JPH04319841A - 耳掛け型イヤーセット - Google Patents

耳掛け型イヤーセット

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JPH04319841A
JPH04319841A JP11408091A JP11408091A JPH04319841A JP H04319841 A JPH04319841 A JP H04319841A JP 11408091 A JP11408091 A JP 11408091A JP 11408091 A JP11408091 A JP 11408091A JP H04319841 A JPH04319841 A JP H04319841A
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JP
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hook
hanger
microphone
ear
earphone
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Masahiro Urabe
浦辺 昌弘
Seiichi Nakagami
名鏡 誠一
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Foster Electric Co Ltd
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Foster Electric Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は耳掛け型イヤーセット
に関し、さらに詳しくは、電話交換機、アマチュア無線
機、業務無線機などを操作する者が使用すると好適な、
小型・軽量でありノイズに対しても強い耳掛け型イヤー
セットに関する。
【0002】
【従来の技術】音響管を備えるイヤーセットを装着形式
により大別すると、レシーバを耳介の上に載せるタイプ
のもの、また、耳介内にレシーバを収めるタイプのもの
、さらには、フックを耳介の上側に沿って引掛けて、フ
ックに装備したイヤホーンを耳介内に収めるものなどが
知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上述のような従来のイ
ヤーセット、言換えると、耳介の上に載せるタイプのも
のは、イヤホンを耳介に対して押つけて装着する形式で
あるためにイヤホンからの音洩れが生じたり、音響特性
、感度の点において満足できるものではなく、また、形
状が大きいために顔面に対する圧迫感があり、重量感な
ども重なって使い心地の点でも十分なものではない。
【0004】次に、耳介内にレシーバを収める形式のイ
ヤーセットは、マイクロホンの取付け部がフック(耳掛
け部)の先端部に取付けられているために重量バランス
が悪く装着しにくく、また、目に近い位置にマイクロホ
ンのアームが位置するために視界を狭ばめたり、頭を動
かすとマイクロホンが振れて動きながらの使用には適さ
ないなど使い勝手が悪い。
【0005】さらにまた、集音用マイクロホンと、発音
用レシーバとが機械的、電気的に連設状態にある従来形
式のイヤーセットの場合には通信時の同時通話において
ハウリングが発生し易く、また、マイクロホンとレシー
バとが干渉し合い、振動によりノイズの発生も多くなる
【0006】また、耳掛け型イヤーセットでは左右の何
れの耳に対しても不自由なく装着することが困難であり
、かかる点を改善したものも提案されてはいるが、それ
でも各自異なる耳の形状の個人差を完全に吸収すること
はできず装着心地の悪いものであった。
【0007】そこで、この発明はイヤーセットを装着し
た場合に顔面に対する圧迫感がなく、重量感が少なく、
装着した場合の重量バランスがよく、視界を犠牲にしな
いなどの長所をもつ耳掛け型イヤーセットをさらに優れ
たものにするために、耳掛け型イヤーセットがもつ左右
何れの耳に対して自由に装着することができないことや
、装着心地の悪い点を解決することを主たる目的とする
ものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】上述のような目的を達成
するために、この発明は少なくともマイクロホン7、イ
ヤホン5をもち、耳介の上側に沿って掛けるフック2を
備える耳掛け型イヤーセット1において、内部空間にマ
イクロホン7が収容され、かつ弾性変形が可能なネック
部6を介して取付けられたイヤホン5をもつハンガー3
と、このハンガー3の一端部で、前記マイクロホン7と
反対側に設けられたフック2と、前記ハンガー3の他端
部の取付部3aに根元側が取付けられ、かつ任意の方向
に屈曲自在であり、先端部に集音部4aが設けられた音
導管4とを備え、前記ハンガー3のネック部6は何れの
方向にも適当な範囲で変形自在であり、前記フック2は
内心部2aが弾力性と、屈曲性に富む材料からなるとと
もに、外周部2bが柔軟性があり、弾性もある材料で形
成され、かつ前記フック2とハンガー3の結合部分に前
記ネック部側に向って突出し、耳介の後側を押さえる突
出部2cが設けられた構成としている。
【0009】
【作用】この発明の耳掛け型イヤーセット1は、フック
2を内心部2aと、外周部2bとの材質を異ならせて二
重構造とすることで屈曲に対する耐久性を確保し、さら
には外表面を柔軟性があり、弾性がある材質としたため
に耳の形状によくなじみ、左右何れの耳にもフィットで
き、肌にも優しい感触であり、使用感も十分であって、
また、イヤホン5の向きも自由に変更可能とし、左右何
れの耳であっても心地よい使用を可能としている。さら
に、突出部2cによって耳の後側を押えるようにしてあ
るため、フック2等と相俟って確実に装着できるように
している。
【0010】
【実施例】以下、この発明の実施例を添付した図面に沿
って説明する。
【0011】これらの図において符号1は耳掛け型イヤ
ーセット全体を示し、この耳掛け型イヤーセット1は耳
介の根元部に沿って引掛ける曲線を描いた形状のフック
2をもち、このフック2は内心部2aが弾力性と、耐屈
曲性の大きい熱可塑性エンジニアリングプラスチック、
例えばポリブチレンテレフタレート(PBT)により成
形し、この内心部2aの外側、言換えると外周部2bを
弾性と、柔軟性に富む熱可塑性エラストマ(商品名ラバ
ロン:三菱油化株式会社製)を用いてインサート成形な
どにより形成してある。
【0012】このフック2はその基部の外周部2bがハ
ンガー3と一体的になっており、このハンガー3は中空
状の略変形円筒形であり、フック2はこのハンガー3の
一端部において一体化されている。
【0013】前記ハンガー3の他端部には屈曲自在な中
空状の音導管4の取付部3aがあって、音導管4の根本
部分は取付部3aに取付けられ、ここから細長い中空状
の音導管4が延出されて、この音導管4は頬の曲面にな
じむように曲線を描いた形状となっており、この音導管
4は仮想上の回転軸X1 を中心に左右(矢印A,A’
,B,B’方向)に約360°回転できるようになって
いて、つまり、任意の方向にセッティングできるように
なっており、この音導管4の先端部はマイクロホン7の
集音部4aになっている。すなわち、音導管4は任意の
方向に回転させることで左耳を使うか、右耳を使うかに
より集音部4aの位置を選択することが可能である。な
お、マイクロホン7はハンガー3の内部であって取付部
3aの手前、つまり内側に設けられ、音導管4の内端部
はマイクロホン7が接続されている。
【0014】また、前記ハンガー3の両端部のほぼ中間
部には山形に盛上ったイヤホンの取付部3bが形成され
ており、この取付部3bにイヤホン5が細い形状のネッ
ク部6を介して取付けられている。
【0015】前記ネック部6はフック2の外周部2bと
同様に熱可塑性エラストマにより成形され、屈曲自在と
なっており、イヤホン5の向きを変えるために応力を加
え仮想上の回軸X2 を中心にC矢印方向に90°位捩
じったり、また、矢印Dのようにイヤホン5を軸X3 
を中心として捩ったり、さらに、ネック部6を矢印Eの
ようにほぼ180°の範囲で曲げることができ、任意の
方向にセッティングできるようになっている。実際の使
用時には中立状態から約90°程度左右何れかに捩るな
どすることで左右何れかの耳に適応させることが可能で
ある。同時に、ネック部5に加える捩り力の反力がマイ
クロホンの取付部3aに作用して音導管4を顔面頬側に
引き寄せる力になっている。なお、イヤホン5のネック
部6は応力を取り除いたとき、元の位置に復帰するよう
になっている。
【0016】そして、ハンガー3の内部空間には、前述
のように、音導管4の取付部3a寄りにマイクロホン7
が収容されていて、集音部4aから音導管4を介して導
かれた音を前記マイクロホン7がピックアップでき、信
号線7aにより外部に送出できるようになっている。
【0017】また、ハンガー3内にあるマイクロホン7
の存在する空間と仕切り部材8,9を介し独立区画され
て、イヤホン5への入力信号線5aの収容空間5bが形
成されており、この収容空間5bに対して外部から前記
入力信号線5aが導かれている。
【0018】なお、フック2とハンガー3の結合部分に
おいて、フック2の内側、言換えると、ネック部6と向
い合う好ましくは軟質で、弾性材からなる山形に膨れた
突出部2cが設けられ、装着の際ネック部6と突出部2
cとで耳介を挟持するようにしてあり、フィットして装
着できるようになっているため、振動や激しい動きなど
に対しても、脱落しないように構成されている。
【0019】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、この発
明の耳掛け型イヤーセット1は、イヤホン5のネック部
6をハンガー3に対して捩じることができるようにした
からイヤホン5を左右の何れの耳にも対応させることが
でき、また、フック2は内心部を熱可塑性エンジニアリ
ングプラスチックで形成してあるので、屈曲変形に対す
る耐久性に富んだものとなり、さらに、フック2の外周
部2bを熱可塑性エラストマで被って形成したから柔軟
性に富み、弾性があることから耳の形状にフィットし、
左右何れの耳にもなじんで装着することができ、耳介の
形状の個人差によるバラツキを吸収でき、安定した状態
で使用できるので、長時間の使用にも疲れや痛みを感じ
ることがない。
【0020】また、音導管4を頬の形状に沿った曲線を
描いて形成してあり、取付部3aにおいて回転できるよ
うに形成したから、左右何れかの耳に使用するかで音導
管を任意の方向に回転させることで集音部4aの位置を
口唇に近いところに定め得、頭(顔)を激しく動かした
場合にでも音導管4が頬を支えとして固定されるのでブ
ラブラ揺れることがない。
【0021】さらにまた、マイクロホン7の取付部がハ
ンガー3の一端部に、イヤホン5の取付部3bはハンガ
ー3のほぼ中央部にそれぞれ配置されているので、主要
構成物が下部位置になり、そのため重心が下がり安定し
た状態で装着でき、加えて、マイクロホン7とイヤホン
5の距離が大きく、独立した空間に取付けられ、また、
イヤホン5のネック部6は弾性に富む熱可塑性エラスト
マを使用して形成してあるから、ノイズを吸収でき、イ
ヤホン5に伝播することが少なく、通信時の同時通話で
もハウリングが起きにくく、明瞭な通信が可能である、
などの効果がある。
【0022】また、耳介への装着にあたり、突出部2c
によって耳の後ろ側を押えるようにしてあるため、フッ
ク2等と相俟ってフィットして取付けることができ、振
動や激しい動きなどに対する脱落を防止することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明による耳掛け型イヤーセットの一部破
断側面図である。
【図2】この発明による耳掛け型イヤーセットを装着し
た状態の側面図である。
【符号の説明】
1      耳掛け型イヤーセット 2      フック 2a    内心部 2b    外周部 3      ハンガー 3a    取付部 3b    取付部 4      音導管 4a    集音部 5      イヤホン 6      ネック部 7      マイクロホン 8,9  仕切り部材

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  少なくともマイクロホン7、イヤホン
    5をもち、耳介の上側に沿って掛けるフック2を備える
    耳掛け型イヤーセット1において、内部空間にマイクロ
    ホン7が収容され、かつ弾性変形が可能なネック部6を
    介して取付けられたイヤホン5をもつハンガー3と、こ
    のハンガー3の一端部で、前記マイクロホン7と反対側
    に設けられたフック2と、前記ハンガー3の他端部の取
    付部3aに根元側が取付けられ、かつ任意の方向に屈曲
    自在であり、先端部に集音部4aが設けられた音導管4
    とを備え、前記ハンガー3のネック部6は何れの方向に
    も適当な範囲で変形自在であり、前記フック2は内心部
    2aが弾力性と、屈曲性に富む材料からなるとともに、
    外周部2bが柔軟性があり、弾性もある材料で形成され
    、かつ前記フック2とハンガー3の結合部分に前記ネッ
    ク部側に向って突出し、耳介の後側を押さえる突出部2
    cが設けられたことを特徴とする耳掛け型イヤーセット
  2. 【請求項2】  前記フック2の内心側の材料に熱可塑
    性エンジニアリングプラスチック、外周部の材料に熱可
    塑性エラストマを用いて形成した請求項1記載の耳掛け
    型イヤーセット。
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