JPH0432508Y2 - - Google Patents

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JPH0432508Y2
JPH0432508Y2 JP11586187U JP11586187U JPH0432508Y2 JP H0432508 Y2 JPH0432508 Y2 JP H0432508Y2 JP 11586187 U JP11586187 U JP 11586187U JP 11586187 U JP11586187 U JP 11586187U JP H0432508 Y2 JPH0432508 Y2 JP H0432508Y2
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braking
excitation
sets
spring
energized
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JP11586187U
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、無励磁作動形制動装置に関し、特に
制動力(制動時間)を制御することにより停止時
の衝撃を緩和することの可能な無励磁作動形制動
装置に関する。
(従来の技術) 第3図に示すような、例えばクレーン等に使用
される従来の無励磁作動形制動装置においては、
回転するハブ1の外周で軸方向に摺動可能なデイ
スクインナ(摩擦板)2は、制動時には制動ばね
3によつて押圧されるアーマチユア4とエンドプ
レート5とによつて挟まれて制動がかけられる。
固定されている励磁コイル6が励磁されると、
アーマチユア4は制動ばね3に抗して吸引される
のでアーマチユア4とデイスクインナ2との間の
押圧力が解除され、ブレーキ力が解除される。
(考案が解決すべき問題点) 以上述べた従来装置においては、単一の制動ば
ねを単一の励磁コイルのON、OFF切換によつて
制動を行つており、また予め定められた制動ばね
の弾性力(ばね力)に依存して制動力が決まるの
で回転体の停止の状態も自から決まり、停止時の
衝撃が大きくもそれを制御できないという不都合
があつた。
(問題点を解決するための手段) 本考案は前述した従来装置の問題点を解消する
ものであつて、制動ばねと励磁コイルの組を半径
方向に複数組設置する。説明を簡単にするために
これらの制動ばねと励磁コイルの組を2組設けた
場合について述べると、制動時には先づ1つの組
の励磁コイルを励磁解除(OFF)し、次にはそ
れを励磁(ON)に切換えると同時に他の励磁コ
イルをOFFし、さらに次には両者を共にOFFす
るようにして制動力(制動時間)を3段階に制御
することが出来、それによつて比較的緩やかな制
動が可能となり前述の問題点が解決される。
制動ばねと励磁コイルの組を3組以上設ける場
合には、それぞれの組を単独に、次に2つの組の
適切な順番の組合わせ、さらには3組を同時に励
磁解除するなどの複雑な制動が可能になり無段階
制動に近接する。
(実施例) 以下図面に示す本考案の一実施例につき詳説す
る。第1図において、第3図に示す従来例と同一
又は同等の部材には同一の参照符号を使用し、そ
れらの説明は省略する。回転ハブ1の回転軸Cか
ら延びる半径方向に、2個の制動ばね3A,3B
が設けられ、それらの制動ばね3A,3Bを夫々
駆動する励磁コイル6A,6Bが夫々組として設
けられる。
両励磁コイル6A,6B間には磁気回路の相互
干渉を防止するため、例えば非磁性体からなる磁
気しや断板8が設けられている。サブアーマチユ
ア7Aと7B、アーマチユア4及びエンドプレー
ト5はマグネツトアセンブリ9に植設されたピン
等(図示しない)によつて支持されている。
ここで夫々の制動ばねの弾性力(F1,F2)は
次の関係とすることが望ましい。
F1+F2>F2>F1 従つてこの制動装置の静制動トルク(T1,
T2)は、T(1+2)>T2>T1となる。
ここで励磁コイル6A,6Bを同時に励磁した
場合には、アーマチユア4に固定されたサブアー
マチユア7A,7Bの両者が吸引されるので制動
トルクは零となる。次に、励磁コイル6Aを励磁
したまま励磁コイル6Bを励磁解除(OFF)す
ると制動ばね3Bの作動により制動トルクT1が
発生する。逆にコイル6BをONしたままコイル
6AをOFFすると同様に制動トルクT2が発生し、
つぎに両コイル6A,6BがOFFされると制動
トルクT(1+2)が発生する。
すなわち、この制動トルクの変化を第2図の特
性曲線で示せば、本考案による制動は一点鎖線で
示すように折れ線カーブとなる。即ち制動開始点
AからB点までは制動ばね3Bによる制動トルク
T1の領域で比較的弱いブレーキがかけられる。
次にB−C間領域及びC−D間領域ではそれぞれ
制動トルクT2およびT(1+2)が作用する領域
であつて、次々に強いブレーキ力がかけられるこ
とになる。
このように本考案によれば、制動トルクが3段
階に制御されるので、第2図に実線で示す従来例
(第1図)に比べて制動時間を引き延ばすことが
可能となり、結局シヨツクの少ない緩やかな停止
が実現され得る。
尚、制動ばね及び励磁コイルの組の個数を3つ
4つ又はさらに増加し、初期にはそれぞれの組の
励磁コイルを単独に励磁解除し、最終的には全部
の励磁コイルを励磁解除するが、中間の段階では
これら複数の組中の励磁コイルを適宜に組合せて
逐次励磁解除するようにし、その際制動開始から
全部の励磁コイルを励磁解除する最終制動までの
あいだでは励磁解除の大きさが逐次増大するよう
に設定すれば4段階、5段階及びさらに多段階の
きめ細かな制動力(制動時間)の制御が可能とな
り無段階制動に近接する。
(考案の効果) 以上述べたとおり、本考案によれば制動ばね及
びそれを制御する励磁コイルを従来のものに追加
するだけの比較的簡単な構造でありながら、多段
階に制動力(制動時間)を制御することが出来、
それによつて特にクレーン等の駆動系に適用され
た場合にはシヨツクのない緩やかな停止が得られ
る効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例構成を示す概略断面
図、第2図は本考案の制動装置の制動特性を従来
例と比較して示すグラフで第3図は従来の制動装
置を示す概略断面図である。 1……ハブ、2……デイスクインナ、3,3
A,3B……制動ばね、4……アーマチユア、5
……エンドプレート、6,6A,6B……励磁コ
イル、7A,7B……サブアーマチユア、8……
磁気しや断板、9……マグネツトアセンブリ、C
……回転軸。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) 制動コイルを励磁解除したとき、制動ばねの
    弾性力によつてアーマチユアが回転するデイス
    クインナを押圧しそれによつて前記デイスクイ
    ンナの回転を制動する無励磁作動形制動装置に
    おいて:制動ばねと該制動ばねを制御する励磁
    コイルとから成る組を半径方向に複数組設け、
    制動の初期にはそれら複数組中の励磁コイルの
    それぞれを単独に順次励磁解除し、最終的には
    それらの組の励磁コイルの全部を励磁解除し、
    中間の時期には、それらの組中の所定の組を相
    互に組合わせて順次励磁解除するに当り、制動
    の初期から中間の時期での励磁解除の大きさが
    逐次増大するように設定して、制動力が多段階
    に増大するように制御可能であることを特徴と
    する無励磁作動形制動装置。 (2) 実用新案登録請求の範囲第1項において、前
    記複数組の制動ばねと励磁コイルとの組の中の
    制動ばねのうち前記半径方向の回転軸よりも近
    い方に設置された制動ばねの方が他の制動ばね
    よりも弱い弾性力を有することを特徴とする無
    励磁作動形制動装置。 (3) 実用新案登録請求の範囲第1項又は第2項に
    おいて、前記複数組の励磁コイル相互間に磁気
    しや断板を設けたことを特徴とする無励磁作動
    形制動装置。
JP11586187U 1987-07-30 1987-07-30 Expired JPH0432508Y2 (ja)

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JP11586187U JPH0432508Y2 (ja) 1987-07-30 1987-07-30

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JPS6421827U JPS6421827U (ja) 1989-02-03
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BRPI0822708A2 (pt) * 2008-06-03 2015-07-07 Otis Elevator Co Disposição de controle para um freio de elevador, freio de elevador, e, sistema de freio para um elevador
JP5447451B2 (ja) * 2011-08-08 2014-03-19 株式会社安川電機 ロボット

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JPS6421827U (ja) 1989-02-03

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