JPH032741Y2 - - Google Patents

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JPH032741Y2
JPH032741Y2 JP2124787U JP2124787U JPH032741Y2 JP H032741 Y2 JPH032741 Y2 JP H032741Y2 JP 2124787 U JP2124787 U JP 2124787U JP 2124787 U JP2124787 U JP 2124787U JP H032741 Y2 JPH032741 Y2 JP H032741Y2
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【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、AC/DCサーボモータ及び一般工業
機械用の、ばねの力によつて制動をかけ、電磁吸
引力によつて制動を解放する、いわゆる無励磁作
動形の電磁ブレーキに関するものである。
(従来の技術) 無励磁作動形の電磁ブレーキはデイスクタイプ
とシユータイプに大別することができ、デイスク
タイプの場合、その多くはアーマチユア、又はア
ーマチユアとデイスクの両者を制動と制動解放の
際、軸方向へ摺動させる必要上、スプラインを介
してトルクの伝達が行われる構成がとられ、さら
には被制動体に動力的に連らなる回転部分と、こ
れに制動力を付与させるための静止部分間には、
これら両者を同軸上において相対回転可能な構成
とする必要から軸受が介存せられる。
またシユータイプの場合、ブレーキシユーを装
着した一対のヨークを基盤上に枢着し、そのヨー
ク間に配設された制動ばねによつて制動方向に付
勢するとともに、何れか一方のヨークに装着され
た電磁石の作動によつて上記ヨークをブレーキ解
放方向に開動せしめるようにしている。
しかし、上記の従来の電磁ブレーキにおいて
は、デイスクタイプのものでは全体的にコンパク
トであるといつた利点があるがスプラインを備え
るため、これらのバツクラツシの影響は避けられ
ず動作に正確性を欠くといつた欠点があり、また
シユータイプのものでは制動部と、この制動部を
駆動するための電磁石とはリンク機構等で結ば
れ、その間にかなりな隔たりがあり、ために全体
的に寸法が大きくなるといつた問題点がある。
このような問題点を解決し、コンパクトで、し
かもバツクラツシがなく、さらに使用時の取り付
けが容易なこの種電磁ブレーキを提供することを
目的として同一出願人により昭和60年3月23日提
出、実願昭60−58992号「電磁ブレーキ」が出願
されている。上記考案は電磁石及びアーマチユア
等をブレーキドラム内に収納し、このドラムの内
周面を制動面として作用させるようにしたもので
ある。上記考案を第4図及び第5図に示す実施例
について説明する。第4図は第5図における線A
−A′に沿う断面図であり、また第5図は側面図
である。両図において、1は断面コ字状のブレー
キドラムで外側円筒状部の内周面を制動面とする
もので、内側円筒状部はハブとなつており、この
部分に被制動軸(図示せず)がキー等を用いて結
合される。2は環状の電磁石で外周方に向かつて
開口するヨーク3とこのヨークの凹所内に収納さ
れたコイル4によつて構成され、そのヨークの開
口端部の周面が磁極面となつており、一側面に複
数個設けられたねじ孔5において当該ブレーキの
使用機器の適所に固着されヨーク3に対して同心
配置となつている。6はコイル4に電流を供給す
るためのリード線、7は複数個に分割された円弧
状のアーマチユアで各一端において板ばね等の支
持部材8を介してヨーク3に固着した固定部材9
にボルトによつて取り付けられ、それぞれ同一円
周上においてヨーク3の外周面である磁極面に対
向し、支持部材8の可撓性により径方向に対して
開動自在となつている。固定部材9は実施例の場
合、両磁極面にわたつて取り付けられるので磁束
の漏洩を避けるため非磁性材で形成するのが望ま
しい。なお、実施例ではアーマチユア7は開動で
きるよう、その支持には板ばねを用いた場合を示
したがリンク機構で支持させるようにしてもよ
い。10は各アーマチユア7の先端部外周面にね
じ止めされたブレーキシユーで周面をドラム1の
内周面に対向させている。ブレーキシユー10
は、これをドラム1の内周面に圧接させることに
よつて制動作用を行わせるものであるが、軽負荷
の場合は、これを省略しアーマチユア7を直接ド
ラム1に圧接させるようにしてもよい。なお、ブ
レーキシユー10はアーマチユア7に取り付ける
ことなく、ドラム1の内周面にアーマチユア7に
対向させてそのドラム全周にわたつて貼り付けて
もよい。11は制動解放時におけるブレーキシユ
ー10とドラム1間の空隙長を調整するためのラ
イナで、アーマチユア7とブレーキシユー10と
の間に挿入される。12は制動用のばねでヨーク
3の周面である磁極面に複数個等間隔に半径方向
に設けられた孔に挿入され、これらのばねで各ア
ーマチユアに押圧力を加え、各ブレーキシユー1
0をドラム1の内周面に押し付けている。
上記構成において、電磁石2のコイル4に電流
が供給されていないときには各ばね12の弾力に
よつて各アーマチユア7は外方へ押し開かれ、ブ
レーキシユー10がドラム1の内周面に圧接せら
れ、このドラムを介してこれに連結された図示し
ない被制動軸に制動がかけられており、この状態
においてコイル4に電流が供給されると破線で示
す磁束が流れ、アーマチユア7がばね12の弾力
に抗してヨーク3の磁極面に向かつて吸引せら
れ、各ブレーキシユー10はドラム1の内周面か
ら離間せられ、被制動軸に対する制動は解放せら
れる。
ところで、上記のような従来の構成では、1個
の電磁石で複数のアーマチユアを吸引させるた
め、1部のアーマチユアが先に吸着され磁束が増
すと電磁石部で磁気飽和が生じ、残るアーマチユ
アは磁束が減少して吸着されなくなるという欠点
がある。また、これを防止するには磁気飽和が生
じないように電磁石のヨークを十分大きな断面積
にしなければならないため、電磁ブレーキの形体
が大きく重量も重くなり製作価格も高価になると
いう欠点がある。さらに、アーマチユア固定部材
9は両磁極面にわたつて取り付けられるので非磁
性材で形成され、磁路の空隙が大きくなり吸引力
が減少するという欠点もある。
上記のような欠点を除去し、すべてのアーマチ
ユアが他のアーマチユアに干渉されることなく確
実に吸着されるようにし、併せて磁路の空隙が少
なく大きな吸引力を得るようにすることを目的と
して同一出願人により昭和61年8月20日提出、実
願昭61−126959号「電磁ブレーキ」(以下「既出
願考案」という)が出願されている。既出願考案
は電磁石とアーマチユアをともに複数個にし1対
1又は1対2で対応させ、相対応する電磁石とア
ーマチユアとを複数組設ける構成とし、すべての
アーマチユアがそれぞれ対応する電磁石により吸
引され、他のアーマチユアに干渉されることなく
確実に吸着される。また、アーマチユアのヨーク
への取付部は磁性材を用いることができるので、
磁路の空隙が少なく大きな吸引力が得られる。
既出願考案を第6図及び第6図のB−B′線断
面図の第7図に示すように、アーマチユアを8個
設けた一例について説明する。両図において、電
磁ブレーキの構成は第4図及び第5図に示した従
来の構成と同様では、1はブレーキドラム、3は
ヨーク、4はコイル、7a,7b,7c,7d,
7e,7f,7g,7hはアーマチユアで、それ
ぞれ2個のアーマチユア、7aと7b,7cと7
d,7eと7f,7gと7hが板ばね等の弾力性
のある支持部材8a,8b,8c,8dによつて
固定部材9a,9b,9c,9dにボルトによつ
て取り付けられ、それぞれ同一円周上においてヨ
ーク3の外周面である磁極面に対向し、支持部材
8a,8b,8c,8dの可撓性により径方向に
対して開動自在となつている。10a,10b,
10c,10d,10e,10f,10g,10
hは各アーマチユアの先端部外周面にねじ止めさ
れたブレーキシユーで周面をドラム1の内周面に
対向させている。このブレーキシユーは、これを
ばねの押圧力によつてドラム1の内周面に圧接さ
せることによつて制動作用を行わせ、電磁吸引力
によりアーマチユアを吸引し、ブレーキシユーを
ドラム1の内周面から離間させ制動を解放させる
ものである。
既出願考案では、電磁石を複数個設け、各アー
マチユアと電磁石とが相対応するようにヨークに
複数個のコイルを設けている。
(考案が解決しようとする問題点) 上記のような既出願考案の電磁ブレーキでは各
アーマチユアに流れる磁束が均等にならないと各
アーマチユアが均等に吸引釈放の動作をしない、
例えば第6図において各アーマチユア7a,7
b,7c,7d,7e,7f,7g,7hに流れ
る破線矢印A,B,C,D,E,F,G,Hにて
示す磁束が均等にならないと各アーマチユアが均
等に吸引釈放の動作をしない。したがつて全体の
磁気のバランスを取らなければならない、という
問題点がある。
本考案は全体の磁気のバランスを取らなくても
個々に調整すればよいようにすることを目的とす
るものである。
(問題点を解決するための手段) 実施例に対応する第1図に示すように、各アー
マチユア7a,7b,7c,7d,7e,7f,
7g,7hに対応して扇形(セクター)状に分離
したヨーク3a,3b,3c,3d,3e,3
f,3g,3hを設ける。ヨーク材は積層構成又
は一体構造でもよく、各ヨーク間のすち間13
a,13b,13c,13d,13e,13f,
13g,13hは空間又は非磁性材とする。
(作用) 磁束は3a,3b,3c,3d,3e,3f,
3g,3hのように扇形(セクター)状に分離し
たヨークについてのみ調整すればよいため、各ア
ーマチユアの吸引釈放の動作は安定する。
(実施例) 第1図ないし第3図に本考案の実施例を示す。
第2図は第1図のC−C′線断面図、第3図は扇形
(セクター)状に分離したヨークの斜視図を示す。
本実施例は、第6図及び第7図に示す既出願考案
の一例について実施したもので、第1図及び第2
図において、第6図及び第7図と同一の部材には
同一の符号を付して示してある。3a,3b,3
c,3d,3e,3f,3g,3hは扇形(セク
ター)状に分離したヨークで、ヨーク材は積層構
成又は一体構造でもよい。第3図に分離したヨー
ク3aの斜視図を示す。13a,13b,13
c,13d,13e,13f,13g,13hは
各ヨーク間のすち間で空間又は非磁性材とする。
各アーマチユア7a,7b,7c,7d,7
e,7f,7g,7hはそれぞれ板ばね等の弾力
性ある支持部材8a,8b,8c,8d,8e,
8f,8g,8hによつて相対応する扇形状に分
離したヨーク3a,3b,3c,3d,3e,3
f,3g,3hに取り付けられた固定部材9a,
9b,9c,9d,9e,9f,9g,9hに装
着される。
(考案の効果) 本考案は既出願考案の電磁ブレーキにおいて、
連続した円筒ヨークではなく、各アーマチユアに
対応する扇形(セクター)状に分離したヨークで
構成することにより、全体の磁気のバランスを配
慮する必要がなく個々に磁束を調整すればよいと
いう極めて優れた効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図ないし第3図は本考案の実施例を示すも
ので、第1図は側面図、第2図は第1図のC−
C′線断面図、第3図は扇形状に分離したヨークの
斜視図、第4図及び第5図は電磁ブレーキの一例
を示すもので、第4図は第5図のA−A′線断面
図、第5図は側面図、第6図及び第7図は既出願
考案の電磁ブレーキを示すもので、第6図は側面
図、第7図は第6図のB−B′線断面図である。 1:ブレーキドラム、3a,3b,3c,3
d,3e,3f,3g,3h:ヨーク、7a,7
b,7c,7d,7e,7f,7g,7h:アー
マチユア、9a,9b,9c,9d,9e,9
f,9g,9h:固定部材、10a,10b,1
0c,10d,10e,10f,10g,10
h:ブレーキシユー、13a,13b,13c,
13d,13e,13f,13g,13h:ヨー
ク間のすき間。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 外側円筒状部の内周面を制動面とするブレーキ
    ドラム1、このブレーキドラム1の内側におい
    て、上記ブレーキドラム1の内周面と同心に配列
    された磁極面を有するヨークとこのヨーク内に収
    納されたコイルを有する電磁石部、この電磁石部
    と上記ブレーキドラム1の内周面間において、そ
    の内周面に沿つて配列され磁極面に対面し、かつ
    周方向に対して複数個に分割されるとともに、ヨ
    ークに固着した固定部材9a,9b,9c,9
    d,9e,9f,9g,9hに取り付けられた一
    端を支点に径方向に回転変位可能な円弧状のアー
    マチユア7a,7b,7c,7d,7e,7f,
    7g,7h及びアーマチユア又はこれに装着され
    たブレーキシユー10a,10b,10c,10
    d,10e,10f,10g,10hを上記ブレ
    ーキドラム1の内周面に圧接させる制動用のばね
    を備え、このばねの力によつてアーマチユア又は
    ブレーキシユーをブレーキドラム1に圧接させ、
    該アーマチユア又はブレーキシユーを電磁吸引力
    によりブレーキドラム1から離間させるように、
    各アーマチユアに対応する複数個のコイルを磁極
    面に向かつて放射状に配置し相対応する電磁石と
    アーマチユアとを複数組設けた電磁ブレーキにお
    いて、各アーマチユアに対応して扇形状に分離し
    たヨーク3a,3b,3c,3d,3e,3f,
    3g,3hを設け各ヨーク間のすき間11a,1
    1b,11c,11d,11e,11f,11
    g,11hは空間又は非磁性材としたことを特徴
    とする電磁ブレーキ。
JP2124787U 1987-02-16 1987-02-16 Expired JPH032741Y2 (ja)

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JPS63128337U JPS63128337U (ja) 1988-08-22
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