JPH04324822A - 電気光学装置の製造方法 - Google Patents

電気光学装置の製造方法

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JPH04324822A
JPH04324822A JP9589191A JP9589191A JPH04324822A JP H04324822 A JPH04324822 A JP H04324822A JP 9589191 A JP9589191 A JP 9589191A JP 9589191 A JP9589191 A JP 9589191A JP H04324822 A JPH04324822 A JP H04324822A
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JP
Japan
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electrodes
column electrodes
electro
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optical device
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JP9589191A
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English (en)
Inventor
Yukiyoshi Tsunoda
角田 幸義
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Seiko Instruments Inc
Original Assignee
Seiko Instruments Inc
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は画像表示装置、コンピ
ュータ端末、光学シャッターなどに用いられる液晶を使
ったマトリックス型の電気光学装置の製造方法に関する
【0002】
【従来の技術】時計や電卓などの表示用として登場した
液晶表示装置は画質の向上と大型化に伴い、最近ではコ
ンピュータ端末や光シャッターなど表示以外の用途も含
めた広い分野で電気光学装置として使われるようになっ
てきた。この電気光学装置は、特定部分の液晶に電圧を
印加してその部分を通過する光を制御することにより、
電気信号を光信号に変換する装置である。
【0003】液晶を使った電気光学装置の駆動方式には
大きく分けてスタティック駆動とマルチプレックス駆動
の2種類がある。時計や電卓の表示用としては表示した
い領域だけに電圧を印加するスタティック駆動方式が主
流であるが、大きな表示容量を必要とするコンピュータ
端末などではマルチプレックス駆動が用いられる。マル
チプレックス駆動方式とは一方の基板に複数の行電極(
コモン電極)、もう一方の基板にも複数の列電極(セグ
メント電極)を形成し、これらに時分割で電気信号を印
加することにより表示を行う方式である。たとえば行電
極がm本、列電極がn本ならばm+n本の信号でm×n
個の領域(画素)を駆動させることができるので、スタ
ティック駆動に比べて表示容量も大きくできる利点があ
る。しかしその反面、行電極の本数が多くなるに従って
分割数(通常行電極数の逆数)が小さくなりコントラス
ト等の表示品質が低下するという欠点を持つ。この欠点
を補うために大型の液晶電気光学装置では通常列電極を
上下に分割して実質的な分割数を半分にすることにより
表示品質の低下を防止している。この様子を図2を使っ
て説明する。
【0004】図2(a)(b)(c)は従来の代表的な
マトリックス型電気光学装置の構造を示す図であり、(
a)は正面図、(b)は断面図、(c)はA部の拡大図
である。図2(a)(b)(c)において、1は上基板
、2は下基板、3は行電極、4は列電極、5は液晶層、
6は接着剤層である。図2は、画素数をm×nとすれば
、上基板1の内面に形成された行電極はm本であるが、
下基板2に形成された列電極は中央で分離されているた
め本数はn×2本である。そして二分された列電極の上
半分は上方から電圧を入力し下半分は下方から入力する
ことにより、上半分と下半分をそれぞれ独立に動作させ
ることができる。
【0005】すなわち見掛け上はm×n型のマトリック
スであるが、実際の駆動は(m/2)×(n×2)型マ
トリックスと同じになり実質的には行電極の数を半分に
したことになる。前述したように行電極の逆数(分割数
)が大きくなるほど表示品質は向上するので、図2の電
極構造を彩ることによって、同じ画素数ならば画質を向
上させることができるし同じ画質ならば画素数を2倍に
することができる。尚、図2では上基板に行電極、下基
板に列電極が設けられているが、逆に上基板に列電極、
下基板に行電極が形成されている場合でも全く同じであ
る。
【0006】次に図2の電気光学装置の製造方法につい
て順を追って説明する。 (1)上基板1となるガラス基板上にITOを製膜し、
パターニングして行電極3を形成する。 (2)下基板2となるガラス基板上にITOを製膜し、
同様にパターニングして列電極4を形成する。 (3)上下基板それぞれの電極が設けられた面に配向剤
を印刷し、燃成して配向膜を形成する。 (4)配向膜の表面を配向処理する。 (5)上下基板を一定の間隔で対向させ、接着剤6で貼
り合わせる。 (6)基板を所望の形状に切断分離した後、基板間に液
晶5を封入する。
【0007】以上の工程により図2の電気光学装置が作
製される。実際にはこの後両方の基板面に偏光板を貼り
、駆動回路と接続して完成となる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】図2のような列電極を
上下に分割した構造の電気光学装置で問題となるのは、
製造工程中で発生する静電気による上下の列電極間での
スパークの発生である。電極間でスパークが起きるとそ
の部分の配向膜が損傷して液晶の配向状態が変わってし
まい、表示装置では表示不良となるし光シャッターなど
の用途では誤動作を起こしてしまう。前述の工程の中で
特に静電気が発生しやすいのは、(4)の配向処理工程
である。通常配向処理は形成された膜の表面をロールに
巻きつけた布などで擦ることによって行われる。従って
一般的には静電気の発生が避けられない。
【0009】配向処理時の静電気対策として、例えば列
電極を基板の外周部で電気的に接続しておき、もう一方
の基板を貼り合わせた後で外周部を切断する方法などが
行われていた。しかしこの方法では列電極が接続されて
いるため電気的なパターン検査が難しい上に、外周部切
断以降の工程で発生する静電気に対しては全く効果がな
いという欠点があった。また配向処理以外の工程におい
てもハンドリング等により静電気が印加され、列電極間
でスパークを起こすことも少なくない。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
めに、この発明では電極形成時あるいはその直後に上下
の列電極を電気的に接続しておき、静電気が発生する工
程が終了した後で上下列電極を光学的な手段で切り離す
ことにより、静電気による上下列電極間のスパークを防
止する。
【0011】
【作用】上下の列電極を電気的に接続しておけば、配向
処理等の静電気が発生し易い工程においても列電極間の
スパークが起こる心配はない。また上下列電極の電気的
分離に光学的手段を用いることにより上下の基板が貼り
合わされた後、極端に言えば駆動用の回路と接続した後
でも行うことができる。
【0012】
【実施例】以下実施例により本発明を詳述する。 (第1実施例)図1は本発明の製造方法による電気光学
装置であり、(a)は正面図、(b)はB部の列電極分
離前の拡大図、(c)はB部の分離後の拡大図である。 図1(a)(b)(c)において、1は上基板、2は下
基板、3は行電極、4は列電極、5は液晶層、7は列電
極接続部である。ただし(b)(c)では説明のために
行電極3、列電極4、接続部7以外は省略している。次
に図1の電気光学装置の製造方法を順を追って説明する
。 (1)上基板1となるガラス基板上にITOを製膜し、
パターニングして行電極3を形成する。 (2)下基板2となるガラス基板上にITOを製膜し、
同様にパターニングして列電極4を形成する。この時、
上下の列電極は接続部7によって電気的に接続された状
態にしておく。(図1−bの状態) (3)上下基板それぞれの電極が設けられた面に配向剤
を印刷し、燃成して配向膜を形成する。 (4)配向膜の表面を配向処理する。 (5)上下基板を一定の間隔で対向させ、接着剤6で貼
り合わせる。 (6)基板を所望の形状に切断分離した後、基板間に液
晶5を封入する。 (7)列電極接続部7をレーザー光によって切断し、上
下の列電極4を電気的に分離する。(図1−cの状態)
以上の工程により図1の電気光学装置が作製される。あ
とは従来と同様に基板表面に偏光板を貼り付け、駆動回
路と接続させて完成となる。
【0013】上記の製造方法においては上下の列電極4
が製造工程中で常に電気的に接続されているので、発生
する静電気によりスパークを起こす心配は全くない。従
って最も静電気の発生の大きい配向処理工程(4)でも
静電気の発生をほとんど気にすることなく自由に条件が
設定できる。本発明の製造方法でマトリックス型の電気
光学装置を作製したところ静電気による上下列電極間の
スパークは全く発生せず、製造歩留りが大幅に向上した
【0014】尚、本実施例では列電極接続部7をレーザ
ーで切断した後、偏光板貼り付けと駆動回路接続を行っ
ていると説明しているが、実際には駆動回路を接続する
まで上下の列電極4を電気的につないでおき、最後に接
続部7をレーザーで切断する方がよい。偏光板貼り付け
や回路接続時に発生する静電気の影響も防止できるから
である。 (第2実施例)図3(a)(b)(c)は本発明の第2
実施例による電気光学装置であり、(a)は列電極分離
前の平面拡大図、(b)は列電極分離後の平面拡大図、
(c)は(a)のC−C’部の断面図である。(a)が
図1(b)に、(b)が図1(c)に対応する。図1(
a)に対応する正面図は省略した。図3(a)(b)(
c)において、1は上基板、2は下基板、3は行電極、
4は列電極、5は液晶層、8はメタルラインである。第
1実施例と異なるのは、列電極4上にメタルライン8が
形成され、上下列電極4同士の電気的接続がメタルライ
ン8によって行われている点である。図3の電気光学装
置の製造方法について順を追って説明する。 (1)上基板1となるガラス基板上にITOを製膜し、
パターニングして行電極3を形成する。 (2)下基板2となるガラス基板上にITOを製膜し、
同様にパターニングして列電極4を形成する。このとき
上下の列電極4は従来通り電気的に上下に分離された状
態でよい。 (3)列電極4が形成された面上にCr等のメタル層を
スパッタリング法や蒸着法によって製膜し、パターニン
グしてメタルライン8を作る。メタルライン8は列電極
4と平行で且つ上下の列電極同士を電気的に接続させる
ように形成する。(図3−a) (4)上下基板1、2各々の電極が設けられた面に配向
剤を印刷し、燃成して配向膜を形成する。 (5)配向膜の表面を配向処理する。 (6)上下基板を一定の間隔で対向させ、接着剤6で貼
り合わせる。 (7)基板を所望の形状に切断分離した後、基板間に液
晶5を封入する。 (8)メタルライン8の上下列電極4を接続させている
部分をレーザー光で切断し、上下列電極を電気的に切り
離す。
【0015】前述の第1実施例と比較すると、本実施例
では上下の列電極4の接続をITOよりも電気抵抗の低
いメタルで行っているので、メタルラインをかなり細く
できレーザー光による分離がやりやすいという長所があ
る。しかしその反面メタル層の製膜とパターニング工程
が追加されるという短所もある。尚、メタルライン8は
本来の目的からすれば上下列電極を接続する部分だけ、
すなわち画面の中央部だけに形成すればよい。しかし実
際には画面の中央部だけにメタルラインがあると、その
部分が外観上周囲の部分と異なって見えてしまうので、
それを防止するため下基板2の全体に図3のようなメタ
ルラインを設けた方がよい。図3のようなメタルライン
を全体に設けることにより列電極4のライン抵抗値を低
下させることができるので、従来よりも更に電極のピッ
チを小さくし電気光学装置の画素密度を向上させること
ができるという付随効果もある。
【0016】
【発明の効果】以上説明したように本発明の製造方法に
よれば、マトリックス型の液晶を使った電気光学装置の
製造工程中で発生する列電極間の静電気によるスパーク
を完全に防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の製造方法による電気光学装置であり、
(a)は正面図、(b)はB部の列電極分離前の拡大図
、(c)はB部の分離後の拡大図である。
【図2】従来の代表的なマトリックス型電気光学装置の
構造を示す図であり、(a)は正面図、(b)は断面図
、(c)はA部の拡大図である。
【図3】本発明の第2実施例による電気光学装置であり
、(a)は列電極分離前の平面拡大図、(b)は列電極
分離後の平面拡大図、(c)は(a)のC−C’部の断
面図である。
【符号の説明】
1  上基板 2  下基板 3  行電極 4  列電極 5  液晶層 6  接着剤層 7  列電極接続部 8  メタルライン

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  複数の行電極が形成され、その表面が
    配向処理された一方の基板と、中央で二分された列電極
    が形成され、同様に表面が配向処理されたもう一方の基
    板を一定の間隔を設けて対向させ、その間に液晶を封入
    したマトリックス型電気光学装置の製造方法において、
    配向処理前に前記二分された列電極同士をあらかじめ電
    気的に接続させておき、配向処理以後のいずれかの工程
    で上下列電極を電気的に分離することを特徴とする電気
    光学装置の製造方法。
  2. 【請求項2】  二分された列電極をあらかじめ電気的
    に接続された形状に形成しておき、配向処理以後のいず
    れかの工程で光学的な手段によって、前記二分された列
    電極を電気的に分離する請求項1記載の電気光学装置の
    製造方法。
  3. 【請求項3】  列電極が設けられた基板面上にメタル
    ラインを形成することにより、二分された列電極を電気
    的に接続させておき、配向処理以後のいずれかの工程で
    光学的手段によってメタルラインの一部を除去すること
    により上下列電極を電気的に分離する請求項1記載の電
    気光学装置の製造方法。
JP9589191A 1991-04-25 1991-04-25 電気光学装置の製造方法 Pending JPH04324822A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002131766A (ja) * 2000-10-20 2002-05-09 Kyocera Corp 液晶表示装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002131766A (ja) * 2000-10-20 2002-05-09 Kyocera Corp 液晶表示装置

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