JPH11201191A - ラップばねクラッチ・アセンブリ - Google Patents

ラップばねクラッチ・アセンブリ

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JPH11201191A
JPH11201191A JP10283575A JP28357598A JPH11201191A JP H11201191 A JPH11201191 A JP H11201191A JP 10283575 A JP10283575 A JP 10283575A JP 28357598 A JP28357598 A JP 28357598A JP H11201191 A JPH11201191 A JP H11201191A
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JP
Japan
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friction
clutch assembly
armature
assembly
spring clutch
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Pending
Application number
JP10283575A
Other languages
English (en)
Inventor
Michael F Leone
マイクル、エフ、リーアン
Russell K Warner
ラスル、ケイ、ウァーナ
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Dana Inc
Original Assignee
Dana Inc
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Publication date
Application filed by Dana Inc filed Critical Dana Inc
Publication of JPH11201191A publication Critical patent/JPH11201191A/ja
Pending legal-status Critical Current

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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16DCOUPLINGS FOR TRANSMITTING ROTATION; CLUTCHES; BRAKES
    • F16D27/00Magnetically- or electrically- actuated clutches; Control or electric circuits therefor
    • F16D27/10Magnetically- or electrically- actuated clutches; Control or electric circuits therefor with an electromagnet not rotating with a clutching member, i.e. without collecting rings
    • F16D27/105Magnetically- or electrically- actuated clutches; Control or electric circuits therefor with an electromagnet not rotating with a clutching member, i.e. without collecting rings with a helical band or equivalent member co-operating with a cylindrical coupling surface

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ランダム起動/停止クラッチ、ブレーキ又は
複合クラッチ/ブレーキ・アセンブリに使用され、この
アセンブリの係合時にその第1の部材に対する第2の部
材の加速又は減速の割合を制限するラップばね作動機構
を提供することにある。。 【解決手段】 ラップばねクラッチ・アセンブリ10
は、第1の部材11と、第2の部材12と、これ等の第
1及び第2の部材の互いに隣接する部分11b、20a
のまわりに巻いたつる巻ばね40とを備える。部分11
b、20aのまわりに制御カラー30を配置する。ラッ
プばね40は、第1の部材と制御カラーとに連結した第
1、第2の端部を持つ。アーマチュア33を制御カラー
に連結する。ロータ50を第2の部材のまわりに配置す
る。摩擦リング52をロータ50のくぼみ内に配置す
る。摩擦リングを低い摩擦係数を持つ非透磁性材料で形
成することにより、摩擦リングに対するアーマチュアの
係合の持続時間が長くなる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は一般に、クラッチ、ブレ
ーキ及び複合のクラッチ/ブレーキアセンブリに使われ
第1及び第2の部材を同時に運動するように相互に選択
的に連結するラップばね作動機構(wrap spri
ng operating mechanism)に関
する。ことに本発明は、このようなクラッチ、ブレーキ
又は複合のクラッチ/ブレーキ・アセンブリに使われア
センブリの係合時に第1部材に対する第2部材の加速又
は減速の大きさを制限するラップばね作動機構用の新規
な構造に関する。
【0002】
【従来の技術】クラッチは、所望の用途に対し2個の部
材を相互に選択的に連結するために、広範な種類の機械
式装置に使われるよく知られた装置である。典型的なク
ラッチ構造は、第1の部材と第2の部材と、第1部の材
を第2の部材に選択的に連結する作動機構とを備える。
クラッチのこの作動機構を付するときは、第1の部材
は、第2の部材に同時に運動するように連結される。ク
ラッチの作動機構を消勢すると、第1の部材は第2の部
材から連結をはずされ、これ等の部材間に相対運動がで
きるようにする。
【0003】クラッチは駆動モードで使われることが多
い。この駆動モードでは、第1の部材は回転動力源に連
結され、第2の部材は従動装置に連結される。これ等の
例では、クラッチの作動機構を付勢すると、回転動力源
がこのクラッチを介し連結され従動装置を駆動する。こ
れに反してクラッチの作動機構を消勢すると、回転動力
源が従動装置から連結をはずされ、このような作動を妨
げる。クラッチは又、第1の部材が固定部材に連結さ
れ、第2の部材が回転装置に連結される制動モードに使
われることが多い。これ等の例ではクラッチの作動機構
を付勢すると、回転装置はクラッチを介して固定部材に
連結され、その回転を確実に制動する。これに反してク
ラッチの作動機構を消勢すると、回転装置が固定部材か
ら連結をはずされ、このような相対回転を生じさせる。
前記クラッチ及びブレーキ構造は単一のクラッチ/ブレ
ーキ・アセンブリに組合わせてもよい。このアセンブリ
では第2部材は、クラッチ/ブレーキ・アセンブリの作
動機構を第1のモードで作動すると回転駆動され、又ク
ラッチ/ブレーキ・アセンブリの作動機構を第2のモー
ドで作動すると確実に制動作用を受ける。
【0004】クラッチ、ブレーキ及び複合のクラッチ/
ブレーキ・アセンブリ用のよく知られた形式の作動機構
の1例はラップばね作動機構である。典型的なラップば
ね作動機構は、第1及び第2の部材の互いに隣接する円
筒形部分のまわりに巻いたつる巻ばねを備えている。こ
のラップばねは、第1及び第2の部材のこのばねを巻付
ける部分の外径よりわずかに小さい弛緩時内径(rel
axed innerdiameter)を持つ。すな
わち第1部材を第1の方向に回転するときはこのばねは
第1及び第2の部材に巻き締まりこれ等の部材に摩擦を
伴って係合して第2の部材を第1の部材により回転駆動
する。第1の部材を第2の方向に回転するときは、ばね
は膨張して第1及び第2の部材との摩擦を伴う係合状態
から離脱することにより、第2の部材を第1の部材によ
り回転駆動されないようにする。ラップばね作動機構
は、前記したように回転動力源により回転駆動されるよ
うに第2の部材を選択的に駆動し又このような回転を防
ぐように第2の部材に選択的に制動作用を加えるのに使
うことができる。
【0005】ラップばねクラッチの係合及び係合離脱を
有効に制御するには、外部のアクチュエータに応答して
ラップばねの膨張収縮(従ってラップばねクラッチ・ア
センブリ(wrap spring clutch a
ssembly)の作動)を選択的に制御するように制
御部材を設ければよい。典型的にはつる巻ばねの一端部
は第1の部材に、この部材と一緒に回転するように固定
されているが、このばねの他端部は、制御部材に固定さ
れている。外部のアクチュエータは、制御部材に、その
第1の部材に対する回転を生じさせるか生じさせないよ
うに選択的に係合するように設けてある。このようにし
て制御部材は、ばねを収縮又は膨張させるように作動さ
れ、従ってラップばねクラッチ・アセンブリを所望に応
じ作動することができる。
【0006】よく知られた1実施例では制御部材は、枢
動可能なアクチュエータに選択的に係合できる1個又は
複数個の外方に延びる止めを外面に設けた環状の制御カ
ラーである。枢動可能なアクチュエータを動かして制御
カラーの止めの1つに係合させると、この制御カラーの
回転運動が妨げられる。この状態が生ずると、ラップば
ねは膨張し又は収縮することにより、第2部の材を解放
し又はこの第2の部材に、この部材を一緒に回転するよ
うに係合する。この種の作動機構は、第1及び第2の部
材の各別の回転位置においてだけこのアセンブリの係合
及び係合離脱を生じさせることができるのは明らかであ
る。他の公知の実施例では制御部材は、第2の部材に、
この部材と一緒に回転するように摩擦を伴って係合する
状態に選択的に可動なアーマチュアである。典型的には
このアーマチュアの運動を生じさせこのような摩擦を伴
う係合状態にするのに電磁石を設ける。この電磁石に付
勢すると、アーマチュアは第2の部材に、この部材と一
緒に回転するように摩擦を伴って係合することにより、
ラップばねによって第2の部材を第1の部材に一緒に回
転するように連結する。このような作動機構によりこの
ラップばねクラッチ・アセンブリに第1及び第2の部材
の任意の回転位置で係合及び係合離脱を生じさせること
ができるのは明らかである。すなわちこのようなラップ
ばねの作動を受けるアセンブリは一般に、前記した駆動
モードで使うときはランダム始動クラッチと呼ばれ又は
前記した制動モードで使うときはランダム停止クラッチ
と称する。
【0007】ラップばねで作動するアセンブリの著しい
利点の1つは、ラップばねを第1及び第2の部材のまわ
りに収縮させて係合状態を生じさせるのに必要な持続時
間が極めて短く展型的には約3msec又はそれ以下で
あることである。従来の摩擦作動クラッチとは異なっ
て、ラップばね作動クラッチの係合の持続時間はこの場
合の回転速度又は負荷に関係なく実質的に一定である。
この利点は若干の例では、クラッチを比較的高い速度で
作動するとき又はクラッチに比較的大きい負荷を加えた
ときに問題になる。これ等の例ではクラッチを係合させ
たときに従動装置に望ましくない大きい衝撃負荷が加わ
る。その理由は、ラップばね作動機構を付勢すると従動
装置が極めて急速に加速され(クラッチを第2の部材の
回転駆動に使うとき)又は減速される(クラッチを第2
部材の確実な制動に使うとき)からである。この急速な
加速又は減速により、とくにクラッチを比較的高い速度
で作動するとき又はクラッチに比較的大きい負荷を加え
るときに従動装置又はシステムの他の部分に望ましくな
い大きい衝撃負荷が加わるようになる。これ等の衝撃負
荷により早過ぎる摩耗や損傷が生ずるようになる。すな
わちランダム始動/停止クラッチ(random st
art/stop clutch)、ブレーキ又は複合
のクラッチ/ブレーキ・アセンブリ(combined
clutch/brake assembly)に使
用され、このアセンブリの係合時に第1の部材に対する
第2の部材の加速又は減速の割合を制限する、ラップば
ね作動機構用の改良された構造を提供することが望まし
い。
【0008】
【発明の開示】本発明は、ランダム始動/停止用のクラ
ッチ、ブレーキ又は複合のクラッチ/ブレーキ・アセン
ブリに使われ、アセンブリ係合時に第1の部材に対する
第2の部材の加速又は減速の割合を制限する、ラップば
ね作動機構用の改良された構造に係わる。このアセンブ
リは、第1の部材と第2の部材と、第1の部材及び第2
の部材の互いに隣接する部分のまわりに巻付けたつる巻
ばねとを備えている。環状の制御カラーは、第1及び第
2の部材の各部分のまわりに円周方向に配置してある。
ラップばねは、第1の部材に連結した第1の端部と、制
御カラーに連結した第2の端部とを持つ。環状のアーマ
チュアは、制御カラーと一緒に回転運動し、又相対的な
軸線方向運動をするように、制御カラー連結してある。
環状のロータは、第2の部材のまわりに円周方向に配置
され、この第2の部材に連結してある。環状の摩擦リン
グは、ロータに形成したくぼみ内に配置してある。この
摩擦リングは、湿潤状態及び乾燥状態のもとで比較的低
い摩擦係数、なるべくは約0.2又はそれ以下の摩擦係
数を持つ材料で形成する。電磁コイル・アセンブリを設
けて、アーマチュアを、ロータ上に支えた摩擦リングに
摩擦を伴って係合する状態に選択的に移動させ、この電
磁コイル・アセンブリに係合させる。摩擦リングを比較
的低い摩擦係数を持つ非透磁性材料で形成することによ
り、アーマチュアと摩擦板との摩擦を伴う接触の持続時
間が長くなる。従って第1の部材に対する第2の部材の
加速又は減速の割合は、とくにこのアセンブリを高い速
度で作動するとき又はこのアセンブリに比較的大きい負
荷が加わる時に望ましくない衝撃負荷が生じないように
制限する。
【0009】本発明の種種の目的及び利点をその好適と
する実施例について添付図面により詳細に説明する。
【0010】
【実施例】添付図面において図1には本発明によるラッ
プばねクラッチ・アセンブリ10を例示してある。ラッ
プばねクラッチ・アセンブリ10の基本構造及び作動モ
ードは当業界にはよく知られ、本発明の説明に必要アセ
ンブリ部分だけを述べる。ラップばねクラッチ・アセン
ブリ10は、その種種の部分を包囲し外部環境から密封
するように一部分10aを例示した剛性のハウジング内
に普通の方法で支え包囲してある。ラップばねクラッチ
・アセンブリ10は、複数個のころ軸受13又はその他
の類似な構造により第2の部材(この実施例では出力軸
と称する)12に回転できるように支えた第1の部材
(この実施例では入力ハブと称する)11を備えてい
る。入力ハブ11は、1個又は複数個のねじ穴11aを
形成され入力ハブ11への外部装置(図示してない)た
とえばモータ又はその他の回転動力源の連結が容易にな
るようにしてある。同様に出力スリーブ12は縦方向に
延びるキー12aと半径方向に延びる止めねじ12bと
を持つように形成され外部装置(図示してない)たとえ
ばコンベヤ又はその他の回転被駆動装置の連結が容易に
なるようにしてある。
【0011】入力ハブ11は、出力スリーブ12に軸受
13により回転できるように支えた軸線方向に延びる部
分11bを持つ大体において円筒形の形状である。入力
ハブ11には後述の目的でみぞ穴11cを形成してあ
る。入力ハブ11は、保持管15により出力スリーブ1
2に保持したスラスト座金14により第1の軸線方向に
(図1の右方に向かい)軸線方向移動しないように拘束
してある。保持環15は、出力スリーブ12の外面に形
成した環状みぞ内に配置されスラスト座金14及び入力
ハブ11を第1の軸線方向に移動しないように拘束す
る。比較的小さい中空円筒形のウエア・リング(wea
r ring)16は、1個又は複数個のピン17によ
り或はその他任意普通の保持構造により入力ハブ11の
軸線方向に延びる部分11bに固定してある。ウエアリ
ング16は、入力ハブ11の軸線方向に延びる部分11
bの端部に又はその近くに位置させ比較的固い又は高強
度の材料から形成する。ウエア・リング16の目的は後
述する。
【0012】入力ハブ11は、出力ハブ20との衝合に
より第2軸線方向における(図1の左方に向かう)軸線
方向移動が生じないように拘束してある。出力ハブ20
は又一般に、ピン21又はその他の適当なファスナによ
り同時に回転するように出力スリーブ12に固定した軸
線方向に延びる部分20aを持つ円筒形の形状である。
すなわちピン21は出力ハブ20をいずれの軸線方向に
も移動しないように拘束する。しかし出力ハブ20を出
力スリーブ12に連結しこれ等両者間の相対的軸線方向
運動を防ぐのにその他任意普通の構造を設ければよい。
比較的小さい中空円筒形のウエア・リング22は、1個
又は複数個のピン23又はその他任意普通の保持構造に
より出力ハブ20の軸線方向に延びる部分20aに固着
してある。ウエア・リング22は、出力ハブ20の軸線
方向に延びる部分20aの端部に又はその近くに(なる
べくはウエア・リング16に隣接して)位置させ、比較
的固い又は高強度の材料から形成する。ウエア・リング
22の目的は後述する。
【0013】環状の制御カラー30は、入力ハブ11及
び出力ハブ20の各一部のまわりに円周方向に配置して
ある。制御カラー30は、入力ハブ11との衝合により
第1の軸線方向に(図1の右方に向かい)移動しないよ
うに拘束する。同様に制御カラー30は、出力ハブ20
との係合により第2の軸線方向の(図1の左方に向か
う)移動を生じないように拘束する。しかし制御カラー
30は、入力ハブ11又は出力ハブ20と共に回転する
ようには機械的に拘束してない。みぞ30aは後述の目
的で制御カラー30に形成してある。制御カラー30に
はねじファスナ32(そのうち1個だけ示してある)又
はその他の普通のファスナにより1個又は複数個の戻し
ばね31を固着してある。各戻しばね31は、複数個の
リベット34(1個だけ示してある)又は他の普通のフ
ァスナによりアーマチュア33に連結してある。
【0014】図1に示すようにそれぞれ入力ハブ11及
び出力ハブ20の軸線方向に延びる部分11b、20a
の端部は相互に隣接して配置してある。つる巻型のラッ
プばね40は、入力ハブ11及び出力ハブ20の互いに
隣接する軸線方向に延びる部分11b、20aのまわり
に配置してある。ラップばね40は、入力ハブ11に形
成したみぞ穴11c内に半径方向内方に延びるように第
1の端部(図1では右端部)に設けた第1の制御タング
41を持つ。ラップばね40は、制御カラー30に形成
したみぞ穴30a内に半径方向外方に延びるように第2
の端部(図1では左端部)に形成した第2の制御タング
42を持つ。ラップばね40の作用を以下に述べる。
【0015】環状のロータ50は出力ハブ20のまわり
に円周方向に配置してある。ロータ50は、ねじファス
ナ51又はその他任意普通の構造により出力ハブ20に
連結した中空円筒形部分を備えている。すなわちロータ
50は出力ハブ20に一緒に回転するように連結してあ
る。ロータ50はさらに、その円筒形部分から半径方向
外方に延びる環状のフランジ部分50aを備える。摩擦
リング52のような環状の摩擦部材はロータ50のフラ
ンジ部分50aに形成したくぼみ内に配置してある。摩
擦リング52はロータ50のフランジ部分50aに任意
普通の手段により固着してある。摩擦リング52の構造
及び機能については後述する。
【0016】非回転殻(non−rotatable
shell)60は、玉軸受61又はその他類似の構造
により出力スリーブ12に支えてある。玉軸受61は、
出力ハブ20との係合により出力スリーブ12に沿い第
1の軸線方向に(図1の右方に向かい)移動しないよう
に拘束してある。玉軸受61は、出力スリーブ12の外
面に形成したみぞ内に配置した保持環62により出力ス
リーブ12に沿い第2の軸線方向に(図1の左方に向か
い)移動しないように拘束してある。非回転殻60は一
般に、回転防止タブ60bに終る軸線方向に延びる部分
60aを持つ杯状の形状である。回転防止タブ60b
は、当業界には普通のもので剛性のハウジング10に形
成した内方に延びる突起10b又はその他の固定構造に
係合し殻非回転60がラップばねクラッチ・アセンブリ
10の作動中に回転しないようにしてある。非回転殻6
0の軸線方向に延びる部分60aは、ロータ50及び出
力ハブ20のまわりに延びこれ等を囲む。非回転殻60
は又、アセンブリ10から外方に電気エネルギー源(図
示してない)に延びる1対のリード線63aを備えた普
通の電磁コイル・アセンブリ(electromagn
etic coilassembly)63を囲む。す
なわち当業界にはよく知られているように電磁コイル・
アセンブリ63は電磁界を生成するように選択的に通電
することができる。
【0017】通常電磁コイルアセンブリ63は、消勢さ
れ従って電磁界を生成しない。この生成モードでは戻し
ばね31はアーマチュア33をロータ50の半径方向に
延びるフランジ部分50aから軸線方向に間隔を置いた
状態に有効に保持する。従って入力ハブ11、ラップば
ね40、制御カラー30及びアーマチュア33は、出力
ハブ20に対して自由に回転する。この状態ではラップ
ばね40は、入力ハブ11及び出力ハブ20に摩擦を伴
う係合を生じていない。すなわち出力ハブ20は、入力
ハブに一緒に運動するようには連結されていない。アー
マチュア33及びロータ50は共に透磁性材料で形成し
てある。すなわち電磁コイル・アセンブリ63を付勢す
ると、生成する電磁界によりアーマチュア33を引付
け、戻しばね31の付勢作用に逆らってロータ50の半
径方向に延びるフランジ部分50aに向かい軸線方向に
移動させる。アーマチュア33がロータ50の半径方向
に延びるフランジ部分50aに取付けた摩擦パッド52
に摩擦を伴って係合するときは、制御カラー30は出力
ハブ20と一緒に回転するように拘束される。従ってラ
ップばね40は入力ハブ11及び出力ハブ20のそれぞ
れ軸線方向に延びる部分11b、20aのまわりに収縮
し出力ハブ20を入力ハブ11に一緒に運動するように
連結する。入力ハブ11及び出力ハブ20のそれぞれ軸
線方向に延びる部分11b、20aには固くしたウエア
・リング16、22を設けてラップばね40の反復接触
によるこれ等のハブの損傷を防ぐようにしてある。
【0018】ロータ50上に支えられ摩擦リング52
は、電磁コイル・アセンブリ63が、前記したように付
勢されたときに、摩擦リング52及びアーマチュア33
の間に所定の摩擦係数が生ずるように、設計されてあ
る。この場合2表面間の摩擦係数は、一方の表面を他方
の表面に対して動かすのに必要な力の大きさをこれ等の
2表面を付勢して相互に係合させる合計力の大きさによ
り割った値に等しい。摩擦リング52は、比較的低い摩
擦係数を持つ非透磁性材料で形成するのがよい。アーマ
チュア33及び摩擦リング52間の摩擦係数は、湿潤状
態(たとえばラップばねクラッチ・アセンブリ10の部
品を油中に浸した時)のもとでも乾燥状態のもとでも約
0.2又はそれ以下がよい。このことは摩擦リング52
を青銅のような軸受材料で形成することによって得られ
る。たとえば摩擦リング52は、約90%ないし95%
の銅と、約5%ないし10%のすずを含む青銅合金で形
成する。工業的に利用できる適当な青銅合金の1例に
は、約90%の銅と、10%のすずとを含むCT−00
10−S青銅がある。或は摩擦リング52は、約0.2
又はそれ以下の所望の摩擦係数が得られるように、油又
はその他の潤滑流体を含浸させてもよい。他の非磁性軸
受材料たとえば黒鉛基体化合物も適当である。
【0019】摩擦リング52を比較的低い摩擦係数を持
つ材料で形成することにより、アーマチュア33は、電
磁コイル・アセンブリ63を付勢したときに、初めにロ
ータ50に対し滑動する。摩擦リング52に対するアー
マチュア33のこの滑動により、それぞれ入力ハブ11
及び出力ハブ20の円筒形部分11b、20aのまわり
のラップバネ40の収縮が遅くなる。すなわちラップば
ねクラッチ・アセンブリ10の完全係合保持時間が前記
したように約3msecから約9ないし12msecま
でわずかに延びる。この遅れにより入力ハブ11及び出
力ハブ20の各回転速度が互いに同期するのに一層長い
時間がかかる。従ってラップばねクラッチ・アセンブリ
10の係合により生ずる衝撃負荷は、ラップばねクラッ
チ・アセンブリ10を比較的高い速度で作動したとき又
はラップばねクラッチ・アセンブリ10に比較的大きい
負荷を加えたときにも望ましくない摩耗又は損傷が生じ
ないようにするのに十分なだけ減少する。
【0020】摩擦リング52に対する非透磁性材料の使
用は好適であり摩擦リング52は又、電磁コイルアセン
ブリ63を消勢したときにロータ50からのアーマチュ
ア33の迅速な係合離脱を確実にする磁束破断作用を生
ずる。この種の電磁コイルアセンブリ63を使うときは
アーマチュア33内に誘起する残留磁気により、電磁コ
イルアセンブリ63を消勢した後にもアーマチュア33
及びロータ50の間にわずかな磁気吸引が生ずる。この
ような残留磁気はロータ50に対するアーマチュア33
の自由な動きを抑制することにより、電磁コイル・アセ
ンブリ63を消勢したときに、ラップばねクラッチ・ア
センブリ10の係合を離脱するのに必要な時間を増す。
摩擦リング52を非透磁性材料で形成することにより、
この残留磁気の作用が著しく低下する。第1に摩擦リン
グ52に非透磁性材料を使用すると、電磁コイル・アセ
ンブリ63によりアーマチュア33が恒久的に磁化され
ないようにするのに役立つことにより残留磁気の生成を
減らす。第2にアーマチュア33が恒久的に磁化された
ときにも摩擦リング52に非透磁性材料を使用すること
により、アーマチュア33がロータ50に引付けられな
いようにするのに役立つ。すなわちアーマチュア33
は、電磁コイル・アセンブリ63を消勢すると、戻しは
ね31の付勢作用のもとにロータ50から遠ざかる向き
に自由に動く。
【0021】ラップばねクラッチ・アセンブリ10を、
回転エネルギー源により駆動され出力部材20を駆動す
るように選択的に連結した入力部材11に関連して述べ
たが、ラップばねクラッチ・アセンブリ10が逆の方式
でも使用できるのは明らかである。すなわち本発明は、
出力部材20を回転エネルギー源により駆動し入力部材
11を駆動するように選択的に連結されるように、ラッ
プばねクラッチ・アセンブリ10で実施できる。
【0022】次に図2には本発明によるラップばねブレ
ーキ・アセンブリ10’を例示してある。ラップばねブ
レーキ・アセンブリ10’の基本構造及び作動方式は前
記したラップばねクラッチ・アセンブリ10と同じであ
り同じ部品に対し同様な参照数字を使ってある。ラップ
ばねブレーキ・アセンブリ10’では第1の部材11
は、植込みボルト100又はその他の普通の手段により
剛性のハウジング10aの一部に連結してある。従って
第1の部材11は回転しないようにしてある。電磁コイ
ル・アセンブリ63を付勢するときは、ラップばね40
は円筒形部分11b、20aのまわりに収縮し、第1の
部材11を第2の部材20に連結する。従って第2の部
材20の回転は確実に制動される。前記したようにラッ
プばねクラッチ・アセンブリ10及びラップばねブレー
キ・アセンブリ10’は所望により単一のラップばねク
ラッチ/ブレーキアセンブリに組み合わせることができ
る。
【0023】以上本発明の原理及び作動モードを好適な
実施例について例示した。しかし本発明はその精神を逸
脱しないで種種の変化変型を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の駆動モードで作動するようにしたラッ
プばねクラッチ・アセンブリの縦断面図である。
【図2】本発明により制動モードで作動するようにした
ラップばねクラッチ・アセンブリの縦断面図である。
【符号の説明】
10 ラップばねクラッチ・アセンブリ 11 第1の部材(入力ハブ) 11b 軸線方向延びる部分 12 第2の部材(出力軸) 20a 軸線方向に延びる部分 33 アーマチュア 40 ラップばね 52 摩擦部材 63 アクチュエータ(電磁コイル・アセンブリ)

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第1の部材と、 第2の部材と、 前記第1及び第2の部材の各部分のまわりに配置したラ
    ップばねと、 前記第1及び第2の部材のうちの一方の部材に、この部
    材と一緒に回転するように連結した摩擦部材と、前記ラ
    ップばねに連結したアーマチュアと、前記摩擦部材と前
    記アーマチュアとを約0.2又はそれ以下の摩擦係数で
    相互に摩擦を伴って選択的に係合させるアクチュエータ
    とを備え、前記ラップばねを前記第1及び第2の部材の
    前記各部分に摩擦を伴って選択的に係合させる作動機構
    と、を包含するラップばねクラッチ・アセンブリ。
  2. 【請求項2】 前記第2の部材にこの部材と一緒に回転
    するように連結したロータを、前記作動機構に設け、こ
    のロータに前記摩擦部材が前記ロータ上に支えられた請
    求項1のラップばねクラッチア・センブリ。
  3. 【請求項3】 前記作動機構に、前記ラップばねに連結
    した制御カラーを設け、この制御カラーに前記アーマチ
    ュアを連結した請求項1のラップばねクラッチ・アセン
    ブリ。
  4. 【請求項4】 前記アクチュエータに、前記摩擦部材及
    びアーマチュアを摩擦を伴って相互に係合させる電磁作
    動コイルを設けた請求項1のラップばねクラッチ・アセ
    ンブリ。
  5. 【請求項5】 前記電磁作動コイルにより、前記アーマ
    チュアを選択的に移動させ、前記摩擦部材に摩擦を伴っ
    て係合させようにした請求項4のラップばねクラッチ・
    アセンブリ。
  6. 【請求項6】 前記摩擦部材を、非透磁性材料で形成し
    た請求項1のラップばねクラッチ・アセンブリ。
  7. 【請求項7】 前記摩擦部材を、青銅合金で形成した請
    求項1のラップばねクラッチ・アセンブリ。
  8. 【請求項8】 前記摩擦部材を、約90%ないし95%
    の銅と、約5%ないし10%のすずとを含む青銅合金で
    形成した請求項1のラップばねクラッチ・アセンブリ。
  9. 【請求項9】 前記摩擦部材を、約90%の銅と、10
    %のすずとを含む青銅合金で形成した請求項1のラップ
    ばねクラッチ・アセンブリ。
  10. 【請求項10】 前記摩擦部材及びアーマチュアが、湿
    潤状態及び乾燥状態のもとで共に約0.2又はそれ以下
    の摩擦係数で相互に摩擦を伴って係合するようにした請
    求項1のラップばねクラッチ・アセンブリ。
JP10283575A 1997-10-21 1998-09-21 ラップばねクラッチ・アセンブリ Pending JPH11201191A (ja)

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