JPH04315809A - 回転磁気ヘッドを用いたデジタル・テープレコーダ - Google Patents

回転磁気ヘッドを用いたデジタル・テープレコーダ

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JPH04315809A
JPH04315809A JP10982291A JP10982291A JPH04315809A JP H04315809 A JPH04315809 A JP H04315809A JP 10982291 A JP10982291 A JP 10982291A JP 10982291 A JP10982291 A JP 10982291A JP H04315809 A JPH04315809 A JP H04315809A
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Japan
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rotating
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JP10982291A
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Susumu Suzuki
進 鈴木
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Victor Company of Japan Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は回転磁気ヘッドを用いた
デジタルテープレコーダ、特に、回転磁気ヘッドを用い
た小型なデジタルテープレコーダープダに関する。
【0002】
【従来の技術】磁気テープに対する情報信号の記録再生
をデジタル・データで行なうようにした回転磁気ヘッド
を用いたデジタル・テープレコーダの代表例としては、
ロータリー・デジタル・オーディオ・テープ・レコーダ
(R−DAT)を挙げることができる。そして、前記し
たR−DATについては日本電子機械工業会(EIAJ
)の規格として、テープフォーマット、信号構成、その
他の必要な諸特性が定められているが、推奨シリンダ仕
様値としては回転ドラムの直径…30mm、回転ドラム
の回転数…■2000rpm(■1000rpm)、回
転磁気ヘッドと磁気テープとの相対速度…■3.133
m/s(■1.567m/s)、ドラムに対する磁気テ
ープの有効巻付角…90度のように定められている。
【0003】ところで、前記したRーDATは、もとも
とオーディオ信号をデジタル・データとして記録再生す
ることを目的として作られたものであるが、このRーD
ATをオーディオ信号以外のデジタル・データの記録再
生のためのデータ・レコーダとして用いる場合には、デ
ジタル・データの記録もれ等が生じてはならないから、
記録直後の記録跡の記録状態を再生して確認することが
行なわれる。図10は推奨シリンダ仕様値として既述し
た直径が30mmの回転ドラムDrを毎分2000回転
で回転させ、回転磁気ヘッドDrと磁気テープTとの相
対速度が例えば3.133m/sとなるようにして走行
させる磁気テープTを、回転ドラムDrに対する磁気テ
ープの有効巻付角が中心角で90度となるようにして構
成されている従来のRーDATをデータ・レコーダとし
て使用する際に、回転ドラムDrにおける180度対称
の位置に取付けられている記録用回転磁気ヘッドHa,
Hbで記録された記録跡の記録内容を記録直後に再生し
て確認できるようにするための再生用回転磁気ヘッドH
ap,Hbpを、前記した2個の記録用磁気ヘッドHa
,Hbを結ぶ直線の垂直2等分線上に設けた回転ドラム
付近の構成態様を例示している平面図であり、この図1
0中における1,2は傾斜ガイド(スラントポール)で
ある。前記した記録用回転磁気ヘッドHa,Hbは互に
異なる磁気空隙アジマス角を有するものとなされており
、また、再生用回転磁気ヘッドHapは前記した記録用
回転磁気ヘッドHaと同一の磁気空隙アジマス角を有す
るものとなされ、再生用回転磁気ヘッドHbpは前記し
た記録用回転磁気ヘッドHbと同一の磁気空隙アジマス
角を有するものとなされている。
【0004】図10に示されている回転ドラムDrが図
中の矢印A方向に回転し、また、前記した回転ドラムD
rに中心角で90度の範囲に巻回されている磁気テープ
Tが図中の矢印B方向に走行している状態で、2個の記
録用回転磁気ヘッドHa,Hbに対して順次交互に記録
の対象にされているデジタル・データが供給されると、
前記の磁気テープTには図11に例示されているような
順次の記録跡Tra,Trbが記録形成されて行くが、
ある記録用回転磁気ヘッド(図11では記録用回転磁気
ヘッドHbであるとして示されている)が1本の記録跡
(図11では記録跡Trbであるとして示されている)
を記録形成し終った時点に、前記の記録用回転磁気ヘッ
ドと同一の磁気空隙アジマス角を有する再生用回転磁気
ヘッド(図11では再生用回転磁気ヘッドHbrである
として示されている)がその記録跡の始点から再生動作
を開始する。前記した図10に示されている2個の記録
用回転磁気ヘッドHa,Hbには、記録増幅器から記録
の対象にされているデジタル・データが切換スイッチと
ロータリートランスとを介して順次交互に供給され、ま
た、前記した2個の再生用回転磁気ヘッドHap,Hb
pによって再生されたデジタル・データは、ロータリー
トランスと切換スイッチとを介して順次交互に再生増幅
器に供給される。図12は記録の対象にされているデジ
タル・データの記録が前記した2個の記録用回転磁気ヘ
ッドHa,Hbによって行なわれている記録動作期間と
、前記した2個の記録用回転磁気ヘッドHa,Hbによ
って記録された記録跡の記録内容を再生する2個の再生
用回転磁気ヘッドHap,Hbpによって行なわれてい
る再生動作期間とを示している図である。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】図10乃至図12を参
照して行なわれて来た回転磁気ヘッドを用いたデジタル
・テープレコーダについてのこれまでの説明は、直径が
30mmの回転ドラムDrを毎分2000回転で回転さ
せるとともに、回転磁気ヘッドDrと磁気テープTとの
相対速度が例えば3.133m/sとなるようにして走
行させた磁気テープTを、回転ドラムDrに対する磁気
テープの有効巻付角が中心角で90度となるようにして
構成している推奨シリンダ仕様値の従来のRーDAT及
び、それをデータ・レコーダとして使用した場合の構成
及び動作であったが、回転磁気ヘッドを用いたデジタル
・テープレコーダとして小型化されたものが望まれるよ
うになったのにつれて、既述のように直径が30mmの
回転ドラムよりも小径の回転ドラムを用いたRーDAT
も各種提案されるようになり、その一つとして毎分20
00回転で駆動回転される直径が20mmの回転ドラム
を用いたRーDATも提案されている。ところで、回転
ドラムとして直径が20mmのものを用いたRーDAT
をオーディオ信号以外のデジタル・データの記録再生の
ためのデータ・レコーダとして用いる場合にも、記録直
後の記録跡を再生して記録内容を確認することが望まれ
るので、記録直後の記録跡の記録内容を再生するための
再生用回転磁気ヘッドを設けて前記した記録内容の確認
動作を行なうようにされるが、その際に前記した記録内
容の確認動作を容易に行なうことができるようにするこ
とが求められた。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は第1の磁気空隙
アジマス角を有する記録用回転磁気ヘッドと第2の磁気
空隙アジマス角を有する記録用回転磁気ヘッドとを近接
配置した記録用回転磁気ヘッド構体と、第1の磁気空隙
アジマス角を有する再生用回転磁気ヘッドと第2の磁気
空隙アジマス角を有する再生用回転磁気ヘッドとを近接
配置した再生用回転磁気ヘッド構体とが180度対称の
位置に取付けられている直径が20mmの回転ドラムを
毎分4000回転で駆動回転させる手段と、中心角で1
35度の巻付角で回転ドラムに巻付けられていて所定の
移送速度で移送されている磁気テープに、毎分2000
回転で駆動回転されている状態の直径が20mmの回転
ドラムの180度対称の位置に取付けられた各回転磁気
ヘッドによって磁気テープに記録形成される記録跡の延
長方向と磁気テープの基準縁とのなす角をθsとしたと
きに、毎分4000回転で駆動回転されている直径が2
0mmの回転ドラムに、中心角で135度の有効巻付角
となるように巻付けられていて所定の移送速度で移送さ
れる磁気テープに前記した第1,第2の回転磁気ヘッド
構体の回転磁気ヘッドによって記録形成される記録跡の
延長方向と磁気テープの基準縁との間のなす角がθsと
なるように回転ドラムの周面における磁気テープの基準
縁の進行方向を規制する手段と、記録用回転磁気ヘッド
構体における各記録用回転磁気ヘッドによって記録形成
された記録跡を、再生用回転磁気ヘッド構体における対
応する各再生用回転磁気ヘッドによって再生する手段と
を備えてなる回転磁気ヘッドを用いたデジタル・テープ
レコーダを提供する。
【0007】
【作用】第1の磁気空隙アジマス角を有する記録用回転
磁気ヘッドHaと第2の磁気空隙アジマス角を有する記
録用回転磁気ヘッドHbとを近接配置した記録用回転磁
気ヘッド構体Hrと、第1の磁気空隙アジマス角を有す
る再生用回転磁気ヘッドHapと第2の磁気空隙アジマ
ス角を有する再生用回転磁気ヘッドHbpとを近接配置
した再生用回転磁気ヘッド構体Hpとが180度対称の
位置に取付けられている直径が20mmの回転ドラムD
rを毎分4000回転で駆動回転させる。中心角で13
5度の巻付角で回転ドラムに巻付けられていて所定の移
送速度で移送されている磁気テープTに、毎分2000
回転で駆動回転されている状態の直径が20mmの回転
ドラムの180度対称の位置に取付けられた各回転磁気
ヘッドによって磁気テープに記録形成される記録跡の延
長方向と磁気テープの基準縁とのなす角をθsとしたと
きに、前記のように毎分4000回転で駆動回転されて
いる直径が20mmの回転ドラムDrに、中心角で13
5度の有効巻付角となるように巻付けられていて所定の
移送速度で移送される磁気テープTに前記した第1,第
2の回転磁気ヘッド構体Hr,Hpの回転磁気ヘッドに
よって記録形成される記録跡の延長方向と磁気テープの
基準縁との間のなす角がθsとなるように回転ドラムD
rの周面における磁気テープの基準縁の進行方向を固定
ドラムのテープ案内面によって規制する。記録用回転磁
気ヘッド構体Hrにおける各記録用回転磁気ヘッドHa
,Hbによって記録形成された記録跡Tra,Trbを
、再生用回転磁気ヘッド構体Hpにおける対応する各再
生用回転磁気ヘッドHap,Hbpによって再生する。
【0008】
【実施例】以下、添付図面を参照して本発明の回転磁気
ヘッドを用いたデジタル・テープレコーダの具体的な内
容について詳細に説明する。図1は本発明の回転磁気ヘ
ッドを用いたデジタル・テープレコーダの概略構成を示
すブロック図、図2は図1中に示されている回転ドラム
における回転磁気ヘッドの配置を説明するための回転ド
ラム付近の平面図、図3は2つの回転磁気ヘッド構体の
一例構成を示す斜視図、図4は回転ドラムに取付けられ
た各回転磁気ヘッドとロータリートランスとの接続関係
及び各回転磁気ヘッドと関連回路との間の信号伝送系を
示すブロック図、図5は各回転磁気ヘッドの動作状態を
説明するためのタイミングチャート、図6は磁気テープ
に記録形成された記録跡パターン(トラックパターン)
と回転磁気ヘッドとの位置関係を説明するための平面図
、図7は回転磁気ヘッドの回転速度の違いによる磁気テ
ープ上のトラック角の相違を説明するための記録跡パタ
ーンを示す平面図、図8及び図9は回転磁気ヘッドの回
転速度の違いによっても磁気テープ上に同一のトラック
角の記録跡パターンが形成されるようにするための固定
ドラムの案内面を説明するための図である。
【0009】図1においてDrは回転ドラムであり、こ
の回転ドラムDrは直径が20mmであり、この回転ド
ラムDrには傾斜ガイド(スラントポール)1,2を介
して磁気テープが中心角で135度の有効巻付角となる
ように巻回された状態で走行できるようになされており
、回転ドラムDrには180度対称の位置に記録用回転
磁気ヘッド構体Hrと再生用回転磁気ヘッド構体Hpと
が取付けられている。前記した記録用回転磁気ヘッド構
体Hrは第1の磁気空隙アジマス角を有する記録用回転
磁気ヘッドHaと第2の磁気空隙アジマス角を有する記
録用回転磁気ヘッドHbとが近接配置されて構成されて
おり、また、再生用回転磁気ヘッド構体Hpは第1の磁
気空隙アジマス角を有する再生用回転磁気ヘッドHap
と第2の磁気空隙アジマス角を有する再生用回転磁気ヘ
ッドHbpとが近接配置されて構成されている。前記し
た記録用回転磁気ヘッド構体Hrと、再生用回転磁気ヘ
ッド構体Hpとは、例えば図3に例示されているように
所謂ダブルアジマスヘッドとして構成されているものが
使用できる。図3中の23は取付基板である。
【0010】ところで直径が30mmの回転ドラムより
も小径の直径が20mmの回転ドラムを用いた既提案の
RーDATとして、2個の回転磁気ヘッドが180度対
称の位置に取付けられている回転ドラムを毎分2000
回転で駆動回転させ、また回転ドラムに中心角で135
度の巻付角で磁気テープを巻付けた状態で、記録再生動
作が行なわれる場合には、毎分2000回転で回転して
いる回転ドラムが360度の回転を行なう間に、2つの
回転磁気ヘッドHa,Hbは図5の(a)に枠Ha,H
bでそれぞれ示されている期間に記録再生動作を行なう
が、本発明の回転磁気ヘッドを用いたデジタル・テープ
レコーダでは、前記のように毎分4000回転で駆動回
転される回転ドラムDrの180度対称の位置に取付け
られた記録用回転磁気ヘッド構体Hrにおける2個の記
録用回転磁気ヘッドHa,Hbと再生用回転磁気ヘッド
構体Hpにおける2個の再生用回転磁気ヘッドHap,
Hbpとが、図5の(b)に枠Ha,Hap,Hb,H
bpでそれぞれ示されている期間に記録再生動作が行な
われるが、本発明の回転磁気ヘッドを用いたデジタル・
テープレコーダにおける回転ドラムDrの回転数は、既
提案の回転ドラムの回転数(毎分2000回転)の2倍
となされているから、本発明の回転磁気ヘッドを用いた
デジタル・テープレコーダにおける回転ドラムDrは、
前記した既提案のデジタル・テープレコーダにおける回
転ドラムDrが1回転する時間中に2回転して、その時
間中に記録用回転磁気ヘッドHaによる記録動作と、再
生用回転磁気ヘッドHapによる再生動作と、記録用回
転磁気ヘッドHbによる記録動作と、再生用回転磁気ヘ
ッドHbpによる再生動作とを行なうことができる。
【0011】ところで前記のように直径が20mmの回
転ドラムを毎分2000回転させている既提案の回転磁
気ヘッドを用いたデジタル・テープレコーダによって磁
気テープに記録形成される記録跡パターンと、直径が2
0mmの回転ドラムを毎分4000回転させている本発
明の回転磁気ヘッドを用いたデジタル・テープレコーダ
によって磁気テープに記録形成される記録跡パターンと
は、前記した両者の装置における磁気テープTと回転磁
気ヘッドとの相対線速度が相違しているために当然のこ
とながら互に異なるものとなるから、前記の両者の装置
によってデジタル・データが記録された記録済み磁気テ
ープ間には互換性が無いことになる。図7に示されてい
る記録跡パターンにおける実線図示の記録跡は、前記し
た既提案の回転磁気ヘッドを用いたデジタル・テープレ
コーダによって磁気テープに記録形成される記録跡パタ
ーンを例示したものであり、前記の実線図示の記録跡の
延長方向と磁気テープTの基準縁Teとのなす角がθs
となされている。また図7中で破線で示してある記録跡
は、前記した既提案の回転磁気ヘッドを用いたデジタル
・テープレコーダによって磁気テープに記録形成される
記録跡パターンを例示したものであり、この破線で示し
てある記録跡の延長する方向と前記した実線図示の記録
跡の延長する方向とは図中のΔθだけの角度差を有して
いる。それで、本発明の回転磁気ヘッドを用いたデジタ
ル・テープレコーダでは、前記した直径が20mmの回
転ドラムを毎分2000回転させている既提案の回転磁
気ヘッドを用いたデジタル・テープレコーダによって磁
気テープに記録形成される記録跡パターンと同様な記録
跡パターンが磁気テープTに記録形成されるように、回
転ドラムDrと対をなして使用される固定ドラムDfに
設けられる磁気テープの基準縁の案内部の傾斜角を特定
な角度に設定するようにしている。
【0012】すなわち中心角で135度の巻付角で回転
ドラムに巻付けられていて所定の移送速度で移送されて
いる磁気テープに、毎分2000回転で駆動回転されて
いる状態の直径が20mmの回転ドラムの180度対称
の位置に取付けられた各回転磁気ヘッドによって磁気テ
ープに記録跡を記録形成させるようにしている既提案の
回転磁気ヘッドを用いたデジタル・テープレコーダによ
って磁気テープに記録される記録跡の延長方向と磁気テ
ープの基準縁Teとのなす角をθsとしたときに、本発
明の回転磁気ヘッドを用いたデジタル・テープレコーダ
における毎分4000回転で駆動回転されている直径が
20mmの回転ドラムに、中心角で135度の有効巻付
角となるように巻付けられていて所定の移送速度で移送
される磁気テープに、前記した第1,第2の回転磁気ヘ
ッド構体の回転磁気ヘッドによって記録形成される記録
跡の延長方向と磁気テープの基準縁Teとの間のなす角
が前記した角度θsとなるように、回転ドラムの周面に
おける磁気テープの基準縁Teの進行方向を規制できる
案内面を固定ドラムDfに設けるのである。図8及び図
9は固定ドラムDfに設けられる案内面が、既提案装置
と本発明装置とにおいて異なることを示している図であ
って、図8におけるGsは既提案装置における固定ドラ
ムDfに形成される磁気テープTの基準縁Teの案内面
の位置であり、また、図8におけるGnは本発明装置に
おける固定ドラムDfに形成される磁気テープTの基準
縁Teの案内面の位置である。また、図9中に示してあ
る2つの角度θ2000,θ4000は、既提案装置に
おける固定ドラムDfに形成される磁気テープTの基準
縁Teの案内面の角度と、本発明装置における固定ドラ
ムDfに形成される磁気テープTの基準縁Teの案内面
の角度とが、互に相違することを説明するための図であ
って、添字の2000と4000とは回転ドラムの回転
速度を示している。
【0013】本発明の回転磁気ヘッドを用いたデジタル
・テープレコーダにおいて、記録再生動作時に前記した
直径が20mmの回転ドラムDrは、図中の矢印A方向
に毎分4000回転され、また、回転ドラムDrに対し
て中心角で135度の有効巻付角を示すような態様で巻
付けられている磁気テープTが、図中の矢印B方向に所
定の移送速度で移送されることにより、磁気テープTに
は記録用回転磁気ヘッド構体Hrにおける2個の記録用
回転磁気ヘッドHa,Hbによって図6中に示されてい
るような記録跡Trb1,Tra2,Trb2,Tra
3…が順次交互に記録形成される。図示の例では前記し
た2個の記録用回転磁気ヘッドHa,Hbはトラック幅
が22ミクロンとされており、順次の記録跡が重ね書き
されることにより、磁気テープTには最終的に記録跡間
隔(トラックピッチ)が13.59ミクロンの記録済み
の記録跡がガードバンドレスの状態で形成されることに
なる。本発明の回転磁気ヘッドを用いたデジタル・テー
プレコーダでは、既述のように毎分4000回転で駆動
回転される回転ドラムDrの180度対称の位置に取付
けられた記録用回転磁気ヘッド構体Hrにおける2個の
記録用回転磁気ヘッドHa,Hbと再生用回転磁気ヘッ
ド構体Hpにおける2個の再生用回転磁気ヘッドHap
,Hbpとによって、図5の(b)に枠Ha,Hap,
Hb,Hbpでそれぞれ示されている期間に記録再生動
作が行なわれ、前記のようにして形成された2本の記録
済み記録跡の記録内容が、再生用回転磁気ヘッド構体H
pの再生用回転磁気ヘッドHap(Hbp)で再生され
る。
【0014】図1において回転ドラムDrに取付けられ
ている前記した記録用回転磁気ヘッド構体Hrにおける
記録用回転磁気ヘッドHaの巻線と再生用回転磁気ヘッ
ド構体Hpの再生用回転磁気ヘッドHapとは図4にも
示されているようにロータリートランス25の2次巻線
に並列に接続されており、また、回転ドラムDrに取付
けられている前記した記録用回転磁気ヘッド構体Hrに
おける記録用回転磁気ヘッドHbの巻線と再生用回転磁
気ヘッド構体Hpの再生用回転磁気ヘッドHbpとは図
4にも示されているようにロータリートランス24の2
次巻線に並列に接続されている。そして、前記したロー
タリートランス24の1次巻線は図4にも示されている
ように録再切換スイッチ26の固定接点aと録再切換ス
イッチ3の固定接点bとに接続され、また、前記したロ
ータリートランス25の1次巻線は録再切換スイッチ3
の固定接点aと録再切換スイッチ26の固定接点bとに
接続されている。前記した2つの録再切換スイッチ26
,3における固定接点NCは無接続の固定接点であり、
また、録再切換スイッチ26の可動接点vは記録増幅器
4の出力側に接続されており、さらに録再切換スイッチ
3の可動接点vは再生増幅器6の入力側に接続されてい
る。
【0015】回転ドラムDrがドラムモータによって毎
分4000回転の回転数で図1中の矢印A方向に駆動回
転し、回転ドラムDrに対して中心角で135度にわた
って巻回されている磁気テープTが所定の移送速度で図
1中の矢印B方向に移送されている状態において、録再
切換スイッチ26,3における可動接点vが回転磁気ヘ
ッドDrの回転角度に関して、図5の(b)中に示され
ているような切換えのタイミングで切換えられるように
すると、入力端子5に供給された記録の対象にされてい
る信号が記録増幅器4によって増幅された後に、切換ス
イッチ26及びロータリートランス24(または25)
を介して記録用回転磁気ヘッド構体Hrの記録用回転磁
気ヘッドHa(またはHb)に与えられることにより、
記録用回転磁気ヘッドHa,Hbによって磁気テープT
には図6に例示されているように順次の記録跡Trb1
,Tra1,Tra2,Trb2…が記録形成されるこ
とになる。また、再生用回転磁気ヘッド構体Hpにおけ
る再生用回転磁気ヘッドHap,Hbpの内で、前記の
記録跡の記録形成に用いられた記録用回転磁気ヘッドH
a,Hbと対応する再生用回転磁気ヘッドが、前記した
記録用回転磁気ヘッドHa,Hbで記録された記録跡の
記録内容を記録直後に確認できるように追跡して記録跡
中に記録されている記録情報を再生するという動作を行
なう。
【0016】前記した再生用回転磁気ヘッドHap(H
bp)によって再生された信号は図4中に示されている
ロータリートランス24(または25)と切換スイッチ
3とを介して再生増幅器6に供給され、前記した再生増
幅器6によって増幅された再生信号はイコライザ8と低
域通過濾波器9と帯域通過濾波器10とに供給される。 イコライザ8に供給された再生信号は、フェーズ・ロッ
クド・ループ11を介して信号処理部12に供給されて
そこで所要の信号処理が行なわれた後に、デジタル・ア
ナログ変換器13でアナログ信号に変換されて出力端子
7に出力される。前記した低域通過濾波器9を通過した
信号はDAT信号におけるATF信号として知られてい
る自動トラッキング検出信号(周波数が130KHzの
信号f1と周波数が522KHzの信号f2と周波数が
784KHzの信号f3との3つの信号)の内の周波数
が130KHzの信号f1であり、この信号f1はエン
ベロープ検波回路16によって包絡線検波されてサンプ
ルホールド回路17,18に供給される。また、前記し
た帯域通過濾波器10を通過した信号は、前記した自動
トラッキング検出信号の内の周波数が522KHzの信
号f2と周波数が784KHzの信号f3との2つの信
号であり、帯域通過濾波器10によって抽出された前記
の2つの信号f2,f3は、同期検出及びサンプリング
パルス発生回路19によって、前記した各信号f2,f
3が検出された時間位置にサンプリングパルスを発生し
て、それをサンプルホールド回路17,18に供給する
。前記したサンプルホールド17,18からの出力信号
は減算器20に供給される。減算器20から出力された
トラッキング誤差信号はキャプスタンモータ駆動回路2
1に与えられ、キャプスタンモータ駆動回路21からの
出力信号によって駆動されるキャプスタンモータ22に
よって回転されるキャプスタン14は、それとピンチロ
ーラ15との間に挟着している磁気テープTをトラッキ
ング制御されている状態で移送させる。なお、これまで
の説明においては信号の伝送路中に設けられるロータリ
ー・トランスが複数の回転磁気ヘッドに兼用されるよう
になされていたが、本発明の実施に当っては各回転磁気
ヘッドの個々のものにそれぞれ個別のロータリー・トラ
ンスが用いられるようになされてもよい。また、既提案
装置との互換性を得るための信号処理としては信号の時
間軸の圧縮伸張処理を含む信号処理が行なわれるのであ
る。
【0017】
【発明の効果】以上、詳細に説明したところから明らか
なように本発明の回転磁気ヘッドを用いたデジタル・テ
ープレコーダは、第1の磁気空隙アジマス角を有する記
録用回転磁気ヘッドHaと第2の磁気空隙アジマス角を
有する記録用回転磁気ヘッドHbとを近接配置した記録
用回転磁気ヘッド構体Hrと、第1の磁気空隙アジマス
角を有する再生用回転磁気ヘッドHapと第2の磁気空
隙アジマス角を有する再生用回転磁気ヘッドHbpとを
近接配置した再生用回転磁気ヘッド構体Hpとが180
度対称の位置に取付けられている直径が20mmの回転
ドラムDrを毎分4000回転で駆動回転させ、中心角
で135度の巻付角で回転ドラムに巻付けられていて所
定の移送速度で移送されている磁気テープTに、毎分2
000回転で駆動回転されている状態の直径が20mm
の回転ドラムの180度対称の位置に取付けられた各回
転磁気ヘッドによって磁気テープに記録形成される記録
跡の延長方向と磁気テープの基準縁とのなす角をθsと
したときに、前記のように毎分4000回転で駆動回転
されている直径が20mmの回転ドラムDrに、中心角
で135度の有効巻付角となるように巻付けられていて
所定の移送速度で移送される磁気テープTに前記した第
1,第2の回転磁気ヘッド構体Hr,Hpの回転磁気ヘ
ッドによって記録形成される記録跡の延長方向と磁気テ
ープの基準縁との間のなす角がθsとなるように回転ド
ラムDrの周面における磁気テープの基準縁の進行方向
を固定ドラムのテープ案内面によって規制するようにし
、さらに、記録用回転磁気ヘッド構体Hrにおける各記
録用回転磁気ヘッドHa,Hbによってよって記録形成
された記録跡Tra,Trbを、再生用回転磁気ヘッド
構体Hpにおける対応する各再生用回転磁気ヘッドHa
p,Hbpによって再生するようにしているので、本発
明の回転磁気ヘッドを用いたデジタル・テープレコーダ
では、装置の小型化の実現のために小径の回転ドラムを
用いた場合でも、簡単な構成で記録直後における記録内
容の確認を容易に行なうことができる他、既提案の回転
磁気ヘッドを用いたデジタル・テープレコーダとの互換
性も得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の回転磁気ヘッドを用いたデジタル・テ
ープレコーダの概略構成を示すブロック図である。
【図2】図1中に示されている回転ドラムにおける回転
磁気ヘッドの配置を説明するための回転ドラム付近の平
面図である。
【図3】2つの回転磁気ヘッド構体の一例構成を示す斜
視図である。
【図4】回転ドラムに取付けられた各回転磁気ヘッドと
ロータリートランスとの接続関係及び各回転磁気ヘッド
と関連回路との間の信号伝送系を示すブロック図である
【図5】各回転磁気ヘッドの動作状態を説明するための
タイミングチャートである。
【図6】磁気テープに記録形成された記録跡パターン(
トラックパターン)と回転磁気ヘッドとの位置関係を説
明するための平面図である。
【図7】回転磁気ヘッドの回転速度の違いによる磁気テ
ープ上のトラック角の相違を説明するための記録跡パタ
ーンを示す平面図である。
【図8】回転磁気ヘッドの回転速度の違いによっても磁
気テープ上に同一のトラック角の記録跡パターンが形成
されるようにするための固定ドラムの案内面を説明する
ための図である。
【図9】回転磁気ヘッドの回転速度の違いによっても磁
気テープ上に同一のトラック角の記録跡パターンが形成
されるようにするための固定ドラムの案内面を説明する
ための図である。
【図10】従来装置の回転ドラムにおける回転磁気ヘッ
ドの配置を説明するための回転ドラム部分の平面図であ
る。
【図11】従来装置における磁気テープに記録形成され
た記録跡パターンと回転磁気ヘッドとの位置関係を説明
するための平面図である。
【図12】従来装置の各回転磁気ヘッドの動作状態を説
明するためのタイミングチャートである。
【符号の説明】
Dr…回転ドラム、Hap,Hbp…再生用回転磁気ヘ
ッド、Ha,Hb…記録用磁気ヘッド、Hr…記録用磁
気ヘッド構体、Hp…再生用磁気ヘッド構体、Tra,
Trb…記録跡、1,2…傾斜ガイド(スラントポール
)、3,26…切換スイッチ、4…記録増幅器、6…再
生増幅器、7…出力端子、8…イコライザ、9…低域通
過濾波器、10…帯域通過濾波器、11…フェーズ・ロ
ックド・ループ、12…信号処理部、13…デジタル・
アナログ変換器、14…キャプスタン、15…ピンチロ
ーラ、17,18…サンプルホールド回路、19…同期
検出及びサンプリングパルス発生回路、20…減算器、
21…キャプスタンモータ駆動回路、22…キャプスタ
ンモータ、23…再生用回転磁気ヘッドの支持板、24
,25…ロータリー・トランス、

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  第1の磁気空隙アジマス角を有する記
    録用回転磁気ヘッドと第2の磁気空隙アジマス角を有す
    る記録用回転磁気ヘッドとを近接配置した記録用回転磁
    気ヘッド構体と、第1の磁気空隙アジマス角を有する再
    生用回転磁気ヘッドと第2の磁気空隙アジマス角を有す
    る再生用回転磁気ヘッドとを近接配置した再生用回転磁
    気ヘッド構体とが180度対称の位置に取付けられてい
    る直径が20mmの回転ドラムを毎分4000回転で駆
    動回転させる手段と、中心角で135度の巻付角で回転
    ドラムに巻付けられていて所定の移送速度で移送されて
    いる磁気テープに、毎分2000回転で駆動回転されて
    いる状態の直径が20mmの回転ドラムの180度対称
    の位置に取付けられた各回転磁気ヘッドによって磁気テ
    ープに記録形成される記録跡の延長方向と磁気テープの
    基準縁とのなす角をθsとしたときに、毎分4000回
    転で駆動回転されている直径が20mmの回転ドラムに
    、中心角で135度の有効巻付角となるように巻付けら
    れていて所定の移送速度で移送される磁気テープに前記
    した第1,第2の回転磁気ヘッド構体の回転磁気ヘッド
    によって記録形成される記録跡の延長方向と磁気テープ
    の基準縁との間のなす角がθsとなるように回転ドラム
    の周面における磁気テープの基準縁の進行方向を規制す
    る手段と、記録用回転磁気ヘッド構体における各記録用
    回転磁気ヘッドによって記録形成された記録跡を、再生
    用回転磁気ヘッド構体における対応する各再生用回転磁
    気ヘッドによって再生する手段とを備えてなる回転磁気
    ヘッドを用いたデジタル・テープレコーダ。
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