JPH04322247A - 帯電防止性が改良されたハロゲン化銀写真感光材料 - Google Patents

帯電防止性が改良されたハロゲン化銀写真感光材料

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JPH04322247A
JPH04322247A JP11810291A JP11810291A JPH04322247A JP H04322247 A JPH04322247 A JP H04322247A JP 11810291 A JP11810291 A JP 11810291A JP 11810291 A JP11810291 A JP 11810291A JP H04322247 A JPH04322247 A JP H04322247A
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はハロゲン化銀写真感光材
料に関し、帯電防止性の経時劣化を防止できる、Xレイ
フィルム用として好適なハロゲン化銀写真感光材料に関
する。
【0002】
【発明の背景】医療用Xレイフィルムが血管造影、骨部
撮影に用いられる場合には、適確な診断を行なうため優
れた画像が要求される。血管造影用感光材料および骨部
撮影用感光材料は仕上がりの画像コントラストが高くな
るので、診断に適した優れた画像を得るためにはフィル
ムのブルー濃度を高くすればよいことが知られている。 そのための方法としては、例えば特開昭60−2436
54号公報明細書に記載の如く親水性コロイド層中に油
溶性染料を添加する方法が挙げられる。
【0003】ところがハロゲン化銀写真感光材料に油溶
性染料を添加すると帯電防止性の経時劣化が著しく、問
題であった。帯電防止性が十分でないと静電電荷が蓄積
され、いわゆるスタチックマーク発生の原因となる。こ
れは写真フィルムの商品価値を損ねるだけでなく、特に
医療用Xレイフィルムにおいては、正確な診断が困難と
なり危険につながることになるのでできるだけ避けなけ
ればならない。このようなスタチックマークの発生を防
止するために、感光材料にアニオン性界面活性剤および
ノニオン性界面活性剤を含む帯電防止層を設ける方法が
知られている。
【0004】
【発明が解決すべき課題】しかし上述の油溶性染料を添
加した感光材料では、従来の方法で帯電防止層を設けて
も、帯電防止性の経時劣化が激しく、帯電防止の効果を
維持することが難しかった。
【0005】本発明は上記問題点を解決すべくなされた
ものであり、本発明の目的はブルー濃度が高く、かつ帯
電防止性の経時劣化を防ぐことができるハロゲン化銀写
真感光材料を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、支持体上に少
なくとも1層の感光性ハロゲン化銀乳剤層および表面保
護層を含む写真構成層を有するハロゲン化銀写真感光材
料において、該写真構成層の少なくとも1層に油溶性染
料を含有し、表面保護層にアニオン性界面活性剤、ノニ
オン性界面活性剤、平均粒子径0.2〜4μmのマット
剤の少なくとも1種および平均粒子径5〜10μmのマ
ット剤の少なくとも1種を含有することを特徴とするハ
ロゲン化銀写真感光材料によって達成される。
【0007】以下本発明を更に詳しく説明する。本発明
のハロゲン化銀写真感光材料は写真構成層中の少なくと
も一層に油溶性染料を含有する。油溶性染料としては下
記一般式(1)で表わされる化合物を好ましく用いるこ
とができる。
【0008】
【化1】 式中、R9,R10,R11,R12およびR13はそ
れぞれ水素原子、水酸基、メチル基、エチル基、プロピ
ル基、SO3M基(Mは水素原子又はアルカリ金属原子
R9,R10,R11,R12およびR13はそれぞれ
同じでも異なっていてもよく、置換基を有していてもよ
い。
【0009】以下本発明に好ましく用いられる油溶性染
料の具体的例示化合物を挙げる。
【0010】
【化2】
【0011】
【化3】
【0012】
【化4】
【0013】
【化5】 上記の染料は、例えばテラゾールブルーなどの商品名で
サイド社から市販されており、容易に入手することがで
きる。上記の染料は、ハロゲン化銀乳剤層中で吸収極大
値が570〜700μmを有する。
【0014】添加方法としては、当業界で採用されてい
る例えばカラー用カプラー等の分散方法に準じた実質的
に水不溶性の高沸点有機溶剤に溶解し、必要に応じて低
沸点溶剤と共に溶解し、界面活性剤を含むゼラチン水溶
液と混合して、コロイドミル、ホモジナイザー、超音波
分散装置などの乳化装置により乳化分散したのち、ハロ
ゲン化銀乳剤層中に添加される。上記高沸点溶剤、低沸
点溶剤、界面活性剤およびゼラチンとしては例えば特開
昭60−243654号第6頁記載のものが好ましく用
いられる。
【0015】なお、本発明において一般式(1)で表わ
される染料は低沸点溶剤のみに溶解した状態で乳化分散
することも可能であり、また、ポリマーラテックス溶液
を使用した分散法により分散したのち、写真乳剤層中に
添加することも可能である。また、上記乳化分散工程に
おいて、油溶性染料を単独で分散しても、酸化防止剤、
ステイン防止剤、蛍光増白剤等の写真用添加剤とともに
乳化分散して使用してもよい。
【0016】一般式(1)で表わされる化合物は、溶剤
により一般的な分散方法によって用いられる。使用量は
化合物の種類或は感光材料の種類などにより一様ではな
いが、通常感光材料の片面当たり1mg〜100mgの
範囲で用いられることが好ましく、より好ましくは2m
g〜30mgの範囲である。非ハロゲン化銀乳剤層に添
加する場合も同様の範囲の使用量であることが好ましい
【0017】本発明においてもっとも好ましい実施態様
としては、一般式(1)で表わされる化合物を前述した
方法によって分散した後ハロゲン化銀乳剤層に添加含有
せしめることが好ましく、乳剤に添加する時期は、ハロ
ゲン化銀乳剤製造工程のいづれの時期でもよいが、化学
熟成工程から塗布工程前の適宜な位置が選ばれることが
好ましく、より好ましくは化学熟成終了後の塗布前の工
程である。
【0018】本発明においては表面保護層にアニオン性
界面活性剤およびノニオン性界面活性剤を含有する。本
発明に好ましく用いられるアニオン性界面活性剤として
は下記一般式(2)で表わされるものが、またポリオキ
シエチレン基を有する好ましいアニオン性界面活性剤と
しては下記一般式(3)で表わされるものが挙げられる
【0019】
【化6】 式中R1およびR2はアルキル基、アルケニル基、又は
アリール基を表わし、同じでも異なっていてもよい。m
およびnはそれぞれ0または1を表わし、Mはカチオン
を表わす。
【0020】R1,R2およびMは具体的には例えば特
開平2−141739号公報明細書記載のものと同様の
ものが挙げられる。以下本発明に好ましく用いられる一
般式(2)で表わされる化合物の具体的例示化合物を示
すが本発明はこれらにより限定されるものではない。
【0021】
【化7】 および特開平2−141739号公報第3頁記載の例示
化合物No.I−1〜I−9などが挙げられる。
【0022】
【化8】 式中R1は炭素原子数1〜30の置換又は無置換のアル
キル基、アルケニル基又 無置換のアルキル基を示す。)を表わす。Bは置換又は
無置換のアルキル基、アルケニル基又はアリール基を表
わし、Dはアニオン基を表わし、nは酸化エチレンの平
均重合度を表わし、具体的には1〜50の数である。
【0023】本発明において、nは2〜10の範囲の数
であることが好ましく、Bは炭素原子数1〜6のアルキ
レン基であることが好ましく、更に好ましくはメチレン
基、エチレン基、プロピレン基、ブチレン基等を表わす
ことが好ましい。Dは Mは無機又は有機の陽イオンを表わし好ましくは水素原
子、アルカリ金属、アルカリ土類金属、アンモニウムま
たは低級アルキルアミンである。またA,BおよびR1
はそれぞれ一般式(3)で定義したものと同義である。
【0024】これらの化合物は、米国特許第3,026
,202号、同2,600,831号、同2,719,
087号、同3,201,252号、同3,415,6
49号、特開昭54−98235号、特公昭40−23
747号、英国特許第1,178,546号、同1,3
44,987号、米国特許第3,264,108号、同
2,600,831号等に記載されている。以下に上記
一般式(3)で表わされる化合物の具体的例示化合物を
示すが、本発明はこれらにより限定されるものではない
【0025】
【化9】
【0026】
【化10】
【0027】
【化11】 および特公昭56−1617号公報明細書第3〜4頁記
載の例示化合物No.I−1〜I−11、特開昭60−
76741号公報明細書第10頁記載の例示化合物No
.II−3〜4,II−9,II−17〜19等が挙げ
られる。
【0028】本発明に用いられるノニオン性界面活性剤
としては、下記一般式(4),(4′)又は(4″)で
表わされる化合物を挙げることができる。
【0029】
【化12】 式中R1は炭素原子数1〜30の置換又は無置換のアル
キル基、アルケニル基又 無置換のアルキル基を示す。)を表わす。R2,R3,
R7,R9は水素原子、置換もしくは無置換のアルキル
基、アリール基、アルコキシ基、ハロゲン原子、アシル
基、アミド基、スルホンアミド基、カルバモイル基又は
スルファモイル基を表わす。式中R6及びR8は、置換
もしくは無置換のアルキル基、アリール基、アルコキシ
基、ハロゲン原子、アシル基、アミド基、スルホンアミ
ド基、カルバモイル基又はスルファモイル基を表わす。 一般式(4″)においてフェニル環の置換基は左右非対
称でもよい。R4及びR5は、水素原子、置換もしくは
無置換のアルキル基、又はアリール基を表わす。R4と
R5、R6とR7及びR8とR9は互いに連結して置換
又は無置換の環を形成してもよい。n1,n2,n3及
びn4は酸化エチレンの平均重合度を表わし、2〜50
の数である。又、mは平均重合度を表わし、2〜50の
数である。
【0030】以下本発明に好ましく用いられる一般式(
4)、(4′)又は(4″)で表わされる化合物の具体
的例示化合物を示すが本発明はこれらにより限定される
ものではない。
【0031】
【化13】
【0032】
【化14】
【0033】
【化15】
【0034】
【化16】 および特開昭52−55521号公報明細書第2頁記載
の例示化合物No.I−1〜I−7、特開昭60−76
741号公報明細書第5〜8頁記載の例示化合物I−1
5〜18,I−20〜21,I−24,I−29,I−
34,I−44,I−60などが挙げられる。
【0035】上記化合物はそれぞれ相当する脂肪酸モノ
エタノールアミドにエチレンオキシドを加え反応せしめ
ることにより容易に合成することができる。たとえば市
販品のアミゼット5C、アミゼット10C(いずれも日
光ケミカル社製)等もこの化合物4に属するものであり
、本発明において用いることができる。
【0036】上記界面活性剤の使用量は、使用する写真
感光材料の形態、種類又は塗布方式等により異なるが、
一般には写真感光材料の1m2当り1〜1,000mg
で用いられることが好ましく、特に5〜200mgが好
ましい。上記界面活性剤を写真感光材料の層中に適用す
る方法は、水或いはメタノール、エタノール、アセトン
等の有機溶剤又は水と前記有機溶媒の混合溶媒に溶解し
たのち、支持体上の感光性乳剤層、非感光性の補助層(
例えば、バッキング層、ハレーション防止層、中間層、
保護層等)中に含有せしめるか又は支持体の表面に噴霧
、塗布あるいは、該溶液中に浸漬して乾燥すればよい。 この際、ノニオン界面活性剤及びアニオン界面活性剤を
それぞれ2個以上混合して用いてもよい。
【0037】本発明のハロゲン化銀写真感光材料は表面
保護層に平均粒子径0.2〜4μmのマット剤(以下小
粒径マット剤と称すこともある。)の少なくとも1種を
含有するが、好ましくは平均粒子径1〜4μmのマット
剤である。また上記表面保護層には平均粒子径5〜10
μmのマット剤(以下大粒径マット剤と称すこともある
。)の少なくとも1種も含有されることが必要であり、
好ましくは平均粒子径5〜8μmのマット剤を含有する
ことである。本発明において小粒径マット剤と大粒径マ
ット剤の添加量はそれぞれ5〜200mg/m2の範囲
であることが好ましい。またこれらマット剤は粒径比が
小粒径マット剤:大粒径マット剤が1:1.5〜1:1
0の範囲で使用されることが好ましい。本発明に好まし
く用いられるマット剤としてはポリメチルメタクリレー
トやポリアクリレートなどのポリマー粒子又はSiO2
粒子が挙げられる。
【0038】本発明に用いられるハロゲン化銀乳剤とし
ては特に制限はないが、例えば特開平2−162341
号公報明細書記載のものが挙げられ、これらは必要によ
り、従来公知の方法により例えば特開平2−16234
1号明細書記載の方法により化学増感等されていてもよ
い。また本発明のハロゲン化銀写真感光材料は例えば特
開平2−162341号記載の添加剤等を添加すること
もできる。本発明に好ましく用いられる支持体としては
例えば特開昭62−286037号記載のものが挙げら
れる。
【0039】本発明の感光材料はXレイフィルム等に好
ましく適用されるが、その他にもカラーネガ、リス感光
材料、黒白撮影感光材料等に適用することができる。
【0040】
【実施例】以下実施例を示すが本発明はこれらにより限
定されるものではない。
【0041】実施例1 (乳剤Aの調製)反応釜の条件として60℃、pAg=
8、そしてpH=2に保ちつつ、ダブルジェット法によ
り平均粒子径0.3μmの沃化銀2モル%を含むヨウ臭
化銀の単分散立方晶乳剤を得た。電子顕微鏡観察によれ
ば双晶の発生率は個数で1%以下であった。
【0042】この乳剤を種晶として、更に以下のように
成長させた。反応釜内にゼラチン水溶液を40℃に保ち
上記種晶を分散し、更にアンモニア水と酢酸を加えてp
H=9.5に調整した。アンモニア性銀イオン液にてp
Agを7.3に調整後、pH及びpAgを一定に保ちつ
つ、アンモニア性銀イオンと、ヨウ化カリウムと臭化カ
リウムを含む溶液をダブルジェット法で添加し、ヨウ化
銀30モル%を含むヨウ臭化銀層を形成せしめた。
【0043】酢酸と臭化銀を用いてpH=9、pAg=
9.0に調整した後にアンモニア性銀イオン液と臭化カ
リウムを同時に添加し、成長後粒径の90%にあたるま
で成長させた。この時pHは9.0から8.20まで徐
々に下げた。臭化カリウム液を加えpAg=11とした
後に、更にアンモニア性銀イオン液と臭化カリウムを加
えてpHを徐々に8まで下げながら成長せしめ、平均粒
径0.7μm、ヨウ化銀2モル%を含むヨウ臭化銀乳剤
を得た。
【0044】得られた乳剤を40℃に保ち、その中へナ
フタレンスルホン酸ナトリウムのホルマリンの縮合物(
平均重合度4〜6)の適量を加えて、ハロゲン化銀粒子
を沈降せしめ、上澄液を排出後、40℃の純水を加えた
のち、硫酸マグネシウムを添加し、再度ハロゲン化銀粒
子を沈降させ、上澄液を排除し乳剤Aを得た。
【0045】(乳剤Bの調整)水1リットル中にゼラチ
ン30g、臭化カリウム10.5g、チオエーテル[H
O(CH2)2S(CH2)2S(CH2)2S(CH
2)2OH]の0.5wt%水溶液10ミリリットルを
加えて溶解し、63℃に保った溶液中(pAg=9.1
,pH=6.5)に、攪拌しながら0.88モルの硝酸
銀溶液30ミリリットルと0.88モルの沃化カリウム
と臭化カリウムの混合溶液(モル比97:3)30ミリ
リットルを15秒間で同時に添加した後、1モルの硝酸
銀溶液600ミリリットルとモル比96.5:3.5の
臭化カリウムと沃化カリウムとからなる1モルの混合溶
液600ミリリットルとを70分かけて同時添加して、
平板状沃臭化銀乳剤を調製した。
【0046】得られた平板状ハロゲン化銀粒子は、平均
粒径1.15μmで、厚み0.10μmで、沃化銀含有
率が3.0モル%であった。この乳剤を沈澱法により脱
塩し、乳剤Bを得た。
【0047】得られた乳剤A,Bそれぞれにチオシアン
酸アンモニウム、塩化金酸及びハイポを加え、最高感度
が得られる条件で化学熟成を行ない、次いで安定剤とし
て4−ヒドロキシ−6−メチル−1,3,3a,7−テ
トラザインデンをハロゲン化銀1モル当り1.5g加え
て乳剤を調整した。
【0048】またそれぞれの乳剤の化学増感時に、下記
増感色素(A)を乳剤中の銀1モル当たり300mgと
、増感色素(B)を15mg添加した。
【0049】得られた各乳剤に、一般式[I]の例示化
合物(1)を下記調整法に従い分散して調整した後、例
示化合物(1)の含有量が感光材料の片面当たり7.5
mg/m2となるように添加した。
【0050】
【化17】
【0051】(Blue染料ゼラチン分散物の調整)一
般式[1]の例示化合物(1)の微細粉末10gを酢酸
エチル80ミリリットル、トリクレジルリン酸エステル
11gに溶解し、1.3gのトリイソプロピルナフタレ
ンスルホン酸ナトリウムおよび120gの10wt%ゼ
ラチン溶液と混合し、次いで高速回転で分散容器内の圧
力を徐々に減圧しながら分散を行った。なお、分散後の
平均粒径は0.1μmであった。但しこの高速回転分散
前のゼラチン溶液中には下記化合物(A)および(B)
を添加した。
【0052】
【化18】
【0053】(乳剤層用塗布液の調整)上記各乳剤に下
記に示す添加剤を加え乳剤層用塗布液を調整した。但し
添加量はハロゲン化銀1モル当たりの量で示してある。
【0054】
【化19】   t−ブチル−カテコール            
                         
  60mg  ポリビニルピロリドン(分子量10,
000)                     
   1.0 g  スチレン−無水マレイン酸共重合
体                        
    2.5 g  トリメチロールプロパン   
                         
           10 g  ジエチレングリコ
ール                       
                   7 g  ニ
トロフェニル−トリフェニルホスホニウムクロリド  
           28mg  1,3−ジヒドロ
キシベンゼン−4−スルホン酸アンモニウム    1
.7 g  2−メルカプトベンツイミダゾール−5−
スルホン酸ナトリウム  1.5mg
【0055】
【化20】
【0056】(保護層用塗布液の調整)ゼラチンにアニ
オン性界面活性剤、ノニオン性界面活性剤およびマット
剤を表1に示すように添加し、また下記に示す添加物を
添加して保護層用塗布液を調整した。但し下記添加物の
添加量はゼラチン1g当たりの量で示してある。
【0057】   コロイドシリカ(平均粒径0.013μm)   
                       70
mg  2,4−ジクロロ−6−ヒドロキシ−1,3,
5−トリアジン  ナトリウム塩          
                         
             30mg
【0058】
【化21】
【0059】得られた乳剤層用塗布液および保護層用塗
布液を厚さ180μmの下引き処理済のブルーに着色し
たポリエチレンテレフタレートフィルムベース上に、両
面に均一に塗布、乾燥して表1に示すように試料1〜1
6を作成した。但し感光材料試料片面当たりのゼラチン
量が乳剤層においては3.2g/m2、保護層において
は1.2g/m2となるように、また片面当たりの銀量
が2.0g/m2となるようにした。得られた試料1〜
16について下記に示す「くっつき」の評価を行なった
【0060】くっつきの評価 各試料をそれぞれ2枚ずつ10cm×12.5cmの大
きさに切断し、23℃,80%R.H.条件下で1時間
調湿した後、2枚の試料を重ね合わせ、その上に20c
m×20cmの板を乗せ、更に1kgの重りを乗せたま
ま約24時間放置して、2枚の試料のくっつき度合を下
記基準に従い評価した。その結果を表2に示す。 評価基準 ◎  非常に良好 ○  良好 △  実用上は問題なし ×  劣る
【0061】帯電防止性(スタチックマーク)の評価ま
た得られた各試料の帯電防止性を調べるためスタチック
マークの評価を行なった。試料1〜16を各3枚ずつ2
組用意し、3枚の試料を重ね合わせた後45%R.H.
条件下でそれぞれ封入・保存し、1組の試料1〜16を
1日経過した時点で、残りの1組の試料1〜16を10
0日経過した時点で取り出し、重ね合わせた3枚のまん
中の試料を、23℃,20%R.H.雰囲気下で1時間
調湿した後6cm×30cmに切断し、図1に示すよう
に先端に500gの重り13をぶら下げ、矢印方向に往
復5回、約0.8秒に1往復のスピードで、約30mm
φのネオプレンゴム棒10と接触させ強制的に摩擦した
。次いで未露光のまま、1日後および100日後の試料
1〜16をコニカXレイ自動現像機SRX−501を用
いて現像処理を行ない、目視によりスタチックマークの
有無を調べ下記基準に従い帯電防止性の評価を行なった
。結果を表2に示す。 評価基準 ◎  非常に良好 ○  良好 △  実用上問題ない ×  劣る
【0062】
【表1】 *1  試料8の小粒径マット剤のみSiO2粒子によ
るマット剤であり、これ以外の大粒径マット剤および小
粒径マット剤はポリメチルメタクリレート粒子によるマ
ット剤である。粒径はコールターカウンター法で測定し
た値である。 ノニオン性界面活性剤(本発明) IV−22        C11H23CONH(C
H2CH2O)5H
【0063】
【表2】
【0064】
【発明の効果】以上詳しく説明したように、本発明によ
りブルー濃度が高く、かつ帯電防止性の経時劣化を防ぐ
ことができるハロゲン化銀写真感光材料を提供すること
ができた。
【図面の簡単な説明】
【図1】スタチックマークテストに供する試料を作成す
るための装置である。
【符号の説明】
10  ネオプレンゴム棒 12  ハロゲン化銀感光材料試料 13  重り

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  支持体上に少なくとも1層の感光性ハ
    ロゲン化銀乳剤層および表面保護層を含む写真構成層を
    有するハロゲン化銀写真感光材料において、該写真構成
    層の少なくとも1層に油溶性染料を含有し、表面保護層
    にアニオン性界面活性剤、ノニオン性界面活性剤、平均
    粒子径0.2〜4μmのマット剤の少なくとも1種およ
    び平均粒子径5〜10μmのマット剤の少なくとも1種
    を含有することを特徴とするハロゲン化銀写真感光材料
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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US5595862A (en) * 1995-02-01 1997-01-21 Eastman Kodak Company Photographic elements containing matte particles of bimodal size distribution

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