JP2801481B2 - チャネル符号化装置および方法 - Google Patents

チャネル符号化装置および方法

Info

Publication number
JP2801481B2
JP2801481B2 JP4314326A JP31432692A JP2801481B2 JP 2801481 B2 JP2801481 B2 JP 2801481B2 JP 4314326 A JP4314326 A JP 4314326A JP 31432692 A JP31432692 A JP 31432692A JP 2801481 B2 JP2801481 B2 JP 2801481B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
bits
symbols
constellation
symbol
bit
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP4314326A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH06292160A (ja
Inventor
ロバート カルダーバンク アーサー
セシャドリ ナンビラヤン
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
AT&T Corp
Original Assignee
AT&T Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by AT&T Corp filed Critical AT&T Corp
Publication of JPH06292160A publication Critical patent/JPH06292160A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2801481B2 publication Critical patent/JP2801481B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
    • H04N21/00Selective content distribution, e.g. interactive television or video on demand [VOD]
    • H04N21/20Servers specifically adapted for the distribution of content, e.g. VOD servers; Operations thereof
    • H04N21/23Processing of content or additional data; Elementary server operations; Server middleware
    • H04N21/238Interfacing the downstream path of the transmission network, e.g. adapting the transmission rate of a video stream to network bandwidth; Processing of multiplex streams
    • H04N21/2383Channel coding or modulation of digital bit-stream, e.g. QPSK modulation
    • HELECTRICITY
    • H03ELECTRONIC CIRCUITRY
    • H03MCODING; DECODING; CODE CONVERSION IN GENERAL
    • H03M13/00Coding, decoding or code conversion, for error detection or error correction; Coding theory basic assumptions; Coding bounds; Error probability evaluation methods; Channel models; Simulation or testing of codes
    • H03M13/35Unequal or adaptive error protection, e.g. by providing a different level of protection according to significance of source information or by adapting the coding according to the change of transmission channel characteristics
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04LTRANSMISSION OF DIGITAL INFORMATION, e.g. TELEGRAPHIC COMMUNICATION
    • H04L27/00Modulated-carrier systems
    • H04L27/32Carrier systems characterised by combinations of two or more of the types covered by groups H04L27/02, H04L27/10, H04L27/18 or H04L27/26
    • H04L27/34Amplitude- and phase-modulated carrier systems, e.g. quadrature-amplitude modulated carrier systems
    • H04L27/3405Modifications of the signal space to increase the efficiency of transmission, e.g. reduction of the bit error rate, bandwidth, or average power
    • H04L27/3416Modifications of the signal space to increase the efficiency of transmission, e.g. reduction of the bit error rate, bandwidth, or average power in which the information is carried by both the individual signal points and the subset to which the individual points belong, e.g. using coset coding, lattice coding, or related schemes
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04LTRANSMISSION OF DIGITAL INFORMATION, e.g. TELEGRAPHIC COMMUNICATION
    • H04L27/00Modulated-carrier systems
    • H04L27/32Carrier systems characterised by combinations of two or more of the types covered by groups H04L27/02, H04L27/10, H04L27/18 or H04L27/26
    • H04L27/34Amplitude- and phase-modulated carrier systems, e.g. quadrature-amplitude modulated carrier systems
    • H04L27/3488Multiresolution systems
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
    • H04N21/00Selective content distribution, e.g. interactive television or video on demand [VOD]
    • H04N21/40Client devices specifically adapted for the reception of or interaction with content, e.g. set-top-box [STB]; Operations thereof
    • H04N21/43Processing of content or additional data, e.g. demultiplexing additional data from a digital video stream; Elementary client operations, e.g. monitoring of home network or synchronising decoder's clock; Client middleware
    • H04N21/438Interfacing the downstream path of the transmission network originating from a server, e.g. retrieving encoded video stream packets from an IP network
    • H04N21/4382Demodulation or channel decoding, e.g. QPSK demodulation
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04LTRANSMISSION OF DIGITAL INFORMATION, e.g. TELEGRAPHIC COMMUNICATION
    • H04L1/00Arrangements for detecting or preventing errors in the information received
    • H04L2001/0098Unequal error protection

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Signal Processing (AREA)
  • Computer Networks & Wireless Communication (AREA)
  • Multimedia (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Probability & Statistics with Applications (AREA)
  • Theoretical Computer Science (AREA)
  • Digital Transmission Methods That Use Modulated Carrier Waves (AREA)
  • Error Detection And Correction (AREA)
  • Compression Or Coding Systems Of Tv Signals (AREA)
  • Transmission Systems Not Characterized By The Medium Used For Transmission (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、デジタル・データの伝
送に関し、特にテレビ信号を表すデジタル・データの伝
送に関する。
【0002】
【従来の技術】慣例的に高品位テレビまたはHDTV
(high definition television)と称する次世代のテレ
ビ技術のために、何らかの形のデジタル伝送が必要とさ
れることは一般の認めるところである。これは、主に、
デジタル信号処理の方がアナログ信号処理より強力なビ
デオ圧縮方式が実施できるためである。しかしながら、
デジタル伝送は種々の受信位置における信号対雑音比
(SNR)の僅かな変化に対し潜在的に敏感であるため
完全なデジタル伝送システムに頼るには幾分不安があっ
た。
【0003】この現象は、時として敷居効果といわれる
が、テレビ放送局からそれぞれ50マイルおよび63マ
イルの位置にある2つの受信機の場合を考えることによ
り説明することができる。放送信号の電力は、大まかに
言って距離の2乗の逆数として変化するので、これらの
テレビ受信機によって受信される信号電力の量の差は約
2dBであると容易に確かめることができる。ここで、
デジタル伝送方式を使用し、かつ50マイル離れた受信
機への伝送が10-6のビット誤り率を示すものと仮定す
る。63マイル離れたテレビ受信機に対する2dBの信
号損失の結果、その受信機の入力におけるSNRが2d
B減少する場合、この受信機は、約10-4のビット誤り
率で動作することになる。50マイル離れたテレビ受信
機が、このようなビット誤り率であれば、受信状態は良
好であるが、他方のテレビ受信機の受信状態は、おそら
く非常に悪いはずである。このように短い距離で性能が
急速に劣化することは、放送業界により受け入れられる
とは一般に思われない。(比較によれば、現在使用され
ているアナログ・テレビ伝送方式に対する性能の劣化の
方が、はるかに穏やかである。)
【0004】従って、この問題を解決するテレビ用途で
の使用に適したデジタル伝送方式が必要とされている。
a)ケーブル・ベースの再生型のリピータ、またはb)
音声帯域データ用途におけるフォール・バック・データ
速度または制約を受ける電話回線の使用など、その他の
デジタル伝送環境で用いられる解決方法が自由空間のテ
レビ放送環境に適用できないのは明かである。
【0005】ここでは総括的に「エラー不均一保護信号
方式」と称するデジタル・テレビ信号の空中放送のため
の標準的なデジタル伝送の欠点を克服する有利な技術
は、特別な種類のソース符号化段階とそれに続く特別な
種類のチャネル割り当て段階とからなる。さらに具体的
には、ソース符号化段階により、テレビ信号を2つ以上
のデータ流で表し、チャネル割り当て段階において、種
々のデータ流のデータ要素がチャネル誘導エラーの異な
る確率を有する、即ち受信機において誤って検出される
確率が異なる。例えば、前記のデータ流の第1のデータ
流は、全体的なテレビ信号のうち最も重要と見なされる
成分---例えば、音声、フレーミング情報、および核心
部分であるビデオ情報を伝え、このデータ流は、そのデ
ータ要素がチャネル誘導エラーの最低の確率を有するよ
うに割り当てられる。前記のデータ流の第2のデータ流
は、全体的なテレビ信号のうち、第1のデータ流の成分
ほど重要でないと考えられる成分を伝え、そのデータ要
素が第1のデータ流のチャネル誘導エラーの確率ほど低
くない確率を有するように割り当てられる。一般に、幾
つのデータ流でも全体的なテレビ信号を表すことが可能
であり、各データ流が、重要度の異なる成分を伝え、そ
れぞれのエラー確率を持つようにすることができる。こ
の方法によって、テレビ受信機の所在地における受信品
質の穏やかな劣化が可能となる。これは、放送送信機か
らの距離が増加するにともない受信機のビット誤り率が
増加し始めるため、最初に影響を受けるテレビ信号情報
が比較的重要でない部分を表すビットだからである。
【0006】前記の全体的な概念を実施する方式の場
合、ソース符号化段階で生成される異なる等級のデータ
要素に対して異なるレベルのエラー保護を与えて、トレ
リス符号化変調などの符号化変調を用いることによって
雑音免疫性を高めるわけであるが、所定の2N次元のチ
ャネル記号コンステレーション(N≧1)における記号
をグループ分けし、各グループを「超記号(supersymbo
l)」と称する。一連の記号期間のそれぞれの期間にお
いて、所定数の最も重要なデータ要素がチャネル符号化
され、その結果得られるチャネル符号化されたデータ要
素によって、超記号の中の1つを特定する。残りのデー
タ要素も、同様にチャネル符号化されて、前記の特定さ
れた超記号から特定の記号を選択するのに使用される。
【0007】これまで説明した方法は、通常の符号化変
調方式もチャネル記号を一般に「部分集合」と称するグ
ループに分割するという点で、概してこれと類似してい
る。しかしながら、通常の符号化変調方式では、部分集
合における記号間の最小ユークリッド距離(以降、「最
小距離」と称する)が、全体としてのコンステレーショ
ンにおける記号間の最小距離より大きいという制約の下
で部分集合が形成される。しかし、ここで説明する方法
では、超記号の記号間の最小距離は、全体としてのコン
ステレーションにあるの記号間の最小距離と同じであ
る。この距離の特性のため、最も重要なデータ要素に対
する雑音免疫性の方がその他のデータ要素に対するそれ
より多く余裕が与えられ、この免疫性は、超記号間の最
小距離を可能な限り大きく(通常は、コンステレーショ
ンの記号間の最小距離より大きい)保つことにより、最
適化される。具体的には、ひとたび超記号を定義する
と、各超記号が通常のコンステレーションにおける通常
の記号であるかのように、最も重要なデータ要素に対す
る符号を設計することが可能となる。このようにして、
最も重要なデータ要素に対して特定の程度の雑音免疫性
を達成することができる(これは、その他のデータ要素
に対して達成できる雑音免疫性より高い)。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】従って、本発明の目的
は、従来の不均一エラー保護信号方式において使用可能
な新しいクラスの信号コンステレーションを与えること
である。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明によれば、このよ
うなコンステレーションの使用が可能であることは、
a)最重要データ要素の割合、b)全体の符号冗長度の
程度、c)符号化利得、などの特定の異なる組合せのよ
うな、所望される設計基準を満たす際に、不均一エラー
保護信号方式の設計者に高い柔軟性をもたらす。特に、
こうした新しいコンステレーションでは、超記号のうち
の少なくとも1つの記号の少なくともいくつかの間の最
小距離は、a)コンステレーション全体の記号間の最小
距離よりも大きい一方、b)「最小部分集合内距離(M
ID)」として定義されるパラメータよりも小さい。こ
のことは、標準的な均一エラー保護信号方式の部分集合
配置とは対照的である。
【0012】
【実施例】実施例の説明に進む前に、本明細書において
説明する種々のデジタル信号方式の概念は、例えばデジ
タル無線分野および音声帯域伝送分野においてすべて周
知であるため、ここでは詳細に説明する必要がないこと
に留意されたい。これらの中には、Nをある整数とした
2N次元のチャネル記号コンステレーションを用いる多
次元信号方式、トレリス符号化、スクランブリング(攪
乱方式)、通過帯域の整形、等化、ビタビまたは最尤復
号化などが含まれる。これらの概念の説明は、次の文献
にある。米国特許第3,810,021号(1974年
5月7日発行、発明者:I.カレット(Kalet)ほ
か)、米国特許第4,015,222号(1977年5
月29日発行、発明者:J.ウェルナー(Werner))、
米国特許第4,170,764号(1979年10月9
日、発明者:J.サルツ(Salz)ほか)、米国特許第
4,247,940号(1981年1月27日発行、発
明者:K.H.ミューラー(Mueller))、米国特許第
4,304,962号(1981年12月8日発行、発
明者:R.D.フレイカシ(Fracassi)ほか)、米国特
許第4,457,004号(1984年6月26日発
行、発明者:A.ガーショウ(Gersho)ほか)、米国特
許第4,489,418号(1984年12月18日発
行、発明者:J.E.マゾ(Mazo))、米国特許第4,
520,490号(1985年5月28日、発明者:
L.ウェイ(Wei))、米国特許第4,597,090
号(1986年6月24日、発明者:G.D.フォーニ
(Forney)二世)。
【0013】また、文脈から明らかなとおり、図示した
種々の信号導線にはアナログ信号または直列もしくは並
列のビットを通してもよい。
【0014】図1において、テレビ(TV)信号源10
1が、絵の情報を表すアナログ・ビデオ信号を発生し、
この信号が、ソース符号器104に渡される。ソース符
号器104は、データ要素の少なくとも1つの部分集合
が残りのデータ要素によって表される情報の部分より重
要な情報の一部を表すようなデータ要素からなるデジタ
ル信号を生成する。具体的には、各データ要素は1つの
データ・ビットであり、一連の記号期間の各々に対して
平均m+kの情報ビットが生成される。2Nがコンステ
レーション(後述)の次元数である場合、記号期間は、
N個の信号期間からなる。信号期間は、T秒の持続時間
を有し、従って、各記号期間は、NT秒の持続時間を有
する。ここに明示的に開示した実施例では、偶然に、2
次元のコンステレーションを使用している、即ちN=1
である。そこで、これらの実施例に対しては、信号期間
および記号期間は同じである。
【0015】前記のm+k情報ビットのうち、記号期間
あたりmビットのストリームに含まれるビットは、導線
105に現れるが、記号期間あたりkビットのストリー
ムに含まれ、かつ導線106に現れるビットより重要で
ある。
【0016】導線105および106上のビットは、ス
クランブラ110および111において独立してスクラ
ンブルされ、それぞれmおよびkの並列ビットが導線1
12および113上に出力される。(スクランブル処理
は、習慣的に直列ビット・ストリームに対して実施され
る。このように、図1に明示的には示していないが、ス
クランブラ110および111は、スクランブル処理の
前にそれぞれの入力ビットに対し並列/直列変換を行
い、さらに出力において直列/並列変換を行うものと仮
定できる。)次に、信号はチャネルに割り当てられる。
具体的には、導線112および113上のそれぞれのビ
ット・グループは、チャネル符号器114および115
に接続される。これらのチャネル符号器は、各記号期間
に、rおよびpビットのそれぞれ拡張されたグループを
導線121および122上に生成する。ただし、r>m
かつp>kである。これらのビットの値の組み合わせ
で、チャネル記号の所定のコンステレーション(詳細に
後述するような図4のコンステレーションなど)の特定
のチャネル記号が特定される。特定されたチャネル記号
の複素平面座標がコンステレーション・マッパー131
(例えば、参照テーブルまたは論理要素をそのまま組み
合わせたものとして実現される)によって出力される。
次に、通常の通過帯域の整形およびテレビ変調が、通過
帯域整形器141およびテレビ変調器151によってそ
れぞれ行われる。そして、結果のアナログ信号は、アン
テナ152によって通信チャネル(この場合、自由空間
チャネル)で放送される。
【0017】本発明の理論的基礎を理解するために、こ
こで図3を考察する。図3は、デジタル無線および音声
帯域データ伝送システムにおいて通常使用される種類の
標準的な2次元データ伝送コンステレーションを示す。
この標準的な方式(慣例的に直交振幅変調(QAM)と
称する)において、それぞれ4つの情報ビットからなる
データ・ワードが、16の可能な2次元チャネル記号の
1つへと割り当てられる。各チャネル記号は、同相座
標、即ちI座標を水平軸に、直交位相座標、即ちQ座標
を垂直軸に有する。各軸におけるチャネル記号の座標
は、±1または±3であるから、各記号とそれに水平ま
たは垂直の方向に隣接する記号の各々との間の距離は、
すべての記号に対して同じであり、この距離は2であ
る。この一様な配置の結果として、同じ量の雑音免疫性
がすべての4情報ビットに与えられる。
【0018】周知のとおり、記号を(この例では)16
以上有する「拡張した」2次元コンステレーションがト
レリスまたはその他のチャネル符号に関連して使用され
る符号化変調方式を用いて、帯域幅の効率(信号期間あ
たりの情報ビット)を犠牲にすることなく雑音免疫性を
改善することが可能である。例えば、32の記号からな
る2次元コンステレーションを8状態トレリス符号と共
に使用して図3の符号化しない場合より約4dB改善し
た雑音免疫性を達成しながら、依然として信号期間あた
り4情報ビットの伝送を与えることができる。しかしな
がら、この場合も、本質的に、すべての4情報ビットに
対し同じ量の雑音免疫性が与えられる。
【0019】さらに、異なる等級のビットに対しチャネ
ル誘導エラーの異なる水準の保護を与える一方で、符号
化変調の周知の雑音免疫性および対域幅効率の利点が実
現されることが分かる。具体的には、最も重要なビット
の等級に対し、前記の通常の符号化変調方式で達成でき
るものより十分高い水準のエラー保護を達成することが
可能である。事実、図1の送信機は、さらに詳細に説明
するように、この概念を具体化するものである。
【0020】図1の送信機で使用されるコンステレーシ
ョンは、例えば、図4に示した2次元の32記号コンス
テレーションである。この信号コンステレーションの記
号は、「超記号」と称するグループへと分割される。具
体的には、図4のコンステレーションは、2r=22=4
個の超記号に分割される。この例では、各グループを囲
む四角によって示したように、4象限にある点は、それ
ぞれの超記号を構成する。超記号は、総括的にΩb4b3と
表す。ただし、b4=0,1であり、b3=0,1であ
る。従って、4つの超記号は、Ω00、Ω01、Ω10、およ
びΩ11である。
【0021】この例では、m=1.625かつk=2.
125であるから、全体的なビットレートは、1記号あ
たり3.75ビットであり、43.33%のビットが最
も重要なビットのクラスにある。(このような小数の平
均ビットレートを現実に達成できる方法は、この説明の
続きで明らかになる。)符号器114は、この符号器1
14に入力される1.625ビットごとに平均0.37
5ビットの冗長ビットを加えてr=2となるようにす
る。符号器115は、この符号器115に入力される
2.125ビットごとに平均0.875ビットの冗長ビ
ットを加えてp=3となるようにする。導線121上の
(r=)2ビットによって、4つの超記号のうちの1つ
を特定し、導線122上の(p=)3ビットによって、
特定された超記号内の8つのチャネル記号のうちの特定
のものを選択する。コンステレーションの分割は、超記
号の記号間の最小距離(図4ではd2で表す)がコンス
テレーション全体における記号間の最小距離と同じにな
るように、行われる。この特性が与えられると、(a)
符号器114および115によって実装される符号、お
よび(b)比率d1/d2(d1は、超記号間の最小距離
である)を適切に選択することによって、最も重要なビ
ットに対する雑音免疫性を高めることができる。(超記
号の任意の対の間の距離が一方の超記号の任意の記号と
他方の超記号の任意の記号との間の最小距離であると
き、パラメータd1は、超記号のすべての対の間の距離
の最小によって与えられる。)
【0022】具体的には、4つの超記号が通常のコンス
テレーションの4つの通常の記号であるかのように、こ
こで符号化変調方式を最も重要なビットのために構成す
ることができる。そのような符号化変調方式を設計する
ために、4つの超記号を通常どうり所定の数の部分集合
に分割する。この場合、2つの部分集合があり、b3の
値によって、超記号の各々が何れの部分集合に属するか
を示す。従って、部分集合「0」と称する1つの部分集
合は、超記号Ω00およびΩ10からなり、部分集合「1」
と称する他方の部分集合は、超記号Ω01およびΩ11から
なる。適切な符号を用いて最も重要な入力ビットを符号
化して、a)一連のこれらの部分集合を定義し、かつ
b)その部分集合列の各部分集合に対し部分集合内の特
定の超記号を選択するような符号化された出力ビット流
を生成する。次に、このようにして選択された超記号の
各々から特定の記号を送信するべく選択するために、重
要度の低いビットを用いる。この例では、既に見たよう
に、この選択には、符号化変調の使用も伴う。
【0023】チャネル符号器の中の最低1つは、マルチ
レベル符号を実施する。この例では、特に、それらの両
方がこれを実施する。既に述べたとおり、マルチレベル
符号は、符号化するべきデータ要素(この例では、ビッ
ト)を2つ以上の部分ストリームに分割した符号であ
る。そして、部分ストリームのうちの1つ以上の各スト
リームを、所望の任意の種類の符号を用いて、個々に冗
長符号化する。個々に符号化された部分ストリームは、
符号化されずに残った部分ストリームと共に、マルチレ
ベル符号の出力を形成する。
【0024】符号器114および115に対する説明の
ための実施例を図5および6に示す。符号器114は、
2レベル符号を実施するため、2つの符号器1141お
よび1142を備えている。符号器1141によって実
施される冗長符号は、G.C.クラーク(Clark)二世
およびJ.B.ケイン(Cain)による「デジタル通信の
ための誤り訂正符号化(Error-Correction Coding for
Digital Communications)」(ニュー・ヨーク:プリー
ナム、1981年)に示されているような通常のビット
率(R=)7/8のゼロ・サム・パリティ・チェック符
号である。符号器1142によって実施される冗長符号
は、通信に関するIEEE会報COM-32巻p.315-p.3
18(1984年)のY.ヤスダほかによる「ソフト決定
のビタビ復号のための高率で破裂させた畳み込み符号
(High-rate punctured convolutional codes for soft
decision Viterbi decoding)」において示されたよう
な通常のビット率(R=)3/4で破裂させた畳み込み
符号である。動作中、符号器114の内部の直列/並列
変換器1144は、8記号にわたって13ビットを取り
入れ、前記のように記号期間あたりm=1.625ビッ
トの平均入力ビット率を与える。変換器1144の出力
は、ビットからなる2つの部分ストリームからなる。一
方の部分ストリームにおいては、ビットが7の並列グル
ープで符号器1141に与えられる。他方の部分ストリ
ームでは、ビットが6の並列グループで符号器1142
に与えられる。符号器1141は、7入力ビットのすべ
てのグループに対し、8ビット・バッファ1147に与
えられる8出力ビットを生成する。同時に、符号器11
42は、6入力ビットのすべてのグループに対し、バッ
ファ1148に与えられる8出力ビットを生成する。バ
ッファ1147および1148の内容は同期的に読み出
され、各記号期間に2つの各バッファから1ビットずつ
ビットの対が導線121に与えられるようになってい
る。これらのビットが、前記のビットb3およびb4であ
る。ビットb3は、2つの部分集合「0」または「1」
の中の1つを特定し、b4は、特定された部分集合の2
つの超記号の1つを特定する。このように、2つのビッ
トb3およびb4により、4つの超記号Ω00、Ω01、Ω1
0、およびΩ11の1つを特定する。
【0025】符号器115は、3レベル符号を実現する
もので、それなりに符号器1151、1152および1
153を備えている。符号器1151および1152
は、それぞれ符号器1141および1142によって実
施されるものと同じ符号を実施する。符号器1153
は、前記のクラークおよびケインの文献に示されたよう
な率R=1/2の畳み込み符号を実施する。動作中、直
列/並列変換器1154は、8記号の期間にわたって1
7ビットを取り込み、前記のように記号期間あたりk=
2.125ビットの平均入力ビット率を与える。変換器
1154の出力は、ビットの3つの部分ストリームから
なる。1つの部分ストリームのビットは、7の並列グル
ープで符号器1151に与えられる。第2のストリーム
のビットは、6の並列グループで符号器1152に与え
られる。第3のグループでは、ビットが4の並列グルー
プで符号器1153に与えられる。7入力ビットのすべ
ての各グループに対し、符号器1151が、8出力ビッ
トを生成し、これらが8ビット・バッファ1157に与
えられる。6入力ビットの各グループに対し、符号器1
152が8出力ビットを生成し、これらが8ビット・バ
ッファ1158に与えられる。4入力ビットの各グルー
プに対し、符号器1153が8出力ビットを生成し、こ
れらが、8ビット・バッファ1159に与えられる。
【0026】バッファ1157、1158および115
9の内容は、同期して読み出され、各記号の期間に3つ
の各バッファから1ビットずつ3つのビットが、導線1
22に与えられるようになっている。これらの3つのビ
ット(b2、b1およびb0で表される)により、符号器
114の出力で特定される超記号から特定の記号が特定
される。この目的のために、図4に示したようにコンス
テレーション内の各記号に3ビットのラベルを付ける。
これらの3つのビットは、実際には前記のビットb2
1およびb0である。
【0027】各超記号の記号は、分割の第1のレベルで
2つの部分集合に分割される。各部分集合は、ラベル化
されたb0の値によって示される4つの記号からなる。
従って、1つの部分集合は、000、010、100および110で
示される4つの記号からなる。他方の部分集合は、00
1、011、101および111で示される4つの記号からなる。
これらの部分集合の各々の記号は、第2のレベルの分割
において2つの第2レベルの部分集合に分割され、それ
らのラベル化されたb0およびb1の値によって特定され
る。第2レベルの各部分集合は、b2によって特定され
る2つの記号からなる。
【0028】それぞれの超記号の記号へのラベルの割り
当ては、任意ではない。むしろ、符号器1151、11
52、および1153によって実施される符号は、分割
の各レベルにおける部分集合間の最小距離を考慮して決
定される。具体的には、分割の第1のレベルにおいて、
最も強力な符号、即ち、最低ビット率の符号(この場
合、符号器1153によって実施されるビット率R=1
/2の符号)を用いてb0を生成する。これは、第1の
レベルにおける部分集合間の最小距離が最小であり、そ
の距離がd1だからである。第2の最も強力でない符
号、即ちそれぞれ符号器1152および1151によっ
て実施されるビット率R=3/4およびR=7/8の符
号が、b1およびb2を生成する。これは、第2レベルの
部分集合の間の最小距離が第1のレベルの最小距離の2
1/2倍の大きさであるのに対し、第2レベルの各部分集
合にある記号間の最小距離が第1のレベルの最小距離の
2倍の大きさだからである。
【0029】このようにエラー不均一保護信号方式にお
いてマルチレベル符号を使用することにより与えられる
利点を以下において説明する。しかし、最初に図2の受
信機を参照する。
【0030】詳細には、アナログ放送信号が、アンテナ
201によって受信され、例えば復調などを含む処理ユ
ニット211における通常のテレビ・フロント・エンド
処理に掛けられ、さらにA/D変換器212によってデ
ジタル形式に変換される。次に、この信号は、通過帯域
チャネル等化器221によって等化され、これによっ
て、伝送された記号のI成分およびQ成分の値に関する
等化器の最良評価値を表す信号が生成される。この評価
値は、以降「受信された記号信号」と称するが、並列の
導線222および223に渡され、チャネル復号器23
1および232によってチャネル復号される。チャネル
復号器232の機能は、超記号の最尤シーケンスを特定
することであり、チャネル復号器231の機能は、記号
の最尤シーケンスを特定することである。従って、復号
器232の導線234への出力は、ビットb3およびb4
からなり、一方、復号器231の導線233への出力
は、ビットb0、b1およびb2からなる。
【0031】最も重要なビットおよび重要度の低いビッ
トのストリームは、この実施例では共にマルチレベル符
号化されるので、チャネル復号器231および232
は、それぞれマルチレベル復号器でなければならない。
ビタビ符号方式のような直接的な最尤符号化であれば、
この目的に使用することができる。しかしながら、現在
の説明のための実施例では、マルチレベル復号へのさら
に洗練された方法、即ち、多段復号と称する方法を用い
る。これは、周知の技術であり、詳細は、通信のIEE
E会報(COM37巻p.222-p.229、1989年)の
A.R.コールダーバンク(Calderbank)による「マル
チレベル符号および多段復号方式(Multilevel codes a
nd multistage decoding)」にあり、ここに参照によっ
て取り入れた。現在の目的のためには、多段復号がどの
ように実施されるかの概要を要約すれば十分である。
【0032】具体的には、まずチャネル復号器232
が、符号器114(図5)内部で符号器1142によっ
て符号化されたビットを、符号器1141によって符号
化されたビットに対して行われた復号処理を参照するこ
となく独立して復元する。このため、図15に示したよ
うに、復号器232は、復号b3回路2321、復号b4
回路2323および遅延要素2322を含む。動作中、
受信された記号信号は、(Ω01 υ Ω11)および(Ω00
υ Ω10)において受信された信号の記号に最も近い記
号---およびそれに関係付けられた距離---を最初に見つ
けることによってビットb3を復号するために、回路2
321によって処理される。次に、符号器1142(図
5)によって実施される符号の通常のビタビ復号によっ
てトレリス経路を延長し、その符号器によって符号化さ
れた以前の符号化情報に関する最終決定を生成する。復
号されたビット----元の最も重要なビットの1つ----が
導線234に出力として与えられる。また、このビット
は、符号器1142の符号を用いて回路2321の内部
で再び符号化し、ビットb3を回路2323だけでな
く、後述のように導線236を介してチャネル復号器2
31(図16)にも与える。受信された記号信号の一部
は、遅延要素2322により、直前で説明したようにビ
ットb3の値を与えるに十分な時間だけ送らせる。そし
て、この信号は、回路2323へのビットb3と共に回
路2323に与えられ、ビットb4の決定に進む。ビッ
トb4の決定は、具体的には、超記号Ω0b3およびΩ1b3
において受信された信号の記号に最も近い記号----およ
びそれに関係付けられた距離----を最初に求めることに
よって、行う。これらの距離は、バッファに記憶され、
符号器1141(図5)によって実施された符号の最尤
復号を行うために使用され、これによって、もう1つの
最も重要なビットを導線234に与える。同時に、この
ビットを回路2323の内部で再び符号化して、ビット
b4をチャネル復号器231の導線236に与える。
【0033】なお、この時点で、回路2321および2
323は、明らかにそれぞれの機能を実行するために使
用されているコンステレーションに関する情報の期間内
に与えられなければならない。この情報は、例えば、コ
ンステレーション記憶装置2325に記憶され、「A」
として示されたその出力は、それら双方の回路のほか、
図16の復号器231にも与えられる。
【0034】最も重要なビットが導線234に与えら
れ、ビットb3およびb4の値が復号器231の導線23
6に与えられると、後者のチャネル復号器の内部で多段
復号を進めて、重要度の低いビットを復元することがで
きる。このため、図16に示したように、復号器231
は、復号b0回路2315、復号b1回路2316、復号
2回路2317、および遅延要素2311、231
2、および2313を備えている。動作中、受信された
記号信号を復号器232内部の処理遅延に等しい量だけ
遅らせることにより、回路2315が、受信された記号
信号を受信すると同時にビットb3およびb4が与えられ
るようにする。次に、回路2315は、超記号Ωb4b3
中で、受信された信号の記号に最も近く、b0=0かつ
1=1であるような記号を最初に求める。次に、それ
ら2つの最も近い記号に関係付けられた距離を用いて、
ビットb0の復号、従って重要度の低いビットの1つの
復元へと最終的に導いて、前記のようにトレリス経路を
延長する。そして、このビットを回路2315の内部で
再び符号化して、ビットb0の値を回路2316および
2317に与えることができるようにする。後者は、遅
延要素2312および2313の遅延が、再符号化され
たビットを必要に応じて回路2316および2317の
各々が受信できるようにするに十分である場合、他方の
復号回路に関して上述したものと類似の要領で動作し
て、他方の重要度の低いビットを復元する。
【0035】多次元の記号が用いられる場合の復号も、
類似の要領で実施される。
【0036】復号器231および232によって導線2
33および234に出力されるビットは、デスクランブ
ラ241および242(送信器におけるスクランブラ1
11および110の逆関数をそれぞれ実行する)により
デスクランブルされる。次に、適切なテレビ受信機によ
り表示できるように書式化されたテレビ信号をソース復
号器253によってデスクランブラの出力から生成する
ことによって、元のテレビ情報を復元する。次に、この
信号をテレビ受信機260のテレビ視聴者に与える。
【0037】図1および2のシステムによって実施され
るエラー不均一保護信号方式の性能は、丁度説明したよ
うに、公称符号化利得(即ち、非常に低い誤り率での符
号化利得)によって特徴付けることができ、これは、符
号化しない16QAMシステムの信号対雑音比を上回る
SNRにおける利得である。通常の符号のそれぞれの状
態の数を16に選定した場合、最重要ビットおよびそれ
ほど重要でないビットに対する利得は、それぞれ6.2
4dBおよび2.70dBである。しかし、マルチレベ
ル符号化を使用することに特有の利点は、達成された符
号化利得の特定のレベルに完全に依存するわけではな
い。マルチレベル符号化を使用しない不均一エラー保護
信号方式により、特定の用途において、それに匹敵する
かまたはそれ以上の符号化利得の結果を達成できる。し
かし、マルチレベル符号化の使用が特に有利なところ
は、用途が与えられた場合、所望の性能基準を選択し、
それらの基準を満たす符号化方式に容易に到達するため
の大いに高い可能性をシステム設計者に与える能力にあ
る。
【0038】例えば、前記のシステムの全体的なデータ
・レートは、符号器1141および1151によって実
施される符号をレートR=15/16のゼロ・サム・パ
リティ検査符号に変更する(ほか、符号器において8ビ
ットではなく16ビットのバッファを用いる)ことによ
って、符号化利得に影響を与えることなく記号あたり
3.75ビットから3.875ビットへと増加させるこ
とができる。(同時に、最重要ビットの割合が、43.
33%から43.55%まで極わずか増加する。)もう
1つの例として、最重要ビットの割合は、34.375
%まで減らすことができるが、同時に、a)符号器11
41、1142、1152、および1153により実施
される符号を、ビット率R=7/8の破裂畳み込み符
号、ビット率R=3/4の畳み込み符号、ビット率R=
7/8のゼロ・サム・パリティ検査符号へと変更し、さ
らにb)バッファ1157に加えられるビットが符号化
されていないビットとなるように符号器1151を除去
することによって、前記のビットに与えることのできる
エラー保護のレベルを増加させることができる。この構
造により、最重要ビットに対しては8dB、重要度の低
いビットに対しては0.22dBの符号化利得が達成さ
れる。さらに、図4におけるd2/d1の比を変えること
によって、最重要ビットの利得と重要度の低いビットの
利得との間でトレード・オフを行うことができる。従っ
て、マルチレベル符号化の使用により、所望のシステム
の設計基準を満たすために実質的に無限の範囲の設計パ
ラメータ----符号のビット率、符号の複雑さ、全体的な
符号方式の冗長性、(重要度の低いビットに使用される
ものに対比した場合の)最重要ビットのエラー保護に使
用されるその冗長性の端数----が利用者に許される。こ
の柔軟性は、種々の異なる数の記号、記号配置、超記号
のグループ化方式、および部分集合の分割方式を有する
コンステレーションを含む種々の異なるコンステレーシ
ョンを用いることによって、さらに高めることができ
る。実際に、本発明によれば、新たな種類のコンステレ
ーションを有利に用いて、システム設計者に一層の柔軟
性を提供することができる。これらのコンステレーショ
ンは、コンステレーション内部の特別な距離関係に特徴
がある。事実、符号化変調方式の設計における重要なパ
ラメータは、いわゆる部分集合内距離である。このパラ
メータは、部分集合内の2つの記号間の最小距離であ
る。本発明の場合とは異なり均一のエラー保護を与えよ
うとする符号化変調方式の場合、設計の制約は、すべて
の部分集合にわたってとられる部分集合内距離の最小値
を最大にするようにコンステレーションを部分集合に分
割することである。この値(「最大部分集合内距離」ま
たはMIDと定義する)は、特定の分割方式が与えら
れ、特定の部分集合の部分集合内距離を(記号対部分集
合の割り当てを変更することによって)さらに増大させ
ようとしても前記の最小値がそれ以上増大しない時に、
達成されるものである。
【0039】さらに、エラー均一保護方式とエラー不均
一保護方式との間の重要な相違に留意する必要がある。
前者においては、いわゆる符号化済みのビットに対する
エラー保護は、部分集合シーケンスの間の最小距離によ
って決定される一方、符号化されていないビットに対す
るエラー保護は、1つの部分集合内部の記号間の最小距
離によって決定される。エラー均一保護方式の設計の場
合、すべてのデータに対して均一なエラー保護が望まれ
るので、これら2つの最小値は互いに可能な限り近い方
が望ましい。これらの方式の性能は、部分集合内の記号
間の距離によって支配される。このことは、部分集合シ
ーケンスの間に所望の距離を達成するために符号の複雑
さをいつでも増すことができるという事実に起因する。
【0040】不均一なエラー保護の場合、対比してみる
と、超記号における記号は、重要度の低いビットによっ
て選択される。これらの記号間の距離は、MIDより十
分小さくすることができる。事実、その距離は、全体と
してのコンステレーションの記号間の距離のみによって
制限される。この距離は、重要度の低いビットに対し必
要な水準のエラー保護を与えるように選定される。その
距離を一度固定すると、この事実を利用するために部分
集合の分割を行うことができ、このようにして、同じ複
雑さで通常の符号化変調によって可能であるより長い超
記号シーケンス間の距離の実現を可能とする。このよう
にして、もはや制約を受けることなく、超記号の内部に
おいてすべての記号を互いに離しておくことができる。
【0041】以上のことを考慮すると、エラー不均一保
護信号方式において有用なコンステレーションは、超記
号の中の少なくとも1つの超記号の記号の少なくとも幾
つかの間の最小距離がMIDより小さいという事実によ
って特徴付けられる。事実、この一般的な種類のコンス
テレーションは周知である。しかしながら、従来の分野
では、超記号の記号間の最小距離は、全体としてのコン
ステレーションの記号間の最小距離と同じである。対比
してみると、本発明の原理を実現したコンステレーショ
ンはそれほど制約を受けない。つまり、超記号の中の少
なくとも1つの超記号の記号の中の少なくとも幾つかの
間の最小距離は、全体としてのコンステレーションの記
号間の最小距離より大きく、やはりMIDより依然とし
て小さい。図解的に言えば、この基準を満たすコンステ
レーションは、一般に、(均一なエラー保護方式に使用
されるコンステレーションの部分集合がそうであるよう
に)少なくともある程度は重複する超記号を有すると思
われる。つまり、少なくとも1つの超記号の少なくとも
1つの記号が、異なる超記号の各記号対に、その記号対
の互いの距離より近くなる。
【0042】本発明の原理を具体化する説明のための3
2記号のコンステレーションを図7に示す。このコンス
テレーションは、4つの超記号に分割され、それを構成
する記号には、それぞれA、B、CおよびDとラベルを
付けてある。「X」とラベルを付けた距離は、例えば1
であることもあり、これによって、個々の記号が不均一
に配置されたコンステレーションを与えることができ
る。あるいは、「X」を----31/2のように----1より
大きくすることも可能であり、これによって、超記号間
の距離の幾つかは大きくなる。これにより、エラー保護
の所望の水準を達成する上で設計の自由度がさらに加え
られる。
【0043】図7のコンステレーションのMIDは、
「2」であり、これは、図8(同じコンステレーション
がエラー均一保護を与えるように分割されている)の考
察から確認することができる。つまり、例えば「A」と
ラベルが付けられた任意の2つの記号間の最小距離が実
際に「2」である。図7において、対比してみると、本
発明により対応する最小距離は、「2」より小さい。具
体的には、21/2である。さらに、図式的に見ることに
より、部分集合AおよびBは、部分集合CおよびDと同
様に互いに重複し合う。(従って、図4において行った
ように超記号を囲む四角を描くことは不可能である。)
【0044】別の説明のための、本発明の原理を実現す
るコンステレーション(これは64個の記号を有する)
を図9に示す。この場合も、コンステレーションは、図
7に対して使用したものと同様のラベルの付け方を用い
てラベル付けした4つの超記号に分割されている。
【0045】(図10から図14のコンステレーション
も、上記の二重距離基準は満たさないが、使用可能であ
る。これらのコンステレーションにおいても上記と同様
のラベルの付け方を用いているので、それについては、
さらに説明の必要はない。)
【0046】次の第1表および第2表は、a)マルチレ
ベル符号化の使用、および、b)本発明の原理を実現す
るコンステレーション、の組合せによって与えられる優
れた柔軟性を示すものである。エラー不均一保護信号方
式により、a)最重要ビットの割合、b)符号の全体的
な冗長度、c)符号化利得、およびピーク電力対平均電
力の比(これは、地上および衛星の電話チャネルのよう
な電力が限られたチャネルの場合、重要な考慮項目であ
る)の種々の異なる組み合わせが与えられる。第1表
は、ビットの25%が最重要ビットを構成する符号の表
である。第2表は、その他の種々の割合のビットが最重
要ビットを構成する符号の表である。さまざまな可能性
のうちには、本発明の原理を実現する図7および図9の
コンステレーションを使用する実施例もある。
【表1】
【表2】
【表3】
【0047】これらの表において、Pは次元あたりの平
均電力を表し、PARはピーク電力対平均電力の比を、
2はその引数によって表される超記号の間のユークリ
ッド距離の2乗を、Γは最重要ビットに対する公称符号
化利得を、そしてγは重要度の比較的低いビットに対す
る公称符号化利得を示し、[g1,g2]は指定された畳
み込み符号に対する8進表記の生成マトリックスであ
り、Lはパリティ検査符号の長さである。不均一なコン
ステレーションに対する不均一性の程度は、zによって
決定される。また、これらの表は、達成可能な利得をx
の関数として示す。
【0048】第1表および第2表に掲げたようなエラー
不均一保護信号方式の設計において、一般に、あるパラ
メータの値が与えられなければならない。これらの値に
は、(a)利用可能なチャネルの帯域幅、(b)最悪の
場合のチャネルSNR、(c)ビットの等級の数、
(d)各等級におけるビットの割合、(e)最悪なチャ
ネル状態の下で最終的に受信される信号の所望の品質、
(f)容認できる復号器の複雑度、および(g)ピーク
電力対平均電力の比が含まれる。これらが与えられる
と、与えられたパラメータの値を用いてエラー不均一保
護方式の設計に移ることができる。
【0049】一般に、記号あたり約1つの全体的冗長ビ
ットを許すように信号コンステレーションを選択するこ
とから開始する。必要な超記号の数は、記号あたりの重
要なビットの実際の数によって決定する。例えば、ビッ
トの25%以上で50%以下が重要であり、利用できる
帯域幅および必要とされる全体的なビット率により、例
えば記号あたり4情報ビットと示される場合、記号あた
り1情報ビットを伝送しなければならない。さらに、重
要なビットに対しある量の冗長性を与えることが望まれ
ると仮定すると、4つの超記号を有する2次元コンステ
レーションを用いることが合理的である。ここに開示し
た種々のコンステレーションやその他の所望のコンステ
レーションを初期の設計の選択として使用することがで
きる。特に、本発明の原理を実現するコンステレーショ
ンが使用可能である。次に、ビット流に対して使用する
べき符号化方式を、必要な相対的な冗長性によって選択
する。分析により、最悪の場合のSNRにおいて望まれ
る品質がこの時点で至る設計により達成できないような
らば、実際にそれを達成できるかどうかを調べる目的で
別のコンステレーション(図7および9に示すパラメー
タ「X」の異なる値を有するコンステレーションを含
む)か、またはその他の符号を調査することができる。
これができないようならば、容認可能な復号器の複雑度
のような以前に与えた条件を1つ以上緩和しなければな
らない場合もある。符号の設計の選択に影響し得る他の
パラメータのほか、他の設計基準も考えられる。
【0050】本発明の1つの目的によれば、特定された
各超記号から記号を選択するために使用されるビットの
値をそれらの記号に割り当てるのに都合のよい方法が与
えられる。その方法に従って、それぞれ異なる超記号か
らの記号の対の間の距離がそれら2つの超記号の記号の
任意の対の間の最小距離である場合、前記の記号の対を
同じ重要度の比較的低いビットの値に割り当てる。この
ような方法を図10に示す。同図においては、図4と同
様に、各記号は、b2、b1およびb0の組の値でラベル
が付けられている。例えば、超記号Ω00、Ω01、Ω10、
およびΩ11のそれぞれにおいて110とラベル付けされ
た記号は、すべて前記の基準を満たす。このようなラベ
ルの付け方(これは、コンステレーションおよび超記号
の幾何学的状態に応じて等級を変化させるように実現す
ることができる)は、正しい超記号シーケンスの再生時
にエラーが起こっても重要度の比較的低いビットが正し
く復号される確率が改善されるという点において好都合
である。これに加えて、前記の最小距離基準を満たさな
いような記号に対するビット割り当てを同様に賢明に選
択することよってさらに恩恵を得ることも可能である。
しかしながら、これは、図4のコンステレーションに関
連して先に説明した例の場合のように超記号の内部の記
号に対して実施される符号化によって課せられる制限の
範囲内で実行する必要がある。
【0051】以上は、本発明の原理を単に説明しただけ
である。例えば、2次元のコンステレーションを示した
が、本発明は、2次元以上のコンステレーションを用い
る方式の場合も使用することができる。
【0052】また、本明細書では、例えばソース符号
器、スクランブラのように個別的な機能構成ブロックに
よって実施されるように本発明を説明したが、それらの
構成ブロックの任意の1つ以上を1つ以上の適切なプロ
グラムされたプロセッサ・チップ、デジタル信号プロセ
ッサ(DSP)チップなどを用いて実施することも可能
である。
【0053】従って、この技術分野の当業者であれば、
本発明の種々の変形例が考えられるが、それらはいずれ
も本発明の技術的範囲に包含される。
【0054】尚、特許請求の範囲に記載した参照番号
は、発明の容易なる理解のためで、その技術的範囲を制
限するように解釈されるべきではない。
【0055】
【発明の効果】本発明によれば、非重要データ要素値が
正確に復号される確率は、超記号内の特定の記号に非重
要データ要素値を割り当てる特定の方式によって増加さ
れる。特に、それぞれ異なる超記号からの記号の対に対
して、その記号対の間の距離が、それら2つの超記号の
記号の任意の対の間の最小距離である場合、その記号対
に同一の非重要データ要素値が割り当てられる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を使用可能な送信機のブロック図であ
る。
【図2】図1の送信機によって送信される送信信号のた
めの受信機のブロック図である。
【図3】従来の技術の信号コンステレーションの図であ
る。
【図4】超記号を有する信号コンステレーションの図で
ある。
【図5】図1の送信機において使用されるマルチレベル
符号器の図である。
【図6】図1の送信機において使用されるマルチレベル
符号器の図である。
【図7】本発明の原理によって、図1の送信機で使用可
能な信号コンステレーションの図である。
【図8】エラー均一保護方式で一般に使用される種類の
信号コンステレーションの図である。
【図9】図1の送信機で使用可能な他の信号コンステレ
ーションの図である。
【図10】図1の送信機で使用可能な他の信号コンステ
レーションの図である。
【図11】図1の送信機で使用可能な他の信号コンステ
レーションの図である。
【図12】図1の送信機で使用可能な他の信号コンステ
レーションの図である。
【図13】図1の送信機で使用可能な他の信号コンステ
レーションの図である。
【図14】図1の送信機で使用可能な他の信号コンステ
レーションの図である。
【図15】図2の受信機で用いられる多段復号器の例を
示す図である。
【図16】図2の受信機で用いられる多段復号器の例を
示す図である。
【符号の説明】
101 ビデオ信号源 104 ソース符号器 110、111 スクランブラ 114、115 チャネル符号器 131 コンステレーション・マッパー 141 通過帯域整形器 151 テレビ変調器 211 テレビ・フロント・エンド処理 212 A/D 221 通過帯域チャネル等化器 231、232 チャネル復号器 241、242 デスクランブラ 253 ソース復号器 260 テレビ受信機
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ナンビラヤン セシャドリ アメリカ合衆国 07928 ニュージャー ジー チャサム、ヴァン ホーテン ア ヴェニュー 88 (56)参考文献 特開 平2−2277(JP,A) 特開 昭63−39239(JP,A) 特開 昭63−237646(JP,A) 特開 平3−228465(JP,A) 特開 平3−11829(JP,A) 特開 平2−291744(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) H04L 27/34 H03M 13/00 H04N 7/24

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 1記号期間あたりm+kビットのデータ
    ビットからなるデータビットグループを連続してチャネ
    ル符号化する装置において、 r>mとして、各記号期間中に、データビットグループ
    のmビットを冗長符号化してrビットの冗長符号化ビッ
    トグループを生成する手段(110、114)と、 所定のチャネル記号コンステレーションの複数のチャネ
    ル記号からそれぞれ構成される2r個の超記号のうちの
    特定の1つを、前記rビットの値の関数として特定する
    手段(131)と、 特定された1個の超記号のチャネル記号のうちの選択さ
    れた1つを表す信号を生成する手段(111、115)
    とからなり、 前記選択は、前記ビットグループの前記mビット以外の
    kビットの値の関数として実行され、 前記2r個の超記号のうちの少なくとも1つの中の記号
    間の最小距離が、(a)前記コンステレーションの最大
    部分集合内距離より小さく、(b)前記コンステレーシ
    ョン全体の記号間の最小距離より大きいことを特徴とす
    るチャネル符号化装置。
  2. 【請求項2】 異なる2つの超記号から1つずつとった
    2個の記号間の距離が、該2つの超記号から任意に1つ
    ずつとった記号間の距離の最小値に等しい場合に、該2
    個の記号に前記kビットの同じ値の集合が割り当てられ
    るように、前記コンステレーションの記号に前記kビッ
    トの値の集合を割り当て、その割り当てられる値の関数
    として前記選択が実行されることを特徴とする請求項1
    の装置。
  3. 【請求項3】 前記mビットが、前記kビットによって
    表される情報の部分より重要な情報の部分を表すよう
    に、ソース符号化入力情報によって前記データビットを
    生成する手段(104)をさらに有することを特徴とす
    る請求項1の装置。
  4. 【請求項4】 前記情報がテレビ情報であることを特徴
    とする請求項3の装置。
  5. 【請求項5】 前記生成手段が、p>kとして、pビッ
    トの冗長符号化グループを生成するために前記kビット
    を符号化し、該pビットの冗長符号化グループに応答し
    て前記記号を選択することを特徴とする請求項4の装
    置。
  6. 【請求項6】 データ要素の第1グループを符号化して
    データ要素の第1冗長符号化グループを生成するステッ
    プと、 第1冗長符号化グループに応答して、所定のチャネル記
    号コンステレーションの複数の記号からそれぞれ構成さ
    れる複数の超記号のうちの1つを特定するステップと、 第2グループのデータ要素に少なくとも応答して、特定
    された超記号の記号のうちの特定の1つを選択するステ
    ップと、 選択された記号を表す信号を通信チャネルに送信するス
    テップとからなり、 超記号のうちの少なくとも1つの中の記号間の最小距離
    が、(a)前記コンステレーションに対する最大部分集
    合内距離より小さく、(b)前記コンステレーション全
    体の記号間の最小距離より大きいことを特徴とするチャ
    ネル符号化方法。
JP4314326A 1991-10-31 1992-10-30 チャネル符号化装置および方法 Expired - Lifetime JP2801481B2 (ja)

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
US786164 1991-10-31
US07/786,164 US5305352A (en) 1991-10-31 1991-10-31 Coded modulation with unequal error protection

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH06292160A JPH06292160A (ja) 1994-10-18
JP2801481B2 true JP2801481B2 (ja) 1998-09-21

Family

ID=25137774

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP4314326A Expired - Lifetime JP2801481B2 (ja) 1991-10-31 1992-10-30 チャネル符号化装置および方法

Country Status (4)

Country Link
US (1) US5305352A (ja)
EP (1) EP0540232B1 (ja)
JP (1) JP2801481B2 (ja)
DE (1) DE69224034T2 (ja)

Families Citing this family (75)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5544328A (en) * 1991-10-31 1996-08-06 At&T Bell Laboratories Coded modulation with unequal error protection
EP0545581B1 (en) * 1991-12-06 1999-04-21 National Semiconductor Corporation Integrated data processing system including CPU core and parallel, independently operating DSP module
GB9217819D0 (en) * 1992-08-21 1992-10-07 Philips Electronics Uk Ltd Data coding system
DE69317867T2 (de) * 1992-12-14 1998-10-22 Koninkl Philips Electronics Nv Verfahren und Vorrichtung zur Realisierung eines Quasiproduktkodes mit verschiedenen Fehlerschutzstufen
JPH06237275A (ja) * 1993-02-10 1994-08-23 Fujitsu Ltd 特殊アイパターンおよび特殊アイパターンを用いた変復調方式
US5633881A (en) * 1993-02-22 1997-05-27 Qualcomm Incorporated Trellis encoder and decoder based upon punctured rate 1/2 convolutional codes
US5565926A (en) * 1993-05-07 1996-10-15 Philips Electronics North America Corporation Method and apparatus for communicating digital television signals using a signal constellation formed by four signal constellations placed in the quadrants
US5684834A (en) * 1993-06-14 1997-11-04 Paradyne Corporation Simultaneous analog and digital communication using fractional rate encoding
FR2707130A1 (fr) * 1993-06-30 1995-01-06 Philips Laboratoire Electroniq Système de réception et de décodage de signaux numériques selon deux niveaux de définition d'image.
US5446758A (en) * 1993-07-08 1995-08-29 Motorola, Inc. Device and method for precoding
US5596604A (en) * 1993-08-17 1997-01-21 Amati Communications Corporation Multicarrier modulation transmission system with variable delay
DE69427024T2 (de) * 1993-12-03 2001-10-18 Koninklijke Philips Electronics N.V., Eindhoven Digitales vermittlungssystem und empfänger zur verwendung darin
US5598435A (en) * 1993-12-23 1997-01-28 British Telecommunications Public Limited Company Digital modulation using QAM with multiple signal point constellations not equal to a power of two
TW249873B (en) * 1994-03-21 1995-06-21 At & T Corp Time division multiplexing data communication arrangement with different signal constellation
JPH07283740A (ja) * 1994-04-05 1995-10-27 Sony Corp 送信装置、受信装置、および伝送システム
US5398073A (en) * 1994-04-12 1995-03-14 At&T Corp. Concatenated coded vestigial sideband modulation for high definition television
CA2145566C (en) * 1994-04-29 1999-12-28 Nambirajan Seshadri Methods of and devices for enhancing communications that use spread spectrum technology
US5903546A (en) * 1994-08-31 1999-05-11 Sony Corporation Means and method of improving multiplexed transmission and reception by coding and modulating divided digital signals
US5832041A (en) * 1994-10-21 1998-11-03 Philips Electronics North America Corporation 64 QAM signal constellation which is robust in the presence of phase noise and has decoding complexity
US5533004A (en) * 1994-11-07 1996-07-02 Motorola, Inc. Method for providing and selecting amongst multiple data rates in a time division multiplexed system
US5659579A (en) * 1995-02-01 1997-08-19 Lucent Technologies Inc. Multilevel coding for fractional bits
WO1996027962A2 (en) * 1995-03-03 1996-09-12 Philips Electronics N.V. Error protected multichannel digital data transmission system and method having graceful degration quality through multi-resolution, and transmitter station and receiver station for use in such system
US6307868B1 (en) * 1995-08-25 2001-10-23 Terayon Communication Systems, Inc. Apparatus and method for SCDMA digital data transmission using orthogonal codes and a head end modem with no tracking loops
US5691992A (en) * 1995-10-12 1997-11-25 Ericsson Inc. Punctured coding system for providing unequal error protection in a digital communication system
US5825807A (en) * 1995-11-06 1998-10-20 Kumar; Derek D. System and method for multiplexing a spread spectrum communication system
US5966401A (en) * 1995-12-27 1999-10-12 Kumar; Derek D. RF simplex spread spectrum receiver and method with symbol deinterleaving prior to bit estimating
DE19609909A1 (de) 1996-03-14 1997-09-18 Deutsche Telekom Ag Verfahren und System zur OFDM-Mehrträger-Übertragung von digitalen Rundfunksignalen
EP2280494A3 (en) * 1996-04-26 2011-12-07 AT & T Corp. Method and apparatus for data transmission using multiple transmit antennas
US5949796A (en) * 1996-06-19 1999-09-07 Kumar; Derek D. In-band on-channel digital broadcasting method and system
WO1997050218A1 (en) * 1996-06-26 1997-12-31 Philips Electronics N.V. Trellis coded qam using rate compatible, punctured, convolutional codes
US5822371A (en) * 1997-02-14 1998-10-13 General Datacomm Inc. Mapper for high data rate signalling
US5970098A (en) * 1997-05-02 1999-10-19 Globespan Technologies, Inc. Multilevel encoder
FR2765445B1 (fr) * 1997-06-30 1999-09-10 France Telecom Protocole et reseau adaptatif de diffusion a large bande audio-video pour recepteurs radiofrequences mobiles
KR100374032B1 (ko) * 1997-09-11 2003-05-22 삼성전자주식회사 이동통신시스템의코딩및주파수다이버시티구현방법및장치
EP0963631A2 (en) * 1997-10-09 1999-12-15 Hughes Electronics Corporation Adaptable overlays for forward error correction schemes based on trellis codes
US6075821A (en) * 1997-12-16 2000-06-13 Integrated Telecom Express Method of configuring and dynamically adapting data and energy parameters in a multi-channel communications system
US6094459A (en) * 1997-12-16 2000-07-25 Integrated Telecom Express Circuit for configuring data and energy parameters in a multi-channel communications system
US6128348A (en) * 1997-12-16 2000-10-03 Integrated Telecom Express Method for configuring data and energy parameters in a multi-channel communications system
US6084917A (en) 1997-12-16 2000-07-04 Integrated Telecom Express Circuit for configuring and dynamically adapting data and energy parameters in a multi-channel communications system
US6084906A (en) * 1997-12-17 2000-07-04 Integrated Telecom Express ADSL transceiver implemented with associated bit and energy loading integrated circuit
US5909454A (en) * 1998-01-20 1999-06-01 General Instrument Corporation Intermediate rate applications of punctured convolutional codes for 8PSK trellis modulation over satellite channels
KR100577170B1 (ko) * 1999-03-10 2006-05-10 엘지전자 주식회사 디지털 티브이(Digital TV)의 락킹(LOCKING)장치 및 방법
JP3728578B2 (ja) * 1999-03-31 2005-12-21 富士通株式会社 マルチキャリア伝送における不均一誤り保護方法並びにその符号器及び復号器
TW444506B (en) 1999-09-16 2001-07-01 Ind Tech Res Inst Real-time video transmission method on wireless communication networks
US6307890B1 (en) * 1999-12-06 2001-10-23 Cue Corporation High density FM subcarrier modulation with standardized network layer
US7190732B2 (en) * 2000-04-06 2007-03-13 Lucent Technologies Inc. Multilevel coding with unequal error protection and time diversity for bandwidth efficient transmission
JP3987274B2 (ja) * 2000-08-21 2007-10-03 株式会社日立国際電気 多値変調方式の伝送装置
DE10057282C2 (de) * 2000-11-17 2003-12-04 Bosch Gmbh Robert Verfahren zur codierten Modulation
KR100539862B1 (ko) * 2001-04-04 2005-12-28 삼성전자주식회사 부호분할다중접속 이동통신시스템에서 데이타 송/수신장치및 방법
US7318185B2 (en) 2001-08-23 2008-01-08 Nortel Networks Limited Method and apparatus for scrambling based peak-to-average power ratio reduction without side information
WO2003019791A2 (en) 2001-08-23 2003-03-06 Nortel Networks Limited System and method for reducing the peak power in multi-carrier modulation
JP2003152553A (ja) * 2001-11-13 2003-05-23 Ntt Docomo Inc 復号方法及び通信装置
DE60114849T2 (de) * 2001-11-16 2006-04-20 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd., Kadoma ARQ Sendewiederholung mit Anforderungswiederholungs-Schema das mehrere Redundanz-Versionen verwendet und Empfänger/Sender dafür
US20030110434A1 (en) * 2001-12-11 2003-06-12 Amrutur Bharadwaj S. Serial communications system and method
WO2003069867A1 (en) 2002-02-12 2003-08-21 British Telecommunications Public Limited Company Gaussian fsk modulation with more than two modulation states
EP1335548A1 (en) * 2002-02-12 2003-08-13 BRITISH TELECOMMUNICATIONS public limited company Gaussian FSK multiresolution system employing unequal error protection
US7020226B1 (en) 2002-04-04 2006-03-28 Nortel Networks Limited I/Q distortion compensation for the reception of OFDM signals
EP1502439B1 (en) * 2002-04-30 2007-06-20 Koninklijke Philips Electronics N.V. Backward compatible dvb-s standard transmission system
US7043681B2 (en) * 2002-05-03 2006-05-09 Ibiquity Digital Corporation Digital audio broadcasting method and apparatus using complementary pattern-mapped convolutional codes
FR2845227B1 (fr) * 2002-10-01 2005-01-14 Telediffusion De France Tdf Procede de reception d'un signal module selon une technique de codage multi-niveaux, procede de decodage, dispositif de reception, systeme de codage-decodage et applications correspondant
US7613985B2 (en) * 2003-10-24 2009-11-03 Ikanos Communications, Inc. Hierarchical trellis coded modulation
CN100563144C (zh) * 2005-08-12 2009-11-25 华为技术有限公司 一种多用户映射信号的解调方法
US7907070B2 (en) * 2008-09-12 2011-03-15 Sharp Laboratories Of America, Inc. Systems and methods for providing unequal error protection using embedded coding
US8792469B2 (en) * 2009-10-02 2014-07-29 Sharp Laboratories Of America, Inc. Coding a control message with determined data code block repetition
WO2011068119A1 (ja) * 2009-12-01 2011-06-09 日本電気株式会社 データ伝送方法、データ受信方法、データ変調装置及びデータ復調装置
CN102549994B (zh) * 2011-11-15 2014-03-05 华为技术有限公司 一种校正同相正交信号的方法和装置
JP5771134B2 (ja) * 2011-12-13 2015-08-26 日本放送協会 送信装置及び受信装置
US8959408B1 (en) * 2012-06-20 2015-02-17 Arris Enterprises, Inc. Forward error correction for communications systems
US9270411B2 (en) 2014-02-03 2016-02-23 Valens Semiconductor Ltd. Indicating end of idle sequence by replacing certain code words with alternative code words
US9270415B2 (en) 2014-02-03 2016-02-23 Valens Semiconductor Ltd. Encoding payloads according to data types while maintaining running disparity
US9407394B2 (en) 2014-02-03 2016-08-02 Valens Semiconductor Ltd. Frequent flow control by replacing certain idle words with bitwise complement words
US9594719B2 (en) 2014-02-03 2017-03-14 Valens Semiconductor Ltd. Seamless addition of high bandwidth lanes
US9401729B2 (en) 2014-02-03 2016-07-26 Valens Semiconductor Ltd. Maintaining running disparity while utilizing different line-codes
US9270403B2 (en) 2014-02-03 2016-02-23 Valens Semiconductor Ltd. Indicating end of idle sequence by replacing expected code words while maintaining running disparity
DE102016220886B3 (de) 2016-10-24 2018-03-08 Fraunhofer-Gesellschaft zur Förderung der angewandten Forschung e.V. Interleaving für die Übertragung von Telegrammen mit variabler Subpaketanzahl und sukzessiver Decodierung

Family Cites Families (11)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US4346473A (en) * 1980-02-26 1982-08-24 Harris Corporation Error correction coding method and apparatus for multilevel signaling
US4494239A (en) * 1982-05-26 1985-01-15 At&T Bell Laboratories Frame synchronization and phase ambiguity resolution in QAM transmission systems
US4597090A (en) * 1983-04-14 1986-06-24 Codex Corporation Block coded modulation system
US4644537A (en) * 1984-12-24 1987-02-17 American Telephone And Telegraph Company Inband coding of secondary data
US4882733A (en) * 1987-03-13 1989-11-21 Ford Aerospace Corporation Method and apparatus for combining encoding and modulation
US5134464A (en) * 1990-11-16 1992-07-28 North American Philips Corporation Method and apparatus for the transmission and reception of a multicarrier digital television signal
US5105443A (en) * 1990-05-29 1992-04-14 At&T Bell Laboratories Inband coding of secondary data
US5105442A (en) * 1990-11-07 1992-04-14 At&T Bell Laboratories Coded modulation with unequal error protection
US5164963A (en) * 1990-11-07 1992-11-17 At&T Bell Laboratories Coding for digital transmission
US5214656A (en) * 1990-12-13 1993-05-25 At&T Bell Laboratories Multiplexed coded modulation with unequal error protection
US5544328A (en) * 1991-10-31 1996-08-06 At&T Bell Laboratories Coded modulation with unequal error protection

Also Published As

Publication number Publication date
EP0540232A3 (en) 1993-08-11
EP0540232A2 (en) 1993-05-05
DE69224034T2 (de) 1998-04-23
US5305352A (en) 1994-04-19
JPH06292160A (ja) 1994-10-18
DE69224034D1 (de) 1998-02-19
EP0540232B1 (en) 1998-01-14

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2801481B2 (ja) チャネル符号化装置および方法
JP2801482B2 (ja) 情報通信装置
JP2665091B2 (ja) 符号化変調方法および装置
JP2665092B2 (ja) 情報通信方法および情報通信装置
US5214656A (en) Multiplexed coded modulation with unequal error protection
JP3421163B2 (ja) 高品位テレビのための連結符号化残留側波帯変調
JP2509784B2 (ja) フェイジング・チャネルで送信する装置および方法
US5467132A (en) Method for digital transmission of hierarchical HDTV, EDTV and SDTV television signals
Ramchandran et al. Multiresolution broadcast for digital HDTV using joint source/channel coding
KR970002702B1 (ko) 트렐리스 코드화 큐에이엠(qam)을 이용한 압축비디오와 같은 디지탈 정보의 통신방법 및 그 장치
US7609787B2 (en) Reception of a signal modulated according to a multilevel coding technique
JP3269858B2 (ja) 伝送装置
JPH0630056A (ja) データ送受信装置および方法
JPH06164534A (ja) 連接された符号による符号化変調の分割に基づくディジタル信号伝送システム
EP1324558B1 (en) Multiresolution broadcast transmitter and method using Gaussian trellis shaping to reduce average signal power and corresponding multi-stage decoder
KR20000018531A (ko) 디지털 티브이의 송/수신 장치
JPH02291744A (ja) 符号化変調方式
KR0134327B1 (ko) 격자부호변조기법과 잔류측대역을 이용한 디지탈 송수신장치
Kato et al. Study of multidimensional coded modulation in land mobile radio communication
MXPA96000925A (en) Coded modulation with gain of conformac

Legal Events

Date Code Title Description
R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080710

Year of fee payment: 10

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080710

Year of fee payment: 10

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090710

Year of fee payment: 11

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090710

Year of fee payment: 11

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100710

Year of fee payment: 12

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110710

Year of fee payment: 13

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110710

Year of fee payment: 13

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120710

Year of fee payment: 14

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130710

Year of fee payment: 15

EXPY Cancellation because of completion of term
FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130710

Year of fee payment: 15