JPH04322592A - 符号化変調方法および装置 - Google Patents

符号化変調方法および装置

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JPH04322592A JP3302628A JP30262891A JPH04322592A JP H04322592 A JPH04322592 A JP H04322592A JP 3302628 A JP3302628 A JP 3302628A JP 30262891 A JP30262891 A JP 30262891A JP H04322592 A JPH04322592 A JP H04322592A
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ディジタル・データの
伝送、特に映像信号を表すディジタル・データの伝送に
関する。
【0002】
【従来の技術】通常高品位テレビ(HDTV)と呼ばれ
ている次世代のテレビには、何らかの形式のディジタル
伝送が要求されることが一般的に認められている。この
要求は、アナログ信号処理よりもディジタル信号処理の
ほうが、ずっと強力な映像圧縮方式を実現可能であると
いう事実に主によっている。しかし、さまざまな受信地
点での信号対ノイズ比(SNR)の小さな変動に対する
ディジタル伝送の潜在的な感受性のため、完全ディジタ
ル伝送システムに頼ることには懸念がある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】この現象(「しきい値
効果」と呼ばれることがある)は、テレビ放送局からそ
れぞれ50および63マイルに位置する2つのテレビ受
信機の場合を考えることによって例示することができる
。放送信号の強度は大体距離の逆2乗に従って変化する
ので、それらのテレビ受信機によって受信される信号強
度の差は約2dBであることが容易に確かめられる。
【0004】いま、ディジタル伝送方式が使用され、5
0マイル離れた受信機への伝送が、10−6のビット誤
り率を示すと仮定する。もう一方のテレビに対する2d
Bの追加信号損失は、受信機の入力でのSNRの2dB
の減少となるならば、この受信機は約10−4のビット
誤り率で動作することになる。この程度のビット誤り率
では、50マイル離れたテレビは非常に良好な受信をす
るが、もう一方のテレビの受信はおそらく非常に劣悪に
なる。短距離にわたる性能のこの種の急速な劣化は、放
送産業では一般的に受容可能と見なされない。(比較す
ると、現在使用されているアナログTV伝送方式の性能
劣化はずっと小さい。)
【0005】従って、この問題を解決するための、テレ
ビ・アプリケーションにおける使用に適合するディジタ
ル伝送方式が要求される。他のディジタル伝送環境にお
いて使用されている解決法、例えば、a)ケーブル・ベ
ースの伝送システムにおける再生中継器の使用や、b)
音声バンド・データ・アプリケーションにおける代替デ
ータ速度や条件付き電話線の使用は、テレビの自由空間
放送環境には明らかに適用できない。
【0006】標準的なディジタル伝送の欠点を克服する
、ディジタルTV信号の無線放送のための有利な技術(
本発明の発明者の従業員によって開発された)は、特殊
なソース符号化ステップと、それに続く特殊なチャネル
・マッピング・ステップからなる。特に、ソース符号化
ステップは、テレビ信号を2個以上のデータ・ストリー
ムで表し、一方チャネル・マッピング・ステップでは、
マッピングは、さまざまなデータ・ストリームのデータ
要素が受信機で誤って検知される確率が相異なるような
ものである。
【0007】例えば、前記第1のデータ・ストリームは
、最も重要と見なされる全テレビ信号の成分(例えば、
音声、フレーミング情報、および映像情報の重要部分)
を搬送し、データ・ストリームは、そのデータ要素が最
小の誤り確率を有するようにマッピングされる。第2の
データ・ストリームは、第1データ・ストリームに比べ
てあまり重要でないと見なされる全テレビ信号の成分を
搬送し、データ・ストリームは、そのデータ要素が第1
データ・ストリームほど小さくない誤り確率を有するよ
うにマッピングされる。
【0008】一般的に、全テレビ信号を任意数のデータ
・ストリームで表現し、それぞれさまざまな重要性を有
する成分を搬送し、それぞれの誤り確率を有することが
可能である。この方法によって、テレビ受信機の地点で
の受信品質の小さい劣化が実現される。その理由は、受
信機のビット誤り率が放送送信機からの距離が増大する
とともに増大し始めると、比例してテレビ信号情報の非
重要部分を表現するビットが最初に影響を受けるためで
ある。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明によれば、ソース
符号化ステップで生成された相異なるクラスのデータ要
素に対して、相異なるレベルの誤り保護を与えるという
上記の全概念を実現する方式が開示される。この方式は
、符号化変調(例えば、トレリス符号化変調)の使用に
よって高度なノイズ耐性を有する。
【0010】特に、本発明の所望される実施例では、所
定の2N(N≧1)次元チャネル・シンボル配置のシン
ボルが群に分割される。各群はここでは「スーパーシン
ボル」と呼ばれる。各シンボル間隔ごとに、所定数の最
重要データ要素がチャネル符号化され、生じたチャネル
符号化データ要素は個々のスーパーシンボルを識別する
。残りのデータ要素もまたチャネル符号化され、識別さ
れたスーパーシンボルから伝送のために特定のシンボル
を選択するために使用される。
【0011】従来の符号化変調方式もまたチャネル・シ
ンボルを、一般的に「サブセット」と呼ばれる群に分割
するという点で、ここまで説明された方法は、一般的に
、従来の方式と類似している。しかし、従来のサブセッ
トは、サブセット内のシンボル間の最小ユークリッド距
離(以後「最小距離」と呼ぶ)が配置全体のシンボル間
の最小距離よりも大きいという制約のもとで形成される
【0012】しかし本発明によれば、スーパーシンボル
のシンボル間の最小距離は、配置全体のシンボル間の最
小距離に等しい。この距離の性質によって、最重要デー
タ要素に対するノイズ耐性が、他のデータ要素に対する
ものよりも大きくなり、この耐性はスーパーシンボル間
の最小距離をできるだけ大きく保持(通常、配置の最小
距離よりも大きい)することによって最適化される。特
に、いったんスーパーシンボルが定義されると、スーパ
ーシンボル間の距離に基づいて、すなわち、あたかも各
スーパーシンボルが従来の配置内の従来のシンボルであ
るかのように、最重要データ要素に対する符号を設計す
ることができる。このため、最重要データ要素に対して
、他のデータ要素に対して達成されるよりも大きい、特
別の程度のノイズ耐性が達成される。
【0013】実際には、そうした他のデータ要素が符号
化損失を受けること、すなわち、いくらか低いノイズ耐
性にトレードオフが関係する。しかし、重要なことは、
最重要データ要素に対して達成される符号化利得が、従
来の符号化変調方式を使用して達成されるものよりも大
きいということである。
【0014】
【実施例】実施例の説明に進む前に注意されるべきこと
だが、ここで記述されるさまざまなディジタル・シグナ
リングの概念(もちろん、本発明の概念自体は除く)は
すべて、例えばディジタル無線および音声バンド・デー
タ伝送(モデム)技術分野では周知であり、ここで詳細
に説明される必要はない。これらは、2N次元チャネル
・シンボル配置(Nはある整数)を使用した多次元シグ
ナリング、トレリス符号化、スクランブリング、通過バ
ンド形成、等化、ビテルビまたは最尤復号化などの概念
を含む。
【0015】これらの概念は、米国特許第3,810,
021号(1974年5月7日発行、発明者:I. K
alet他)、米国特許第4,015,222号(19
77年3月29日発行、発明者:J. Werner)
、米国特許第4,170,764号(1979年10月
9日発行、発明者:J. Salz他)、米国特許第4
,247,940号(1981年1月27日発行、発明
者:K. H. Mueller他)、米国特許第4,
304,962号(1981年12月8日発行、発明者
:R. D. Fracassi他)、米国特許第4,
457,004号(1984年6月26日発行、発明者
:A. Gersho他)、米国特許第4,489,4
18号(1984年12月18日発行、発明者:J. 
E. Mazo)、米国特許第4,520,490号(
1985年5月28日発行、発明者:L. Wei)、
および米国特許第4,597,090号(1986年6
月24日発行、発明者:G. D. Forney, 
Jr.)のような米国特許に開示されている。
【0016】図1を参照すると、映像信号ソース101
が、画像情報すなわち「インテリジェンス」を表現する
アナログ映像信号を生成し、この信号はソース符号器1
04に渡される。ソース符号器104は、データ要素の
うちの少なくとも1つのサブセットが表現する情報すな
わちインテリジェンスの部分が、データ要素の残部によ
って表現される情報すなわちインテリジェンスの部分よ
りも重要であるようなディジタル信号を生成する。
【0017】例えば、各データ要素はデータ・ビットで
あり、m+k個の情報ビットが、連続するシンボル間隔
のそれぞれに対して生成される。シンボル間隔は、N個
のシグナリング間隔からなる。ただし、2Nは配置(以
下参照)の次元である。シグナリング間隔はT秒間の持
続時間を有し、従って、各シンボル間隔はNT秒間の持
続時間を有する。2次元配置(すなわちN=1)を使用
した実施例ではもちろん、シグナリング間隔とシンボル
間隔は同一である。
【0018】上記のm+k個の情報ビットのうち、リー
ド線105に現れる、シンボル間隔あたりmビットのス
トリーム内のビットは、リード線106に現れる、シン
ボル間隔あたりkビットのストリーム内のビットよりも
重要である。この種類のテレビ信号を生成する方法の2
つの例が以下で説明される。
【0019】リード線105および106上のビットは
独立にスクランブラ110および111でスクランブル
され、これらのスクランブラはそれぞれリード線112
および113にmおよびk個の並列ビットを出力する。 (スクランブリングは、通常直列ビット・ストリームに
対して実行される。従って、図1には明示されていない
が、スクランブラ110および111は、スクランブリ
ングの前にそれぞれの入力ビットに対して並列−直列変
換を実行し、出力において直列−並列変換を実行するも
のと仮定する。)
【0020】本発明によれば、以下で詳細に説明される
ように、リード線112および113上のビットの各群
はチャネル符号器(例えばトレリス符号器)114およ
び115に送られる。このチャネル符号器は、各シンボ
ル間隔に対して、リード線121および122上に、そ
れぞれ拡張されたrおよびpビットの拡張された群を生
成する(ただし、r>mおよびp>k)。
【0021】これらのビットの値はともに、チャネル・
シンボルの所定の配置(例えば、以下で詳細に説明され
る図4の配置)の特定のチャネル・シンボルを識別する
。識別されたチャネル・シンボルの複素平面座標が配置
マッパ131によって出力される。配置マッパ131は
、例えば、参照テーブルとして、または、論理素子の直
接の組合せとして実現される。続いて、従来の通過バン
ド形成およびテレビ変調がそれぞれ通過バンド形成器1
41およびテレビ変調器151によって実行される。 続いて、生じたアナログ信号は、アンテナ152を介し
て通信チャネル(この場合は自由空間チャネル)上に放
送される。
【0022】本発明の理論的基礎を理解するためには、
ここで図3を考察してみることが有用である。図3は、
ディジタル無線および音声バンドデータ伝送システムで
通常使用される型の標準的な2次元データ伝送配置を示
す。この標準的な方式(通常、直交振幅変調(QAM)
と呼ばれる)では、それぞれ4個の情報ビットからなる
データ・ワードは、それぞれ16個の可能な2次元チャ
ネル・シンボルのうちの1つにマッピングされる。
【0023】各チャネル・シンボルは、水平軸上の同相
(I)座標および垂直軸上の直交位相(Q)座標を有す
る。各軸上では、チャネル・シンボル座標は±1または
±3であるため、各シンボルと、それに水平または垂直
に隣接する各シンボルとの間の距離が全シンボルに対し
て等しい(その距離は「2」)。この一様な間隔のため
、4個の情報ビットのすべてに対して本質的に同一のノ
イズ耐性が与えられる。
【0024】周知のように、符号化変調法を使用して、
バンド幅効率(シグナリング間隔あたりの情報ビット数
)を犠牲にすることなく、ノイズ耐性を改善することが
可能である。符号化変調法では、(この例では)16個
より多くのシンボルを有する「拡張された」2次元配置
が、トレリスまたはその他のチャネル符号とともに使用
される。例えば、上で引用した本発明者の特許(米国特
許第4,520,490号)は、8状態トレリス符号を
使用した32シンボルの2次元配置の使用を開示してい
る。この符号化変調方式は、信号間隔あたり4個の情報
ビットの伝送を実現しつつ、図3の符号化されない場合
に対して約4dB強化されたノイズ耐性を達成する。 しかし、4個の情報ビットのすべてに対して本質的に同
一のノイズ耐性が与えられることに変わりはない。
【0025】本発明によれば、異なるクラスのビットに
対して異なるレベルの誤り保護を実現しつつ、符号化変
調のノイズ耐性およびバンド幅効率の従来の利点が達成
される。特に、「最重要」ビットのクラスに対して、上
記の従来の符号化変調法によって達成可能なものよりも
非常に高いレベルの誤り保護を達成することが可能であ
ることを発見した。実際、図1の送信機は、これから詳
細に説明されるように、本発明の概念を実現する。
【0026】図1の送信機で使用される配置は、例えば
、図4に示される2次元64シンボル配置(図中では各
シンボルは点で表す)である。本発明によれば、信号配
置中のシンボルは、「スーパーシンボル」と呼ばれる群
に分割される。特に、図4の配置は、2r=23=8個
のスーパーシンボルに分割される。000、011、1
00および111とラベルされた4個のスーパーシンボ
ルはそれぞれ、そのスーパーシンボルに割り当てられた
8個の隣接するチャネル・シンボルからなる。
【0027】001、010、101および110とラ
ベルされたその他の4個のスーパーシンボルはそれぞれ
、2個の隣接しない群からなり、その各群は4個の隣接
するチャネル・シンボルからなる。(このような2群の
スーパーシンボルの使用により、配置全体が、例えば、
他の場合よりも良好な信号対ノイズ比、低いピーク対平
均パワー比および良好な対称性を有することが可能とな
る。)
【0028】この例では、m=k=2である。すなわち
、50%のビットが最重要ビットのクラスに属する。 符号器114および115はそれぞれ1個の冗長ビット
を付加するため、r=p=3となる。リード線121上
のr=3ビットは8個のスーパーシンボルのうちの1個
を識別し、リード線122上のp=3個のシンボルは、
識別されたスーパーシンボル内の8個のチャネル・シン
ボルのうちの特定の1個を選択する。
【0029】本発明の重要な目的によれば、スーパーシ
ンボルのシンボル間の最小距離(この距離はd2と表さ
れる)は、全配置内のシンボル間の最小距離と同一であ
る。実際、図4ではこの基準が満たされていることが視
察によって確認される。この特性が与えられると、最重
要ビットに対する高いノイズ耐性が、a)符号器114
および115によって生成される符号、および、b)比
d1/d2(ただし、d1はスーパーシンボル間の最小
距離)の適切な選択によって実現される。(パラメータ
d1はスーパーシンボルの全ペア間の距離の最小値によ
って与えられる。また、スーパーシンボルの任意のペア
間の距離は、そのスーパーシンボルのペアのうちの一方
の任意のシンボルと、もう一方の任意のシンボルの間の
最小距離である。)
【0030】ここで、特に、最重要ビットに対して、符
号化変調方式が、8個のスーパーシンボルが従来の配置
における8個の従来のシンボルであるかのように構成さ
れる。(従来の配置では、シンボルは、スーパーシンボ
ル001、010、101および110の場合のように
半分に分割されることはできない。しかし、符号化設計
のためには、半分になったスーパーシンボルのうちのそ
れぞれを、2つの位置のうちの一方のみに位置するもの
として扱うことが可能である。)
【0031】このような符号化変調方式を設計するため
には、8個のスーパーシンボルは、従来のように、所定
数のサブセットに分割され、最重要入力ビットのうちの
いくつかを符号化するために適当な符号が使用され、こ
の入力ビットは、サブセットのシーケンスを定義する符
号化された出力ビットのストリームを生成する。残りの
最重要入力ビットは、識別された各サブセットからスー
パーシンボルを選択するために使用される。
【0032】この特殊例では、各サブセットが単一のス
ーパーシンボルを含み(すなわち、8個のサブセットが
存在する)、すべての最重要入力ビット(リード線11
2上の2ビット)が符号化される。従って、特定のサブ
セットの識別によって、特定のスーパーシンボルもまた
識別される。最終的に伝送されることになるシンボルが
他の非重要ビットの関数として選択されるのは、この特
定のスーパーシンボルからである。
【0033】この方法によれば、分割および選択された
符号によって、他のすべてのことは同一のまま、非重要
データ要素に対して達成可能なノイズ耐性よりも高い(
従って、従来の符号化変調で達成可能なノイズ耐性より
も高い)ノイズ耐性が達成される。
【0034】上記のように、リード線113上の非重要
ビットは、伝送のために識別されたスーパーシンボルか
ら特定のシンボルを選択するために使用される。所望さ
れる実施例では、この選択もまた符号化変調の使用を含
み、非重要ビットのうちの少なくともいくつかがスーパ
ーシンボル内のシンボルの特定のサブセットを識別する
ために符号化され、そのサブセットが複数のシンボルを
含む場合、残りの任意のビットがそれらのシンボルのう
ちの特定の1個を選択するために使用される。(スーパ
ーシンボル内のシンボルの配置は、もちろん、符号化利
得を最大にするように、符号器115とともに選択され
るべきである。)
【0035】再びこの例では、各スーパーシンボル内に
シンボルのサブセットが8個存在し(すなわち、サブセ
ットあたり1個のシンボル)、リード線113上の非重
要ビットは両方とも符号化される。従って、リード線1
22上の3個の符号化されたビットは、一度にかつ同時
に、前に識別されたスーパーシンボルからのサブセット
および特定のシンボルの両方を識別する。
【0036】符号器114および115の両方に対する
特殊実施例が図6に示されている。(この図では、「T
」とラベルされた四角形はT秒間遅延要素、「+」トラ
ベルされた円は排他的ORゲートであり、2入力ゲート
はANDゲートであり、そのうちの1つは入力の一方が
反転されている。)上記のように、符号器114の3ビ
ット出力は特定のスーパーシンボルを識別する。
【0037】特に、符号器114によって3本の出力リ
ード線(図6を上から下に読む)に出力されたビット値
「110」は、図4で110トラベルされたスーパーシ
ンボルを識別し、他の7個の可能な各ビット・パターン
に対しても同様である。さらに、符号器115の3ビッ
ト出力は、識別されたスーパーシンボル内の特定のシン
ボルを選択する。特に、スーパーシンボル内の特定のチ
ャネル・シンボルへのビット値の割当が、図4の配置の
右上象限に対して、図5に示されている。
【0038】他の3個の象限に対するビット割当方式は
、図5を単に回転することによって得られる。従って、
例えば、符号器115によって3本の出力リード線(上
から下に読む)に出力されたビット値「001」は、識
別されたスーパーシンボルで001とラベルされたチャ
ネル・シンボルを識別する。このようなシンボルは各ス
ーパーシンボル内に1個存在する。
【0039】特定のトレリス符号の使用が図6の符号器
によって実現されると、d1およびd2の値を変化させ
ることによって、さまざまな動作パラメータのトレード
オフが達成される。図4の配置に対する2つの可能性が
図7の表に示されている。特に、d1/d2=2.5の
場合、5.7dBの符号化利得(図3に示すような非符
号化16QAM方式(本例と同一のバンド幅効率を有す
る)と比較して、1,000ビットのブロック・サイズ
に対し10−3のブロック誤り率で測定)が最重要ビッ
トに対して達成され、このとき非重要ビットに対しては
−2.8dBの符号化利得(すなわち、符号化損失)で
ある。
【0040】また、d1/d2=3.5の場合、最重要
ビットに対して6.6dBの符号化利得が達成され、こ
のとき非重要ビットに対しては−4.6dBの符号化利
得である。ピーク対平均パワー比は約「2」であり(こ
こで説明されているすべての例の場合と同様)、これは
従来の非符号化変調で達成されているものと同等である
【0041】図2の受信機を参照すると、アナログ放送
信号がアンテナ201によって受信され、例えば処理装
置211での復調を含む従来のテレビ・フロントエンド
処理を受け、A/D変換器212によってディジタル形
式に変換される。次に、信号は通過バンド・チャネル等
化器221によって等化され、平行レール222および
223を通って、チャネル復号器231および232へ
渡される。
【0042】各チャネル復号器は、例えば、ビテルビ復
号器のような最尤復号器である。特に、チャネル復号器
231の機能はスーパーシンボルの最尤シーケンスを識
別することであり、一方チャネル復号器232の機能は
、そのスーパーシンボルのシーケンスによって与えられ
るシンボルの最尤シーケンスを識別することである。 従って、復号器231は、チャネル符号器114によっ
て使用された符号に関する情報を内部に格納し、復号器
232はチャネル符号器115によって使用された符号
に関する情報を内部に格納する。さらに、これら2個の
復号器は、それらの間で、使用された配置、および、シ
ンボルが各スーパーシンボルに割り当てられた方法に関
する情報を内部に格納する。
【0043】チャネル復号器231において、復号の第
1ステップは、各サブセットにおいて、受信されたシン
ボル(例えば、図4および図5で「A」で示された点)
に最も近いスーパーシンボルまたは半スーパーシンボル
を発見するステップである。この場合、サブセットあた
りただ1つのスーパーシンボルが存在することに注意す
る。チャネル復号器231は、各スーパーシンボルまた
は半スーパーシンボルに対して信号空間における1つの
特別な地点を仮定する。3個のこのような地点が、図4
の「x」で示されている。他の地点も同様に位置づけら
れる。
【0044】こうして、スーパーシンボルまたは半スー
パーシンボルと受信シンボルの間の距離が決定される。 (受信シンボルとスーパーシンボルまたは半スーパーシ
ンボルの間の距離は、受信シンボルと、(半)スーパー
シンボルの先に定義された地点の間の距離である。)こ
の後、復号化は、ビテルビ復号器が従来の符号化変調シ
ステムで従来のシンボルの最尤シーケンスを発見するよ
うに動作するのとまったく同一の方法で、伝送されたス
ーパーシンボルの最尤シーケンスを発見するステップに
、進む。
【0045】チャネル復号器232の動作について、図
5を参照しながら説明する。第1ステップは、シンボル
が常に、例えばいわゆる第1象限(図5に示された象限
)に存在するように、受信されたシンボルを90度の整
数倍だけ回転するステップである。続いて、回転された
シンボルが、スーパーシンボル000、または、スーパ
ーシンボル001および101の第1象限の半分のうち
の1つのいずれに近いかが決定される。
【0046】この後、スーパーシンボルまたは2個の半
スーパーシンボル(この復号手続きでは、これら2個の
半スーパーシンボルが同一のスーパーシンボルに属して
いるかのように扱われる)のシンボルの各サブセットに
対し、受信シンボルに最も近いシンボルが識別され、そ
れらの間の距離が計算される。続いてこの情報はチャネ
ル復号器232によって、伝送シンボルの最尤シーケン
スを識別する(非重要ビットを回復するため)ために使
用される。換言すれば、伝送シンボルの最尤シーケンス
のこの決定は、非重要ビットを抽出するためにのみ使用
される。重要ビットは上記のようにチャネル復号器23
1から回復される。
【0047】復号器232を実現するもう1つの方法は
、復号器231が各スーパーシンボルの識別に関する決
定を行うのを待って、この情報を非重要ビットの回復に
使用するというものである。(この場合、回転は不要で
ある。)この方法は、非重要ビットに対するさらに複雑
な符号の使用を可能にし、それによってさらに高いノイ
ズ耐性を達成するという潜在的利点を有するが、受信機
の処理遅延時間が長くなる。
【0048】多次元シンボルが使用された場合の復号化
(例えば以下で説明される4次元の例)もまた同様の方
法で実行される。
【0049】復号器231および232によって出力さ
れるビットは、デスクランブラ241および242によ
ってデスクランブルされる。これらのデスクランブラは
それぞれ、送信機内のスクランブラ110および111
と反対の機能を実行する。次に、例えばCRTディスプ
レイに表示可能なようにフォーマットされた映像信号が
、ソース復号器253によってデスクランブラ出力から
生成され、これによってもとの映像情報すなわちインテ
リジェンスが回復される。その後、その信号がCRTデ
ィスプレイ260に送られる。
【0050】本発明の多くの変形が可能である。例えば
、図8の2次元配置を考える。この配置は、4個のスー
パーシンボルからなり、さらに各スーパーシンボルは8
個のシンボルからなる。この配置はm=1、k=2(す
なわち、バンド幅効率はシグナリング間隔あたり3情報
ビットであり、最重要ビットが全体の33.3%を構成
する)を有するシステムで使用可能であり、この場合各
チャネル符号器は1個の冗長ビットを導入する(すなわ
ち、r=2およびp=3)。しかし、バンド幅効率を高
めるため、この同一の配置がシグナリング間隔あたり4
情報ビットをサポートする4次元符号の基礎として使用
されることが可能である。
【0051】特に、4次元配置は、図8の配置をそれ自
身と連結することにより、各4次元シンボルが、2次元
配置から選択された第1ポイントと、それに連結された
第2ポイントからなるように構成される。(ここでは、
図8の2次元配置の要素を表すのに「ポイント」という
言葉を使用することにより、次元にかかわらず一貫して
ここで「シンボル」と呼んでいる符号化された実体から
区別する。同様にして「スーパーポイント」という言葉
を使用する。)
【0052】4次元の場合、m=3、k=5の情報ビッ
トがチャネル符号器114および115にそれぞれ入力
され、各シンボル間隔は持続時間2Tである。これによ
って、シグナリング間隔あたり平均4情報ビット(すな
わち、シンボル間隔あたり8情報ビット)が実現される
。この場合の重要ビットは、情報ビットのうちの3/(
3+5)=3/8=37.5%を構成する。
【0053】図9は、この4次元の実施例に対するチャ
ネル符号器114および115の構造を示す。符号器1
14は、3ビットの入力に1個の冗長ビットを付加し、
2ビット出力のペアを生成する。これらはそれぞれ図8
からの第1および第2スーパーポイントを識別する。伝
送される4次元シンボルの第1ポイントは、この第1ス
ーパーポイントから選択され、伝送される4次元シンボ
ルの第2ポイントは、この第2スーパーポイントから選
択されることになる。
【0054】非重要ビットはこの選択を実行するために
使用される。特に、符号器115は、リード線113上
の5ビット入力に1個の冗長ビットを付加して2個の3
ビット出力を生成し、これらはそれぞれ上記のように、
符号器114によって識別された第1および第2スーパ
ーポイントから特定のポイントを選択する。
【0055】チャネル符号器114および115内での
実際の符号化を実行するための特別の回路が図10に示
されており、そのビット変換器は図11の表に従って動
作する。
【0056】さまざまなd1/d2の値で本実施例によ
って実現される相対性能が図7に示されている。最重要
ビットが全体のうちのさらに低い割合(第1実施例の5
0%に対し本実施例では37.5%)を構成する場合は
、さらに高い符号化利得が最重要ビットに対して達成可
能である。
【0057】図8に基づく符号化変調方式のもう1つの
特性(全符号の次元によらない)は、図4および図12
(後者は以下で説明される)に示されるように、最重要
ビットのインパルス・ノイズに対する他の配置よりも高
い耐性を実現することが期待される符号化変調方式の使
用が可能となるということである。その理由は、さまざ
まなスーパーポイントの相対的な位置は、振幅ではなく
、角度情報のみに基づいて定義されることが可能だから
である。
【0058】図8の型の配置に基づいた符号化変調方式
において、最重要ビットのインパルス・ノイズに対する
さらに進んだ保護は、符号器によって近接して生成され
るビットが、システム遅延条件が満たされる範囲内でで
きるだけ分離されるように、チャネル符号器114によ
って出力されるビットを再配置することによって達成さ
れる。この目的のため、チャネル符号器114は、この
再配置を実行するビット・インタリーバを含む。これは
図15に示されている。(もちろん、受信機内では、相
補的なデインタリーバが、チャネル復号器231の前で
使用される。)
【0059】一方では、スーパーシンボルの正しいシー
ケンス間のユークリッド距離がそれらのスーパーシンボ
ルのシーケンスに付随するビットのシーケンス間のハミ
ング距離に(可能なスケール因子を除いて)等しいよう
な符号化変調方式(上記の符号化変調方式の場合)にお
いては、ビットのこのような再配置は、付加的な白色ガ
ウシアン・ノイズに対して符号の性能が劣化することは
ない。
【0060】しかし、他方では、このような再配置は、
インパルス・ノイズに対しては高い耐性を有する。これ
は、インパルス・ノイズのバースト性の結果である。 (高いインパルス・ノイズ耐性は、2次元信号ポイント
を伝送前に再配置することによって、上記の基準を満た
さない符号化変調方式(例えば、ここで説明されたさま
ざまな他の方式)においても実現可能である。しかし、
この方法は、ビットの再配置よりもやや有効性が低い。 )
【0061】もう1つの例として、例えば、図12の2
次元配置を考える。これは8個のスーパーシンボルから
なり、さらに各スーパーシンボルは4個のシンボルから
なる。この配置は、m=2、k=1(すなわち、バンド
幅効率はシグナリング間隔あたり3情報ビットであり、
重要ビットは全体の66.7%を構成する)を有し、各
チャネル符号器が1個の冗長ビットを導入する(すなわ
ち、r=3およびp=2)2次元シグナリング方式にお
いて使用可能である。
【0062】しかし、前記のように、バンド幅効率を高
くするため、この同一の配置が4次元符号の基礎として
使用される。この場合、シグナリング間隔あたり平均4
情報ビットに対し、m=5およびk=3となる。この場
合の重要ビットは情報ビットの5/8=62.5%を構
成する。本実施例は、最重要および非重要ビットに対す
るチャネル符号器が交換されていることを除いては、前
記の例と同様である。最後に、図7から分かるように、
最重要ビットの割合が増大すると、それらのビットに対
する符号化利得が減少する。
【0063】また、本発明を実現するために使用される
配置は、これまで説明されたすべての配置の場合のよう
に必ずしも直角に配列されたポイントを有する必要はな
い。例えば、図14の配置は放射状に配列したポイント
を有する。8個のスーパーシンボルが存在し、各スーパ
ーシンボルは8個のシンボルからなる。従ってこの配置
はm=2、k=2の2次元符号化変調方式をサポートす
ることができる。各スーパーシンボルは、角度情報のみ
に基づいて識別可能である。従って、この配置は、図8
の配置のように、重要ビットのインパルス・ノイズに対
する耐性が他の配置よりも大きいことが期待される符号
化変調方式の使用を可能にする。
【0064】ここまでは、本発明の原理の単なる説明で
ある。例えば、図1では、ただ1つの放送信号極性が使
用されることが仮定されている。しかし、第1符号化回
路セットと並列に第2ソース符号化データ・ストリーム
を符号化し、生じた符号化変調信号を第2極性を使用し
て伝送する第2符号化回路セットを使用することによっ
て、本方式のバンド幅効率を2倍にすることが可能であ
る。また、単一データ符号化レールが使用可能であるが
、その速度は、2つの極性で交互に信号ポイントを伝送
することによって2倍にすることができる。
【0065】ここで示されたすべての例では、非重要ビ
ットが常に符号化されているが、これは必要ではない。 すなわち、識別されたスーパーシンボルからシンボルを
選択するために非符号化ビットを使用することができる
。また、ここで示されたすべての例では、スーパーポイ
ント間の最小距離d1は常にポイント間の最小距離d2
よりも大きいが、これは必要ではない。例えば、図8で
d1はd2に等しくてもよい。
【0066】また、ここで示されたすべての例では2ク
ラスのみのデータ要素が実現されているが、本発明はそ
のようには制限されない。実際、非重要ビットのクラス
を複数のサブクラスに分割し、それらのサブクラスの符
号化に対して本発明の原理を直接適用することによって
、所望される数のクラスのデータ要素が実現される。 さらに、ここで示されたすべての例は、一度に3個また
は4個の情報ビットを符号化しているが、本発明はこれ
らに制限されるものではない。
【0067】ここで示された例では、符号器114およ
び115は常に同一の次元であった。しかし、これは必
要でない。例えば、重要データ要素に対して、所定の2
次元配列のスーパーポイントのシーケンスを識別するた
めに、2次元符号が使用可能である。従って、非重要デ
ータ要素に対しては、そのシーケンスからのスーパーポ
イントの連続するペアからポイントを選択するために、
4次元符号が使用可能となる。逆に、重要データ要素に
対して4次元符号が、非重要データ要素に対して2次元
符号を使用することもできる。
【0068】ここで示された例では、符号器114およ
び115は常に8状態トレリス符号を実現していた。し
かし、これは必要でない。8状態以外を有する符号も同
様に使用可能である。さらに、他の型の符号(例えば、
ブロック符号)を、トレリス符号の代わりに使用するこ
とができる。
【0069】あるアプリケーションでは、チャネル妨害
による受信信号の位相回転の可能性に備えることが所望
される。このアプリケーションでは、この問題に対処す
るため、差分符号化回路をチャネル符号器114内に含
むことが可能である。
【0070】さらに、本発明は、ここでは、ディジタル
映像伝送システムに関して説明された。しかし、本発明
は他の型のディジタル伝送システムに対しても同様に適
用可能である。さらに、ここでは特定の配置が示された
が、任意の所望される次元を有する多くの他の配置が使
用可能である。
【0071】また、本発明はここでは、離散的機能構成
ブロック(例えば、ソース符号器、スクランブラなど)
で実現されたが、それらの構成ブロックのいくつかの機
能は、いくつかの適当なプログラムされたプロセッサ、
ディジタル信号処理(DSP)チップなどを使用して実
行されることが可能である。従って、「特許請求の範囲
」に列挙されたさまざまな「手段」は、ある実施例では
、それぞれその手段のみの機能を実行するために特別に
設計された特定の回路に対応するが、他の実施例では、
この「手段」は、プロセッサ・ベースの回路と、その回
路に当該機能を実行させる格納プログラム命令の組合せ
に対応することもある。
【0072】
【発明の効果】以上述べたごとく、本発明によれば、ソ
ース符号化ステップで生成された相異なるクラスのデー
タ要素に対して、相異なるレベルの誤り保護を与える方
式が実現される。この方式は、符号化変調(例えば、ト
レリス符号化変調)の使用によって高度なノイズ耐性を
有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の原理を実現する送信機のブロック図で
ある。
【図2】図1の送信機によって伝送される伝送信号に対
する受信機のブロック図である。
【図3】従来の信号配置の図である。
【図4】図1の送信機によって使用される信号配置の例
の図である。
【図5】図4の配置に対するビット割当方式の図である
【図6】図1の送信機で使用可能な型のトレリス符号器
の図である。
【図7】本発明のさまざまな実施例の性能を比較した表
である。
【図8】図1の送信機で使用可能なもう1つの信号配置
の図である。
【図9】図1の送信機で使用可能なもう1つの型のトレ
リス符号器の図である。
【図10】図1の送信機で使用可能なもう1つの型のト
レリス符号器の図である。
【図11】図9および図10のトレリス符号器で使用さ
れるビット・パターンである。
【図12】図1の送信機で使用可能なさらにもう1つの
信号配置の図である。
【図13】図1の送信機で使用可能なもう1つの型のト
レリス符号器の図である。
【図14】図1の送信機で使用可能なさらにもう1つの
信号配置の図である。
【図15】高度なインパルス・ノイズ耐性を有するよう
に、図1の送信機のチャネル符号器のうちの1つにビッ
ト・インタリーバを付加する方法を示す図である。
【符号の説明】
101  映像信号ソース 104  ソース符号器 110  スクランブラ 111  スクランブラ 114  チャネル符号器 115  チャネル符号器 131  配置マッパ 141  通過バンド形成器 151  テレビ変調器 152  アンテナ 201  アンテナ 211  テレビ・フロントエンド処理装置212  
A/D変換器 221  通過バンド・チャネル等化器231  チャ
ネル復号器 232  チャネル復号器 241  デスクランブラ 242  デスクランブラ 253  ソース復号器 260  CRTディスプレイ

Claims (21)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  第1拡張群のデータ要素を生成するた
    めに第1群のデータ要素を符号化するステップと、第1
    拡張群のデータ要素に応じて、所定のチャネル・シンボ
    ル配置の複数のスーパーシンボル(各スーパーシンボル
    はそれぞれ配置の複数のシンボルからなる)のうちの1
    つを識別するステップと、第2群のデータ要素に少なく
    とも応じて、識別されたスーパーシンボルのシンボルの
    うちの1つを選択するステップと、選択されたシンボル
    を表現する信号を通信チャネルに送るステップとからな
    り、スーパーシンボルのうちの少なくとも1つのシンボ
    ルのうちの少なくとも1つずつの間の最小距離が、配置
    全体のシンボル間の最小距離と等しいことを特徴とする
    符号化変調方法。
  2. 【請求項2】  選択ステップが、第2拡張群のデータ
    要素を生成するために前記第2群のデータ要素を符号化
    するステップと、第2拡張群のデータ要素に応じて、前
    記1つのシンボルを選択するステップからなることを特
    徴とする請求項1の方法。
  3. 【請求項3】  前記符号化ステップが、前記第1群の
    データ要素をトレリス符号化するステップを含むことを
    特徴とする請求項1の方法。
  4. 【請求項4】  ソース符号化入力情報によって、前記
    第2群のデータ要素によって表現される前記情報の部分
    よりも、前記第1群のデータ要素が表現する前記情報が
    重要であるように、前記データ要素を生成するステップ
    からなることを特徴とする請求項1の方法。
  5. 【請求項5】  前記情報がテレビ情報であることを特
    徴とする請求項4の方法。
  6. 【請求項6】  前記識別ステップの前に、第1拡張群
    のデータ要素を再配置するステップからなることを特徴
    とする請求項1の方法。
  7. 【請求項7】  前記スーパーシンボルのうちの少なく
    とも1つが、少なくとも2つの隣接しない群のシンボル
    からなることを特徴とする請求項1の方法。
  8. 【請求項8】  送信機によって受信機に伝送されたイ
    ンテリジェンスを受信する受信機において使用される方
    法において、前記送信機が、各シンボル間隔に付随する
    m+k個のデータの連続する群をチャネル符号化するこ
    とに適合し、前記間隔のそれぞれにおいて実行されるス
    テップが、a)rビットの拡張群を生成するために、第
    1の所定の符号を使用して1つの群のm個のビット(r
    >m)を符号化するステップと、b)所定のチャネル・
    シンボル配置の2r個のスーパーシンボルのうちの1つ
    を、前記rビットの値の関数として識別するステップ(
    前記スーパーシンボルはそれぞれ、それに割り当てられ
    た前記配置の複数のシンボルからなり、各スーパーシン
    ボルのシンボル間の最小距離は配置全体のシンボル間の
    最小距離と等しい)と、c)識別された1つのスーパー
    シンボルのチャネル・シンボルのうちの選択された1つ
    を表現する信号を生成するステップ(この選択は、前記
    1つの群の他のkビットの値の関数として実行される)
    と、d)前記信号を前記受信機へ通信チャネルを通じて
    伝送するステップとからなり、前記方法が、前記チャネ
    ルから前記信号を受信するステップと、前記受信信号か
    ら前記インテリジェンスを回復するステップとからなり
    、前記回復ステップが、前記第1所定符号、前記配置に
    関して前記受信機に格納された情報と、前記シンボルが
    それぞれのスーパーシンボルに割り当てられている方法
    に応じて実行されることを特徴とする符号化変調方法。
  9. 【請求項9】  送信機における信号生成ステップが、
    a)pビット(p>k)の第2拡張群を生成するために
    第2の所定の符号を使用して前記群のうちの1つの他の
    kビットを符号化するステップと、b)第2拡張群のデ
    ータ・ビットに応じて前記1つのシンボルを選択するス
    テップからなり、前記回復ステップが、前記第2所定符
    号に関して前記受信機に格納された情報に応じて実行さ
    れることを特徴とする請求項8の方法。
  10. 【請求項10】  前記インテリジェンスがテレビ情報
    であることを特徴とする請求項9の方法。
  11. 【請求項11】  前記回復ステップが、最尤復号化法
    を使用して前記連続する群のデータ・ビットを回復する
    ために、受信信号を復号化するステップからなることを
    特徴とする請求項10の方法。
  12. 【請求項12】  連続するシンボル間隔中にm+k個
    のデータ・ビットの各群をチャネル符号化する装置にお
    いて、rビット(r>m)の拡張群を生成するために、
    前記群のうちの1つのmビットを符号化する手段と、所
    定のチャネル・シンボル配置の2r個のスーパーシンボ
    ルのうちの1つを、前記rビットの値の関数として識別
    する手段(前記スーパーシンボルはそれぞれ、それに割
    り当てられた前記配置の複数のシンボルからなる)と、
    識別された1つのスーパーシンボルのチャネル・シンボ
    ルのうちの選択された1つを表現する信号を生成する手
    段(この選択は、前記1つの群の他のkビットの値の関
    数として実行される)とからなり、各スーパーシンボル
    のシンボル間の最小距離が配置全体のシンボル間の最小
    距離と等しいことを特徴とする符号化変調装置。
  13. 【請求項13】  前記データ・ビットがテレビ情報を
    表現することを特徴とする請求項12の装置。
  14. 【請求項14】  ソース符号化入力情報によって、前
    記kビットによって表現される前記情報の部分よりも、
    前記mビットが表現する前記情報が重要であるように、
    前記データ・ビットを生成する手段からなることを特徴
    とする請求項13の装置。
  15. 【請求項15】  前記生成手段が、pビット(p>k
    )の拡張群を生成するために前記群のうちの1つの他の
    kビットを符号化する手段と、pビットの前記拡張群に
    応じて前記1つのシンボルを選択する手段とからなるこ
    とを特徴とする請求項14の装置。
  16. 【請求項16】  前記mビットおよびkビット符号化
    手段が、前記mおよびkビットをそれぞれトレリス符号
    化する手段からなることを特徴とする請求項15の装置
  17. 【請求項17】  前記スーパーシンボルのうちの少な
    くとも1つずつがそれぞれ、少なくとも2つの隣接しな
    い群のシンボルからなることを特徴とする請求項15の
    装置。
  18. 【請求項18】  前記識別ステップの前に、前記拡張
    群のrビットを再配置する手段からなることを特徴とす
    る請求項16の装置。
  19. 【請求項19】  送信機によって受信機に伝送された
    インテリジェンスを受信する受信機において使用される
    装置において、前記送信機が、a)第1拡張ストリーム
    のデータ要素を生成するために第1の所定の符号を使用
    して第1ストリームのデータ要素を符号化し、b)第1
    拡張ストリームのデータ要素に応じて、所定のチャネル
    ・シンボルのスーパーシンボルのシーケンスを識別し(
    スーパーシンボルのうちの少なくとも1つのシンボルの
    うちの少なくとも1つずつの間の最小距離は、配置全体
    のシンボル間の最小距離に等しい)、c)第2拡張スト
    リームのデータ要素を生成するために第2の所定の符号
    を使用して第2ストリームのデータ要素を符号化し、d
    )少なくとも、第2拡張ストリームのデータ要素の関数
    として、前記シーケンスの各スーパーシンボルのシンボ
    ルのうちの1つを選択し、e)選択されたシンボルを表
    現する信号を通信チャネルに送る手段からなり、前記装
    置が、通信チャネルからの信号を受信する手段と、前記
    第1ストリームの出た要素を回復するために受信信号に
    対して最尤復号化動作を実行し、前記第2ストリームの
    データ要素を回復するために受信信号に対して第2の最
    尤復号化動作を実行する手段とからなることを特徴とす
    る符号化変調装置。
  20. 【請求項20】  前記第1および第2の符号がトレリ
    ス符号であることを特徴とする請求項19の装置。
  21. 【請求項21】  前記インテリジェンスがテレビ情報
    であることを特徴とする請求項19の装置。
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