JPH0431885A - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置

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JPH0431885A
JPH0431885A JP2139035A JP13903590A JPH0431885A JP H0431885 A JPH0431885 A JP H0431885A JP 2139035 A JP2139035 A JP 2139035A JP 13903590 A JP13903590 A JP 13903590A JP H0431885 A JPH0431885 A JP H0431885A
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JP2139035A
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Koji Amamiya
幸司 雨宮
Masahiro Inoue
雅博 井上
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  • Electrostatic Charge, Transfer And Separation In Electrography (AREA)
  • Color Electrophotography (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は電子写真法や静電記録法等を利用した画像形成
装置に係り、特に像担持体上に形成されたトナー像を、
転写材担持手段に担持された転写材に転写する転写装置
を有する画像形成装置に関する。
〔従来の技術〕
第6図に従来の多色電子写真複写装置を示す。この装置
は回転式現像装置を有している。
第6図を参照し簡単に説明すると、多色電子写真複写装
置は、回転自在に軸支された矢印方向に回転する像担持
体、即ち、感光ドラム3が配置され、その外周部に画像
形成手段が配置される。画像形成手段は任意の手段とし
得るが、本例では、感光ドラム3を均一に帯電する一次
帯電器11と、色分解された光像又はこれに相当する光
像を照射し、感光ドラム3上に静電潜像を形成する。例
えばレーザービーム露光装置などから成る露光手段12
と、感光ドラム3上の静電潜像を可視画像とする回転式
現像装置13とを具備する。
回転式現像装置13は、イエロー色現像剤、マゼンタ色
現像剤、シアン色現像剤、ブラック色現像剤の4色の現
像剤を各別に収納する4個の現像剤収容器2)′、2M
、2C,28にと、この現像剤収容器から現像剤の供給
を受ける現像器IY、LM、Ic、IBkとを有する。
これら4つの現像器は略円柱形の筐体を中心に回転自在
に支持されている。前記回転式現像装置13は、筐体の
回転によって所望の現像器を感光ドラム3の外周面と対
向する位置に搬送し、感光ドラム上の静電潜像の現像を
行い4色分のフルカラー現像が可能に構成されている。
感光ドラム3上の可視画像即ちトナー像は、転写材担持
手段である転写材担持シート14(第7図記載)に担持
された転写材Pに転写位置で転写される。ここて、転写
位置とは、感光ドラム3と転写ドラム4とが転写材Pを
はさんで対向する位置のことをいう。
転写トラム4は第7図、第8図に示すように、両端に配
置されたシリンダ4a、4bと、該両シリンダ4a、4
bを連結する連結部4Cとを有し、シリンダ4a、4b
の外周面開口域には、転写材担持手段I4が張設される
。該転写材担持部材14は通常は、例えば、ポリエチレ
ンテレフタレートやポリフッ化ビニリデン樹脂フィルム
などのフィルム状の誘電体シートが使用される。又、前
記連結部4Cには、給紙装置から送給された転写材Pを
把持する転写材グリッパ15を有する。ここで、転写材
担持手段14に転写材Pを担持させる方法としては、転
写材グリッパI5のかわりに転写材Pを転写材担持手段
14に静電的に吸着させる静電吸着手段(不図示)を用
いてもよい。
更に転写ドラム4の内側には転写手段である転写用放電
器7と除電用放電器10、外側は除電用放電器9.16
が配置される。
上述したごとき構成の多色電子写真複写装置によるフル
カラー画像の形成工程を簡単に説明すると、以下のよう
である。
感光ドラム3に一次帯電器11により均一な帯電を行い
露光手段12にて画像情報に応じた光像Eを照射し、感
光ドラム3上に静電潜像が形成される。
該静電潜像は、回転式現像装置13により感光ドラム3
上に樹脂を基材とした平均粒径12μmのトナーにより
トナー像として可視化される。
一方、転写材Pはレジストローラ17により画像と同期
して転写ドラム4へと送られ、グリッパ15等によりそ
の先端部を把持され、そして、該転写ドラム4にて図中
矢印方向に搬送される。
次いで、転写位置において転写ドラム4の転写材担持手
段、即ち、誘電体シート14の背面から転写用放電器7
によってトナーと逆極性のコロナ放電を受けることによ
り感光ドラム3上のトナー像が転写材P上に転写される
転写材Pは必要回数の転写工程が行われた後除電用放電
器9.10.16により除電を受けつつ分離爪18の作
用により転写ドラム4から剥離され搬送ベルト19によ
り定着器20に搬送される。定着器20にて熱による定
着を受けた後機外に排出される。
他方、感光ドラム3は、表面の残留トナーをクリーニン
グ装置21て清掃された後再度画像形成プロセスに供せ
られる。
又、転写ドラム上の誘電体シー)14表面も同様にファ
ープランなどより成るクリーニング装置22及びクリー
ニング補助手段23の作用により清掃された後再度、画
像形成プロセスに供せられる。
ここで、近年、画像の高画質化要求に応えて潜像を高精
細にし、その潜像再現性を向上させるべく、特にフルカ
ラー画像形成装置においては、聯像剤として小粒径の、
即ち、粒径10μm以下、平均粒径8μm程度のトナー
粒子を使用するようになってきている。一般にトナー粒
子の粒径を小さくしていくと、比表面積が増加するため
単位質量当たりの帯電電荷量、ファンデルワールス力な
どが大きくなる。従って、感光ドラムとトナー粒子との
付着が強くなり、良好な転写性を保つためには転写電界
を強くしたり、転写材と感光ドラムの密着度を高める必
要も生じてきている。しかしながら、転写領域における
感光ドラムと転写材との間に生ずる微少な間隙のために
部分的な転写不良による転写ムラが生じていた。
そこで、転写効率を上げ鮮明な転写像を得るために、第
7図に示すように、転写用放電器7の、転写ドラム4の
回転方向から見て上流側に転写ドラム4の導入側から下
流方向に向けて伸び、そして誘電体シート14を押圧す
る抑圧部材、即ち、弾性シートlを設け、転写性を向上
させる提案がなされている。
〔発明が解決しようとする問題点〕
しかしながら、弾性シート1を設けるだけでなく、転写
コロナ放電器7によるコロナ帯電が弾性シート1の全体
に行われてしまい、電荷が広い面積に大量に弾性シート
1に蓄積され、放電器7からのコロナ放電がシート14
へ向うのを阻止する強力な電界が発生して転写コロナ放
電器7による誘電体シート14への帯電が阻害されてし
まう。また、放電の弱冠のムラによる弾性シート1上の
電荷の小さなムラが、電荷が大量に蓄積されることで大
きなムラとなり、これが電界に影響を与え、誘電体シー
ト14への帯電ムラになる。これにより画像のムラが発
生し、画像性を低下させることになった。
特に、多色画像形成装置におけるように、複数のトナー
像を重ね転写する転写装置において、更には、現像剤と
して粒径が10μm以下であるようなトナー粒子を使用
した場合においては、良好な転写を行うために単色画像
の転写時やトナー粒子の粒径の大きい(略平均粒径12
μm)場合の転写時に比べて前述のように転写電界とし
て大きな転写電界が必要とされる。
従って、大きな転写電界により前記弾性シート】が強く
帯電される。そのため帯電ムラも大きくなり転写ムラが
多数発生して画像性が著しく低下していた。
また特開昭59−119373号公報には、弾性シート
のコロナ帯電器側に導体を貼り、この導体にバイアス電
源を接続する方法や、導体に定電圧素子を介し接地する
方法が記載されている。バイアス電源を接続する場合に
は、コロナ帯電極性と同極性のバイアスを導体に印加し
て、コロナ放電を有効に転写材担持シートに放電させて
おり、定電圧素子を用いる場合には、導体を一定の電位
に安定させて、良好なコロナ放電を行っている。
しかしこれらの場合、抑圧部材のコロナ放電を直接受け
る側に導電性部材を貼り付けているため、コロナ放電に
より発生するオゾンや窒素酸化物による影響を導電性部
材が受けてしまう。これにより導電性部材の電気的な特
性が変化をしてしまい、その効果を十分に発揮てきない
という問題があった。
本発明の目的は上記の様な問題点を解決することである
〔課題を解決するための手段〕
上記目的を達成する本発明は、像担持体と、上記像担持
体に複数のトナー像を形成する手段と、記録材を担持す
る手段と、上記記録材を転写位置に搬送する手段と、上
記複数のトナー像を上記記録材に順次転写する手段と、
転写の度に順次上昇させた電圧を上記転写手段に印加す
る手段と、上記転写手段近傍に位置し、上記担持手段を
上記像担持体側へ押圧する手段と、上記押圧手段の上記
担持手段側の面に設けられた導電性部材と、を有するこ
とを特徴とする。
〔実施例〕
本発明の説明を第6図の多色電子写真複写装置を用いて
説明する。ここでは第8図に図示する転写装置を具備す
るものとし、これらの構成、プロセスは上述の通りであ
るので省略する。
第1図は本発明の第1実施例の特徴部分を最もよく表わ
す図面であり、第8図に示す転写材搬送手段である転写
ドラム4を含む転写装置の一部を示す。
転写トラム4は、上述したように、金属などの導電部材
よりなる2つのノリンダ4a、 4bの間に誘電率3.
0〜13.0、体積抵抗率10”−10’Ω”cm、厚
み70〜200μmを満足する記録材担持手段(転写材
担持手段)である。誘電体シート14、例えばポリフッ
化ビニリデン樹脂(PVdF)フィルムを張架して構成
される。
誘電体シート14の先後端部は転写トラム4を構成する
2つのシリンダ4a、 4bを連結する連結部4c上に
固定される。
本実施例においては転写トラム4の直径を160 m 
m、移動速度を160 m m / s e cと設定
した。同時に感光ドラム3などの移動スピードであるプ
ロセススピードも160mm/secとした。又、転写
用コロナ放電器7は開口幅が19 m mに、放電ワイ
ヤー6と像担持体である感光ドラム3の外周面との間の
距離は1、0 、5 m mに、放電ワイヤー6と転写
用コロナ放電器7のシールド板底面との間の距離は16
mmに、それぞれ設定した。
更に、シールド板の転写用コロナ放電電極側(放電ワイ
ヤー6側)、特には転写用コロナ放電器7の転写トラム
4の回転方向(第1図回転矢印方向)下流側シールド板
に絶縁性部材8、例えばポリカーボネイト樹脂板などを
設けて、転写コロナのうち感光ドラム3方向に向かう転
写コロナ量を多くした構成としても良い。
一方、転写部(転写用コロナ放電器7の放電幅)内に、
略転写ドラム4の移動方向に向けて伸びる弾性を有した
押圧部材1を設けた。この押圧部材1は、例えば、ポリ
エチレン、ポリプロピレン、ポリエステル、ポリエチレ
ンテレフタレートなどの、好ましくは体積抵抗率が10
’“Ω・cm以上であるような誘電体(合成樹脂フィル
ム)で構成され、転写部の全域にわたって配設される。
本実施例においては、ポリエチレンテレフタレート樹脂
フィルムを用いた。尚、押圧部材lとしては体積抵抗率
が1010Ω・cm以上であるような合成樹脂フィルム
を使用することも可能である。
又、該押圧部材1は、それ自身の持つ弾性力により誘電
体シート14を感光ドラム3側へ押圧し、押圧部材1の
誘電体シート14側の先端部は転写位置である転写材P
が感光ドラム3に接触し終える位置、もしくは接触を開
始する位置、又は極力近接した位置に対応する位置とす
るのが好適である。
押圧部材1は、上述のように、誘電体シート14へ適当
な押圧力を与え、転写電界に大きく影響を及ぼさないた
め等の理由により、その厚みは10μm〜2mmとする
のが好ましく、75〜200μmとすると非常に良好な
結果が得られた。
ところで、転写ドラム4上の誘電体シート14を単に押
圧するだけならば、押圧部材1は転写用コロナ放電器7
の転写ドラム4移動方向下流側に設けてもよいが、この
ような構成では感光トラム3と転写材Pが接触する前に
転写が開始されることとなり、これにより生ずる画像飛
び散りを抑制する効果が得られないため、押圧部材1は
、本実施例で示すように、転写用コロナ放電器7の転写
ドラム4移動方向上流側に位置するのが好ましい。
本発明に従えば、第1図に図示されるように、押圧部材
l上に半導電部2が形成される。該半導電部2は図示さ
れるように、押圧部材1上の転写材担持手段に対しで配
置される。
半導電部2は、体積抵抗率が10’Ω・cm〜1010
Ω・cm、好ましくは107Ω・cm〜109Ω・cm
を満足するものであれば任意の材料で形成することがで
き、例えば低抵抗物質を高抵抗物質上に分散させて半導
電部を形成したものであってもよく、又全体がこのよう
な体積抵抗率を満足する均一な物質で形成されるのであ
ればより好ましいであろう。
又、この導電性部材である半導電部2は、例えば押圧部
材1上に塗工したり、ソート状になった部材を抑圧部材
1上に貼り付けたりすることにより形成される。シート
状物質の場合には、例えば酸化鉄粉末などを含むビデオ
テープなどが好ましく用いられる。
第2図をも参照すると理解されるように、半導電部2は
実際に転写のための放電が行われる領域内に形成するこ
とが好ましく、本実施例において半導電部2を押圧部材
1の先端部、即ち、転写トラム4の誘電体ンー)・14
に接触する部分から略1 m m離れた位置から幅7 
m mに亘って設けた。この時半導電部2の厚さは略3
0μmであった。
半導電部2を押圧部材1の最先端部付近に設けた場合に
は、誘電体シー)14や、更には転写ドラム4の連結部
4cの部分で激しく擦られるので傷ついたり摩耗したり
して好ましくない。逆に、半導電部2を抑圧部材1の先
端部より、例えば5 m m以上能れた位置から形成す
ると、本発明によってもたらされる効果が減少すること
となり、これも又好ましくない。
第2図において、黒線部以下の部分は押圧部材1をその
支持部材に固定するための部分てあり、抑圧部材lは点
線部より上の部分でその弾性力を発揮する。
本発明者らは、本実施例の画像形成装置にてマイナス極
性に帯電された感光ドラム3に潜像を形成し、平均粒径
が略12μmのトナーを用いて反転現像にてトナー画像
を得た。このとき、トナーは、樹脂を色材その他機量の
帯電制御性や潤滑性を向上させるための添加剤などによ
り構成され、現像器中でキャリア粒子と摩擦帯電されて
マイナス極性に帯電するものであった。
該トナー像は、その後、上記構成の転写装置により転写
材に転写した。次いで、転写材は、転写ドラム4より分
離され、定着器にて定着した。
ここで、転写工程中の誘電体シート押圧部近傍の表面電
位を、従来の導電性部材のない押圧部材の場合と比較し
てみたところ第3図に示すような結果が得られた。
第3図より本発明に従った半導電部2を有する押圧部材
1は、従来用いた押圧部材と比較してその表面電位の大
きさ、振れ幅ともに小さくなっていることがわかる。
更に検討を重ねたところ、転写ムラが発生するのは、誘
電体シート押圧部の表面電位が部分的に大きく異なる部
分であることを見いだした。第3図の表面電位のグラフ
に、従来例に示した抑圧部材のみによる場合の、画像上
に転写ムラが発生していない領域を対応させると、良好
な転写が可能な領域は2本の実線で示した内側の領域で
あることがわかった。又、転写ムラの発生に対しては、
抑圧部の表面電位の絶対値よりも、表面電位の振れ幅の
影響が大きいことも同時に見い出した。
従来例における良好な転写が可能であった表面電位の振
れ幅を、本発明における半導電部2を有する押圧部材1
を用いた場合の表面電位の曲線にあてはめてみたところ
(第3図中、2本の点線の内側)、良好な転写が行われ
る良好な画像が得られていることが確認できる。又、表
面電位の絶対値が小さくなると転写ムラの発生しない領
域が広がることもわかった。
このように、押圧部材の表面電位の大きさ、振れ幅をと
もに小さくすると良好な画像が得られるが、本発明にお
いてこれを可能としたのは、以下に述べる理由によるも
のと考えられる。
本発明に係る半導電部2を有する押圧部材lは、半導電
部2の体積抵抗率が略108Ω・cmであるので、転写
用コロナ放電器7の作動によりコロナ帯電され電荷が蓄
積される押圧部材1上からの電荷の放電が、ポリエステ
ル樹脂などに比べて容易に行われ、その結果押圧部材1
の表面電位が低く保たれるからであると解される。又、
半導電部2は、半導電部の表面内で電荷の移動が比較釣
行われ易いので、表面電位のムラを小さくできる。
更に、ポリエステル樹脂フィルムからなる抑圧部材lは
誘電体シート14との摩擦帯電、或は転写ドラム4の両
側シリンダ4a、4bを連結する連結部4cでの強摩擦
帯電のために部分的に異常に大きな電荷が蓄積されたり
することがあるが、この場合にも半導電部2の働きによ
りその表面電位は小さ(、振れ幅の小さいものとするこ
とができるようになった。
また、導電性部材(ここでは半導電体)として使用する
材料としてはマグネタイト系のフエライ) (FeO(
Fe 203 )等(体積抵抗率107〜1010Ω・
cm)が良いのであるが、導電性部材2を抑圧部材の転
写手段側の面に設置するのではなく、転写手段とは反対
側の面に設置したのは以下の理由による。
つまり、前述のようにコロナ放電を直接受ける強酸化環
墳中(オゾンや窒素酸化物が存在)では、フェライト等
のスピネル構造を持つ部材中の2価、3価の鉄が酸化第
1鉄(Fe 203)に特性変化してしまい、その体積
抵抗率が1011Ω・cm以上になってしまい。こうな
ると導電性部材2の体積抵抗率が押圧部材1の体積抵抗
率にかなり近似してしまい、結果的に導電性部材を設置
していないのとほぼ同等となり、前述の従来例のように
押圧部材1の転写コロナ放電器7側に電荷が蓄積されす
ぎ、よってコロナ放電による有効な放電が阻害されてし
まう。ゆえにコロナ放電によるオゾンや窒素酸化物の影
響を直接受けない、押圧部材の転写手段とは反対側の面
に導電性部材を設置したのである。
次に本発明がカラー画像形成等の多重転写において転写
の度に順次転写電圧の出力を上昇させる時に有効である
ことを説明する。
第11図は本発明における押圧部材、導電性部材、支持
部材部分を電気回路としてみなした模擬図を表す。
Roは導電性部材(半導電部材)2部分の抵抗値、R1
は支持部材(支持板金)5と半導電部材2との間の距離
!、に対応する抵抗値、R2は12に対応する抵抗値を
表し、これにより蓄電及び放電の回路を形成している。
R3は約100MΩ〜200MΩ、R2は約70MΩ〜
150MΩである。
コロナ放電を行うとR8及びR1の接続された側は殆ん
ど電流が流れることがなく、その電位は約OVてあった
反対にR2の接続された側は半導電部材2を設置したと
ころに電荷が集中し帯電する。し・かしある一定の帯電
量になるとコロナ電流の一部がR2を介して支持板金に
放電されるので、ある一定の帯電量より増えることはな
い。
これにより抑圧部材1の電位は一定に保たれ、転写出力
を増加させても抑圧部材の帯電量は増加することなく、
転写出力の増加分は転写材担持シート14に有効に放電
されることになる。
また、コロナ放電の弱冠のムラによる押圧部材1の帯電
ムラがあるが、上述のようにある一定値になるまて押圧
部材は帯電されるので帯電ムラは解消されることになる
このような結果、本発明によれば多色画像形成の場合の
ようにトナー画像を重ね転写するために大きな転写電圧
を発生させたとしても、常に安定した転写電界が得られ
るので転写ムラのない良好な画像を得ることができる。
ところで、抑圧部材の表面電位をより小さく安定に保つ
ためには本実施例で示した半導電部2よりも体積抵抗率
が小さいものを用いる方が有利であるが、体積抵抗率が
10’Ω・cm以下のものを用いると、蓄積された電荷
が大量にしかも一度に放電されるため、微小部分の転写
電界が強くなり過ぎることによって生ずる転写ヌケ、即
ち、第5図に示すような米粒状或は「へJの字形をした
転写ヌケを画像上に発生することがある。
特に、転写ドラム4の両側を導電体よりなるシリンタ電
4a、4bにて形成したときには、半導電部2の両端部
よりシリンダ4a、4bに対して放電が集中的に行われ
るため、両画像端部、特に先端付近に転写ヌケが強く現
われ、画像品位を著しく損なう。
従って、体積抵抗率が106Ω・cm〜1010Ω・c
m。
好ましくは略10’Ω・cmの半導電部2を押圧部材1
上に設けることにより転写ムラがなく、しかも部分的な
放電による転写ヌケのない良好な画像が得られるように
なった。
本発明者らは、更に研究の結果、高画質化をはかるため
に感光ドラム3上に形成される顕画材であるトナーの粒
径を10μm以下、平均8μmにしたときに、本発明の
転写装置がより大きな効果をもたらすことを発見した。
この点について第4図を用いて詳しく説明する。
第4図を参照すれば理解されるように、小粒径のトナー
を用いて画像を形成した場合には、前述したように、転
写に要する転写電界は大粒径の時に比べ大きなものが必
要とされる。よって、従来の押圧部材を使用した場合に
は、その表面電位の大きさ、振れ幅ともに、第3図のよ
うにトナー粒径が大きいものを使用したときより、大き
くなっている。
また、前述したように小粒径のトナーは感光トラムとの
付着力が増しているので全般的に転写性が低下している
。このため、転写ムラが発生しない領域も第4図にて2
本の実線の内側に示される範囲となり、第3図に示した
転写ムラが発生しない領域よりも狭くなる。
一方、本発明の押圧部材1上に半導電部2を形成したも
のを用いた場合には、トナー粒径が大きいものを使用し
たときと同様、誘電体シート押圧部近傍の表面電位の大
きさ、振れ幅ともに小さくすることができる。従って、
幅の狭くなった転写ムラが発生しない領域を当てはめて
みても、第4図の2本の点線の内側の領域に示されるよ
うに十分に余裕をもって良好な転写が行われていること
が確認できる。
従って、本発明の転写装置を用いれば、高画質化を図る
ために小粒径トナーを用いた場合にも転写ムラのない良
好な画像形成が可能となった。
第2実施例として本発明者らは、更に研究実験を続けた
結果、第9図に図示されるように、半導電部2の上に保
護部材であるもう一枚の押圧部材111を設けることに
より、半導電部2の摩耗を防ぎ、耐久性を大幅に向上さ
せ得ることを発見した。
保護部材111としては、押圧部材lよりも厚く設定し
、例えば厚さ75μm程度のポリエチレンテレフタレー
ト樹脂を用いるのが良く、半導電部2を覆うように設け
るのが好ましい。
保護部材111を設けても、前記実施例に示したのと同
様の効果を達成することができ、更に保護部材111を
設けることにより半導電部2を押圧部材lの最先端部に
まで形成しても摩耗などの心配がなくなり、より一層良
好な結果を得ることができ1、二。
更に又、半導電部2を導電的に本体装置と接続し。
接地しても同様の効果を得ることができた。
又本発明は、第10図に図示するように4つの画像形成
ユニット■〜■を有した多色電子写真複写装置にも具現
化し得る。
第10図の実施例で、各画像形成ユニツl−1〜■は感
光ドラム3a〜3dを有し、その回りに1次帯電器4 
a 〜4 d 、露光手段8 a 〜8 d 、現像器
1 a−1d 。
転写帯電器10a〜10d1除電放電器]、 1 a〜
]、 l d及び] 3 a 〜13 d 、クリーナ
12 a 〜12 dが配置され、更に各画像形成ユニ
ットを貫通する態様にて感光ドラムの下方に無端ベルト
状の搬送手段24が配置される。
一方、転写用放電器10a〜10dのそれぞれの放電幅
内にて無端ベルト状搬送手段24をそれぞれの感光ドラ
ム側へと押圧する押圧部材18a〜]8dが設けられ、
又、該押圧部材上には半導電部19a〜19dが形成さ
れている。
転写材Pは給紙ローラにより給紙された後、無端ベルト
状搬送手段24により各画像形成ユニットの転写用放電
器10a−10dが配置された転写部を通して搬送され
る。
本発明によれば、本実施例においても無端ベルト状の搬
送手段24を押圧する押圧部材に半導電部を設ける構成
とされるために前記実施例と同様にf1好な画像形成を
行うことが可能となった。
また、第3実施例として第12図、第13図に示すよう
に体積抵抗率が1olOΩ・cm以上であるような一体
成形された抑圧部材26の内部に導電性部材25を設け
るような構成でも上記実施例と同等な効果を得ることが
できる。この場合押圧部材26の厚みは誘電体シート1
4へ適当な押圧力を与え、かつ転写電界に大きく影響を
及ぼさない等の理由により10μm〜2mmとするのが
好ましく、75〜200μmとすると非常に良好な結果
が得られた。ここで導電性部材25としては体積抵抗率
105Ω・cm以下の低抵抗部材であってもよい。さら
に導電性部材25は押圧部材26より薄い金属箔とする
ことが好ましい。
図に示すようにこの場合は、導電性部材25の長平方向
の両端部を延長し、装置本体の導体部と接続する部分2
5X、25Yを設け、この部分を介して装置本体と接地
部において導電的に接続し、接地している。この接地部
は転写用コロナ放電が直接当たらないような領域に設け
ることが好ましい。
一方、導電性部材25は接地されないフロート状態にし
たとしても同等の効果を得た。
上記第1〜第3実施例においては、耐久使用とともに抑
圧部材に永久歪が生じ、良好な転写を行うために必要な
初期において得られた押圧力を保持できなくなり、A4
サイズコピー20,000枚程度て転写ムラや転写ヌケ
等の存在する不良画像を発生する可能性があった。
ここで、永久歪発生の問題に関し、第17図〜第19図
を参照して説明する。
第17図〜第19図は転写ドラム4の連続部材4cが存
在する部分と、転写帯電器7及び抑圧部材1との関係配
置を示す要部の拡大横断面図である。押圧部材lが誘電
体ノート14を押圧するに際、その固定端IA部におい
て、押圧部材1に大きな力が加わっていることがわかる
。次に、第18図に示すように、転写ドラム4の連結部
材4Cが転写位置を通過する際、即ち、押圧部材1上で
通過する際には連結部材4cの厚み8分だけ押圧部材1
は、余分に曲げられる。このため、前述】Aの部分およ
び/あるいは転写帯電器10に当接する部分IB等にて
非常に大きな力が加わることとなる。従って、押圧部材
lに極所的に過大な力が加わり、永久歪を生せしめるこ
ととなる。
そこで第4実施例を第14図に示す。なお、第14図の
転写ドラム4からは誘電体シートは取りはずしである。
第18図に示すように押圧部材1の近傍、正確には押圧
部材1の転写帯電器7側に、抑圧部材1よりも短いバッ
クアップ部材27を取り付けである。
ここて押圧部材lは厚さ125μmのポリエチレンテレ
フタレート樹脂、押圧部材1を誘電シー)14に押圧す
るバックアップ部材27は、厚さ100μmのポリエチ
レンテレフタレート樹脂である。そしてバックアップ部
材27は転写ドラム4の連結部4cに当接しない構成と
した。
このような構成においてA4サイズ紙による画像形成を
繰り返し行い、その出力枚数に対する押圧部材の押圧力
の変化を測定した。同時に第1実施例における構成の押
圧部材の押圧力の変化も測定し比較した。
第16図において、2本の実線は転写ムラや転写ヌケの
発生しないような圧力の範囲を示しており、下の実線以
下になると十分な押圧力が得られないため、感光体ドラ
ムと転写ドラムとの密着が不十分になり、転写効率の低
下、ムラ等が発生して転写不良が発生することがある。
また、上の実線以上になると押圧部材から転写ドラム側
に、過大な圧力をかえることとなり、転写ドラムの回転
ムラを引き起こし、画質劣化の原因となることがある。
従来例に示した構成の押圧部材の押圧力は20,000
枚程度のコピーで良好な転写を行える圧力領域からはず
れるのに対し、本発明における抑圧部材はioo、oo
o枚以上のコピーを行った後でも、良好な転写を行える
圧力領域にあることがわかる。このように押圧部材の耐
久性を向上させることができたのは以下に述べる理由に
よるものと考えられる。
第15図を用いて説明を行う。第15図は押圧部材1が
転写トラム4の連結部4cに当接し、バックアップ部材
27が押圧部材lをささえている状態を示している。押
圧部材1はバックアップ部材27を設けたことにより前
述従来例に示したように固定端や、転写帯電器7のシー
ルド板部分において、極所的に過大な力が加えられるこ
とがなくなり、バックアップ部材27が存在する範囲全
域に亘って力を受けるため永久歪の発生が低下でき、耐
久性を向上させることができる。このことにより、長期
に亘って安定した画像を形成することができるようにな
った。
尚、本実施例においては、押圧部材とバックアップ部材
の2枚構成としたが、3枚以上の構成とし、そのうちの
少なくとも1つの自由長が他のものとは異なれば同様の
効果が得られ、少なくとも1つが転写ドラムの連結部と
当接しない構成とするとより一層の効果が得られる。
更に、第4実施例を上記第1〜第3実施例に加えた構成
によれば、押圧部材による押圧力が以前にも増して長く
持続できることになるから、高品質の画質がより一層長
く持続されることになる。
〔発明の効果〕
本発明は上記構成により転写ムラ、転写抜けのない良好
な画像を形成する画像形成装置を提供できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の第1実施例の構成を表す図。 第2図は本発明の第1実施例における押圧手段の拡大図
。 第3図は平均粒径12μmのトナーを用いた場合の抑圧
部の表面電位を表す図。 第4図は平均粒径8μmのトナーを用いた場合の押圧部
の表面電位を表す図。 第5図は画像の転写ぬけを表した図。 第6図はカラープロセスを用いた画像形成装置を表す図
。 第7図は従来の押圧手段を表す図。 第8図は転写ドラムの構造図。 第9図は本発明の第2実施例の押圧手段を表す図。 第10図はカラープロセスを用いた他の画像形成装置を
表す図。 第11図は第1実施例の説明図。 第12図は本発明の第3実施例の説明図。 第13図は第3実施例における押圧手段の構成図。 第14図は本発明の第4実施例の構成図。 第15図は第4実施例の説明図。 第16図は第4実施例の効果を表す図。 第17図は従来の画像形成装置の構成図。 第18図、第19図は従来の画像形成装置の説明図。 1・・・押圧部材    2・・・導電性部材4・・・
転写ドラム   7・・・コロナ放電器第2霞 転写ドラムL→〜b向 介

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】  像担持体と、 上記像担持体に複数のトナー像を形成する手段と、 記録材を担持する手段と、 上記記録材を転写位置に搬送する手段と、 上記複数のトナー像を上記記録材に順次転写する手段と
    、 転写の度に順次上昇させた電圧を上記転写手段に印加す
    る手段と、 上記転写手段近傍に位置し、上記担持手段を上記像担持
    体側へ押圧する手段と、 上記押圧手段の上記担持手段側の面に設けられた導電性
    部材と、 を有することを特徴とする画像形成装置。
JP2139035A 1989-05-31 1990-05-28 画像形成装置 Pending JPH0431885A (ja)

Priority Applications (4)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2139035A JPH0431885A (ja) 1990-05-28 1990-05-28 画像形成装置
US07/530,802 US5091751A (en) 1989-05-31 1990-05-30 Image forming apparatus utilizing intermediate transfer member
DE69008772T DE69008772T2 (de) 1989-05-31 1990-05-30 Bilderzeugungsgerät.
EP90305888A EP0400996B1 (en) 1989-05-31 1990-05-30 Image forming apparatus

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JP2139035A Pending JPH0431885A (ja) 1989-05-31 1990-05-28 画像形成装置

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US11854527B2 (en) 2019-03-19 2023-12-26 Samsung Electronics Co., Ltd. Electronic device and method of controlling speech recognition by electronic device

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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US11854527B2 (en) 2019-03-19 2023-12-26 Samsung Electronics Co., Ltd. Electronic device and method of controlling speech recognition by electronic device

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