JPH0431820A - 画像振れ防止装置 - Google Patents

画像振れ防止装置

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JPH0431820A
JPH0431820A JP13718690A JP13718690A JPH0431820A JP H0431820 A JPH0431820 A JP H0431820A JP 13718690 A JP13718690 A JP 13718690A JP 13718690 A JP13718690 A JP 13718690A JP H0431820 A JPH0431820 A JP H0431820A
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JP
Japan
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support member
torque
movable support
lens group
light
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Pending
Application number
JP13718690A
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English (en)
Inventor
Shigeru Ogino
滋 荻野
Kazuhiro Noguchi
和宏 野口
Takashi Kobayashi
崇史 小林
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Original Assignee
Canon Inc
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  • Adjustment Of Camera Lenses (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (発明の利用分野) 本発明は、手振れ等により光学機器の画像が振れるのを
光を用いた相対位置検出手段により検出し、これを防止
する画像振れ防止装置の改良に関するものである。
(発明の背景) 従来より、手振れ等により生じる画像の振れを防止する
為の機能を具備した光学機器は知られている。
実例を上げると、例えば米国特許第2959088号や
同第2829557号等では、補正光学系を可動に配し
、その慣性によって画像振れを防止するものが開示され
ている。
第13図はこの種の画像振れ防止装置の全体構成を示す
もので、第13図において、焦点面14上に画像を結像
する為のレンズ鏡筒(以下単に鏡筒と記す)4に固定さ
れた主レンズ12.13に対し、レンズ1.2が画像振
れを補正するための補正光学系である。これら補正光学
系の焦点距離は鏡筒4に固定された負のパワーを持つレ
ンズlの焦点距離をf+ とじ、可動支持部材3に支え
られている正のパワーを持つレンズ2の焦点距離をf2
とすると、 f+=fz の関係を満足する様に設定されている。
前記可動支持部材3は、2軸可動の支持を行う為のジン
バル5によりレンズ2の像側主点から、該焦点距離fz
  (=−f+)の位置で鏡筒4に支持されている。
第14図は、このシンバル5の2軸可動支持の構成を示
すもので、レンズ2を保持する可動支持部材3はy軸回
りの自由度を有する支持部材5yに支持され、支持部材
5yはy軸方向とは垂直のX軸回りの自由度を有する支
持部材5Xに支持され、更に該支持部材5Xは鏡筒4に
より支持されて、2軸の回転自由度を有する補正光学系
を構成している。
第13図において、10は可動支持部材3の釣合いが取
れるようにする為のバランサーとしてのカウンター・ウ
ェイトで、シンバル5を挟んで可動支持部材3のレンズ
2とは反対側に取付けられて、ジンバル5に対しレンズ
2とのバランスが取れるようにしである。
そして以上の構成により、所謂慣性振り千成の防振光学
系が実現できる。つまり、第13図の構成によれば、以
下に示す様にして画像振れが防止される。
例えば、第13図に示す構成が望遠鏡だとして、目標物
に向けられた鏡筒4の内部では、主レンズ12.13及
び補正光学系1.2により該目標物の光学像が焦点面1
4上に結像されている。
拡大率の高い望遠鏡では、手持ちでの使用の場合、特に
手振れ等により該鏡筒4に0.1−10Hz程度の範囲
の周波数成分を有する振動が発生し、この振動により画
像振れが生じる。
ところが、上記光学機構によれば、この振動に対し可動
支持部材3の慣性によりレンズ2とレンズ1との間に相
対的な偏位が生じ、レンズ2とレンズ1との相対偏位に
より上記画像の振れが抑制されることになるのである。
第13図において、更に、可動支持部材3に取付けられ
た部材9はアルミ片等の非磁性体の導体で、鏡筒4に固
定されたマグネット6及び7にて形成される磁気的効果
により、前記鏡筒4の振動速度に応じた抑制力(ダンピ
ング・フォース)が発生する。これは、例えば構図を変
えるために鏡筒4を急激に偏位させた様な場合に、可動
支持部材3が鏡筒4の内壁に突き当たるのを防止するた
めのダンピング作用を発生させるためのものである。
具体的には、第15図にその拡大図が示されるマグネッ
ト6.7に対し導体9により発生する渦電流がレンズ2
の光軸と主レンズ12.13の光軸(主光軸15)とが
一致する可動中心位置からの可動支持部材3の偏位置を
小さくする方向に力を発生し、ダンピング効果を得る。
なお、マグネット6.7は第15図上では鏡筒4の上部
のみに取付けられているが、これは説明の便宜を図る為
の省略であり、鏡筒4の下部及び左右にも同様のマグネ
ットが設けられて2軸制御が行われることは言うまでも
ない。
又、第13図において、11は可動支持部材3に前記カ
ウンター・ウェイト10と一体的に取付けられた磁性体
であり、鏡筒4に固定されたマグネット8との間で構成
される磁気的効果によりレンズ2の光軸が主光軸15に
一致する可動中心位置に可動支持部材3を戻すセンタリ
ング動作を行う。このセンタリング動作は、振れの無い
場合にはレンズ2の中心部を用いた方が光学的特性が良
好であるので、製造誤差や上記偏位の周波数成分で直流
成分に当る偏位の除去を行い、レンズ2の光軸を主光軸
15に一致させるようにするためのものである。
具体的には、第15図にその拡大図が示されるように磁
性体11とマグネット8とが互いに同極(N極同士)の
磁極を面しており、互いに磁気的に反発する様に構成さ
れている。そして、該マグネット8の中心が主光軸15
と一致しているので、レンズ2の光軸を主光軸15に一
致させる様な求心力(センタリング・フォース)が発生
することになる。
以上の様に、上記ダンピングの構成や上記センタリング
の構成は慣性振子方式による画像振れ防止装置の特性を
向上させることができるものであるが、反面、上記のダ
ンピングやセンタリングの作用は、上記画像の振れを補
正するための補正光学系(レンズ1.2)の相対変位を
規制するものであるから、慣性振り子方式による画像振
れ補正装置にとって防振作用が阻害され、防振効果が十
分に発揮されなくなるといった欠点があった。
この点に鑑み、本願出願人は、電気的制御を行うことに
より防振効果を如何なく発揮することを可能とする装置
を新たに考えているが、この際、該装置は慣性振り子方
式の装置であることから、この慣性振り子に相当する補
正光学系、特にその構成部材の一つである可動支持部材
3(可動のレンズ2)側にアンバランスな力が加わらな
いようにする工夫を要していた。
(発明の目的) 本発明は、防振効果を損ねることのない、良好な防振性
能を持つ画像振れ防止装置を提供することである。
(発明の特徴) 上記目的を達成するために、本発明は、相対位置検出手
段を、投光素子、該投光素子よりの光を受光する受光位
置検出素子、及び前記投光素子よりの光を、前記可動レ
ンズ群の前記固定レンズ群に対する相対変位位置に応じ
て異なった受光面位置へ導く光導部材とより、又駆動手
段を、コイル及びマグネットとにより、それぞれ構成し
、上記構成部材のうち、光導部材とマグネットを可動レ
ンズ群側に、投光素子、受光位置検出素子、及びコイル
を固定レンズ側に配置し、以て、投光素子、受光位置検
出素子、及びコイルのようにアンバランスな力を生じる
恐れのある、これらを制御するための信号線を必要とす
る構成要素は固定レンズ側に配置し、可動レンズ群側に
アンバランスな力が生じる構成要素は配置しないように
したことを特徴とする。
(発明の実施例) 以下、本発明を図示の実施例に基づいて詳細に説明する
第1図は本発明に係わる画像振れ防止装置の構成を示す
もので、該装置は前記第13図の画像振れ防止装置と同
様の慣性振り子方式によるものであり、第13図と同じ
部分には同一符号を付し、その詳細説明は省略する。
第1図において、主撮像光学系が前玉レンズ91、変倍
レンズ92、結像用の固定レンズ93゜94により構成
されており、変倍レンズ92は可動の移動環96により
焦点距離変化の為に移動可能に配設されている。該変倍
レンズ92の移動位置は変倍エンコーダ(以下ENCと
記す)95により検出可能で、このENC95の出力に
より撮影光学系の焦点距離がどの様な状態にあるかを把
握可能である。因に第1図においては、ENC95は2
 bitの光学反射式を例示している。
鏡筒4の内壁及び可動支持部材3にセンサ系(30,3
1,32)が、その軸対称部にトルク発生器系(41,
42,43)が配設されている。又、X軸とy軸は各々
同様の構成で、かつX軸とy軸とは直交する位置に配設
される。
前記センサ系の構成を第3図に示す。この系は、鏡筒4
の内壁に取付けられたLED等の発光素子30、該発光
素子30の為の電源34とこれを受光するPSD等の一
次元受光位置検出素子32と、可動支持部材3に取付け
られたスリット基31とから成っている。
発光素子3oと一次元の受光位置検出素子32の間に設
けられたスリット基31は補正光学系であるレンズ2を
保持する可動支持部材3の移動に伴い図の矢印方向に動
くので、受光位置検出素子32からその振れ角に応じた
信号が検出され、それがセンサアンプ33から可動支持
部材3の鏡筒4に対する偏位信号として出力される。
次に、前記トルク発生器系の構成をボイスコイル型の構
成とした場合の例を第4図に示す。この系は、鏡筒4の
内壁に取付けられたボイスコイル42と可動支持部材3
に取付けられたマグネット41とから成る。
入力端子43に制御信号が入力されると、その電流量と
極性に応じボイスコイル42とマグネット41の間で磁
気的結合力(或は磁気的反発力)が発生し、第4図の矢
印方向にトルクを発生させることが出来る。
前述した様に、センサ系(30,31,32)とトルク
発生器系(41,42)はX軸とy軸を直交させた配置
と成しており、ジンバル支持と相まつ、可動支持部材3
の移動をダンピング及びセンタリングすべく可動支持部
材3をX軸回り及びy軸回りにトルク制御出来る。
第2は、上記センサアンプ33の出力を入力し、可動支
持部材3の鏡筒4に対する偏位状態に応じてボイスコイ
ル42の駆動を制御し、可動支持部材3の前記X軸回り
及びy軸回りに対するトルク制御を行う為の制御系を示
すブロック図である。
第1図において、前記可動支持部材3のX軸回り及びy
軸回りに対するセンサアンプ33(第1図において可動
支持部材3のX軸回りに対するセンサ系(ここでは32
〜33の他、33.34をも含める)は、30x、31
x、32x、33x34xで示し、y軸回りに対するセ
ンサ系は、30y、31y、32y、33y、34yで
示しである)からの可動支持部材3の鏡筒4に対する偏
位信号は、マイコン等により構成される制御回路50内
のA/D変換器511によりディジタル・データに変換
され、該制御回路50により処理される。
上記のようにしてA/D変換され、後述するように処理
された信号はD/A変換器519にてアナログ・データ
に変換され、制御回路50より出力される。そして、こ
のアナログ・データに基づいて駆動回路53x、53y
により前記トルク発生器系41.42 (第4図では前
記可動支持部材3のX軸回りに対するものを41x、4
2xで示し、y軸回りに対するものを41y、42yで
示しである)が駆動制御される。
以上の制御回路50による制御の基本は、防振と、パン
ニングやチルティングに関するレンズ部の過度な動きの
防止、という相反する2つの要素を満足させる為に、慣
性振り子である可動支持部材3の鏡筒4に対する偏位に
対して、トルク発生器系41x、42x及び41y、4
2yにダンピング及びセンタリングの為の非線形な制御
トルクを発生させる。
この制御トルクの特性例を第5図に示す。
第5図の制御トルクの特性によれば、可動支持部材3が
可動中心付近に位置する場合は、慣性振り子による防振
作用を妨げないようにトルク発生器系41x、42x及
び41y、42yにはダンピングの為のトルクを殆ど発
生させない。
一方、バンニング(構図を変える為に鏡筒4を水平方向
に動かすこと)やチルティング(構図を変えるために鏡
筒4を垂直方向に動かすこと)の様に鏡筒4をある方向
へ大きく動かした様な場合等、可動支持部材3が慣性振
り子の作用によって可動中心から大きく偏位すると、そ
の偏位置が大きくなるに従いトルク発生器系41x、4
2x及び41y、42yに可動支持部材3を可動中心に
引き戻す為の急激に増大するセンタリング及びダンピン
グ力を発生させ、可動支持部材3が鏡筒4の内壁にぶつ
かるのを防止する。
第5図のトルクカーブを振り子の主光軸15の方向から
見ると、第6図の様なイメージに成る。
一つの同心円が一定量のトルク変化を示しているので、
外周つまり鏡筒4の端に近付くにつれ、同心円の間隔が
密になり、可動支持部材3が可動中心から偏位するに従
ってトルク特性の傾きが急になることが分る。即ち、第
5図で言う非線形カーブを描いてトルクが上昇する様子
を示している。
このようにセンタリング及びダンピングトルクを制御す
ることにより、可動支持部材3が鏡筒4に近接した時点
でセンタリング及びダンピング作用を大きく働かせて該
可動支持部材3が鏡筒4の内壁にぶつかるのを防止し、
それ以外では、このセンタリング及びダンピング作用を
極力少なくし、慣性振り子による防振作用を妨げないよ
うにしている。
第5図の制御特性を実現するために制御回路50では、
例えばセンサアンプ33x、33yより入力される可動
支持部材3の偏位置(振れ角θ)に応じて第5図のトル
クカーブが得られる様な係数に、、に2を制御回路5o
内のメモリに格納されたルック・アップ・テーブル(以
下LUTと記す)513,514より選択して、制御関
数DATA=に1 *θ+に2*dθ/dt十に3)N
θdt を演算しく但し係数に3は一定の小さな値であり、又*
は乗算を意味する)、このDATAを制御トルクとして
トルク発生器系41x、42x及び41y、42yに発
生させるようにする。
上記制御関数において、「K1*θ」の項は第4図図示
LUT513.合成器5201乗算器516により求め
られ、これは可動支持部材3の可動中心から偏位置に応
じたセンタリング・フォースを発生させるスプリング項
として作用し、「K2*dθ/citJ項はダンピング
項で、第4図図示LUT514.合成器5211乗算器
517により求められ、急激なバンニングやチルティン
グ等に対する抑制効果を有し、rK3* iθdt」項
はセンタリングの為のもので、積分器512内にて求め
られ、蓄積誤差や量産時の製造誤差等の各種要因にて発
生する誤差をキャンセルして可動支持部材3を可動中心
位置に復帰させる効果を有する。このような積分行為は
、制御系に対する影響度を低く設定するので、他項のよ
うな非線形処理は行わない。
そして、前記それぞれの項が第2図図示加算器518に
て加算され、次段のD/A変換器519にてアナログ・
データに再び変換されて駆動回路53x、53yを介し
てトルク発生器42x、42yへ出力される。
なお、第2図の制御回路50内の点線51.52で示し
た枠内の構成は上記LU7513.514内の係数デー
タを除き同一構成であるので片側(点線52の枠内)は
簡単の為、図示を省略しである。又、点線51の枠内の
構成のうち積分器512から加算器518までの部分は
制御回路50の処理内容をハード的に示したものである
この例では、変倍エンコーダ(ENC95)の出力に応
じて前記制御トルクの与え方を望遠時に対し、広角時を
強くするようにしている。この様子を図示したのが第8
図であり、撮影光学系の焦点距離が望遠(長焦点距離)
端から広角(短焦点距離)端へ変化するにつれて制御ト
ルクカーブを(c)−= (b)= (a)の様に、よ
り強いトルクの与えられる非線形特性となるように変化
させる。
その為、制御回路50内では、LUT513゜514に
広角端のトルクカーブ(a)を与える為の可動支持部材
3の振れ角θに応じた前記制御関数の係数に、、に2と
望遠端時のトルクカーブ(c)を与える為の可動支持部
材3の振れ角θに応じた前記制御開数に1.に2が設定
されており、これら係数を可動支持部材3の振れ角θに
応じて選択し、ENC95の値に応じて上述の様なトル
クカーブが得られる様に合成演算して前記制御関数の係
数に1.に2とするようにしている。
これは、通常、望遠での手持ち撮影では広角撮影時に比
べ手振れが目立つ事が知られているので、パンニングの
様な大きな動きへの対策であって、防振という本来の目
的にとってはマイナス作用である制御トルクを光学機器
の使用状況に合せ、望遠撮影時の特性を広角撮影時に比
べ弱くして防振効果に適したものとしている。
これにより、望遠端付近での防振特性を損なうことなく
、防振光学系全体の小型化と軽量化を達成することがで
きる。
この点について、以下に少し説明を加える。
第9図において、I、IIは夫々第1図のレンズ1.2
と同様の補正光学系の第一レンズ群及び第二レンズ群、
■は主撮像系である。IV、 Vは夫々軸外の光線を表
す。
(A)は防振の為の第二群の振れ量が大きい時、(B)
は上記の振れ量が小さい時である。
防振光学系の第一レンズ群と、第二レンズ群の各レンズ
の大きさは夫々軸外の光線TV、 Vがレンズ系を通る
高さによって決定される。
従って、第9図に示す様に、振れ角の小さい時は振れ角
が大きい時に比へて軸外光束を通る高さが低くなる為に
光学系の大きさを小さくすることができる。
光学系の大きさを決定する軸外光線は通常広角端或はそ
の付近のズーム域における最大像高に結像する光線であ
る。
望遠端付近では画角が小さくなる為に広角端付近である
程度の振れ角の光線を確保しておけば(広角側では望遠
側に比してそれ程画像振れは気にならない為)充分な防
振範囲を得ることができる。
従って、第8図に示したようなトルク特性によって広角
端付近の防振時における振れ角すなわち制御範囲を望遠
端よりも小さくすれば、望遠端付近での防振特性を損な
う事無く、防振光学系全体の小型化と軽量化を達成する
ことができるのである(第9図(A)−(B))。
次に、以上の第2図の制御系の動作を第7図のフローチ
ャートにしたがって説明する。
「ステップl」 焦点距離の検出の為にENC95の値
(ENCデータ)を取り込む。
「ステップ2」 可動支持部材3のX軸回りの制御トル
ク信号を演算する処理の為にモードiをXと指定する。
「ステップ3J  LUT選択モードj=1に設定し、
上記制御関数の係数をメモリしたLUTのどれを使用す
るかを選択する。
「ステップ4」 可動支持部材3のX軸回りの振れ角θ
(以下θXと記す)に応じたセンサアンプ33xの出力
をA/D変換器511よりディジタル・データとして取
り込む。
「ステップ5」 ステップ3のLOT選択モードj=1
の設定に従い、可動支持部材3のX軸回りに対して第8
図に示すような広角端時の制御トルクカーブ(a)及び
望遠端時の制御トルク(C)の得られる上記制御関数の
係数に1をメモリしたLUT−1x −W及びLUT−
1x −Tから前述の振れ角θXに対応した係数KIW
及びKITを読み出す。
「ステップ6」 現在の焦点距離に対する上記制御関数
の係数に1を、前述の係数に+w及びKITに対する前
述のENC95の値に応じた合成演算により求める。
この合成演算の一例をハード的に示したものを第10図
に示す。
第10図において、合成器520(合成器521も同様
)では、ENC95の分解能に応じた係数βを発生する
係数発生器81と1の補数(1−ρ)を発生する演算器
82とr K IT*β」及びrKIW* (1−1)
Jを演算する乗算器の84と83を有し、該乗算器の出
力を加算演算する加算器85により焦点距離に応じた係
数に1を出力する。
なお、ENC95の出力に対応し、ENCのステップ数
(分解能)と同数のLUTを用意し、この合成器を省略
するようにしても良い。
「ステップ7J  LUT選択モードjカ月、2の設定
に対し、共に処理が終了したか否かを確認する。もし、
終了していない場合(j=2)は、ステップ8へ進む。
「ステップ8」 ここではLUT選択選択モード上2定
し直してステップ5へと戻り、LUTJ択モードj=2
の設定に従い、可動支持部材3のX軸回りに対して第8
図に示すような広角端時の制御トルクカーブ(a)及び
望遠端時の制御トルクカーブ(c)の得られる上記制御
開数に2をメモリしたLUT−2x −W及びLOT−
2x −Tから前述のθXに対応した係数に2W及びに
2Tを読み出し、ステップ6にて前述の合成演算により
上記制御関数の係数に2を求める。
[ステップ9j 前述のθXを微分(dθX/dt)し
てデータΔとする。
「ステップIOJ  前述のθXを積分(■θXdt)
してこれに係数に3を乗算し、データd1とする。
この係数に3は、前述したように制御系に対する影響度
を低く設定すべく一定の小さな値とし、他の係数に1.
に2のような非線形処理は行わない。
「ステップ11」 前述のθXに先に求めた係数に1を
乗算し、これをデータd2とする。
「ステップ12」 前述のデータ△に先に求めた係数に
2を乗算し、これをデータd3とする。
「ステップ13」 上記データdi、d2.d3を加算
し、これを“DATA”として−時格納する。
つまり、ここで DATA=61+d2+d3 =に1*θx+に2 *dθx / d t+に3*i
θxdt により前記制御関数の演算結果が得られる。
「ステップ14」 現在の処理モートiが可動支持部材
3のX軸回りに関するものかを判別する。
奇数回目であればX軸回りに関するものであり(Noの
場合)、ステップ15へ進み、偶数回目であればyに関
するものであり(YESの場合)、ステップ17へ進む
「ステップ15」 演算結果の“DATA”をX軸回り
に対する制御トルクデータとしてDxに格納する。
「ステップ16」 処理モードiをyに変更し、ステッ
プ2へ戻り、次に可動支持部材3のy軸回りの制御トル
ク信号の演算の為の処理を上記X軸回りの場合と同様に
行う。
但し、この場合、ステップ5では、可動支持部材3のy
軸回りに対して第8図に示すような広角端時の制御トル
クカーブ(a)及び望遠端時の制御トルクカーブ(c)
の得られる上記制御関数の係数に1をメモリしたLUT
−1y−W及びLUT−iy−Tから可動支持部材3の
y軸回りの振れ角θ(以下θyと記す)に対応した係数
KIN及び係数KITを読み出すと共に、第8図に示す
様な広角端時の制御トルクカーブ(a)及び望遠端時の
制御トルクカーブ(c)の得られる上記制御関数の係数
に2をメモリしたLOT−1y −W及びLtJT−1
y −Tから前述の振れ角θyに対応した係数KIW及
び係数に1丁を読み出すことになる。
「ステップ17」 演算結果の“D A T A ”を
y軸回りに対する制御トルクデータとしてDyに格納す
る。
「ステップ18」 制御トルクデータDxとDyをD/
A変換器519によりアナログ・データに変換し、これ
を振れ角データ(トルク制御信号)として駆動回路53
x、s3yへ出力し、可動支持部材3のX軸回りのトル
ク制御を行う。
「ステップ19」 画像振れ補正動作を終了してよいか
否かを判断する。終了ならば(YESの場合)一連の動
作を終了し、継続ならば(Noの場合)ステップ1へ戻
り、上述の処理を終了するまで繰り返し行う。
この様にして、焦点距離が望遠から広角側になるに従っ
て強いトルクを与える前記制御関数のトルクカーブに従
い、可動支持部材3がパンニングやチルティングの動作
等によって鏡筒4の内壁に近付くにつれて、X軸回りの
トルク発生器系(41x、42x)及びy軸回りのトル
ク発生器系(41y、42y)に可動支持部材3を可動
中心位置へ戻す為の非線形に急増するトルクが発生し、
これにより可動支持部材3は可動中心方向へ効果的に戻
される。
本実施例によれば、例えば第11図に示す様に発光素子
30、受光素子31及びボイスコイル42を可動支持部
材3(レンズ2)側に配置し、スリット基31及びマグ
ネット41を鏡筒4の内壁(レンズ1)側に配置した場
合、発光素子30、受光素子31及びボイスコイル42
を制御する為の制御信号が可動支持部材3の動きを阻害
し、アンバランストルクを生じる恐れがあるが、第1図
に示す様なこれら位置関係としている為、第8図に示し
たようなトルク制御を確実に行うことができる。
(変形例) 本実施例では、発光素子3oとスリット基31と受光位
置検出素子32により可動支持部材3の振れ角を検出す
るようにしているが、第13図に示す様に、スリット基
31の代りに反射板35を可動支持部材3側に配置し、
可動支持部材3の振れ角を検出するようにしても良い。
(発明の効果) 以上説明したように、本発明によれば、投光素子、受光
位置検出素子、及びコイルのようにアンバランスな力を
生じる恐れのある、これらを制御するための信号線を必
要とする構成要素は固定レンズ側に配置し、可動レンズ
群側にはアンバランスな力が生じる構成要素は配置しな
いようにしたから、防振効果を損ねることのない、良好
な防振性能を持つ画像振れ防止装置を提供可能となる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例の画像振れ防止装置の断面図
、第2図は同じく画像振れ防止装置の電気ブロック図、
第3図は第1図図示センサ系の具体的な構成例を示す斜
視図、第4図は第1図図示トルク発生器系の具体的な構
成例を示す斜視図、第5図は第2図の制御系の基本とな
る制御トルク特性図、第6図は第5図の制御トルクを主
光軸側から見た場合のイメージ図、第7図は本発明の一
実施例装置における動作の一例を示すフローチャート、
第8図は同じく焦点距離に応じて制御トルクの特性を異
ならしめた場合の制御トルク特性図、第9図は第1図実
施例装置を小型化することができることを説明するため
の光学構成図、第1O図は第2図図示合成器の具体的な
構成を示す回路図、第11図はアンバランストルクを生
じる従来の画像振れ防止装置の構成を示す断面図、第1
4図は第13図のジンバル支持の構成を説明するための
部分拡大図、第15図は第13図の構成の部分拡大図で
ある。 1.2・・・・・・補正光学系、3・・・・・・可動支
持部材、4・・・・・・レンズ鏡筒、5・・・・・・ジ
ンバル、30・・・・・・発光素子、31.35・・・
・・・スリット幕、32・・・・・・受光位置検出素子
、33・・・・・・センサアンプ、41・・・・・・マ
グネット、42・・・・・・ボイスコイル、50・・・
・・・制御回路。 第2図 第5図 第6図 第7図 第9図 第1o図 、−519(520) 第15図

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)鏡筒に保持された固定レンズ群と可動レンズ群と
    から成る補正レンズ群を有し、画像の振れを補正する補
    正光学手段と、前記可動レンズ群の前記固定レンズ群に
    対する相対位置を検出する相対位置検出手段と、該相対
    位置検出手段の出力に基づいて前記可動レンズ群の前記
    固定レンズ群に対する相対変位を規制する駆動力を発生
    する駆動手段とを備えた慣性振り子型式の画像振れ防止
    装置であって、前記相対位置検出手段を、投光素子、該
    投光素子よりの光を受光する受光位置検出素子、及び前
    記投光素子よりの光を、前記可動レンズ群の前記固定レ
    ンズ群に対する相対変位位置に応じて異なった受光面位
    置へ導く光導部材とより、又前記駆動手段を、コイル及
    びマグネットとにより、それぞれ構成し、上記構成部材
    のうち、光導部材とマグネットを前記可動レンズ群側に
    、投光素子、受光位置検出素子、及びコイルを前記固定
    レンズ側に配置したことを特徴とする画像振れ防止装置
JP13718690A 1990-05-29 1990-05-29 画像振れ防止装置 Pending JPH0431820A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5943512A (en) * 1996-11-26 1999-08-24 Minolta Co., Ltd. Apparatus equipment with position detecting device

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5943512A (en) * 1996-11-26 1999-08-24 Minolta Co., Ltd. Apparatus equipment with position detecting device

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