JPH04320853A - 記録装置のインク漏れ検出装置 - Google Patents

記録装置のインク漏れ検出装置

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JPH04320853A
JPH04320853A JP3113695A JP11369591A JPH04320853A JP H04320853 A JPH04320853 A JP H04320853A JP 3113695 A JP3113695 A JP 3113695A JP 11369591 A JP11369591 A JP 11369591A JP H04320853 A JPH04320853 A JP H04320853A
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JP
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ink
recording
detection device
absorber
terminal
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JP3113695A
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Takeshi Suzuki
武司 鈴木
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Original Assignee
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、インクジェット記録装
置等のインクを使用する記録装置のインク漏れ検出装置
に関する。
【0002】
【従来の技術】プリンタ、複写機、ファクシミリ等の機
能を有する記録装置、あるいはコンピューターやワード
プロセッサ等を含む複合型電子機器やワークステーショ
ンの出力機器として用いられる記録装置は、画像情報に
基づいて用紙やプラスチック薄板等の被記録材に画像を
記録していくように構成されている。前記記録装置は、
記録方式により、インクジェット式、ワイヤドット式、
サーマル式、レーザービーム式等に分けることができる
【0003】被記録材の搬送方向(副走査方向)と交叉
する方向に主走査する記録方式を採るシリアルタイプの
記録装置においては、被記録材を所定の記録位置にセッ
トした後、被記録材に沿って移動するキャリッジ上に搭
載した記録手段によって画像を記録(主走査)し、1行
分の記録を終了した後に所定量の紙送り(ピッチ搬送)
を行ない、その後に次の行の画像を記録(主走査)する
という動作を繰り返すことにより、被記録材全体の画像
記録が行なわれる。一方、被記録材の搬送方向の副走査
のみで記録するラインタイプの記録装置においては、被
記録材を所定の記録位置にセットし、一括して1行分の
記録を行なった後、所定量の紙送り(ピッチ送り)を行
ない、さらに、次の行の記録を一括して行なうという動
作を繰り返すことにより、被記録材全体の画像記録が行
なわれる。
【0004】インクジェット式の記録装置(インクジェ
ット記録装置)は、記録手段(記録ヘッド)から被記録
材にインクを吐出して記録を行なうものであり、記録手
段のコンパクト化が容易であり、高精細な画像を高速で
記録することができ、普通紙に特別の処理を必要とせず
に記録することができ、ランニングコストが安く、ノン
インパクト方式であるため騒音が少なく、しかも、多色
のインクを使用してカラー画像を記録するのが容易であ
るなどの利点を有している。中でも、紙幅方向に多数の
吐出口を配列したラインタイプの記録手段を使用するラ
イン型の装置は、記録の一層の高速化が可能である。
【0005】特に、熱エネルギーを利用してインクを吐
出するインクジェット式の記録手段(記録ヘッド)は、
エッチング、蒸着、スパッタリング等の半導体製造プロ
セスを経て、基板上に製膜された電気熱変換体、電極、
液路壁、天板などを形成することにより、高密度の液路
配置(吐出口配置)を有するものを容易に製造すること
ができ、一層のコンパクト化を図ることができる。一方
、被記録材の材質に対する要求も様々なものがあり、近
年では、通常の被記録材である紙や樹脂薄板(OHP等
)などの他に、薄紙や加工紙(ファイリング用のパンチ
孔付き紙やミシン目付き紙、任意な形状の紙など)など
を使用ことが要求されるようになってきた。
【0006】従来のインクジェット記録装置におけるイ
ンク漏れ検出手段としては次のような方法が採られてい
た。第1に、滲み出たインクが装置の構成部品を伝わり
、外装底部から外に出て来た時に操作者が認識する方法
。第2に、滲み出たインクをインク吸収体に吸収させ、
その一部を蒸発乾燥させる方法。第3に、記録装置のイ
ンク供給部の構成部品の部品単体または接続部の密封性
を高める方法。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来のインク漏れに対する措置方法では、次のような解決
すべき課題があった。すなわち、第1に、記録装置の外
装底部からインクが外に滲み出た場合には、机や床等の
周囲が汚れる。第2に、滲み出たインクをインク吸収体
に吸収させる場合には、ある量以上になるとオーバーフ
ローして内部部品(電装部品やメカ部品)に伝わり、部
品の耐久性に影響を及ぼすことがある。第3に、記録装
置の各構成部品またはその間の接続部の密封性を向上さ
せる場合でも、量産時に不良率を完全に無くすことは困
難である。第4に、インク漏れが少量の場合には、蒸発
してしまうと、操作者が認識することが難しい。
【0008】本発明はこのような技術的課題に鑑みてな
されたものであり、本発明の目的は、簡単な構成で、少
量のインク漏れの場合でも、これを直ちに正確に検出す
ることが可能な記録装置のインク漏れ検出装置を提供す
ることである。
【0009】
【課題解決のための手段】本発明の記録装置のインク漏
れ検出装置は、記録手段から被記録材へインクを付着さ
せて記録を行なう記録装置において、インク漏れ部分と
装置本体との間の静電容量によってインク漏れを検出す
る構成とすることにより、上記目的を達成するものであ
る。この構成においては、導体を有するインク吸収体を
使用して前記導体と装置本体または装置近傍の構成部品
との間の導体間の静電容量を検出する構成、前記インク
吸収体の導体を用いずに、装置本体の構成部品と装置本
体近傍の部材との間の静電容量を検出し、インク漏れに
よる静電容量の変化を検知することができる。
【0010】
【実施例】図1は本発明によるインク漏れ検出装置を備
えた記録装置を有する電子機器の構成例を示す側面図で
ある。図1において、インクを使用して記録を行なう記
録装置、例えば、インクジェット記録装置1は、板金2
の上に組み付けられている。そして、前記インクジェッ
ト記録装置1が固定された前記板金2は、複数個のスペ
ーサー3を介して設置台4の上に固定されている。前記
スペーサー3によって形成された前記板金2と前記設置
台4との間の空間には、板状のインク吸収体5が配設さ
れている。そして、前記インク吸収体5の内部にはシー
ト状の導体6がサンドイッチされた状態で設けられてい
る。この導体6は、絶縁体のインク吸収体5があるため
、前記板金2および前記設置台4のいずれにも接触して
いない。
【0011】図2は図1中のインクジェット記録装置1
の構成を示す模式的斜視図である。図2において、記録
ヘッド部12およびインクタンク部13から成る記録手
段(ヘッドカートリッジ)11は、キャリッジ14に搭
載されている。前記キャリッジ14は、ガイドレール1
5に沿って移動可能に案内支持されており、キャリッジ
モーター16によりタイミングベルト17を介して往復
駆動される。用紙やプラスチック薄板等から成るシート
状の被記録材18は、搬送モーター(紙送りモーター)
19で駆動される搬送ローラ対20およびこれと協働す
る保持ローラ対21により、所定の経路に沿って、所定
のタイミングおよび所定のピッチで矢印f方向に搬送(
紙送り)される。
【0012】この被記録材18が記録手段11の記録ヘ
ッド部(インク吐出部)12と対面する記録位置で平坦
に保持されている間に、キャリッジ14を駆動すること
により記録ヘッド部12で主走査しながら記録を行ない
、1行分の記録が終了すると、被記録材18を矢印f方
向に記録幅分ピッチ送りし、次の記録幅の記録を行なう
。記録ヘッド部12およびインクタンク部13から成る
記録手段(記録ヘッド)11は、通常キャリッジ14に
交換可能に搭載されるが、場合によっては、該キャリッ
ジ14と一体に構成することもできる。さらに、前記記
録ヘッド部12とインクタンク部13とを別部材で構成
することもできる。
【0013】キャリッジ14の移動範囲内であって、記
録領域外の所定位置には、記録ヘッド部12を密閉(キ
ャッピング)するためのキャッピング手段22が配設さ
れている。このキャッピング手段22は、記録ヘッド部
12の吐出口を密閉することにより、インク乾燥による
インクの増粘や固着を防止し、吐出状態を正常に維持す
るためのものである。また、前記キャッピング手段22
は、チューブ23を介して吸引ポンプ24に接続されて
おり、吐出口に目詰まり等の吐出不良が発生した時、該
吐出口をキャッピングした状態で吸引ポンプ24を作動
させることにより、該吐出口からインクを吸引して吐出
状態を回復させ得るように構成されている。
【0014】前記記録手段(記録ヘッド)11は、熱エ
ネルギーを利用してインクを吐出するインクジェット記
録手段であって、熱エネルギーを発生するための電気熱
変換体を備えたものである。また、前記記録手段11は
、前記電気熱変換体によって印加される熱エネルギーに
より生じる膜沸騰による気泡の成長、収縮によって生じ
る圧力変化を利用して、吐出口よりインクを吐出させ、
記録を行なうものである。
【0015】図3は、前記記録手段(記録ヘッド)11
のインク吐出部(記録ヘッド部)12の構造を模式的に
示す部分斜視図である。図3において、被記録材18に
所定の隙間(例えば、約0.5〜2.0ミリ程度)をお
いて対面する吐出口形成面31には、所定のピッチで複
数の吐出口32が形成され、共通液室33と各吐出口3
2とを連通する各液路34の壁面に沿ってインク吐出用
のエネルギーを発生するための電気熱変換体(発熱抵抗
体など)35が配設されている。本例においては、記録
ヘッド部12は、前記吐出口32がキャリッジ14の走
査方向と交叉する方向に並ぶような位置関係で、該キャ
リッジ14に設けられている。こうして、画像信号また
は吐出信号に基づいて対応する電気熱変換体34を駆動
(通電)して、液路34内のインクを膜沸騰させ、その
時に発生する圧力によって吐出口32からインクを吐出
させる記録ヘッド部(インク吐出部)12が構成されて
いる。
【0016】図1において、導体で形成された前記板金
2は端子(電極)Aを構成し、前記インク吸収体5の内
部の導体6は端子Bを構成し、導体で形成された前記設
置台4は端子Cを構成するものとする。そこで、インク
ジェット記録装置1でインクの漏れが生じると、滲み出
たインクは該記録装置1から流れ落ちてインク吸収体5
に吸収される。すると、このインク吸収体5内へのイン
ク浸透(インク吸収)によって、端子Aと端子Bとの間
の静電容量、端子Bと端子Cとの間の静電容量、あるい
は端子Aと端子Cとの間の静電容量が変化する。そして
、これらの静電容量のいずれか1つが変化したことを検
出することにより、インク漏れが検出され、その検知信
号に基づいて、電子機器の表示面にその旨の表示を出し
たり、表示ランプを点灯させたり、あるいはブザーを鳴
らすなどの、警告表示手段を用いて操作者にインク漏れ
を知らせるように構成されている。
【0017】図4は図1中のインク吸収体を示す図であ
り、図4中の(a)は平面図、(b)は(a)中の線b
−bに沿った断面図、(c)は底面図である。図5は図
1のインクジェット記録装置1を用いる電子機器におけ
る各端子A、B、C間の静電容量を測定するための回路
構成を例示する図である。図5の(a)はブリッジ型静
電容量検出回路を示し、その中のC1 は調整用トリマ
ー、C2 は温度補正用コンデンサー、C3 は両端に
図1中の端子Aと端子B、端子Aと端子C、あるいは端
子Bと端子Cを接続するためのコンデンサーである。図
5の(b)、(c)および(d)は、それぞれ、インク
漏れ警告表示用の発振回路の構成例を示す図であり、こ
れらの発振回路はその出力(OUT)を図4の(a)中
のinに入力するように接続して使用される。
【0018】図6は前記インク吸収体5および導体6の
他の構成例を示す図であり、図6の(a)は平面図、(
b)は(a)中の線b−bに沿った断面図、(c)は(
a)中の線c−cに沿った断面図である。図4の構成で
はインク吸収体5の内部に導体6を挿入したが、図6の
構成では、これとは逆に、インク吸収体5の上下の両面
に導体6、6が接合されている。すなわち、図6の構成
は、インク吸収体5の外側に対向させる形で2個の導体
(端子)を設けたものである。また、図6の各導体6は
、ブロック線状に貼り付けられており、インク吸収体5
の上下面において同じパターン形状あるいは上下面にお
いて逆のパターン形状のいずれで配置してもよい。
【0019】図1のインクジェット記録装置を有する電
子機器において、図6のように外側に導体6を有するイ
ンク吸収体5を使用する場合は、インク漏れが生じるな
どして外部からインク吸収体5内にインクが浸透すると
、該インク吸収体5を挟んで対向する2個の導体6、6
の間の静電容量が変化することになる。この静電容量の
変化は、上面の導体6を端子Dとし、下面の導体6を端
子Eとして、両端子間の静電容量を図5に示したような
容量検出回路で測定することによって検知することがで
きる。
【0020】インク吸収体5はインクが浸透して湿って
いる場合にはほぼ導通状態となり、インクが乾燥してし
まった後でも、インク分子が存在するために元の容量に
は戻らない。したがって、図6の構成のインク吸収体5
および導体6、6を使用すれば、図6中の矢印X方向か
らのインク漏れが生じる場合、どの位置であっても、ま
た、少量のインクであっても、インク吸収体5へのイン
ク浸透を助長することができ、したがって、わずかのイ
ンク漏れが生じた場合でも、これを一層正確かつ迅速に
検出することが可能になった。
【0021】なお、以上の各実施例では、インク吸収体
5の内部または表面に導体6を設けたが、この導体を設
けずに、前記板金2と設置台4との間にインク吸収体5
を配設し、該インク吸収体5へのインク浸透による前記
板金2と設置台4との間の静電容量の変化を検出する構
成によっても、前述の各実施例の場合と同様にインク漏
れの検出を行なうことができる。
【0022】以上説明した各実施例によれば、次のよう
な効果が得られた。第1に、インクジェット記録装置1
からのインク漏れが生じた場合、外観面に出る前に操作
者に警告を与えることができる。第2に、電子機器の内
部部品(電装部品やメカ部品)にインクが伝わることを
最少限に抑えることができ、したがって、各構成部品の
不具合発生を無くすことができる。第3に、少量のイン
ク漏れでも、容易に検出することができる。第4に、イ
ンク漏れ後に水分が蒸発しても、警告を出し続けること
ができる。第5に、構成が簡単でコストが低く、複雑な
回路等も必要としない。第6に、部品点数が少ない。第
7に、記録装置のインク供給系などの構成部品単体およ
びそれらの接続部は従来通りで充分であり、過度の品質
を必要としない。
【0023】なお、前述の実施例では、記録装置1が記
録手段(記録ヘッド)11をキャリッジ14に搭載し、
被記録材に沿って主走査するシリアルタイプのインクジ
ェット記録装置である場合を例に挙げて説明したが、本
発明は、被記録材の記録幅の全体または一部に対応する
ライン型の記録手段を用いるラインタイプの記録装置の
場合にも、同様に適用することができ、同様の効果を達
成し得るものである。
【0024】また、前述の実施例では、1個の記録手段
11で記録する場合を例示したが、本発明は、異なる色
で記録する複数の記録手段を備えたカラー記録装置、あ
るいは色彩が同じで濃度が異なる複数の記録手段を使用
する階調記録用の記録装置など、インクを使用する記録
装置であれば、記録手段の数にも関係なく、同様に適用
することができ、同様の作用効果を達成し得るものであ
る。また、記録手段(記録ヘッド)としては、記録ヘッ
ドとインクタンクを一体にした交換可能なカートリッジ
タイプの記録手段、あるいは、記録ヘッドとインクタン
クを別体とし、例えば、カプラーおよびチューブを介し
て結合する構造の記録手段など、種々の構造の記録手段
を使用することができる。
【0025】なお、本発明は、インクジェット記録装置
であれば、例えば、ピエゾ素子等の電気機械変換体等を
用いる記録手段(記録ヘッド)を使用するものに適用で
きるが、中でも、熱エネルギーを利用してインクを吐出
する方式のインクジェット記録装置において優れた効果
をもたらすものである。かかる方式によれば、記録の高
密度化、高精細化が達成できるからである。
【0026】その代表的な構成や原理については、例え
ば、米国特許第4723129号明細書、同第4740
796号明細書に開示されている基本的な原理を用いて
行なうのが好ましい。この方式は、所謂オンデマンド型
、コンティニュアス型のいずれにも適用可能であるが、
特に、オンデマンド型の場合には、液体(インク)が保
持されているシートや液路に対応して配置されている電
気熱変換体に、記録情報に対応していて核沸騰を越える
急速な温度上昇を与える少なくとも一つの駆動信号を印
加することによって、電気熱変換体に熱エネルギーを発
生せしめ、記録手段(記録ヘッド)の熱作用面に膜沸騰
させて、結果的にこの駆動信号に一対一対応し液体(イ
ンク)内の気泡を形成出来るので有効である。
【0027】この気泡の成長、収縮により吐出用開口を
介して液体(インク)を吐出させて、少なくとも一つの
滴を形成する。この駆動信号をパルス形状とすると、即
時適切に気泡の成長収縮が行なわれるので、特に応答性
に優れた液体(インク)の吐出が達成でき、より好まし
い。このパルス形状の駆動信号としては、米国特許第4
463359号明細書、同第4345262号明細書に
記載されているようなものが適している。尚、上記熱作
用面の温度上昇率に関する発明の米国特許第43131
24号明細書に記載されている条件を採用すると、更に
優れた記録を行なうことができる。
【0028】記録ヘッドの構成としては、上述の各明細
書に開示されているような吐出口、液路、電気熱変換体
の組み合わせ構成(直線状液流路又は直角液流路)の他
に熱作用部が屈曲する領域に配置されている構成を開示
する米国特許第4558333号明細書、米国特許第4
459600号明細書を用いた構成も本発明に含まれる
ものである。加えて、複数の電気熱変換体に対して、共
通するスリットを電気熱変換体の吐出部とする構成を開
示する特開昭59年第123670号公報や熱エネルギ
ーの圧力波を吸収する開孔を吐出部に対応させる構成を
開示する特開昭59年第138461号公報に基づいた
構成としても本発明は有効である。すなわち、記録ヘッ
ドの形態がどのようなものであっても、本発明によれば
、記録を確実に効率よく行なうことができるようになる
からである。
【0029】さらに、記録装置が記録できる記録媒体の
最大幅に対応した長さを有するフルラインタイプの記録
ヘッドに対しても、本発明は有効に適用できる。そのよ
うな記録ヘッドとしては、複数記録ヘッドの組み合わせ
によってその長さを満たす構成や、一体的に形成された
1個の記録ヘッドとしての構成のいずれでもよい。加え
て、上例のようなシリアルタイプのものでも、装置本体
に固定された記録ヘッド、あるいは装置本体に装着され
ることで装置本体との電気的な接続や装置本体からのイ
ンクの供給が可能になる交換自在のチップタイプの記録
ヘッド、あるいは記録ヘッド自体に一体的にインクタン
クが設けられたカートリッジタイプの記録ヘッドを用い
た場合にも本発明は有効である。
【0030】また、本発明に記録装置の構成として設け
られる、記録ヘッドに対しての回復手段、予備的な補助
手段等を付加することは本発明の効果を一層安定できる
ので好ましいものである。これらを具体的に挙げれば、
記録ヘッドに対しての、キャッピング手段、クリーニン
グ手段、加圧或は吸引手段、電気熱変換体或はこれとは
別の加熱素子或はこれらの組み合わせによる予備加熱手
段、記録とは別の吐出を行なう予備吐出モードを行なう
ことも安定した記録を行なうために有効である。
【0031】また、搭載される記録ヘッドの種類ないし
個数についても、例えば、単色のインクに対応して1個
のみが設けられたものの他、記録色や濃度を異にする複
数のインクに対応して複数個数設けられるものであって
もよい。すなわち、例えば、記録装置の記録モードとし
ては、黒色等の主流色のみの記録モードだけではなく、
記録ヘッドを一体的に構成するか複数個の組み合わせに
よるか、いずれでもよいが、異なる色の複色カラー又は
、混色によるフルカラーの少なくとも一つを備えた装置
にも本発明は極めて有効である。
【0032】さらに加えて、以上説明した本発明実施例
においては、インクを液体として説明しているが、室温
やそれ以下で固化するインクであって、室温で軟化もし
くは液化するもの、あるいは、インクジェット方式では
、インク自体を30℃以上70℃以下の範囲内で温度調
整を行ってインクの粘性を安定吐出範囲にあるように温
度制御するものが一般的であるから、使用記録信号付与
時にインクが液状をなすものであればよい。加えて、積
極的に熱エネルギーによる昇温をインクの固形状態から
液体状態への状態変化のエネルギーとして使用せしめる
ことで防止するか、または、インクの蒸発防止を目的と
して放置状態で固化するインクを用いるかして、いずれ
にしても、熱エネルギーの記録信号に応じた付与によっ
てインクが液化し、液状インクが吐出されるものや、記
録媒体に到達する時点ではすでに固化し始めるもの等の
ような、熱エネルギーによって初めて液化する性質のイ
ンクを使用する場合も本発明は適用可能である。
【0033】このような場合のインクは、特開昭54−
56847号公報あるいは特開昭60−71260号公
報に記載されるような、多孔質シート凹部または貫通孔
に液状または固形物として保持された状態で、電気熱変
換体に対して対向するような形態としてもよい。本発明
においては、上述した各インクに対して最も有効なもの
は、上述した膜沸騰方式を実行するものである。
【0034】さらに加えて、本発明によるインクジェッ
ト記録装置の形態としては、コンピュータ等の情報処理
機器の画像出力端末として用いられるものの他、リーダ
等と組み合わせた複写装置、さらには送受信機能を有す
るファクシミリ装置の形態を採るもの等であってもよい
【0035】
【発明の効果】以上の説明から明らかなごとく、本発明
の記録装置のインク漏れ検出装置によれば、記録手段か
ら被記録材へインクを付着させて記録を行なう記録装置
において、インク漏れ部分と装置本体との間の静電容量
によってインク漏れを検出する構成としたので、簡単な
構成で、少量のインク漏れの場合でも、これを直ちに正
確に検出することが可能な記録装置のインク漏れ検出装
置が提供される。この構成においては、導体を有するイ
ンク吸収体を使用して前記導体と装置本体または装置近
傍の構成部品との間の導体間の静電容量を検出する構成
、前記インク吸収体の導体を用いずに、装置本体の構成
部品と装置本体近傍の部材との間の静電容量を検出する
構成のいずれによっても、同様の作用効果を達成するこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による記録装置のインク漏れ検出装置を
備えた電子機器の構成例を示す側面図である。
【図2】図1に示すインクジェット記録装置の構成例を
示す模式的斜視図である。
【図3】図2中の記録手段(記録ヘッド)のインク吐出
部の構造を模式的に示す部分斜視図である。
【図4】図1中のインク吸収体および導体の配置構成を
示す図である。
【図5】本発明による記録装置のインク漏れ検出装置の
インク漏れ時の静電容量を測定するための電気回路の構
成を示す図である。
【図6】図1中のインク吸収体および導体の他の配置構
成を示す図である。
【符号の説明】
1      インクジェット記録装置2      
板金 3      スペーサー 4      設置台 5      インク吸収体 6      導体(インク吸収体に設けた)11  
  記録手段(記録ヘッド) 12    インク吐出部(記録ヘッド部)13   
 インクタンク部 14    キャリッジ 16    キャリッジモーター 18    被記録材 19    搬送モーター 20    排紙ローラ対 22    キャッピング手段 24    吸引ポンプ

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】    記録手段から被記録材へインクを
    付着させて記録を行なう記録装置において、インク漏れ
    部分と装置本体との間の静電容量によってインク漏れを
    検出することを特徴とする記録装置のインク漏れ検出装
    置。
  2. 【請求項2】    インク吸収体の内部に設けた導体
    と装置本体との間の静電容量を検出することを特徴とす
    る請求項1のインク漏れ検出装置。
  3. 【請求項3】    インク吸収体の外側に設けた導体
    と装置本体との間の静電容量を検出することを特徴とす
    る請求項1のインク漏れ検出装置。
  4. 【請求項4】    導体を有するインク吸収シートを
    インク漏れ予想位置に1個あるいは複数個、直列あるい
    は並列に接続して配置することを特徴とする請求項1の
    インク漏れ検出装置。
  5. 【請求項5】    記録装置を構成している板金と記
    録装置を保持する板金との隙間の静電容量を検出する事
    を特徴とする請求項第1のインク漏れ検出装置。
  6. 【請求項6】    記録装置を構成している板金と記
    録装置を保持する板金または記録装置付近にある板金と
    の間に、導体を有するインク吸収体またはインク吸収体
    を有する構造物を配設することを特徴とする請求項1の
    インク漏れ検出装置。
  7. 【請求項7】    インク吸収体にインクが吸収され
    る時の静電容量の変化を検出することを特徴とする請求
    項1のインク漏れ検出装置。
  8. 【請求項8】    インク吸収体に導体がブロック線
    状に挿入または貼付されていることを特徴とする請求項
    11のインク漏れ検出装置。
  9. 【請求項9】    検出のパラメーターを変えること
    により、インク吸収体の乾燥後、再使用が可能であるこ
    とを特徴とする請求項1のインク漏れ検出装置。
  10. 【請求項10】  記録装置が、インク吐出用の熱エネ
    ルギーを発生するための電気熱変換体を備えているイン
    クジェット記録手段を備えていることを特徴とする請求
    項1のインク漏れ検出装置。
  11. 【請求項11】  前記記録手段が、前記電気熱変換体
    によって印加される熱エネルギーによりインクに生じる
    膜沸騰を利用して、吐出口よりインクを吐出させること
    を特徴とする請求項10のインク漏れ検出装置。
JP3113695A 1991-04-19 1991-04-19 記録装置のインク漏れ検出装置 Pending JPH04320853A (ja)

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH06182985A (ja) * 1992-12-21 1994-07-05 Canon Inc インクジェット記録装置およびインクジェット記録物の製法
JPH06320756A (ja) * 1993-04-28 1994-11-22 Hewlett Packard Co <Hp> インクジェットプリンタの吸水アセンブリー
JP2018124240A (ja) * 2017-02-03 2018-08-09 キヤノンメディカルシステムズ株式会社 自動分析装置
JP2019069551A (ja) * 2017-10-10 2019-05-09 セイコーエプソン株式会社 液体噴射装置

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