JPH0431642A - エンジンの空燃比制御装置 - Google Patents

エンジンの空燃比制御装置

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JPH0431642A
JPH0431642A JP13785290A JP13785290A JPH0431642A JP H0431642 A JPH0431642 A JP H0431642A JP 13785290 A JP13785290 A JP 13785290A JP 13785290 A JP13785290 A JP 13785290A JP H0431642 A JPH0431642 A JP H0431642A
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JP
Japan
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air
fuel ratio
sensor
target value
output
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Application number
JP13785290A
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English (en)
Inventor
Masaaki Uchida
正明 内田
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Nissan Motor Co Ltd
Original Assignee
Nissan Motor Co Ltd
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Publication date
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  • Electrical Control Of Air Or Fuel Supplied To Internal-Combustion Engine (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この発明は、エンジンの空燃比のフィードパ7り制御を
行なう装置に関する。
(従来の技術) 触媒コンバータの前(上流側)と後(下流1lIl)に
それぞれ酸素センサ(02センサ)を設けた、いわゆる
ダブル02センサシステムの装置がある(特開平1−1
13552号、特開昭58−72647号公報参照)。
これを第16図で説明すると、同図は#02センサ出力
VFOに基づいて空燃比フィードバック補正係数aを計
算するためのルーチンで、所定時間ごとに行なわれる。
Slでは、前02センサ(図では[前02Jで略記する
。以下同じ)による空燃比のフィードバック制御条件(
図ではrF/BJで略記する。以下同じ)が成立してい
るかどうかをみて、そうであればS2に進む。たとえば
、冷却水温Twが所定値以下のとき、始動時、始動直後
や暖機のための燃料増量中、前02センサの出力信号が
一度も反転していないと外、燃料カット中等はいずれも
フィードバック制御条件の成立しない場合であり、それ
以外の場合に空燃比フィードバック制御条件が成立する
S2では、前02センサ出力VFOをA/D変換して取
り込み、S3にてVFOと理論空燃比相当のスライスレ
ベルSLFを比較し、VFO≦SLFであれば、空燃比
が理論空燃比よりもり一ン側にあると判断し、S4にて
7ラグF1を降ろす(FM=0とする)、VFO>SL
Fであれば、S5にて7ラグF1を立てる(F=1とす
る)。
7ラグF1は空燃比がリッチあるいはり−ンのいずれの
側にあるかを示すフラグであり、F1=0はリーン側に
あることを、F1=1はリッチ側にあることを表す。
86〜S8は前回のFlの値と今回のFlの値を比較す
ることにより、4つの場合分けを行う部分、89〜S1
2はその場合分けの結果により空燃比フィードバック補
正係数aを計算する部分であり、まとめると次のように
なる。
(i)S6→S7→S9では、リッチがらリーンに反転
した直後にあると判断し、aに比例分PLを加える(c
r=a+p1.)。これにて、空燃比はステップ的にリ
ッチ側に戻される。
(ii)86→S7→SIOではリーンからリッチに反
転した直後にあると判断し、aから比例分PRを差し引
<(7=ff−PR)、これにて、空燃比はステップ的
にリーン側に戻される。
(iii)S6→S8→811では今回もリーンである
と判断し、aに積分分ILを加える(a=a+)L)。
これにて、空燃比は徐々にリッチ側に戻される。
(iv )S 6−88 →S 12では今回もリッチ
であるとPIl断じ、αから積分分■Rを差し引((a
=aIR)。これにて空燃比は徐々にリーン側に戻され
る。
第17図は後02センサ出力VROにて前02センサに
より求まるaを修正するためのルーチンで、所定時間ご
とに実行される。
821〜25では、後02センサ(図では「後02」で
略記する。以下同じ)による空燃比のフィードバック制
御条件が成立しているかどうかを判定する。たとえば、
後02センサによるフィードパ?り制御条件の不成立(
S 21 )に加えて、冷却水温Twが所定値以下のと
き(S 22 )、スロットル弁が全閉のとき(S23
)、負荷の小さいとき(S24)、後02センサが活性
化していないとト(S25)等がフィードバック制御条
件の成立しない場合であり、それ以外の場合がフィード
バック制御条件の成立する場合である。
フィードバック制御条件が満たされでいれば826に進
み、後02センサ出力VROをA/D変換して取り込み
、S27にてVROと理論空燃比相当のスライスレベル
SLRを比較し、VRO≦SLRであればリーン側にあ
ると判断して328〜31に進み、この逆にvRO>S
LRであればリッチ側にあると判断して832〜35に
進む。
828では比例分P、に一定値ΔPLを加え(PL=P
L十ΔPL)、S29では比例分PRから一定値ΔPR
を差し引<(PR=PR−ΔP Fl)、これにより空
燃比は全体としてリッチ側にシフトする。
S32.S33では同様にして空燃比がリーン側にシフ
トされる。
こうしたS28.S29.S32.S33’のaの修正
制御により、空燃比フィードバック制御精度が高められ
る。
第18図は燃料噴射パルス幅Tiを演算するためのルー
チンで、所定のクランク角ごとに実行される。
S41では吸入空気量Qaと回転数Neからマツプを参
照して、基本噴射パルス幅Tp(=に−Qa/Ne、た
だし、Kは定数)を求める。
S42では1と各種補正係数(たとえば水温増量補正係
数KTW)との和Coを計算する。
S43ではインジェクタに出力するべき燃料噴射パルス
幅Tiを、Ti=Tp−co−a十Tsにより決定する
。なお、Tsは無効パルス幅である。
S44ではTiをセットする。
(発明が解決しようとする課題) ところで、このような装置では空燃比フィードバック制
御定数の1演算あたりの更新幅(ΔPL。
ΔPR+ΔILtΔIR)が触媒コンバータの劣化程度
によらず一定である。
この場合に、触媒が新品の間は後02センサ出力の反転
周期は長いが、触媒に劣化を生ずると、後02センサ出
力の反転周期が短くなってくるので、1演算あたりの更
新幅を大きく設定することが考えられる。
しかしながら、後02センサ出力の反転周期の長い触媒
新品時にも1演算あたりの更新幅が大きいと、フィード
バッタ制御定数の振幅が大きくなって、いわゆるウィン
ドウを外れることがあり、空燃比のゆらぎ現象として現
れる。
この発明はこのような従来の課題に着目してなされたも
ので、空燃比フィードバック制御定数の1演算あたりの
更新幅を、触媒の劣化程度に合わせることにより、触媒
の劣化程度に関係なく排気性能が悪くならないようにす
る装置を提供することを目的とする。
(課題を解決するための手段) この発明は、第1図に示すように、エンジンの負荷(た
とえば吸入空気量Qa)と回転数Neをそれぞれ検出す
るセンサ31,32と、これらの検出値に基づいて基本
噴射量Tpを計算する手段33と、触媒コンバータ前の
排気通路に介装され排気空燃比に応じた出力をするセン
サ(たとえばo2センサ)34と、このセンサ出力VF
Oとあらかじめ定めた目標値(たとえば理論空燃比)と
の比較により空燃比がこの目標値を境にしで反転したか
どうかを判定する手段35と、この判定結果に応じ空燃
比が目標値の近傍へと制御されるように空燃比フィード
バック制御の基本制御定数(たとえば比例分のマツプ値
)を設定する手段36と、前記触媒コンバータ後の排気
通路に介装され排気空燃比に応じた出力をする第2のセ
ンサ(たとえば02センサ)37と、このセンサ出力V
ROに基づいて前記基本制御定数の修正量を演算する手
段38と、この修正量にて前記基本制御定数を修正した
値に基づいて空燃比のフィードバック補正量aを決定す
る手段39と、この空燃比フィードバック補正f:La
にて前記基本噴射1tTpを補正して燃料噴射量Tiを
決定する手段40と、この噴射量Tiを燃料噴射装置4
2に出力する手段41と、前記第2のセンサ出力VRO
と前記目標値との比較により空燃比がこの目標値を境に
して反転したかどうかを判定する手段43と、この判定
結果を用いて前記第2のセンサ出力VROの反転周期を
計測する手段44と、この計測した反転周期が長いと前
記修正量演算手段38にて演算される1演算あたつの更
新幅を小さく設定する手段45とを設けた。
(作用) この発明では第2のセンサ出力VROの反転周期により
触媒の劣化程度がとらえられ、劣化を生じてない場合(
触媒新品時)には、更新幅設定手段45により修正量の
1演算あたりの更新幅が小さくされる。更新幅が小さく
なると、空燃比フィードバック補正量決定子1139に
より決定される空燃比フィードバック補正量aの振幅が
、一定の更新幅を有する従来のものよりも小さくなり、
いわゆるウィンドウを外れるおそれがなくなる。また、
基本制御定数と修正量からなるフィードバック制御定数
の値自体も、小さなものに抑えられる。
一方、触媒の劣化が進んだ状態では、更新幅設定手段4
5により修正量の1演算あたりの更新幅が大きくされ、
空燃比フィードバック制御の応答性が高められる。なお
、触媒の劣化が進むと、後02センサ出力VROの反転
周期が短くなるので、αの振幅が大きくなることはなく
、ウィンドウ外れは生じない。
(実施例) 第2図は一実施例のシステム図である。図において、吸
入空気はエアクリーナがら吸気管3を通ってエンジン1
のシリングに吸入され、燃料はコントロールユニット2
1がらの噴射信号に基づきインジェクタ(燃料噴射装置
)4よりエンジン1の吸気ポートに向けて噴射される。
シリング内で燃焼したガスは排気管5の下流に位置する
触媒コンバータ6に導入され、ここで燃焼ガス中の有害
成分(Co、HC,N0x)が三元触媒により清浄化さ
れて排出される。
吸入空気量Qaはエア70−メータ7により検出され、
アクセルペダルと連動するスロットルバルブ8によって
その流量が制御される。エンジンの回転数Neはクラン
ク角センサ10により検出され、ウォータジャケットの
冷却水温Twは水温センサ11により検出される。
触媒コンバータ6の上流と下流の排気管にそれぞれ設け
られる02センサ(空燃比センサ)12A。
12Bは、理論空燃比を境にして象変する特性を有し、
理論空燃比の混合気よりもリッチ側であるかリーン側で
あるかのいわゆる2値を出力する。
なお、02センサに限らず、全域空燃比センサやリーン
センサなどであっても構わない。
9はスロットルバルブ8の開度を検出するセンサ、13
はノックセンサ、14は車速センサである。
上記エア70−メータ7.クランク角センサ10、水温
センサ11,2つの02センサ12A、12Bなどから
の出力はコントロールユニット21に入力され、コント
ロールユニット21からは、インジェクタ4に対して燃
料噴射信号が出力される。
#S3図はフントロールユニット21のブロック図を示
し、CPU23では、第4図と第5図に示すところにし
たがって空燃比フィードバック制御を行う。I10ボー
ト22は第1図の出力手段41の機能を果たす。
第4図は前02センサ出力VFOに基づく空燃比フィー
ドパγり制御ルーチンで、回転同期で実行される。
352〜S54は第1図の反転判定手段35の機能を果
たす部分で、ここでは前02センサ出力VFOと理論空
燃比相当のスライスレベルとの比較により空燃比がこの
スライスレベルを境にしてリッチあるいはり一ンのいず
れの側に反転したかをtり定する。
S5G、S59.S63.S6Gはff11図の基本制
御定数設定手段36の機能を果たす部分で、上記の判定
結果に応じてマツプを参照することにより、比例分や積
分分のマツプ値(比例分についてP RI P L、積
分分について篩+ IL)を読み出し、これをCPU内
のレノスタに格納する。これらマツプ値P RI P 
Ll !By iLはあらかじめ与えられる値であり、
空燃比フィードバック制御の基本制御定数である。
なお、S60と867では、次式により77プliRと
ilにエンジン負荷(たとえば後述する燃料噴射パルス
幅Ti)を乗じた値を最終的な積分分■R+ I Lと
して求めている。
I B= iHX T i−■ IL=iLXTi−■ この場合、エンノン負荷は、Tiに限らずTp十〇FS
T¥?でも構わない。ただし、Tpは基本噴射パルス幅
、0FSTはオフセット量である。
こうした負荷補正が必要となるのは、空燃比フィードバ
ンク補正係数aの制御周期が長くなる運転域ではαの振
幅が大きくなって、三元触媒の排気浄化性能が落ちるこ
とがあるので、aの振幅をaの制御周期によらずほぼ一
定とするためである。
S57と364では、CPU内のレノスタに格納されて
いる後02センサ出力VROに基づく修正量P l−1
OSを読み出し、次式によりこの読み出した修正量PH
03にて比例分のマツプ値PRとPLを修正する。
P R= P R−P HOS・・・■PL=PL+P
H08・・・■ これらの式によれば、前02センサ出力VFOに基づく
空燃比フィードバック制御を行っても空燃比がリッチ、
リーンのいずれかの側にずれている場合に、このずれが
修正fiPHO8によって解消されることを意味する。
S55とS62の「*」は第5図のルーチンを起動する
指示を行なうことを示す、この表記も後述する他の実施
例で使用する。
第5図は基本制御定数の修正量P HOSを演算するた
めのルーチンで、これらの処理は前o2センサ出力VF
Oが反転する周期を演算周期として実行される。
372〜S74は11図の反転判定手段43の機能を果
たす部分で、その内容は前述したS52〜S54と同様
である。つまり、S72と873では後02センサ出力
VROと理論空燃比相当のスライスレベルとの比較によ
り、空燃比がリーン側からリッチ側に反転したがどうか
を判定し、これが判定された場合に975に進む、また
、S72とS74では空燃比がリッチ側からリーン側に
反転したがどうかをみて、そうであればS81に進む。
S75.577t−f、l:(/’S81.S83は第
1図の反転周期計測手段44の機能を果たす部分である
S75.S81に進むのはいずれも空燃比の反転した直
後であり、ここではそのときのタイマ値を読み込み、そ
の後の377、S83でタイマをクリアする。S77、
S83も空燃比の反転した直後にしか通らないステップ
であるため、タイマは後02センサ出力VROの反転ご
とにクリアされ、それからの経過時間(反転からの時間
)を計測することになるので、S75.S81で読み込
まれるタイマ値は反転周期(前回の反転から今回の反転
までの時間)である。なお、反転周期の逆数である反転
回数を用いることもできる。
ここで、反転周期を計測する理由は触媒の劣化程度をみ
るためである。たとえば、触媒コンバータに劣化を生じ
ていない場合の後02センサ出力VROは第7図の上段
で示すように反転周期が長い。ところが、触媒コンバー
タに劣化を生じると、触媒が02を蓄えておく能力(0
2ストレーノ能力)が減少するので、後02センサ出力
VROが第8図の上段のように、反転周期が短くなるの
である。
S76と882は第1図の更新幅設定手段45の機能を
果たす部分である。ここでは、S75と881で読み込
んだタイマ値(反転周期)に応じてマツプを参照するこ
とにより、修正量P HOSの1演算あたりの更新幅D
 P HOSを求める。
378〜380とS84〜S8Gは、S72とともに第
1図の修正量演算手段38の機能を果たす部分である。
まず、378でメモリから修正量PH08を読み出し、
S79ではこの読み出した修正量PH08を次式により
更新する。
PH08=PHO8−DPHO3・・・■ただし、PH
03の初期値はOとする。
0式で更新幅DPHO3だけ差し引くのは、次の理由に
よる。878に進むのはリッチ側にあると判断される場
合であるがら、空燃比をリーン側に戻さなければならな
い。そのためには、858のPRを大外<シがっS65
のPLを小さくすることであるが、修正量PH08は上
記■、■の形で導入しであるので、PRを大きくしかつ
PLを小さくするにはPH08を小さくすればよいので
ある。
一方、S85では次式により修正量P HOSを更新す
る。
P HOS = P HOS + D P I−1OS
・・・■つまり、DPHO8に付した正負の符号は、S
72での後02センサ出力VROのリッチ、リーンの判
定結果から定められている。
なお、空燃比をリーン側に戻すため、PRとPLの両方
を変更する必要は必ずしもなく、PRを天外くするのみ
あるいはPLを小さくするのみでもかまわない。
上記の更新11@DPHO3の特性を第6図に示すと、
後02センサ出力VROの反転周期が長いと小さな値を
与えている。
なお、更新It@ D P I−1OSは次の近似式で
与えることもできる。
DPHO3=DPHO3O/PH08=PHO3O/D
 P I OS Oは固定値である。
S80と886では更新された修正量PH06を同じメ
モリに格納する。
なお、S79とS85で更新したPH08は、再びCP
U内のレジスタに戻され、この値が第4図の857と8
64で使用される。
第4図に戻り、S58.S61.S65.S68は、S
57.S64とともに、第1図の空燃比フィードバック
補正量決定手段39の機能を果たす部分であり、ここで
は修正後の比例分PR,PLと負荷補正のされた積分分
I R+ I Lを用いて空燃比フィードバック補正係
数aを決定する。
こうして求めた補正係数aがらは第18図にしたがって
燃料噴射パルス@Tiが決定される。第18図の841
にて第1図の基本噴射量計算手段33の機能が、S42
.S43にて第1図の燃料噴射量決定手段40の機能が
果たされる。
ここで、この例の作用をtjIJ7図と第8図を参照し
ながら説明する。
第8図の下段に示す修正量PH03は、1演算あたりの
更新幅DPIO8を、触媒に劣化が生じた場合にも排気
性能が悪くならないように大きく設定したものである。
この場合、触媒の劣化に伴って後02センサ出力VRO
がすぐに反転するので、修正1PHO3の振幅が大きく
なることはなく、したがってウィンドウはずれの問題は
生じない。
ところが、触媒に劣化の生じていない状態でも劣化の生
じた場合と同じに大きな更新幅DPHO8にすると、修
正量PH08の振幅が第7図下段の破線のように大きく
なってしまう、これは、触媒に劣化を生じていない状態
では、触媒の吸着能力が大きく、排気の後02センサへ
の到達遅れ時間が大きくなるので、第7図上段のように
その分度(周期が長くなるところ、その間PH08は増
加または減少を継続するからである。
このようにPH08の振幅が大きくなると、PH03に
より修正された後の制御定数(PR9PL)が大きく変
化することになるので、αの振幅がいわゆるウィンドウ
の幅をはずれる場合が生じ、排気性能が悪くなる。
また、修正量PH03自体の値が大きくなると、この値
が正である場合に空燃比がリッチになりすぎ、負である
場合に過度にリーンとなる。
これに対して、この例では、後02センサ出力VROの
反転周期から触媒の劣化程度を推定し、反転周期が長く
触媒に劣化の生じていないと判断される場合には、修正
量P HOSの1演算あたりの更新幅DPHO3が、第
6図で示した特性により小さくされる。この結果、触媒
に劣化の生じていない場合の修正fiPHO5は第7図
下段の実線で示すように、ゆっくりと変化するので、a
の振幅が小さくなり、ウィンドウを外れることがなくな
るのである。また、修正1lPHO3自体の値も小さな
ものとなるので、空燃比がリッチあるいはリーンに大き
く振れることもなくなる。
つまり、この例は、触媒の劣化程度に応じて修正fiP
HO8の1演算あたりの更新幅D P HOSを設定し
であるので、触媒の能力によらず、修正量PH08の振
幅がほぼ一定となるようにされているのである。
第9図に従来例との比較の上にこの実施例の排気性能を
示す。同図において、白丸は触媒に劣化を生じていない
場合、黒丸は触媒に劣化を生じている場合の特性である
第10図ないし第15図は、比例分以外のフィードバッ
ク制御定数についての他の3つの実施例(第10図と第
11図が積分分についての例、第12図と第13図がデ
イレイ時間についての例、第14図と第15図が前02
センサ出力と比較するスライスレベルについての例)で
、その修正fi(Iff分分について1f(O3,デイ
レイ時間についてDHO8,スライスレベルについて5
HO3)の1演算あたりの更新幅(積分分についてD 
I HO8、デイレイ時間についてD D HOS、ス
ライスレベルについてD S HOS )を、後02セ
ンサ出力VROの反転周期に応じてルックアップするよ
うにしたものである(tlS11図のS]11と511
3、第13図の5131と5133、第15図の151
.8153)。各更新幅D I HO8,DDI(O8
およびDSHO8の特性を第6図に重ねて示す。
なお、tIrJ12図において、CR,CLは実際のデ
イレイ時間であり、S12’3,5126ではこれらと
マツプ値DR,DLを修正した後の値(DR−DHO3
,DL+DHO8)との比較により、前02センサ出力
VFOが反転したかどうかが判定されている2また、第
14図でSLはスライスレベル、5144の5HYSは
ヒステリシスの幅を定める値(固定値)である。
最後に、後02センサ出力の反転周期があらかじめ定め
た基準値よりも小さくなると、空燃比フィードバック制
御の制御定数を小さくするものを提案しているが(特願
平2−14633号)、このものは触媒劣化時のウィン
ドウはずれを確実に防止するためのものであり、この発
明と組み合わせて用いることもできる。
(発明の効果) この発明は、後空燃比センサ出力の反転周期を計測し、
この反転周期が艮いと空燃比フィードバック制御定数の
1演算あたりの更新幅を小さくするため、触媒に劣化を
生じていようと生じていないとにかかわらず、触媒の能
力によらず排気性能を最良に保つことができる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明のクレーム対応図、第2図は一実施例
の制御システム図、第3図はこの実施例のコントロール
ユニットのブロック図、第4図と第5図はこの実施例の
制御動作を説明するための流れ図、第6図はこの実施例
の更新幅DPHO8の特性図、第7図と第8図はこの実
施例の作用を説明するための波形図、第9図はこの実施
例の排気特性図、第10図ないし第15図は他の3つの
実施例の制御動作を説明するための流れ図である。 PtSi2図ないし第18図はそれぞれ従来例の制御動
作を説明するための流れ図である。 4・・・インジェクタ(燃料噴射装置)、5・・・排気
管、6・・・触媒フンバータ、7・・・エア70−メー
タ(エンジン負荷センサ)、10・・・クランク角セン
サ(エンノン回転数センサ)、11・・・水温センサ、
12A・・・前02センサ(前空燃比センサ)、12B
・・・後02センサ(後空燃比センサ)、21・・・コ
ントロールユニット、31・・・エンジン負荷センサ、
32・・・エンノン回転数センサ、33・・・基本噴M
X計算手段、34・・前空燃比センサ(第1のセンサ)
、35・・・反転判定手段、36・・・基本制御定数設
定手段、37・・・後空燃比センサ(第2のセンサ)、
38・・・修正量演算手段、39・・・空燃比フィード
バック補正量決定手段、40・・・燃料噴射量決定手段
、41・・・出力手段、42・・・燃料噴射装置、43
・・・反転判定手段、44・・・反転周期計測手段、4
5・・・更新幅設定手段。 第6 図 第9 図 Ox ・・・触媒耐久品 第11図 第13図 第15図 !17図 第18囚

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. エンジンの負荷と回転数をそれぞれ検出するセンサと、
    これらの検出値に基づいて基本噴射量を計算する手段と
    、触媒コンバータ前の排気通路に介装され排気空燃比に
    応じた出力をするセンサと、このセンサ出力とあらかじ
    め定めた目標値との比較により空燃比がこの目標値を境
    にして反転したかどうかを判定する手段と、この判定結
    果に応じ空燃比が目標値の近傍へと制御されるように空
    燃比フィードバック制御の基本制御定数を設定する手段
    と、前記触媒コンバータ後の排気通路に介装され排気空
    燃比に応じた出力をする第2のセンサと、このセンサ出
    力に基づいて前記基本制御定数の修正量を演算する手段
    と、この修正量にて前記基本制御定数を修正した値に基
    づいて空燃比のフィードバック補正量を決定する手段と
    、この空燃比フィードバック補正量にて前記基本噴射量
    を補正して燃料噴射量を決定する手段と、この噴射量を
    燃料噴射装置に出力する手段と、前記第2のセンサ出力
    と前記目標値との比較により空燃比がこの目標値を境に
    して反転したかどうかを判定する手段と、この判定結果
    を用いて前記第2のセンサ出力の反転周期を計測する手
    段と、この計測した反転周期が長いと前記修正量演算手
    段にて演算される1演算あたりの更新幅を小さく設定す
    る手段とを設けたことを特徴とするエンジンの空燃比制
    御装置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5419423A (en) * 1992-12-03 1995-05-30 Kabushiki Kaisha Nippon Conlux Paper money processor
US5421443A (en) * 1992-11-05 1995-06-06 Kabushiki Kaisha Nippon Conlux Bill processing unit

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US5421443A (en) * 1992-11-05 1995-06-06 Kabushiki Kaisha Nippon Conlux Bill processing unit
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