JPH04325314A - バックドアの支持構造 - Google Patents

バックドアの支持構造

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JPH04325314A
JPH04325314A JP9511391A JP9511391A JPH04325314A JP H04325314 A JPH04325314 A JP H04325314A JP 9511391 A JP9511391 A JP 9511391A JP 9511391 A JP9511391 A JP 9511391A JP H04325314 A JPH04325314 A JP H04325314A
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JP
Japan
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back door
damper stay
door
opening
stay
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JP9511391A
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English (en)
Inventor
Akihide Tokoro
所 昭秀
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Toyota Motor Corp
Original Assignee
Toyota Motor Corp
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Publication date
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  • Closing And Opening Devices For Wings, And Checks For Wings (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、バックドアの開閉時に
バックドアを支持するバックドアの支持構造に関する。
【0002】
【従来の技術】バックドアを有する車両には、バックド
アの開閉操作を行う際にバックドアをステーで支持する
ように構成されたものがある。バックドアの全開状態で
は、バックドアがステーに支持されることによって、バ
ックドアはその自重にも拘わらず確実に開放状態を維持
することができる。
【0003】以下に、図9を用いてこのようなバックド
アの支持構造を説明する。この構造によれば、バックド
ア100の両側部とボデー102の車両後方側両側部と
の間には、ダンパステー104(片側のみ図示されてい
る)がそれぞれ配置されている。このダンパステー10
4は高圧の不活性ガスが封入されたガスばねとされ、ダ
ンパステー104の伸長方向への伸長力がバックドア1
00に作用するようになっている。また、ダンパステー
104の軸方向両端部にはボールジョイントが配設され
ており、このボールジョイントを介してダンパステー1
04はバックドア100及びボデー102と連結されて
いる。
【0004】この構造によれば、バックドア100の全
開状態ではダンパステー104の伸長力によるバックド
ア100の開方向へのモーメントがバックドア100の
自重による閉方向へのモーメントに打ち勝つように設定
される。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、この構
造によると、バックドア100の全開時にバックドア1
00が鉛直に近い状態になるような車両の場合、全開状
態から全閉状態にする途中で、バックドア閉方向操作モ
ーメント(ダンパステー104の反発力によりバックド
ア100を開方向へ付勢するバックドア開放モーメント
とバックドアの自重によりバックドアを閉方向へ付勢す
るバックドア自重モーメントとの差)が最大となってし
まう。図10に示される如く、バックドア100の閉方
向操作力曲線からも判るように、全開時でのバックドア
100の全開状態を維持する保持力が少ないわりには、
バックドア100を閉めていく途中での操作力が大きく
なり、このため操作フィーリングが非常に悪いものとな
ってしまう。
【0006】なお、上記構造と類似の技術が、特開平2
−48225号公報に開示されているが、ダンパステー
自身に曲げモーメントが発生し、この曲げモーメントが
バックドアの閉止時に操作力を増加させる負荷となった
り、変形等の問題が生じ、この構造においても、バック
ドア100の開閉操作性の向上は難しい。
【0007】上記事実を考慮し、本発明は、バックドア
の開閉操作性を向上させることができるバックドアの支
持構造を得ることが目的である。
【0008】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の本発明は
、ドアヒンジ回りに開閉されるバックドアに一端がスラ
イド可能に取り付けられかつ車両の後方側端部に他端が
取付られていると共に伸縮自在とされたダンパステーと
、前記バックドアの前記ドアヒンジ付近に設けられ前記
ダンパステーの前記一端のスライド軌跡を規制している
と共に前記一端を前記スライド軌跡に沿って案内する案
内部と、を有し、前記スライド軌跡は、バックドア開度
の増加に伴って前記ドアヒンジからの距離が長くなるよ
うにとった複数の支持点と、これらの複数の支持点の各
々に対応する前記バックドア開度の方向線上の点と、を
結ぶ線分によって構成される一群の線群の包絡線を基礎
としてバックドアの開方向へ凸状となるように展開した
疑似インボリュート曲線状とされていることを特徴とし
ている。
【0009】請求項2記載の本発明は、請求項1記載の
本発明において、前記案内部と前記ダンパステーとの間
には一端が前記案内部の前記ドアヒンジ側に取り付けら
れ他端がダンパステーに取り付けられていると共に前記
バックドア開度に応じて屈曲可能とされた支持手段が設
けられ、前記支持手段は前記バックドアの全開状態で前
記包絡線状に屈曲し、前記バックドアの全閉状態で前記
ダンパステーの伸縮方向と平行な直線状となることを特
徴としている。
【0010】
【作用】請求項1記載の本発明によれば、バックドアの
開閉時にはバックドアの開度に応じてダンパステーが伸
縮し、このダンパステーによってバックドアが支持され
る。このダンパステーの一端は、バックドアのドアヒン
ジ付近に設けられた案内部によって案内されながらスラ
イドされる。従って、ダンパステーのバックドアへの支
持点がスライドすることになる。
【0011】しかも、この案内部が規制するダンパステ
ーの一端のスライド軌跡は、包絡線を基礎としてバック
ドアの開方向へ凸状となるように展開した疑似インボリ
ュート曲線状である。ここで、包絡線は、バックドア開
度の増加に伴ってドアヒンジからの距離が長くなるよう
にとった複数の支持点と、各支持点に対応するバックド
ア開度の方向線上の点と、を結ぶ線分によって構成され
る一群の線群から作られる。この包絡線と、ダンパステ
ーの支持位置はダンパステーの反発力で常に一番安定な
状態になろうとする特性とにより、ダンパステーの伸長
方向への伸長力は常に案内部の案内面に対して直交する
と共にダンパステーの一端がバックドア開度により決め
られた支持位置からスライド軌跡に沿ってずれることが
なくなる。
【0012】これらのことから、ダンパステー自身にモ
ーメントが発生することはなく、バックドアの開閉操作
力が略一定となる。従って、バックドアの開閉操作性が
向上される。
【0013】請求項2記載の本発明によれば、案内部と
ダンパステーとの間にはバックドア開度に応じて屈曲可
能とされた支持手段が設けられ、この支持手段はバック
ドアの全開状態で包絡線状に屈曲し、バックドアの全閉
状態でダンパステーの伸縮方向と平行な直線状となるの
で、バックドア開放時に例えばダンパステーの位置を無
理に移動させようとした場合でも、支持手段によってダ
ンパステーが支持されるので、ダンパステーの案内部へ
支持された一端が前記荷重を受けてずれることはない。 従って、バックドアの自重以外の荷重が不用意にバック
ドアに作用した場合にも、ダンパステーの一端は案内部
のスライド軌跡に沿って常に正確に案内されることにな
る。
【0014】
【実施例】図1〜図6を用いて、本発明に係るバックド
アの支持構造の第1実施例について説明する。なお、こ
れらの図において適宜示される矢印FRは車両前方、矢
印UPは車両上方をそれぞれ示している。
【0015】図1に示される車両10は所謂1ボックス
車で、ドアヒンジ12回りに開閉可能とされたバックド
ア14を備えている。バックドア14の車両幅方向両側
部と車両後方側端部の両側部との間には、それぞれダン
パステー16が掛け渡されている(なお、図1には、片
側のダンパステー16のみが図示されている)。ダンパ
ステー16は棒状とされており、ピストンロッド18と
このピストンロッド18に同軸上に取り付けられスライ
ド可能なシリンダ20とを備えている。ピストンロッド
18のボデー側支持部18A(ピストンロッド18にお
いてシリンダ20と離間する側の端部)と車両後方側端
部とはボールジョイント(図示省略)によって連結され
ている。ダンパステー16のシリンダ20はピストンロ
ッド18から離間する方向へ付勢されている。従って、
バックドア14の開放時にはピストンは伸長し、バック
ドア14の閉止時にはピストンは短縮する。
【0016】シリンダ20の軸方向一方の端部(バック
ドア14側の端部)にはブラケット22が固着されてお
り、このブラケット22の先端部にはローラ24が軸支
されている。
【0017】バックドア14の車両幅方向両側部には、
案内部としてのガイド部材26が配設されている。ガイ
ド部材26は矩形平板を略コ字形に屈曲させて形成され
ており、互いに対向する一方の面(バックドア14側の
面)が図示しない固定手段によってバックドア14の側
面に固定されている。また、ガイド部材26の互いに対
向する他方の面(バックドア14と離間する側の面)に
は、長孔28が形成されている。長孔28はバックドア
14の開方向側に凸状とされた曲線状とされており、か
つドアヒンジ12側の方が曲率半径が小さくなっている
。この長孔28へは、前記ローラ24がスライド可能に
嵌め込まれている。従って、図2に示されるように、ダ
ンパステー16はバックドア14の開度に伴いピストン
ロッド18のボデー側支持部18Aを中心として回転可
能とされている。
【0018】さて、ガイド部材26の長孔28の形状、
すなわちローラ24のスライド軌跡は以下に説明するよ
うにして定められている。
【0019】図3に示されるのは、バックドア開度θを
横軸に取り、ダンパステー16のガイド部材26への最
適支持位置Bを縦軸に取ったダンパステー支持位置曲線
である。このダンパステー16の最適支持位置は、図4
に示されるように、任意のバックドア開度θi におい
てバックドア14の自重Wの面直角方向への分力W1 
とバックドア14のドアヒンジ12からバックドア14
の重心までの距離Lとの力積で表されるバックドア14
の閉方向へのモーメントM1 に対し、図6に示される
ような操作力特性を実現するようなバックドア14の開
方向へのモーメントM2 を生じさせるように決定され
ている。 つまり、開方向モーメントM2 −閉方向モーメントM
1 >0が成り立つように設定されている。ここで、こ
の開方向へのモーメントM2 は、ダンパステー16の
伸長力Fi とドアヒンジ12からダンパステー16ま
での距離li との力積で表される。なお、ダンパステ
ー16の伸長力Fi をドアヒンジ12とダンパステー
16の支持位置までの距離Bi の位置でのガイド部材
26の長孔28の内壁面に局所的に垂直に作用させると
いう条件が付加されている。
【0020】このような諸条件から算定されたバックド
ア開度θと距離Bとから、図5に示されるような疑似イ
ンボリュート線図Yが特定される。図5において、直角
座標の原点Oはドアヒンジ12を示し、原点Oからの基
準線O−Pはバックドア14に相当する。また、原点O
からの基準線O−Qは車両10の後端面に相当する。こ
こで、略放射状に記された線分Sはダンパステー16に
相当する。すなわち、この図5では、バックドア14を
回転させる代わりに車両10の後端面を相対回転させて
いる。
【0021】バックドア14の長さAを半径として原点
O回りに円を記載し、この円弧上にバックドア開度θを
等間隔でプロットすると共にバックドア開度θに対応し
た距離Bを基準線O−P上にプロットする。なお、プロ
ットされた距離Bが複数の支持点である。この際、バッ
クドア14の全閉状態におけるダンパステー16のロー
ラ24の位置からドアヒンジ12までの距離B0 が後
述する包絡線Hの原点とされる。そして、各バックドア
開度θを示す点θ1 〜θ9 (バックドア開度θの方
向線上の点)と対応する基準線O−P上の点とを結ぶこ
とにより任意のバックドア開度θに対応するダンパステ
ー16の位置(図5の線分S)が特定される。このよう
にして特定された線分Sの線群に対する包絡線Hを求め
る。この包絡線Hを原点B0 回りに凸状に展開する。 このとき、各線分Sの延長線と展開線との交点において
局所的に常に垂直となるように曲線設置する。このよう
にして形成されたインボリュート線図Y(全閉点B0 
を始点、全開点B9 を終点)がガイド部材26の長孔
の形状とされている。
【0022】以下に、本実施例の作用を説明する。バッ
クドア14を全閉状態から全開状態にする場合、バック
ドア開度θが増加するにつれてダンパステー16の伸長
力Fは減少し距離Bが増加する。従って、伸長力Fと距
離Bとから成るモーメントM2 はバックドア14の自
重による閉方向へのモーメントM1 よりも若干大とさ
れているため、バックドア14は充分にダンパステー1
6によってはね上げられ、バックドア14の全開状態で
はダンパステー16によって確実に支持される。
【0023】一方、バックドア14を全開状態から全閉
状態にする場合も同様になる。すなわち、乗員がバック
ドア14の閉方向への押圧力をバックドア14に作用さ
せることにより、バックドア14は閉止されるが、この
際の乗員に要求されるバックドア閉方向操作力特性曲線
は図6に示されるようにほぼ一定している。従って、乗
員はバックドア14を閉止する際に、特にバックドアの
中間開度θ5 において大きな操作力を要求されること
はない。
【0024】このように本実施例では、ダンパステー1
6のシリンダ20の端部にローラ24を設け、このロー
ラ24がガイド部材26の長孔28に沿ってスライドす
るようにして乗員のバックドア14の閉方向への操作力
を低減することができるのみならず、ガイド部材26の
形状を所定の疑似インボリュート曲線状としたので、ダ
ンパステー16自身に曲げモーメントが生じることはな
く、このためダンパステー16自身に生じたモーメント
によって前記操作力低減効果が阻害されることはない。 このため、バックドア14の閉方向操作力特性を充分に
低減することができる。従って、乗員のバックドア14
の開閉操作性、特に閉方向への操作性を向上させること
ができる。
【0025】また、ダンパステー16によるバックドア
14の開方向へのモーメントM1 をバックドア14の
自重による閉方向へのモーメントM2 よりも所定量大
きく設定しているので、バックドア14の開放状態で確
実にバックドア14を支持することができる。
【0026】以下に、図7及び図8を用いて、本発明に
係るバックドアの支持構造の第2実施例について説明す
る。なお、第1実施例と同一構成部分については、同一
番号を付してその説明を省略する。
【0027】図7に示されるように、この実施例では、
ダンパステー16を支持する支持手段としてのフレキシ
ブルアーム40が設けられている点に特徴がある。フレ
キシブルアーム40は長尺状とされ比較的剛性の低い樹
脂で成形されている。フレキシブルアーム40の長手方
向の一方の端部は固定部40Aとされ、また長手方向の
他方の端部は軸支部40Bとされている。固定部40A
は、ダンパステー16のシリンダ20の端部付近にビス
42で固定されている。軸支部40Bは、ガイド部材4
4側にピン43で軸支されている。
【0028】図8(A)〜図8(C)に示されるように
、フレキシブルアーム40の長手直角断面は略C字形状
とされており、その長手方向中間部は所定の間隔で鉤穴
状の複数のスリット46が切り込まれている。これによ
り、フレキシブルアーム40の長手方向中間部は、複数
の小片45に分割されている。各小片45の屈曲部には
矩形状の開口部48が形成されている。これらの開口部
48内には長尺状の薄板50が挿入されている。薄板5
0の長手方向の一方の端部は、軸支部40B側に固定さ
れている。また、薄板50の長手方向の他方の端部は円
弧状に屈曲され、固定部40A側にスライド可能に係止
されている。このため、各小片45は、スリット46の
開口を閉塞する方向へは屈曲可能である(図8(C)参
照)が、スリット46の開口を更に開口する方向へは屈
曲不可能とされ、最大限前記更に開口する方向へ屈曲さ
せた場合でも直線状となるのみである(図8(A)参照
)。
【0029】図7に実線で示されるように、フレキシブ
ルアーム40が最大限ダンパステー16から離間する方
向へ屈曲した状態では、前述した包絡線H(図5参照)
の形状となっている。すなわち、このフレキシブルアー
ム40では、最大屈曲状態で包絡線H形状となるように
各小片45のスリット46の溝幅が設定されている。
【0030】上記フレキシブルアーム40の軸支部40
Bが取り付けられる案内部としてのガイド部材44は、
前記第1実施例のガイド部材26と若干形状が相違して
おり、ドアヒンジ12側へ向けて突出した突起52が形
成されている。この突起52には、フレキシブルアーム
40が屈曲した状態でその軸支部40Bの屈曲端部が当
接するようになっており、フレキシブルアーム40のス
トッパとして機能する。
【0031】上記構成によれば、バックドア14の全開
状態(図7の実線で示される状態)では、ダンパステー
16のローラ24が長孔28のドアヒンジ12と離間す
る側の端部に位置されるが、このときフレキシブルアー
ム40の屈曲形状が最大となり包絡線H状とされる。こ
の状態で、例えば、バックドア14に閉方向への荷重が
作用した場合、つまりダンパステー16の位置を無理に
動かそうと荷重をかけた場合、ダンパステー16は長孔
28内をスライドしようとするが、フレキシブルアーム
40によって前記荷重が支持されるため、ダンパステー
16はスライドすることはできない。従って、ダンパス
テー16は正規位置に確実に保持される。
【0032】次に、バックドア14の全開状態から閉止
状態にする場合、バックドア開度θの増加に伴って、ダ
ンパステー16のローラ24が長孔28内をスライドし
てドアヒンジ12側へ近づいてくる。これに追従して、
フレキシブルアーム40の固定部40A側の小片45の
スリット46が徐々に開いていきながら、フレキシブル
アーム40は直線状に近づいていく(図7に一点鎖線で
示される状態)。そして、バックドア14の全閉状態で
は、ダンパステー16のローラ24とフレキシブルアー
ム40の軸支部40Bとが同軸となり、ダンパステー1
6とフレキシブルアーム40とが平行になる。
【0033】このように本実施例では、ダンパステー1
6の位置を無理に動かそうとした場合においても、フレ
キシブルアーム40によってダンパステー16が支持さ
れて、ダンパステー16を最適位置に保持することがで
きる。別言すれば、フレキシブルアーム40によってダ
ンパステー16を常に最適位置に保持しながら、ダンパ
ステー16のローラ24をガイド部材44の長孔28に
沿って案内することができる。
【0034】なお、第1実施例及び第2実施例では、ガ
イド部材26、44の長孔28を所定のインボリュート
曲線状としているが、このインボリュート曲線は車種等
に条件によって種々変更されることが好ましい。
【0035】また、第2実施例では、図7、図8に示さ
れるようなフレキシブルアーム40を用いているが、こ
れに限らず、屈曲可能であり、かつ最大屈曲状態で包絡
線Hとなり、反対方向へは直線以上に屈曲することがな
いものであればすべて適用することができる。さらに、
スリット46の溝幅は、車種等に応じて適宜変更するこ
とが好ましい。
【0036】
【発明の効果】以上説明したように、本発明に係るバッ
クドアの支持構造は、バックドアの開閉操作の操作性を
向上させることができるという優れた効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例に係るバックドア、ダンパ
ステー及びガイド部材を示す車両側方から見た側面図で
ある。
【図2】図1のバックドアが全開状態から所定角度閉方
向へ回転した状態を示すダンパステーを中心とした要部
拡大図である。
【図3】バックドア開度とダンパステーの最適支持位置
との関係を表すダンパステー支持位置曲線を示すグラフ
である。
【図4】図3のダンパステーの最適支持位置を特定する
際に考慮されるモーメントの関係を説明するための説明
図である。
【図5】図3に示されるダンパステー支持位置曲線を基
にして作成された包絡線及び疑似インボリュート曲線を
示す線図である。
【図6】第1実施例が適用されたバックドアの閉方向操
作力曲線をバックドア開度との関係で示すグラフである
【図7】本発明の第2実施例に係るフレキシブルアーム
を示す図2に対応する要部拡大図である。
【図8】図8は図7のフレキシブルアームを示しており
、図8(A)は直線状態にあるフレキシブルアームを示
す側面図、図8(B)は屈曲状態にあるフレキシブルア
ームを示す側面図、図8(C)は図8(A)の長手直角
断面を示す断面図である。
【図9】従来例に係るダンパステーを示す図1に対応す
る車両側方から見た側面図である。
【図10】図9に係るダンパステーが取り付けられたバ
ックドアの閉方向操作力曲線を示す図6に対応するグラ
フである。
【符号の説明】
10    車両 12    ドアヒンジ 14    バックドア 16    ダンパステー 26    ガイド部材(案内部) 28    長孔 40    フレキシブルアーム(支持手段)44  
  ガイド部材(案内部)

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】    ドアヒンジ回りに開閉されるバッ
    クドアに一端がスライド可能に取り付けられかつ車両の
    後方側端部に他端が取付られていると共に伸縮自在とさ
    れたダンパステーと、前記バックドアの前記ドアヒンジ
    付近に設けられ前記ダンパステーの前記一端のスライド
    軌跡を規制していると共に前記一端を前記スライド軌跡
    に沿って案内する案内部と、を有し、前記スライド軌跡
    は、バックドア開度の増加に伴って前記ドアヒンジから
    の距離が長くなるようにとった複数の支持点と、これら
    の複数の支持点の各々に対応する前記バックドア開度の
    方向線上の点と、を結ぶ線分によって構成される一群の
    線群の包絡線を基礎としてバックドアの開方向へ凸状と
    なるように展開した疑似インボリュート曲線状とされて
    いることを特徴とするバックドアの支持構造。
  2. 【請求項2】    前記案内部と前記ダンパステーと
    の間には一端が前記案内部の前記ドアヒンジ側に取り付
    けられ他端がダンパステーに取り付けられていると共に
    前記バックドア開度に応じて屈曲可能とされた支持手段
    が設けられ、前記支持手段は前記バックドアの全開状態
    で前記包絡線状に屈曲し、前記バックドアの全閉状態で
    前記ダンパステーの伸縮方向と平行な直線状となること
    を特徴とする請求項1記載のバックドアの支持構造。
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