JPH04320314A - モールドコイルの製造方法 - Google Patents

モールドコイルの製造方法

Info

Publication number
JPH04320314A
JPH04320314A JP8816091A JP8816091A JPH04320314A JP H04320314 A JPH04320314 A JP H04320314A JP 8816091 A JP8816091 A JP 8816091A JP 8816091 A JP8816091 A JP 8816091A JP H04320314 A JPH04320314 A JP H04320314A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
prepreg tape
coil
insulation
coil body
heat
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP8816091A
Other languages
English (en)
Inventor
Masakazu Higashiyama
東山 雅一
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toshiba Corp filed Critical Toshiba Corp
Priority to JP8816091A priority Critical patent/JPH04320314A/ja
Publication of JPH04320314A publication Critical patent/JPH04320314A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Insulating Of Coils (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
[発明の目的]
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、コイル本体の外周に
プリプレグテープを巻回して外層絶縁を形成し、外層絶
縁の熱硬化性樹脂を硬化させてなるモールドコイルの製
造方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図3は、従来のモールドコイルを示す斜
視図であり、図4は図3の縦断面図である。図において
、層間絶縁2を介して導体1を巻回してコイル本体が構
成される。このコイル本体の内周には内層絶縁3が設け
られており、また外周には外層絶縁4が設けられている
。図4では外層絶縁4として、熱硬化性樹脂を含浸し、
この含浸された樹脂を半硬化状態としたブリプレグシー
トを所定回数巻回して構成した場合を示している。
【0003】外層絶縁4は、図4に示されるようにコイ
ル高さと同一の幅を持ったプリプレグシートを所定回数
巻回することによって構成されるのが一般的であったが
、図3の如くコイルが角筒状をなしている場合には、外
層絶縁4用プリプレグシートを適度のテンションを加え
て均一に巻くことが難しく、図4の如く外層絶縁4の内
側に空隙部5を残してしまうことが多かった。
【0004】このような場合、コイルの熱の伝幡は、導
体1→空隙部5→外層絶縁4→コイル外へという経路を
取り、空隙部5での熱抵抗が導体1と外層絶縁4との接
触部に比べ著しく大きいことから、空隙部5での熱移動
が小さくなり、コイルの放熱特性が悪くなる問題があっ
た。
【0005】この問題を解消する方法として、外層絶縁
4に細幅の熱収縮性プリプレグテープを用いることが考
えられている。即ち、図5の如くコイル本体の外周に細
幅の熱収縮性プリプレグテープをテンションを加えなが
ら巻回して外層絶縁4を構成し、加熱時に熱収縮性プリ
プレグテープを収縮させることによってコイル本体と外
層絶縁4との間に空隙部を生じさせないようにするもの
である。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、この方
法においては、熱収縮性プリプレグテープに含浸した熱
硬化性樹脂を加熱硬化させる際に、プリプレグテープは
樹脂の溶融による緩みを生じた状態で収縮する場合があ
り、その結果、図3の如く外層絶縁4の内側に空隙部5
を形成することがあった。
【0007】また、このプリプレグテープの緩みの為に
コイル本体に対して均一にテンションが加わらなくなり
、コイル本体に緩みが生じて耐短絡機械力が低下し、ま
た、コイル表面の平滑度が落ちてしう問題があった。
【0008】この発明は、上記のような問題点を解消す
る為になされたもので、外層絶縁の内側に空隙部を形成
することなく、またコイル本体に緩みも生じないモール
ドコイルの製造方法を提供することを目的とする。 [発明の構成]
【0009】
【課題を解決するための手段】この発明においては、コ
イル本体の外周に、熱硬化性樹脂を含浸しこの含浸した
樹脂を半硬化状態とした熱収縮性プレプレグテープを巻
回して外層絶縁を形成し、この外層絶縁の外周面にヒー
ター板を配置し、このヒーター板を加熱することによっ
て前記外層絶縁の熱硬化性樹脂を硬化させてなるもので
ある。
【0010】
【作用】本発明によれば、コイルの外層絶縁がヒーター
板に押圧される為にその表面が平滑に出来上ると共にヒ
ーター板の押圧力によって外層絶縁の内側に空隙部が形
成されにくくなる。また、導体と外層絶縁との接着が確
実に行なわれる為、コイル本体の緩みが防止できる。
【0011】
【実施例】以下、この発明の一実施例を図1及び図2に
ついて説明する。図1(A)および(B)はモールドコ
イルの製造時の状態を示す正面図及び側面図、図2はコ
イル素体の縦断面である。1〜3は従来のものと同一で
あり、4aは、熱硬化性樹脂を含浸し、この含浸した樹
脂を半硬化状態とした細幅のプリプレグテープを幅方向
にラップするように巻回した第1の外層絶縁、また4b
は、例えばテトロン系統の熱収縮性基材に熱硬化性樹脂
を含浸し、この含浸した樹脂を半硬化状態とした細幅の
熱収縮性プリプレグテープを幅方向にラップするように
巻回した第2の外層絶縁であり、これら4aおよび4b
にて外層絶縁が形成されている。
【0012】すなわち、内層絶縁3の上に層間絶縁2を
介して導体1を巻回してコイル本体を形成し、このコイ
ル本体の外層絶縁として、熱硬化性樹脂を含浸させたプ
リプレグテープ4aを1/3〜2/3程度幅方向に重ね
合わせて巻回して外層絶縁4aを形成すると共にその外
周に熱収縮性プリプレグテープを1/3〜2/3程度幅
方向に重ね合わせて巻回して外層絶縁4bを形成するこ
とによってコイル素体が形成されている。
【0013】この様に構成されたコイル素体は通常、オ
ープン中に設置し加熱することによって、外層絶縁4a
,4bのプリプレグテープに含浸した熱硬化性樹脂の硬
化を行うが、本実施例では、この硬化をオーブン中では
実施せず、図1に示されるように金属板にヒーターを増
設したヒーター板6をコイル素体の外表面の上下二面に
配置し、これを加熱してコイル素体を押圧しながら外層
絶縁4a,4bのプリプレグテープを硬化させることを
特徴としている。ヒーター板6は上下左右の4個配置し
てもよい。この作業は、コイル素体の巻回終了後、コイ
ル素体が巻線機に取付けられた状態で行っても、取外し
た状態で行っても良いが、ヒーター板6をコイル素体の
内側に向って押圧する為、コイル素体自体の変形を生じ
る恐れがある。従ってコイル素体が巻線機に取付けられ
ている状態で行うかあるいは取外した状態であれば、コ
イル素体の内側に支えを配設してコイル素体を支持する
ことが望ましい。
【0014】外層絶縁4a,4bのプリプレグテープの
硬化については通常140℃程度のオーブン中で120
〜130分の時間を要するが、この硬化時間は硬化させ
る温度が約10℃上昇する毎にほぼ半減する。従ってヒ
ーター板6の加熱温度を上昇させれば、160℃では3
0分〜40分、180℃では10〜15分程度でプリプ
レグテープの硬化が完了し、全体のリードタイムの短縮
が図れる。
【0015】以上の様にして製作されたモールドコイル
においては、ヒーター板6がコイル素体を押圧する為に
その表面が平滑に出来上ると共にヒーター板6の押圧力
によって導体1と外層絶縁4aとの間、外層絶縁4aと
4bとの間に空隙部を残すことなく、プリプレグテープ
の熱収縮が行なわれることによって、コイルの放熱特性
が向上する。
【0016】また、導体1と外層絶縁4aとの接着並に
外層絶縁4aと4bとの接着が確実に行われる為、コイ
ルの緩みが防止できると共に変圧器の短絡時等にモール
ドコイルに生じる半径方向の電磁機械力に対する耐力が
向上するという利点を有している。
【0017】尚、上記実施例の説明ではコイル素体の外
層絶縁4a,4bとして熱硬化性プリプレグテープと熱
収縮性プリプレグテープを巻回したものについて取上げ
たが、外層絶縁を熱収縮性プリプレグテープのみによっ
て構成しても同様の効果が得られる。
【0018】
【発明の効果】以上説明のように、本発明によれば、コ
イル本体に熱収縮性プリプレグテープを巻回して外層絶
縁を形成し、この外層絶縁をその外側からヒーター板を
押圧して加熱することにより、熱収縮性プリプレグテー
プを硬化させるようにしたので、熱収縮性プリプレグテ
ープの内側に空隙部が形成されることがなくなり、もっ
て放熱特性が向上するとともに、耐電磁機械力の向上が
図れる等の効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】(A)及び(B)はモールドコイルの製造時の
状態を示す正面図及び側面図である。
【図2】本発明の一実施例によるモールドコイルを示す
縦断面図である。
【図3】従来のモールドコイルを示す斜視図である。
【図4】図2の縦断面図である。
【図5】従来のモールドコイルの縦断面図である。
【符号の説明】
1…導体、2…層間絶縁、3…内層絶縁、4…外層絶縁
、 4a…プリプレグテープからなる外層絶縁、4b…熱収
縮性プリプレグテープからなる外層絶縁、5…空隙部、 6…ヒーター板。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  コイル本体の外周に、熱硬化性樹脂を
    含浸しこの含浸した樹脂を半硬化状態とした熱収縮性プ
    レプレグテープを巻回して外層絶縁を形成し、この外層
    絶縁の外周面にヒーター板を配置し、このヒーター板を
    加熱することによって前記外層絶縁の熱硬化性樹脂を硬
    化させてなるモールドコイルの製造方法。
JP8816091A 1991-04-19 1991-04-19 モールドコイルの製造方法 Pending JPH04320314A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8816091A JPH04320314A (ja) 1991-04-19 1991-04-19 モールドコイルの製造方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8816091A JPH04320314A (ja) 1991-04-19 1991-04-19 モールドコイルの製造方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH04320314A true JPH04320314A (ja) 1992-11-11

Family

ID=13935175

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP8816091A Pending JPH04320314A (ja) 1991-04-19 1991-04-19 モールドコイルの製造方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH04320314A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6311389B1 (en) * 1998-07-01 2001-11-06 Kabushiki Kaisha Toshiba Gradient magnetic coil apparatus and method of manufacturing the same

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6311389B1 (en) * 1998-07-01 2001-11-06 Kabushiki Kaisha Toshiba Gradient magnetic coil apparatus and method of manufacturing the same

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4400226A (en) Method of making an insulated electromagnetic coil
US4376904A (en) Insulated electromagnetic coil
US4635348A (en) Manufacture of electrical coils
KR960015611A (ko) 초전도 코일 및 그 제조방법
JPH04320314A (ja) モールドコイルの製造方法
JP3441734B2 (ja) コイル巻線、及びそれを用いた変圧器、並びにコイル巻線の製作方法
JPS61214750A (ja) 高圧コイルの製造方法
JPH04139709A (ja) 平面状巻線および平面インダクタンス素子の製造方法
JPS6151811A (ja) 樹脂モ−ルドコイル
JPS63229703A (ja) 超電導コイルの製造方法
JPS58105A (ja) 超電導コイルの製造方法
JPS6262444B2 (ja)
JPS61190903A (ja) 樹脂モ−ルドコイル
JPS6176048A (ja) 固定子コイルの絶縁方法
JPS5858770B2 (ja) 絶縁導体の焼付け成形方法
JPH0714725A (ja) モールドコイルおよびその製造方法
JPS6342847B2 (ja)
JP2945213B2 (ja) 軟質体の包装方法
JPS5849072A (ja) 電機絶縁巻線の製造方法
JPS63174306A (ja) モ−ルドコイルの製造方法
JPS6212649B2 (ja)
JPS5839008A (ja) コイルの製造方法
JPS59151409A (ja) モ−ルドコイル
JPS6035811B2 (ja) 電気機器の製造方法
JPH09232177A (ja) 変圧器用コイルの製造方法