JPH04319412A - 電力ケーブル接続部絶縁体成形用金型 - Google Patents

電力ケーブル接続部絶縁体成形用金型

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JPH04319412A
JPH04319412A JP11211491A JP11211491A JPH04319412A JP H04319412 A JPH04319412 A JP H04319412A JP 11211491 A JP11211491 A JP 11211491A JP 11211491 A JP11211491 A JP 11211491A JP H04319412 A JPH04319412 A JP H04319412A
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JP
Japan
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mold
resin
forming
cracks
pores
Prior art date
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Pending
Application number
JP11211491A
Other languages
English (en)
Inventor
Minoru Mori
実 森
Takahide Kimura
木村 隆秀
Takashi Shigematsu
孝 繁松
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Furukawa Electric Co Ltd
Original Assignee
Furukawa Electric Co Ltd
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Publication date
Application filed by Furukawa Electric Co Ltd filed Critical Furukawa Electric Co Ltd
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Pending legal-status Critical Current

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  • Processing Of Terminals (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、樹脂またはゴム等の高
分子材を成形する金型に関し、特に架橋ポリエチレン絶
縁電力ケーブルの接続部絶縁体を成形するのに好適な金
型に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の架橋ポリエチレン絶縁電力ケーブ
ルの接続方法を図6および図7に示す。まず接続すべき
架橋ポリエチレン絶縁電力ケーブル11A、11Bの保
護シース13A、13B、架橋ポリエチレン絶縁体15
A、15Bを段剥ぎし (内部導電層、外部導電層は省
略) 、露出した導体17A、17Bを銅スリーブ19
で圧縮接続する。
【0003】次いで接続部絶縁体を形成する部分に二つ
割の金型21A、21Bを被せ、さらに金型21A、2
1Bの外側を鋳込みヒーター23A、23Bで覆って金
型21A、21Bを加熱し、この状態で金型21A、2
1B内に架橋剤入りポリエチレンを注入して、加熱加圧
する。これにより架橋反応を起こさせ、架橋された接続
部絶縁体を形成する。 その後、金型を取り外し、接続部絶縁体の外形を整形し
た後、プラスチックスリーブ等の接続部保護部材を被せ
る。これで接続完了である。この接続方法はモールドジ
ョイント工法としてすでに275KV までの架橋ポリ
エチレン絶縁電力ケーブルの接続に実用化されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし従来の接続方法
特に接続部絶縁体の成形方法には次のような問題がある
。すなわち金型内に樹脂を注入して架橋すると、架橋さ
れた接続部絶縁体と金型とが付着してしまい、金型の取
外しが極めて困難である。このため金型の取外しに油圧
ジャッキ等を用いる必要があり、作業が面倒である。
【0005】また従来の金型は鋼製で、熱伝導性がわる
いため、これを加熱するには外側から黄銅製の鋳込みヒ
ーターで覆う必要があり、全体の重量がきわめて大きく
なり、狭いマンホール内やトンネル内での取扱いがきわ
めて困難である。
【0006】以上のような問題は電力ケーブルの接続部
絶縁体の成形に限らず、比較的大型の樹脂またはゴム成
形体を金型で成形する場合に共通する問題である。本発
明の目的は、上記のような課題を解決した高分子材成形
用金型を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】この目的を達成する本発
明の金型は、高分子材を成形する面に無数の微細な孔ま
たは割れ目を形成し、この孔または割れ目内に前記高分
子材と非付着性の樹脂を充填したことを特徴とするもの
である。
【0008】金型内面の無数の微細な孔または割れ目は
、アルマイト処理、硬質クロムメッキの陽極処理などに
より形成することができる。また非付着性の樹脂として
は四フッ化エチレン樹脂等のフッ素樹脂を使用すること
ができる。また金型軽量化のためには金型をアルミニウ
ム合金で製作することが望ましい。
【0009】
【作用】本発明の金型は、高分子材成形面に、微細な孔
または割れ目に充填された非付着性の樹脂が分散して露
出しているため、成形面全体としては高分子材成形体と
の付着性が低くなる。このためこの金型を用いて高分子
材を成形すると、金型と成形体との付着力が弱く、金型
の取外しがきわめて容易になる。なお非付着性樹脂を金
型の成形面全面に塗布すると、金型からの剥離などの問
題が生じるが、本発明では、非付着性樹脂を成形面の微
細な孔または割れ目に充填して固定しているので、非付
着性樹脂の剥離などの問題が生じない。
【0010】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面を参照して詳細
に説明する。図1ないし図4は本発明を電力ケーブル接
続部絶縁体成形用金型に適用した場合の実施例を示す。 この金型31A、31Bはアルミニウム合金 (例えば
JIS A5052合金など) 製であり、その成形面
すなわち成形樹脂と接する面にはアルマイト処理により
約50μm 厚の硬質酸化アルミニウム層33を形成し
てある。硬質酸化アルミニウム層33は多孔質で、図4
に拡大して示すように無数の微細な孔35を有している
。この微細な孔35内に四フッ化エチレン樹脂37を充
填し、表面は平滑な状態にしてある。四フッ化エチレン
樹脂は接続部絶縁体として成形される架橋ポリエチレン
とは付着し難い性質を有している。つまりこの金型31
A、31Bの成形面には非付着性の四フッ化エチレン樹
脂37が無数に分散して露出しており、成形面全体とし
ては成形樹脂との付着性が弱くなっている。
【0011】またアルミニウム合金製の金型31A、3
1Bの肉部内には端面から軸線方向に多数本のヒーター
挿入孔39が形成され、この挿入孔39内には棒状カー
トリッジヒーター41が挿入されている。アルミニウム
合金は鋼の約2倍の熱伝導性があるため、従来のように
黄銅製の鋳込みヒーターを用いる必要がなく、棒状カー
トリッジヒーター41による加熱で十分である。
【0012】上下の金型31A、31Bの締付けはボル
ト43とナット45により行われるが、ボルトナット4
3、45と金型31A、31Bとの間には、複数のボル
トナットに跨がる細長い形のステンレス製プレート47
を介在させてある。 これにより金型31A、31Bの開閉を数多く繰り返し
ても金型の締付けが均一に行えるようにしてある。なお
ナット側はヘリサート等の雌ネジ形状の別部品を金型に
埋め込む構造にすることも可能である。
【0013】以上のような構造の金型31A、31Bを
架橋ポリエチレン絶縁電力ケーブルの接続部形成部分に
被せ、金型内に架橋剤入りのポリエチレンを注入した後
、加熱加圧して架橋し、接続部絶縁体を形成した。金型
のサイズは内径160 mmφ、長さ1000mmであ
る。このサイズでは、従来の金型の場合、架橋反応後、
金型を開くのに油圧ジャッキが必要であったが、本実施
例の金型の場合、金型自重プラス約10〜20kgf 
の力を加えることにより人手で開くことができた。
【0014】また本実施例の金型は、内径160 mm
、長さ1000mmのサイズで、外形寸法は従来の金型
と同等であるが、全体重量は従来の金型が約200 k
gであったものが、その約1/3 の約70kgにする
ことができた。さらに金型の加熱温度は80〜150 
℃であるが、四フッ化エチレン樹脂の耐熱温度は270
 ℃であるから、四フッ化エチレン樹脂が熱により劣化
するおそれはなく、耐久性も十分である。
【0015】次に本発明の他の実施例を図5を参照して
説明する。図5は前記実施例の図4に対応する図である
。この実施例では、金型31B (31A側は図示を省
略してあるが同じ構造である)をやはりアルミニウム合
金製とし、その樹脂成形面に50〜80μm 厚の硬質
クロムメッキ層49を形成し、この硬質クロムメッキ層
49にクロム電解浴中で陽極処理を施して、無数の微細
な割れ目51を生じさせた。この割れ目51内に四フッ
化エチレン樹脂37を充填して表面を平滑にした。それ
以外の構造は前記実施例と全く同じである。
【0016】この金型を用いて架橋ポリエチレン絶縁電
力ケーブルの接続部を形成した結果でも、金型を人手で
開くことができ、前記実施例と同じ効果が得られた。な
お硬質クロムメッキ層の無数の微細な割れ目は、陰極処
理あるいは化学的処理によっても形成することが可能で
ある。
【0017】本発明の金型は、電力ケーブル接続部絶縁
体の成形だけでなく、他の比較的大型の樹脂またはゴム
成形体の製作にも使用できるものである。
【0018】
【発明の効果】以上説明したように本発明の金型は、成
形面に高分子材成形体と非付着性の樹脂が分散して露出
した状態となっているので、成形体との付着力が弱く、
高分子材成形後、金型を従来より格段に小さな力で開く
ことができる。このため金型分離作業がきわめて簡単に
行える。また金型をアルミニウム合金製にすれば、金型
の重量も大幅に小さくなり、さらに作業性が改善される
【図面の簡単な説明】
【図1】  本発明の一実施例に係る電力ケーブル接続
部絶縁体成形用金型の縦断面図。
【図2】  図1の金型のA−A線における横断面図。
【図3】  図1の金型の平面図。
【図4】  図2のB−B線における拡大断面図。
【図5】  本発明の他の実施例に係る金型の要部の拡
大断面図。
【図6】  従来の電力ケーブル接続部絶縁体成形用金
型の使用状態を示す縦断面図。
【図7】  図6の金型のC−C線における横断面図。
【符号の説明】
31A、31B:金型    33:硬質酸化アルミニ
ウム層 35:微細な孔37:四フッ化エチレン樹脂 
   41:棒状カートリッジヒーター49:硬質クロ
ムメッキ層    51:微細な割れ目

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  高分子材を成形する面に無数の微細な
    孔または割れ目を形成し、この孔または割れ目内に前記
    高分子材と非付着性の樹脂を充填したことを特徴とする
    高分子材成形用金型。
  2. 【請求項2】  アルミニウム合金からなり、電力ケー
    ブル接続部絶縁体用の樹脂を成形する面に無数の微細な
    孔を有する硬質酸化アルミニウム層を形成し、その孔内
    にフッ素樹脂を充填したことを特徴とする電力ケーブル
    接続部絶縁体成形用金型。
  3. 【請求項3】  アルミニウム合金からなり、電力ケー
    ブル接続部絶縁体用の樹脂を成形する面に無数の微細な
    割れ目の入った硬質クロムメッキ層を形成し、その割れ
    目内にフッ素樹脂を充填したことを特徴とする電力ケー
    ブル接続部絶縁体成形用金型。
JP11211491A 1991-04-18 1991-04-18 電力ケーブル接続部絶縁体成形用金型 Pending JPH04319412A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100483972B1 (ko) * 2002-02-26 2005-04-18 (주)현대공업 차량용 우레탄패드 발포금형의 표면처리방법 및 그발포금형
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