JPH04320843A - 金属積層板の製造方法 - Google Patents

金属積層板の製造方法

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JPH04320843A
JPH04320843A JP3090829A JP9082991A JPH04320843A JP H04320843 A JPH04320843 A JP H04320843A JP 3090829 A JP3090829 A JP 3090829A JP 9082991 A JP9082991 A JP 9082991A JP H04320843 A JPH04320843 A JP H04320843A
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Takashi Hiramatsu
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、金属積層板の製造方法
に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、複数枚の金属箔や金属板等を接着
剤等を用いて積層する方法としては、被積層面に、予め
ホットメルト接着剤等からなる接着剤層を設けた金属箔
もしくは金属板を、プレス機を用いて加熱加圧して接着
し積層するか、或いは特公昭62−58897号公報に
記載されているように、接着剤としての役割を果たす樹
脂フイルムを連続的に一方向に移送しつつ、この樹脂フ
イルムをサンドイッチするように、その上下に金属帯状
板を配して移送しつつ、両者を加熱ロール或いは予熱炉
中で予備加熱し、次いでラミネートロールで圧着し、し
かる後更に加圧ロールで加圧し、次いで冷却ロールで冷
却するという方法が知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、これらの従
来方法では加熱圧着の際に、接着剤が金属箔や金属板か
らはみ出し易く、はみ出した儘では使用に耐えるものと
はならないので、必ずこのはみ出した接着剤を除去する
工程が必要となり、この除去作業は手作業による為、手
数が掛かりコストアップが避けられなかった。又、ラミ
ネートロールで圧着した後、加圧ロールや冷却ロールを
通過するという方法を採った場合は、積層板の移送速度
と各ロールの周速度とが一致しないと、積層板に剥離力
が働く為、一旦接着したように見えた積層板が剥離する
こともしばしばであった。
【0004】本発明は上述のごとき従来技術の欠点を解
消し、製造工程中或いは製造後において、接着剤のはみ
出しが無く、又製造工程中に於いて接着不良が起こるこ
とのない金属積層板の製造方法を提供することを目的と
してなされたものである。
【0005】
【課題を解決する為の手段】請求項1記載の発明は、複
数枚の金属箔を積層して金属積層板を製造するに際し、
長尺の金属箔の被積層面に、予め接着剤層を形成したも
のの複数枚を、一方向に移送しつつ予熱帯を通過させ、
又は通過させることなく集束することにより箔集合体を
形成し、この箔集合体を更に一方向に移送しつつ押出成
形によりその外周面に樹脂被覆を施すことを特徴とする
金属積層板の製造方法をその要旨とするものであり、請
求項2記載の発明は、樹脂被覆の外面に、剥離用の切り
込みを設けることを特徴とする請求項1記載の金属積層
板の製造方法をその要旨とするものであり、請求項3記
載の発明は、複数枚の金属箔を積層して金属積層板を製
造するに際し、長尺の金属箔の被積層面に、予め接着剤
層を形成したものの複数枚を、一方向に移送しつつ予熱
帯を通過させ、又は通過させることなく集束することに
より箔集合体を形成し、この箔集合体を更に一方向に移
送しつつ押出成形によりその外周面に樹脂被覆を施し、
しかる後、被覆された樹脂を除去することを特徴とする
金属積層板の製造方法をその要旨とするものである。
【0006】請求項1乃至3記載の発明に於いて使用さ
れる金属箔は、用途に対応して適当な材質のものが選択
使用され、必ずしも同種のもの同士の積層とは限らず、
異種の材質のものを積層する場合もある。そして、その
材質としては、例えば鉄、鋼、銅、アルミニウム、錫、
ニッケル、その他これらの合金等が挙げられる。又、そ
の厚みは、通常一枚当たり20〜150μmである。 又、これらの金属箔の被積層面は接着剤との接着性を向
上させる為に、石鹸や界面活性剤等を用いた脱脂処理に
より油脂等の付着物を落として清浄化したり、或いは塩
酸、硝酸等を用いて酸洗処理を行い、表面を粗面にして
活性化したりするのは任意である。尚、これら金属箔の
前処理は製造ラインに組み込んで行うのが通常である。 又、最外層に位置する金属箔の外面は接着剤層を必要と
しないので、そのままの状態としておくか、或いは、シ
リコン樹脂、フッ素樹脂等の剥離剤を塗布するのがよい
【0007】本発明で用いる接着剤としては、主として
エチレン−酢酸ビニル共重合樹脂、塩化ビニル−酢酸ビ
ニル共重合樹脂、アクリル系樹脂、ポリアミド系樹脂、
ウレタン系樹脂、ポリエステル系樹脂、カルボン酸変性
樹脂、マレイン酸変性樹脂等の合成樹脂系ホットメルト
接着剤が挙げられる。又、金属箔に接着剤層を形成する
手段としては、特に限定はないが、刷毛塗り、噴霧の他
バーコート、グラビア、ロールコート等が適宜選択使用
される。又、その乾燥状態における塗布厚さは、2〜3
0μm、好ましくは2〜10μmである。又、金属箔に
接着剤層を形成する場合、通常はその片面に設けるが、
場合によっては両面に設けてもよい。只、最外層に位置
する金属箔の外面は接着剤層を必要としないことに留意
する必要がある。
【0008】本発明において、積層の対象となる金属箔
は通常巻戻しリールに巻重されたものを、製造ラインの
スタート位置に配置するが、その配置の態様は製造ライ
ンの方向に沿って適宜間隔を隔てて並設する。そして、
このような複数枚の金属板を連続的に一方向に移送しつ
つ、上下方向は一致させて最終的には重ね合わせ可能な
状態になるようにガイド等を用いて集束する。そして、
通常はこの集束の過程で予熱炉等からなる予熱帯を通過
させ金属箔を加熱すると、各金属箔に設けられている接
着剤層が溶融もしくは溶融寸前の状態になり、各金属箔
の被積層面同士が接触した時点で金属箔同士が仮着状態
になって、後述する押出機に挿入され、押出成形により
樹脂被覆が施されて本格的な加熱圧着を行うときに、確
実な積層がなされる。
【0009】本発明に於いて用いる予熱帯は、上記のよ
うな予熱炉のほか、単に赤外線ヒーター、遠赤外線ヒー
ター等の熱源を製造ラインに沿って配列したものでも採
用することができる。本発明において箔集合体とは、主
として複数枚の金属箔が仮着状態で仮積層した形のもの
を指すが、その他、各金属箔が単に重ね合わされている
状態のもの、各金属箔が上下方向に極めて接近し、重合
する寸前の状態になっているもの迄を含むものとする。
【0010】このようにして形成された箔集合体は、引
き続き、押出成形によりその外周面に樹脂被覆を施す為
、押出機に挿入する。通常は、箔集合体の形成と押し出
し成形以降の工程とは連続して一工程とするが、場合に
よっては箔集合体の形成迄を一工程とし、以降の工程と
分離してもよい。押出成形による樹脂被覆の手段は、例
えば電線被覆に採用されているような通常の押出被覆で
充分であり、金型は通常クロスヘッドダイが用いられる
が、ストレートダイも用いることができる。
【0011】このときに被覆する合成樹脂は、通常の押
出成形に用いられるものであれば特に制限はなく、ポリ
エチレン、ポリプロピレン、ポリ塩化ビニル、ポリスチ
レン、ポリアミド、ポリカーボネート、ポリブテン等の
熱可塑性樹脂が挙げられる。このようにして箔集合体に
樹脂被覆がなされると、次いで冷却工程に導かれるが、
冷却の手段としては、冷却ロールのように機械的な加圧
力を加える方法よりも、冷却水槽を用いた方が、箔集合
体の接着界面に無理な力が加わらないので好ましい。
【0012】請求項2又は3記載の本発明においては、
樹脂被覆を剥離する為にその外面に切り込みを入れるか
、又は連続的に切り裂いて除去するのであるが、その為
には走行しつつある樹脂被覆が施された箔集合体の樹脂
被覆の側部にカッターを配置すればよい。
【0013】
【作用】請求項1記載の発明は、長尺の金属箔の被積層
面に、予め接着剤層を形成したものの複数枚を、一方向
に移送しつつ予熱帯を通過させ、又は通過させることな
く集束することにより箔集合体を形成し、この箔集合体
を更に一方向に移送しつつ押出成形によりその外周面に
樹脂被覆を施すようにしたので、押出機のヘッド内で箔
集合体の外周面に押し出される樹脂の樹脂圧及び冷却時
の収縮力により各金属箔が圧着されると共に、この圧着
の際に被覆された樹脂に妨げられて、接着剤が金属箔か
らはみ出ることがない。又、得られた金属積層板は、使
用する直前迄は樹脂被覆が保護皮膜となって金属積層板
を外部から保護するので、金属積層板に塵埃が付着した
り、傷が付いたりすることがない。
【0014】請求項2記載の発明は、樹脂被覆の外面に
、剥離用の切り込みを設けるようにしたので、請求項1
記載の発明により得られた金属積層板の使用に際して、
その切り込みを利用することにより樹脂被覆を剥離する
ことが容易である。請求項3記載の発明は、長尺の金属
箔の被積層面に、予め接着剤層を形成したものの複数枚
を、一方向に移送しつつ予熱帯を通過させ、又は通過さ
せることなく集束することにより箔集合体を形成し、こ
の箔集合体を更に一方向に移送しつつ押出成形によりそ
の外周面に樹脂被覆を施し、しかる後、被覆された樹脂
を除去するようにしたので、押出成形時の樹脂の樹脂圧
及び冷却時の収縮力により各金属箔が圧着されると共に
、この圧着の際に被覆された樹脂に妨げられて、接着剤
が金属箔からはみ出ることがない。又、保護皮膜を持た
ないので、包装形態をコンパクトにすることができる。
【0015】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図面を参照しなが
ら詳細に説明する。図1は、請求項1〜3記載の本発明
金属積層板の製造方法に用いて好適な製造装置の一例を
示す概略説明図であり、図2は同上の製造装置を用いて
製造された請求項2記載の金属積層板の一例を示す拡大
断面図であり、図3は同じく同上の製造装置を用いて製
造された請求項3記載の金属積層板の一例を示す拡大断
面図である。
【0016】1〜5はリールに巻重された長尺の金属箔
巻重体であり、製造ライン(図面ではその方向のみを矢
印Lで示す)のスタート位置(図面では左端)の上側に
、製造ラインLに沿って3個並設され、下側にも同じく
2個並設されている。ここに巻重されているコイル状の
金属箔1〜5の内、金属箔巻重体3はその表裏両面に接
着剤層の無いものを配置し、その他のものは全て上側面
に接着剤層が設けられているものを配置している。 尚、本実施例では既に接着剤層が設けられたものを用い
ているが、場合によっては後述する予熱帯を構成する予
熱炉との間に塗布装置を設置してもよい。
【0017】又、本実施例では合計5個の金属箔巻重体
を用いる例を示したが、特にこの例に限定されることな
く、例えば、製造ラインLの上側に5個、下側に4個の
配置として、9層の積層板としてもよい。6は予熱帯を
構成する予熱炉であって、ブロアー7、7から空気を圧
送すると共に、その途中でヒーター8、8に吹き当てて
熱風とし、予熱温度の調整は図示しないコントローラー
によりヒーターを加減するようになっている。又、9、
9はガイドであって、この予熱炉6の出口に至るまでに
、5枚の金属板1〜5がほぼ重なり合って集束するよう
に適宜ガイドする。10は押出機であって、その先端に
はクロスヘッドダイ11が付設されている。そして、こ
の押出機10から溶融した合成樹脂を押し出し、箔集合
体12の外周囲に、樹脂被覆13を施すようになってい
る。14は冷却水槽、15、15は、抑えローラー、1
6、16はカッター、17、17は被覆された合成樹脂
を上下二つに分けて剥ぎ取ったものを巻き取る為のロー
ラー、18は一対のローラーからなる引取機、19は巻
取機である。
【0018】上述の装置を用いて金属積層板を得るには
、先ず、製造開始位置に配置された各金属箔巻重体1〜
5の接着剤層を構成する接着剤の種類や厚み、被覆され
る合成樹脂の種類や厚み等に応じて、予熱炉6の温度、
押出機10やクロスヘッドダイ11の押出温度、押出機
のスクリュー回転数、引き取り速度等の製造条件を設定
する。次に、各コイルから金属箔1〜5を巻き戻しつつ
、その先端を予熱炉6、クロスヘッドダイ11、冷却水
槽14の中に導き、更にその先端を引取機18に装入し
た後、予熱炉6、押出機10及び引取機18を駆動する
。予熱炉6によって加熱された各金属箔1〜4の接着剤
層は溶融直前の状態となり、集束するに従って仮着され
る。この場合、次のクロスヘッドダイ11に導入される
迄に必ずしも仮着されていなくともよく、このクロスヘ
ッドダイ11の中で集束してもよい。次いで、クロスヘ
ッドダイ11において、箔集合体12の周囲に溶融樹脂
が押し出し被覆される。この樹脂被覆13は、クロスヘ
ッドダイ11を出た後、箔集合体12の周囲で冷却され
るに従って収縮し、各金属箔1〜5を圧縮するので、各
金属箔1〜5は接着剤層20を介して圧着され、金属積
層板となる。請求項1記載の発明の場合は、被覆樹脂1
3を被覆したまま、定尺に切断するか、或いは巻取って
金属積層板P1とする。
【0019】又、請求項2記載の発明の場合は、冷却水
槽14を出た所でその側面にカッター16、16をあて
がって樹脂被覆13に切り込みを入れる。かくして図2
に示すように、接着剤層20を介して積層された各金属
箔1〜5とその外周囲に設けられた樹脂被覆13とその
側部に切り込み21、21を設けてなる金属積層板P2
が得られる。
【0020】又、請求項3記載の発明の場合は、カッタ
ー16、16によりその樹脂被覆13を完全に切り裂き
、切り裂いた被覆樹脂13は抑えローラー15を経てロ
ーラー17、17に巻取って回収する。かくして金属積
層板P3は剥き出しとなり、引取機18を経て巻取機1
9に巻き取られる。金属積層板P3は図3にも示すよう
に、その外周囲に設けられていた樹脂被覆13は完全に
除去されている。
【0021】尚、請求項2又は3記載の発明において、
樹脂被覆13に切り込みを入れたり、切り裂いたりする
には、樹脂被覆13が充分に冷却されない段階で行うの
が良く、その為には冷却水槽14の冷却温度を調整すれ
ばよい。
【0022】実験例1 金属箔として、100μmの厚みの軟鉄箔を用い、この
一面に接着剤としてアクリル系ホットメルト接着剤を、
乾燥時の厚みが5μmとなるように塗布し、又、被覆用
樹脂としてはポリ塩化ビニル樹脂を用いた。そして、図
1に示す装置を用いて、全体の厚みが519〜522μ
mの5層の積層体P3(図3参照)を製造した。得られ
た積層体P3の層間の剪断強度を測定した結果、各層間
とも0.70〜0.75Kg/mm2 の範囲内におさ
まり、気泡の巻き込みもなく安定した接着力を具えたも
のであった。
【0023】実験例2 金属箔として、100μmの厚みのアルミニウム箔を用
い、この一面に接着剤としてポリ塩化ビニル−酢酸ビニ
ル共重合樹脂系ホットメルト接着剤を、乾燥時の厚みが
4μmとなるように塗布し、又、被覆用樹脂としては、
アクリロニトリル−ブタジエン−スチレン樹脂(ABS
樹脂)を用いた。そして同じく図1に示す装置を用いて
、全体の厚みが830〜834μmの8層の積層体を製
造した。得られた積層体の層間の剪断強度を測定した結
果、各層間とも0.82〜0.88Kg/mm2 の範
囲内におさまり、気泡の巻き込みもなく安定した接着力
を具えたものであった。
【0024】
【発明の効果】請求項1記載の発明は、長尺の金属箔の
被積層面に、予め接着剤層を形成したものの複数枚を、
一方向に移送しつつ予熱帯を通過させ、又は通過させる
ことなく集束することにより箔集合体を形成し、この箔
集合体を更に一方向に移送しつつ押出成形によりその外
周面に樹脂被覆を施すようにしたので、押出成形時の樹
脂の樹脂圧及び冷却時の収縮力により各金属箔が圧着さ
れると共に、この圧着の際に被覆された樹脂に妨げられ
て、接着剤が金属箔からはみ出ることがない。又、得ら
れた金属積層板は、使用する直前迄は樹脂被覆が保護皮
膜となって金属積層板を外部から保護するので、金属積
層板に塵埃が付着したり、傷が付いたりすることがない
【0025】従って、工程が簡略化され、コストダウン
を図り得ると共に、品質の安定したものの大量生産が可
能となった。又、品質の安定した状態を使用直前迄維持
できるので、安心して次工程に組み込むことができる。 請求項2記載の発明は、樹脂被覆の外面に、剥離用の切
り込みを設けるようにしたので、請求項1記載の発明に
より得られた金属積層板の使用に際して、その切り込み
を利用することにより樹脂被覆を剥離することが容易で
ある。
【0026】従って、次工程での使用が迅速になされ得
る。請求項3記載の発明は、長尺の金属箔の被積層面に
、予め接着剤層を形成したものの複数枚を、一方向に移
送しつつ予熱帯を通過させ、又は通過させることなく集
束することにより箔集合体を形成し、この箔集合体を更
に一方向に移送しつつ押出成形によりその外周面に樹脂
被覆を施し、しかる後、被覆された樹脂を除去するよう
にしたので、被覆された樹脂の樹脂圧及び冷却時の収縮
力により各金属箔が圧着されると共に、この圧着の際に
被覆された樹脂に妨げられて、接着剤が金属箔からはみ
出ることがない。又、保護皮膜を持たないので、包装形
態をコンパクトにすることができる。
【0027】従って、上記請求項1記載の発明が奏する
効果と同等以上の効果を得ることができる。本発明の金
属積層板の製造方法によって得られた金属積層板は、例
えば、装飾建材、構造材の他テープレコーダー、ステレ
オ、ビデオ等音響機器の磁気ヘッド用素材等に採用する
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明金属積層板の製造方法に用いて好適な製
造装置の一例を示す概略説明図である。
【図2】同上の製造装置を用いて製造された請求項2記
載の金属積層板の一例を示す拡大断面図である。
【図3】同上の製造装置を用いて製造された請求項3記
載の金属積層板の一例を示す拡大断面図である。
【符号の説明】
1〜5    金属箔巻重体 6    予熱帯 10    押出機 11    クロスヘッドダイ 12    箔集合体 13    樹脂被覆 14    冷却水槽 16    カッター 17    ローラー 18    引取機 19    巻取機 20    接着剤層 21    切り込み S1〜3  金属積層板

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  複数枚の金属箔を積層して金属積層板
    を製造するに際し、長尺の金属箔の被積層面に、予め接
    着剤層を形成したものの複数枚を、一方向に移送しつつ
    予熱帯を通過させ、又は通過させることなく集束するこ
    とにより箔集合体を形成し、この箔集合体を更に一方向
    に移送しつつ押出成形によりその外周面に樹脂被覆を施
    すことを特徴とする金属積層板の製造方法。
  2. 【請求項2】  樹脂被覆の外面に、剥離用の切り込み
    を設けることを特徴とする請求項1記載の金属積層板の
    製造方法。
  3. 【請求項3】  複数枚の金属箔を積層して金属積層板
    を製造するに際し、長尺の金属箔の被積層面に、予め接
    着剤層を形成したものの複数枚を、一方向に移送しつつ
    予熱帯を通過させ、又は通過させることなく集束するこ
    とにより箔集合体を形成し、この箔集合体を更に一方向
    に移送しつつ押出成形によりその外周面に樹脂被覆を施
    し、しかる後、被覆された樹脂を除去することを特徴と
    する金属積層板の製造方法。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2013108821A1 (ja) * 2012-01-17 2013-07-25 シーカ・テクノロジー・アーゲー 積層体

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