JPH0431605A - エンジンのカムシャフト支持装置 - Google Patents

エンジンのカムシャフト支持装置

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JPH0431605A
JPH0431605A JP13668590A JP13668590A JPH0431605A JP H0431605 A JPH0431605 A JP H0431605A JP 13668590 A JP13668590 A JP 13668590A JP 13668590 A JP13668590 A JP 13668590A JP H0431605 A JPH0431605 A JP H0431605A
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intake valve
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exhaust valve
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佐渡 修
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、エンジンのカムシャフト支持装置に関するも
のである。
[従来の技術] 吸気弁用カムシャフトと排気弁用カムシャフトとがシリ
ンダヘッド上に並列配置されるDOHCエンジンは一般
に知られている(例えば、実開昭61−171807号
公報参照)。
例えば、第7図に示すように、従来の吸気2弁・排気2
弁式DOHCエンジンのスイングアームタイプのカムシ
ャフト支持構造においては、シリンダヘッド101の長
平方向(第7図では左右方向)にみて、吸気弁側の軸受
部102が、2つの吸気弁用HLAボス103の間、す
なわち2つの吸気弁用バルブガイド104の間に配置さ
れ、この軸受部+02と、該軸受部102の上面にボル
ト締結されるキャップ(図示せず)とによって吸気弁用
カムシャフト(図示せず)か回転自在に支持されるよう
になっている。同様に、排気弁側の軸受部105が、2
つの排気弁用HLAボス部106の間、すなわち2つの
排気弁用バルブガイド107の間に配置されている。
また、第8図に示すように、従来の吸気2弁・排気2弁
式エンジンのダイレクトタイプのカムシャフト支持構造
においても、シリンダヘッド108の長手方向(第8図
では左右方向)にみて、吸気弁用軸受部109が、2つ
の吸気弁用HLAボス部110の間に配置され、排気弁
用軸受部111が2つの排気弁用HLAボス部112の
間に配置されている。
そして、上記従来のカムシャフト支持構造においては、
一般に、カムシャフトと軸受部との間の摺動抵抗を低減
するために、軸受部の軸線方向の厚みが下部で絞られて
いる。
[発明が解決しようとする課題] しかしながら、上記従来の軸受部においては、軸受部に
供給されるオイルが、軸受部の摺接面の一部にしか行き
渡らず、十分なオイルフィルムが形成されないので、摺
動抵抗がそれほど低減されないといった問題がある。か
つ、軸受部の軸線方向の厚みを絞っているため、カムシ
ャフト高回転時にはPV値が高くなり、軸受部の信頼性
が低下するといった問題がある。
また、極低温下でのエンジン始動運転時にはオイルの潤
滑性能が大幅に低下するため、これを見越してカムシャ
フトと軸受部との間のクリアランスを大きく設定する必
要がある。このため、高回転時にはカムシャフト支持剛
性が低下し、動弁系に異常挙動が発生する場合があると
いった問題がある。
さらに、カムシャフトに曲げ方向の荷重がかかった場合
、カムシャフトには軸受部のほぼ中央部で半径方向に出
っ張るような曲げ変形が生じ、この出っ張り部分が軸受
部の中央部に強く当接するといった、いわゆる片当たり
が発生し、片当たりが発生する部分では軸受部に焼き付
きが生じる場合があるといった問題がある。
これらの問題に対して、軸受部へのオイル供給量を多く
して摺動抵抗の低減を図るといった対応が考えられるが
、このようにするとオイル供給系統が大型化し、エンジ
ンのサイズアップを招くといった問題がある。
本発明は上記従来の問題点に鑑みてなされたしのであっ
て、DOHCエンジンにおいて、軸受部のカムシャフト
支持構造を高めつつ、カムシャフトと軸受部との間の摺
動抵抗を低減することができ、かつカムシャフトの軸受
部への片当たりの発生を防止することができるエンジン
のカムシャフト支持装置を提供することを目的とする。
1課題を解決するための手段] 上記の目的を達するため、請求項1の発明は、2つのカ
ムシャフトを回転自在に支持する複数の軸受部が一体形
成されたカムキャリアをシリンダヘッド上に取付けたエ
ンジンのカムシャフト支持装置であって、各軸受部の下
部に軸受部軸線方向と直交する方向に伸びるスリットを
設けたことを特徴とするエンジンのカムシャフト支持装
置を提供する。
また、請求項2の発明は、上記エンジンのカムシャフト
支持装置において、駆動する動弁の数が多い方のカムシ
ャフトを支持する軸受部に対してスリットの溝幅を狭く
設定する一方、駆動する動弁の数が少ない方のカムシャ
フトを支持する軸受部に対してスリットの溝幅を広く設
定したことを特徴とするエンジンのカムシャフト支持装
置を提供する。
[発明の作用・効果] 請求項1の発明によれば、カムキャリアと一体形成され
た各軸受部にスリットか形成されるので、軸受部の軸線
方向の幅が比較的小さくなり、かつ上記幅が軸受部円周
方向にほぼ均一となるので、軸受部にオイルが行き渡り
やすくなり、軸受部の摺動面のほぼ全域にオイルフィル
ムを形成することができる。したがって、軸受部の潤滑
性能が高められる。また、軸受部のカムシャフトとの摺
接面積が小さくなるので、カムキャリアの全体剛性を確
保しつつ、摺動抵抗を低減することができる。
このため、カムシャフトと軸受部とのクリアランスを小
さく設定することができ、軸受部のカムシャフト支持剛
性を高めることができる。
また、前記したように、カムシャフトにかかる曲げ方向
の荷重によって、カムシャフトに軸受部のほぼ中央部で
出っ張るような曲げ変形が生じても、上記比っ張り部が
スリットにはまるため、出っ張り部が軸受部に当接しな
い。このため、カムキャリアの全体剛性を確保しつつ、
カムシャフトの片当たりを防止することができ、片当た
りに起因する軸受部の焼き付きを防止することができる
さらに、軸受部のオイルの剪断応力が小さくなるので、
オイルの温度上昇を抑制することができる。
請求項2の発明によれば、まずもって請求項1の発明と
同様の作用・効果が得られる。
さらに、駆動する動弁の数が多く、したがって荷重が大
きい方のカムシャフトを支持する軸受部では、スリット
の溝幅を狭くしているので、摺動抵抗を低減しつつカム
シャフト支持剛性を十分に高めることができる。一方、
駆動する動弁の数が少なく、したがって荷重が小さい方
のカムシャフトを支持する軸受部では、スリットの溝幅
を広くしているので、必要なカムシャフト支持剛性を確
保しつつ、摺動抵抗を大幅に低減することができる。
[実施例コ 以下、本発明の実施例を具体的に説明する。
第4図に示すように、吸気3弁・排気2弁式DOHCエ
ンジンENは、第1〜第3吸気弁1〜3が開かれたとき
に、夫々第1〜第3吸気ポート4〜6から燃焼室7内に
混合気を吸入し、この混合気をピストン(図示せず)で
圧縮して点火プラグ8で着火・燃焼させ、第1.第2排
気弁9,10が開かれたときに燃焼ガスを第1.第2排
気ボート11.12に排出するようになっている。
上記第1吸気弁1には、第1吸気ボート4を開閉する弁
体13と、該弁体13を支持するバルブステム14と、
該バルブステム14を軸線方向に摺動自在に支持するバ
ルブガイド15と、バルブステム14とバルブガイド1
5とのクリアランス部をシールするバルブステムシール
16と、コツタ17を介してバルブステム14の上端部
に連結されるアッパシート18と、アッパシート18を
介してバルブステム14を常時閉弁方向(上向き)に付
勢するバルブスプリング19とが設けられている。そし
て、バルブステム14の上端部は、スイングアーム21
を介して吸気弁用カム22と係合し、第1吸気弁1は吸
気弁用カム22によって所定のタイミングで開閉される
ようになっている。
ここで、スイングアーム21は吸気弁用HLA23(ハ
イドロ・ラッシュ・アジャスタ)に連結されている。こ
の吸気弁用HLA23は、シリンダヘッドH内に形成さ
れた吸気弁側第1HLAオイル供給通路24を通して供
給されるオイルの圧力によって、プランジャ25を介し
てスイングアーム21と係合し、バルブステム14とス
イングアーム21との間にクリアランスが生じるのを防
止するようになっている。なお、図示していないが、第
2゜第3吸気弁2,3も、実質的に第1吸気弁1と同一
の構成となっている。
第1吸気弁1と同様に、第1排気弁9にも、弁体26と
、バルブステム27と、バルブガイド28と、バルブス
テムシール29と、コノ930(!:、アノハシ−1−
31と、バルブスプリング32とか設けられている。ま
た、バルブステム27の上端部は、スイングアーム34
を介して排気弁用カム35と係合し、第1排気弁9は排
気弁用カム35によって所定のタイミングで開閉される
ようになっている。なお、スイングアーム34はプラン
ジャ38を備えた排気弁用HLA36に連結され、この
排気弁用HLA36に、排気弁側HLAオイル供給通路
37を通してオイルが供給されるようになっている。図
示していないが、第2排気弁10も実質的に第1排気弁
9と同一の構成となっている。
複数の吸気弁用カム22(1つのみ図示)は吸気弁用カ
ムシャフト41に取り付けられ、吸気弁用カムシャフト
41は、シリンタヘノドHの上面に取り付けられた、後
で説明するカムキャリア43とカバ一部材44(第5図
参照)とによって回転自在に支持されている。また、複
数の排気弁用カム35(1つのみ図示)は排気弁用カム
シャフト45に取り付けられ、排気弁用カムシャフト4
5は、カムキャリア43とカバ一部材44(第5図参照
)とによって回転自在に支持されている。
以下、両カムシャフト41.45の駆動機構について説
明する。
第5図に示すように、吸気弁用カムシャフト41は、シ
リンダヘッドHの長手方向(第5図では左右方向)に伸
長して配置され、カムキャリア43に形成された複数の
吸気弁側軸受部46(1つのみ図示)と、カバ一部材4
4に形成された吸気弁側端部軸受部47とによって回転
自在に支持されている。一方、排気弁用カムシャフト4
5は、シリンダヘッドH上で吸気弁用カムシャフト41
と平行に配置され、カムキャリア43に形成された複数
の排気弁側軸受部48(1つのみ図示)と、カバ一部材
44に形成された排気弁側端部軸受部49とによって回
転自在に支持されている。
そして、吸気弁用カムシャフト41のフロント端部(第
5図では左側端部)には、取付ボルト51を用いてタイ
ミングプーリ52が取り付けられ、このタイミングプー
リ52とクランクプーリ(図示せず)との間にはタイミ
ングベルト(図示せず)が巻きかけられ、吸気弁用カム
シャフト41がクランク軸(図示せず)によって直接的
に、エンジン回転数の1/2の回転数で同期回転駆動さ
れるようになっている。なお、タイミングプーリ52を
カバーするためにプーリカバー53が設けられている。
タイミングプーリ52よりややリヤ側(第5図では右側
)において、吸気弁用カムシャフト41には吸気弁側カ
ム間ギヤ54が設けられている。
一方、排気弁用カムシャフト45には、吸気弁側カム間
ギヤ54と噛み合う排気弁側カム間ギヤ55が設けられ
ている。ここにおいて、′両カム間ギヤ54.55は、
後で説明するように、カバ一部材44と、カムキャリア
43のフロント端部にこれと一体形成されたギヤカバ一
部57と、シリンダヘッドHの上部に形成された溝部5
8(第6図参照)とによって画成されるカム間ギヤ収容
部59内に配置されている。そして、排気弁用カムシャ
フト45は、両カム間キヤ54.55を介して吸気弁用
カムンヤフト41によって回転駆動されるようになって
いる。なお、パックラッンユを防止するために、排気弁
用カムンヤフト45にはフリク/ヨンギャ61が設けら
れている。
吸気弁用カムシャフト41は、カム間キヤ収容部59内
のギヤ支持部62では、これよりフロント側の部分より
も径が大きく設定されている。このため、ギヤ支持部6
2のフロント端面が、カバ一部材44のリヤ側法がり面
に摺接し、これによって吸気弁用カムシャフト41のフ
ロント方向への変位か規制されるようになっている。つ
まり、カバ一部材44のリヤ側法がり面のギヤ支持部6
2との摺接部が、吸気弁側フロントスラスト受部63を
形成している。また、ギヤ支持部62のすぐリヤ側には
、ギヤ支持部62よりやや大径の吸気弁側スラストプレ
ート64が設けられ、この吸気弁側スラストプレート6
4のリヤ端面は、ギヤカバ一部57(カムキャリア43
)のフロント側広かり面に摺接し、これによって吸気弁
用カムシャフト41のリヤ方向への変位が規制されるよ
うになっている。つまり、ギヤカバ一部57のフロント
側広かり面の吸気弁側スラストプレート64との摺接部
が、吸気弁側リヤスラスト受部65を形成している。そ
して、この吸気弁側リヤスラスト受部65のすくリヤ側
にこれと隣接して吸気弁側軸受部46か設けられている
。換言すれば、上記吸気弁側軸受部46のフロント端面
が吸気弁側リヤスラスト受部65を形成している。
排気弁側カム間ギヤ55のすぐフロント側において、排
気弁用カムシャフト45にロックナツト66が取り付け
られ、このロックナツト66のフロント端面は、カバ一
部材44に取り付けられたスラストワッシャ67のリヤ
端面と摺接し、これによって排気弁用カムシャフト45
のフロント方向への変位が規制されるようになっている
。つまり、スラストワッシャ67は排気弁用カムシャフ
ト45のフロント方向へのスラスト受部として機能して
いる。また、吸気弁用カムシャフト41と同様に、排気
弁用カムシャフト45にも排気弁側スラストプレート6
8が設けられ、排気弁用カムシャフト45のリヤ方向へ
の変位が規制されるようになっており、ギヤカバ一部5
7のフロント側法がり面の排気弁側スラストプレート6
8との摺接部が、排気弁側リヤスラスト受部69を形成
している。
なお、排気弁用カムシャフト45の前方においてカバ一
部材44に、めねじが切られた中空部70が形成された
ブラインドプラグボス部71が設けられ、中空部70に
はブラインドプラグ72がねじ込まれている。
以下、上記カムシャフト駆動機構を支持するカムキャリ
ア43とカバ一部材44の構造について説明する。
第6図に示すように、シリンダヘッドHの上面には、カ
ム間ギヤ54.55(第5図参照)の下部を収容する溝
部58が設けられている。また、各気筒毎に、第1.第
2吸気弁用HLAポス部74゜75、第3吸気弁用HL
Aポス部76、第1.第2排気弁用HLAボス部77.
78、プラグホール79、第1〜第3吸気弁用バルブス
テムホール80〜82、第1.第2排気弁用バルブステ
ムホール83,84、カムキャリア43をシリンダヘッ
ドHに取り付けるためのカムキャリア用ボルト穴85、
カバ一部材44をシリンダヘッドHに取り付けるための
カバ一部材用ボルト穴86、シリンダヘッドHをシリン
ダブロック(図示せず)に取り付けるためのヘッドボル
ト穴87等が形成されている。
前記したとおり、シリンダヘッドHの上面には、カムキ
ャリア43とカバ一部材44とが取り付けられている。
そして、カムキャリア43には、複数の吸気弁側軸受部
46と排気弁側軸受部48とが一体形成されている。こ
こで、吸気弁側軸受部46と排気弁側軸受部48とは、
夫々、シリンダヘッド長手方向にみて、第1気筒#1よ
りややフロント側となる位置と、第1気筒#1と第2気
筒#2の中間位置と、第2気筒#2と第3気筒#3の中
間位置と、第3気筒#3よりややリヤ側となる位置とに
配置されている。
第1図〜第3図に示すように、カムキャリア43の前端
部には、両カム間キヤ54.55(第5図参照)ヲカバ
ーするためのギヤケース部57か形成されている。そし
て、ギヤケース部57のフロント側にはこれと隣接して
、カム間キャ54,55(第5図参照)をカバーすると
ともに、両カムシャフト41.45(第5図参照)のフ
ロント端部を支持するカバ一部材44が配置されている
。このカバ一部材44のリヤ端部は、ギヤケース部57
と対応する形状に形成され、力/<一部材44とギヤケ
ース部57(カムキャリア43)とは、周縁部近傍でシ
リンダヘッド長手方向にボルト締結されている。ここに
おいて、カバ一部材44とギヤケース部57と溝部58
(第6図参照)とによってカム間ギヤ収容部59が形成
され、このカム間ギヤ収容部59内にカム間ギヤ54.
55(第5図参照)が収容されるようになっている。
ところで、カムキャリア43の長手方向(第1図〜第3
図では左右方向)にみて、各吸気弁側軸受部46の中央
部において、吸気弁側軸受部46の下部には溝幅が比較
的狭く設定された吸気弁側スリット90が形成されてい
る。このように、吸気弁側スリット90か形成されてい
るので、吸気弁側軸受部46の摺接面積を低減すること
ができ、摺動抵抗を低減することかできる。また、前記
したように、吸気弁側軸受部46の摺動面のほぼ全域に
オイルフィルムを形成することかできるので、潤滑性能
を高めることかできる。なお、潤滑性能が高められるの
で、吸気弁用カムシャフト41(第5図参照)と吸気弁
側軸受部46との間のクリアランスが比較的小さく設定
されている。
前記したとおり、吸気弁用カムンヤフト41(第5図参
照)には、吸気弁側軸受部46の中央部でカムシャフト
半径方向に最も出っ張るような曲げ変形が生じるか、こ
の出っ張り部は吸気弁側スリット90にはまるので、出
っ張り部と吸気弁側軸受部46とが当接しない。このた
め、吸気弁用カムシャフト41と吸気弁側軸受部46と
の片当たりが発生せず、片当たりに起因する焼き付きの
発生を防止することができる。
また、前記したように、シリンダヘッド長手方向にみて
、吸気弁側軸受部46か、第1気筒#1(第6図参照)
のフロント側、各気筒間(ボア間)、あるいは第3気筒
#3(第6図参照)のリヤ側に配置されているので、吸
気弁側軸受部46から流出するオイルが動弁機構に当た
らずにシリンダヘッドH(第6図参照)上に流下する。
このため、オイルミストの発生を防止することができる
。なお、このようにシリンダへラドH(第6図参照)上
に流下するオイルを、ざらに動弁機構の潤滑に利用する
ようにすれば、動弁機構の潤滑性を高めることができる
ので、動弁機構に、高い潤滑性能が要求される新素材(
アルミ、チタン、セラミック等)を容易に利用すること
ができるようになり、またナトリウム封入バルブの採用
も容易となる。
ここで、吸気弁側カムシャフト41は、排気弁側カムシ
ャフト45より多くの動弁を駆動するので、吸気弁側カ
ムシャフト41には大きな荷重かかかる。このため、吸
気弁用カムシャフト41の支持剛性を高める必要がある
ので、吸気弁側スリット90の溝幅を比較的狭(設定し
、吸気弁用カムンヤフト41の支持剛性を高めつつ摺動
抵抗の低減を図るようにしている。
一方、カムキャリア43の長手方向にみて、各排気弁側
軸受部48の中央部において、排気弁側軸受部48の下
部には溝幅が比較的広く設定された排気弁側スリット9
1が形成されている。このように、排気弁側スリット9
1の溝幅か広く設定されているので、排気弁用カムシャ
フト45と排気弁側軸受部48との摺動抵抗を大幅に低
減することができる。なお、排気弁用カムシャフト45
は、駆動する動弁の数が少ないので、排気弁側スリット
91の溝幅を広くしても、排気弁用カムシャフト45の
支持剛性は十分に確保される。
【図面の簡単な説明】 第1図は、本発明にかかるカムシャフト支持装置に設け
られる、カムキャリアとカバ一部材の吸気弁側の縦断面
説明図であり、第2図のA−A断面を示している。 第2図は、第1図に示すカムキャリアとカバー部材の平
面説明図である。 第3図は、第2図に示すカムキャリアとカバー部材のC
−C線断面説明図である。 第4図は、本発明にかかるカムシャフト支持装置を備え
たDOHCエンジンの縦断面説明図である。 第5図は、第4図に示すエンジンのB−B線断面説明図
である。 第6図は、第4図に示すエンジンのシリンダヘッドの平
面説明図である。 第7図は、スイングアームタイプのカムシャフト支持装
置を備えた、従来のDOHCエンジンのシリンダヘッド
の平面説明図である。 第8図は、ダイレクトタイプのカムシャフト支持装置を
備えた、従来のDOHCエンジンのシリンダヘッドの平
面説明図である。 EN・・エンジン、H・・・シリンダヘッド、1〜3・
・第1〜第3吸気弁、9,10・・・第1.第2排気弁
、41・吸気弁用カムシャフト、43・・・カムキャリ
ア、44・・・カバ一部材、45・・・排気弁用カムシ
ャフト、46・・吸気弁側軸受部、47・・・吸気弁側
端部軸受部、48 ・排気弁側軸受部、49・・排気弁
側端部軸受部、57・・ギヤカバ一部、9o 吸気弁側
スリット、91・・・排気弁側スリット。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)2つのカムシャフトを回転自在に支持する複数の
    軸受部が一体形成されたカムキャリアをシリンダヘッド
    上に取付けたエンジンのカムシャフト支持装置であって
    、 各軸受部の下部に軸受部軸線方向と直交する方向に伸び
    るスリットを設けたことを特徴とするエンジンのカムシ
    ャフト支持装置。
  2. (2)請求項1に記載されたエンジンのカムシャフト支
    持装置において、 駆動する動弁の数が多い方のカムシャフトを支持する軸
    受部に対してスリットの溝幅を狭く設定する一方、駆動
    する動弁の数が少ない方のカムシャフトを支持する軸受
    部に対してスリットの溝幅を広く設定したことを特徴と
    するエンジンのカムシャフト支持装置。
JP2136685A 1990-05-24 1990-05-25 エンジンのカムシャフト支持装置 Expired - Lifetime JP2839647B2 (ja)

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