JPH04325877A - 放電灯点灯装置 - Google Patents

放電灯点灯装置

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JPH04325877A
JPH04325877A JP3093786A JP9378691A JPH04325877A JP H04325877 A JPH04325877 A JP H04325877A JP 3093786 A JP3093786 A JP 3093786A JP 9378691 A JP9378691 A JP 9378691A JP H04325877 A JPH04325877 A JP H04325877A
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久治 伊藤
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、インバータ回路を用い
て放電灯を高周波点灯する放電灯点灯装置に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】従来より放電灯点灯装置にインバータ回
路を用いて放電灯を高周波点灯するものが提供され、こ
の種の放電灯点灯装置では、図14に示すように、ディ
ジタル回路部Gとアナログ回路部Fとで構成された制御
回路Aを用いてインバータ回路Bの動作制御を行ってい
た。
【0003】そして、最近では上記放電灯点灯装置をリ
モートコントロールで動作制御する商品が開発されてい
る。この場合、送信機Cからの信号を受信する受信部D
と、この受信部Dの受信出力に応じて制御回路1のディ
ジタル回路部Gを制御するマイクロプロセッサ(CPU
)Eを必要としていた。ところで、近年のように放電灯
点灯装置の制御機能が多機能化されると、これに伴って
多種多様の放電灯点灯装置を設計することでは対応でき
なくなっている。そこで、汎用演算処理装置としてのマ
イクロプロセッサを用いて制御回路Aを構成し、1種類
の制御回路Aで多種多様の制御機能を行えるようにする
ことが提案されている。この場合の具体構成としては、
図15に示すように制御回路AをマイクロプロセッサI
とPWM回路Hとで構成したものがある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、図15
の構成とした場合にはマイクロプロセッサを2個必要と
し、リモートコントロール信号処理プログラムと、イン
バータ回路のスイッチング素子のオン,オフ周波数、オ
ン,オフデューティなどを制御するための制御データを
演算する処理プログラムとを各マイクロプロセッサ毎に
作成する必要があり、プログラム作成が大変になる。し
かも、このように2個のマイクロプロセッサを用いると
、コストも高くなり、またマイクロプロセッサ間のデー
タ伝送のための配線も複雑になり、回路設計も大変にな
るという問題があった。
【0005】そこで、この対策として、マイクロプロセ
ッサを1つにし、プログラムも1つにまとめることが考
えられる。しかし、上述した各マイクロプロセッサのプ
ログラムをまとめると、そのプログラムは膨大なものと
なり、現在提供されているマイクロプロセッサでは容量
的に対応させることができない。また、上記プログラム
に対応できる大容量マイクロプロセッサがあったとして
も、コスト的な問題から実用的ではない。
【0006】本発明は上述の点に鑑みて為されたもので
あり、その目的とするところは、多様な動作制御が可能
で、且つリモコン機能を備える場合にも、1つのマイク
ロプロセッサで構成することができる放電灯点灯装置を
提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明では、上記目的を
達成するために、制御指令に応じた制御データが汎用演
算処理装置から断片的に与えられると、その断片的な制
御データの間の制御を補間する出力パルス信号を自動的
に生成してインバータ回路に与える補間データ作成回路
をパルス発生回路に設けてある。
【0008】
【作用】本発明は、上述のように構成することにより、
従来は汎用演算処理装置の処理プログラムで実行させて
いた機能をパルス発生回路がハード的に行うようにして
、すべて汎用演算処理装置から与えなければならなかっ
た制御データを、例えば制御のための初期データと最終
データといった断片的なもので済むようにし、汎用演算
処理装置のプログラムを縮小化し、1つの汎用演算処理
装置でも上記パルス発生回路用の処理プログラムとリモ
ートコントロール信号処理プログラムとを実行できるよ
うにしたものである。
【0009】
【実施例】図1乃至図13に本発明の一実施例を示す。 本実施例では、図1に示すように、制御指令に応じた制
御データが汎用演算処理装置から断片的に与えられると
、その断片的な制御データの間の制御を補間する出力パ
ルス信号を自動的に生成してインバータ回路に与える補
間データ作成回路JをPWM回路であるパルス発生回路
Hに設けてある。
【0010】まず、本実施例における制御回路Aのパル
ス発生回路Hの具体構成の一例について説明する。この
パルス発生回路は、出力パルス信号の ”H” 区間設
定データおよび ”L”区間設定データをそれぞれ独立
に変化させるパルス幅制御手段から与えられる上記両区
間設定データがセットされ、上記区間設定データをアッ
プカウントあるいはダウンカウントするアップダウンカ
ウンタ回路1aと、上記パルス幅制御手段によりアップ
ダウンカウンタ回路1aの最終データが設定され、上記
アップダウンカウンタ回路1aから出力されるカウント
データが最終データと一致するまでカウントを行わせる
データ比較回路1cと、上記アップダウンカウンタ回路
11のカウントデータをラッチするバッファ1bと、こ
のバッファ1bのラッチデータが両区間設定データ毎に
交互にセットされ一定周期のクロック信号CLKでカウ
ントするプリセッタブルなカウンタ回路2と、上記カウ
ンタ回路2からのリップルキャリー信号RCY1をトリ
ガクロックとするトグルフリップフロップ回路3とで構
成されている。なお、本実施例の場合にマイクロプロセ
ッサIからの断片的な制御データの間の制御を補間する
データを自動的に生成する補間データ生成回路Jとして
機能するのは、上記アップダウンカウンタ回路1aとデ
ータ比較回路1cである。
【0011】上記パルス幅制御手段が図1におけるマイ
クロプロセッサIであり、このマイクロプロセッサIか
ら出力されるパルス幅を変化させる場合の初期データと
しての ”H” 区間設定データ及び ”L” 区間設
定データがアップダウンカウンタ回路1aの入力端子I
N1 〜IN12に入力され、データ比較回路1cで作
成したタイミング信号によってラッチされる。また、マ
イクロプロセッサから出力されるパルス幅を変化させる
場合の最終データとしての ”H” 区間設定データ及
び ”L”区間設定データがデータ比較回路1cの入力
端子I1 〜I12に入力され、タイミング制御回路4
から出力されるタイミング信号によってラッチされる。
【0012】上記アップダウンカウンタ回路1a,バッ
ファ1b及びデータ比較回路1cでデータラッチ回路1
が形成され、アップダウンカウンタ回路1aは図4に示
すように両区間設定データ毎に4ビットのアップダウン
カウンタUDCを3個用いて12ビット構成としてある
。また、バッファ1bは図5に示すようにフリップフロ
ップSFRとトライステートバッファTBUFとで形成
されている。
【0013】アップダウンカウンタ回路1aでは、区間
データ設定信号HLが入力されているときに、入力端子
IN1 〜IN12を介して入力されるDT1 〜DT
12をラッチ信号LATCHA ,LATCHB によ
って ”L” 区間設定データDA1 〜DA12、 
”H” 区間設定データDB1 〜DB12としてラッ
チし、データ比較回路1cでは、この区間設定データに
続いて入力端子I1 〜I12に入力される区間設定デ
ータをラッチ信号LATCHA ,LATCHB によ
ってラッチする。また、2次バッファ1bでは、データ
比較回路1cで作成されたラッチ信号LTCHによって
1次バッファ1aのラッチデータDA1 〜DA12、
DB1 〜DB12を取り込んで、イネーブル信号EN
A ,ENB によって選択された区間設定データDA
1 〜DA12あるいはDB1 〜DB12をカウンタ
回路2のプリセットデータとして出力する。また、ハー
フクロック制御信号HLFも一旦ラッチして信号HAL
Fとして出力している。なお、このハーフクロック制御
とは、マイクロプロセッサのマシンサイクルに関係なく
 ”H” 区間及び ”L” 区間を任意に設定できる
ようにした制御であり、その詳細な説明は後述する。
【0014】カウンタ回路2およびトグルフリップフロ
ップ回路3はカウンタ/出力回路5として一体化されて
おり、図6に示すように、4ビットのプリセッタブルカ
ウンタCNTを3個用いて12ビットのカウンタ回路2
を構成してあり、カウンタ回路2のリップルキャリー信
号RCY1 がハーフクロック制御回路6を介してトグ
ルフリップフロップ回路3にトリガクロックとしてリッ
プルキャリー信号RCYとして出力されている。
【0015】トグルフリップフロップ回路3のフリップ
フロップ出力は2個のインバータを介して出力パルス信
号OUTとして出力され、同時に所定のプリセットデー
タをデータラッチ回路1から読み出すイネーブル信号E
NA ,ENB として出力される。ハーフクロック制
御回路6は、ハーフクロック制御信号HALFが ”H
” のときに、リップルキャリー信号RCY1 の立ち
上がり(トグルフリップフロップ回路の反転タイミング
) を半クロックだけ右にシフトさせ、クロック信号C
LKの半クロックの精度(倍精度) で ”H” 区間
、 ”L” 区間の設定を可能にしている。  タイミ
ング制御回路4は、ラッチ信号LATCH,LATCH
A ,LATCHB ,LTCHを発生する図7に示す
ラッチ制御回路4aと、クリア信号CLEAR,ロード
信号LOAD,ラッチ信号LTCH1 を発生する図8
に示すカウンタ制御回路4bとで形成されており、マイ
クロプロセッサから出力されるクロック信号CLK,ス
タート信号START,区間データ設定信号HLに基づ
いて所定のタイミング信号を出力し、各回路の動作タイ
ミングを制御する。
【0016】ところで、この種のパルス発生回路では、
出力パルス信号OUTに基づいて2相クロック信号OU
T1 ,OUT2 を発生させる2相クロック発生回路
7と、放電灯点灯回路10のスイッチングを制御する出
力信号として出力パルス信号OUTを出力するか、2相
クロック信号OUT1,OUT2 を出力するかを切換
信号SE/HBにより切り換える出力切換回路8とが設
けられており、シングルエンド型(出力パルス信号OU
Tでスイッチングトランジスタが制御される1石インバ
ータ方式) あるいはハーフブリッジ型(2相クロック
信号OUT1 ,OUT2 によって直列接続された一
対のスイッチングトランジスタが制御される2石インバ
ータ方式) の放電灯点灯回路10のスイッチング制御
信号が得られるようになっている。
【0017】ここで、2相クロック発生回路7は、クロ
ック信号CLKをカウントしてノンオーバラップ区間を
設定するプリセッタブルカウンタ回路7aと、プリセッ
タブルカウンタ回路7aから出力されるリップルキャリ
ー信号RCY2 ’に基づいてゲート回路7cを制御す
るゲート制御回路7bとで形成され、8ビットの設定ス
イッチで設定されるノンオーバッラップ区間設定データ
HB1 〜HB8 に基づいてノンオーバラップ区間が
設定された2相クロック信号OUT1 ,OUT2 を
出力するようになっている。
【0018】以下に、パルス発生回路の全体動作につい
て説明する。なお、以下の説明はアップダウンカウンタ
回路1aのアップダウンカウントをデータ比較回路1c
により禁止し、単にデータラッチ回路1の1次バッファ
として用いた場合について説明する。なお、この際には
アップダウンカウンタ回路1aとデータ比較回路1cと
に同一の区間設定データをセットすることにより行える
【0019】まず、図10に示すように、マイクロプロ
セッサから出力されるスタート信号STARTが立ち上
がると、システムリセットが行われる。そして、 ”L
” 区間設定データDA1 〜DA12が確定すると、
マイクロプロセッサから区間データ設定信号HLが立ち
上がり、ラッチ信号LATCHA が1パルス出力され
てデータラッチ回路1のアップダウンカウンタ回路1a
に ”L” 区間設定データDA1 〜DA12がラッ
チされる。
【0020】次に、 ”H” 区間設定データDB1 
〜DB12が確定すると、区間データ設定信号HLの立
ち下がりでラッチ信号LATCHB が1パルス出力さ
れて ”H” 区間設定データDB1 〜DB12がデ
ータラッチ回路1のアップダウンカウンタ回路1aにラ
ッチされる。そして、クリア信号CLEARが ”L”
 になり、ラッチ信号LTCHが1パルス出力され、両
区間設定データDA1 〜DA12、DB1 〜DB1
2は2次バッファ1bにラッチされる。このとき、イネ
ーブル信号ENA が”H” となっているので、バッ
ファ1bから ”L” 区間設定データDA1 〜DA
12が読み出され、カウンタ回路2にプリセットデータ
をセットするロード信号LOADが出力されたとき、カ
ウンタ回路2に ”L” 区間設定データDA1 〜D
A12がセットされる。この状態でカウンタ回路2によ
るクロック信号CLKのカウントが開始され、カウンタ
回路2の出力Q1 〜Q12が総て ”H” になると
、リップルキャリー信号RCY1 が出力される。この
リップルキャリー信号RCY1 によってイネーブル信
号ENB が ”H” になり、同時に出力パルス信号
OUTも ”H” になる。すると、”H” 区間設定
データDB1 〜DB12がカウンタ回路2にプリセッ
トされ、クロック信号CLKのカウントが開始され、リ
ップルキャリー信号RCYが得られると、出力パルス信
号が ”L” になるとともにイネーブル信号ENAが
 ”H” になり、上述の動作を繰り返す。したがって
、両区間設定データDA1 〜DA12、DB1 〜D
B12に基づいて出力パルス信号OUTの ”L” 区
間および ”H” 区間が任意に(12ビットの範囲で
) 設定でき、オン,オフデューティを設定できること
になる。なお、オン, オフデューティを変更する場合
には、 ”L” 区間設定データDA1 〜DA12を
セットした後、区間データ設定信号HLを ”H” に
し、 ”H” 区間設定データDB1 〜DB12をセ
ットした後、区間データ設定信号HLを”L” にすれ
ば良い。
【0021】例えば、図10に示すように、クロック信
号CLKの周波数を16MHz(周期62. 5nse
c) とし、 ”H” 区間を161パルス、 ”L”
 区間を164パルスに設定する場合には、 ”H” 
区間設定データDA1 〜DA12の8ビット目および
6ビット目を” 1” に設定し、 ”L” 区間設定
データDB1 〜DB12の8ビット目、6ビット目、
2ビット目、1ビット目を ”1” に設定すれば良い
ことになる。この場合、出力パルス信号OUTの周期は
、クロック信号CLKの325パルス分となって20.
 2μsec であり、周波数49. 2kHzとなる
。また、 ”H” 区間あるいは ”L” 区間の幅を
1パルス分(62. 5nsec) だけ広くすると、
周期はクロック信号CLKの326パルス分となり、周
波数は49. 1kHzになる。したがって、出力パル
ス信号OUTの ”H” 区間あるいは ”L” 区間
を62. 5nsec刻みで設定できるとともに、0.
1kHz刻みで周波数を制御できることになり、パルス
発生回路のスイッチング制御信号として用いた場合にお
いて、きめ細かな点灯制御が行えることになる。なお、
カウンタ回路2にてカウントされるクロック信号CLK
の周波数を高くすれば、設定精度をより高くできること
は言うまでもない。
【0022】次に、図11に基づいてハーフクロック制
御について説明する。いま、ハーフクロック制御信号H
ALFが ”L”の場合には、リップルキャリー信号R
CY1 はそのままトグルフリップフロップ回路3のト
リガクロックとなり、図11(b)に示すように、トリ
ガクロックとしてのリップルキャリー信号RCYの立ち
上がりに同期して出力パルス信号OUTの反転が行われ
る。
【0023】一方、ハーフクロック制御信号HALFが
 ”H” になると、図11(a)に示すように、リッ
プルキャリー信号RCY1 の立ち上がりが半クロック
だけ右にシフトし、このシフトされたリップルキャリー
信号RCYがトグルフリップフロップ回路3のトリガク
ロックとなって出力パルス信号OUTの反転動作が行わ
れる。 したがって、ハーフクロック制御信号HLFが ”H”
 の場合、 ”H” 区間あるいは ”L” 区間を、
区間設定データDA1 〜DA12,DB1 〜DB1
2にて設定される図11(b)の場合に比べてクロック
信号CLKの半クロック分だけ広くでき、クロック信号
CLKの周波数を高くすることなく、 ”H” 区間お
よび ”L”区間の設定精度を倍にすることができる。
【0024】2相クロック発生回路7は次のように動作
する。つまり、この2相クロック発生回路7では、ノン
オーバッラップ区間設定データHB1 〜HB8 がプ
リセットされたプリセッタブルカウンタ回路7aにてク
ロック信号CLKをカウントしてノンオーバラップ区間
を設定するようになっており、図12に示すように、プ
リセッタブルカウンタ回路7aから出力されるリップル
キャリー信号RCY2’に基づいてゲート回路7cを制
御するゲート制御信号が形成され、このゲート制御信号
にて制御されるゲート回路7cによって出力パルス信号
OUTにノンオーバラップ区間を付与した2相クロック
信号OUT1 ,OUT2 が形成される。
【0025】上述のようにして発生された出力パルス信
号OUTおよび2相クロック信号OUT1 ,OUT2
 は、出力切換回路8を介して出力され、切換信号SE
/HBが”H” のとき、出力パルス信号OUTが出力
され、切換信号SE/HBが ”L”のとき、2相クロ
ック信号OUT1 ,OUT2 が出力される。したが
って、切換信号SE/HBを適当に設定することにより
、シングルエンド型あるいはハーフブリッジ型の放電灯
点灯回路10に対応できるパルス発生回路が得られるこ
とになる。
【0026】以下に、出力パルス信号のパルス幅を変化
させる際の動作について説明する。このように出力パル
ス信号のパルス幅を変化させる場合には、マイクロプロ
セッサがアップダウンカウンタ回路1aにパルス幅を変
化させる場合の初期データをセットし、データ比較回路
1cにパルス幅を変化させる場合の最終データをセット
する。ここで、データ比較回路1cに最終データとして
の区間設定データが設定されたときには、この設定デー
タがアップダウンカウンタ回路1aに設定されたデータ
と一致するかどうかを比較して判断し、不一致の場合に
はデータ比較回路1cからアップダウンカウンタ回路1
aにアップカウントあるいはダウンカウントさせるため
のアップダウン信号DNUP1 ,DNUP2 を与え
ることにより、アップダウンカウンタ回路1aを初期デ
ータからインクリメントあるいはディクリメントさせる
という動作を、アップダウンカウンタ回路1aの出力デ
ータが設定データに一致するまで行う。
【0027】このようにしてアップダウンカウンタ回路
1aでアップカウントあるいはダウンカウントが行われ
ているとき、バッファ1bにはインクリメントあるいは
ディリメントされる毎に、新たなデータがラッチされ、
このデータはイネーブル信号ENA ,ENB が ”
H” となり、ロード信号LOADがカウンタ回路2に
入力される毎にカウンタ回路2にセットされ、以降は上
述したと同様にしてアップダウンカウンタ回路1aの出
力データが設定データに一致するまで、連続的に異なる
データをカウンタ回路2がカウントする。なお、データ
比較回路1cはカウンタ回路2でデータが更新されるこ
とに同期してアップダウンカウンタ回路1aのアップカ
ウントあるいはダウンカウントの制御を行っている。従
って、トグルフリップフロップ回路3からは図13に示
すように連続的にパルス幅が変化する出力パルス信号が
得られる。なお、この図13の場合には ”L” 区間
設定データは固定して ”H” 区間設定データだけを
可変した場合を示し、初期データが ”1”で最終デー
タが ”5” の場合を示す。このようにマイクロプロ
セッサがアップダウンカウンタ回路1aにパルス幅を変
化させる場合の初期データをセットし、データ比較回路
1cに最終データをセットすれば、アップダウンカウン
タ回路1aでマイクロプロセッサのマシンサイクルに関
係なくアップカウントあるいはダウンカウントしてプリ
セッタブルなカウンタ回路2にセットされるデータを更
新することができ、高速にパルス幅を変化させることが
できる。しかも、マイクロプロセッサは断片的な制御デ
ータを与えるだけでよいので、処理プログラムを縮小す
ることができる。そして、上記アップダウンカウンタ回
路1aの出力データが一致した場合にはそこで上記動作
は終了し、上述したアップダウンカウンタ回路1aを1
次バッファとして使用する通常の動作に戻る。
【0028】ところで、上述の回路構成の場合には放電
灯を全点灯、全消灯あるいは所定の調光点灯状態に切り
換える際の過渡的な段階における放電灯の点灯制御に用
いることができ、その場合の動作フローを図2に示す。 このような動作制御を行う場合に本実施例を用いれば、
マイクロプロセッサからいちいち上記過渡的な段階にお
ける制御のために制御データをパルス発生回路に転送す
る処理ルーチンを不要とできる。なお、この説明は補間
データ作成回路の一例について説明したもので、例えば
アップダウンカウンタ回路だけで補間データ作成回路を
構成し、マイクロプロセッサから放電灯の点灯する制御
データが与えられた場合に、補間データ作成回路が自動
的に予熱期間を付与して放電灯を点灯するというような
構成とすることが可能であり、その他にも多種多様のバ
リエーションがある。なお、本実施例を適用した場合に
はマイクロプロセッサとして1チップ化したASICマ
イコンなどを用いることが考えられる。
【0029】
【発明の効果】本発明は上述のように、制御指令に応じ
た制御データが汎用演算処理装置から断片的に与えられ
ると、その断片的な制御データの間の制御を補間する出
力パルス信号を自動的に生成してインバータ回路に与え
る補間データ作成回路をパルス発生回路に設けてあるの
で、従来は汎用演算処理装置の処理プログラムで実行さ
せていた機能をパルス発生回路がハード的に行い、すべ
て汎用演算処理装置から与えなければならなかった制御
データを、例えば制御のための初期データと最終データ
といった断片的なもので済み、汎用演算処理装置のプロ
グラムを縮小化し、1つの汎用演算処理装置でも上記パ
ルス発生回路用の処理プログラムとリモートコントロー
ル信号処理プログラムとを実行できる。したがって、汎
用演算処理装置を1つとすることにより、コストの低減
が可能であり、また処理プログラムを1つにまとめるこ
とにより、処理方式が明確になって設計が容易となり、
2つの汎用演算処理装置を用いた場合のように汎用演算
処理装置間のデータ交換が不要であるので、処理速度の
改善が期待できるといった効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の概略構成を示すブロック図
である。
【図2】同上の概略動作を示すフローチャートである。
【図3】パルス発生回路の構成を示すブロック図である
【図4】(a)はアップダウンカウンタ回路の回路図で
ある。 (b)は同上に用いられるカウンタの端子配列を示す説
明図である。
【図5】(a)はバッファの回路図である。 (b)は同上に用いられるフリップフロップの端子配列
の説明図である。
【図6】(a)はカウンタ/出力回路の回路図である。 (b)は同上に用いられるカウンタの端子配列を示す説
明図である。 (c)は同上に用いられるフリップフロップの端子配列
の説明図である。
【図7】ラッチ制御回路の回路図である。
【図8】カウンタ制御回路の回路図である。
【図9】(a)は2相クロック発生回路の回路図である
。 (b)は同上に用いられるカウンタの端子配列を示す説
明図である。 (c)は同上に用いられるフリップフロップの端子配列
の説明図である。
【図10】同上の全体動作の説明図である。
【図11】ハーフクロック制御の動作説明図である。
【図12】2相クロック発生回路の動作説明図である。
【図13】同上の主要動作の説明図である。
【図14】従来の放電灯点灯装置の概略構成を示すブロ
ック図である。
【図15】従来の多機能化した放電灯点灯装置の概略構
成を示すブロック図である。
【符号の説明】 A  制御回路 B  インバータ回路 C  送信機 D  受信部 H  パルス発生回路 I  マイクロプロセッサ J  補間データ作成回路

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  インバータ回路を用いて放電灯を高周
    波点灯し、リモートコントロールで放電灯の点灯制御が
    行われる放電灯点灯装置において、送信機から送信され
    る放電灯の制御指令を受信する受信部と、複数の制御に
    対応するプログラムを記憶し、制御指令に応じて該当す
    る制御プログラムを読み出してインバータ回路のスイッ
    チング素子を制御する制御データを演算する汎用演算処
    理装置と、上記制御データに基づいて上記スイッチング
    素子を制御する出力パルス信号を生成してインバータ回
    路に与えるパルス発生回路とを備え、制御指令に応じた
    制御データが汎用演算処理装置から断片的に与えられる
    と、その断片的な制御データの間の制御を補間するデー
    タを自動的に生成する補間データ作成回路を上記パルス
    発生回路に設けて成ることを特徴とする放電灯点灯装置
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JPS6084800A (ja) * 1983-08-25 1985-05-14 ルトロン・エレクトロニクス・カンパニ−・インコ−ポレ−テツド 放電灯制御システム

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JPS6084800A (ja) * 1983-08-25 1985-05-14 ルトロン・エレクトロニクス・カンパニ−・インコ−ポレ−テツド 放電灯制御システム

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