JPH04321839A - ダンパプーリ - Google Patents
ダンパプーリInfo
- Publication number
- JPH04321839A JPH04321839A JP11402391A JP11402391A JPH04321839A JP H04321839 A JPH04321839 A JP H04321839A JP 11402391 A JP11402391 A JP 11402391A JP 11402391 A JP11402391 A JP 11402391A JP H04321839 A JPH04321839 A JP H04321839A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- rubber elastic
- damper
- elastic body
- pulley
- mass
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
- 239000000835 fiber Substances 0.000 claims abstract description 15
- 238000005452 bending Methods 0.000 abstract description 17
- 238000010008 shearing Methods 0.000 abstract 2
- 238000004519 manufacturing process Methods 0.000 description 2
- 239000000725 suspension Substances 0.000 description 2
- 239000004677 Nylon Substances 0.000 description 1
- 230000001133 acceleration Effects 0.000 description 1
- 229920002678 cellulose Polymers 0.000 description 1
- 239000001913 cellulose Substances 0.000 description 1
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 1
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 1
- 229920001778 nylon Polymers 0.000 description 1
- 230000002093 peripheral effect Effects 0.000 description 1
- 230000001629 suppression Effects 0.000 description 1
Classifications
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16H—GEARING
- F16H55/00—Elements with teeth or friction surfaces for conveying motion; Worms, pulleys or sheaves for gearing mechanisms
- F16H55/32—Friction members
- F16H55/36—Pulleys
- F16H2055/366—Pulleys with means providing resilience or vibration damping
Landscapes
- Pulleys (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明はダンパプ−リに関し、ク
ランク軸等の回転軸の振動を好適に抑制できるダンパプ
−リに関する。
ランク軸等の回転軸の振動を好適に抑制できるダンパプ
−リに関する。
【０００２】
【従来の技術】クランク軸等は回転時に捩じり振動と曲
げ振動を生じ、かかる回転軸に設けるダンパはそのいず
れの振動に対しても有効に作用する必要がある。しかし
ながら、捩り振動は振動・騒音の低減、高回転・高出力
化の配慮から、捩り剛性を高くしてあることから固有振
動数は高く、一方曲げ振動はピストンからの荷重を受け
曲げモーメントが発生するが、高回転・高出力化により
モーメントが大きくなり固有振動数はそれほど高くなら
ない。したがって、捩じり振動の振動数は曲げ振動の振
動数よりも高く、これらの振動に対して有効に対処する
ために図５に示す如く、ト−ショナルダンパとベンディ
ングダンパを別個に設けている。
げ振動を生じ、かかる回転軸に設けるダンパはそのいず
れの振動に対しても有効に作用する必要がある。しかし
ながら、捩り振動は振動・騒音の低減、高回転・高出力
化の配慮から、捩り剛性を高くしてあることから固有振
動数は高く、一方曲げ振動はピストンからの荷重を受け
曲げモーメントが発生するが、高回転・高出力化により
モーメントが大きくなり固有振動数はそれほど高くなら
ない。したがって、捩じり振動の振動数は曲げ振動の振
動数よりも高く、これらの振動に対して有効に対処する
ために図５に示す如く、ト−ショナルダンパとベンディ
ングダンパを別個に設けている。
【０００３】すなわち、図５において、プ−リ１は中心
にボス部１１を有し、本体部１２は薄肉の円板状となっ
て外周に一定幅のフランジ部１３が形成されている。そ
して、このフランジ部１３の外周に嵌着された筒状のホ
ルダ板１４に、一定厚のゴム弾性体２Ａを介してベルト
懸架部を兼ねる所定質量の筒状質量体３Ａが接合されて
、ト−ショナルダンパを構成している。
にボス部１１を有し、本体部１２は薄肉の円板状となっ
て外周に一定幅のフランジ部１３が形成されている。そ
して、このフランジ部１３の外周に嵌着された筒状のホ
ルダ板１４に、一定厚のゴム弾性体２Ａを介してベルト
懸架部を兼ねる所定質量の筒状質量体３Ａが接合されて
、ト−ショナルダンパを構成している。
【０００４】また、本体部１２の板面にはボス部１１周
りに一定厚のゴム弾性体２Ｂを介して所定質量のリング
状質量体３Ｂが接合されて、ベンディングダンパを構成
している。
りに一定厚のゴム弾性体２Ｂを介して所定質量のリング
状質量体３Ｂが接合されて、ベンディングダンパを構成
している。
【０００５】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、かかる
構造ではダンパを二つ設ける必要があるため、製造組付
けのコストが上昇するとともに、プ−リ全体の重量も増
すという問題がある。
構造ではダンパを二つ設ける必要があるため、製造組付
けのコストが上昇するとともに、プ−リ全体の重量も増
すという問題がある。
【０００６】そこで、図６に示す如く、本体部１２のゴ
ム弾性体２と質量体３によりト−ショナルダンパを兼ね
たベンディングダンパを構成したものが知られているが
、捩り方向と曲げ方向（径方向）の固有振動数をそれぞ
れクランク軸の固有振動数に一致させるべく質量体３の
外周面を切り欠いて慣性質量を小さくしているため、質
量体全体の質量が小さくなって振動抑制が不十分になる
。
ム弾性体２と質量体３によりト−ショナルダンパを兼ね
たベンディングダンパを構成したものが知られているが
、捩り方向と曲げ方向（径方向）の固有振動数をそれぞ
れクランク軸の固有振動数に一致させるべく質量体３の
外周面を切り欠いて慣性質量を小さくしているため、質
量体全体の質量が小さくなって振動抑制が不十分になる
。
【０００７】本発明はかかる課題を解決するもので、一
つのダンパにより捩じりと曲げの各振動を効果的に低減
できるダンパプ−リを提供することを目的とする。
つのダンパにより捩じりと曲げの各振動を効果的に低減
できるダンパプ−リを提供することを目的とする。
【０００８】
【課題を解決するための手段】本発明の構成を説明する
と、ダンパプ−リは、中心ボス部１１で回転軸に固定さ
れたプ−リ１の本体面１２ａに所定厚のゴム弾性体２を
介して質量体３を接合してダイナミックダンパとなし、
上記ゴム弾性体２内に多数の短繊維４を混入してこれら
短繊維４をプ−リ１の周方向ないし径方向へ配向せしめ
てなるものである。
と、ダンパプ−リは、中心ボス部１１で回転軸に固定さ
れたプ−リ１の本体面１２ａに所定厚のゴム弾性体２を
介して質量体３を接合してダイナミックダンパとなし、
上記ゴム弾性体２内に多数の短繊維４を混入してこれら
短繊維４をプ−リ１の周方向ないし径方向へ配向せしめ
てなるものである。
【０００９】上記構成においては、短繊維４が配向した
方向でゴム弾性体２の剪断弾性率は増大する。したがっ
て、例えば短繊維を周方向へ配向せしめれば、質量体の
外周を切り欠くことなくこの方向で高い固有振動数が得
られ、捩じり振動が充分に抑制低減される。
方向でゴム弾性体２の剪断弾性率は増大する。したがっ
て、例えば短繊維を周方向へ配向せしめれば、質量体の
外周を切り欠くことなくこの方向で高い固有振動数が得
られ、捩じり振動が充分に抑制低減される。
【００１０】
【実施例】図１において、プ−リ１は鋳造による一体成
形品であり、中心に筒状のボス部１１を有してこれを図
略のクランクシャフトに固定する。ボス部１１より径方
向外方へ円板状に本体部１２が延び、その外縁は屈曲し
て幅広のベルト懸架部１５となっている。本体部１２の
板面にはボス部１１周りに一定厚のリング状ゴム弾性体
２が接合され、このゴム弾性体２に矩形断面のリング状
質量体３が接合してある。
形品であり、中心に筒状のボス部１１を有してこれを図
略のクランクシャフトに固定する。ボス部１１より径方
向外方へ円板状に本体部１２が延び、その外縁は屈曲し
て幅広のベルト懸架部１５となっている。本体部１２の
板面にはボス部１１周りに一定厚のリング状ゴム弾性体
２が接合され、このゴム弾性体２に矩形断面のリング状
質量体３が接合してある。
【００１１】ゴム弾性体２内にはナイロン、セルロース
等の短繊維４が多数混入してあり、これら短繊維４は図
２に示す如く周方向へ配向せしめてある。しかして、こ
の方向でゴム弾性体２の剪断弾性率は、これに直交する
径方向のそれに比して大きくなる。すなわち、剪断弾性
率は短繊維の混入量を増すにつれて大きくなるとともに
、配向方向とこれに直交する方向の剪断弾性率の比は図
３に示す例では１〜０．５の範囲で変化している。した
がって、捩じり方向たるプ−リ周方向へ短繊維を配向し
た場合には、捩じりの固有振動数をプ−リ径方向の曲げ
の固有振動数よりも高くできる。これを以下に説明する
。
等の短繊維４が多数混入してあり、これら短繊維４は図
２に示す如く周方向へ配向せしめてある。しかして、こ
の方向でゴム弾性体２の剪断弾性率は、これに直交する
径方向のそれに比して大きくなる。すなわち、剪断弾性
率は短繊維の混入量を増すにつれて大きくなるとともに
、配向方向とこれに直交する方向の剪断弾性率の比は図
３に示す例では１〜０．５の範囲で変化している。した
がって、捩じり方向たるプ−リ周方向へ短繊維を配向し
た場合には、捩じりの固有振動数をプ−リ径方向の曲げ
の固有振動数よりも高くできる。これを以下に説明する
。
【００１２】捩じり方向（周方向）と曲げ方向（径方向
）のバネ定数をそれぞれＫＴ ，ＫＢとすると、これら
は下式（１），（２）で表される。
）のバネ定数をそれぞれＫＴ ，ＫＢとすると、これら
は下式（１），（２）で表される。
【数１】
【数２】
ここでＤ１ ，Ｄ２ は図４に示す如くゴム弾性体の内
径と外径、ｈはゴム弾性体の厚み、ＧＴ ，ＧＢ はそ
れぞれ捩じり方向と曲げ方向のゴム弾性体の剪断弾性率
である。 また、質量体の捩じり方向の慣性モ−メントＩｄと質量
Ｍｄは、質量体の厚みをＬ、密度をγ、重力加速度をｇ
として、下式（３），（４）で表される。
径と外径、ｈはゴム弾性体の厚み、ＧＴ ，ＧＢ はそ
れぞれ捩じり方向と曲げ方向のゴム弾性体の剪断弾性率
である。 また、質量体の捩じり方向の慣性モ−メントＩｄと質量
Ｍｄは、質量体の厚みをＬ、密度をγ、重力加速度をｇ
として、下式（３），（４）で表される。
【数３】
【数４】
捩じり方向と曲げ方向の固有振動数ｆｄＴ ，ｆｄＢ
は下式（５），（６）で表されるから、
は下式（５），（６）で表されるから、
【数５】
【数６】
これらの式に式（１）〜（４）を代入して、結局、固有
振動数ｆｄＴ ，ｆｄＢ の比は下式に示す如く剪断弾
性率ＧＴ ，ＧＢ の比の平方根に比例し、捩じり方向
の固有振動数を大きくできることが知られる。
振動数ｆｄＴ ，ｆｄＢ の比は下式に示す如く剪断弾
性率ＧＴ ，ＧＢ の比の平方根に比例し、捩じり方向
の固有振動数を大きくできることが知られる。
【数７】
【００１３】かくして、一つのダンパにより高周波の捩
じり振動と低周波の曲げ振動の両者に対応することがで
きるとともに、従来の如く質量体の一部を切欠くことが
ないから、充分な振動抑制効果が得られる。
じり振動と低周波の曲げ振動の両者に対応することがで
きるとともに、従来の如く質量体の一部を切欠くことが
ないから、充分な振動抑制効果が得られる。
【００１４】なお、短繊維の配向方向は周方向に限られ
ず、用途に応じて径方向へ配向せしめても良い。
ず、用途に応じて径方向へ配向せしめても良い。
【００１５】
【発明の効果】以上の如く、本発明のダンパプ−リによ
れば、一つのダンパにより捩じりと曲げの両振動を効果
的に抑制できるとともに、製造および組付けのコストが
低減され、全体の重量も軽減される。
れば、一つのダンパにより捩じりと曲げの両振動を効果
的に抑制できるとともに、製造および組付けのコストが
低減され、全体の重量も軽減される。
【図１】本発明のダンパプ−リの縦断面図である。
【図２】ゴム弾性体の平面図である。
【図３】ゴム弾性体の弾性率特性を示す図である。
【図４】ダンパプ−リの概略縦断面図である。
【図５】従来のダンパプ−リの縦断面図である。
【図６】他の従来のダンパプ−リの縦断面図である。
１ プ−リ
１１ ボス部
１２ 本体部
１２ａ 板面（本体面）
２ ゴム弾性体
３ 質量体
４ 短繊維
Claims (1)
- 【請求項１】 中心ボス部で回転軸に固定されたプ−
リの本体面に所定厚のゴム弾性体を介して質量体を接合
してダイナミックダンパとなし、上記ゴム弾性体内に多
数の短繊維を混入してこれら短繊維をプ−リの周方向な
いし径方向へ配向せしめてなるダンパプ−リ。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11402391A JPH04321839A (ja) | 1991-04-18 | 1991-04-18 | ダンパプーリ |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11402391A JPH04321839A (ja) | 1991-04-18 | 1991-04-18 | ダンパプーリ |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH04321839A true JPH04321839A (ja) | 1992-11-11 |
Family
ID=14627108
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP11402391A Pending JPH04321839A (ja) | 1991-04-18 | 1991-04-18 | ダンパプーリ |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH04321839A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN109931363A (zh) * | 2017-12-15 | 2019-06-25 | 丰田自动车株式会社 | 阻尼器装置 |
-
1991
- 1991-04-18 JP JP11402391A patent/JPH04321839A/ja active Pending
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN109931363A (zh) * | 2017-12-15 | 2019-06-25 | 丰田自动车株式会社 | 阻尼器装置 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| US7004291B2 (en) | Torsional active vibration control system | |
| US5135204A (en) | Dynamic damper | |
| JPH04321839A (ja) | ダンパプーリ | |
| US10408299B2 (en) | Damping system of pendulum oscillator type | |
| JPS6338572B2 (ja) | ||
| JPS583944Y2 (ja) | フライホイ−ル | |
| JPS6091039A (ja) | 吸振装置 | |
| JPH0732998Y2 (ja) | トーショナルダンパ | |
| JPH0694075A (ja) | 回転体のダイミックダンパー | |
| JPS6336192Y2 (ja) | ||
| JP3532612B2 (ja) | トーショナルダンパ | |
| JPH0724686Y2 (ja) | ダイナミックダンパ付フライホイール | |
| JPS5927562Y2 (ja) | ト−シヨナルダンパ | |
| JPS6336191Y2 (ja) | ||
| JPH0729327Y2 (ja) | トーショナルダンパ | |
| JPH0627864Y2 (ja) | トーショナルダンパ | |
| JPH0788890B2 (ja) | ダンパ−プ−リ | |
| JPH054597Y2 (ja) | ||
| JPH0724682Y2 (ja) | ダイナミックダンパー | |
| JP2999482B2 (ja) | ダンパープーリー | |
| JPH03121331A (ja) | ダイナミックダンパ | |
| JPS5947545A (ja) | ねじり振動消滅体 | |
| JPS6340684Y2 (ja) | ||
| JPS6323623Y2 (ja) | ||
| JPH0516427Y2 (ja) |