JP3289838B2 - 画像振れ防止装置 - Google Patents

画像振れ防止装置

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JP3289838B2
JP3289838B2 JP03485192A JP3485192A JP3289838B2 JP 3289838 B2 JP3289838 B2 JP 3289838B2 JP 03485192 A JP03485192 A JP 03485192A JP 3485192 A JP3485192 A JP 3485192A JP 3289838 B2 JP3289838 B2 JP 3289838B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、手振れ等により光学機
器の画像が振れるのを防止する画像振れ防止装置の改良
に関するものであり、特にパンニングから通常の撮影に
移行したときの不自然な画像振れを防止した画像振れ防
止装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より手振れ等により生じる画像の振
れを防止する機能を具備した光学機器が知られている。
たとえば、ビデオカメラ等に組込まれた画像振れ防止装
置としては、補正光学系を可動に配し、その慣性によっ
て画像振れを防止する構成が知られている。
【0003】以下、従来の画像振れ防止装置について説
明する。図7は、画像振れ防止装置の基本構成を示す断
面図である。図7において、焦点面14上に画像を結像
するためのレンズ鏡筒(以下単に鏡筒と記す)4に固定
された主レンズ12,13に対し、レンズ1,2が画像
振れを補正するための補正光学系である。これら補正光
学系の焦点距離は鏡筒4に固定された負のパワーを持つ
レンズ1の焦点距離をf1とし、可動支持部3に支えら
れている正のパワーを持つレンズ2の焦点距離をf2と
すると、 f1=−f2 の関係を満足するように設定されている。
【0004】可動支持部3は、2軸可動の支持を行う為
のジンバル5によりレンズ2の像側主点から、該焦点距
離f2(=−f1)の位置で鏡筒4に支持されている。
【0005】図8は、上記ジンバル5の2軸可動支持の
構成を示す部分拡大図である。レンズ2を保持する可動
支持部材3はy軸回りの自由度を有する支持部材5yに
支持され、支持部材5yはy軸方向とは垂直のx軸回り
の自由度を有する支持部材5xに支持され、更に該支持
部材5xは鏡筒4により支持していることにより、2軸
の自由度を有する補正光学系が構成されている。
【0006】上述のように、補正光学系の焦点位置で振
り子を支持し、通常の安定した状態にて釣合が取れるよ
うなバランサーとして、部材10が取り付けられてい
る。
【0007】即ち、図7において、10は可動支持部材
3の釣合が取れるようにする為のバランサーとしてのカ
ウンター・ウェイトで、ジンバル5を挟んで可動支持部
材3のレンズ2とは反対側に取り付けられて、ジンバル
5に対しレンズ2とのバランスが取れるようにしてあ
る。そして以上の構成により、所謂慣性振り子型の防振
光学系を構成している。即ち、図7に示す基本構成によ
り、以下に示すようにして画像振れが防止できる。
【0008】例えば、図7に示す構成が望遠鏡だとして
目標物に向けられた鏡筒4の内部では、主レンズ12,
13及び補正光学系1,2により目標物の光学像が焦点
面14上に結像される。
【0009】拡大率の高い望遠鏡では、手持ちで使用の
場合、手振れ等により鏡筒4に0.1〜10Hz程度の
範囲の周波数成分を有する振動が発生し、この振動によ
り画像振れが生ずる。
【0010】ところが、上記慣性振り子型の光学機構に
よれば、上記の振動に対し可動支持部材3の慣性により
レンズ2とレンズ1との間に相対的な変位が生じ、レン
ズ2とレンズ1との相対変位により上記画像の振れが抑
制されることになる。
【0011】図7において、可動支持部材3に取り付け
られた部材9はアルミ片等の非磁性体の導体で、鏡筒4
に固定されたマグネット6及び7にて形成される磁気的
効果により、鏡筒4の振動速度に応じた抑制力(ダンピ
ング・フォース)が発生する。これは、例えば構図を変
えるために鏡筒4を急激に変位させた場合に、可動支持
部材3が鏡筒4の内壁に突き当たるのを防止するための
ダンピング作用を発生させるためのものである。
【0012】具体的には、図9の要部拡大図に示すよう
に、マグネット6,7により導体9に発生する渦電流
が、レンズ2の光軸と主レンズ12,13の光軸(主光
軸15)とが一致する可動中心位置からの可動支持部材
3の変位量を小さくする方向に力を発生し、ダンピング
効果を得ることができる。
【0013】なお、図9ではマグネット6,7は鏡筒4
の上部にだけ取付けを示してあるが、これは説明の便宜
を図るための省略であり、鏡筒4の下部及び左右にも同
様のマグネットが設けられて2軸制御が行われているこ
とは言うまでもない。
【0014】また、図7において、11は可動支持部材
3に前記カウンター・ウェイト10と一体的に取り付け
られた磁性体であり、鏡筒4に固定されたマグネット8
との間で構成される磁気的効果によりレンズ2の光軸が
主光軸15に一致する可動中心位置に可動支持部材3を
戻すセンタリング動作を行う。このセンタリング動作
は、振れのない場合にはレンズ2の中心部を用いた方が
光学的特性が良好であるので、製造誤差や上記変位の周
波数成分で直流成分に当たる変位の除去を行い、レンズ
2の光軸を主光軸15に一致させるようにするためのも
のである。
【0015】具体的には、図9の拡大図に示すように、
磁性体11とマグネット8とが互いに同極(N極同士)
の面で相対しており、互いに磁気的に反発する様に構成
されている。そして、該マグネット8の中心が主光軸1
5と一致しているので、レンズ2の光軸を主光軸15に
一致させるような求心力(センタリング・フォース)を
発生している。
【0016】以上の様に、上記ダンピングの構成や上記
センタリングの構成は慣性振り子型による画像振れ防止
装置の特性を向上させることができる基本的な構成の例
である。
【0017】しかし、実際の撮影時には被写体を追跡し
たり被写体を変える為、パンニング(構図を変えるため
に鏡筒4を水平方向に動かすこと)やティルティング
(構図を変えるために鏡筒4を垂直方向に動かすこと)
等の動作が頻繁に行われる。
【0018】前述の画像振れ防止装置の基本構成は防振
動作のみのシステムであり、手振れ等の振動については
防振効果を有するが、一方向に連続して移動する現実的
なパンニング,ティルティング動作等の挙動に関し防振
効果が低下したり、補正光学系が大きく一方向に移動し
たままになったり、鏡筒4の内壁に衝突したりして、不
自然な画像の動きになることがあった。
【0019】そこで、前述の画像振れ補正系においてパ
ンニング,ティルティング対策として、x軸,y軸の動
作に最適な制御関数を設定し、該関数に応じた補正光学
系の制御を実現する構成のものがある。
【0020】次に、この従来例を以下に説明する。即
ち、パンニング,ティルティング等の動作時に発生し易
い鏡筒の内壁への突き当たり防止の為に補正光学系の動
きを制御するトルク発生手段、該トルク発生手段を制御
する制御信号発生手段、及び制御信号発生のための演算
処理の入力信号として該補正光学系の移動を検出するた
めの位置検出手段が主要な構成手段でとなっている。
【0021】上記の制御信号発生手段からは、防振とパ
ンニングやティルティングに関するレンズ部の過度な動
きの防止、という相反する2つの要素を満足させるため
に、慣性振り子である可動支持部材3の変位に対して非
線形な制御トルクが出力できるように構成されている。
【0022】この制御トルク出力の基本特性を図10に
示す。図10の制御トルクの特性によれば、可動支持部
材3が可動中心付近に位置する場合には、慣性振り子に
よる防振作用を妨げないようにセンタリング及びダンピ
ングのためのトルクを殆ど発生させない。
【0023】しかし、パンニング等の様に鏡筒4をある
方向へ大きく動かした場合等、可動支持部材3が慣性振
り子の作用によって可動中心から大きく変位すると、そ
の変位量が大きくなるに従い可動支持部材3を可動中心
に引き戻す為の急激に増大するセンタリング及びダンピ
ング力を発生、つまり大きな制御トルクを発生させる様
に構成されている。このことにより、可動支持部材3が
鏡筒4に突き当たるのを防止することができる。
【0024】次に、上記画像振れ防止装置の構成例を説
明する。図3は従来の画像振れ防止装置の構成を示す断
面図であり、また本発明の一実施例の要部断面図でもあ
り、基本構成としては前記図7に示す画像振れ防止装置
と同様の慣性振り子型のものであり、図7と同一または
相当部分は同一符号で示し、重複説明を省略する。
【0025】図3において、鏡筒4の内壁及び可動支持
部材3にセンサ系(30,31,32)が、そして軸対
称部にトルク発生器系(41,42,43)が配設され
ている。また、x軸とy軸は各々同様の構成で、かつx
軸とy軸とは直交する位置に配設される。
【0026】前記センサ系(30,31,32)の構成
を図12の斜視図を参照して説明する。この系は、鏡筒
4の内壁に取り付けられたLED等の発光素子30、発
光素子30のための電源34とこれを受光するPSD等
の一次元受光位置検出素子32と、可動支持部材3に取
り付けられたスリット幕31とから成っている。
【0027】発光素子30と一次元の受光位置検出素子
32の間に設けられたスリット幕31は補正光学系であ
るレンズ2を保持する可動支持部材3の移動に伴い図の
矢印方向に動くので、受光位置検出素子32から振れ角
に応じた信号を検出しセンサアンプ33から可動支持部
材3の鏡筒4に対する変位信号として出力する。
【0028】次に、前記トルク発生器系(41,42,
43)の構成をボイスコイル型の構成とした場合の例を
図13の斜視図を参照して説明する。入力端子43に制
御信号が入力されると、その電流量と極性に応じボイス
コイル42とマグネット41の間で磁気的結合力(ある
いは磁気的反発力)が発生し、図13の矢印方向にトル
クを発生させることが出来る。前述した様に、センサ系
(30,31,32)とトルク発生器系(41,42,
43)はx軸とy軸を直交させた配置と成っており、ジ
ンバル支持と相まり、可動支持部材3の移動をダンピン
グ及びセンタリングすべく可動支持部材3をx軸回り及
びy軸回りにトルク制御が出来る。
【0029】次に、上記センサ系(30,31,32)
およびトルク発生器系(41,42,43)を備え、マ
イクロコンピュータで構成した制御系により制御する画
像振れ防止装置の一例を説明する。
【0030】なお、図4は、本発明の一実施例のブロッ
ク図であるが、重複図示を省略し同図を援用して説明す
る。
【0031】図4において、前記可動支持部材3のx軸
回り及びy軸回りに対するセンサアンプ33、詳しくは
図3において可動支持部材3のx軸回りに対するセンサ
系(ここでは30〜32の他、センサアンプ33、電源
34も含める)30x,31x,32x,33x,34
xおよびy軸回りに対するセンサ系30y,31y,3
2y,33y,34yからの可動支持部材3の鏡筒4に
対する変位信号は、マイクロコンピュータ等により構成
される制御回路50内のA/D変換器511および51
2によりディジタル・データに変換され、該制御回路5
0により処理される。
【0032】上記のようにしてA/D変換され、後述す
るように処理された信号はD/A変換器524および5
25にてアナログ・データに変換され、制御回路50よ
り出力される。そして、このアナログ・データに基づい
て駆動回路53x,53yにより前記トルク発生器系4
1,42、詳しくは図4では前記可動支持部材3のx軸
回りに対するものを41x,42xで示し、y軸回りに
対するものを41y,42yで示してあるトルク発生器
系が駆動制御される。
【0033】上記の制御回路50による制御の基本は、
画像振れ防止と、パンニングやティルティング時の補正
光学系レンズの過度な動きの防止、という相反する2つ
の要件を満足させるために、慣性振り子である可動支持
部材3の鏡筒4に対する変位に対して、トルク発生器系
41x,42x及び41y,42yにダンピング及びセ
ンタリングのための非線形な制御トルクを発生させるこ
とにある。
【0034】即ち、前述した図10に示す特性図のよう
に、可動支持部材3が可動中心付近に位置する場合に
は、慣性振り子による防振作用を妨げないようにトルク
発生器系41x,42x及び41y,42yにはダンピ
ングの為のトルクは殆ど発生させていない。
【0035】一方、パンニングやティルティングのよう
に鏡筒4をある方向へ大きく動かしたような場合等、可
動支持部材3が慣性振り子の作用によって可動中心から
大きく変位すると、その変位量が大きくなるに従いトル
ク発生器系41x,42x及び41y,42yに可動支
持部材3を可動中心に引き戻すための急激に増大するセ
ンタリング及びダンピング力を発生させ、可動支持部材
3が鏡筒4の内壁にぶつかるのを防止する。
【0036】図10に示すトルクカーブを主光軸15の
方向から見ると、図11のようなイメージ図になる。一
つの同心円が一定量のトルク変化を示しているので、外
周つまり鏡筒4の端に近づくにつれ、同心円の間隔が密
になり、可動支持部材3が可動中心から変位するに従っ
てトルク特性の傾きが急になることが分かる。すなわ
ち、図10に示す非線形のカーブを描いてトルクが上昇
する様子を示している。
【0037】上記のようにセンタリング及びダンピング
トルクを制御することにより、可動支持部材3が鏡筒4
に近接した時点でセンタリング及びダンピング作用を大
きく働かせて該可動支持部材3が鏡筒4の内壁にぶつか
るのを防止し、それ以外では、このセンタリング及びダ
ンピング作用を極力少なくし、慣性振り子による防振作
用を妨げないようにしている。
【0038】図10および図11に示す制御特性を実現
するために制御回路50では、例えばセンサアンプ33
x,33yより入力される慣性振り子の変位量(振れ角
θ)に応じて図10に示すトルクカーブが得られるよう
な係数K1,K2を制御回路50内のメモリに格納され
たルック・アップ・テーブル(以下LUTと記す)51
6,517より選択して、制御関数 DATA=K1*θ+K2*dθ/dt+K3*∫θdt を演算し(但し係数K3は一定の小さな値であり、又*
は乗算を意味する)、上記のDATAを制御トルクとし
てトルク発生器系41x,42x及び41y,42yに
発生させるようにする。
【0039】上記制御関数において、「K1*θ」の項
は図4に示すLUT516,合成器519,乗算器52
1により求められ、これは慣性振り子の可動中心から変
位量に応じたセンタリング・フォースを発生させるスプ
リング項として作用する。
【0040】「K2*dθ/dt」項はダンピング項
で、図4に示すLUT517,合成器520,乗算器5
22,微分器518により求められ、急激なパンニング
やティルティング等に対する抑制効果を有する。
【0041】「K3*∫θdt」項はセンタリングの為
のもので積分器515内にて求められ、蓄積誤差や量産
時の製造誤差などの各種要因にて発生する誤差をキャン
セルして可動支持部材3を可動中心位置に復帰させる効
果を有する。このような積分行為は、制御系に対する影
響度を低く設定するので、他項のような非線形処理は行
わない。
【0042】そして、前記それぞれの項が図4に示す加
算器523にて加算され、次段のD/A変換器524に
てアナログ信号に再び変換されてトルク発生器42x,
42yへ直接出力される。なお、図4の制御回路50内
の点線51,52で示した枠内の構成は上記LUT51
6,517内の係数データを除き同一構成であるので片
側(点線52の枠内)は詳細図示を省略してある。ま
た、点線51の枠内の構成のうち積分器515から加算
器523までの部分は制御回路50の処理内容をハード
的に示したものである。
【0043】次に、前記図3,図4に示すような構成を
備えた従来の画像振れ防止装置の動作制御について図
5,図6に示すフローチャートを参照して説明する。
【0044】「ステップS21」 可動支持部材3のx
軸回りの制御トルク信号を演算する処理のためにモード
iをxと指定する。
【0045】「ステップS22」 可動支持部材3のx
軸回りの振れ角θ(以下θxと記す)に応じたセンサー
アンプ33xの出力をA/D変換器511によりディジ
タル・データとして取り込む。このデータは慣性振り子
の中心からの偏位量に応じたセンタリング・フォースを
発生させるスプリング項として作用する。
【0046】「ステップS23」 前述のθxを積分
(∫θxdt)してデータd1とする。このd1はセン
タリングの為のもので、蓄積誤差や量産時の製造誤差な
どの各種要因にて発生する誤差をキャンセルして可動支
持部材3を可動中心位置に復帰させる効果を有する。こ
のような積分項は、制御系に対する影響度を低く設定す
るので、他項のような非線形処理は行わない。
【0047】「ステップS24」 撮影モードフラグを
参照し、防振モードならばステップS25に進み、パン
ニングモードならステップS38に進む。
【0048】「ステップS38」 速度をパラメータと
してLUT−3よりX軸のダンピング力を読み出し、こ
れをデータd2とする。
【0049】「ステップS39」 速度をパラメータと
してLUT−4よりY軸のセンタリング力を読み出し、
これをデータd3とし、ステップ9へ進む。
【0050】「ステップS25」 前述のθxを微分
(dθx/dt)してデータΔとする。この項はダンピ
ング項で、急激なパンニング等に対する効果を有する。
【0051】「ステップS26」 前述のθxに対応し
たLUT−1を参照してデータ“LUT−1”とする。
【0052】「ステップS27」 前述のθxに対応し
たLUT−2を参照してデータ“LUT−2”とする。
基本的には、LUT−1と同様の傾向を有するもので、
条件によってはLUT−1とLUT−2は同一の関数で
もよい。
【0053】しかし、前述のスプリング項とダンピング
項を各々最適化する為には、専用のテーブルを設定する
のが望ましい。
【0054】「ステップS28」 前述のθxに先に求
めた“LUT−1”を乗算し、これをデータd2とす
る。
【0055】「ステップS29」 前述のデータΔに先
に求めた“LUT−2”を乗算し、これをデータd3と
する。
【0056】「ステップS30」 上記データd1,d
2,d3を加算し、これを“DATA”として一時格納
する。
【0057】このデータは次の式で表される前記サーボ
・ループの一般的な制御関数である。
【0058】 DATA=d1+d2+d3 =k1*θx+k2*dθx/dt+K3*∫θzxdt そして、k1,k2がマイコン内のLUTに予め格納さ
れた係数データを選択したものであり、図10,図11
に示すトルク制御値が得られるように、振れ角に応じた
係数データを選択したものである。
【0059】「ステップS31」 現在の処理モードi
が可動支持部材3のx軸回りに関するものかを判別す
る。
【0060】奇数回目であればx軸回りに関するもので
あり(noの場合)、ステップS32およびステップS
33を経てステップS22へ戻り、次に、垂直方向の制
御データの演算の為にyに関する処理をxと同様の手順
で行う。
【0061】偶数回目であればyに関するものであり
(yesの場合)、ステップS34,S35,S36の
出力処理を行う。
【0062】「ステップS32」 演算結果の“DAT
A”をx軸回りに対する制御トルクデータとしてDxに
格納する。
【0063】「ステップS33」 処理モードiをyに
変更し、ステップS22へ戻り、次に可動支持部材3の
y軸回りの制御トルク信号の演算の為の処理を上記x軸
回りの場合と同様に行う。
【0064】「ステップS34」 演算結果の“DAT
A”をy軸回りに対する制御トルクデータとしてDyに
格納する。
【0065】「ステップS35」 制御トルクデータD
xをD/A変換器519によりアナログ・データに変換
し、これを直接振れ角データ(トルク制御信号)として
駆動回路53xへ出力し、可動支持部材3のx軸回りの
トルク制御を行う。
【0066】「ステップS36」 制御トルクデータD
yをD/A変換器によりアナログ・データに変換し、こ
れを直接振れ角データ(トルク制御信号)として駆動回
路53yへ出力し、可動支持部材3のy軸回りのトルク
制御を行う。
【0067】「ステップS37」 画像振れ補正動作を
終了してよいか否かを判断する。終了なら(YESの場
合)一連の動作を終了しエンドへ進み、継続なら(NO
の場合)ステップS21へ戻り、上述の処理を終了する
まで繰り返す。
【0068】次にステップS24の撮影モード切換え時
の制御を図6のフローチャートを参照して説明する。
【0069】図6は説明の都合上、x,y軸の速度が1
以上のときパンニングに進み、n回パンニングモードを
継続して通常撮影時の防振モードに移行する場合につい
て説明する。
【0070】「ステップS41」 既にパンニングモー
ドならば(yesの場合)、ステップS47に進み、パ
ンニングモードになっていなければステップS42に進
む。
【0071】「ステップS42」 x軸の速度が1以上
なら(yesの場合)ステップS44に進み、1以上に
なっていなければステップS43に進む。
【0072】「ステップS43」 y軸の速度が1以上
の場合(noの場合)、エンドに進む。
【0073】「ステップS44」 x,yどちらかの軸
が速度1以上なので、パンニングモードフラグをセット
する。
【0074】「ステップS45」 防振モードフラグを
クリアする。
【0075】「ステップS46」 パンニングモードカ
ウンタをクリアし、エンドに進む。
【0076】「ステップS47」 パンニングモードカ
ウンタに1を加える。
【0077】「ステップS48」 パンニングモードカ
ウンタがnでなければ(noの場合)、エンドに進む。
【0078】「ステップS49」 所定の時間パンニン
グモードを行ったので防振モードフラグをセットする。
【0079】「ステップS50」 パンニングモードフ
ラグをクリアし、エンドに進む。
【0080】上記の様にして、制御回路50で発生され
た抑制トルク制御データはD/A変換器524,525
によってアナログ信号に変換され、トルク発生器系に対
して出力され図10,図11に示す特性を形成する制御
が行われる。
【0081】また、鏡筒内壁に近接する位置まで移動し
た補正光学系は、パンニング、ティルティングの動作中
に、図3に示すトルク発生器系のマグネット41と固定
部ののマグネット42の磁力によってセンター位置へと
復帰される。
【0082】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来例では、制御回路50は、センサ系30,31,32
からの変移信号から可動支持部材3の変移速度を算出し
て通常の撮影中であるか或はパンニング中かティルティ
ング中であるかを判断し、パンニング中またはティルテ
ィング中のときはトルク発生系41,42から可動支持
部材3に強力なダンピング力および強力なセンタリング
力を所定時間かけ続けるといった制御を行なっているた
め、パンニングモードから通常の撮影モードに切換わる
際、可動支持部材3が不自然な動きをし、撮影される画
面に異常な不安定さが起こるといった問題があった。
【0083】この発明は、上記従来技術の問題点を解消
するためになされたもので、パンニングから通常の撮影
に切換わる際に不自然な画像振れが発生することのない
画像振れ防止装置を提供することを目的とするものであ
る。
【0084】
【課題を解決するための手段】このため、この発明に係
る画像振れ防止装置は、レンズ鏡筒内に配された可動レ
ンズ群を駆動して画像の振れを補正する補正光学系と、
前記レンズ鏡筒内における固定レンズ群に対する前記可
動レンズ群の相対位置を検出する位置検出手段と、前記
可動レンズ群の相対位置変化を抑制する力を発生する抑
制手段と、画像振れ補正の制御を行なう制御手段とを備
えた画像振れ補正装置であって、前記制御手段は位置検
出手段からの相対位置情報により前記可動レンズ群の相
対位置変化速度を検出して通常の撮影中かパンニング中
であるかを判別し、パンニング中であると判別したとき
前記可動レンズ群の相対位置の変化を強く抑制し、指
定時間経過したら抑制力を徐々に弱め、抑制力が所定値
まで低下し、かつ前記可動レンズ群の相対位置変化速度
が規定値以下になったとき通常の撮影モードによる画像
振れ補正制御を行なうことを特徴とする構成によって、
前記の目的を達成しようとするものである。
【0085】
【作用】以上の構成により、画像振れ防止の制御を行な
う制御手段は、位置検出手段からの相対位置情報により
可動レンズ群の相対位置変化速度を検出することがで
き、検出した可動レンズ群の変位速度から通常の撮影中
かパンニング中であるかを判別し、パンニング中である
と判別したときは固定レンズ群1に対する可動レンズ群
の相対位置の変化を強く抑制する制御を開始して可動レ
ンズ群がレンズ鏡筒に突き当たることを防止し、指定時
間経過したら抑制力を徐々に弱め、抑制力が所定値にま
で低下し、かつ可動レンズ群の相対位置変化速度が規定
値以下になったとき通常の撮影モードに戻って画像振れ
補正制御を行なうので、パンニングから通常の撮影に戻
ったときレンズ鏡筒に対する可動レンズ群の相対位置が
急に変化することがなく、不自然な画像振れの発生を防
止できる。
【0086】
【実施例】以下、この発明に係る画像振れ防止装置を実
施例により説明する。本発明に係る実施例の要部構成を
図3の要部断面図および図4のブロック図に示す。
【0087】レンズ鏡筒4に保持された固定レンズ群1
と、レンズ鏡筒4にジンバル5によって保持され軸角度
変化が可能な可動支持部材3に取付けられた可動レンズ
群2とよりなっている補正光学系を備え、この補正光学
系によって画像の振れを補正する従来の振り子型の画像
振れ防止装置と同様な基本構成を備えている。
【0088】そして、センサ系30,31,32(x,
y)によって固定レンズ群1に対する可動レンズ群2の
相対位置を検出し、トルク発生器系41,42(x,
y)によって可動レンズ群2の固定レンズ群1に対する
相対位置変化を抑制するトルクを発生することができ
る。
【0089】図4のブロック図に示す制御回路50は、
図5のフローチャートを参照して説明した従来例の様
に、画像振れ補正の基本的な制御を行なう。
【0090】そして、本発明の実施例では、制御回路5
0はセンサ系30,31,32(x,y)からの相対位
置情報より可動レンズ群2の相対位置変化速度を検出し
て通常の撮影中かパンニング中であるかを判別し、パン
ニング中のときは固定レンズ群1に対する可動レンズ群
2の相対位置の変化を強く抑制するようにトルク発生器
系41,42(x,y)の制御を開始し指定時間経過し
たら抑制力を徐々に弱め、抑制力が所定値にまで低下
し、かつ可動レンズ群の相対位置変化速度が規定値以下
になったとき通常の撮影モードによる画像振れ補正制御
を行なう構成となっている。
【0091】以下、本発明の特徴であるパンニングモー
ド時の制御について説明する。
【0092】図1は、一実施例のパンニングモード制御
フローチャートである。なお、本制御は、前記可動レン
ズ群2の相対位置変化速度を検出してパンニング中であ
ることを判別したときの制御である。
【0093】(ステップS1) カウンタNをONす
る。
【0094】(ステップS2) カウンタが所定値にな
ったか判断する。
【0095】(ステップS3) カウンタNが所定値に
なったらD/A変換器駆動電圧を下げ始める。
【0096】(ステップS4) カウンタ値が所定値未
満ならばD/A変換器駆動電圧をかけ続け、再びステッ
プS2へ戻る。
【0097】(ステップS5) D/A変換器駆動電圧
が所定値以下になったか確認する。なっていなければス
テップS3に戻り、以下になったらステップS6に進
む。
【0098】(ステップS6) 稼動レンズ群の相対速
度が所定値以下になっていたらステップS8へ進み通常
モードへ戻る。所定値以下になっていなかったら、ステ
ップS7へ進み、相対速度が所定値になるのを待つ。
【0099】(ステップS7) D/A変換器駆動電圧
を規定値に固定する。
【0100】(ステップS8) 通常の画像振れ防止制
御を行う防振モードフラッグをセットする。
【0101】(ステップS9) パンニングモードをク
リアし、エンドへ進む。
【0102】上記の制御により、パンニングを開始して
所定時間内は稼動レンズ群2の変位に対して強い抑止力
が作用し、所定時間経過後は抑止力は弱まり始め、所定
の抑止力となる。そして可動レンズ郡2の動きが弱まり
所定の状態になったとき、通常の撮影モードでの画像振
れ防止制御に戻り、パンニングを終了し通常の撮影に移
った時の画像の不自然な振れの発生を防止できる。
【0103】(他の実施例)他の実施例のパンニングモ
ード制御を図2のフローチャートにより説明する。な
お、要部断面図およびブロック図と基本制御は前記実施
例と同様であるので重複図示、重複説明を省略する。
【0104】(ステップS11) カウンタをONす
る。
【0105】(ステップS12) カウンタが所定値以
上ならステップS13に、所定値以上でなければステッ
プS14に進む。
【0106】(ステップS13) カウンタNが所定値
になったら、可動レンズ群の相対位置変化速度を所定速
度値と比較し、所定速度値以上だったら、ステップS1
4に進み、所定値より小さかったら、ステップS15へ
進む。
【0107】(ステップS14) D/A変換器駆動電
圧を所定値に固定する。
【0108】(ステップS15) D/A変換器駆動電
圧を下げ始める。
【0109】(ステップS16) D/A変換器駆動電
圧が所定値になっているかどうかを確認する。
【0110】(ステップS17) 通常の画像振れ防止
制御を行う防振モードフラッグをセットする。
【0111】(ステップS18) バンニングモードを
クリアし、エンドに進む。
【0112】上記の制御により、前記実施例に比べ可動
レンズ群2の動き速度を、より重視した制御により、パ
ンニングから通常撮影に移行したとき画像に生じがちな
不自然な振れ現象をより強力に防止できる。
【0113】
【発明の効果】以上説明したように、この発明によれ
ば、制御手段は、位置検出手段からの相対位置情報から
検出した可動レンズ群の相対位置変化速度から通常の撮
影中かパンニング中であるかを判別し、パンニング中
あると判別したときは固定レンズ群1に対する可動レン
ズ群の相対位置の変化を強く抑制する制御を開始して可
動レンズ群がレンズ鏡筒に突き当たることを防止し、指
定時間経過したら抑制力を徐々に弱め、抑制力が所定値
にまで低下し、かつ可動レンズ群の相対位置変化速度が
規定値以下になったとき通常の撮影モードに戻って画像
振れ補正制御を行なうので、パンニングから通常の撮影
に切換ったときレンズ鏡筒に対する可動レンズ群の相対
位置が急に変化することがなく、不自然な画像振れが発
生することを防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 一実施例のパンニングモード制御フローチャ
ート
【図2】 他の実施例のパンニングモード制御フローチ
ャート
【図3】 一実施例の要部断面図
【図4】 一実施例のブロック図
【図5】 従来例の制御フローチャート
【図6】 従来例の撮影モード切り換え制御フローチャ
ート
【図7】 画像振れ防止装置の基本構成を示す断面図
【図8】 ジンバル支持の構成を示す部分拡大図
【図9】 ダンピング・センタリング基本構成の要部拡
大図
【図10】 画像振れ防止装置の制御特性図
【図11】 主光軸側から見た制御トルクのイメージ図
【図12】 センサ系の構成例を示す斜視図
【図13】 トルク発生器系の構成例を示す斜視図
【符号の説明】
1,2 補正光学系 3 可動支持部材 4 レンズ鏡筒(鏡筒) 5 ジンバル 10 カウンターウエイト 12,13 主レンズ 14 焦点面 30,31,32 センサ系 41,42 トルク発生器系 50 制御回路 516,517 ルック・アップ・テーブル(LUT) なお、図中、同一符号は同一または相当する部分を示
す。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 西川 嘉一 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キ ヤノン株式会社内 (72)発明者 小林 崇史 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キ ヤノン株式会社内 (72)発明者 河原 英夫 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キ ヤノン株式会社内 (56)参考文献 特開 昭62−290275(JP,A) 特開 平3−46642(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H04N 5/225 - 5/247

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 レンズ鏡筒内に配された可動レンズ群を
    駆動して画像の振れを補正する補正光学系と、前記レン
    ズ鏡筒内における固定レンズ群に対する前記可動レンズ
    群の相対位置を検出する位置検出手段と、前記可動レン
    ズ群の相対位置変化を抑制する力を発生する抑制手段
    と、画像振れ補正の制御を行なう制御手段とを備えた画
    像振れ補正装置であって、前記制御手段は位置検出手段
    からの相対位置情報により前記可動レンズ群の相対位置
    変化速度を検出して通常の撮影中かパンニング中である
    かを判別し、パンニング中であると判別したときは前記
    可動レンズ群の相対位置の変化を強く抑制し、指定時間
    経過したら抑制力を徐々に弱め、抑制力が所定値まで低
    下し、かつ前記可動レンズ群の相対位置変化速度が規定
    値以下になったとき通常の撮影モードによる画像振れ補
    正制御を行なうことを特徴とする画像振れ防止装置。
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