JPH0432460B2 - - Google Patents

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JPH0432460B2
JPH0432460B2 JP61075011A JP7501186A JPH0432460B2 JP H0432460 B2 JPH0432460 B2 JP H0432460B2 JP 61075011 A JP61075011 A JP 61075011A JP 7501186 A JP7501186 A JP 7501186A JP H0432460 B2 JPH0432460 B2 JP H0432460B2
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disk
turntable
magazine
tray
pressing member
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Priority to EP91118183A priority patent/EP0469643B1/en
Priority to EP87104839A priority patent/EP0240926B1/en
Priority to DE3789460T priority patent/DE3789460T2/de
Priority to US07/032,694 priority patent/US4839764A/en
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  • Holding Or Fastening Of Disk On Rotational Shaft (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 技術分野 本発明はデイスクプレーヤに関し、特にオート
ローデイング形式のデイスクプレーヤに関する。
背景技術 デイスクを演奏位置、即ちターンテーブル上に
自動的に搬送するデイスク搬送機構を設けてデイ
スクローデイングにかかる手間を省いたいわゆる
オートローデイングデイスクプレーヤにおいて
は、ターンテーブル上に載置されたデイスクのク
ランプも自動的になされる。かかるクランプ機構
の従来例が第31図に示されている。
図示されるように、当該クランプ機構は、演奏
さるべきデイスク150を担持して回転するター
ンテーブル151と協働してデイスククランプ作
用をなす円盤状の押圧部材152と、ターンテー
ブル151の回転面と平行に伸長する支持軸15
3によつて所定範囲内で揺動自在に支持され且つ
自由端部にて押圧部材152を回転自在に保持す
る支持体154とを有している。なお、デイスク
押圧力は、押圧部材152内に設けられたマグネ
ツト(図示せず)や、支持体154を上記自由端
部がターンテーブル151に近づく方向に付勢す
るコイルスプリング(図示せず)などによる。
このクランプ機構は支持体154の単純な揺動
によつてデイスククランプをなすものであるが、
かかる構成においては、クランプ解除時において
押圧部材152とデイスク150との接触を避け
るために必要な支持体154の揺動ストローク:
Hが大きく、デイスクプレーヤ全体としての小型
化を図る上での問題となつていた。また、この問
題を解決せんとして、支持体の揺動角度位置に拘
らず、押圧部材をターンテーブル回転面と常に平
行に維持する装置を付加したクランプ機構が開発
されているが、この平行維持装置は複雑且つ高価
で、コストの増大を招来していた。
発明の概要 [発明の目的] 本発明は上記した点に鑑みてなされたものであ
つて、その目的とするところは小型化、特に薄型
化と、コストの低減が図り易いデイスクプレーヤ
を提供することである。
[発明の構成] 本発明によるデイスクプレーヤは、デイスクを
クランプするクランプ機構が、ターンテーブルと
協働してデイスククランプ作用をなす押圧部材
と、該押圧部材をターンテーブルに対して脱着せ
しめるための押圧部材移動手段とを有し、該押圧
部材移動手段は各々ターンテーブルのデイスク担
持面に対して略直角な面内において揺動自在に設
けられて互いに自由端部にて上記押圧部材のデイ
スク押圧面側及びその反対側に係合して上記押圧
部材を駆動するための一対の支持体と、該両支持
体を駆動する駆動手段とから成ることを特徴とし
ている。
実施例 以下、本発明の実施例としてのデイスクプレー
ヤを添付図面を参照しつつ説明する。なお、当該
デイスクプレーヤは、複数枚のデイスクを収納で
き且つその収納された任意のデイスクを順次選択
して連続した演奏が可能なマルチデイスクプレー
ヤである。
図において、参照符号1は当該マルチデイスク
プレーヤの全体を示している。
第1図に示されるように、プレーヤハウジング
2のフロントパネル3には該プレーヤハウジング
内にデイスクホルダとしてのマガジン5を装着す
るための長方形の開口部3aが設けられている。
開口部3aは左右方向に伸長している。但し、こ
こで言う左右方向とは矢印Yにて示される前方に
向つてのものであり、矢印X方向が左方である。
また、矢印Zは上方を示している。フロントパネ
ル3上にはまた、当該マルチデイスクプレーヤの
操作をなすための操作ボタン群6と表示部7が設
けられている。
第2図aないしcに示されるように、マガジン
5は全体として偏平な直方体状のハウジングとし
てのマガジン本体8と、各々主面上にデイスク1
0を担持した3枚ずつ2種類、合計6枚の矩形板
状トレイA11及びトレイB12とを有してい
る。トレイA11及びトレイB12、従つて各デ
イスク10は、後述するターンテーブルのデイス
ク担持面に対して直角な方向、この場合、上下方
向(矢印Z方向及びその反対方向)において所定
のピツチにて順に配列収納されている。トレイA
11及びトレイB12は、マガジン本体8の右後
端部に該各トレイの配列方向(上下方向)に伸長
して設けられた回転支持軸8aを中心として回転
自在に設けられており、マガジン本体8に対して
各主面に沿つて突出収納自在となつている。
マガジン5の構成を更に詳しく説明する。
マガジン本体8には上下方向(矢印Z方向及び
その反対方向)において並ぶ7枚の仕切壁8bが
設けられており、トレイA11及びトレイB12
は該各仕切壁間に配置されている。第3図aから
明らかなように、各仕切壁8bには回転支持軸8
aの近傍に、円形の小さな開口部8cが各々同心
的に形成されている。第4図a,b及び第5図
a,bはトレイA11及びトレイB12の詳細を
示すものであるが、該両図にも示されるように、
各仕切壁8bに形成された開口部8cが対向可能
に該各トレイにも開口部11a,12aが形成さ
れている。ここで、仕切壁8bに形成された開口
部8cを第1開口部と称し、これに対して、トレ
イA11及びトレイB12に設けられた開口部1
1a及び12aを第2開口部と称する。この各開
口部8c,11a及び12a内には各仕切壁8b
の並設方向(矢印Z方向及びその反対方向)に沿
つて移動し得る5つの球状可動駒13aが嵌挿さ
れている。各球状可動駒13aの直径は交互に配
列された各トレイ11,12の配列ピツチ寸法と
等しい。また、該各球状可動駒はマガジン本体8
の上下端部に配置された一対の板バネ13bによ
つて互いに近づく方向に付勢されている。
第2図bに示されるように、マガジン本体8の
左前端部には押圧レバー14が略前後方向(矢印
Y方向及びその反対方向)に伸長して設けられて
おり、且つ、その一端部、この場合前端部におい
てピン14aを介してマガジン本体8に揺動自在
に取り付けられている。但し、ピン14aは上下
方向(矢印Z方向及びその反対方向)において伸
長している。押圧レバー14の他端部、すなわち
後端部は各トレイ11及び12の自由端部に円滑
に係合し得る。押圧レバー14にはバネ部材14
bが係合している。このバネ部材14bは押圧レ
バー14を第2図bにおける反時計方向に付勢
し、以て、該押圧レバーにトレイ押圧力を付与す
るものである。押圧レバー14には、プレーヤハ
ウジング2内のマガジン装着部からマガジン5を
離脱させるときに該プレーヤハウジングの開口部
3aの縁部3bに当接し得る突部14cが形成さ
れている。この突部14cは、開口部3aの縁部
3bと当接することにより、各トレイ11及び1
2をマガジン本体8内の収納位置に向けて付勢す
るように押圧レバー14の本体を揺動せしめる作
用をなす。
上記した押圧レバー14と、バネ部材14bと
により、各トレイ11及び12をマガジン本体8
内の収納位置及び回転支持軸8aに向けて押圧す
る押圧手段が構成されている。また、該押圧手段
と、マガジン本体8の各仕切壁に形成された開口
部8c(第1開口部)と、各トレイ11及び12
に夫々形成された開口部11a,12a(第2開
口部)と、各球状可動駒13aと、板バネ13b
とによつて、各トレイ11及び12をマガジン本
体8内の収納位置にて保持する保持機構が構成さ
れている。
第4図a,b及び第5図a,bから明らかなよ
うに、トレイA11及びトレイB12はほぼ同形
状であり、聴取者がマガジン本体8から該各トレ
イを引き出す際に指先をかける爪部11b,12
bの形状及びその位置が異なるだけである。各ト
レイ11及び12の自由端部には前述した押圧レ
バー14が係合する切欠部11c,12cと、一
対の治具挿入孔11d,11e,12d,12e
とが形成されている。
また、各トレイ11及び12のデイスク担持面
に対向し得る隣接トレイの主面所定位置には該主
面よりも突出するように合成皮革などから成る柔
軟部材11f,12fが設けられている。また、
各トレイ11及び12には、隣接トレイに設けら
れた柔軟部材11f,12fの移動軌跡に沿つた
弧状の凹部11h,11i,12h,12iが設
けられている。この凹部11h,11i,12h
及び12iを設けたことにより、互いに積み重ね
られた形となつている合計6枚のトレイ11及び
12全体としての積し重ね方向における寸法が小
さく抑えられているのである。即ち、マガジン5
全体としての薄形化が図られているのである。
第2図cに示されるように、マガジン5の右側
面略中央部には係合爪5aが設けられており、且
つ、ピン5bによりマガジン本体8に一端部にて
所定範囲内で揺動自在に取り付けられている。ま
た、マガジン5の右側面前端部には他の係合爪5
cが一端部にてピン5dを介して所定範囲内で揺
動自在に設けられている。この係合爪5cは、コ
イルスプリング5eによつてその自由端部を外方
に付勢されている。これら各係合爪5a及び5c
は、その自由端部にて開口部3a(第1図及び第
2図b参照)の縁部3bに係合し得る。
上記した各係合爪5a及び5c並びにコイルス
プリング5eとによつて、プレーヤハウジング2
内の装着部に対するマガジン5の装着姿勢が正し
くないときに装着を阻止する装着阻止手段が構成
されている。すなわち、マガジン5を上下反転し
た状態で上記装着部に装着しようとする場合、係
合爪5aがその自重により揺動してマガジン5の
外方に突出し、該係合爪の自由端部が開口部3a
(前述)の縁部3bに係合してマガジン5の装着
が阻止されるのである。また、マガジン5を前後
を逆にして上記装着部に装着しようとする場合、
コイルスプリング5eにより外方に突出せしめら
れている係合爪5cが開口部3aの縁部3bに係
合し、以て、マガジン5の装着が阻止されるので
ある。
なお、上記係合爪5a,5c及びコイルスプリ
ング5eの如き極めて単純な部材によつて上記装
着阻止手段を構成したことによつて、構成が簡単
となり、コストの低減が図り易くなつている。
第2図b及び第3図bに示されるように、マガ
ジン5に揺動自在に設けられた押圧レバー14の
突部14cには円形の開口部14eが形成されて
いる。一方、第3図bに示されるように、マガジ
ン5のハウジングたるマガジン本体8には押圧レ
バー14の下面に沿つて伸びる張出部8dが設け
られており、該張出部上に柱状突部8eが形成さ
れている。この突部8dの上端部には円形の凹部
8fが形成されており、該凹部内には球状可動駒
8gが上下方向(矢印Z方向及びその反対方向)
において移動可能に挿入されている。押圧レバー
14の突部14cに形成された開口部14eは該
押圧レバーが第2図bにて実線で示される位置に
あるときに凹部8fと対向し得、球状可動駒8g
はその一部がこの開口部14eに嵌入し得る。
上記した押圧レバー14と、可動駒8gとによ
つて、デイスクホルダたるマガジン5が上下反転
した姿勢にあるときに各トレイ11及び12のマ
ガジン本体8からの突出を規制する突出規制手段
が構成されている。すなわち、マガジン5が上下
反転した状態にある場合、球状可動駒8gが自重
により移動して該可動駒の一部が押圧レバーの開
口部14e内に嵌入し、これにより押圧レバー1
4の揺動が規制され、以て、各トレイ11,12
のマガジン本体8外への突出が規制されるのであ
る。
なお、上記押圧レバー14及び可動駒8gの如
き単純な形状の部材によつて上記突出規則手段を
構成したことによつて、構成が簡単となり、コス
トの低減が図り易くなつている。また、球状可動
駒8gに関しては、これを特別に製造することな
く。市販のものを使用することもできる。
第1図に示されるように、ハウジング2内に固
設された底板15上には支持部材としてのシヤー
シ16が取り付けられている。シヤーシ16は前
後方向(矢印Y方向及びその反対方向)並びに左
右方向(矢印X方向及びその反対方向)において
延在する平面部16aと、該平面部の左右両側端
に連続し且つ前後方向及び上下方向(矢印Z方向
及びその反対方向すなわち上記各トレイの配列方
向)において延在する一対の立面部16b及び1
6cから成る。
第6図ないし第9図に示されるように、上記し
たシヤーシ16の一対の立面部16b及び16c
の後端部間には、移動部材18が配置されてお
り、且つ、該各立面部に上下方向すなわち各トレ
イ11,12の配列方向において移動可能に取り
付けられている。
第9図に示されるように、移動部材18の上面
には保持部材としての担持板22が取り付けられ
ており、第8図及び第10図から明らかなよう
に、該担持板上にはターンテーブル23が取り付
けられている。第9図に示されるように、担持板
22上にはまた、光学式ピツクアツプ手段を担持
したキヤリツジ24が配置されており、且つ、タ
ーンテーブル23のデイスク担持面23a(第1
0図示)を含む平面に沿つて、この場合、略左右
方向(矢印X方向及びその反対方向)において移
動自在に担持板22に取り付けられている。な
お、ターンテーブル23は、第8図ないし第10
図に示されるスピンドルモータ25によつて直接
回転駆動される。また、担持板22上にはキヤリ
ツジ24を駆動するキヤリツジ駆動手段が設けら
れている。
上記したターンテーブル23及びスピンドルモ
ータ25と、光学式ピツクアツプ手段を含むキヤ
リツジ24と、上記キヤリツジ駆動手段とによつ
て、デイスク演奏をなす演奏手段が構成されてい
る。すなわち、該演奏手段は移動部材18上に担
持され、該移動部材と共に上下方向(矢印Z方向
及びその反対方向)に移動するのである。
第10図に示されるように、ターンテーブル2
3には後述するクランプ機構の円盤状押圧部材に
クランプ力を付与するマグネツト23bが設けら
れている。スピンドルモータ25及びターンテー
ブル23を保持する保持部材としての担持板22
は磁性材から成り、第10図から明らかなよう
に、ターンテーブル23の反デイスク担持面側に
配置されている。従つて、ターンテーブル23は
マグネツト23bの磁力によつて担持板22に向
けて吸着され、これにより、スピンドルモータ2
5の出力軸25aと該出力軸を支える軸受部(図
示せず)とが互いに密接せしめられる。
第11図及び第12図に示されるように、シヤ
ーシ16の下面には鋼板から成る移動レバー33
が、マガジン装着方向、すなわち前後方向(矢印
Y方向及びその反対方向)に沿つて移動自在に取
り付けられている。第13図a及びbに移動レバ
ー33の詳細が示されている。
第13図a及びbから明らかなように、移動レ
バー33の後端部には下方に伸長してマガジン5
の後端部がこれに係合し得る張出部33aが突設
されている。すなわち、マガジン5の後端部がこ
の張出部33aに係合することによつて移動レバ
ー33が後方に移動するようになつているのであ
る。また、移動レバー33には該移動レバーに前
方(矢印Y方向)に向けてのバイアス力を付与す
るコイルスプリング(図示せず)が連結されてい
る。
第6図及び第11図に示されるように、移動レ
バー33の左側には、前後に移動する該移動レバ
ーの張出部33b,33c(第13図a参照)が
その作動子に係合して該各作動子を動作せしめ得
るように一対の検知スイツチ34及び35が配置
されている。
上記した移動レバー33と、検知スイツチ34
及び35とにより、マガジン5がプレーヤハウジ
ング2内のマガジン装着部に装着されたことを検
知するためのマガジン装着検知手段が構成されて
いる。
次いで、上記した移動部材18を上下方向(矢
印Z方向及びその反対方向)に移動せしめる移動
部材移動手段について説明する。
第6図ないし第8図に示されるように、シヤー
シ16の左右の立面部16b及び16cの外面に
は、前後方向に伸長する一対の長手移動プレート
37及び38が設けられている。なお、第14図
及び15図に移動プレート37,38の詳細が示
されている。第7図及び第8図から特に明らかな
ように、各移動プレート37,38には該各移動
プレートの伸長方向に伸びる案内溝37a,37
b並びに38a,38b,38cが形成されてお
り、各移動プレート37,38は該各案内溝が立
面部16b,16cの外面に突設されたピン16
dに移動自在に外嵌することによつて支持部材た
るシヤーシ16に取り付けられている。すなわ
ち、移動プレート37及び38は前後方向におい
て往復動自在となつているのである。
第6図ないし第9図に示されるように、移動部
材18には、左側部及び右側部に2つずつ、計4
つのピン18aが突設されている。第7図及び第
8図から明らかなように、これら各ピンは支持部
材たるシヤーシ16の左右両立面部16b,16
cに上下方向に伸長して形成された4つの案内溝
16eに移動自在に嵌合しており、これによつ
て、移動部材18が上下方向に案内される。
移動部材18の左右両側に突設されたピン18
aはシヤーシ16の案内溝16eを通じて該シヤ
ーシの外側に突出しており、移動プレート37,
38の内側面に形成された階段状のカム孔37
d,38dがこのピン18aと移動自在に係合し
ている。移動プレート37に形成されたカム孔3
7dは全体として、前方(矢印Y方向)に向つて
下方(反矢印Z方向)に傾斜するよううに形成さ
れている。また、移動プレート38に形成された
カム孔38dは全体として前方に向つて上方に傾
斜するように形成されている。すなわち、移動プ
レート37及び38が相対的に移動すると移動部
材18が上下に移動するように各カム孔37d,
38dが形成されているのである。
第6図、第7図及び第14図に示されるよう
に、左方の移動プレート37の前端部には該移動
プレートの伸長方向に沿つてラツク部37hが形
成されている。第6図及び第7図から明らかなよ
うに、このラツク部37hには、シヤーシ16上
に設けられたダブル歯車40の小歯車部40aが
噛合している。移動プレート37は、このダブル
歯車40を含む歯車減速機構41を介してモータ
45により駆動せしめられる。
第6図に示されるように、左右の移動プレート
37及び38の間には回動レバー47が配置され
ており、且つ、シヤーシ16上に突設された一対
のピン16gを介して仮想中心47aを中心とし
て回動するようにシヤーシ16に取り付けられて
いる。回動レバー47の両端部は左右の移動プレ
ー37,38に枢着せしめられている。
上記したモータ45と、歯車減速機構41と、
回動レバー47と、これらに関連する周辺小部材
とによつて、移動プレート37,38に駆動力を
付与する駆動力付与手段が構成されている。ま
た、該駆動力付与手段と、移動プレート37,3
8とにより、移動部材18を上下方向(矢印Z方
向及びその反対方向)に移動せしめる移動部材移
動手段が構成されている。
第6図に示されるように、シヤーシ16が有す
る左側に立面部16bの上部には検知スイツチ4
9が設けられている。この検知スイツチ49は、
前後方向に往復動する移動プレート37が最復動
位置(前方移動限界位置)にあることを検知する
ためのものであつて、移動プレート37の一部が
その作動子に係合することによつて動作する。移
動プレート37の前端部右面には該移動プレート
の移動方向に沿つて整列した6つのスリツト50
aを有するアドレスプレート50が設けられてい
る。また、検知スイツチ49の後方には該アドレ
スプレートのスリツト50に対応して該スリツト
を検知するためのフオトセンサ51が設けられて
いる。なお、検知スイツチ49を第1センサと称
し、これに対して、フオトセンサ51を第2セン
サと称する。第2センサから得られるスリツト検
知信号は該スリツト検知信号をカウントするカウ
ンタ(図示せず)に送られる。また、当該マルチ
デイスクプレートの自動制御をなす制御部(図示
せず)がプレーヤハウジング2内の所定位置に配
置されており、該制御部は上記カウンタのカウン
ト値によつて移動プレート37の停止位置を知
る。
上記した第1センサたる検知スイツチ49と、
アドレスプレート50と、第2センサたるフオト
センサ51と、カウンタと、制御部とにより、移
動プレート37を所望のアドレス位置に移動せし
め且つ該位置にて位置決めする位置決め機構が構
成されている。該位置決め機構は、第2センサた
るフオトセンサ51がスリツト検知信号を発して
いる場合に移動指令があると現在シドレスと希望
アドレスとの差に対応した距離だけ移動プレート
37を移動せしめ、フオトセンサ51がスリツト
検知信号を発していないときに移動指令があると
移動プレート37を第1センサたる検知スイツチ
49から検知信号が得られるまで移動(後方移
動)させてから希望アドレスの位置に移動せしめ
るようになつている。
第9図に示されるように、移動部材18の右前
端部にはマガジン5内の各トレイ11,12(第
2図b等参照)の1つずつに係合して該各トレイ
をマガジン本体8の外部に突出せしめるためのト
レイ突出部材53が設けられている。トレイ突出
部材53は全体として略L字状に形成されてお
り、移動部材18に形成された弧状案内溝18d
に該トレイ突出部材に突設されたピン53aが摺
動自在に係合することによつて案内される。すな
わち、トレイ突出部材53は弧状案内溝18dの
曲率の中心を回転軸として回転し、その回転端部
53bにてトレイ11,12を押してマガジン本
体8から突出せしめるのである。なお、第9図か
ら明らかなように、トレイ突出部材53の仮想回
転軸(弧状案内溝18dの曲率の中心)と各トレ
イ11,12の回転支持軸8aの位置は一致せし
められている。また、各トレイ11及び12はそ
の回転支持軸8aの近傍11k,12k(第4図
a,第5図a参照)をトレイ突出部材53によつ
て押されることによつてマガジン本体8の外部に
突出する。
なお、トレイ突出部材53は移動部材18上に
設けられていることから、前述した移動部材移動
手段(移動プレート37,38等から成る)と、
アドレスプレート50等を含む位置決め機構とに
よつて、演奏さるべきデイスク10を担持したト
レイ(11または12)と係合する位置にトレイ
突出部材53を移動部材18と共に移動するトレ
イ突出部材移動手段が構成されている。
次いで、上述した各トレイ11,12をマガジ
ン本体8から突出させるべくトレイ突出部材53
を回転駆動するトレイ突出部材駆動手段について
説明する。
第11図及び第16図に示されるように、シヤ
ーシ16の右側部下面には、前後方向に伸長する
移動体56が配置されており、且つ、その伸長方
向において移動自在にシヤーシ16に取り付けら
れている。第17図aないしcに移動体56の詳
細が示されている。移動体56の右前端部には該
移動体の伸長方向に沿つてラツク部56aが形成
されている。このラツク部56aには、シヤーシ
16上に設けられたダブル歯車57の小歯車部5
7aが噛合している。移動体56は、このダブル
歯車57を含む歯車減速機構58を介してモータ
62により駆動される。これら歯車減速機構58
及びモータ62により、移動体56に駆動力を付
与する駆動力付与手段が構成されている。
第12図及び第18図に示されるように、プレ
ーヤハウジング2内のマガジン装着部の最深部近
傍には、該マガジン装着部に装着されたマガジン
5を該マガジン装着部の外部に突出せしめるため
の揺動レバー63が略左右方向に伸長して配置さ
れており、且つ、シヤーシ16の下部に設けられ
たサブシヤーシ64にその略中央部にてピン63
aを介して揺動自在に取り付けられている。但
し、ピン63aは上下方向(矢印Z方向及びその
反対方向)に伸長している。図から明らかなよう
に、揺動レバー63の右端部には上方に伸びる張
出部63bが突設されており、揺動レバー63は
該張出部にてマガジン5の後端部に当接する。ま
た、揺動レバー63の左端部にはピン63aをそ
の曲率の中心とするギア部63cが形成されてお
り、ダンパ65が有する制動歯車65a(第12
図示)がこのギア部63cに噛合している。ダン
パ65はその内部に保持したグリスなどの粘性剤
の粘抵抗を以て制動力を付与するものである。な
お、揺動レバー63はコイルスプリング63dに
よつてマガジン突出力を与えられる。
上記した揺動レバー63と、ダンパ65と、コ
イルスプリング63dとによつて、マガジン5を
プレーヤハウジング2内のマガジン装着部から外
部に突出せしめる突出手段が構成されている。
図示されてはいないが、移動体56の近傍には
その回動一端部がマガジン5の係止凹部5g(第
2図b,c参照)に係合することによつて該マガ
ジンをプレーヤハウジング2に対して装着位置に
てロツクするロツク部材67が回動自在に設けら
れている。また、該ロツク部材によるマガジン5
の上記ロツク状態が移動体56の前方への移動に
よつて解除されるようになされている。
第11図及び第16図に示されるように、シヤ
ーシ16の右端部には、共に前後方向(矢印Y方
向及びその反対方向)に伸長する第1レバー部材
71及び第2レバー部材72が配置されており、
且つ、シヤーシ16にその各伸長方向において往
復動自在に取り付けられている。第19図及び第
20図に第1レバー部材71及び第2レバー部材
72の詳細が示されている。第1レバー部材71
は後述するクランプ機構の構成部材である支持体
を駆動するためのものであり、第2レバー部材7
2は中間レバー73(第11図及び第16図示)
を介してトレイ突出部材53(第9図参照)を回
転駆動するためのものである。中間レバー73は
上下方向に伸長するピン73aを介してシヤーシ
16上に回転自在に設けられており、その回転一
端部に形成されたカム溝73b(第11図示)に、
第2レバー部材72に突設されたピン72aが係
合することにより回転する。中間レバー73の回
転他端部には下方に伸びるロツド73cが設けら
れており、このロツド73cはトレイ突出部材5
3(第9図示)に形成された孔53dに嵌入し、
これにより、トレイ突出部材53が回転せしめら
れる。
上記した第1レバー部材71及び第2レバー部
部材73は共に、前述した移動体56により移動
せしめられる。
第11図,第16図,第17図a及びcに示さ
れるように、移動体56の所定位置には第1凹部
56cが形成されている。これに対して、第11
図及び第16図に示されるように、第1レバー部
材71にはこの第1凹部56cと対向し得る第1
開口部71cが形成されており、該第1開口部内
には第1凹部56cと係合し得る可動駒74が設
けられている。これら第1凹部56c、第1開口
部71c及び可動駒74などによつて、移動体5
6の移動に応じて第1レバー部材71を該移動体
に対して適宜ロツクし、且つ、該ロツク状態を解
除するロツク・解除手段が構成されている。すな
わち、移動体56の移動距離に応じて第1レバー
部材71が該移動体と共に移動したり、停止した
りし、これによつて後述するクランプ機構が駆動
されるのである。なお、上記のロツク・解除手段
については特願昭59−29309に詳述されている。
一方、第11図,第16図,第17図a及びc
に示されるように、移動体56には他の第2及び
第3凹部56d,56eが形成されており、これ
に対して、第2レバー部材72にはこれら第2及
び第3凹部と対向可能に第2開口部72d及び第
3開口部72eが形成されている。該第2及び第
3凹部56d,56eと、第2及び第3開口部7
2d,72eとの間には、2つの可動駒75及び
76が介装されている。これら第2及び第3凹部
56d,56e、第2及び第3開口部72d,7
2e並びに可動駒75,76等により、移動体5
6の移動に応じて第2レバー部材72を該移動体
に対して適宜ロツクし、且つ、該ロツク状態を解
除するロツク・解除手段が構成されている。すな
わち、移動体56の移動距離に応じて第2レバー
部材72が該移動体と共に移動しあるいは停止
し、これによつてトレイ突出部材5(第3図参
照)が駆動されるのである。なお、当該ロツク・
解除手段については特願昭60−072908に詳述され
ている。
上記したロツク・解除手段と、第2レバー部材
72と、移動体56と、モータ62等を含み移動
体56に駆動力を付与する駆動力付与手段とによ
つて、トレイ11及び12(第4図,第5図参
照)をマガジン本体8から突出させるべくトレイ
突出部材53(第9図示)を回転駆動するトレイ
突出部材駆動手段が構成されている。また、該ト
レイ突出部材駆動手段と、支持部材たるシヤーシ
16と、移動部材18と、トレイ突出部材53
と、移動プレート37,38等から成るトレイ突
出部材移動手段とによつて、演奏されるべきデイ
スク10を担持したトレイ11または12をマガ
ジン本体8から突出せしめるトレイ突出手段が構
成されている。
第9図,第21図ないし第23図に示されるよ
うに、移動部材18上には、各々前後方向(矢印
Y方向及びその反対方向)並びに左右方向(矢印
X方向及びその反対方向)に伸長する一対の板状
の支持体78及び79が設けられており、且つ、
ピン78a,79aを介してターンテーブル23
(第8図,第10図参照)のデイスク担持面23
a(第10図示)に対して略直角な面内において
揺動するように移動部材18に取り付けられてい
る。第24図及び第25図に各支持体78,79
の詳細が示されている。両支持体78,79の自
由端部にはデイスク10のターンテーブル23と
の反対向面に当接して該ターンテーブルと協働し
てデイスククランプ作用をなす円盤状の押圧部材
80が回転可能に取り付けられている。詳しく
は、支持体78の自由端部は押圧部材80の本体
81に形成されたフランジ部81aのデイスク押
圧面とは反対側に当接し、また、支持体79の自
由端部は該フランジ部81aのデイスク押圧面側
に当接しており、両支持体78,79の各自由端
部により押圧部材80を上下方向において挾持す
る形となつている。
第9図及び第21図から明らかなように、両支
持体78,79の上方には弓状に形成されたクラ
ンパカム82が配置されており、且つ、ピン82
aを介してその曲率の中心を中心として移動すべ
く移動部材18(第9図参照)に取り付けられて
いる。第26図aないしc及び第27図にクラン
パカム82の詳細が示されている。第26図c及
び第27図から特に明らかなように、クランパカ
ム82の略中央部には、各支持体78及び79の
上面に突設された円柱状の突起78d,79d
(第21図示)と各々係合するカム部82d,8
2eが形成されている。すなわち、クランパカム
82が往復動することによつて各支持体78,7
9が駆動され、ターンテーブル23に対する押圧
部材80の脱着がなされるのである。なお、上記
各カム部82d,82eは、押圧部材80がター
ンテーブル23に吸着せられた後に上記各支持体
78,79が該押圧部材から離脱するように、又
逆に、該各支持体による押圧部材80の挾持が完
了した後に該押圧部材がターンテーブル23から
離脱するように形成されている。
第21図,第26図a及びcに示されるよう
に、クランパカム82の一端部にはU字状の切欠
部82fが形成されており、第1レバー部材71
(第11図,第16図,第19図a及びbに図示)
に下方に伸長すべく形成された突部71eが円滑
に係合している。すなわち、この第1レバー部材
71が往復動することにより、クランパカム82
が移動せられ、以て支持体78及び79が上下に
揺動するのである。
前述したクランパカム82と、第1レバー部材
71と、移動体56(第17図などに図示)と、
該第1レバー部材71及び移動体56を該移動体
の移動に応じて適宜ロツクし且つロツク解除する
ロツク・解除手段(可動駒74等から成る)と、
モータ62等を含み移動体56に駆動力を付与す
る駆動力付与手段とによつて、上記各支持体78
及び79を駆動する駆動手段が構成されている。
また、該駆動手段と支持体78,79により、押
圧部材80をターンテーブル23に対して脱着せ
しめる押圧部材移動手段が構成されている。ま
た、該押圧部材移動手段と押圧部材80とによつ
て、デイスク10をクランプするクランプ機構が
構成されている。なお、第22図及び第23図に
示されるように、押圧部材80がターンテーブル
23のデイスク担持面23a(第10図参照)に
近づく方向に各支持体78及び79を付勢するバ
ネ部材78f,79fが設けられている。
第10図は第21図に関する−線視を示す
ものであるが、該図から明らかなように、支持体
78の自由端部には、押圧部材80(の本体8
1)の外周部に係合してターンテーブル23に対
する該押圧部材の位置決め、この場合、ターンテ
ーブル23のデイスク担持面23aと平行な面内
における位置決めをなすテーパ部78gが形成さ
れている。これにより、ターンテーブル23に対
する押圧部材80の芯出しが高精度にてなされ
る。
ここで、ターンテーブル23と押圧部材80の
形状について詳述する。
第23図から特に明らかなように、押圧部材8
0には、デイスク10の中心孔に嵌合して該デイ
スクの調芯をなすデイスク調芯突部84が設けら
れている。一方、ターンテーブル23にはデイス
ククランプ時に該デイスク調芯突部が嵌入する凹
部23cが設けられている。この構成により、タ
ーンテーブル23のデイスク担持面23aと平行
な方向へのデイスク10のずれが防止される。
第28図は第10図に関する−矢
視を示すものであり、第29図はこの第28図に
関する−断面を示すものである
が、該各図から明らかなように、押圧部材80の
構成部材であるデイスク調芯突部84は該押圧部
材の回転中心軸に沿つて所定範囲内で移動自在と
なつている。詳しくは、デイスク調芯突部84
は、該デイスク調芯突部に形成された3つのカム
面84aと、該カム面に摺接するように押圧部材
80の本体81に設けられた3つの球状案内部材
85とから成るカム手段を介して本体81に取り
付けられており、該デイスク調芯突部が該押圧部
材の回転中心軸に沿つて移動するときに該回転中
心軸を中心として回転するようになつている。ま
た、第28図に示されるように、デイスク調芯突
部84が本体81から上方(矢印Z方向)に突出
するように該デイスク調芯突部を回転付勢する付
勢手段としてのバネ部材84dが設けられてい
る。
なお、上記した3つの球状案内部材85は押圧
部材80の回転方向に沿つて等間隔にて配置さ
れ、第10図及び第29図に示されるように、該
各球状案内部材の一部が本体81のデイスク押圧
面側に突出せしめられており、デイスク10の表
面に当接するようになつている。よつて、デイス
ク10は押圧部材80によつて3点支持されるこ
ととなり、デイスククランプが高精度にてなされ
る。
尚、前述したクランプ機構は、前述したトレイ
突出手段によりマガジン本体8外に突出せられた
トレイ11または12上に担持されたデイスク1
0をターンテーブル23のデイスク担持面23a
(第10図参照)に対して直角な方向、この場合
上方(矢印Z方向)に移動せしめるデイスク移動
手段として作用する。また、該デイスク移動手段
と、上記トレイ突出手段とによつて、マガジン5
における任意のデイスク10を順次選択してター
ンテーブル23のデイスク担持面23a上に搬送
するデイスク取出搬送機構が構成されている。
第9図に示されるように、移動部材18上に
は、略弓状に形成されたデイスク押え部材駆動カ
ム87が設けられており、且つ、ピン87aを介
してその全体の曲率の中心を中心として移動すべ
く移動部材18に取り付けられている。第30図
aないしcにこのデイスク押え部材駆動カム87
の詳細が示されている。第9図、第30図a及び
cに示されるように、デイスク押え部材駆動カム
87の一端部には開口部87cが形成されてお
り、前述のクランパカム82の端部に上方に向け
て突設されたピン82h(第26図a及びb参照)
が該開口内に円滑に嵌入している。すなわち、ク
ランパカム82の移動に伴つてデイスク押え部材
駆動カム87が移動するようになされているので
ある。このデイスク押え部材駆動カム87は、前
述したデイスク移動手段(クランプ機構)により
ターンテーブル23のデイスク担持面23a(第
10図参照)に対して直角な方向(上下方向)に
移動せられるデイスクの該デイスク担持面との対
向面にその自由端部88aにて当接し、以て、該
デイスク担持面に対するデイスク10の平行度を
維持するデイスク押え部材88(第9図、第30
図d,eに図示)を駆動するためのものである。
すなわち、デイスク押え部材駆動カム87がその
曲率に沿つて動けばデイスク押え部材88が支持
ピン88bを中心として上下に揺動するようにな
されているのである。
話は前後するが、第6図及び第11図に示され
るように、シヤーシ16には検知スイツチ34,
35と並んで他の2つの検知スイツチ89及び9
0が取り付けられている。両検知スイツチ89,
90は、モータ62によつて駆動される移動体5
6と係合して該移動体の移動位置を検知するため
のものである。
なお、前述した各検知スイツチ34,35,4
9,89,及び90とフオトセンサ51から発せ
られる検知信号は前述した制御部(図示せず)に
伝達され、これら各検知信号に応じて該制御部か
ら送られる動作信号によつてモータ45,62並
びにターンテーブル23が後述する所定のタイミ
ングにて動作するのである。
次に、上記した構成のマルチデイスクプレーヤ
の動作を演奏手順に沿つて簡単に説明する。
まず、第1図に示される操作ボタン群6が操作
されることにより演奏さるべきデイスクが指定さ
れると、モータ45(第6図等参照)に駆動電圧
が供給され、移動プレート37,38は前方(矢
印Y方向)あるいは後方(反矢印Y方向)に夫々
移動を開始する。よつて、移動プレート37,3
8に形成された階段状のカム溝37d,38dと
シヤーシ16に形成された案内溝16eとの作用
によつて、該各溝に移動自在に嵌合するピン18
aが上下に移動せられ、該ピン18aが突設され
た移動部材18が上下動する。従つて、移動部材
18上に設けられたトレイ突出部材53(第9図
示)が、演奏さるべきデイスクを担持したトレイ
11あるいは12との係合位置に達する。
このように、演奏さるべきデイスクを担持した
トレイとの係合位置にトレイ突出部材53が位置
決めされると、次いでモータ62(第11図等参
照)が回転を始め、移動体56が後方(反矢印Y
方向)に駆動される。
このとき、移動体56は、可動駒75,76
(第16図等参照)などから成るロツク・解除手
段により第2レバー部材72とロツク状態にあ
る。なお、第1レバー部材71はまだ移動体56
とロツクされていない。よつて、第2レバー部材
72のみが移動体56と共に後方に移動し、これ
によつてトレイ突出部材53が第9図における反
時計方向に回動する。従つて、第2図bに示され
るように、演奏さるべきデイスクを担持したトレ
イ(例えばトレイB12)がマガジン本体8から
突出し、デイスクはターンテーブル23のデイス
ク担持面23a(第10図参照)に対して同心位
置、すなわち該デイスク担持面の真下まで移動す
る。
この後、移動体56は更に後方(反矢印Y方
向)に移動するが、第2レバー部材72は該移動
体とのロツク状態を解除され、同時に第1レバー
部材71が該移動体に対してロツクされる。よつ
て、第1レバー部材71が移動体56と共に後方
に移動し、これにより、クランプ機構の支持体7
8,79(第21図等に図示)が上方(矢印Z方
向)に揺動する。故に、デイスクは上方に持ち上
げられ、且つ、ターンテーブル23に対してクラ
ンプされる。
かくして演奏可能となり、ターンテーブル23
及びキヤリツジ24(第9図参照)が動作して演
奏が開始される。
演奏が終了するとデイスクはマガジン本体8内
に収納されるのであるが、デイスク収納動作は上
述したデイスクローデイング動作の逆の過程を辿
つてなされるので詳述はしない。以下、指定され
た曲数に応じて上記の動作が繰り返される。
発明の効果 以上詳述した如く、本発明によるデイスクプレ
ーヤにおいては、デイスク10をクランプするク
ランプ機構が、ターンテーブル23と協働してデ
イスククランプ作用をなす押圧部材80と、該押
圧部材をターンテーブルに対して脱着せしめるた
めの押圧部材移動手段とを有し、該押圧部材移動
手段は各々ターンテーブルのデイスク担持面23
aに対して略直角な面内において揺動自在に設け
られて互いに自由端部にて上記押圧部材のデイス
ク押圧面側及びその反対側に係合して上記押圧部
材を駆動するための一対の支持体78,79と、
該両支持体を駆動する駆動手段とから成る。
このように構成したことによつて、上記押圧部
材80はいかなる位置にあるときにもターンテー
ブルのデイスク担持面に対して平行となる。従つ
て、デイスククランプ解除時において上記押圧部
材とターンテーブル上のデイスクとの接触を避け
るために必要な上記支持体78,79の揺動スト
ロークが小さくて済み、デイスクプレーヤ全体と
しての小型化、特に薄型化が図り易くなつている
のである。また、上記押圧部材をターンテーブル
のデイスク担持面に対して平行な状態に維持する
機構が実質的に上記一対の支持体だけであるの
で、コストの低減も図られているのである。
又、本発明によるデイスクプレーヤにおいて
は、一対の支持体をターンテーブルのデイスク担
持面に対して略直角な面内において揺動せしめる
ことによつて押圧部材をターンテーブルに対して
脱着せしめている。
このように、押圧部材を保持した支持体を揺動
せしめる構成を採用したことにより、該両支持体
及びこれらを駆動する駆動手段から成るデイスク
クランプ機構の全体を平面的に配置することが出
来、その作動に必要なスペースも小さくて済み、
該デイスククランプ機構、延いてはデイスクプレ
ーヤ全体としての薄型化が達成されているのであ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明に係るマルチデイスクプレーヤ
の全体を示す斜視図、第2図aないし第5図bは
マガジンを説明するための図、第6図は該マルチ
デイスクプレーヤの内部構造の平面図、第7図及
び第8図は第6図に関する各々−矢視図及び
−矢視図、第9図及び第10図は上記内部構
造の一部詳細図、第11図及び第12図は上記内
部構造の各々平面図及び正面図、第13図aない
し第15図は該内部構造の一部詳細図、第16図
は第11図に関する−断面図、第17図
aないし第30図eは該内部構造の一部詳細図、
第31図は既に開発されたデイスクプレーヤの要
部を説明するための図である。主要部分の符号の
説明 2……プレーヤハウジング、5……マガジン、
8……マガジン本体、10……デイスク、11,
12……トレイ、16……シヤーシ、18……移
動部材、22……担持板、23……ターンテーブ
ル、23a……デイスク担持面、23b……マグ
ネツト、25……スピンドルモータ、45,62
……モータ、53……トレイ突出部材、56……
移動体、71……第1レバー部材、72……第2
レバー部材、78,79……支持体、80……押
圧部材、84……デイスク調芯突部、84d……
バネ部材。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 ターンテーブルと、前記ターンテーブル上に
    載置されたデイスクをクランプするクランプ機構
    とを含み、前記クランプ機構は前記ターンテーブ
    ルと協働してクランプ作用をなす押圧部材と、前
    記押圧部材を前記ターンテーブルに対して脱着せ
    しめるための押圧部材移動手段とを有するデイス
    クプレーヤであつて、前記押圧部材移動手段は
    各々前記ターンテーブルのデイスク担持面に対し
    て略直角な面内おいて揺動自在に設けられて互い
    に自由端部にて前記押圧部材のデイスク押圧面側
    及びその反対側に係合して前記押圧部材を駆動す
    るための一対の支持体と、前記一対の支持体を駆
    動する駆動手段とから成ることを特徴とするデイ
    スクプレーヤ。 2 前記一対の支持体の少なくとも一方の前記自
    由端部には前記押圧部材の外周部に係合して前記
    ターンテーブルに対する前記押圧部材の前記デイ
    スク担持面と平行な面内における位置決めをなす
    テーパ部が設けられていることを特徴とする特許
    請求の範囲第1項記載のデイスクプレーヤ。 3 前記支持体各々は、これらの揺動中心軸が互
    いに略直交するように配置されていることを特徴
    とする特許請求の範囲第1項又は第2項記載のデ
    イスクプレーヤ。
JP7501186A 1986-04-01 1986-04-01 デイスクプレ−ヤ Granted JPS62283444A (ja)

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EP19910118164 EP0469642A3 (en) 1986-04-01 1987-04-01 Disk player
DE8787104839T DE3784957T2 (de) 1986-04-01 1987-04-01 Plattenspieler.
EP91118183A EP0469643B1 (en) 1986-04-01 1987-04-01 Disk player
EP87104839A EP0240926B1 (en) 1986-04-01 1987-04-01 Disk player
DE3789460T DE3789460T2 (de) 1986-04-01 1987-04-01 Plattenspieler.
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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS58100283A (ja) * 1981-12-09 1983-06-14 Pioneer Electronic Corp デイスククランプ装置

Patent Citations (1)

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS58100283A (ja) * 1981-12-09 1983-06-14 Pioneer Electronic Corp デイスククランプ装置

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JPS62283444A (ja) 1987-12-09

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