JPH0432048B2 - - Google Patents

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JPH0432048B2
JPH0432048B2 JP14884086A JP14884086A JPH0432048B2 JP H0432048 B2 JPH0432048 B2 JP H0432048B2 JP 14884086 A JP14884086 A JP 14884086A JP 14884086 A JP14884086 A JP 14884086A JP H0432048 B2 JPH0432048 B2 JP H0432048B2
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Description

【発明の詳細な説明】
産業上の利用分野 本発明は歯石の予防に好適な歯磨組成物に関
し、更に詳述すれば長期関保存した後でも安定な
歯石形成抑制効果を有する歯磨組成物に関する。 従来の技術 歯石は、歯牙表面に生成する無機質含量の高い
硬い沈着物で、歯肉炎、歯周炎等の非常に大きな
原因となるものであり、従つて歯石の形成を抑制
することは歯周疾患の予防、治療上非常に有効な
ことである。この場合、歯牙を規則的にブラツシ
ングすることにより歯石の急激な堆積は防止でき
るが、歯牙に沈着した歯石をすべて除去するのに
は十分でない。 この歯石の形成は、不定形もしくは微結晶のリ
ン酸カルシウムが歯垢中の歯の膜系や細菌間物質
に沈着し、次第に緻密なものになつてハイドロキ
シアパタイトに変化することによるものと考えら
れ、従つて歯石の形成を抑制するためには、ハイ
ドロキシアパタイトの結晶成長を阻害すればよい
ことが認められている。 このため、従来から歯石を予防するための種々
の提案がなされており、例えば特公昭45−23637
号公報及び特公昭49−27339号公報には、歯石予
防剤として多くのホスホン酸型化合物及びその薬
学的に許容され得る塩が開示されている。また、
「Arch.Oral.Biol.Vol.15、p.893〜896(1970年)」
には、歯石に対する可溶性リン酸塩の有効性が示
されている。更に、特開昭52−108029号公報には
ポリリン酸塩と多価陽イオンの組み合わせによる
歯石予防法が、特開昭54−80429号公報には
Nao+2PoO3o+1(n≧3)で表わされるポリリン酸
ナトリウム微細顆粒よりなる歯の処理剤が、更に
特開昭59−42311号公報にはピロリン酸塩を配合
した抗歯石効果を有する口腔用組成物がそれぞれ
提案されており、ポリリン酸塩が歯石の形成抑制
に有効であることが知られている。 発明が解決しようとする問題点 しかしながら、ポリリン酸塩は歯磨組成物に配
合した場合、その保存安定性が十分でなく、長期
間、特に高温下で長期間保存すると歯石抑制効果
が低下するという問題があり、このためポリリン
酸塩を歯磨組成物中に安定配合し、その効果を長
期保存後にも有効に発揮させることが望まれる。 本発明は上記事情に鑑みなされたもので、ポリ
リン酸塩が高温下においても長期に亘つて安定に
配合され、その歯石形成抑制効果を長期保存した
後でもより有効に発揮させることができる歯磨組
成物を提供することを目的とする。 問題点を解決するための手段及び作用 本発明者等らは、上記目的を達成する歯磨組成
物につき鋭意研究を行なつた結果、歯石の形成を
抑制する有効成分として一般式(1) Mo+2PoO3o+1 ……(1) (但し、MはNa又はK、n≧2である。) で表わされるポリリン酸塩を特定の無定形研磨性
シリカ、即ち窒素吸着法により測定したBET法
による比表面積が5〜100m2/gであり、かつ水
蒸気吸着法により測定したBET法による比表面
積が100〜400m2/gである無定形研磨性シリカと
併用した場合、ポリリン酸塩が安定に配合され、
長期間に亘りポリリン酸塩の効果が有効に発揮さ
れ、従つてポリリン酸塩を配合した歯磨組成物の
研磨基材としてこの無定形研磨性シリカが好適で
あることを知見し、本発明をなすに至つたもので
ある。なお、上記の無定形研磨性シリカはシリカ
系研磨材に分類され得るものであるが、通常の無
定形無水珪酸では、後述する実験例にも示したよ
うに、ポリリン酸塩の安定配合効果は十分でない
にもかかわらず、上記の特定の無定形研磨性シリ
カを用いた場合には、意外にも優れたポリリン酸
塩の安定配合効果を発揮するものである。 従つて、本発明は、窒素吸着法により測定した
BET法による比表面積が5〜100m2/gであり、
かつ水蒸気吸着法により測定したBET法による
比表面積が100〜400m2/gである無定形研磨性シ
リカと、下記一般式(1) Mo+2PoO3o+1 ……(1) (但し、MはNa又はK、n≧2である。) で表わされる直鎖状のポリリン酸塩とを併用した
ことを特徴とする歯磨組成物を提供する。 以下、本発明につき更に詳しく説明する。 本発明に係る歯磨組成物は研磨基材として窒素
吸着法により測定したBET法による比表面積が
5〜100m2/gであり、かつ水蒸気吸着法により
測定したBET法による比表面積が100〜400m2
gであるものを使用するもので、これにより上述
したようにポリリン酸塩を歯磨組成物中に安定に
配合し得るものである。 この場合、この無定形研磨性シリカは種々の方
法で製造できるが、特に水和合成シリカであるこ
とが好ましく、上記比表面積を有する無定形水和
合成シリカはその経時安定性が非常に高いもので
ある。 本発明に用いるシリカは、上述したような比表
面積を有するものであるが、この場合N2吸着に
よる比表面積が5〜50m2/gであり、水蒸気吸着
による比表面積が150〜300m2/gであるものがよ
り好ましく、またN2吸着による比表面積に対す
る水蒸気吸着による比表面積の比率が2〜30、特
に3〜20のもの、更にN2吸着による細孔容積が
0.01〜0.15ml/g、特に0.02〜0.1ml/gであり、
水蒸気吸着による細孔容積が0.2〜0.7ml/g、特
に0.3〜0.6ml/gのものが更に好ましい。 更に、本発明に用いるシリカとしては、N2
着による比表面積、水蒸気吸着による比表面積、
及びこれらの比率が上記範囲にあることに加え、
CTAB法による比表面積が5〜60m2/gである
ことが好ましく、とりわけ窒素吸着法により測定
したBET法による比表面積が5〜60m2/g、好
ましくは10〜50m2/g(無水物)、CTAB法によ
る比表面積が5〜60m2/g、好ましくは10〜40
m2/g(無水物)であり、かつ、このBET法に
よる比表面積とCTAB法による比表面積の差が
40m2/g(無水物)以下、好ましくは30m2/g以
下である無定形研磨性シリカが、経時安定性に優
れ、屈折率が変化し難い上、研磨性が適度である
点から好ましい。 なお、本発明において無水物とは乾燥粉砕後の
シリカを105℃でほぼ恒量になるまで大略2時間
以上乾燥したシリカを言う。 また、本発明に用いるシリカとしては、吸液量
が0.4〜2.0ml/g、特に0.6〜1.5ml/gであるも
のが好適に使用され、比重は0.9〜2.3であること
が好ましい。 更に、本発明に用いるシリカの屈折率は、透明
歯磨を調製する場合であれば1.420〜1.450、特に
1.430〜1.445のものが好適である。 ここで、本発明に用いる無定形研磨性シリカ
は、SiO2含量が70%以上、特に85%以上のもの
が好ましい。また、本発明に用いるシリカには、
SiO2にアルミニウムが結合しているもの(いわ
ゆるアルミノシリケート)であつてもよい。この
場合、アルミニウムの結合量はSiO2に対し10%
以下、特に2%以下であることが好ましい。更
に、本発明に用いるシリカにはナトリウム、カリ
ウム、リチウム、カルシウム、マグネシウム、ハ
フニウム等のシリカ製造の際に通常混入する金属
分が結合或いは分散してもよいが、その量は
SiO2に対し10%以下、特に5%以下であること
が好ましい。また更に、水分付着量は25℃、70%
RH下で20%以下、特に15%以下、強熱減量は15
%以下、特に10%以下であるものが好ましい。 本発明は上述した無定形研磨性シリカを研磨剤
として用いるものであるが、この場合その粒径は
SEM法で測定した平均粒径が0.01〜1μm、特に
0.05〜0.5μm、沈降法で測定した平均粒径が1〜
30μm、特に1〜15μmであることが好ましい。
その研磨力は銅板研磨法により測定した値が1〜
50mg、特に1〜20mgであることが好ましい。な
お、本発明に用いるシリカは、特にそのN2吸着
による比表面積を種々選定することにより、その
研磨力を容易に所望のものに調製し得る(N2
着による比表面積が大きくなるほどその研磨力は
小さくなる傾向を有する)。 上記無定形研磨性シリカの歯磨組成物中への配
合量はその種類、使用目的等により相違し、必ず
しも制限されないが、通常組成物全体の1〜50%
(重量%、以下同じ)、特に5〜35%である。 本発明は、上述した無定形研磨性シリカと共に
歯石の形成を抑制する有効成分としてポリリン酸
塩を配合するもので、ポリリン酸塩としては、 Mo+2PoO3o+1 (但し、MはNa又はK、n≧2である。) で示されるもの、即ち平均重合度n=2のピロリ
ン酸ナトリウムやピロリン酸カリウム、n=3の
トリポリリン酸ナトリウムやトリポリリン酸カリ
ウム、n=4のテトラポリリン酸ナトリウムやテ
トラポリリン酸カリウム、高重合度のメタリン酸
ナトリウムやメタリン酸カリウムなどの1種又は
2種以上が使用されるが、これらの中ではn≧20
のものが安定性が高く、より好適に用いられる。 ポリリン酸塩の配合量は、必ずしも制限されな
いが、組成物全体の0.1〜10%、特に0.5〜5%が
好ましい。配合量が0.1%より少ない場合、歯石
形成防止効果が十分でない場合があり、10%より
多いと歯磨組成物の味が悪くなる場合がある。 本発明の歯磨組成物には、上記成分に加えてそ
の種類等に応じた適宜な成分、例えば粘結剤、粘
稠剤、界面活性剤、甘味剤、香料、防腐剤、色素
などを適宜選択して配合することができる。この
場合、ベヒクルを無定形研磨性シリカと実質的に
同一の屈折率を有する透明に調製すれば、透明の
歯磨組成物を得ることができる。なお、本発明に
おいては、上記の無定形研磨性シリカに加えて他
の研磨基材を配合でき、またポリリン酸塩以外に
他の歯石防止剤やその他の有効成分を配合するこ
とができる。 発明の効果 本発明の歯磨組成物によれば、ポリリン酸塩を
特定の無定形研磨性シリカと併用したことによ
り、ポリリン酸塩が歯磨組成物中に安定に配合さ
れ、このため高温下に長期間保存した後でもポリ
リン酸塩による歯石形成抑制効果が有効に発揮さ
れる。 実験例 ポリリン酸塩として平均重合度nが56であるメ
タリン酸ナトリウム(太平化学産業(株)製)を使用
して2重量%の水溶液を調製し、この溶液を
NaOH水溶液を用いてPH7に調整した。 このメタリン酸ナトリウム水溶液80gと下記の
示す性状の本発明による無定形研磨性シリカ20
gとを用いてサスペンジヨンを調製し、50℃で3
ヶ月保存した後、メタリン酸ナトリウムの加水分
解で遊離してくるオルトリン酸の量をバナドモリ
ブデン酸法により定量し、メタリン酸ナトリウム
の残存率を調べた。 また、比較のため無定形無水珪酸Zeodent113
(フユーバー社製)20gとメタリン酸ナトリウ
ム2%水溶液80gとを用いて本発明による無定形
研磨性シリカの場合と同様にメタリン酸ナトリウ
ムの残存率を調べた。 結果を第1表に示す。 本発明シリカ N2吸着法による比表面積 11.2m2/g 〃 細孔容積 0.021ml/g 水蒸気吸着法による比表面積 215m2/g 〃 細孔容積 0.407ml/g
【表】 第1表の結果より、本発明による無定形研磨性
シリカは無定形無水珪酸塩(Zeodent113)に
比べてメタリン酸ナトリウムの保存安定性が高い
ことが認められた。 実験例 本発明による無定形研磨性シリカ及び無定形
無水珪酸(Zeodent113)をそれぞれ基材とし
て用い、ポリリン酸塩として平均重合度nが56の
メタリン酸ナトリウム(太平化学産業(株)製)を使
用して下記処方の練歯磨を調製し、室温、40℃、
50℃で3ヶ月保存した後、メタリン酸ナトリウム
の残存率を調べた。結果を第2表に示す。 練歯磨処方 基 材 25.0% 60%ソルビツト 26.0 プロピレングリコール 4.0 カルボキシメチルセルロースナトリウム 1.2 ラウリル硫酸ナトリウム 1.5 サツカリンナトリウム 0.1 香 料 1.0 メタリン酸ナトリウム 1.2 精製水 残 計 100.0%
【表】 なお、メタリン酸ナトリウムの残存率は、保存
後に歯磨5gに蒸留水20gを加えてガラス棒で撹
拌し、よく混合した後、混合液を遠心分離機を用
いて15000rpmで遠心分離し、その上澄液中に含
まれるオルトリン酸の量をバナドモリブデン酸法
によつて定量することにより求めた。 第2表の結果より、歯磨中に配合されたメタリ
ン酸ナトリウムは無定形研磨性シリカと併用する
と高温度においても安定性が高いことが認められ
た。 実験例 本発明による無定形研磨性シリカとして下記に
示す性状のシリカを用いたほかは実験例と同
様にして実験を行ない、メタリン酸ナトリウムの
残存率を調べた。結果を第3表に示す。 本発明シリカ N2吸着法による比表面積(1) 35m2/g 〃 細孔容積 0.043ml/g 水蒸気吸着法による比表面積 238m2/g 〃 細孔容積 0.458ml/g CTAB法による比表面積(2) 21m2/g 比表面積の差(1)−(2) 14m2/g
【表】 第3表の結果より、本発明による無定形研磨性
シリカはZeodent113に比べてメタリン酸ナト
リウムの保存安定性が高いことが認められた。 実験例 本発明による無定形研磨性シリカを用いたほ
かは実験例と同様にして実験を行ない、メタリ
ン酸ナトリウムの残存率を調べた。結果を第4表
に示す。
【表】 なお、メタリン酸ナトリウムの残存率は前記実
験例と同様にして求めた。 第4表の結果より、歯磨中に配合されたメタリ
ン酸ナトリウムは本発明の無定形研磨性シリカと
併用すると高温度においても安定性が高いことが
認められた。 以下、実施例を示し、本発明を具体的に説明す
るが、本発明は下記の実施例に制限されるもので
はない。 なお、各実施例に使用した無定形研磨性シリカ
(合成無定形沈殿シリカ)の性状を第5表及び第
6表に示す。
【表】
【表】 実施例 1 シリカA 25.0% 増粘性シリカ 2.0 プロピレングリコール 3.0 60%ソルビツト 35.0 カルボキシメチルセルロースナトリウム 1.1 ピロリン酸四ナトリウム・十水塩 2.5 デキストラナーゼ 0.18 ラウリル硫酸ナトリウム 1.2 サツカリンナトリウム 0.1 香 料 1.0 精製水 残 計 100.0% 実施例 2 シリカA 10.0% 増粘性シリカ 3.0 ポリエチレングリコール400 5.0 60%ソルビツト 75.0 カルボキシメチルセルロースナトリウム 1.1 トリポリリン酸ナトリウム 0.5 モノフルオロリン酸ナトリウム 0.76 色 素 0.0002 ラウリル硫酸ナトリウム 1.2 サツカリンナトリウム 0.1 香 料 1.0 精製水 残 計 100.0% 実施例 3 シリカC 25.0% 増粘性シリカ 3.0 プロピレングリコール 4.0 60%ソルビツト 26.0 カルボキシメチルセルロースナトリウム 1.1 カラギーナン 0.3 メタリン酸ナトリウム(重合度n=16) 1.5 メタリン酸ナトリウム(重合度n=59) 1.5 モノフルオロリン酸ナトリウム 0.76 ラウリル酸ナトリウム 1.5 サツカリンナトリウム 0.1 香 料 1.0 精製水 残 計 100.0% 実施例 4 シリカC 23.0% 増粘性シリカ 3.0 プロピレングリコール 4.5 60%ソルビツト 26.0 カルボキシメチルセルロースナトリウム 1.2 ポリリン酸ナトリウム(重合度n=3) 1.0 メタリン酸ナトリウム(重合度n=59) 1.0 フツ化ナトリウム 0.21 ラウリル酸ナトリウム 1.5 サツカリンナトリウム 0.1 香 料 1.0 精製水 残 計 100.0% 実施例 5 シリカA 23.0% 増粘性シリカ 3.0 プロピレングリコール 4.0 85%グリセリン 24.0 カルボギシメチルセルロースナトリウム 1.2 ピロリン酸四カリウム 2.0 モノフルオロリン酸ナトリウム 0.76 ラウリル硫酸ナトリウム 1.5 サツカリンナトリウム 0.1 香 料 1.0 精製水 残 計 100.0% 実施例 6 シリカB 25.0% 増粘性シリカ 2.0 プロピレングリコール 4.0 85%グリセリン 24.0 カルボキシメチルセルロースナトリウム 1.2 ポリリン酸カリウム(重合度n=3.1) 1.0 ポリリン酸ナトリウム(重合度n=3.1) 2.0 フツ化ナトリウム 0.21 ラウリル硫酸ナトリウム 1.5 サツカリンナトリウム 0.1 香 料 1.0 精製水 残 計 100.0% 実施例 7 シリカF 25.0% 増粘性シリカ 3.0 ポリエチレングリコール400 5.0 60%ソルビツト 26.0 カルボキシメチルセルロースナトリウム 1.5 メタリン酸カリウム 2.0 メタリン酸カリウム(重合度n=16) 3.0 フツ化ナトリウム 0.21 クロルヘキシジン塩酸塩 0.025 ラウリル硫酸ナトリウム 1.5 サツカリンナトリウム 0.1 香 料 1.0 精製水 残 計 100.0% 実施例 8 シリカD 25.0% プロピレングリコール 3.0 60%ソルビツト 25.0 カルボキシメチルセルロースナトリウム 1.2 テトラポリリン酸ナトリウム 1.2 モノフルオロリン酸ナトリウム 0.76 ラウリル硫酸ナトリウム 1.2 サツカリンナトリウム 0.1 香 料 1.0 精製水 残 計 100.0% 実施例 9 シリカD 32.0% プロピレングリコール 4.0 85%グリセリン 24.0 カルボキシメチルセルロースナトリウム 1.2 ポリリン酸ナトリウム(重合度n=3) 1.0 フツ化ナトリウム 0.21 ラウリル硫酸ナトリウム 1.2 サツカリンナトリウム 0.1 香 料 1.0 精製水 残 計 100.0% 実施例 10 シリカE 23.0% プロピレングリコール 3.0 60%ソルビツト 26.0 カルボキシメチルセルロースナトリウム 1.2 メタリン酸ナトリウム(重合度n=16) 2.0 クロルヘキシジン塩酸塩 0.01 ラウリル硫酸ナトリウム 1.2 サツカリンナトリウム 0.1 香 料 1.0 精製水 残 計 100.0% 実施例 11 シリカE 23.0% プロピレングリコール 4.0 60%ソルビツト 26.0 カルボキシメチルセルロースナトリウム 1.1 メタリン酸ナトリウム(重合度n=56) 4.0 トラネキサム酸 0.05 ラウリル硫酸ナトリウム 1.2 サツカリンナトリウム 0.1 香 料 1.0 精製水 残 計 100.0% 実施例 12 シリカE 25.0% プロピレングリコール 4.0 60%ソルビツト 26.0 カルボキシメチルセルロースナトリウム 1.2 メタリン酸ナトリウム(重合度n=128) 0.5 グリチルリチン 0.01 ラウリル硫酸ナトリウム 1.2 サツカリンナトリウム 0.1 香 料 1.0 精製水 残 計 100.0% 実施例 13 シリカF 7.0% ポリエチレングリコール400 5.0 60%ソルビツト 72.0 カルボキシメチルセルロースナトリウム 1.1 メタリン酸ナトリウム(重合度n=40) 1.2 ジヒドロキシルアルミニウムアラントイン0.01 色 素 0.0002 ラウリル硫酸ナトリウム 1.0 サツカリンナトリウム 0.1 香 料 1.0 精製水 残 計 100.0% 実施例 14 シリカF 23.0% ポリエチレングリコール400 5.0 60%ソルビツト 23.0 カルボキシメチルセルロースナトリウム 1.2 メタリン酸ナトリウム(重合度n=40) 1.0 イプシロンアミノカプロン酸 0.01 ラウリル硫酸ナトリウム 1.5 サツカリンナトリウム 0.1 香 料 1.0 精製水 残 計 100.0% 実施例 15 シリカF 25.0% プロピレングリコール 3.0 60%ソルビツト 26.0 カルボキシメチルセルロースナトリウム 1.2 ピロリン酸四ナトリウム・十水塩 1.0 メタリン酸ナトリウム(重合度n=56) 2.0 モノフルオロリン酸ナトリウム 0.76 クロルヘキシジン塩酸塩 0.01 ラウリル硫酸ナトリウム 1.5 サツカリンナトリウム 0.1 香 料 1.0 精製水 残 計 100.0% 上述した実施例の歯磨組成物は、いずれもポリ
リン酸塩が長期に亘り安定して保持され、このた
め長期保存後においてもその効果を有効に発揮す
るものである。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 窒素吸着法により測定したBET法による比
    表面積が5〜100m2/gであり、かつ水蒸気吸着
    法により測定したBET法による比表面積が100〜
    400m2/gである無定形研磨性シリカと、下記一
    般式(1) Mo+2PoO3o+1 (但し、MはNa又はK、n≧2である。) で表わされる直鎖状のポリリン酸塩とを併用した
    ことを特徴とする歯磨組成物。 2 無定形研磨性シリカとして、窒素吸着法によ
    り測定したBET法による比表面積に対する水蒸
    気吸着法により測定したBET法による比表面積
    の比率が2〜30であるものを用いた特許請求の範
    囲第1項記載の歯磨組成物。 3 無定形研磨性シリカとして、窒素吸着法によ
    り測定した細孔容積が0.01〜0.15ml/gであり、
    かつ水蒸気吸着法により測定した細孔容積が0.2
    〜0.7ml/gであるものを用いた特許請求の範囲
    第1項又は第2項記載の歯磨組成物。 4 無定形研磨性シリカとして、CTAB法によ
    り測定した比表面積が5〜60m2/gのものを用い
    た特許請求の範囲第1項乃至第3項のいずれか1
    項に記載の歯磨組成物。 5 無定形研磨性シリカとして、窒素吸着法によ
    り測定したBET法による比表面積が5〜60m2
    g、CTAB法により測定した比表面積が5〜60
    m2/g、両者の差が40m2/g以下のものを用いた
    特許請求の範囲第4項記載の歯磨組成物。 6 無定形研磨性シリカの屈折率が1.420〜1.450
    である特許請求の範囲第1項乃至第5項のいずれ
    か1項に記載の歯磨組成物。 7 無定形研磨性シリカの配合量が組成物全体の
    1〜50重量%である特許請求の範囲第1項乃至第
    6項のいずれか1項に記載の歯磨組成物。 8 直鎖状ポリリン酸塩の平均重合度(n)が20
    以上である特許請求の範囲第1項乃至第7項のい
    ずれか1項に記載の歯磨組成物。 9 直鎖状ポリリン酸塩の配合量が組成物全体の
    0.1〜10重量%である特許請求の範囲第1項乃至
    第8項のいずれか1項に記載の歯磨組成物。
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