JPH04317118A - ネットワークプリンタ制御装置およびネットワークシステム - Google Patents

ネットワークプリンタ制御装置およびネットワークシステム

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JPH04317118A
JPH04317118A JP3084962A JP8496291A JPH04317118A JP H04317118 A JPH04317118 A JP H04317118A JP 3084962 A JP3084962 A JP 3084962A JP 8496291 A JP8496291 A JP 8496291A JP H04317118 A JPH04317118 A JP H04317118A
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JP3084962A
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Inventor
Takeshi Takei
剛 竹井
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Fujifilm Business Innovation Corp
Original Assignee
Fuji Xerox Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、伝送路に複数のプリン
タを接続したネットワークシステムあるいはこのような
ネットワークシステムを構成するプリンタに印字制御を
行わせるためのネットワークプリンタ制御装置に関する
【0002】
【従来の技術】オフィスでコンピュータやワードプロセ
ッサ等の文書情報を作成する文書作成装置が数多く使用
されるようになってきている。このような装置で作成さ
れた文書は、点検のためやファイリングのためにプリン
タでプリントアウトされるのが通常である。オフィスに
多くの文書作成装置が使用されるようになると、それぞ
れにプリンタを1台ずつ配置していたのでは、スペース
の点でも経済性の点でも問題がある。また、コンピュー
タやワードプロセッサ等の文書作成装置を孤立状態でオ
フィスに配置したのでは、これらが別個に作成した文書
を統一的に管理することも難しい。そこで、これら文書
作成装置やプリンタをイーサネット等のLAN(ローカ
ルエリアネットワーク)に接続して、例えば事業所やビ
ル内で統一的に管理する通信システムが普及するように
なっている。
【0003】図13は、ゼロックス社が提唱しているネ
ットワークシステムとしてのXNS(Xerox Ne
twork System)の要部を表わしたものであ
る。通信ケーブル101上には複数のワークステーショ
ン1021 、1022 、……102N と、この例
では2台のプリントサーバ1031 、1032 が接
続されている。これらのプリントサーバ1031 、1
032 にはそれぞれ対応するプリンタ1041 、1
042 が接続されている。
【0004】このネットワークシステムでは、例えば第
1のワークステーション1021 のオペレータが、自
己の作成した文書のプリントアウトを希望する場合には
、一方のプリンタ、例えば第1のプリンタ1041 を
指定してプリントデータを通信ケーブル101上に送出
する。第1のプリントサーバ1031 はこれを受信し
て第1のプリンタ1041 にプリントアウトを行わせ
る。第1のワークステーション1021 が第2のプリ
ンタ1042 を指定した場合には、第2のプリントサ
ーバ1032 がプリントデータを受け付けて第2のプ
リンタ1042 にプリントアウトを行わせることにな
る。
【0005】
【発明の解決しようとする課題】このようなネットワー
クシステムでは、個々のプリントサーバ1031 、1
032 は、プリントデータを出力する情報源としての
個々のワークステーション1021 、1022 、…
…102N のプリント要求に対してそれぞれに対応し
たプリンタ1041 、1042 を制御する権限を有
する。したがって、■例えば第1のプリンタ1041 
にプリントデータが集中してきて未処理のプリントデー
タが数多く蓄えられている状態でも、個々のワークステ
ーション1021 、1022 、……102N が更
に勝手にプリントデータを送信してくる場合があり、こ
のような場合でもプリントデータをすべて受け付けよう
とすると、大容量の記憶媒体が必要になった。
【0006】また、■例えば第1のワークステーション
1021 が第1のプリントサーバ1031 にプリン
トデータの通信を行っている状態では、他のワークステ
ーション1022 、……102N がこの第1のプリ
ントサーバ1031 にプリントデータの送出を試みて
もビジィになる。したがって、この場合にはこれらのワ
ークステーション1022 、……102N は、プリ
ント要求を再度試みなければならない。このようにプリ
ント要求が一時期に一箇所に集中すると、それぞれのワ
ークステーション1021 、1022 、……102
N や対応する第1のプリントサーバ1031 等は無
駄な通信を頻発させることになり、事務処理における通
信に要する時間割合がかなり大きくなって事務効率を阻
害するといった問題があった。
【0007】更に、■このような従来のネットワークシ
ステムでは、各プリントサーバ1031 、1032 
は、それぞれ1台ずつの専用のプリンタ1041 、1
042 を制御するために設けられている。したがって
、ネットワークシステム内で更にプリンタ104の数を
増加させる場合には、プリントサーバ103の数もこれ
に応じて増加させる必要があり、経済的な負担が大きく
なるといった問題があった。
【0008】そこで本発明の第1の目的は、同一のネッ
トワーク内で、個々のプリントデータ源に対して必要に
応じてプリントデータを取りに行くことのできる機能、
すなわちクライアント機能を有するネットワークプリン
タ制御装置を提供することにある。
【0009】本発明の第2の目的は、同一のネットワー
ク内で、プリントデータ源とネットワークプリンタ制御
装置との間の通信を効率的に行うことのできるネットワ
ークシステムを提供することにある。
【0010】本発明の第3の目的は、複数のネットワー
クにまたがって前記したクライアント機能を実行するこ
とのできるネットワークプリンタ制御装置を提供するこ
とにある。
【0011】本発明の第4の目的は、異なったネットワ
ーク間でプリントデータ源とネットワークプリンタ制御
装置が効率的な通信を行うことのできるネットワークシ
ステムを提供することにある。
【0012】本発明の第5の目的は、複数のプリンタを
接続し制御することのできるネットワークプリンタ制御
装置を提供することにある。
【000★】本発明の第6の目的は、ネットワークプリ
ンタ制御装置側にクライアント機能を具備させた場合で
もプリントデータを一元的に管理することのできるネッ
トワークシステムを提供することにある。
【0013】本発明の第7の目的は、ネットワークプリ
ンタ制御装置側で一度取り込んだプリントデータのプリ
ントをキャンセルさせることのできるネットワークプリ
ンタ制御装置を提供することにある。
【0014】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明では
、ホストコンピュータ等から構成される複数のプリント
データ源と接続され、プリントデータをそれぞれ入力す
るプリントデータ入力手段と、これら入力されたプリン
トデータを格納する磁気ディスク等の格納手段と、格納
手段に格納されたプリントデータを複数のプリンタのい
ずれに送出するかの判別を行う送出先判別手段と、判別
された送出先のプリンタにそのプリントデータを送出す
るプリントデータ送出手段とをネットワークプリンタ制
御装置に具備させる。
【0015】すなわち請求項1記載の発明では、複数の
プリントデータ源と複数のプリンタとを仲介するネット
ワークプリンタ制御装置を実現して、前記した第5の目
的を主として達成する。
【0016】請求項2記載の発明では、(a)複数のホ
ストコンピュータと、(b)複数のプリンタと、(c)
これらのホストコンピュータごとに設けられ、これらに
アクセスしてプリント要求の存在するプリントデータを
入力する複数のプリントデータ入力手段と、これら入力
されたプリントデータを格納する磁気ディスク等の格納
手段と、この格納手段に格納されたそれぞれのプリント
データについて前記した複数のプリンタのいずれに送出
するかの判別を行う送出先判別手段と、格納手段から所
定の順番でプリントデータを読み出す読出手段と、この
読出手段によって読み出されたプリントデータを送出先
判別手段の判別したプリンタに対応させて送出する複数
のプリントデータ送出手段とを備えたネットワークプリ
ンタ制御装置をネットワークシステムに具備させる。
【0017】すなわち請求項2記載の発明では、ネット
ワークプリンタ制御装置に、ホストコンピュータとプリ
ントデータ入力手段、およびプリンタとプリントデータ
送出手段をそれぞれ対応させて配置すると共に、ホスト
コンピュータ側のプリントデータを取りにいくクライア
ント機能をネットワークプリンタ制御装置側に用意させ
ることによって、前記した第1、第2および第5の目的
を主として達成する。
【0018】請求項3記載の発明では、ホストコンピュ
ータ等から構成される複数のプリントデータ源と接続さ
れ、これらにアクセスしてプリント要求の存在するプリ
ントデータを入力する複数のプリントデータ入力手段と
、これら入力されたプリントデータを格納する磁気ディ
スク等の格納手段と、格納手段に格納されたプリントデ
ータを複数のプリンタのいずれに送出するかの判別を行
う送出先判別手段と、判別された送出先のプリンタにそ
のプリントデータを送出するプリントデータ送出手段と
、これら複数のプリンタのプリント状態を判別するプリ
ント状態判別手段と、判別結果としてプリントデータの
プリント完了が通知されたとき、対応するプリントデー
タ源にアクセスしてこのプリントデータ源にプリント用
に格納された当該プリントデータを削除するプリントデ
ータ削除手段とをネットワークプリンタ制御装置に具備
させる。
【0019】すなわち請求項3記載の発明では、ネット
ワークプリンタ制御装置側でプリントデータ源にアクセ
スしてプリントデータを取り出す一方、それぞれのプリ
ンタのプリント状態を判別して、プリントが終了したプ
リントデータについては対応するプリントデータ源にア
クセスして、このプリントデータ源にプリント要求のた
めに格納されている当該プリントデータを削除すること
にして、プリントデータの処理の一元化を図って、前記
した第6の目的を主として達成する。
【0020】請求項4記載の発明では、ホストコンピュ
ータ等から構成される複数のプリントデータ源と接続さ
れ、これらにアクセスしてプリント要求の存在するプリ
ントデータを入力する複数のプリントデータ入力手段と
、これら入力されたプリントデータを格納する磁気ディ
スク等の格納手段と、複数のプリントデータ源と接続さ
れ、これらにアクセスしてプリント要求の行われたプリ
ントデータについてプリント要求のキャンセルが存在す
るかどうかの判別を行うキャンセル判別手段と、格納手
段に格納されたプリントデータを複数のプリンタのいず
れに送出するかの判別を行う送出先判別手段と、判別さ
れた送出先のプリンタにそのプリントデータを送出する
プリントデータ送出手段と、キャンセル判別手段によっ
てプリント要求のキャンセルが判別されたプリントデー
タのプリント状態を判別するプリント状態判別手段と、
判別結果として該当するプリントデータのプリント未了
が通知されたとき、このプリントデータのプリントのキ
ャンセルを当該プリンタに指示するキャンセル指示手段
とをネットワークプリンタ制御装置に具備させる。
【0021】すなわち請求項4記載の発明では、ネット
ワークプリンタ制御装置側にプリンタのプリント状態を
把握させる一方で、プリントデータ源が一度プリント要
求を行ったプリントデータであってもそのキャンセルの
意思が発生した場合には、プリントの完了していないプ
リントデータに対してネットワークプリンタ制御装置側
でプリントのキャンセルを指示できるようにして、前記
した第7の目的を主として達成する。
【0022】請求項5記載の発明では、それぞれ物理的
に異なったイーサネット等を構成する複数の伝送路と接
続され、これらの伝送路上に配置された複数のホストコ
ンピュータ等のプリントデータ源からプリントデータを
それぞれ入力するプリントデータ入力手段と、これら入
力されたプリントデータを格納する磁気ディスク等の格
納手段と、格納手段に格納されたプリントデータを前記
した複数の伝送路上に配置された複数のプリンタのいず
れに送出するかの判別を行う送出先判別手段と、判別さ
れた送出先のプリンタにそのプリントデータを送出する
プリントデータ送出手段とをネットワークプリンタ制御
装置に具備させる。
【0023】すなわち請求項5記載の発明では、ネット
ワークプリンタ制御装置が複数のネットワークを接続す
るような構成とし、これらのネットワーク上での複数の
プリントデータ源と複数のプリンタとを接続することで
、前記した第3および第4の目的を主として達成する。
【0024】
【実施例】
【0025】(本実施例のネットワークシステムの概要
【0026】図1は本発明の一実施例におけるネットワ
ークシステムの要部を表わしたものである。通信ケーブ
ル11上には複数のホストコンピュータ121 、12
2 、……12N と、この例では1台のネットワーク
プリンタ制御装置131 が接続されている。ネットワ
ークプリンタ制御装置131 には、この場合2台のプ
リンタ141 、142 が接続されている。ここでホ
ストコンピュータ121、122 、……12N は、
図13で示したワークステーション1021 、102
2 、……102N のようなものであってもよいし、
ワードプロセッサあるいはその他のプリントデータ源で
あってもよい。また、本実施例ではネットワークプリン
タ制御装置131 のみが印字制御用に配置されている
が、このような装置が複数組配置されていてもよい。
【0027】(ネットワークプリンタ制御装置の構成)
【0028】図2は、このネットワークシステムにおけ
るネットワークプリンタ制御装置を具体的に表わしたも
のである。ここでは、説明を簡単にするためにネットワ
ークプリンタ制御装置131 が第1のプリンタ141
 または第2のプリンタ142 を指定して第1〜第3
のホストコンピュータ121 〜123 からプリント
データの供給を受ける場合を説明する。
【0029】ネットワークプリンタ制御装置131 は
、キーボードとディスプレイを備えたオペレータ入出力
装置21を備えている。オペレータ入出力装置21は、
オペレータインタフェース制御部22を介して、第1お
よび第2のホストインタフェース制御部231 、23
2 、ホスト・アンド・プリンタ・情報テーブル24お
よびプリンタインタフェース制御部25と接続されるよ
うになっている。
【0030】第1のホストインタフェース制御部231
 は、第1のホストコンピュータ121 および第2の
ホストコンピュータ122 からプリントデータの供給
を受けるようになっている。この第1のホストインタフ
ェース制御部231 の出力側にはキュー制御部27お
よびスプール装置28が配置されている。このうちキュ
ー制御部27には、それぞれのプリンタ141 、14
2 に対応させた第1および第2のキューテーブル29
1 、292 が配置されている。これらは、このネッ
トワークプリンタ制御装置131 に接続された第1お
よび第2のプリンタ141 、142 に対応して用意
されている。プリンタインタフェース制御部25にも、
それぞれのプリンタ141 、142 に対応したイン
タフェース回路(I/F)301 、302 が配置さ
れている。第1のホストインタフェース制御部231 
には、第1および第2のプリンタ141 、142 と
第1および第2のホストコンピュータ121 、122
 との組み合わせの数だけインタフェース回路311 
〜314 が配置されている。スプール装置28はプリ
ントデータの格納を行う装置であり、本実施例の場合に
は磁気ディスク装置で構成されている。スプール装置2
8から読み出されたプリンタデータは、プリンタインタ
フェース制御部25に供給されるようになっている。
【0031】一方、第2のホストインタフェース制御部
232 は、第3のホストコンピュータ123 からプ
リントデータの供給を受けるようになっている。また、
第2のホストインタフェース制御部232 は、ホスト
・アンド・プリンタ・情報テーブル24とも接続されて
いる。 第2のホストインタフェース制御部232 には、この
ネットワークプリンタ制御装置131 に接続されたそ
れぞれのプリンタ141 、142 に対応させてイン
タフェース回路321 、322が配置されている。第
2のホストインタフェース制御部232 の出力側は、
前記したスプール装置28に接続されている。スプール
装置28に一旦格納されたプリントデータが、プリンタ
インタフェース制御部25に供給されることは前記した
通りである。
【0032】以上のような構成のネットワークプリンタ
制御装置131 で第1のホストインタフェース制御部
231 はクライアント機能を備えており、第1および
第2のホストコンピュータ121 、122 に自己に
対してプリント要求を行うプリントデータがあるかどう
かを定期的にチェックに行き、ある場合にはこれを取り
出してプリント処理を行うようになっている。したがっ
て、第1および第2のホストコンピュータ121 、1
22 はクライアント機能を有する必要がない。これに
対して、第3のホストコンピュータ123 はクライア
ント機能を備えており、プリンタデータの転送を要求す
る。したがって、この場合、第2のホストインタフェー
ス制御部231 はクライアントを備えておらず、プリ
ンタデータの転送を待機し、転送されてきたときにはこ
れをスプール装置28に一旦格納した後プリンタインタ
フェース制御部25に送出させ、2つのプリンタ141
 、142 のうち指定された側からプリントアウトを
行わせるようになっている。
【0033】(本実施例のネットワークプリンタ制御装
置の特徴)
【0034】ところで、このネットワークプリンタ制御
装置131 を備えたネットワークシステムは、次の4
つの特徴を備えている。
【0035】(1)ネットワーク内のマルチホストや異
なった入力系統のホストコンピュータに対して複数の共
用プリンタを備えること。
【0036】(2)プリントデータを一元的に管理する
ことによって、データの保全やプリント出力の保障等を
行い、信頼性の高いネットワークシステムを構築するこ
と。
【0037】(3)従来の技術として説明した例えばX
NSにおけるプリントサーバの通信の負荷を、通信機能
の負荷分散によって軽減すると共に、プリンタの集中管
理を行うことのできるネットワークプリンタ制御装置を
実現すること。
【0038】(4)ホストコンピュータ側にとって自由
にプリントデータを転送する窓口となるネットワークプ
リンタ制御装置を実現すること。
【0039】このうちの第1の特徴としてのネットワー
ク内のマルチホストや異なった入力系統のホストコンピ
ュータに対応させるため、本実施例のネットワークプリ
ンタ制御装置131 は、第1および第2のホストイン
タフェース制御部231 、232 に示されるように
ホストに対応したインタフェース回路311 〜314
 、321 、322 を備えている。これらが1つの
ホストに対して2つずつ配置されているのは、プリンタ
インタフェース制御部25およびキュー制御部27それ
ぞれの内部構成と同様に、2つのプリンタ141 、1
42 に対応させるためである。これにより、共用プリ
ンタが実現される。また、第1のホストインタフェース
制御部231 およびプリンタインタフェース制御部2
5をこのようにホスト側121 、122 やプリンタ
141 、142 に対応させた構成とするために、本
実施例ではホスト・アンド・プリンタ・情報テーブル2
4を設け、プリントデータの必要な管理を行うようにし
ている。
【0040】また、第2の特徴としてのプリントデータ
を一元的に管理できるようにするため、本実施例のネッ
トワークプリンタ制御装置131 は、各プリンタ14
1 、142 の情報をホスト・アンド・プリンタ・情
報テーブル24に備えるようにしている。そして、それ
ぞれのプリンタ141 、142 ごとにプリンタイン
タフェース制御部25内のインタフェース回路301 
、302 が動作するようにして、これらのプリンタ1
41 、142 のプリント出力が完了したプリントデ
ータを確認できるようにしている。そして、この結果を
キュー制御部27内のそれぞれのプリンタ141 、1
42 に対応させた第1または第2のキューテーブル2
91 、292 に反映させ、第1のホストインタフェ
ース制御部231 によって第1および第2のホストコ
ンピュータ121 、122 上のプリントのために作
成したプリントデータを、プリントが終了したことを条
件として削除するようになっている。
【0041】更に、第3の特徴として通信の負荷を軽減
するため、本実施例のネットワークプリンタ制御装置1
31 はクライアント機能を実現するための第1のホス
トインタフェース制御部231 を備えており、それぞ
れのプリンタ141 、142 に供給されるプリンタ
データの調整を図ることができるようになっている。ま
た、プリンタインタフェース制御部25にはインタフェ
ース回路301 、302 が設けられており、対応す
るプリンタ141 、142 のプリント状況を定期的
に確認することでプリンタの集中管理が行われるように
なっている。オペレータ入出力装置21およびオペレー
タインタフェース制御部22は、オペレータへのインタ
フェースとして用意されている。
【0042】最後に、第4の特徴としてのホストコンピ
ュータ側にとって自由にプリントデータを転送する窓口
を用意するために、本実施例のネットワークプリンタ制
御装置131 は第2のホストインタフェース制御部2
32を設けている。この第2のホストインタフェース制
御部232 は、対応する第3のホストコンピュータ1
23 からプリントデータを受け付けるために、データ
転送待ち状態でウエイトするようになっている。
【0043】(第1のホストインタフェース制御部に伴
う動作)
【0044】まず、クライアント機能を備えた第1のホ
ストインタフェース制御部231 の動作について説明
する。第1のホストインタフェース制御部231 は、
ホスト・アンド・プリンタ・情報テーブル24に格納さ
れている情報を基にして、第1または第2のホストコン
ピュータ121 、122 との間で通信コネクション
を確立するようになっている。また、プリンタインタフ
ェース制御部25は、同じくホスト・アンド・プリンタ
・情報テーブル24に格納されている情報を基にして、
プリンタ141 、142 の状態を確認する。
【0045】図3は、ホスト・アンド・プリンタ・情報
テーブルの内容を表わしたものである。ホスト・アンド
・プリンタ・情報テーブル24には、(1)ホスト情報
として、このネットワークプリンタ制御装置131 が
2つのホストコンピュータ121 、122 と通信を
行う際に必要とするこれらの名称としてのホスト名や、
ネットワーク上におけるこれらホストコンピュータ12
1 、122 の番地(アドレス)や、入力手段および
送信すべきプリンタ141 、142 の名称が記載さ
れている。ここで、入力手段に関しては、(i)ホスト
コンピュータ121 、122 のアクセスを行うため
のプロトコル(手順)と、(ii)このネットワークプ
リンタ制御装置131 がホストコンピュータ121 
、122 側にプリントデータを取りにいく際に使用す
るユーザ名およびアクセス権としてのパスワードと、(
iii)ホストコンピュータ121 、122 におけ
るプリントデータの格納場所等のデータから構成されて
いる。
【0046】また、ホスト・アンド・プリンタ・情報テ
ーブル24には、(2)プリンタ情報として、このネッ
トワークプリンタ制御装置131 に接続された2つの
プリンタ141 、142 の名称とアドレスと出力手
段が記載されている。ここで、出力手段に関しては、個
々のプリンタ141 、142 のアクセスを行うため
のプロトコル(手順)が記載されている。これらホスト
・アンド・プリンタ・情報テーブル24の記述は、オペ
レータ入出力装置21のキーボードからオペレータイン
タフェース制御部22を介して入力されるもので、その
内容はオペレータ入出力装置21のディスプレイ上で確
認することができる。
【0047】第1のホストインタフェース制御部231
 は、以上説明したホスト・アンド・プリンタ・情報テ
ーブル24に記載された情報を基にしてホストコンピュ
ータ121 、122 上にプリント要求の対象となる
データが存在するかどうかの検索を行う。プリントデー
タが存在しなかった場合、この検索は定期的に繰り返さ
れることになる。
【0048】図4は、第1のホストインタフェース制御
部のホストコンピュータに対する制御の様子を表わした
ものである。まず第1のホストインタフェース制御部2
31 は、第1または第2のホストコンピュータ121
 、122 に対して通信を試み、コネクションを確立
させる(ステップS101)。そして、ホスト・アンド
・プリンタ・情報テーブル24に示したプリントデータ
の格納場所にプリントの対象となるプリントデータが格
納されているかどうかを判別する(ステップS102)
。プリントデータがあった場合には(Y)、該当するプ
リントデータのファイルを得て、キュー制御部27内の
対応する第1または第2のキューテーブル291 、2
92に登録する(ステップS103)。
【0049】図5は、キュー制御部内の第1および第2
のキューのエントリ情報の概要を表わしたものである。 第1および第2のキューテーブル291 、292 に
は、それぞれのプリントデータごとに、(a)スプール
装置28に格納された際のそのファイル名と、(b)プ
リント結果を確認するための識別コードと、(c)送ら
れてきたホストコンピュータ121 または122 の
名称と、(d)ホストコンピュータ121 または12
2 上のプリントデータの格納場所と、(e)プリント
の状況を表わすプリントステータス情報と、(f)キュ
ー識別コードと、(g)次エントリポインタとが記述さ
れている。これらの内容は、先に説明したホスト・アン
ド・プリンタ・情報テーブル24の内容と異なり、プリ
ントデータの処理の進行に伴って変更していくものであ
る。
【0050】図4のステップS103では、ネットワー
クプリンタ制御装置131 が2つのホストコンピュー
タ121 、122 を定期的にアクセスしてプリント
データが存在するかどうかを調べ、存在した場合にはこ
れをスプール装置28に格納すると共に、このときのプ
リントデータの収容されたファイル名を該当するキュー
テーブル291 または292 に登録することを意味
する。
【0051】第1および第2のキューテーブル291 
、292 には、このようにしてそれぞれプリントデー
タが取り込まれるたびにそれらのファイルに関するデー
タが順に蓄えられる。そして、例えば第1のプリンタ1
41 に対応した第1のキューテーブル291 を例示
して説明すると、次々と蓄えられるファイル名のうち最
も古いものから順に取り出されて第1のインタフェース
回路301 に送られ、第1のプリンタ141 のプリ
ント処理が行われる。第1のキューテーブル291 内
には、これらのファイルの処理状態を示すプリントステ
ータス情報も記載されるようになっているので、プリン
トが完了したものについては第1のホストインタフェー
ス制御部231 が該当するホストコンピュータ121
 または122 にアクセスしてプリントデータの格納
場所に格納されているプリントデータの削除を行うこと
になる。
【0052】図4に戻って説明を続ける。ステップS1
03でファイル名をキューテーブル291 、292 
に登録したら、ホストコンピュータ121 または12
2 からプリントデータのキャンセル要求が行われてい
るかどうかがチェックされる(ステップS104)。こ
こでキャンセル要求とは、ホストコンピュータ121 
または122 が一度プリント要求を行ったプリントデ
ータで、ネットワークプリンタ制御装置131 に取り
込まれた後の後発的な理由によってプリントアウトを中
止しようとする場合の要求をいう。したがって、すでに
第1または第2のプリンタ141 、142 によって
プリントが行われてしまったり、行われている最中であ
ればプリントアウトのキャンセルができなかったり、不
完全な形でしかキャンセルを行うことができないが、キ
ャンセル要求があった場合には(Y)、できる範囲でそ
のプリントデータのプリントをキャンセルする(ステッ
プS105)。このような要求がなかった場合にはステ
ップS105の処理を行うことなくステップS106に
進む。
【0053】ステップS106では、現在コネクション
を確立しているホストコンピュータ121 または12
2 内のすべてのプリントデータが取り込まれたかどう
かが判別される。残りのプリントデータがある場合には
(N)、ステップS103に戻って前記した処理が繰り
返される(ステップS103〜106)。プリント要求
のあるすべてのプリントデータが取り込まれたら(ステ
ップS106;Y)、一定時間待機して(ステップS1
07)、この後ステップS102に戻って同様の制御を
行う。すなわち、ネットワークプリンタ制御装置131
 は一度ホストコンピュータ121 および122 と
コネクションを確立したら、オペレータ入出力装置21
を介してオペレータがこのコネクションを切断するまで
、定期的にプリントデータの確認を行い、これがある場
合にはその取り込みを行うことになる。
【0054】ステップS102でホストコンピュータ1
21 または122 側にプリントデータが存在しなか
った場合には(N)、一定時間の待機(ステップS10
8)の後、キャンセル要求があるかどうかの判別が行わ
れる(ステップS109)。そして、キャンセル要求が
あった場合には(Y)、できる範囲でそのプリントデー
タのプリントをキャンセルし(ステップS110)、ス
テップS102に戻る。キャンセル要求がなかった場合
には(ステップS109;N)、直ちにステップS10
2に戻ることになる。なお、キャンセル要求があって該
当するプリントデータのキャンセルを行った場合には、
キュー制御部27内の対応する第1または第2のキュー
テーブル291 、292 にその旨が登録され、この
後にホストコンピュータ121 、122 側の所定場
所に格納されているキャンセルの対象のプリントデータ
が削除されることになる。
【0055】ところで、ホストコンピュータ121 ま
たは122から取り込んだプリントデータの管理のため
の情報は前記したようにキュー制御部27に登録される
。 本実施例でキュー制御部27には第1または第2のキュ
ーテーブル291 、292 が配置されているが、こ
のうちのどれに登録を行うかはホスト・アンド・プリン
タ・情報テーブル24の内容を見て実行される。
【0056】プリンタインタフェース制御部25は、第
1または第2のキューテーブル291 、292 のう
ち該当する方に登録されているエントリを該当するプリ
ンタ141 、142 に対して、プリント要求として
転送するようになっている。また、プリンタインタフェ
ース制御部25は、それぞれのプリンタ141 、14
2 に対して、前記したように結果の問い合わせを行い
、その結果としてプリントステータス情報を更新するよ
うになっている。
【0057】図6は、プリンタインタフェース制御部の
このよう制御の様子を表わしたものである。プリンタイ
ンタフェース制御部25は第1または第2のプリンタ1
41 、142 のプリント状況の問い合わせを行う(
ステップS201)。この結果、該当するプリンタ14
1 または142 が故障していたり印字用紙が無い等
の理由でディスエーブルの場合には(Y)、オペレータ
インタフェース制御部22に対してオペレータへのその
旨のメッセージを出力する。オペレータインタフェース
制御部22はこのメッセージを受け取ると、これをオペ
レータ入出力装置21に送出して、そのディスプレイに
「第1のプリンタが故障です。」等の必要なメッセージ
を出力させることになる。この場合には、一定時間待機
(ステップS204)後にステップS201に制御が戻
ることになる。
【0058】一方、ステップS202でプリンタ141
 または142 が作動可能(イネーブル)と判断され
た場合には(N)、プリント結果の問い合わせが行われ
る(ステップS205)。ここで、第1または第2のプ
リンタ141 または142 はそれ独自にプリントデ
ータ格納用の大容量のバッファメモリを備えている場合
もあるし、ラインバッファ程度の小容量のバッファメモ
リを備えている場合もある。前者の場合には、プリンタ
インタフェース制御部25が該当するプリンタ141 
または142 に対して幾つものファイルのプリントデ
ータを転送することができる。したがって、プリンタ1
41 または142 にプリントデータが転送されても
、それがどの程度まで処理されているかはプリント結果
の問い合わせが行われない限りわからないことになる。 後者の場合にはプリンタインタフェース制御部25が逐
次小容量ずつプリントデータを転送する必要があるので
、プリントの項状況は比較的確かめやすい。しかしなが
ら、印字作業上でなんらかの不都合が発生したかどうか
とか、ひとまとまりのプリントデータについてプリント
アウトが確実に終了したかどうかについては、プリント
結果の問い合わせが必要である。
【0059】プリント結果の問い合わせが行われてその
結果が得られたら、該当する第1または第2のキューテ
ーブル291 、292 の該当するプリントデータに
ついてのステータスがこの結果に応じて更新される(ス
テップS206)。この後、プリンタインタフェース制
御部25内にプリント要求が存在するかどうかが判別さ
れ(ステップS207)、要求があれば(Y)、該当す
るプリンタ141 または142 にそのプリントデー
タが転送される(ステップS208)。そして、ステー
タス201に戻ることになる。ステップS207でプリ
ントアウトすべきプリントデータが存在しなかった場合
には(N)、ステップS204に移動して、一定時間待
機後にステップS201に戻ることになる。
【0060】(第2のホストインタフェース制御部に伴
う動作)
【0061】次に、自身はクライアント機能を持たない
第2のホストインタフェース制御部232 に伴う動作
について説明を行う。第2のホストインタフェース制御
部232 と接続される第3のホストコンピュータ12
3 はクライアントとしての機能を有し、第2のホスト
インタフェース制御部232 は、サーバとしての機能
を有している。したがって、第2のホストインタフェー
ス制御部232 はネットワークに対してパッシブ・オ
ープン(passive open)の状態であり、通
信可能状態で第3のホストコンピュータ123 のプリ
ント要求を待機することになる。
【0062】図7は、図4に対応したもので、第2のホ
ストインタフェース制御部のホストコンピュータに対す
る制御の様子を表わしたものである。まず第2のホスト
インタフェース制御部232 は、第3のホストコンピ
ュータ123 に対して通信を試み、コネクションを確
立させる(ステップS301)。この後、第3のホスト
コンピュータ123 からのプリント要求があると(ス
テップS302;Y)、プリントデータの受付を行う(
ステップS303)。そしてキュー制御部27内の対応
する第1または第2のキューテーブル291 、292
 にその旨を登録する(ステップS304)。すなわち
、第1のプリンタ141 に対するプリントデータが受
け付けられた場合には、第1のキューテーブル291 
にこれが登録される。
【0063】このとき、第1または第2のホストコンピ
ュータ121 、122 からのプリントデータと競合
が生じた場合には、時間の先後によって第1のキューテ
ーブル291 に登録される順番が定まることになる。 第2のプリンタ142 に対するプリントデータが受け
付けられた場合にも、同様に第2のキューテーブル29
2 に対する登録が行われることになる。第2のホスト
インタフェース制御部232 についてのこれ以外の動
作は、基本的に第1のホストインタフェース制御部23
1と同様である。
【0064】(オペレータインタフェース制御部の動作
【0065】図8は、オペレータインタフェース制御部
の動作の概要を表わしたものである。オペレータインタ
フェース制御部22ではイベントが発生するまで待機し
ており(ステップS401)、発生したら(Y)、それ
がオペレータの要求によるものであるか否かを判別する
(ステップS402)。オペレータの要求による場合に
は(Y)、そのコマンドを解析して(ステップS403
)、該当するコマンドの処理を行う(ステップS404
)。例えば、ホスト・アンド・プリンタ・情報テーブル
24の内容の変更を行うコマンドが到来した場合には、
内容の変更処理を行うことになる。
【0066】これに対して、ステップS402でオペレ
ータの要求に基づかないものであった場合には、これは
第1のホストインタフェース制御部231 から、また
はプリンタインタフェース制御部25からの要求による
ことになる。この場合には(ステップS402;N)、
例えば第1のプリンタ141が故障しているといったよ
うなオペレータに知らせなければならないような事象が
発生しているので、オペレータ入出力装置21のディス
プレイを用いてオペレータに対するメッセージが出力さ
れるように制御が行われる(ステップS405)。
【0067】なお、本実施例のネットワークプリンタ制
御装置131 ではこのオペレータインタフェース制御
部22と、第1および第2のホストインタフェース制御
部231 、232 およびプリンタインタフェース制
御部25は、非同期に動作を行う。このため、それぞれ
の部分の関係では動作順序が逆転することもあり得る。
【0068】(ネットワークシステムにおける状態遷移
【0069】図9は、本実施例のネットワークプリンタ
制御装置を中心としたネットワークシステムでの状態遷
移を参考として示したものである。この図で左端の符号
■は一例として第1のホストコンピュータ121 の記
憶媒体(スプール)の状態を表わしている。符号■〜■
はネットワークプリンタ制御装置131 の状態を表わ
しており、このうち符号■はホストインタフェース制御
部231 、232 の状態であり、符号■はスプール
装置28の状態であり、符号■はプリンタインタフェー
ス制御部25の状態である。符号■と■は一例として第
1のプリンタ141 の状態を表わしており、このうち
符号■はこのプリンタ141 の記憶媒体の状態であり
、符号■はプリンタ制御部の状態を表わしている。これ
らの図で時間は図の下方向に向かって経過している。
【0070】まず、時刻t11以前の状態では、第1の
ホストコンピュータ121 の記憶媒体にはプリント要
求の対象となるプリントデータが格納されていない。し
たがって、ネットワークプリンタ制御装置131 側で
は符号「>」で示すアクセスを定期的に行っているだけ
である。時刻t11からt12の区間で、ホストコンピ
ュータ121 の記憶媒体にプリントデータ“A”が格
納された状態となる。ネットワークプリンタ制御装置1
31 側では、時刻t21に示すタイミングでこれを検
知してこのプリントデータ“A”を受信する。受信は時
刻t22まで行われ、このタイミングでプリントデータ
“B”の受信が開始させる。以下同様にして、ホストコ
ンピュータ121 の記憶媒体上に次々と格納されるプ
リントデータ“A”〜“D”に応じてネットワークプリ
ンタ制御装置131 はこれらを順次重ならない状態で
取り込んで行く。
【0071】時刻t22に、符号■で示すスプール装置
28にプリントデータ“A”の格納が終了する。これ以
前の状態では、第1のプリンタ141 はプリントすべ
きプリントデータを持っていない。これ故、この状態で
は符号■で示すプリンタインタフェース制御部25は符
号「★」で示すタイミングで第1のプリンタ141 の
動作を定期的に確認しているだけである。時刻t22か
らプリンタインタフェース制御部25はスプール装置2
8からプリントデータの読み出しを行って、これを第1
のプリンタ141 に送信する。時刻t24にこの送信
が終了すると、符号「★」で示すように第1のプリンタ
141 の動作が確認され、また符号「☆」で示すよう
にすでに送信したプリントデータの出力状態すなわちプ
リントが完了したかどうかの確認が行われる。
【0072】第1のプリンタ141 では時刻t24か
らその記憶媒体にプリントデータの格納を開始し(符号
■参照)、この時刻からプリント動作を開始する。この
プリント動作が時刻t31まで行われたとすると、これ
以後の時刻t26における符号「★」で示す第1のプリ
ンタ141 の動作確認時に符号「☆」で示すようにす
でに送信したプリントデータの出力状態が監視され、プ
リントデータ“A”のプリントアウト終了が確認される
。したがって、これよりも後の一番最初の第1のホスト
コンピュータ121 に対するアクセス時である時刻t
27(t15)において、符号■で示すスプール上のプ
リントデータ“A”が削除される。プリントデータの削
除は、この図で符号「●」で表わしている。以下同様に
して他のプリントデータについての処理も行われる。
【0073】図10は、以上説明した本実施例のホスト
コンピュータとネットワークプリンタ制御装置およびプ
リンタの間におけるデータの伝送方式の実際を図解した
ものである。第1のホストコンピュータ121 とネッ
トワークプリンタ制御装置131 の間では、ホストイ
ンタフェース制御部231 がFTPクライアントとし
て第1のホストコンピュータ121 上のプリントデー
タの有無を常時監視している。そして、プリントデータ
が存在すれば、このFTPの“RETR”コマンドを用
いてこれを読み出し、ネットワークプリンタ制御装置1
31 にバイナリ転送を行う。ネットワークプリンタ制
御装置131 のプリンタインタフェース制御部25は
、前記したXNSのプリンティング・プロトコルによっ
て、指定のプリンタとしての第1のプリンタ141 に
対してデータの転送を行う。この場合における転送のた
めのデータのフォーマットは、XNSで規定するインタ
プレスである必要はなく、他のフォーマットであっても
よい。
【0074】「変形例」
【0075】以上説明した実施例は、図1にも示したよ
うに、物理的に切断されていない同一の通信ケーブル1
1を用いたネットワークシステムで構成した。図11に
示した第1の変形例では、2つの物理的に異なったイー
サネットを本発明のネットワークプリンタ制御装置がブ
リッジとして接続した状態を表わしている。この例では
、例えば第1のイーサネット41に接続されたホストコ
ンピュータ42の有するプリントデータを、第2のイー
サネット43に接続されたプリンタ44がプリントアウ
トする。この場合、2つのイーサネット41、43を本
発明のネットワークプリンタ制御装置45で接続するよ
うにする。これにより、ネットワークプリンタ制御装置
45がクライアント機能を有する場合、ネットワークプ
リンタ制御装置45はホストコンピュータ42のプリン
ト要求を定期的に調べ、該当するプリントデータがある
場合には、これを取り出してプリンタ44に送ることが
できる。また、ホストコンピュータ42がクライアント
機能を行使する場合には、第1のイーサネット41から
送られてくる各種データの中から、必要なプリントデー
タを選び出して、プリンタ44に送ることができる。
【0076】図12は、本発明の第2の変形例を表わし
たものである。第1の変形例では2つのイーサネット4
1、42が地理的に近い位置に配置されていたため、こ
れらの間をネットワークプリンタ制御装置45で接続す
ることができた。図12に示した第2の変形例では、こ
れらイーサネット41、42の間を、PT回路(Pac
ket mode terminal)511 、51
2 およびDCE回路(Data Circuit t
erminating Equipment)521 
、522 を介してディジタル公衆回線53で接続して
いる。この場合には、プリンタ43側のイーサネット4
3にネットワークプリンタ制御装置54が接続されてお
り、ディジタル公衆回線53を介してプリントデータの
通信が行われるようになっている。
【0077】なお、実施例では通信プロトコルについて
TCP/IPのFTPやXNSのプリンティングを示し
たが、これ以外の通信プロトコルを用いて同様のネット
ワークシステムを実現することができることはもちろい
である。また、実施例および変形例ではイーサネットを
用いたネットワークシステムを説明したが、これ以外の
通信システムを用いて本発明を実現することができるこ
とも当然である。
【0078】
【発明の効果】以上詳細に説明したように請求項1記載
の発明によれば、ネットワークプリンタ制御装置側で複
数のプリントデータ源と複数のプリンタを接続すること
にしたので、プリンタの一部がなんらかの障害を発生さ
せた場合でも、例えばプリントデータ源がプリンタの指
定を変更すればプリントアウトが可能となる。また、ネ
ットワークプリンタ制御装置の効率的な活用を行うこと
ができ、経済的にもこの機能を高めることができ、その
結果として文書の一元管理等の各種のメリットを生じさ
せることができる。
【0079】また請求項2記載の発明によれば、ネット
ワークプリンタ制御装置側に複数のホストコンピュータ
とプリンタそれぞれの窓口を設けたので、ホスト側がク
ライアント機能を行使できるばかりでなく、ネットワー
クプリンタ制御装置側でもクライアント機能を行使する
ことができ、ネットワーク全体における通信の効率化や
ホストコンピュータ側の負担軽減等の効果を得ることが
できる。
【0080】また、請求項3記載の発明によれば、ネッ
トワークプリンタ制御装置側にクライアント機能を具備
させてプリントデータの取り出しを可能にさせたので、
プリントデータの受信の集中を回避してネットワークプ
リンタ制御装置側の負荷を軽減させることができるばか
りでなく、プリントアウトの終了したものについてはプ
リントデータ源の該当するプリントデータを削除するよ
うにしたので、プリントデータ源側で不注意にプリント
データを削除してその再送が不可能になるといった事態
を回避することができ、通信システム全体の信頼性を向
上させることができる。また、ネットワークプリンタ制
御装置がプリンタの管理を行うので、ネットワーク環境
下での自動プリントを達成することができ、また、プリ
ントデータやプリンタの集中管理が可能になるといった
効果もある。
【0081】また、請求項4記載の発明によれば、ネッ
トワークプリンタ制御装置側にクライアント機能を具備
させると共に、プリントデータ源が一度プリント要求を
行ったプリントデータについてキャンセルの要求を行っ
たとき、ネットワークプリンタ制御装置側にこれを調べ
てキャンセルの処理を行う権限を認めたので、プリント
データ源側に特別の負担をかけることなくプリンタの無
駄なプリントアウトを防止することができる。
【0082】更に、請求項5記載の発明によれば、異な
ったネットワーク同士をネットワークプリンタ制御装置
で接続できるようにしたので、単純にネットワーク間を
接続した場合と異なり、一種のフィルタ機能によって異
なったネットワークから必要なプリントデータのみを取
り入れてプリンタにプリントアウトを行わせることがで
きるという効果がある。なお、ネットワーク同士を電話
回線等の通常の接続手段によって接続し、一方または双
方の伝送路上に本発明のネットワークプリンタ制御装置
を配置することは自由であり、この場合もクライアント
機能等によって伝送の無駄を省くことが可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】  本発明の一実施例におけるネットワークシ
ステムの要部を示すシステム構成図である。
【図2】  本実施例のネットワークプリンタ制御装置
の構成の概要を示すブロック図である。
【図3】  本実施例におけるホスト・アンド・プリン
タ・情報テーブルの内容を表わした説明図である。
【図4】  本実施例における第1のホストインタフェ
ース制御部のホストコンピュータに対する制御の様子を
表わした流れ図である。
【図5】  本実施例におけるキュー制御部内の第1お
よび第2のキューのエントリ情報の概要を表わした説明
図である。
【図6】  本実施例におけるプリンタインタフェース
制御部の制御の様子を表わした流れ図である。
【図7】  本実施例における第2のホストインタフェ
ース制御部のホストコンピュータに対する制御の様子を
表わした流れ図である。
【図8】  本実施例におけるオペレータインタフェー
ス制御部の動作の概要を表わした流れ図である。
【図9】  本実施例のネットワークプリンタ制御装置
を中心としたネットワークシステムでの状態遷移を表わ
した説明図である。
【図10】  本実施例のホストコンピュータとネット
ワークプリンタ制御装置およびプリンタの間におけるデ
ータの伝送方式の実際を原理的に表わした説明図である
【図11】  第1の変形例における異なったイーサネ
ットに対するネットワークプリンタ制御装置の接続状態
を表わしたシステム構成図である。
【図12】  第2の変形例における異なったイーサネ
ット間を公衆回線で接続した状態を表わしたシステム構
成図である。
【図13】  従来におけるXNSと呼ばれるネットワ
ークシステムの要部を示したシステム構成図である。
【符号の説明】
121 …第1のホストコンピュータ、122 …第2
のホストコンピュータ、123 …第3のホストコンピ
ュータ、131 、45、54…ネットワークプリンタ
制御装置、141 …第1のプリンタ、142 …第2
のプリンタ、231 …第1のホストインタフェース制
御部(クライアント機能あり)、232 …第2のホス
トインタフェース制御部(サーバ機能のみ)、25…プ
リンタインタフェース制御部、28…スプール装置、4
1…第1のイーサネット、42…ホストコンピュータ、
43…第2のイーサネット

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  複数のプリントデータ源と接続され、
    プリントデータをそれぞれ入力するプリントデータ入力
    手段と、これら入力されたプリントデータを格納する格
    納手段と、格納手段に格納されたプリントデータを複数
    のプリンタのいずれに送出するかの判別を行う送出先判
    別手段と、判別された送出先のプリンタにそのプリント
    データを送出するプリントデータ送出手段とを具備する
    ことを特徴とするネットワークプリンタ制御装置。
  2. 【請求項2】  複数のホストコンピュータと、複数の
    プリンタと、これらのホストコンピュータごとに設けら
    れ、これらにアクセスしてプリント要求の存在するプリ
    ントデータを入力する複数のプリントデータ入力手段と
    、これら入力されたプリントデータを格納する格納手段
    と、この格納手段に格納されたそれぞれのプリントデー
    タについて前記複数のプリンタのいずれに送出するかの
    判別を行う送出先判別手段と、前記格納手段から所定の
    順番でプリントデータを読み出す読出手段と、この読出
    手段によって読み出されたプリントデータを前記送出先
    判別手段の判別したプリンタに対応させて送出する複数
    のプリントデータ送出手段とを備えたネットワークプリ
    ンタ制御装置とを具備することを特徴とするネットワー
    クシステム。
  3. 【請求項3】  複数のプリントデータ源と接続され、
    これらにアクセスしてプリント要求の存在するプリント
    データを入力する複数のプリントデータ入力手段と、こ
    れら入力されたプリントデータを格納する格納手段と、
    格納手段に格納されたプリントデータを複数のプリンタ
    のいずれに送出するかの判別を行う送出先判別手段と、
    判別された送出先のプリンタにそのプリントデータを送
    出するプリントデータ送出手段と、これら複数のプリン
    タのプリント状態を判別するプリント状態判別手段と、
    判別結果としてプリントデータのプリント完了が通知さ
    れたとき、対応するプリントデータ源にアクセスしてこ
    のプリントデータ源にプリント用に格納された当該プリ
    ントデータを削除するプリントデータ削除手段とを具備
    することを特徴とするネットワークプリンタ制御装置。
  4. 【請求項4】  複数のプリントデータ源と接続され、
    これらにアクセスしてプリント要求の存在するプリント
    データを入力する複数のプリントデータ入力手段と、こ
    れら入力されたプリントデータを格納する格納手段と、
    前記複数のプリントデータ源と接続され、これらにプリ
    ント要求のキャンセルが存在するかどうかの判別を行う
    キャンセル判別手段と、格納手段に格納されたプリント
    データを複数のプリンタのいずれに送出するかの判別を
    行う送出先判別手段と、判別された送出先のプリンタに
    そのプリントデータを送出するプリントデータ送出手段
    と、前記キャンセル判別手段によってプリント要求のキ
    ャンセルが判別されたプリントデータのプリント状態を
    判別するプリント状態判別手段と、判別結果として該当
    するプリントデータのプリント未了が通知されたとき、
    このプリントデータのプリントのキャンセルを当該プリ
    ンタに指示するキャンセル指示手段とを具備することを
    特徴とするネットワークプリンタ制御装置。
  5. 【請求項5】  複数の伝送路と接続され、これらの伝
    送路上に配置された複数のプリントデータ源からプリン
    トデータをそれぞれ入力するプリントデータ入力手段と
    、これら入力されたプリントデータを格納する格納手段
    と、格納手段に格納されたプリントデータを前記複数の
    伝送路上に配置された複数のプリンタのいずれに送出す
    るかの判別を行う送出先判別手段と、判別された送出先
    のプリンタにそのプリントデータを送出するプリントデ
    ータ送出手段とを具備することを特徴とするネットワー
    クプリンタ制御装置。
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