JPH04325244A - 表面保護フィルム - Google Patents

表面保護フィルム

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Publication number
JPH04325244A
JPH04325244A JP9545991A JP9545991A JPH04325244A JP H04325244 A JPH04325244 A JP H04325244A JP 9545991 A JP9545991 A JP 9545991A JP 9545991 A JP9545991 A JP 9545991A JP H04325244 A JPH04325244 A JP H04325244A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
film
resin
adherend
blended
protective film
Prior art date
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Pending
Application number
JP9545991A
Other languages
English (en)
Inventor
Shigeru Konuma
小沼 茂
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sekisui Chemical Co Ltd
Original Assignee
Sekisui Chemical Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Sekisui Chemical Co Ltd filed Critical Sekisui Chemical Co Ltd
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Publication of JPH04325244A publication Critical patent/JPH04325244A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、合成樹脂板、化粧合
板、金属板等の被着体の表面に仮着し、塵の付着や傷付
き等がないように、その表面を保護するのに使用する表
面保護フィルムに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種表面保護フィルムとしては
、被着体への貼付後の剥がれを防止するために、引張弾
性率の大きな高密度ポリエチレン樹脂からなる基材フィ
ルムと、基材フィルムの片面に形成された粘着層とより
なるものが用いられている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記のよう
な構成の表面保護フィルムの製造方法として、低温また
は高温(180℃以上)でのインフレーション法による
共押出成形法や、高温(180℃以上)でのTダイ法に
よる共押出成形法があるが、高温(180℃以上)での
インフレーション法および高温(180℃以上)でのT
ダイ法による共押出成形法のいずれの方法によっても形
成された基材フィルムにフィッシュアイが発生するとい
う問題がある。また、高温(180℃以上)でのTダイ
法による共押出成形法によれば、生産性が悪く、コスト
が高くなるという問題がある。
【0004】したがって、上記構成の表面保護フィルム
の製造方法としては、低温でのインフレーション法によ
る共押出成形法を適用するのがよい。
【0005】しかしながら、この方法で製造された表面
保護フィルムには次のような問題がある。すなわち、形
成された基材フィルムの表面粗さが粗いので、被着体へ
の貼付時に、つれ回りするロールの周速と表面保護フィ
ルムの送り速度との差が大きくなった場合、基材フィル
ム面が削られてポリエチレンからなる白い粉体が発生し
、この粉体がロール表面に付着する。ロール表面に付着
した粉体は表面保護フィルムの基材フィルム面にも付着
する。すると、フィルムの貼付された被着体を所定寸法
に切断して積み重ねた場合、上記粉体によって被着体に
圧痕が生じるという問題がある。しかも、表面保護フィ
ルムの基材フィルム面に付着した粉体を除去するには工
数が多くなってコストが高くなるという問題がある。
【0006】本発明の目的は、上記問題を解決した表面
保護フィルムを提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明による表面保護フ
ィルムは、熱可塑性樹脂からなる基材フィルムと基材フ
ィルムの片面に形成された粘着層とよりなる表面保護フ
ィルムにおいて、基材フィルムが、密度の異なる2種類
のポリエチレン樹脂をブレンドしてなりかつ0.920
〜0.932の範囲の密度を有するブレンド樹脂によっ
て形成されていることを特徴とするものである。
【0008】密度の異なる2種類のポリエチレン樹脂と
しては、たとえば低密度ポリエチレン樹脂と、高密度ポ
リエチレン樹脂とが用いられる。
【0009】ブレンドされた樹脂の密度を上記のように
限定した理由は、0.920未満の場合には、得られる
表面保護フィルムの引張弾性率が小さくなって被着体へ
の貼付時にかかる張力によってフィルムが伸び、貼付後
張力が除去された際に剥れが発生するからである。また
、0.932を越えた場合には、低温での流動性が悪く
なり、低温でのインフレーション法による共押出成形法
により得られる表面保護フィルムの基材フィルム面の表
面粗さが粗くなって被着体への貼付時に粉体が発生する
からである。
【0010】なお、単体で0.932以下の密度を有す
るポリエチレン樹脂が存在するにも拘らず、密度の異な
る2種類のポリエチレン樹脂をブレンドしてなるブレン
ド樹脂を用いた理由は明確ではないが、単体のポリエチ
レン樹脂の場合、上記密度範囲内であっても低温での流
動性が悪く、低温でのインフレーション法による共押出
し成形法により得られる表面保護フィルムの基材フィル
ム面の表面粗さが粗くなって被着体への貼付時に粉体が
発生するからであると考えられる。これに対し、ブレン
ド樹脂を用いた場合には、0.932以下の密度であれ
ば低温での流動性が優れている。
【0011】また、上記において、基材フィルムと粘着
層との間に、2層以上の中間フィルムが介在させられ、
全体が3層以上の構成となされていてもよい。
【0012】
【作用】基材フィルムが、密度の異なる2種類のポリエ
チレン樹脂をブレンドしてなりかつ0.920〜0.9
32の範囲の密度を有するブレンド樹脂によって形成さ
れており、このブレンド樹脂の流動性が優れているので
、低温でのインフレーション法による共押出成形によっ
て表面保護フィルムを製造することができる。しかも、
この方法で製造された表面保護フィルムの基材フィルム
面の表面が平滑となる。さらに、基材フィルムの引張弾
性率が大きくなるので、表面保護フィルムの引張弾性率
も大きくなる。
【0013】
【実施例】表1に示すように、低密度ポリエチレン樹脂
(LDPE)および高密度ポリエチレン樹脂(HDPE
)をブレンドしてなる5種類のブレンド樹脂と、2種類
の密度を有する中密度ポリエチレン樹脂(MDPE)単
体とを用意した。ついで、これらの樹脂と、エチレン酢
酸ビニル共重合体とを使用し、低温でのインフレーショ
ン法による共押出成形によって表面保護フィルムを製造
した。そして、この表面保護フィルムを被着体に貼付し
、白い粉体の発生の有無を観察した。その結果を表1に
示す。
【0014】
【表1】
【0015】
【発明の効果】本発明によれば、上述のように、低温で
のインフレーション法による共押出成形によって表面保
護フィルムを製造することができるので、生産性が向上
してコストが安くなる。しかも、基材フィルム面の表面
が平滑となるので、被着体への貼付時に粉体が発生し基
材フィルム面に付着するのを防止でき、その結果フィル
ムが貼付された被着体を所定寸法に切断し、積み重ねた
場合にも、上記粉体によって被着体に圧痕が生じるのを
防止できる。また、基材フィルム面に付着した粉体の除
去工程も必要としない。さらに、表面保護フィルムの引
張弾性率が大きくなるので、被着体への貼付時にかかる
張力によってフィルムが伸び、貼付後張力が除去された
際に剥れが発生するのを防止できる。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  熱可塑性樹脂からなる基材フィルムと
    基材フィルムの片面に形成された粘着層とよりなる表面
    保護フィルムにおいて、基材フィルムが、密度の異なる
    2種類のポリエチレン樹脂をブレンドしてなりかつ密度
    が0.920〜0.932の範囲とされたブレンド樹脂
    によって形成されていることを特徴とする表面保護フィ
    ルム。
JP9545991A 1991-04-25 1991-04-25 表面保護フィルム Pending JPH04325244A (ja)

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JP9545991A JPH04325244A (ja) 1991-04-25 1991-04-25 表面保護フィルム

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2007000932A1 (ja) * 2005-06-29 2007-01-04 Toyo Boseki Kabushiki Kaisha ポリエチレン系樹脂積層フィルム
JP2008162108A (ja) * 2006-12-28 2008-07-17 Nippon Polyethylene Kk 表面保護フィルム
JP2019155682A (ja) * 2018-03-12 2019-09-19 東レフィルム加工株式会社 糊引き用基材フィルムおよびそれを用いた塗装鋼板用表面保護フィルム

Cited By (3)

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WO2007000932A1 (ja) * 2005-06-29 2007-01-04 Toyo Boseki Kabushiki Kaisha ポリエチレン系樹脂積層フィルム
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