(>VTN)を有する第1NMOSキャパシタと、ゲ
ート電極は供給電圧Vccに連結され、N+ ソース電
極(またはN+ ドレイン電極)は共通ドレインノード
Nに連結されるスレショルド電圧VTNL2(>VTN
)を有する第2NMOSキャパシタより構成されている
【0036】図2のAの回路のC−V特性曲線は、図2
のBに示したように、負荷容量CL は信号遅延回路の
出力電圧が第1NMOSキャパシタのスレショルド電圧
VTNL1に到達する時まで第1容量値を保持していて
から、第1NMOSキャパシタのスレショルド電圧VT
NL1から第2容量値に増加し、信号遅延回路の出力電
圧が供給電圧−第2NMOSキャパシタのスレショルド
電圧VTNL2に到達する時まで第2容量値を保持して
いてから、供給電圧Vcc−第2NMOSキャパシタの
スレショルド電圧VTNL2から、第3容量値に減少し
て続けて第3容量値を保持する。
【0037】図2のAにおいて、スレショルド電圧VT
NL1、VTNL2、がVTNL1=VTNL2の場合
、総容量特性がVcc/2を中心として対称である特性
を示すことになる。また、VTNL1>VTN、VTN
L2=VTNの場合、図12のBに示した従来の回路の
容量値に比べて、駆動回路手段PRVのスレショルド電
圧VTNとNMOSキャパシタのスレショルド電圧VT
NL との間で、低い負荷キャパシタンス値を有する。 従って、出力電圧VOが接地電圧Vssから供給電圧V
ccに変化する上昇遅延を短く保持し、供給電圧Vcc
から接地電圧Vssに変化する下降遅延は長く保持する
こともできる。即ち、容量性負荷スレショルド電圧VT
NL1およびVTNL2の調整により、上昇遅延と下降
遅延の遅延時間を調整し得る。
【0038】図3のAは2つのPMOSキャパシタを用
いた負荷容量手段CL である。
【0039】ゲート電極はトランジスタPM、NMの共
通ドレインノードNに連結されており、P+ ソース電
極(またはP+ ドレイン電極)は供給電圧Vccに連
結されるスレショルド電圧|VTPL1|(>VTP)
を有する第1PMOSキャパシタと、ゲート電極は接地
電圧Vssに連結されており、P+ ソース電極(また
はP+ ドレイン電極)はトランジスタPM、NMの共
通ドレインノードNに連結されるスレショルド電圧|V
TPL2|(>|VTP|)を有する第2キャパシタよ
り構成されている。
【0040】図3のAのC−V特性曲線は、図3のBに
示したように、負荷容量CL は信号遅延回路の出力電
圧が第2PMOSキャパシタのスレショルド電圧|VT
PL2|に到達する時まで第1容量値を保持していてか
ら、第2PMOSキャパシタのスレショルド電圧|VT
PL2|から第2容量値に増加し、信号遅延回路の出力
電圧が供給電圧Vcc−第1PMOSキャパシタのスレ
ショルド電圧VTPL1に到達する時まで第2容量値を
保持していてから、供給電圧Vcc−第1PMOSキャ
パシタのスレショルド電圧VTPL1から第3容量値に
減少して続けて第3容量値を保持する。
【0041】図2のAと図3のAの回路は、図1のAに
示した回路のC−V特性曲線を有することもできる。
【0042】図4のAは図12のAと図1のAの回路の
C−V特性曲線を比較したものである。
【0043】図4のBは図12のAと図1のAに示した
信号遅延回路の供給電圧Vccの変動による有効負荷キ
ャパシタンスCeffの変化を比較したものである。有
効負荷キャパシタンスCeffの変化幅が従来に比べて
大きいことを示している。
【0044】図5のAは2つのNMOSキャパシタを用
いた負荷容量手段CL である。
【0045】図5のAの回路は図2のAの回路と同一の
構造を有し、図5のAのNMOSキャパシタのスレショ
ルド電圧VTNL1、VTNL2が図2のAのNMOS
キャパシタのスレショルド電圧VTNL1、VTNL2
の絶対値より大きい値を有する。
【0046】図5のAのC−V特性曲線は、図5のBに
示したように、負荷容量CL は信号遅延回路の出力電
圧が供給電圧Vcc−第2NMOSキャパシタのスレシ
ョルド電圧VTNL2に到達する時まで第1容量値を保
持していてから、供給電圧Vcc−第2NMOSキャパ
シタのスレショルド電圧VTNL2から第2容量値に減
少し、信号遅延回路の出力電圧が第1NMOSキャパシ
タのスレショルド電圧VTNL1に到達する時まで第2
容量値を保持していてから、第1NMOSキャパシタの
スレショルド電圧VTNL1から第3容量値に増加して
続けて第3容量値を保持する。
【0047】例えば、負荷容量手段CL のスレショル
ド電圧VTNL1、VTNL2がそれぞれ3V、−3V
の場合、動作電圧範囲4V〜6Vで有効負荷キャパシタ
ンスCeffを計算してみれば表3の通りである。
【0048】
【0049】従って、表3で動作電圧の変動に応じて有
効負荷キャパシタンスCeffの変動幅が表2の場合よ
り大きいので、動作電圧変化に応じて遅延時間を遥かに
緩和させ得る。
【0050】図6のAは1つのNMOSキャパシタと1
つのPMOSキャパシタを用いた負荷容量手段CL で
ある。図6のAの回路は図1のAの回路と同一の構造を
有する。また、図6のAに示したPMOSキャパシタの
スレショルド電圧|VTPL |が駆動回路DRVのP
MOSキャパシタPMのスレショルド電圧|VTP|よ
り大きく、NMOSキャパシタのスレショルド電圧VT
NL が駆動回路DRVのNMOSトランジスタNMの
スレショルド電圧VTNより大きい。
【0051】図6のAのC−V特性曲線は、図6のBに
示したように、信号遅延回路の出力電圧が供給電圧Vc
c+PMOSキャパシタのスレショルド電圧VTPL1
に到達する時まで第1容量値を保持していてから、供給
電圧Vcc+PMOSキャパシタのスレショルド電圧V
TNL から第2容量値に減少し、信号遅延回路の出力
電圧がNMOSキャパシタのスレショルド電圧VTNL
1に到達する時まで第2容量値を維持していてから、N
MOSキャパシタのスレショルド電圧VTNL1から第
3容量値に増加して続けて第3容量値を保持する。
【0052】図7のAは2つのPMOSキャパシタを用
いた負荷容量手段CL である。
【0053】図7のAの回路は、図3のAの回路と同一
の構成を有し、図7のAのPMOSキャパシタのスレシ
ョルド電圧VTPL1、VTPL2の絶対値が図3のA
のPMOSキャパシタのスレショルド電圧VTPL1、
VTPL2の絶対値より小さい値を有する。
【0054】図7のAのC−V特性曲線は、図7のBに
示したように、負荷容量CL は、信号遅延回路の出力
電圧が供給電圧Vcc+PMOSキャパシタのスレショ
ルド電圧VTPL2に到達する時まで第1容量値を保持
していてから、供給電圧Vcc+PMOSキャパシタの
スレショルド電圧VTPL2から第2容量値に減少し、
信号遅延回路の出力電圧が第1PMOSキャパシタのス
レショルド電圧|VTPL1|に到達する時まで第2容
量値を保持していてから、第1PMOSキャパシタのス
レショルド電圧|VTPL1|から第3容量値に増加し
て続けて第3容量値を保持する。
【0055】図8のAは1つのPMOSGキャパシタと
1つのNMOSキャパシタとを用いた負荷容量手段CL
 である。
【0056】ゲート電極が供給電圧Vccに連結されP
+ ソース電極(またはP+ ドレイン電極)が共通ド
レインノードNに連結され、スレショルド電圧VTPL
1を有するPMOSキャパシタと、ゲート電極が共通ド
レインノードNに連結されN+ ソース電極(またはN
+ ドレイン電極)が接地電圧Vssに連結され、スレ
ショルド電圧VTNL1を有するNMOSキャパシタよ
り構成されている。図8のAに示したNMOSとPMO
SキャパシタPMOS、NMOSのスレショルド電圧の
絶対値|VTNL |、|VTPL |が図6のAに示
したNMOSとPMOSキャパシタPMOS、NMOS
のスレショルド電圧の絶対値|VTNL |、|VTP
L |より小さい。図8のAのC−V特性曲線は、図8
のBに示したように、負荷容量CL は、信号遅延回路
の出力電圧が供給電圧Vcc+PMOSキャバシタのス
レショルド電圧VTPL0に到達する時まで第1容量値
を保持していてから、供給電圧Vcc+PMOSキャパ
シタのスレショルド電圧VTPL から第2容量値に減
少し、信号遅延回路の出力電圧がNMOSキャパシタの
スレショルド電圧VTNL に到達する時まで第2容量
値を保持していてから、NMOSキャパシタのスレショ
ルド電圧VTNL から第3容量値に増加して続けて第
3容量値を保持する。
【0057】図6のAから図8のAまでの回路のC−V
特性曲線は、図5のAの回路と同一のC−V特性曲線を
有することもできる。
【0058】図9のAとBとは、図5のAの回路におい
て、負荷容量手段のスレショルド電圧VTNL1、VT
NL2がすべて5Vであり、供給電圧Vccがそれぞれ
4Vならびに6Vの場合のC−V特性グラフ線図である
。ここで、図9のBの電荷量が図9のAの電荷量より遥
かに大きいことがわかる。従って、低い動作電圧での電
荷量を小さくすることにより、低い動作電圧での遅延時
間が最小化できるという長所がある。
【0059】図10のAは図5のAから図8のAまでの
負荷容量手段によるC−V特性曲線と図12のAのC−
V特性曲線を示したものである。点で表示した部分の面
積は図12のAの電荷量を、斜線を引いた部分の面積は
本発明の電荷量をそれぞれ表示する。
【0060】図10のBは供給電圧Vccの変動による
有効負荷キャパシタンスCeffの変化を示したグラフ
線図である。ここで、有効負荷キャパシタンスCeff
の変化幅が従来に比べて遥かに大きいのみならず、図1
のAから図3のAの本発明の実施例の有効負荷キャパシ
タンスの変化に比べて遥かに大きいことがわかる。
【0061】また、負荷容量手段が本発明の実施例での
ような特性を有する負荷キャパシタ構成方法に、図12
のAのような動作電圧の範囲により一定した容量を有す
る従来のキャパシタも並列で使用でき、このような場合
は、特に図9のAのように、低い動作電圧下で負荷容量
が非常に低い場合、一定水準の負荷容量値を有するため
にNMOSデプレッション(depletion)キャ
パシタのような電圧変動に無関係の一定容量キャパシタ
とともに使用されることができる。
【0062】なお、本発明は前記実施例に限定されるも
のではなく、必要に応じて変更することができる。
【0063】
【発明の効果】以上述べたように、本発明による信号遅
延回路は、負荷容量手段のスレショルド電圧の絶対値を
駆動回路手段のスレショルド電圧の絶対値より高く設定
することにより、高い動作電圧と低い動作電圧での有効
負荷キャパシタンス差を大きくして高い動作電圧と高速
動作による競合問題(race  problem)を
防止して半導体素子の信頼性を向上させることができる
【0064】また、低い動作電圧での有効負荷キャパシ
タンスをさらに小さくできるので、低い動作電圧での高
速動作ができる。
【0065】トリップポイント(trip  poin
t)を中心として左右対称で負荷キャパシタンス特性が
可能なので上昇遅延および下降遅延を等しいレベルで保
持できる。また、トリップポイントを中心として非対称
で負荷キャパシタンス特性を調整することも可能なので
、上昇遅延および下降遅延を異なるように調整すること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】Aは本発明のNMOSおよびPMOSキャパシ
タを有するCMOS信号遅延回路の負荷容量手段の回路
図、Bは図1のAに示した回路のC−V特性グラフ線図
【図2】Aは本発明のNMOSキャパシタを有するCM
OS信号遅延回路の負荷容量手段の回路図、Bは図2の
Aに示した回路のC−V特性グラフ線図
【図3】Aは本
発明のPMOSキャパシタを有するCMOS信号遅延回
路の負荷容量手段の回路図、Bは図3のAで示した回路
のC−V特性グラフ線図
【図4】Aは図12のAと図1
のAの回路のC−V特性を比較したグラフ線図、Bは供
給電圧Vccに対する有効キャパシタンスCeffの変
化において図12に示した従来の回路と図1のAに示し
た本発明の回路とを比較したグラフ線図
【図5】Aは本発明のNMOSキャパシタを有するCM
OS信号遅延回路の負荷容量手段の回路図、Bは図5の
Aに示した回路のC−V特性グラフ線図
【図6】Aは本
発明のNMOSおよびPMOSキャパシタを有するCM
OS信号遅延回路の負荷容量手段の回路図、Bは図6の
Aに示した回路のC−V特性グラフ線図
【図7】Aは本
発明のPMOSキャパシタを有するCMOS信号遅延回
路の負荷容量手段の回路図、Bは図7のAに示した回路
のC−V特性グラフ線図
【図8】Aは本発明のNMOS
およびPMOSキャパシタを有するCMOS信号遅延回
路図の負荷容量手段の回路図、Bは図8のAに示した回
路のC−V特性グラフ線図
【図9】Aは供給電圧が5Vであり、負荷容量手段のス
レショルド電圧が4Vの場合に図5のAに示した回路の
C−V特性の変化を示したグラフ線図、Bは供給電圧が
5Vであり、の負荷容量手段のスレショルド電圧が6V
の場合に図5のAに示した回路の供給電圧Vccに対す
る有効負荷キャパシタンスCeffの変化を比較したグ
ラフ線図
【図10】Aは図5のAから図8のAまでに示した回路
と図12のAに示した回路のC−V特性曲線を比較する
グラフ線図、Bは図5のAから図8のAまでに示した回
路と図12のAに示した回路の供給電圧Vccの変動に
よる有効負荷キャパシタンスCeffの変化を比較する
グラフ線図
【図11】Aは従来のCMOS信号遅延回路の構成図、
Bは図11のAの入出力波形図、Cは図11のAの回路
の供給電圧による遅延時間の特性を示すグラフ線図
【図
12】Aは従来のNMOSおよびPMOSキャパシタを
有するCMOS信号遅延回路の回路図、Bは図12のA
に示した回路のC−V特性グラフ線図
【符号の説明】
DRV  駆動回路手段 VTT  バッファ増幅器 NM  プルダウンNMOSトランジスタPM  プル
アップPMOSトランジスタCL   負荷容量手段 VTP  プルアップPMOSトランジスタのスレショ
ルド電圧 VTN  プルダウンNMOSトランジスタのスレショ
ルド電圧 VTPL 、VTPL1、VTPL2  PMOSキャ
パシタのスレショルド電圧 VTNL 、VTNL1、VTNL2  NMOSキャ
パシタのスレショルド電圧

Claims (16)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  供給電圧と接地電圧間に連結され、少
    なくとも一つ以上の入力信号を受け入れて所定スレショ
    ルド電圧をそれぞれ有するプルアップ手段とプルダウン
    手段、前記プルアップ手段と前記プルダウン手段の共通
    ドレインノードを有する駆動回路手段と、前記プルアッ
    プ手段と前記プルダウン手段の共通ドレインノードに、
    前記駆動回路手段のプルアップ手段とプルダウン手段の
    スレショルド値の絶対値より大きいスレショルド値を有
    する負荷容量手段を具備して、信号遅延回路の負荷容量
    が第1電圧に到達する時まで第1容量値を保持していて
    から、第1電圧で第2容量値に増加し、第2電圧に到達
    する時まで第2容量値を保持していてから、第2電圧で
    第3容量値に減少して続けて第3容量値を保持すること
    を特徴とする信号遅延回路。
  2. 【請求項2】  前記負荷容量手段は、前記共通ドレイ
    ンノードにゲート電極が連結され、N+ ソース電極(
    またはN+ ドレイン電極)が接地電圧に連結されるN
    MOSキャパシタと、前記共通ドレインノードにゲート
    電極が連結され、P+ ソース電極(またはP+ ドレ
    イン電極)が供給電圧に連結されるPMOSキャパシタ
    を具備することを特徴とする請求項1に記載の信号遅延
    装置。
  3. 【請求項3】  前記第1電圧は、前記NMOSキャパ
    シタのスレショルド電圧であり、前記第2電圧は前記供
    給電圧+前記PMOSキャパシタのスレショルド電圧で
    あることを特徴とする請求項2に記載の信号遅延回路。
  4. 【請求項4】  前記負荷容量手段は、前記共通ドレイ
    ンノードにゲート電極が連結され、N+ ソース電極(
    またはN+ ドレイン電極)が接地電圧に連結された第
    1NMOSキャパシタと、前記共通ドレインノードにN
    + ソース電極(またはN+ ドレイン電極)が連結さ
    れ、ゲート電極が供給電圧に連結される第2NMOSキ
    ャパシタを具備することを特徴とする請求項1に記載の
    信号遅延回路。
  5. 【請求項5】  前記第1電圧は、前記第1NMOSキ
    ャパシタのスレショルド電圧であり、前記第2電圧は前
    記供給電圧−前記第2NMOSキャパシタのスレショル
    ド電圧であることを特徴とする請求項4に記載の信号遅
    延回路。
  6. 【請求項6】  前記負荷容量手段は、前記共通ドレイ
    ンノードにゲート電極が連結され、P+ ソース電極(
    またはP+ ドレイン電極)が供給電圧に連結される第
    1PMOSキャパシタと、前記供給ドレインノードにP
    + ソース電極(またはP+ ドレイン電極)が連結さ
    れ、ゲート電極が接地電圧に連結される第2PMOSキ
    ャパシタを具備したことを特徴とする請求項1に記載の
    信号遅延回路。
  7. 【請求項7】  前記第1電圧は、前記第2PMOSキ
    ャパシタのスレショルド電圧の絶対値であり、前記第2
    電圧は前記供給電圧+前記第1PMOSキャパシタのス
    レショルド電圧であることを特徴とする請求項6に記載
    の信号遅延回路。
  8. 【請求項8】  供給電圧と接地電圧との間に連結され
    、少なくとも1つ以上の入力信号を受け入れて所定スレ
    ショルド電圧をそれぞれ有するプルアップ手段とプルダ
    ウン手段、前記プルアップ手段とプルダウン手段との共
    通ドレインノードを有する駆動回路手段と、前記プルア
    ップ手段とプルダウン手段の共通ドレインノードに前記
    駆動回路手段のプルアップ手段とプルダウン手段のスレ
    ショルド値の絶対値より大きいスレショルド値を有する
    負荷容量手段を具備して、前記負荷容量手段の容量特性
    が第1電圧に到達する時まで第1容量値を保持していて
    から第2容量値に減少し、第2電圧に到達する時まで第
    2容量値を保持していてから第3容量値に増加して続け
    て第3容量値を保持することを特徴とする信号遅延回路
  9. 【請求項9】  前記負荷容量手段は、前記共通ドレイ
    ンノードにゲート電極が連結され、N+ ソース電極(
    またはN+ ドレイン電極)が前記接地電圧に連結され
    る第1NMOSキャパシタと、前記共通ドレインノード
    にN+ ソース電極(またはN+ ドレイン電極)が連
    結され、ゲート電極が前記供給電圧に連結される第2N
    MOSキャパシタを具備することを特徴とする請求項8
    に記載の信号遅延回路。
  10. 【請求項10】  前記第1電圧は、前記供給電圧−前
    記第2NMOSキャパシタのスレショルド電圧であり、
    前記第2電圧は前記第1NMOSキャパシタのスレショ
    ルド電圧であることを特徴とする請求項9に記載の信号
    遅延回路。
  11. 【請求項11】  前記負荷容量手段は、前記共通ドレ
    インノードにゲート電極が連結され、N+ ソース電極
    (またはN+ ドレイン電極)が前記接地電圧に連結さ
    れるNMOSキャパシタと、前記共通ドレインノードに
    ゲート電極が連結されP+ ソース電極(またはP+ 
    ドレイン電極)が前記供給電圧に連結されるPMOSキ
    ャパシタを具備することを特徴とする請求項8に記載の
    信号遅延回路。
  12. 【請求項12】  前記第1電圧は、前記供給電圧+前
    記PMOSキャパシタのスレショルド電圧であり、前記
    第2電圧は前記NMOSキャパシタのスレショルド電圧
    であることを特徴とする請求項11に記載の信号遅延回
    路。
  13. 【請求項13】  前記負荷容量手段は、前記共通ドレ
    インノードにゲート電極が連結され、P+ ソース電極
    (またはP+ ドレイン電極)が供給電圧に連結される
    第1キャパシタと、前記共通ドレインノードにP+ ソ
    ース電極(またはP+ ドレイン電極)が連結されゲー
    ト電極が接地電圧に連結される第2PMOSキャパシタ
    を具備することを特徴とする請求項8に記載の信号遅延
    回路。
  14. 【請求項14】  前記第1電圧は、前記供給電圧+前
    記第1PMOSキャパシタのスレショルド電圧であり、
    前記第2電圧は前記第2PMOSキャパシタのスレショ
    ルド電圧の絶対値であることを特徴とする請求項13に
    記載の信号遅延回路。
  15. 【請求項15】  前記負荷容量手段は、前記共通ドレ
    インノードにP+ ソース電極(またはP+ ドレイン
    電極)が連結され、ゲート電極が前記供給電圧に連結さ
    れるPMOSキャパシタと、前記共通ドレインノードに
    ゲート電極が連結されN+ ソース電極(またはN+ 
    ドレイン電極)に接地電圧に連結されるNMOSキャパ
    シタを具備することを特徴とする請求項8に記載の信号
    遅延回路。
  16. 【請求項16】  前記第1電圧は、前記供給電圧+前
    記PMOSキャパシタのスレショルド電圧であり、前記
    第2電圧は前記NMOSキャパシタのスレショルド電圧
    であることを特徴とする請求項15に記載の信号遅延回
    路。
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